JP2000254366A - 振動式かみそり - Google Patents
振動式かみそりInfo
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- JP2000254366A JP2000254366A JP11063915A JP6391599A JP2000254366A JP 2000254366 A JP2000254366 A JP 2000254366A JP 11063915 A JP11063915 A JP 11063915A JP 6391599 A JP6391599 A JP 6391599A JP 2000254366 A JP2000254366 A JP 2000254366A
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- Japan
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- blade
- blades
- skin
- piezoelectric actuator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧電アクチュエータを用いた振動式かみそり
において、使い易さと剃り味を向上すること。 【解決手段】 振動式かみそり10において、複数の刃
15、16をケース11の異なる位置のそれぞれに設け
るとともに、それらの刃15、16を圧電アクチュエー
タ12により振動させて肌に直接当てるように構成して
なるもの。
において、使い易さと剃り味を向上すること。 【解決手段】 振動式かみそり10において、複数の刃
15、16をケース11の異なる位置のそれぞれに設け
るとともに、それらの刃15、16を圧電アクチュエー
タ12により振動させて肌に直接当てるように構成して
なるもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電アクチュエータ
を用いた振動式かみそりに関する。
を用いた振動式かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電アクチュエータ(バイモル
フ)を用いた振動式かみそりとして、特開平1-317473号
公報に記載のものがある。その振動式かみそりは、ケー
スに内蔵された圧電アクチュエータにより振動せしめら
れる内刃を網刃の裏面に沿って設けたものであり、使用
時の騒音を防止できるものである。
フ)を用いた振動式かみそりとして、特開平1-317473号
公報に記載のものがある。その振動式かみそりは、ケー
スに内蔵された圧電アクチュエータにより振動せしめら
れる内刃を網刃の裏面に沿って設けたものであり、使用
時の騒音を防止できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 網刃を用い、網刃を肌に押付けて内刃で剃るものであ
るため、網刃の裏側に毛だけでなく肌も導入してしま
い、肌の角質まで剃っていため、ひりひり感を残す点
で、剃り味が悪い。
には以下の問題点がある。 網刃を用い、網刃を肌に押付けて内刃で剃るものであ
るため、網刃の裏側に毛だけでなく肌も導入してしま
い、肌の角質まで剃っていため、ひりひり感を残す点
で、剃り味が悪い。
【0004】網刃を肌に比較的強めに押付けて剃る必
要があること、手足のむだ毛のように比較的長くて細い
毛を剃るときに毛を網刃の裏側にうまく導入できないこ
と等においても、剃り味が悪い。 剃り味を向上するに必要となる圧電アクチュエータの
材料特性が全く不明である。 ケースの先端面側の単一位置にそれらの網刃と内刃を
設けているに過ぎない。このため、使用者においてケー
スを手に持って使用するとき、使用先部位に対するケー
スの摺接部、刃の向きは唯一固定的となり、身体の例え
ば手足等の所定の使用先部位に対しては一定の使い易さ
と剃り味を確保できるものの、例えば脇の下や膝の周り
等の刃の使用先部位に対しては使いにくく、剃り味も悪
い。
要があること、手足のむだ毛のように比較的長くて細い
毛を剃るときに毛を網刃の裏側にうまく導入できないこ
と等においても、剃り味が悪い。 剃り味を向上するに必要となる圧電アクチュエータの
材料特性が全く不明である。 ケースの先端面側の単一位置にそれらの網刃と内刃を
設けているに過ぎない。このため、使用者においてケー
スを手に持って使用するとき、使用先部位に対するケー
スの摺接部、刃の向きは唯一固定的となり、身体の例え
ば手足等の所定の使用先部位に対しては一定の使い易さ
と剃り味を確保できるものの、例えば脇の下や膝の周り
等の刃の使用先部位に対しては使いにくく、剃り味も悪
い。
【0005】本発明の課題は、圧電アクチュエータを用
いた振動式かみそりにおいて、使い易さと剃り味を向上
することにある。
いた振動式かみそりにおいて、使い易さと剃り味を向上
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の刃をケースの異なる位置のそれぞれに設ける
とともに、それらの刃を圧電アクチュエータにより振動
させて肌に直接当てるように構成してなるようにしたも
のである。
は、複数の刃をケースの異なる位置のそれぞれに設ける
とともに、それらの刃を圧電アクチュエータにより振動
させて肌に直接当てるように構成してなるようにしたも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】振動式かみそり10は、図1に示
す如く、直方体等の箱形ケース11の内部に圧電アクチ
ュエータ12とその駆動回路(電源及び発振回路)13
を内蔵し、圧電アクチュエータ12の基端部をケース1
1の固定部11Aに固定し、圧電アクチュエータ12の
先端部に固定した支持体14の下面側と上面側の2位置
のそれぞれに第1の刃15と第2の刃16のそれぞれを
取付け、それらの刃15、16を肌に直接当てるように
構成してある。
す如く、直方体等の箱形ケース11の内部に圧電アクチ
ュエータ12とその駆動回路(電源及び発振回路)13
を内蔵し、圧電アクチュエータ12の基端部をケース1
1の固定部11Aに固定し、圧電アクチュエータ12の
先端部に固定した支持体14の下面側と上面側の2位置
のそれぞれに第1の刃15と第2の刃16のそれぞれを
取付け、それらの刃15、16を肌に直接当てるように
構成してある。
【0008】第1の刃15はケース11の広い面積から
なる底部に設けた底面側ガイド17に備えた開口部17
Aから外面に臨むように設定され、身体の例えば手足等
のほぼ筒状をなす部分を使用先部位としてそれらの手足
等に底面側ガイド17を摺接可能とするとともに、その
刃形を刃幅方向に凹刃とし、肌の筒状表面に良く倣うよ
うに設定されている。
なる底部に設けた底面側ガイド17に備えた開口部17
Aから外面に臨むように設定され、身体の例えば手足等
のほぼ筒状をなす部分を使用先部位としてそれらの手足
等に底面側ガイド17を摺接可能とするとともに、その
刃形を刃幅方向に凹刃とし、肌の筒状表面に良く倣うよ
うに設定されている。
【0009】第2の刃16はケース11の狭幅突状をな
す先端部に設けた先端面ガイド18に備えた開口部18
Aから外面に臨むように設定され、身体の例えば脇の下
や膝の周り等のくぼんだ部分を使用先部位としてそれら
の脇の下や膝の周り等に先端面ガイド18を摺接可能と
するとともに、その刃形を刃幅方向に凸刃とし、肌のく
ぼみ状表面に良く倣うように設定されている。
す先端部に設けた先端面ガイド18に備えた開口部18
Aから外面に臨むように設定され、身体の例えば脇の下
や膝の周り等のくぼんだ部分を使用先部位としてそれら
の脇の下や膝の周り等に先端面ガイド18を摺接可能と
するとともに、その刃形を刃幅方向に凸刃とし、肌のく
ぼみ状表面に良く倣うように設定されている。
【0010】尚、ケース11には、圧電アクチュエータ
12の駆動スイッチ19が設けられている。
12の駆動スイッチ19が設けられている。
【0011】振動式かみそり10において、刃15、1
6は例えばレザー刃又はバリカン刃を採用できる。ま
た、刃15、16の支持体14への取付けは接着又は取
外し可能な嵌合によるものとすることができる。
6は例えばレザー刃又はバリカン刃を採用できる。ま
た、刃15、16の支持体14への取付けは接着又は取
外し可能な嵌合によるものとすることができる。
【0012】圧電アクチュエータ12は、例えば図2
(A)に示す如くのバイモルフ型圧電素子から構成さ
れ、金属製の振動板21の両面に、圧電体22、23を
設け、振動板21の先端部に上述の刃15、16の支持
体14を固定するとともに、交流電源13Aの一端を振
動板21に接続し、他端を両圧電体22、23のそれぞ
れに接続して構成される。圧電体21、22としては、
例えばチタン酸バリウム、ニオブ酸鉛、チタン酸鉛、チ
タン酸ジリコン酸鉛等の圧電セラミックが用いられる。
圧電体22、23に交流電圧を印加すると、交流電圧の
半周期では一方の圧電体22が伸長し他方の圧電体23
が収縮して図2の矢印a方向にたわみ、次の半周期では
圧電体22が収縮し他方の圧電体23が伸長して図2の
矢印b方向にたわむ。これにより、圧電アクチュエータ
12の振動板21は交流電圧の印加に従い、矢印a、b
の方向に振動する。印加する交流波形としては、正弦波
でも矩形波でも良く、時間当りの電圧変化の大きい波形
が好ましい。刃15、16の振動周波数としては、刃1
5、16の振動速度の観点から30Hz 以上が好ましく、
刃15、16の振幅の観点から 200Hz 以下が好まし
く、この振動周波数範囲で良好な剃り効率が得られる。
より好ましい範囲は60〜180 Hz である。
(A)に示す如くのバイモルフ型圧電素子から構成さ
れ、金属製の振動板21の両面に、圧電体22、23を
設け、振動板21の先端部に上述の刃15、16の支持
体14を固定するとともに、交流電源13Aの一端を振
動板21に接続し、他端を両圧電体22、23のそれぞ
れに接続して構成される。圧電体21、22としては、
例えばチタン酸バリウム、ニオブ酸鉛、チタン酸鉛、チ
タン酸ジリコン酸鉛等の圧電セラミックが用いられる。
圧電体22、23に交流電圧を印加すると、交流電圧の
半周期では一方の圧電体22が伸長し他方の圧電体23
が収縮して図2の矢印a方向にたわみ、次の半周期では
圧電体22が収縮し他方の圧電体23が伸長して図2の
矢印b方向にたわむ。これにより、圧電アクチュエータ
12の振動板21は交流電圧の印加に従い、矢印a、b
の方向に振動する。印加する交流波形としては、正弦波
でも矩形波でも良く、時間当りの電圧変化の大きい波形
が好ましい。刃15、16の振動周波数としては、刃1
5、16の振動速度の観点から30Hz 以上が好ましく、
刃15、16の振幅の観点から 200Hz 以下が好まし
く、この振動周波数範囲で良好な剃り効率が得られる。
より好ましい範囲は60〜180 Hz である。
【0013】以下、振動式かみそり10において剃り味
を向上するに必要とされる圧電アクチュエータ12の材
料特性について説明する。
を向上するに必要とされる圧電アクチュエータ12の材
料特性について説明する。
【0014】本発明の実施例1として、振動式かみそり
10の圧電アクチュエータ12を、圧電定数d=発生す
る歪(m)/与えた電界の強さ(V)=−360 ×10
-12 [m/V]のチタン酸ジルコン酸鉛からなる圧電体
22、23をステンレス鋼板からなる振動板21の両面
に焼結形成したものにて構成した。振動板21の縦、
横、厚みの各サイズは20mm、60mm、0.2mm とし、圧電体
22、23の各サイズは18mm、53mm、0.18mmとした。
尚、本発明において、圧電定数dは、電界方向(電極面
の法線方向)が板の厚み方向(3軸方向)、歪方向が板
の長さ方向(1軸方向)のことであり、一般的にこの方
向の圧電定数はd31と呼ばれる(図2(B))。
10の圧電アクチュエータ12を、圧電定数d=発生す
る歪(m)/与えた電界の強さ(V)=−360 ×10
-12 [m/V]のチタン酸ジルコン酸鉛からなる圧電体
22、23をステンレス鋼板からなる振動板21の両面
に焼結形成したものにて構成した。振動板21の縦、
横、厚みの各サイズは20mm、60mm、0.2mm とし、圧電体
22、23の各サイズは18mm、53mm、0.18mmとした。
尚、本発明において、圧電定数dは、電界方向(電極面
の法線方向)が板の厚み方向(3軸方向)、歪方向が板
の長さ方向(1軸方向)のことであり、一般的にこの方
向の圧電定数はd31と呼ばれる(図2(B))。
【0015】他方、比較例1として、実施例1に対し、
圧電アクチュエータ12の圧電体22、23の圧電定数
d=−160 ×10-12 [m/V]とすることだけを異にし
た振動式かみそり10を用意した。また、比較例2とし
て、市販の軽便かみそりを用意した。
圧電アクチュエータ12の圧電体22、23の圧電定数
d=−160 ×10-12 [m/V]とすることだけを異にし
た振動式かみそり10を用意した。また、比較例2とし
て、市販の軽便かみそりを用意した。
【0016】実施例1、比較例1、2のそれぞれにおい
て足のむだ毛を剃り、剃り性能を比較した結果、表1を
得た。尚、このとき、実施例1、比較例1の振動式かみ
そり10については170 V/80Hz の電圧を圧電体2
2、23に印加して刃15、16を振動させた。
て足のむだ毛を剃り、剃り性能を比較した結果、表1を
得た。尚、このとき、実施例1、比較例1の振動式かみ
そり10については170 V/80Hz の電圧を圧電体2
2、23に印加して刃15、16を振動させた。
【0017】
【表1】
【0018】このとき、実施例1の圧電定数を−180 〜
−400 ×10-12 [m/V]の範囲に拡張する限りにおい
ては、実施例1と同様の剃り性能を確認できた。即ち、
圧電アクチュエータ12の圧電定数を−180 〜−400 ×
10-12 [m/V]の範囲に設定することにより、剃り味
を安定的に向上できることが認められる。
−400 ×10-12 [m/V]の範囲に拡張する限りにおい
ては、実施例1と同様の剃り性能を確認できた。即ち、
圧電アクチュエータ12の圧電定数を−180 〜−400 ×
10-12 [m/V]の範囲に設定することにより、剃り味
を安定的に向上できることが認められる。
【0019】従って、振動式かみそり10の使用時に、
手足等を使用先部位とするときには、図3に示す如く、
使用者によってケース11を表側からつかむことにて第
1の刃15を用い、脇の下や膝の周り等を使用先部位と
するときには、図4に示す如く、使用者によってケース
11を単に裏側からつかむことにて第2の刃16を用い
るものとする。即ち、使用先部位に応じて、ケース11
の表裏を単に持ち代えるだけで、第1の刃15(凹刃)
と第2の刃16(凸刃)を切換装置等を伴うことなく直
ちに簡易に使い分けできる。
手足等を使用先部位とするときには、図3に示す如く、
使用者によってケース11を表側からつかむことにて第
1の刃15を用い、脇の下や膝の周り等を使用先部位と
するときには、図4に示す如く、使用者によってケース
11を単に裏側からつかむことにて第2の刃16を用い
るものとする。即ち、使用先部位に応じて、ケース11
の表裏を単に持ち代えるだけで、第1の刃15(凹刃)
と第2の刃16(凸刃)を切換装置等を伴うことなく直
ちに簡易に使い分けできる。
【0020】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 (請求項1に対応する作用効果) 刃15、16を圧電アクチュエータ12により振動さ
せたことにより、刃15、16を肌に直接軽く当て肌に
沿って滑らせることにより、肌の角質を傷めず、刃1
5、16を肌に強めに押付けることもなく、手足のむだ
毛等の比較的長くて細い毛も容易に剃ることができ、安
定期に剃り味を向上できる。
ある。 (請求項1に対応する作用効果) 刃15、16を圧電アクチュエータ12により振動さ
せたことにより、刃15、16を肌に直接軽く当て肌に
沿って滑らせることにより、肌の角質を傷めず、刃1
5、16を肌に強めに押付けることもなく、手足のむだ
毛等の比較的長くて細い毛も容易に剃ることができ、安
定期に剃り味を向上できる。
【0021】ケース11の異なる位置のそれぞれに刃
15、16を設けた。従って、複数の刃15、16のそ
れぞれを身体の異なる使用先部位のそれぞれに最適とな
る取付位置に設けることができ、ケース11並びにそれ
ぞれの刃15、16をそれらの使用先部位に最適となる
姿勢で剃り動作できるものとなり、使い易さと剃り味を
向上できる。
15、16を設けた。従って、複数の刃15、16のそ
れぞれを身体の異なる使用先部位のそれぞれに最適とな
る取付位置に設けることができ、ケース11並びにそれ
ぞれの刃15、16をそれらの使用先部位に最適となる
姿勢で剃り動作できるものとなり、使い易さと剃り味を
向上できる。
【0022】(請求項2に対応する作用効果) 複数の刃15、16の刃形をそれらの使用先部位に対
応して特定化したことにより、剃り味を一層向上でき
る。例えば、手足等のほぼ筒状をなす使用先部位のため
の刃形として凹刃15を用いるものとすれば、刃15が
肌の筒状表面に良く倣って肌に接触する長さを長くで
き、 1回の剃り動作で広い面積の毛を剃ることがで
き、剃り能率を向上できる。他方、脇の下や膝の周り等
のくぼんだ部分を使用先部位とするときの刃形として凸
刃16を用いるものとすれば、この場合にも、刃16が
肌のくぼみ状表面に良く倣って肌に接触する長さを長く
でき、1回の剃り動作で広い面積の毛を剃ることがで
き、剃り能率を向上できる。
応して特定化したことにより、剃り味を一層向上でき
る。例えば、手足等のほぼ筒状をなす使用先部位のため
の刃形として凹刃15を用いるものとすれば、刃15が
肌の筒状表面に良く倣って肌に接触する長さを長くで
き、 1回の剃り動作で広い面積の毛を剃ることがで
き、剃り能率を向上できる。他方、脇の下や膝の周り等
のくぼんだ部分を使用先部位とするときの刃形として凸
刃16を用いるものとすれば、この場合にも、刃16が
肌のくぼみ状表面に良く倣って肌に接触する長さを長く
でき、1回の剃り動作で広い面積の毛を剃ることがで
き、剃り能率を向上できる。
【0023】(請求項3に対応する作用効果) ケース11の底面側に設けた第1の刃15の使用先部
位を手足等とするとき、刃15を備えるケース11の底
面側ガイド17の広い面積を肌に接触するものとし、結
果として、持ち手の押し付け力が変化しても、刃15が
肌に当たる力と相対角度をほぼ一定に保つことができ、
刃15が肌に局部的に大きな力を与えて肌の角質を傷め
る如くを防止できる。また、持ち手の押し付け力を一定
に保つ必要がないから、素早く短時間で剃ることができ
る。
位を手足等とするとき、刃15を備えるケース11の底
面側ガイド17の広い面積を肌に接触するものとし、結
果として、持ち手の押し付け力が変化しても、刃15が
肌に当たる力と相対角度をほぼ一定に保つことができ、
刃15が肌に局部的に大きな力を与えて肌の角質を傷め
る如くを防止できる。また、持ち手の押し付け力を一定
に保つ必要がないから、素早く短時間で剃ることができ
る。
【0024】ケース11の先端面に設けた第2の刃1
6の使用先部位を脇の下や膝の周り等とするとき、ケー
ス11の刃16の周辺の狭幅突状をなす先端面ガイド1
8が、身体のくぼんだ部分にも確実に摺接し、且つ肌と
接触する面積を小とし、結果として、脇の下や膝の周り
等の肌のくぼんだ部分でも剃り残しなくスムースに剃り
上げできる。
6の使用先部位を脇の下や膝の周り等とするとき、ケー
ス11の刃16の周辺の狭幅突状をなす先端面ガイド1
8が、身体のくぼんだ部分にも確実に摺接し、且つ肌と
接触する面積を小とし、結果として、脇の下や膝の周り
等の肌のくぼんだ部分でも剃り残しなくスムースに剃り
上げできる。
【0025】(請求項4に対応する作用効果) 圧電アクチュエータの圧電定数を−180 〜−400 ×10
-12 m/Vとすることにより、前述の圧電アクチュエ
ータ12を用いたことによる剃り味の向上効果を一層顕
著とする。
-12 m/Vとすることにより、前述の圧電アクチュエ
ータ12を用いたことによる剃り味の向上効果を一層顕
著とする。
【0026】また、本発明にあっては、圧電アクチュエ
ータを用いたから、従来のモーター式やソレノイド式の
電気かみそりに比べて、音が静か、機構が簡単、軽量、
かつ効率良く毛を剃ることができるという効果がある。
ータを用いたから、従来のモーター式やソレノイド式の
電気かみそりに比べて、音が静か、機構が簡単、軽量、
かつ効率良く毛を剃ることができるという効果がある。
【0027】尚、本発明の実施において、ケースの3位
置以上のそれぞれに刃を設けてなるものであっても良
い。
置以上のそれぞれに刃を設けてなるものであっても良
い。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧電アク
チュエータを用いた振動式かみそりにおいて、使い易さ
と剃り味を向上できる。
チュエータを用いた振動式かみそりにおいて、使い易さ
と剃り味を向上できる。
【図1】図1は振動式かみそりの一例を示す模式図であ
る。
る。
【図2】図2は圧電アクチュエータと刃の組立体を示す
模式図である。
模式図である。
【図3】図3は足の剃り状態を示す模式図である。
【図4】図4は脇の下の剃り状態を示す模式図である。
10 振動式かみそり 11 ケース 12 圧電アクチュエータ 15 第1の刃 16 第2の刃 17 底面側ガイド 18 先端面ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 克俊 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 上原 一之 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 大沢 清輝 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の刃をケースの異なる位置のそれぞ
れに設けるとともに、それらの刃を圧電アクチュエータ
により振動させて肌に直接当てるように構成してなる振
動式かみそり。 - 【請求項2】 前記複数の刃のそれぞれが身体の異なる
使用先部位のそれぞれに対応する特定の刃形を付与され
てなる請求項1記載の振動式かみそり。 - 【請求項3】 前記複数の刃が第1と第2の刃からな
り、第1の刃はケースの底面側に設けられ、第2の刃は
ケースの先端面側に設けられてなる請求項1又は2記載
の振動式かみそり。 - 【請求項4】 前記圧電アクチュエータの圧電定数を−
180 〜−400 ×10-1 2 m/Vとしてなる請求項1〜3の
いずれかに記載の振動式かみそり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063915A JP2000254366A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 振動式かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063915A JP2000254366A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 振動式かみそり |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000254366A true JP2000254366A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13243127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11063915A Withdrawn JP2000254366A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 振動式かみそり |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000254366A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006108170A1 (en) * | 2005-04-05 | 2006-10-12 | Eveready Battery Company, Inc. | Shaving implement having a moving blade |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063915A patent/JP2000254366A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006108170A1 (en) * | 2005-04-05 | 2006-10-12 | Eveready Battery Company, Inc. | Shaving implement having a moving blade |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |