JP2000255382A - 土木・建設機械の盗難防止装置 - Google Patents

土木・建設機械の盗難防止装置

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JP2000255382A
JP2000255382A JP6267599A JP6267599A JP2000255382A JP 2000255382 A JP2000255382 A JP 2000255382A JP 6267599 A JP6267599 A JP 6267599A JP 6267599 A JP6267599 A JP 6267599A JP 2000255382 A JP2000255382 A JP 2000255382A
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JP
Japan
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key switch
turned
switching valve
electromagnetic switching
engine
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JP6267599A
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English (en)
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Noriyuki Sakai
紀幸 坂井
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キースイッチのオンだけでエンジンを始動させ
走行を可能にする場合と、暗唱番号を入力しなければエ
ンジンを始動し走行させることができない場合を選択可
能な盗難防止装置を提供する。 【解決手段】キースイッチをオフにして一定時間(t
秒)経過した場合は次回のエンジン始動時に前記キース
イッチをオンにし、かつ前記暗唱番号入力装置に所定の
暗唱番号を入力した場合にのみメインポンプの吐出油供
給回路に設けた電磁開閉弁のソレノイド制御部に通電
し、該電磁切換弁を開状態にし、キースイッチをオフに
して一定時間(t秒)以内にキースイッチをオン・オフ
させた場合は次回のエンジン始動時に前記キースイッチ
のオンだけで前記電磁切換弁のソレノイド制御部に通電
し、該電磁切換弁を開状態にすることにより、走行用油
圧モータへの圧油の供給をオペレータの意思で選択可能
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木・建設機械
の盗難防止装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、土木・建設機械の盗難防止装置とし
ては、エンジンのキースイッチをオンにして暗唱番号を
入力し、その暗唱番号がコントローラの記憶部に記憶さ
れている番号と一致した場合にのみ機械本体の作動を可
能とするものがあった。そして、この暗唱番号を入力す
る手段としてはキーボードのキーを叩いてキーインする
方法や予め暗唱番号を記録した磁気カードを差し込むこ
とにより照合させるものがある。しかし、通常オペレー
タが運転室を離れる場合は危険防止の観点からエンジン
のキースイッチをオフにしてエンジンを停止させるのが
普通である。そのため、再度エンジンを始動して機械本
体の作動を可能とするには、その度にキーイン又は磁気
カードの差し込みにより暗唱番号を入力してやる必要が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジンを停
止させる場合としては、その日の作業を終了しエンジン
を停止させる場合と、未だ作業の途中であるがオペレー
タが運転席を離れるためにエンジンを停止しなければな
らない場合があり、後者の場合はエンジンを始動する度
にキーボードを叩いて暗唱番号をキーインするのは大変
であり、暗唱番号が何桁からもなる場合は暗唱番号の入
力がスムースにいかない場合もある。また、磁気カード
による入力では磁気カードを紛失する場合もあり、エン
ジンを立ち上げて、機械本体を作動させたい場合でも、
機械本体を作動させることができないといった不具合が
あった。また、オペレータの意思で走行用油圧モータに
供給される圧油を遮断できれば土木・建設機械の盗難を
防止できる。
【0004】本発明は上記事実に鑑みなされたものであ
り、その目的はオペレータの意思で暗唱番号を入力する
ことなくキースイッチのオンだけでエンジンを始動させ
走行用油圧モータの駆動により走行を可能にする場合
と、キースイッチをオンにし、かつ暗唱番号を入力しな
ければエンジンを始動し走行用油圧モータの駆動による
走行ができない場合を選択可能な盗難防止装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明ではエンジンと該エンジンにより駆動される
メインポンプと該メインポンプからの圧油により駆動さ
れる走行用油圧モータと該走行用油圧モータに供給され
る圧油の流量を制御する方向切換弁と該方向切換弁のパ
イロット制御部にパイロットポンプのパイロット圧を供
給する主操作部を含む土木・建設機械の油圧回路におい
て、前記メインポンプ又はパイロットポンプの吐出油供
給回路に常時閉で通電時に開状態となる電磁切換弁を設
け、該電磁切換弁のソレノイド制御部とエンジンを始動
・停止するキースイッチと暗唱番号入力装置を夫々コン
トローラに接続し、エンジン停止時にキースイッチをオ
フにして一定時間(t秒)経過した場合は次回のエンジ
ン始動時に前記キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱
番号入力装置に所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前
記電磁切換弁のソレノイド制御部に通電され該電磁切換
弁を開にし、キースイッチをオフにして一定時間(t
秒)以内にキースイッチをオン・オフさせた場合は次回
のエンジン始動時に前記キースイッチのオンだけで前記
電磁切換弁のソレノイド制御部に通電し該電磁切換弁を
開にするようにしたこと、及び、キースイッチをオフに
して一定時間(t秒)経過した場合であって次回のエン
ジン始動時に前記キースイッチのオンだけで前記電磁切
換弁のソレノイド制御部に通電し該電磁切換弁を開にす
るようにし、キースイッチをオフにして一定時間(t
秒)以内にキースイッチをオン・オフさせた場合は次回
のエンジン始動時に前記キースイッチをオンにし、かつ
前記暗唱番号入力装置に所定の暗唱番号を入力した場合
にのみ前記電磁切換弁のソレノイド制御部に通電され該
電磁切換弁を開にするようにしたことを特徴とする。
【0006】また、逆に前記電磁切換弁を常時開で通電
時に閉状態となるようにし、エンジン停止時にキースイ
ッチをオフにして一定時間(t秒)経過した場合は次回
のエンジン始動時に前記キースイッチをオンにし、かつ
前記暗唱番号入力装置に所定の暗唱番号を入力した場合
にのみ前記電磁切換弁は開状態を保持し、キースイッチ
をオフにして一定時間(t秒)以内にキースイッチをオ
ン・オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前記キー
スイッチのオンだけで記電磁切換弁が開状態を保持する
ようにしたこと、及び、キースイッチをオフにして一定
時間(t秒)経過した場合であって次回のエンジン始動
時に前記キースイッチのオンだけで前記電磁切換弁のソ
レノイド制御部に通電し該電磁切換弁を開にするように
し、キースイッチをオフにして一定時間(t秒)以内に
キースイッチをオン・オフさせた場合は次回のエンジン
始動時に前記キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱番
号入力装置に所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前記
電磁切換弁のソレノイド制御部に通電され該電磁切換弁
を開にするようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図1乃至図
6に基づいて説明する。図1は本発明に係る盗難防止装
置の実施形態の電気・油圧回路図を示し、図2乃至図4
は本発明に係る盗難防止装置の他の実施形態の電気・油
圧回路図を示し、図5及び図6は本発明に係る盗難防止
装置の制御手順を説明するフローチャートを示す。
【0008】図1において、1はエンジンでキースイッ
チ2のオンにより始動し、キースイッチ2のオフにより
停止する。3は前記エンジン1により駆動されるメイン
ポンプで該メインポンプ3は方向切換弁4を介して走行
用油圧モータ5に連通されている。そして、メインポン
プ3の吐出油供給回路6は方向切換弁4が中立時に該方
向切換弁4の中立流路を介してタンク7に通じている。
【0009】一方、方向切換弁4のパイロット制御部4
a、4bは夫々主操作部8のパイロットバルブ8a、8
bを介してパイロットポンプ9に接続されている。そし
て前記メインポンプ3と方向切換弁4を接続するメイン
ポンプ3の吐出油供給回路6には常時閉で通電時に開と
なる電磁切換弁10が配設され、該電磁切換弁10の上
流側においてメインポンプ3の吐出油供給回路6から分
岐した管路11にはリリーフバルブ12が設けられ、該
リリーフバルブ12はタンク7に接続されている。ま
た、前記電磁切換弁10のソレノイド制御部10aとキ
ースイッチ2と暗唱番号入力装置13とバッテリー14
及びバッテリーリレー15がコントローラ16に夫々接
続されている。
【0010】図2は図1におけるメインポンプ3の吐出
油供給回路6に設けた電磁切換弁をパイロットポンプ9
の吐出油供給回路17に設けたもので、具体的にはパイ
ロットポンプ9の吐出油供給回路17に常時閉で通電時
に開となる電磁切換弁18を配設し、該電磁切換弁18
の上流側においてパイロットポンプ9の吐出油供給回路
17から分岐した管路19にはリリーフバルブ20が設
けられ、該リリーフバルブ20はタンク7に接続されて
いる。また、前記電磁切換弁18のソレノイド制御部1
8aがコントローラ16に接続されている。
【0011】図3は図1におけるメインポンプ3の吐出
油供給回路6に設けた電磁切換弁10を常時開で通電時
閉状態となるようにしたものである。
【0012】図4は図2におけるパイロットポンプ9の
吐出油供給回路17に設けた電磁切換弁18を常時開で
通電時閉状態となるようにしたものである。
【0013】次に本発明の作用を説明する。先ず、図1
の電磁切換弁10をメインポンプ3の吐出油供給回路6
に設けた場合において、走行用油圧モータ5の駆動時に
主操作部8をパイロットバルブ8a又は8bの何れかに
入れるとパイロットポンプ9からの圧油はパイロットバ
ルブ8a又は8bを介して方向切換弁4のパイロット制
御部4a又は4bに導かれ、方向切換弁4を切換える。
また、電磁切換弁10はコントローラ16からの信号が
無い場合は常時閉でポジションAに保持されており、メ
インポンプ3の圧油は分岐管路11及びリリーフバルブ
12を介してタンク7に戻る。そして、コントローラ1
6からの信号により通電した場合に電磁切換弁10はポ
ジションBの開状態に切り換わり、メインポンプ3の圧
油は電磁切換弁10のポジションB及び方向切換弁4の
ポジションA又はポジションBを介して走行用油圧モー
タ5に導出され、走行用油圧モータ5を駆動させる。
【0014】一方、走行用油圧モータ5を駆動状態から
停止させる場合は、主操作部8の操作レバーを中立に戻
すと、方向切換弁4は中立位置に切り換わり、メインポ
ンプ3からの圧油は方向切換弁4の中立流路を介してタ
ンク7に戻る。
【0015】この状態からエンジン1を停止し作業を終
了させる場合、キースイッチ2のオフ信号(in1)が
コントローラ16に送られ、該コントローラ16ではキ
ースイッチ2からのオフ信号(in1)を受信してから
一定時間(t秒)後にエンジン停止信号をバッテリーリ
レー15に導出し、バッテリー14の電源をカットする
所謂電源カット遅延機能を有するのであるが、キースイ
ッチ2をオフにして一定時間(t秒)経過した場合は次
回のエンジン始動時に前記キースイッチ2をオンにし、
かつ前記暗唱番号入力装置13に所定の暗唱番号を入力
しなければ前記電磁切換弁10のソレノイド制御部10
aに通電されないため電磁切換弁10は閉状態に保持さ
れ、メインポンプ3の圧油は分岐管路11及びリリーフ
バルブ12を介してタンク7に戻る。従って、主操作部
8を操作して方向切換弁4を切り換えても走行用油圧モ
ータ5に圧油は供給されず走行は不可となる。
【0016】一方、キースイッチ2をオフにして一定時
間(t秒)以内にキースイッチ2をオン・オフさせた場
合は、この状態をコントローラ16のメモリーE2PR
OMに記憶させ、次回のエンジン始動時に前記キースイ
ッチ2のオンだけで前記電磁切換弁10のソレノイド制
御部10aに通電され、該電磁切換弁10はポジション
Bに切り換えられ、開状態になる。従って、主操作部8
を操作して方向切換弁4を切り換えれば前記メインポン
プ3の圧油は電磁切換弁10のポジションB及び方向切
換弁4のポジションA又はポジションBを介して走行用
油圧モータ5に導出され、走行用油圧モータ5を駆動さ
せる。
【0017】次に、図2の電磁切換弁18をパイロット
ポンプ9の吐出油供給回路17に設けた場合においても
図1の電磁切換弁10をメインポンプ3の吐出油供給回
路6に設けた場合とほぼ同様で、電磁切換弁18はコン
トローラ16からの信号が無い場合は常時閉でポジショ
ンAに保持されており、パイロットポンプ9の圧油は分
岐管路19及びリリーフバルブ20を介してタンク7に
戻る。そして、コントローラ16からの信号により通電
した場合に電磁切換弁18はポジションBに切り換わり
開状態となり、パイロットポンプ9の吐出油は電磁切換
弁18のポジションB及び主操作部8のパイロットバル
ブ8a又は8bを介して方向切換弁4のパイロット制御
部4a又は4bに導かれ方向切換弁4を切り換え、メイ
ンポンプ3の圧油は方向切換弁4のポジションA又はB
を介して走行用油圧モータ5に供給され、走行用油圧モ
ータ5を駆動させる。
【0018】一方、走行用油圧モータ5を駆動状態から
停止させる場合は、主操作部8の操作レバーを中立に戻
すと、方向切換弁4は中立位置に切り換わり、メインポ
ンプ3からの圧油は方向切換弁4の中立流路を介してタ
ンク7に戻る。
【0019】この状態からエンジン1を停止し作業を終
了させる場合、キースイッチ2のオフ信号(in1)が
コントローラ16に送られ、該コントローラ16ではキ
ースイッチ2からのオフ信号(in1)を受信してから
一定時間(t秒)後にエンジン停止信号をバッテリーリ
レー15に導出し、バッテリー14の電源をカットする
所謂電源カット遅延機能を有するのであるが、キースイ
ッチ2をオフにして一定時間(t秒)経過した場合は次
回のエンジン始動時に前記キースイッチ2をオンにし、
かつ前記暗唱番号入力装置13に所定の暗唱番号を入力
しなければ前記電磁切換弁18のソレノイド制御部18
aに通電されないため電磁切換弁18は閉状態に保持さ
れ、パイロットポンプ9の吐出油は分岐管路19及びリ
リーフバルブ20を介してタンク7に戻る。従って、主
操作部8を操作しても方向切換弁4をのパイロット制御
部4a、4bにはパイロット圧は供給されず走行用油圧
モータ5に圧油が供給されないため、走行は不可とな
る。
【0020】一方、キースイッチ2をオフにして一定時
間(t秒)以内にキースイッチ2をオン・オフさせた場
合は、この状態をコントローラ16のメモリーE2PR
OMに記憶させ、次回のエンジン始動時に前記キースイ
ッチ2のオンだけで前記電磁切換弁18のソレノイド制
御部18aに通電され、該電磁切換弁18はポジション
Bに切り換えられ、開状態になる。従って、主操作部8
を操作すればパイロットポンプ9の吐出油は電磁切換弁
18のポジションB及びパイロットバルブ8a又は8b
を介して方向切換弁4のパイロット制御部4a又は4b
に導かれ方向切換弁4を切り換えるため、メインポンプ
3の圧油は方向切換弁4のポジションA又はBを介して
走行用油圧モータ5に供給され、走行用油圧モータ5を
駆動させる。
【0021】また、図3の電磁切換弁10をメインポン
プ3の吐出油供給回路6に設け、かつ該電磁切換弁10
は常時開で通電時に閉状態となる油圧回路においては、
コントローラ16からの信号が無い場合に電磁切換弁1
0はポジションAの開状態を保持し、メインポンプ3の
圧油は電磁切換弁10のポジションA及び方向切換弁4
のポジションA又はポジションBを介して走行用油圧モ
ータ5に導出され、走行用油圧モータ5を駆動させ、コ
ントローラ16からの信号により通電した場合には電磁
切換弁10はポジションBの閉状態に切り換えられ、メ
インポンプ3の圧油は分岐管路11及びリリーフバルブ
12を介してタンク7に戻る。
【0022】そして、作業を終了させる場合に、キース
イッチ2をオフにして一定時間(t秒)経過した場合は
次回のエンジン始動時に前記キースイッチ2をオンに
し、かつ前記暗唱番号入力装置13に所定の暗唱番号を
入力しなければ前記電磁切換弁10のソレノイド制御部
10aに通電され電磁切換弁10はポジションBの閉状
態に切り換えられ、メインポンプ3の圧油は分岐管路1
1及びリリーフバルブ12を介してタンク7に戻る。従
って、主操作部8を操作して方向切換弁4を切り換えて
も走行用油圧モータ5に圧油は供給されず走行は不可と
なる。
【0023】一方、キースイッチ2をオフにして一定時
間(t秒)以内にキースイッチ2をオン・オフさせた場
合は、この状態をコントローラ16のメモリーE2PR
OMに記憶させ、次回のエンジン始動時に前記キースイ
ッチ2のオンだけでは前記電磁切換弁10のソレノイド
制御部10aに通電されないため、該電磁切換弁10は
ポジションAの開状態に保持され、主操作部8を操作し
て方向切換弁4を切り換えれば前記メインポンプ3の圧
油は電磁切換弁10のポジションA及び方向切換弁4の
ポジションA又はポジションBを介して走行用油圧モー
タ5に供給され走行用油圧モータ5を駆動させる。
【0024】更に、図4の電磁切換弁18をパイロット
ポンプ9の吐出油供給回路17に設け、かつ、該電磁切
換弁18は常時開で通電時に閉状態となる油圧回路にお
いても同様にコントローラ16からの信号が無い場合に
電磁切換弁18はポジションAの開状態を保持し、パイ
ロットポンプ9の吐出油は電磁切換弁18のポジション
A及び主操作部8のパイロットバルブ8a又は8bを介
して方向切換弁4のパイロット制御部4a又は4bに導
かれ方向切換弁4をポジションA又はBに切り換え、メ
インポンプ3の圧油は方向切換弁4のポジションA又は
ポジションBを介して走行用油圧モータ5に導出され、
走行用油圧モータ5を駆動させる。そして、コントロー
ラ16からの信号により通電した場合には電磁切換弁1
8はポジションBの閉状態に切り換えられ、パイロット
ポンプ9の吐出油は分岐管路19及びリリーフバルブ2
0を介してタンク7に戻る。
【0025】そして、作業を終了させる場合に、キース
イッチ2をオフにして一定時間(t秒)経過した場合は
次回のエンジン始動時に前記キースイッチ2をオンに
し、かつ前記暗唱番号入力装置13に所定の暗唱番号を
入力しなければ前記電磁切換弁18のソレノイド制御部
18aに通電され電磁切換弁18はポジションBの閉状
態に切り換えられ、パイロットポンプ9の吐出油は分岐
管路19及びリリーフバルブ20を介してタンク7に戻
り、走行は不可となる。
【0026】一方、キースイッチ2をオフにして一定時
間(t秒)以内にキースイッチ2をオン・オフさせた場
合は、この状態をコントローラ16のメモリーE2PR
OMに記憶させ、次回のエンジン始動時に前記キースイ
ッチ2のオンだけでは前記電磁切換弁18のソレノイド
制御部18aに通電されないため、該電磁切換弁18は
ポジションAの開状態に保持され、主操作部8を操作す
ればパイロットポンプ9の吐出油は電磁切換弁18のポ
ジションA及び主操作部8のパイロットバルブ8a又は
8bを介して方向切換弁4のパイロット制御部4a又は
4bに導かれ、方向切換弁4を切り換え、前記メインポ
ンプ3の圧油は方向切換弁4のポジションA又はポジシ
ョンBを介して走行用油圧モータ5に供給され、走行用
油圧モータ5を駆動させる。
【0027】次に、制御手順を図5に基づいて説明す
る。先ず、エンジン1を停止し作業を終了させる場合、
ステップ1でキースイッチ2をオフにして一定時間(t
秒)経過したとステップ2で判断された場合はステップ
3の盗難防止機能が働く。一方、キースイッチ2をオフ
にした後、ステップ2で一定時間(t秒)経過していな
いと判断された場合はステップ4にゆき、その時間内に
キースイッチ2をオン、オフさせた場合はステップ5で
盗難防止要求が解除される。
【0028】そして、ステップ4で一定時間(t秒)内
にキースイッチ2のオン、オフがされなかった場合はフ
ローチャートの最初に戻る。
【0029】次に、エンジン1を起動し作業を開始させ
る場合で盗難防止機能が働いている場合は、ステップ1
でキースイッチ2をオンにすると、ステップ6で盗難防
止要求が有りと判断されるので、ステップ7の暗唱番号
が入力されないか、又は番号が一致しない場合は電磁切
換弁10は閉状態になり、暗唱番号が入力され、かつ、
一致した場合に電磁切換弁10が開状態となり、走行が
可能となる。
【0030】一方、盗難防止要求が解除されている場合
は、ステップ1でキースイッチ2をオンにすると、ステ
ップ6で盗難防止要求が無しと判断されるので、暗唱番
号を入力することなく電磁切換弁10が開状態となり、
走行が可能となる。
【0031】図6はエンジン停止時にキースイッチ2を
オフにして一定時間(t秒)経過した場合に盗難防止要
求を解除し、一定時間(t秒)以内にキースイッチ2を
オン・オフさせた場合に盗難防止機能を働かせるように
したもので、エンジン1を停止し作業を終了させる場
合、ステップ1でキースイッチ2をオフにして一定時間
(t秒)経過したとステップ2で判断された場合はステ
ップ3の盗難防止要求が解除され、キースイッチ2をオ
フにした後、ステップ2で一定時間(t秒)経過してい
ないと判断された場合はステップ4にゆき、その時間内
にキースイッチ2をオン、オフさせた場合はステップ5
で盗難防止機能が働く。
【0032】そして、ステップ4で一定時間(t秒)内
にキースイッチ2のオン、オフがされなかった場合はフ
ローチャートの最初に戻る。
【0033】次に、エンジン1を起動し作業を開始させ
る場合で盗難防止機能が働いている場合は、ステップ1
でキースイッチ2をオンにすると、ステップ6で盗難防
止要求が有りと判断されるので、ステップ7の暗唱番号
が入力されないか、又は番号が一致しない場合は電磁切
換弁10は閉状態になり、暗唱番号が入力され、かつ、
一致した場合に電磁切換弁10が開状態となり、走行が
可能となる。
【0034】一方、盗難防止要求が解除されている場合
は、ステップ1でキースイッチ2をオンにすると、ステ
ップ6で盗難防止要求が無しと判断されるので、暗唱番
号を入力することなく電磁切換弁10が開状態となり、
走行が可能となる。
【0035】上記実施例においては、エンジン停止時に
キースイッチ2をオフにして一定時間(t秒)以内にキ
ースイッチ2を1回オン・オフさせた場合について説明
したが、キースイッチ2のオン・オフの回数は1回に限
定されず、複数回オン・オフさせる場合も可能であるこ
とは言うまでもない。
【0036】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0037】
【発明の効果】この発明は、上記一実施例に於いて詳述
した構成により、その日の作業を終了しエンジンを停止
させる場合と、未だ作業の途中であるがオペレータが運
転席を離れるためにエンジンを停止しなければならない
場合をオペレータの意思で選択可能にし、作業の途中で
オペレータが運転席を離れるためにエンジンを停止しな
ければならない場合は暗唱番号を入力することなくキー
スイッチのオンだけでエンジンを始動させて走行できる
ので操作が容易であり、一方、その日の作業を終了しエ
ンジンを停止させる場合は、次回のエンジン始動時に暗
唱番号を入力しなければエンジンを始動し走行をさせる
ことができないため盗難を防止できる等極めて顕著な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る盗難防止装置の第1実施形態の電
気・油圧回路図
【図2】本発明に係る盗難防止装置の第2実施形態の電
気・油圧回路図
【図3】本発明に係る盗難防止装置の第3実施形態の電
気・油圧回路図
【図4】本発明に係る盗難防止装置の第4実施形態の電
気・油圧回路図
【図5】本発明に係る盗難防止装置の制御手順を説明す
るフローチャート
【図6】本発明に係る他の盗難防止装置の制御手順を説
明するフローチャート
【符号の説明】
1 エンジン 2 キースイッチ 3 メインポンプ 4 方向切換弁 5 走行用油圧モータ 8 主操作部 8a パイロットバルブ 8b パイロットバルブ 9 パイロットポンプ 10 電磁切換弁 13 暗唱番号入力装置 16 コントローラ 18 電磁切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 345 F02D 45/00 345L 376 376H G08B 13/00 G08B 13/00 B Fターム(参考) 2D015 GA03 GB00 2E250 AA21 BB02 BB05 BB09 BB25 CC18 DD01 DD03 EE03 FF06 FF13 FF43 FF44 HH06 JJ00 JJ05 KK01 KK03 LL00 PP15 QQ02 SS09 SS11 TT01 3G084 AA07 BA00 CA01 CA07 DA27 EA07 EA11 EC01 FA00 FA36 5C084 AA04 AA09 BB01 BB31 CC23 DD73 EE06 GG65 HH17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと該エンジンにより駆動される
    メインポンプと該メインポンプからの圧油により駆動さ
    れる走行用油圧モータと該走行用油圧モータに供給され
    る圧油の流量を制御する方向切換弁と該方向切換弁のパ
    イロット制御部にパイロットポンプのパイロット圧を供
    給する主操作部を含む土木・建設機械の油圧回路におい
    て、前記メインポンプの吐出油供給回路に常時閉で通電
    時に開状態となる電磁切換弁を設け、該電磁切換弁のソ
    レノイド制御部とエンジンを始動・停止するキースイッ
    チと暗唱番号入力装置を夫々コントローラに接続し、エ
    ンジン停止時にキースイッチをオフにして一定時間(t
    秒)経過した場合は次回のエンジン始動時に前記キース
    イッチをオンにし、かつ前記暗唱番号入力装置に所定の
    暗唱番号を入力した場合にのみ前記電磁切換弁のソレノ
    イド制御部に通電し該電磁切換弁を開にし、キースイッ
    チをオフにして一定時間(t秒)以内にキースイッチを
    オン・オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前記キ
    ースイッチのオンだけで前記電磁切換弁のソレノイド制
    御部に通電し該電磁切換弁を開にするようにしたことを
    特徴とする土木・建設機械の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 エンジンと該エンジンにより駆動される
    メインポンプと該メインポンプからの圧油により駆動さ
    れる走行用油圧モータと該走行用油圧モータに供給され
    る圧油の流量を制御する方向切換弁と該方向切換弁のパ
    イロット制御部にパイロットポンプのパイロット圧を供
    給する主操作部を含む土木・建設機械の油圧回路におい
    て、前記パイロットポンプの吐出油供給回路に常時閉で
    通電時に開状態となる電磁切換弁を設け、該電磁切換弁
    のソレノイド制御部とエンジンを始動・停止するキース
    イッチと暗唱番号入力装置を夫々コントローラに接続
    し、エンジン停止時にキースイッチをオフにして一定時
    間(t秒)経過した場合は次回のエンジン始動時に前記
    キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱番号入力装置に
    所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前記電磁切換弁の
    ソレノイド制御部に通電し該電磁切換弁を開にし、キー
    スイッチをオフにして一定時間(t秒)以内にキースイ
    ッチをオン・オフさせた場合は次回のエンジン始動時に
    前記キースイッチのオンだけで前記電磁切換弁のソレノ
    イド制御部に通電し該電磁切換弁を開にするようにした
    ことを特徴とする土木・建設機械の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁切換弁を常時開で通電時に閉状
    態となるようにし、エンジン停止時にキースイッチをオ
    フにして一定時間(t秒)経過した場合は次回のエンジ
    ン始動時に前記キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱
    番号入力装置に所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前
    記電磁切換弁は開状態を保持し、キースイッチをオフに
    して一定時間(t秒)以内にキースイッチをオン・オフ
    させた場合は次回のエンジン始動時に前記キースイッチ
    のオンだけで前記電磁切換弁が開状態を保持するように
    したことを特徴とする請求項1又は2記載の土木・建設
    機械の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記メインポンプ又はパイロットポンプ
    の吐出油供給回路に常時閉で通電時に開状態となる電磁
    切換弁を設けた場合において、キースイッチをオフにし
    て一定時間(t秒)以内にキースイッチを複数回オン・
    オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前記キースイ
    ッチのオンだけで前記電磁切換弁のソレノイド制御部に
    通電し該電磁切換弁を開にするようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の土木・建設機械の盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記メインポンプ又はパイロットポンプ
    の吐出油供給回路に常時開で通電時に閉状態となる電磁
    切換弁を設けた場合において、キースイッチをオフにし
    て一定時間(t秒)以内にキースイッチを複数回オン・
    オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前記キースイ
    ッチのオンだけで前記電磁切換弁が開状態を保持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の土木・建設機
    械の盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記メインポンプ又はパイロットポンプ
    の吐出油供給回路に常時閉で通電時に開状態となる電磁
    切換弁を設けた場合において、エンジン停止時にキース
    イッチをオフにして一定時間(t秒)経過した場合は次
    回のエンジン始動時に前記キースイッチのオンだけで前
    記電磁切換弁が開状態を保持するようにし、前記キース
    イッチをオフにして一定時間(t秒)以内にキースイッ
    チをオン・オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前
    記キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱番号入力装置
    に所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前記電磁切換弁
    を開にするようにしたことを特徴とする請求項1、2又
    は4記載の土木・建設機械の盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 前記メインポンプ又はパイロットポンプ
    の吐出油供給回路に常時開で通電時に閉状態となる電磁
    切換弁を設けた場合において、エンジン停止時にキース
    イッチをオフにして一定時間(t秒)経過した場合は次
    回のエンジン始動時に前記キースイッチのオンだけで前
    記電磁切換弁が開状態を保持するようにし、前記キース
    イッチをオフにして一定時間(t秒)以内にキースイッ
    チをオン・オフさせた場合は次回のエンジン始動時に前
    記キースイッチをオンにし、かつ前記暗唱番号入力装置
    に所定の暗唱番号を入力した場合にのみ前記電磁切換弁
    を開にするようにしたことを特徴とする請求項3又は5
    記載の土木・建設機械の盗難防止装置。
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