JP2000254368A - 振動式かみそり - Google Patents

振動式かみそり

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JP2000254368A
JP2000254368A JP11063912A JP6391299A JP2000254368A JP 2000254368 A JP2000254368 A JP 2000254368A JP 11063912 A JP11063912 A JP 11063912A JP 6391299 A JP6391299 A JP 6391299A JP 2000254368 A JP2000254368 A JP 2000254368A
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JP
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blade
case
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piezoelectric
support
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Withdrawn
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JP11063912A
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English (en)
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Noriyuki Kitaori
典之 北折
Keizo Takahashi
敬蔵 高橋
Katsutoshi Hara
克俊 原
Kazuyuki Uehara
一之 上原
Kiyoteru Osawa
清輝 大沢
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動式かみそりにおいて、使い易さと剃り味
を向上すること。 【解決手段】 振動式かみそり10において、ケース1
1に対する刃17の取付位置を切換えできるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、ソレノイ
ド、又は圧電アクチュエータ等を用いた振動式かみそり
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ又は圧電アクチュエータを
用いた電動かみそりでは、ケースの内部に駆動部を内蔵
し、この駆動部に結合した刃をケースの開口部から外面
に臨ませている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、ケースに対する刃の取付位置を固定化している。
このため、使用者においてケースを手に持って使用する
とき、使用先部位に対するケースの摺接部、刃の向きは
唯一固定的となり、身体の例えば手足等の所定の使用先
部位に対しては一定の使い易さと剃り味を確保できるも
のの、例えば脇の下や膝の周り等の他の使用先部位に対
しては使いにくく、剃り味も悪い。
【0004】本発明の課題は、振動式かみそりにおい
て、使い易さと剃り味を向上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、ケースに対する刃の取付位置を切換えできるように
した振動式かみそりである。
【0006】
【発明の実施の形態】振動式かみそり10は、図1に示
す如く、直方体等の箱形ケース11の内部に圧電アクチ
ュエータ12とその駆動回路(電源及び発振回路)13
を内蔵し、圧電アクチュエータ12の基端部をケース1
1の内部に移動可能に設けられている切換レバー14に
固定している。他方、ケース11の先端側の両端部に設
けた長孔状ガイド孔15には支持体16のアーム16A
がピン16Bを介して枢着され、この支持体16には刃
17を備えている。そして、前述の切換レバー14に固
定されている圧電アクチュエータ12の先端部に固定の
連結体12Aと上述の支持体16とはピン18により結
合されている。
【0007】そして、切換レバー14は、ケース11の
上面11Aの操作凹部21から外方に突出する操作ノブ
14Aを備えるとともに、ケース11の底面11Bの内
部の長手方向に沿って設けられているスライドガイド2
2に案内されて前述の如くに移動できる。切換レバー1
4は、上述の移動により、圧電アクチュエータ12を移
動するとともに、圧電アクチュエータ12の先端側の連
結体12Aにピン結合されている支持体16のアーム1
6Aのピン16Bを長孔状ガイド孔15に沿って上下動
し、結果としてこの支持体16が備える刃17をケース
11の底面ガイド23A〜先端面ガイド23Bに沿って
設けた開口部24の内部で移動可能とする。これによ
り、刃17は、(a) ケース11の底面11Bの内側に格
納される待機位置(図1(A))、(b) ケース11の開
口部24の中における底面ガイド23Aのガイド面上に
定められる第1取付位置(図1(B))と、(c) ケース
11の開口部24の中における先端面ガイド23Bのガ
イド面上に定められる第2取付位置(図1(C))のい
ずれかに切換設定される。尚、振動式かみそり10にお
いて、ケース11の底面ガイド23Aを備える底部(底
面11B)は広い面積を備え、先端面ガイド23Bを備
える先端部は狭幅突状をなす。また、圧電アクチュエー
タ12は底面ガイド23Aに平行に延在され、支持体1
6のための長孔状ガイド孔15は底面ガイド23Aに垂
直配置されている。
【0008】切換レバー14が刃17を上述 (a)〜(c)
のいずれかの位置に切換設定したとき、圧電アクチュエ
ータ12の連結体12Aが備える弾発的係止レバー
(爪)25は、図2に示す如く、支持体16のピン18
まわりの円弧面上に設けられている待機用凹部26A、
第1取付用凹部26B、第2取付用凹部26Cのそれぞ
れに係止し、刃17を待機位置、第1取付位置、第2取
付位置のそれぞれに停留保持する(図2(A)〜
(C))。
【0009】使用者は、身体の剃ろうとする部位に応じ
て刃17を上述の第1取付位置と第2取付位置のいずれ
かに切換設定でき、例えば手足を使用先部位とするとき
には刃17をケース11の底面ガイド23Aのガイド面
上に定められる第1取付位置に設定し、手足等にケース
11の底部の底面11B及び底面ガイド23Aを摺接し
ながら刃17を肌に直接当てて剃り動作するものとし、
脇の下や膝の周りを使用先部位とするときには刃17を
ケース11の先端面ガイド23Bのガイド面上に定めら
れる第2取付位置に設定し、脇の下や膝の周り等にケー
ス11の先端部の先端面ガイド23Bを摺接しながら刃
17を肌に直接当てて剃り動作するものとする。
【0010】ここで、切換レバー14はケース11の底
面11Bの内面に沿って移動するカバー27を備え、カ
バー27の先端部を圧電アクチュエータ12の先端側の
下方にまで延在してある。これにより、切換レバー14
が刃17を待機位置から第1取付位置〜第2取付位置に
切換設定するとき、カバー27はケース11の内部から
開口部24の側に突出して圧電アクチュエータ12を外
方空間に対して遮蔽し、使用者の手指が高温状態にある
圧電アクチュエータ12に触れることを防止可能とす
る。尚、ケース11には圧電アクチュエータ12の駆動
スイッチ13Aが設けられている。
【0011】振動式かみそり10において、刃17は例
えばレザー刃又はバリカン刃を採用できる。また、刃1
7の支持体16への取付けは接着又は取外し可能な嵌合
によるものとすることができる。
【0012】圧電アクチュエータ12は、例えば図3
(A)に示す如くのバイモルフ型圧電素子から構成さ
れ、金属製の振動板31の両面に、圧電体32、33を
設け、振動板31の先端部に固定した連結部12Aに上
述の刃17の支持体16をピン結合するとともに、交流
電源13Bの一端を振動板31に接続し、他端を両圧電
体32、33のそれぞれに接続して構成される。圧電体
31、32としては、例えばチタン酸バリウム、ニオブ
酸鉛、チタン酸鉛、チタン酸ジリコン酸鉛等の圧電セラ
ミックが用いられる。圧電体32、33に交流電圧を印
加すると、交流電圧の半周期では一方の圧電体32が伸
長し他方の圧電体33が収縮して図3の矢印a方向にた
わみ、次の半周期では逆に圧電体32が収縮し他方の圧
電体33が伸長して図3の矢印b方向にたわむ。これに
より、圧電アクチュエータ12の振動板31は交流電圧
の印加に従い、矢印a、bの方向で上下に振動する。印
加する交流波形としては、正弦波でも矩形波でも良く、
時間当りの電圧変化の大きい波形が好ましい、刃17の
振動周波数としては、刃17の振動速度の観点から30H
z 以上が好ましく、刃17の振幅の観点から 200Hz 以
下が好ましく、この振動周波数範囲で良好な剃り効率が
得られる。より好ましい範囲は60〜180 Hz である。
【0013】以下、振動式かみそり10において剃り味
を向上するに必要とされる圧電アクチュエータ12の材
料特性について説明する。
【0014】振動式かみそり10の圧電アクチュエータ
12を、圧電定数d=発生する歪(m)/与えた電界の
強さ(V)=−360 ×10-12 [m/V]のチタン酸ジ
ルコン酸鉛からなる圧電体32、33をステンレス鋼板
からなる振動板31の両面に焼結形成したものにて構成
した。振動板31の縦、横、厚みの各サイズは20mm、60
mm、0.2mm とし、圧電体32、33の各サイズは18mm、
53mm、0.18mmとした。尚、本発明において、圧電定数d
は、電界方向(電極面の法線方向)が板の厚み方向(3
軸方向)、歪方向が板の長さ方向(1軸方向)のことで
あり、一般的にこの方向の圧電定数はd31と呼ばれる
(図3(B))。
【0015】他方、比較例1として、実施例1に対し、
圧電アクチュエータ12の圧電体32、33の圧電定数
d=−160 ×10-12 [m/V]とすることだけを異にし
た振動式かみそり10を用意した。また、比較例2とし
て、市販の軽便かみそりを用意した。
【0016】実施例1、比較例1、2のそれぞれにおい
て足のむだ毛を剃り、剃り性能を比較した結果、表1を
得た。尚、このとき、実施例1、比較例1の振動式かみ
そり10については170 V/80Hz の電圧を圧電体3
2、33に印加して刃17を振動させた。
【0017】
【表1】
【0018】このとき、実施例1の圧電定数を−180 〜
−400 ×10-12 [m/V]の範囲に拡張する限りにおい
ては、実施例1と同様の剃り性能を確認できた。即ち、
圧電アクチュエータ12の圧電定数を−180 〜−400 ×
10-12 [m/V]の範囲に設定することにより、剃り味
を安定的に向上できることが認められる。
【0019】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 (請求項1に対応する作用効果) 身体の異なる使用先部位のそれぞれに応じて、刃17
の取付位置を切換えて使用することにより、ケース11
及び刃17を使用先部位に最適となる姿勢で剃り動作で
き、使い易さと剃り味を向上できる。
【0020】(請求項2に対応する作用効果) 手足を使用先部位とするときには、刃17をケース1
1の底面側の第1取付位置に設定することにより、刃1
7を備えるケース11の底面11Bの広い面積を肌に接
触させるものとし、結果として、持ち手の押し付け力が
変化しても、刃17が肌に当たる力と相対角度をほぼ一
定に保つことができ、刃17が肌に局部的に大きな力を
与えて肌の角質を傷める如くを防止できる。また、持ち
手の押し付け力を一定に保つ必要がないから、素早く短
時間で剃ることができる。
【0021】脇の下や膝の周りを使用先部位とすると
きには、刃17をケース11の先端面側の第2取付位置
に設定することにより、ケース11における刃17の周
辺先端部が、身体のくぼんだ部分にも確実に摺接し、且
つ肌と接触する面積を小さくし、結果として、脇の下や
膝の周りの肌のくぼんだ部分でも剃り残しなくスムース
に剃り上げることができる。
【0022】(請求項3に対応する作用効果) 圧電アクチュエータ12の圧電定数を−180 〜−400
×10-12 m/Vとした。この圧電アクチュエータ12に
より振動される刃17を肌に直接軽く当て肌に沿って滑
らせることにより、肌の角質を傷めず、刃17を肌に強
めに押しつけることもなく、手足のむだ毛等の比較的長
くて細い毛も容易に剃ることができ、安定的に剃り味を
向上できる。
【0023】また、本発明において、圧電アクチュエー
タを用いる場合には、従来のモーター式やソレノイド式
の電気かみそりに比べて、音が静か、機構が簡単、軽
量、かつ効率良く毛を剃ることができるという効果があ
る。
【0024】尚、本発明において、刃はケースに対して
3以上の取付位置に切換設定できるものであっても良
い。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振動式か
みそりにおいて、使い易さと剃り味を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は振動式かみそりの一例を示す模式図であ
る。
【図2】図2は図1の要部を拡大して示す模式図であ
る。
【図3】図3は圧電アクチュエータと刃の組立体を示す
模式図である。
【符号の説明】
10 振動式かみそり 11 ケース 12 圧電アクチュエータ 14 切換レバー 17 刃 23A 底面ガイド 23B 先端面ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 克俊 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 上原 一之 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 大沢 清輝 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに対する刃の取付位置を切換えで
    きる振動式かみそり。
  2. 【請求項2】 前記刃をケースの底面側に設ける第1取
    付位置と、ケースの先端面側に設ける第2取付位置とに
    切換え設定できる請求項1記載の振動式かみそり。
  3. 【請求項3】 前記刃を圧電アクチュエータにより振動
    可能としてなり、圧電アクチュエータの圧電定数を−18
    0〜−400 ×10-12 m/Vとしてなる請求項1又は2記
    載の振動式かみそり。
JP11063912A 1999-03-10 1999-03-10 振動式かみそり Withdrawn JP2000254368A (ja)

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Effective date: 20060606