JP2000255592A - 内袋を容易に分離できる紙袋 - Google Patents

内袋を容易に分離できる紙袋

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JP2000255592A
JP2000255592A JP11100426A JP10042699A JP2000255592A JP 2000255592 A JP2000255592 A JP 2000255592A JP 11100426 A JP11100426 A JP 11100426A JP 10042699 A JP10042699 A JP 10042699A JP 2000255592 A JP2000255592 A JP 2000255592A
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bag
sewing
paper
sewing machine
yarn
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JP11100426A
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English (en)
Inventor
Shigeru Suzukamo
繁 鈴鴨
Yutaka Hosoi
豊 細井
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Oji Packaging Systems Co Ltd
Original Assignee
Oji Packaging Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラフト紙の外袋と合成樹脂フィルムの内袋
を時間をかけずに、きわめて容易に、かつそれぞれ、で
きるだけ異物(その多くは接着剤、特に封緘用ホットメ
ルト接着剤である)が付着しない純粋な状態に分離する
ことができる構造の、合成樹脂フィルムの内袋を有する
紙袋を提供する。 【解決手段】 少なくとも1層のクラフト紙からなる外
筒の中に、1層の合成樹脂フィルムのシームレスチュー
ブの内筒を配置し、口底両端を一直線状に切断し、一方
の端部をミシン縫いして閉鎖し、内容物を充填した後、
他方の端部を同様にミシン縫いして閉鎖するに際し、口
底両端部にクレープテープ及び/又は当て糸あるいは当
て糸に代る紙テープを当てて、一本環縫ミシンで縫製閉
鎖し、かつ縫い糸の縫終り端部をクレープテープ上に貼
着固定した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内袋を容易に分離で
きる紙袋に関し、より詳しくは、資源のリサイクルのた
め、内容物を使い切った段階、あるいは内容物を使うた
め、内容物を密封した内袋を取出すとき、クラフト紙の
外袋と合成樹脂フィルムの内袋をきわめて容易に、かつ
資源としてリサイクルしやすい状態で分離することので
きる構成の紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】吸湿性の内容物を防湿包装するため、あ
るいは内容物を衛生的に取扱うため、クラフト紙の外袋
の中に合成樹脂フィルムの内袋を挿入した紙袋は従来か
ら多く使用されてきた。その中には、例えば粉ミルクの
ように、両端をヒートシールし、内容物を密封したまま
の内袋を外面が汚れている外袋から取出し、衛生的な状
態で開封することを目的とするものもある。このような
目的の紙袋は、例えば特公昭53−31469号、特公
昭56−303号、特公昭59−26536号の各公報
に開示されている。しかし近年、資源のリサイクルを目
的として、クラフト紙の外袋と、合成樹脂フィルムの内
袋を分離して、別々に回収することが望まれるようにな
ったが、上記公報に開示されている紙袋では、合成樹脂
フィルムの内袋の一部がクラフト紙の外袋から分離され
ずに残ったり、又、かなりの量の封緘用の熱可塑性樹脂
(ホットメルト)がクラフト紙に付着していたりして、
両材料がそれぞれ、純粋な状態で分離されて回収される
ことは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる事情に
鑑みなされたもので、その課題はクラフト紙の外袋と合
成樹脂フィルムの内袋を時間をかけずに、きわめて容易
に、かつそれぞれ、できるだけ異物(その多くは接着
剤、特に封緘用ホットメルト接着剤である)が付着しな
い純粋な状態で分離することができる構造の、合成樹脂
フィルムの内袋を有する紙袋を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の紙袋は、少なくとも1層のクラフト紙から
なる外筒の中に、1層の合成樹脂フィルムのシームレス
チューブの内筒を配置し、口底両端を一直線状に切断
し、一方の端部をミシン縫いして閉鎖し、内容物を充填
した後、他方の端部を同様にミシン縫いして閉鎖する紙
袋において、口底両端部にクレープテープ及び/又は当
て糸あるいは当て糸に代る紙テープを当てて、一本環縫
ミシンで縫製閉鎖し、かつ縫い糸の縫終り端部をクレー
プテープ上に貼着固定した構成としたものである。又、
内袋の口底両端部は前記ミシン縫い位置より袋体中央寄
りで袋幅全幅に渉りヒートシールすることにより、内容
物を内袋内に密封する構成としてもよい。前記縫い糸の
縫終り端部を紙片クレープテープ上に貼着固定すること
により、開口用タブを形成したものとすることができ
る。
【0005】又、前記クラフト紙の層からなる外筒は、
ひだ付紙筒であっても、ひだなしの紙筒であってもよ
く、ひだ付紙筒の場合は合成樹脂フィルムのシームレス
チューブの内筒の外面は、外筒の内面に沿い隣接して配
置されることが好ましい。更に、前記合成樹脂フィルム
のシームレスチューブの周囲寸法は、クラフト紙の外筒
の内面の周囲寸法より2〜3%小さく設定することが好
ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の一形態について詳細に説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。
【0007】図1は本発明の実施の一形態の(内容物を
充填した状態の)紙袋の斜視図、図2は図1の紙袋の内
容物充填前の平面図で、両図とも説明の都合上、袋体の
一部を切除して図示されている。図3は袋体の端部の縫
い目に沿う断面図、図4は図1のA−A’線に沿う断面
図、図5は袋の一端部を開口し始めた状態を示す正面
図、図6は外袋から内袋を取出す状態を示す斜視図であ
る。
【0008】図中の符号1は紙筒又は紙袋、1aは口端
部、1bは底端部、1cはひだ部、2は外筒又は外袋、
2aはその外層、2bはその隣接層、2’は外筒又は外
袋のひだ部又はひだの折込線、3は内筒又は内袋、3a
はヒートシール部、3’は内筒又は内袋のひだ部又はひ
だ折込線、4はミシン縫い部、4aはクレープテープ、
4bは当て糸に代る紙テープ、4cは縫い糸、4dはミ
シン穴、4eは(開口用タブとなる)紙片である。
【0009】図1及び図2に示されるように、紙筒1は
2層のクラフト紙層、すなわち、外層2aとその隣接層
2bとからなる外筒2と、それより周囲の寸法が2〜3
%小さい低密度ポリエチレンフィルムのシームレスチュ
ーブの内筒3からなり、外筒2、内筒3とも、それぞれ
ひだ部2’,3’を有するひだ付筒状体で、内筒3は外
筒の紙層2bのひだ部2’を含む内面に沿い、隣接して
配置されている。内筒の周囲の寸法を外筒のそれより2
〜3%小さくした理由は、第1に紙袋1が完成した後、
内容物を使用する段階において、あるいは使用後、内袋
3を外袋2から取出しやすくするためであり、第2の理
由は、紙袋1が荷扱いの際、外部から衝撃を受け、内容
物の重量が紙袋に対し応力として働いたとき、低密度ポ
リエチレンフィルムの内袋が瞬間的に伸び、衝撃を緩和
すると共に、それを超える衝撃は外袋2のクラフト紙層
2a、2bが受け止め、破袋を未然に防ぐためであり、
内袋の低密度ポリエチレンフィルムの2〜3%の伸びは
衝撃がなくなれば、すなわち、紙袋1に応力がかからな
くなれば、元の寸法に戻る範囲である。
【0010】紙筒の口底端部1a,1bは直線に切断さ
れている。先ず、紙筒1の底端部1bにおいて、外筒2
の外側から加熱加圧することで、内筒3の底端部にヒー
トシール部3aが設けられ、その紙筒端縁寄りの位置で
ミシン縫いされて閉鎖され、口端部1は内容物を充填し
た後、底端部1bと同様、ヒートシール(3a)され、
その端縁寄りの位置をミシン縫い(4)されて閉鎖され
る。口底端部1a,1bは常法に従って、クレープテー
プ4a及び当て糸に代る紙テープ4bを当てて、ミシン
縫い(4)する。口底端部において、外筒2と内筒3は
共にミシン縫いされ、内容物を充填された内袋3は外袋
2に固定されるので、両袋が分離されている場合と異な
り、内袋3が荷扱中、外袋内で動いて、外袋2の破損の
原因となることはない。
【0011】前記ミシン縫いは、従来、ごく一般的であ
った二重環縫いミシンではなく、1本環縫いミシンを用
いる。周知の通り、1本環縫いミシンで縫製した縫い目
は、縫い糸の縫い終り端部を引張ると容易にほぐれると
いう利点がある一方、逆に輸送中、ほぐれる恐れがある
という欠点があった。図1及び図2に示すように、縫い
糸4cの縫い終り端部を紙片4eで、クレープテープ4
a上に接着することにより、輸送中、縫い糸4cがほぐ
れるのを防ぐことができる。そして、この紙片4eは開
口用タブとなり、引きはがして、引張れば、図5に示す
ように縫い糸4cをほぐして袋体1の口底端部1a,1
bを手易く開口することができ、内袋3と外袋2は分離
され、図6にしめすように内容物を密封した内袋を取出
すことができる。なお、内容物を充填するパッカー上で
の袋体の開口特性を改善する必要があれば、紙筒の口端
部1aにおいて、内筒3と外筒2(紙層2b)の間に実
質的に水溶性の接着剤で、剥離容易な層間の部分接着を
施すこともできる。
【0012】
【発明の効果】上記のように本発明は、クラフト紙から
なる外筒の中に、合成樹脂フィルムのシームレスチュー
ブの内筒を配置し、口底両端を一直線状に切断し、一方
の端部をミシン縫いにて閉鎖し、内容物を充填した後、
他方の端部を同様にミシン縫いして閉鎖する紙袋におい
て、口底両端部にクレープテープ及び/又は当て糸ある
いは当て糸に代る紙テープを当てて、一本環縫ミシンで
縫製閉鎖し、かつ縫い糸の縫終り端部をクレープテープ
状に貼着固定しているので、内容物を密封した内袋を取
出すとき、外袋と内袋を容易にかつ純粋な状態で分離す
ることのできる構成の紙袋となるという功を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の(内容物を充填した状
態の)紙袋の斜視図。
【図2】図1の紙袋の内容物充填前の平面図。
【図3】図1の紙袋の端部の縫い目に沿う断面図。
【図4】図1の紙袋のA−A線に沿う断面図。
【図5】図1の紙袋の一端部を開口し始めた状態を示す
正面図。
【図6】図1の紙袋の外袋から内袋を取出す状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1:紙筒又は紙袋、1a:口端部、1b:底端部、1
c:ひだ部、2:外筒又は外袋、2a:外層、2b:隣
接層、2’:外筒又は外袋のひだ部又はひだの折込み
線、3:内筒又は内袋、3a:ヒートシール部、3’:
内筒又は内袋のひだ部又はひだ折込線、4:ミシン縫い
部、4a:クレープテープ、4b:当て糸に代る紙テー
プ、4c:縫い糸、4d:ミシン穴、4e:(開口用タ
ブとなる)紙片。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層のクラフト紙からなる外
    筒の中に、1層の合成樹脂フィルムのシームレスチュー
    ブの内筒を配置し、口底両端を一直線状に切断し、一方
    の端部をミシン縫いにて閉鎖し、内容物を充填した後、
    他方の端部を同様にミシン縫いして閉鎖する紙袋におい
    て、口底両端部にクレープテープ及び/又は当て糸ある
    いは当て糸に代る紙テープを当てて、一本環縫ミシンで
    縫製閉鎖し、かつ縫い糸の縫終り端部をクレープテープ
    状に貼着固定してなる紙袋。
  2. 【請求項2】 前記内筒の口底両端部を前記ミシン縫い
    位置より袋体中央寄りに袋幅全幅に渉りヒートシール部
    を設けて内容物を内袋内に密封した請求項1記載の紙
    袋。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100694854B1 (ko) 2005-08-19 2007-03-13 중앙제대 주식회사 봉제타입 포대의 실조각 탈락방지구조
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