JP2000255130A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000255130A
JP2000255130A JP6436899A JP6436899A JP2000255130A JP 2000255130 A JP2000255130 A JP 2000255130A JP 6436899 A JP6436899 A JP 6436899A JP 6436899 A JP6436899 A JP 6436899A JP 2000255130 A JP2000255130 A JP 2000255130A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、定型のカットシートを用いる画像
記録装置において、これらの不具合を改善することによ
り安定化、小型化、軽量化、高速化、低価格化を図るこ
とを目的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る画像記録装置は、シートに画像を記録するための記録
手段に対し前記シートを供給又は排出する給送ローラ3
と、前記記録手段を搭載したキャリッジを主走査方向に
往復運動させるキャリッジ駆動ベルト32と、前記キャリ
ッジの運動と同期して前記シートを副走査方向に搬送す
る副走査ローラ12とを有し、前記給送ローラ3、キャリ
ッジ駆動ベルト32、副走査ローラ12は単一の駆動源によ
って駆動を供給され、前記給送ローラ3と、キャリッジ
駆動ベルト32及び副走査ローラ12とは、前記駆動源の回
転方向を切り換えることにより給送、排出時の搬送駆動
と、記録時のピッチ搬送駆動とを切り換えるよう構成し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット方
式、サーマル方式、露光ヘッドを用いた感光シートに記
録する等の記録方式を採用した、シリアル型の記録ヘッ
ドによって文字や画像情報を記録する画像記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタは、記録ヘッドを主走
査方向に往復させて一行分の記録動作を行い、キャリッ
ジを停止させた後に記録密度に応じたピッチでシートを
一行分副走査方向に搬送するという動作を繰り返すこと
により、所望の文字や画像の記録を行っている。
【0003】特に所定の形状にカットされた定型紙に記
録を行うプリンタにおいては、ロール上に巻かれた連続
紙を扱うものとは異なり、通常複数枚のシートが積載さ
れたシートストック部からキャリッジ、記録ヘッド等か
らなる記録手段までシートを搬送するシート供給手段、
および一連の記録動作終了後にシートを装置外に取りだ
し可能な位置まで搬送するシート排出手段を有してい
る。
【0004】これらの機構を動作させるために一般的に
は、シート供給手段と排出手段を駆動させるシート搬送
モータと、記録ヘッドを搭載したキャリッジを駆動させ
るキャリッジ駆動モータの二つの駆動源を用いるのが通
常である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の如く構成
した従来の記録装置に於いては、シート搬送モータとキ
ャリッジ駆動モータのそれぞれの駆動回路、制御回路及
び電源、駆動を伝達する伝達系部品が必要となる。この
ときモータ自身の重量が大きいために搭載する機器の重
量が大きくなり、これらを実装するためのスペースも必
要となる。
【0006】また記録動作においては、二つの駆動源を
交互に連携させながら複雑な駆動制御を行う必要があ
る。例えばキャリッジを駆動させながら記録を行う際、
記録中にはシート搬送モータを停止させておき、記録動
作終了後直ちに起動し、記録ピッチ相当のシート搬送を
行ってからすぐに停止させ、再度キャリッジを駆動する
という動きを、必要な行数だけ繰り返す必要がある。更
にモータの駆動、停止には時間のロスが伴う。
【0007】そこで本発明は、定型のカットシートを用
いる画像記録装置において、これらの不具合を改善する
ことにより安定化、小型化、軽量化、高速化、低価格化
を図ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る画像記録装置は、シートに画像を記録
するための記録手段に対し前記シートを供給又は排出す
るシート搬送手段と、前記記録手段を搭載したキャリッ
ジを主走査方向に往復運動させるキャリッジ駆動手段
と、前記キャリッジの運動と同期して前記シートを副走
査方向に搬送するピッチ搬送手段とを有し、前記シート
搬送手段、キャリッジ駆動手段、ピッチ搬送手段は単一
の駆動源によって駆動を供給され、前記シート搬送手段
と、キャリッジ駆動手段及びピッチ搬送手段とは、前記
駆動源の回転方向を切り換えることにより駆動の伝達を
切り換えるよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】[第一実施形態]本発明に係る画
像記録装置の第一実施形態について、図を用いて説明す
る。図1は本実施形態に係る画像記録装置の概略構成
図、図2は画像記録装置の記録動作を説明する図、図3
は間欠駆動ギヤによる間欠従動ギヤの間欠割り出し機構
を説明する図、図4は間欠駆動ギヤの回転とキャリッジ
駆動ベルトの回転との回転位置関係を説明する図、図5
は制御ブロックを説明する図、図6は記録動作を説明す
るフローチャートである。
【0010】図1に示す画像記録装置の給送部1は図示
しないバネなどの弾性体により上方に付勢された板状の
台を有しており、この上に複数枚のシートSが積載され
ている。シートSの束は搬送方向先端を土手状の分離リ
ブ2に規定されて停止している。積載された最上位のシ
ートSは、前記弾性体の付勢力によってシート搬送手段
である給送ローラ3に当接している。
【0011】駆動源であるモータ4は可逆回転が可能な
直流モータ又はステッピングモータによって構成してお
り、その回転軸にモータギヤ4aを固定すると共に、ア
ーム5の一端を回転可能に軸支している。アーム5の他
端には軽い回転負荷を伴って揺動ギヤ5aが軸支されて
おり、モータギヤ4aと噛合して差動ギヤを構成してい
る。このアーム5の揺動により、隣接して設けられた二
つの連結ギヤ6、7に選択的に噛合し、駆動を伝達する
ことができる。
【0012】モータ4を図中反時計方向(矢印A方向)
に回転させると揺動ギヤ5aは時計方向に回転するが、
アーム5は揺動ギヤ5aとの回転摩擦によってモータ4
の回転軸を中心に反時計方向に回転する。これにより揺
動ギヤ5aは連結ギヤ6に噛合して反時計方向の回転力
を伝え、排出ローラ軸8を介して排出ローラ8a及び歯
付プーリ9aに駆動を伝達する。これにより記録動作を
終了したシートを排出ローラ8a、8bにより挟持搬送
し、装置外へ排出することができる。
【0013】歯付プーリ9aは副走査ローラ軸11に取り
付けられた歯付プーリ9bと対になっており、双方の歯
付プーリ9a、9bの間には環状にタイミングベルト10
を張架して同じ方向、回転数の駆動を歯付プーリ9bへ
伝達している。なおここでは歯付プーリ9a、9bとタ
イミングベルト10によって排出ローラ軸8から副走査ロ
ーラ軸11へ駆動伝達するよう構成して示したが、これら
の間をタイミングベルトを用いずにギヤ列によって駆動
伝達するよう構成しても同様の機能を得ることができ
る。
【0014】歯付プーリ9bは副走査ローラ軸11に固定
されており、該副走査ローラ軸11を介してピッチ搬送手
段である副走査ローラ12、副走査ギヤ13に駆動が伝達さ
れる。更に副走査ローラ軸11にはワンウェイクラッチ14
を介し間欠従動ギヤ15が取り付けられている。該ワンウ
ェイクラッチ14は副走査ローラ軸11の反時計方向の回転
は間欠従動ギヤ15に伝達せず、逆に間欠従動ギヤ15の反
時計方向の回転を副走査ローラ軸11に伝達する。従って
図1に示すように揺動ギヤ5aと連結ギヤ6が噛合した
状態では副走査ローラ軸11の回転は間欠従動ギヤ15に伝
達されず、間欠従動ギヤ15に接続している記録動作に係
る駆動系は停止状態を維持している。即ち、モータ4の
時計方向の回転は専らシートの搬送のみに動力を供給す
ることとなる。
【0015】副走査ローラ12には副走査ピンチローラ16
が付勢されてシートを挟持搬送する。これらのローラの
表面は、空転スリップなどが生じない確実な搬送を行う
ために、少なくともシート幅にわたってゴムなどの摩擦
係数の高い材料で覆われている。この副走査ローラ12に
よって搬送されるシートの搬送速度と方向は前記排出ロ
ーラ8aによるものと等しく設定し、シートが搬送中に
これらのローラ間に跨っても、一定の速度を維持しつつ
搬送が行われる。
【0016】副走査ギヤ13は中間ギヤ17と噛合し、更に
給送軸駆動ギヤ19と噛合する。該中間ギヤ17は回転方向
を調整する目的と、後述の給送軸20と副走査ローラ軸11
との距離を適正にする目的で挿入されたものである。給
送軸駆動ギヤ19は給送軸20に対し回転自在に取り付けら
れ、片方の側面に突出した干渉リブ19aを有している。
この給送軸駆動ギヤ19と隣接して給送軸20に給送軸駆動
円板21がワンウェイクラッチ22を介して設けられてお
り、該給送軸駆動円板21の干渉リブ19aに対応する位置
に干渉リブ21aを設けている。
【0017】ワンウェイクラッチ22は給送軸駆動円板21
から反時計方向の回転を給送軸20に伝達するが、逆に給
送軸駆動円板21が給送軸駆動ギヤ19に双方の干渉リブ19
a、21aを介して反時計方向の回転力を伝達しようとす
るとスリップ空転し、回転を伝達しない構成である。従
って図1に示すように給送軸駆動ギヤ19が反時計回転す
る場合には干渉リブ19aが給送軸駆動円板21の干渉リブ
21aに係合して回転させ、更にワンウェイクラッチ22を
介して給送軸20を回転させるため、該給送軸20で固定さ
れた給送ローラ3が駆動される。これにより給送部1に
積載されたシートSに搬送力が伝達され、最上位のシー
トSのみが分離リブ2によって分離されて給送される。
【0018】給送されたシートSが搬送経路に設けられ
た副走査ローラ12と副走査ピンチローラ16に挟持される
と、副走査ローラ12の搬送速度を給送ローラ3よりも速
く設定しているため、シートSが弛むことなく搬送され
る。このときシートSは副走査ローラ12の搬送力によっ
て搬送され、給送ローラ3はシートSによって回転力を
与えられる状態となっている。
【0019】この間給送軸20に取り付けられた給送軸駆
動円板21は反時計方向に回転するが、給送軸駆動円板21
がシートSに連れ回ることにより給送軸駆動ギヤ19より
速く回転し、やがて干渉リブ19a、21aが図1上逆転し
た位置の状態で接触する。更に給送ローラ3はシートS
に回転力を与えられるが、給送軸20側から給送軸駆動円
板21を回転させる駆動となるためにワンウェイクラッチ
22が空転し、給送軸駆動円板21は給送軸駆動ギヤ19に従
動する。
【0020】そしてシートSの後端が給送ローラ3から
離れると、給送ローラ3への回転力はどこからも与えら
れないので、次の最上位のシートSに当接した状態で回
転を停止する。一方、送出されたシートSに画像を記録
して装置外へ排出するまでモータ4は継続して駆動し、
その間給送駆動ギヤ19は反時計方向へ回転するため、停
止している給送軸駆動円板21と干渉リブ21aに対し干渉
リブ19aが反時計方向に回転し、やがて図1に示す位置
関係へと戻り給送可能状態となる。
【0021】記録手段である記録ヘッド24はキャリッジ
23に搭載され、二つのキャリッジ軸25に案内されて後述
する駆動構造によってシート搬送方向と直角方向に往復
直線運動を行う。記録ヘッド24の直下がシートSに対し
て記録を行う位置であり、シートSが到達したか否かの
検出を行うためのシート検出器26が該位置の下流側に設
けられている。給送部より引き出され、先頭がシート検
出器26に到達したシートS1を二点鎖線にて示す。シート
検出器26はシート表面の光の反射を利用して検出するも
ので、LEDなどの発行部から照射された光を紙面にて
反射させ、フォトトランジスタなどの受光素子によって
シートの存在を検出する。
【0022】図1のシートS1の位置で、シート検出器26
からの検出信号が出力され、キャリッジ23に搭載された
記録ヘッド24が記録動作を行うのに先立ち、モータ4に
逆転の駆動信号が加えられる。モータ4が直流モータで
あれば二つの電源入力端子に加える電源の極性を入れ替
えることで回転方向が逆転し、ステップモータであれば
複数の相の励磁順序を逆順に行う。
【0023】図2に示すように、モータ4の回転を時計
方向に切り換えると差動ギヤのアーム5’が変位し、揺
動ギヤ5a'が連結ギヤ7と噛合する。この状態におい
て、キャリッジ23を往復運動させて記録を行いつつ、記
録密度に対応した副走査方向のピッチ搬送を行う。
【0024】モータギヤ4aの回転方向は揺動ギヤ5a'
を反時計方向に回転させ、更に連結ギヤ7を時計方向
に、後述のキャリッジ駆動ギヤ27を反時計方向に回転さ
せる。このキャリッジ駆動ギヤ27の回転軸であるキャリ
ッジ駆動伝達軸28の端部には傘歯車29が固定され、反時
計方向に回転する。傘歯車29と対となる傘歯車30は歯付
プーリ31aと一体化され、キャリッジ駆動伝達軸28の回
転を直角方向の回転に変換し、図に示す時計方向に連続
回転する。
【0025】この歯付プーリ31aと対になって歯付従動
プーリ31bが設けられており、キャリッジ搬送手段であ
る環状のキャリッジ駆動ベルト32を張架して一方向に回
動させる。該キャリッジ駆動ベルト32の一部にはキャリ
ッジ駆動ピン33がキャリッジ23側に突出して固定されて
おり、キャリッジに移動方向と直角に穿設した長溝34と
係合させている。従ってキャリッジ駆動ベルト32が一回
転すると、キャリッジ23はキャリッジ軸25に案内されて
一往復の主走査方向直線運動を行う。このときキャリッ
ジ駆動ピン33は長溝34内を一往復する。キャリッジ23の
一部には移動中の位置を検出するための光学的位置検出
器35が設けられ、またキャリッジ軸と並行に薄板に主走
査方向の記録ピッチと対応させたパターンを有するリニ
ヤエンコーダ36を設置している。そして光学的位置検出
器35によってリニヤエンコーダ36のパターンを検出して
タイミングパルスを発生させ、これに基づき記録ヘッド
24へ記録信号が送られ、記録動作を行う。
【0026】一方キャリッジ駆動ギヤ27は次段で噛合す
る中間調整ギヤ37がキャリッジ23の左から右、ないし右
から左の片方の移動ストロークに対して、正確に一回転
するように歯数比を設定している。中間調整ギヤ37と同
軸には間欠駆動ギヤ38が固定されて時計方向に回転し、
後述の間欠従動ギヤ15を間欠回転させる。間欠駆動ギヤ
38と間欠従動ギヤ15による間欠割り出し機構の構成及び
動作を図3を用いて説明する。
【0027】図3は図2の右側面方向から見た図であ
り、図3(a)で間欠駆動ギヤ38は厚さ方向でギヤ部38aと
フランジ部38dの二つの機能の異なる部分が一体に構成
されている。ギヤ部38aは2歯のみ形成された有歯部38
bと歯底円の径で構成された欠歯部38cより形成され、
間欠駆動ギヤ38が一回転する度に、有歯部38bにより相
対する間欠従動ギヤ15を所定角度回転させる。一方フラ
ンジ部38dは大部分がギヤ部38aの刃先円と同じ径で形
成された回転阻止部38eと、ギヤ部38aの有歯部38bと
厚さ方向で相対し歯底円径と同じ径で形成された回転許
容部38fとで構成される。間欠従動ギヤ15は間欠駆動ギ
ヤ38と協働し、間欠駆動ギヤ38がモータ4から受ける一
方向の連続的な駆動から、所定角の間欠回転を行う。
【0028】間欠従動ギヤ15も間欠駆動ギヤ38と同様に
厚さ方向で従動ギヤ部15aと従動フランジ部15cの機能
が相違する二つの部分を一体に構成している。従動ギヤ
部15aは間欠駆動ギヤ38のギヤ部38aと相対し且つ噛合
する2歯の有歯部15bを周上に等間隔に形成している。
また従動フランジ部15cは有歯部15bの刃先円の径で外
形が形成され、フランジ部38dと対向し、回転阻止部38
eの刃先円形状で切り欠かれた被回転阻止部15dが円周
上に等間隔で複数個形成されている。
【0029】間欠駆動ギヤ38のギヤ部38aと間欠従動ギ
ヤ15の従動ギヤ部15aは同一モジュールで通常の歯車に
おける噛合を行うよう、軸間距離を設定している。本実
施形態ではギヤ部38aは24歯あった物を有歯部38bの2
歯のみを残して他を取り除いたものであり、また従動ギ
ヤ部15aは40歯のギヤのうち2歯ごとに取り除いて欠歯
歯車としたものである。
【0030】以上のような構造の間欠機構歯車の動作を
説明する。上記した如く間欠駆動ギヤ38はモータ4の連
続回転力を受けて連続回転しているが、図3(a)の状態で
は間欠駆動ギヤ38は間欠従動ギヤ15へ回転を伝達してい
ない。回転駆動の伝達を受ける有歯部15bの2歯のう
ち、回転方向先頭側の1歯目15b1は回転駆動側の間欠駆
動ギヤ38の有歯部38bの刃先円内に位置しているが、未
だ有歯部38bが駆動位置に到達していないためである。
一方回転を規制する回転阻止部38eは従動側の被回転阻
止部15dの凹部形状に沿って入り込み、その回転を規制
しているため、間欠従動ギヤ15は現在の位置を維持して
いる。
【0031】駆動側の回転が進み、有歯部38bの先頭側
の1歯目38b1が従動側の従動ギヤ15b1に接触した状態を
図3(b)に示す。この状態では従動側の回転を規制する回
転阻止部38eの後端部38e1が退避して被回転阻止部15d
が開放されるため、有歯部38bによる駆動が伝達され回
転を開始する。
【0032】更に図3(c)に示す如く駆動側の有歯部38b
の2歯ともに従動側の有歯部15bと噛合し、駆動伝達が
行われる。このとき駆動側のフランジ部38dでは回転許
容部38fが間欠従動ギヤ15側に面し、回転規制が解除さ
れた状態である。
【0033】更に回転が進むと、図3(d)に示す如く駆動
側の有歯部38bの2歯目38b2が間欠従動ギヤ15の2歯目
15b2を送り終えて、歯車同士の噛み合いが終了し、駆動
伝達が切られる。また、従動側の回転を規制する回転阻
止部38eが被回転阻止部15dへと入り込んでくるため、
この状態で間欠従動ギヤ15は回転を停止する。このよう
に間欠駆動ギヤ38が一回転する間、すなわちキャリッジ
23が左から右、又は右から左の他端に移動するストロー
クに対し、間欠従動ギヤ15は角度αだけ回転する。そし
て間欠従動ギヤ15が停止、すなわちシート搬送が停止し
てから記録ヘッド24の記録動作を行う。
【0034】間欠従動ギヤ15はワンウェイクラッチ14を
介して副走査ローラ軸11に取り付けられており、前述の
ようにワンウェイクラッチ14は間欠従動ギヤ15からの反
時計方向の回転を副走査ローラ軸11へ伝えるため、該軸
に固定されている副走査ローラ12が回転する。これによ
り、シートSが記録密度に対応する距離の副走査方向へ
の搬送が行われる。これを副走査ローラ12の径Dと搬送
距離Lとの関係で示すと、 L=αD (αはラジアン単位) で与えられる。
【0035】一方、間欠駆動ギヤ38が間欠従動ギヤ15の
回転を開始(図3(b))してから終了(図3(d))するまで
の回転角をβ、更に回転阻止部38eが入り込むまでの回
転角をγとすると、残りの θ=2πー(β+γ) が記録動作可能な回転角度である。間欠駆動ギヤ38の一
回転とキャリッジ23の往復運動のうち半分の片方向移動
する動作とが一致するように設定することにより、間欠
駆動ギヤ38の一回転のうちに占める各部分の回転角の比
は、キャリッジの往復運動位置、即ち歯付プーリ31a、
歯付従動プーリ31bに張られたキャリッジ駆動ベルト32
の回転位置と対比することができる。
【0036】図4にキャリッジ駆動ベルト32を水平方向
より見た模式図を示し、間欠駆動ギヤ38の回転との関係
を説明する。キャリッジ及びキャリッジ駆動ピン33が位
置33aよりシート搬送動作を開始したとする。このとき
間欠駆動ギヤ38と間欠従動ギヤ15は図3(b)の位置関係に
あり、回転角βの間継続してシート搬送が行われる。
【0037】この間、キャリッジ駆動ピン33の位置は直
線運動部分から歯付プーリ31aの円周に沿った曲線運動
部にかかり、回転角βが終了する位置33bの位置に至っ
た時に間欠駆動ギヤ38と間欠従動ギヤ15とは図3(d)の位
置関係にある。更に該位置より回転角γの回転が進行す
るとキャリッジ駆動ピン33は歯付プーリ31aに沿った曲
線部より直線部へと移行し、位置33cで搬送停止動作が
終了する。該位置33cにおいては、前述のように間欠従
動ギヤ15の回転が完全に停止される。
【0038】位置33cからシートSに対し記録を行うこ
とができる記録可能範囲が始まり、間欠駆動ギヤ38の残
りの角度θを回転すると、キャリッジ駆動ピン33が位置
33dに到達し、この間に記録動作を行う。キャリッジ駆
動ピン33の位置33aから位置33dまでの移動はキャリッ
ジ駆動ベルト32の半回転に相当し、この間に間欠駆動ギ
ヤ38は一回転するため、位置33dにおいては間欠駆動ギ
ヤ38と間欠従動ギヤ15は図3(b)の位置関係に戻り、引き
続き前述の動作を繰り返す。以上のように記録動作とピ
ッチ搬送をする際のギヤ、軸、ローラなどの回転方向
を、図2において破線の矢印にて示している。
【0039】間欠従動ギヤ15には前述のように、副走査
ローラ軸11との間にワンウェイクラッチ14が取り付けら
れているため、副走査ローラ軸11からの反時計方向の回
転は間欠従動ギヤ15に回転伝達せず、逆に間欠従動ギヤ
15の反時計方向の回転を副走査ローラ軸11へ伝達する構
成であるため、副走査ローラ軸11と直結した副走査ロー
ラ12、副走査ギヤ13、歯付プーリ9bも間欠回転する。
歯付プーリ9bの回転はタイミングベルト10により対に
なったもう一方の歯付プーリ9bへ同じ間欠駆動が伝え
られ、更に排出ローラ8aへと伝えられて、記録動作で
の記録密度に対応したピッチ搬送が行われる。
【0040】次に、上記記録装置を駆動し、記録を行う
ための制御回路について説明する。図5は本発明の記録
装置を制御する制御回路のブロック図である。各駆動制
御を統括するCPU40(中央演算処理装置)には外部か
らの要求を取り込んだり演算結果情報を外部に出力する
I/F(インターフェイス)41、プログラムや文字フォ
ントを記録するROM42、演算処理中のデータを一時的
に記憶するRAM43等が接続されている。また記録装置
44には内部構成要素として前述のモータ4、記録ヘッド
24、リニヤエンコーダ36を用いてキャリッジの位置を検
出する光学的位置検出器35、シートSの有無を検出する
シート検出器26等が設けられている。これらの検出器3
5、26はLEDなどの発光素子から出力光を対象物に当
てその透過光又は反射光をフォトトランジスタなどの受
光素子により受光して検出を行うものである。
【0041】CPU40には外部回路であるモータ駆動回
路45、ヘッド駆動回路46、キャリッジ検出回路47、シー
ト検出回路48が接続され、夫々記録装置44内のモータ
4、記録ヘッド24、光学的位置検出器35、シート検出器
26と接続している。記録装置44で記録すべき文字、画像
などのデータは外部のパーソナルコンピュータなどの機
器よりI/F41を経由してCPU40に取り込まれる。該
記録データはCPU40により記録信号やプリンタ動作信
号に変換され、光学的位置検出器35の状態を監視しなが
ら、一部バッファとしてRAM43に蓄えつつ記録を行う
ためにヘッド駆動回路46へ記録信号を送出する。ヘッド
駆動回路46は、例えば複数の抵抗体49より構成される記
録ヘッド24に対し記録信号を送出し、抵抗体49の発熱を
利用して種々の記録が行われるが、光反応系の記録方式
の場合は、抵抗体の代わりにLEDやレーザダイオード
などの発光素子の発光により感光シートに記録が行われ
る。また、モータ駆動回路45はCPU40からのモータ制
御信号に基づいて回転時間、回転方向などの制御信号が
モータ4に対して出力される。
【0042】次に本実施形態における記録装置の記録動
作制御の流れを図6に示すフローチャートを用いて説明
する。記録開始命令に基づき、まずイニシャル処理(ス
テップS1)を実行する。イニシャル処理とは例えば不
用意に電源が切断されたりして以前のシートが装置内に
残っていた場合にこれを装置外へ排出する処理や、キャ
リッジ23が記録開始時に所定の待機位置に位置するよう
に移動させる動作である。
【0043】次にモータ4に反時計方向の回転を与え
(ステップS2)、前述のようにキャリッジ23を停止状
態で給送部1にストックされたシートSを引き出す。そ
してシート検出器26でシートSが検出されるまで、モー
タ4の回転は反時計方向を維持させる(ステップS
3)。
【0044】図1に示すシートS1の位置でシート検出器
26がシートを検出すると、モータ4の回転を時計方向に
切り換え(ステップS4)、記録動作を行う(ステップ
S5)。記録動作はキャリッジ23の主走査方向の往復運
動と一行ごとのピッチ搬送を開始し、キャリッジ23の位
置に応じて記録信号が記録ヘッド24に送出されることで
行われる。この記録動作が完了すると(ステップS
6)、キャリッジ23が待機位置に移動し、モータ4が再
度反時計方向に切り換えられてシートが排出される(ス
テップS7)。このようにして一連の記録動作が完了す
る。
【0045】上記の如く構成することにより、シートの
給送排出、及びキャリッジの移動とピッチ搬送を一つの
駆動源にて駆動することが可能となり、小型化、軽量
化、高速化、低価格化を図ることができ、また複数の駆
動源を連携させて制御する必要がないことから制御が容
易であり動作を安定化させることが可能である。
【0046】[第二実施形態]次に、本発明に係る画像
記録装置の第二実施形態について、図を用いて説明す
る。図7は本実施形態に係る画像記録装置の概略構成を
説明する平面図であって、上記第一実施形態と説明の重
複する部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0047】本実施形態は第一実施形態に対し構成部品
が少なく簡単な構成で同様の機能を達成させた例であ
る。上記第一実施形態においてはシートSを搬送するた
めの駆動力を有する軸が給送軸20、副走査ローラ軸11、
排出ローラ軸8の三本であった。またモータ4の回転方
向を切り換えて、揺動ギヤ5aと連結ギヤ6、7のどち
らかを噛合させて動力を伝達するものであった。これに
対し本実施形態においてはシートSの搬送駆動軸を二本
で構成し、かつモータ4の回転は揺動ギヤの代わりにワ
ンウェイクラッチによりキャリッジ駆動ベルト32への伝
達、非伝達を切り換える構成としている。
【0048】可逆回転可能なモータ4は駆動軸4bにワ
ンウェイクラッチであるモータクラッチ50が取り付けら
れ、その外側にはモータギヤ51が取り付けられている。
図のY方向矢視から見てモータ駆動軸4bの回転が時計
方向の時モータクラッチ50によってモータギヤ51へは回
転が伝えられず、後述のプーリギヤ52は停止状態となっ
てキャリッジ23は駆動されない。
【0049】更にモータ駆動軸4bには直接モータ傘歯
車53が固定され、該軸と同じ回転を行う。モータ傘歯車
53には互いに向き合い歯数の異なる中間傘歯車54aと間
欠傘歯車55とが同時に噛み合っており、中間傘歯車54a
には平歯車の中間伝達ギヤ54bが一体に構成されてい
る。中間伝達ギヤ54bは副走査ローラ軸11にワンウェイ
クラッチである副走査軸クラッチ56を介して取り付けら
れている副走査軸駆動ギヤ57と噛合している。この副走
査軸クラッチ56は副走査軸駆動ギヤ57が図のX方向矢視
から見て反時計方向の回転に対して伝達を行い、副走査
ローラ軸11に回転駆動力を伝達する。
【0050】一方、間欠傘歯車55は回転軸との間に間欠
ギヤクラッチ58を介して取り付けており、X方向矢視で
時計方向回転に対しては軸に回転を伝達せず、これに接
続された間欠駆動ギヤ38は停止状態を維持する。この間
欠ギヤクラッチ58は間欠傘歯車55の反時計方向の回転の
みを間欠駆動ギヤ38に伝達する構成である。
【0051】副走査軸駆動ギヤ57より伝えられた副走査
ローラ軸11の反時計方向の回転は、軸側からの反時計方
向の回転はワンウェイクラッチ14によって間欠従動ギヤ
15へは回転を伝達しない。このワンウェイクラッチ14は
間欠従動ギヤ15からの反時計方向の回転のみ副走査ロー
ラ軸11へ回転を伝える。なお、この間欠駆動ギヤ38及び
間欠従動ギヤ15は第一実施形態で説明したものと同様の
構成、動作であり、キャリッジ駆動ベルト32の半回転に
対し間欠駆動ギヤ38が位置か移転する関係に設定されて
いる。以上のように、モータ4が時計方向に回転する
時、副走査ローラ軸11に固定された副走査ローラ12は反
時計方向の連続回転を行い、図示しない副走査ピンチロ
ーラとシートを挟持搬送する。
【0052】副走査ローラ軸11の他端には一体に回転す
る歯付プーリ9aが取り付けられ、対になったもう一方
の歯付プーリ9cが給送駆動軸59にワンウェイクラッチ
である給送軸クラッチ60を介して取り付けられている。
両歯付プーリ9a、9cの間には環状にタイミングベル
ト10が張架され、駆動側である歯付プーリ9aと同速、
同方向の回転が歯付プーリ9cへと伝達される。
【0053】給送軸クラッチ60は歯付プーリ9cの反時
計方向の回転を給送駆動軸59へ伝達され、端部に固定さ
れた給送軸駆動円板61を回転させる。逆に歯付プーリ9
cの時計方向の回転は給送駆動軸59へは伝達せず、同様
に給送駆動軸59からの反時計方向の回転は歯付プーリ9
cへは伝達せずに空転する。
【0054】給送軸駆動円板61の対向位置には給送軸円
板62が設けられ、円板面が互いに対向位置にあり、突出
した干渉リブ61a、62aが設けられている。これら干渉
リブ61a、62aは第一実施形態の給送軸駆動ギヤ19の干
渉リブ19a、給送軸駆動円板21の干渉リブ21aと同様の
構成及び機能を果たすものである。すなわち互いに干渉
位置にあるため、給送軸駆動円板61の反時計方向の回転
により干渉リブ61aが干渉リブ62aに係止して回転を給
送軸円板62に伝達し、その結果給送軸20が回転し、給送
ローラ3がシートSを給送する。
【0055】副走査ローラ12のシート搬送速度は給送ロ
ーラ3より速い速度に設定しており、シートSが搬送さ
れ記録ヘッド24を通過し副走査ローラ12の位置へ到達し
て搬送力を受けると、シートSがこの給送ローラ3と副
走査ローラ12に挟まった状態ではシートSは副走査ロー
ラ12の搬送速度で搬送される。シートSの先端が副走査
ローラ12を通過し、副走査ローラ12の下流に設けられた
シート検出器26によってシートSが到達したことが検出
されると、これにより記録可能状態が検出され、画像の
記録が開始される。
【0056】この検出信号に基づいて記録動作を開始す
るが、まずモータ4の回転を図7のY方向矢視で時計方
向であったのを反時計方向に切り替える。モータ4の軸
に設けられたモータクラッチ50はモータ4の反時計方向
の回転に対し、該モータクラッチ50の外側に同軸上に設
けられたモータギヤ51に回転を伝える。更にモータギヤ
51と噛合したプーリギヤ52へ伝達され、プーリギヤ52と
共通の軸で一体に回転する歯付プーリ31aへと回転が伝
達される。この歯付プーリ31aと対となる歯付従動プー
リ31bにキャリッジ駆動ベルト32が張架されており、一
方方向に回動させる。
【0057】該キャリッジ駆動ベルト32の一部にはキャ
リッジ駆動ピン33がキャリッジ23側に突出した状態で固
定されており、キャリッジ23に移動方向と垂直に穿設さ
れた長溝と係合する。キャリッジ駆動ベルト32が一回転
するとキャリッジ23はキャリッジ軸25に案内され一往復
の主走査方向直線運動を行いつつ画像記録を行う。この
ときキャリッジ駆動ピン33は長溝内を一往復する。
【0058】一方、モータ駆動軸4bに固定されたモー
タ傘歯車53は反時計方向の回転により中間傘歯車54aへ
は時計方向の回転を、間欠傘歯車55へは反時計方向の回
転を伝達する。中間傘歯車54aの反時計方向の回転は中
間伝達ギヤ54bを介して副走査軸駆動ギヤ57を時計方向
に回転させるが、副走査軸クラッチ56により副走査ロー
ラ軸11には伝達されない。また、間欠傘歯車55の時計方
向の回転は間欠ギヤクラッチ58が回転を間欠駆動ギヤ38
に伝達し、第一実施形態と同様に間欠従動ギヤ15を間欠
駆動し、副走査ローラ12によりシートSをピッチ搬送す
る。
【0059】本実施形態に示した構成はワンウェイクラ
ッチによってキャリッジ駆動ベルト32への伝達、非伝達
を切り換えることにより、駆動軸が二本の構成とするこ
とができ上記第一実施形態よりも簡単な構成であるが、
本実施形態はシートSが記録位置である記録ヘッド24を
通過してからシート検出器26に至るまでの距離を短くす
ることができ、記録の余白を少なくすることができる。
【0060】上記各実施形態において駆動ギヤの一方向
の駆動力をキャリッジの往復運動に変換する機構をキャ
リッジベルトと該ベルトに固定されキャリッジに穿設さ
れた長溝に係合するピンを用いた構成で示したが、本発
明はこれに限定するものではない。例えば他の方法とし
て、駆動ギヤの一方向回転を双方向の螺旋溝を設けたリ
ードスクリュー軸に伝達し、軸心を中心に一方向に回転
させ、該溝にキャリッジ側に設けた突起を嵌入すること
によりキャリッジを往復運動させる機構としてもよい。
また更には、特開平4-288264に開示された如く片方向の
螺旋溝を設けたリードスクリューを回転駆動経路内に中
間ギヤを挿脱して双方向回転に変換し、該溝内にキャリ
ッジ側に設けた突起を嵌入させ往復運動させる機構を用
いてもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明した如く本発明にかかる画像記
録装置は、定型のカットシートを用いる画像記録装置に
おいて、記録ヘッドを搭載したキャリッジの主走査方向
の往復運動と副走査方向であるシートのピッチ搬送を安
定して行うことができ、且つその同期制御を簡潔なもの
とすることができる。
【0062】また、記録動作の前後動作であるシートの
給送、排出の搬送動作、及び記録動作のキャリッジ移
動、ピッチ搬送を単一の駆動源で構成でき、しかも搬送
動作と記録動作とを駆動源の回転方向の切り替えのみに
よって選択することが可能となるために、記録動作の安
定化、装置の小型化、軽量化、高速化、低価格化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態に係る画像記録装置の概略構成図
である。
【図2】画像記録装置の記録動作を説明する図である。
【図3】間欠駆動ギヤによる間欠従動ギヤの間欠割り出
し機構を説明する図である。
【図4】間欠駆動ギヤの回転とキャリッジ駆動ベルトの
回転との回転位置関係を説明する図である。
【図5】制御ブロックを説明する図である。
【図6】記録動作を説明するフローチャートである。
【図7】第二実施形態に係る画像記録装置の概略構成を
説明する平面図である。
【符号の説明】
S …シート 1 …給送部 2 …分離リブ 3 …給送ローラ 4 …モータ 4a …モータギヤ 4b …モータ駆動軸 5 …アーム 5a …揺動ギヤ 6 …連結ギヤ 7 …連結ギヤ 8 …排出ローラ軸 8a …排出ローラ 8b …排出ローラ 9a …歯付プーリ 9b …歯付プーリ 9c …歯付プーリ 10 …タイミングベルト 11 …副走査ローラ軸 12 …副走査ローラ 13 …副走査ギヤ 14 …ワンウェイクラッチ 15 …間欠従動ギヤ 15a …従動ギヤ部 15b …有歯部 15c …従動フランジ部 15d …被回転阻止部 16 …副走査ピンチローラ 17 …中間ギヤ 19 …給送軸駆動ギヤ 19a …干渉リブ 20 …給送軸 21 …給送軸駆動円板 21a …干渉リブ 22 …ワンウェイクラッチ 23 …キャリッジ 24 …記録ヘッド 25 …キャリッジ軸 26 …シート検出器 27 …キャリッジ駆動ギヤ 28 …キャリッジ駆動伝達軸 29 …傘歯車 30 …傘歯車 31a …歯付プーリ 31b …歯付従動プーリ 32 …キャリッジ駆動ベルト 33 …キャリッジ駆動ピン 34 …長溝 35 …光学的位置検出器 36 …リニヤエンコーダ 37 …中間調整ギヤ 38 …間欠駆動ギヤ 38a …ギヤ部 38b …有歯部 38c …欠歯部 38d …フランジ部 38e …回転阻止部 38f …回転許容部 40 …CPU 41 …I/F 42 …ROM 43 …RAM 44 …記録装置 45 …モータ駆動回路 46 …ヘッド駆動回路 47 …キャリッジ検出回路 48 …シート検出回路 49 …抵抗体 50 …モータクラッチ 51 …モータギヤ 52 …プーリギヤ 53 …モータ傘歯車 54a …中間傘歯車 54b …中間伝達ギヤ 55 …間欠傘歯車 56 …副走査軸クラッチ 57 …副走査軸駆動ギヤ 58 …間欠ギヤクラッチ 59 …給送駆動軸 60 …給送軸クラッチ 61 …給送軸駆動円板 61a …干渉リブ 62 …給送軸円板 62a …干渉リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに画像を記録するための記録手段
    に対し前記シートを供給又は排出するシート搬送手段
    と、前記記録手段を搭載したキャリッジを主走査方向に
    往復運動させるキャリッジ駆動手段と、前記キャリッジ
    の運動と同期して前記シートを副走査方向に搬送するピ
    ッチ搬送手段とを有し、 前記シート搬送手段、キャリッジ駆動手段、ピッチ搬送
    手段は単一の駆動源によって駆動を供給され、 前記シート搬送手段と、キャリッジ駆動手段及びピッチ
    搬送手段とは、前記駆動源の回転方向を切り換えること
    により駆動の伝達を切り換えるよう構成したことを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジ駆動手段は、一方向に伝
    達される回転駆動力により前記キャリッジを双方向の往
    復直線運動に変換するよう構成したことを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ピッチ搬送手段は、前記キャリッジ
    駆動手段によって往復運動するキャリッジが両端死点近
    傍にあるとき同期して駆動するよう構成した間欠回転機
    構であることを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ピッチ搬送手段は、前記キャリッジ
    駆動手段より伝達された回転駆動力を間欠駆動ギヤ及び
    間欠従動ギヤを介して伝達するものであって、前記間欠
    駆動ギヤは往復運動するキャリッジの片方向の移動で1
    回転し、前記間欠従動ギヤは該間欠駆動ギヤの一回転に
    対し所定のn(整数)分の1回転ずつ回転することを特
    徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記録装置は記録位置へシートが
    到達したことを検出するシート検出手段を有し、 前記駆動源の回転方向の切り換え制御は、前記シート検
    出手段の検出信号によって行うことを特徴とする請求項
    1記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動源の回転方向の切り換え制御
    は、差動ギヤのアームを回動させギヤ列の接続を切り換
    えることにより行うことを特徴とする請求項1記載の画
    像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記シート搬送手段、キャリッジ搬送手
    段及びピッチ搬送手段への駆動伝達機構はワンウェイク
    ラッチを有し、 前記駆動源の回転方向の切り換え制御は、該駆動源の回
    転方向によって前記ワンウェイクラッチの作動、非作動
    を切り換えることにより行うことを特徴とする請求項1
    記載の画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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