JP2001276449A - 振動式かみそり - Google Patents
振動式かみそりInfo
- Publication number
- JP2001276449A JP2001276449A JP2000095408A JP2000095408A JP2001276449A JP 2001276449 A JP2001276449 A JP 2001276449A JP 2000095408 A JP2000095408 A JP 2000095408A JP 2000095408 A JP2000095408 A JP 2000095408A JP 2001276449 A JP2001276449 A JP 2001276449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- vibration
- user
- vibration actuator
- razor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭に容易に倣
うことができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低減する
こと。 【解決手段】 握りケース１１に可動結合部１３を介し
てヘッド１２を結合し、このヘッド１２に振動アクチュ
エータ３１を内蔵し、振動アクチュエータ３１に装着し
た刃３９を肌に直接当てるように構成したもの。
うことができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低減する
こと。 【解決手段】 握りケース１１に可動結合部１３を介し
てヘッド１２を結合し、このヘッド１２に振動アクチュ
エータ３１を内蔵し、振動アクチュエータ３１に装着し
た刃３９を肌に直接当てるように構成したもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はむだ毛剃り、ひげ剃
り等に好適な振動式かみそりに関する。
り等に好適な振動式かみそりに関する。
【０００２】
【従来の技術】電気かみそりとして、特許2667267 号公
報に記載の如く、握りケースに可動結合部を介してヘッ
ドを結合し、ヘッドに設けた刃をモータにより回転可能
とするものがある。使用者が剃りたい手足、脇等の皮膚
輪郭に倣うようにヘッドを揺動させることができる。
報に記載の如く、握りケースに可動結合部を介してヘッ
ドを結合し、ヘッドに設けた刃をモータにより回転可能
とするものがある。使用者が剃りたい手足、脇等の皮膚
輪郭に倣うようにヘッドを揺動させることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】刃を回転させるモータ
が握りケースとヘッドの可動結合部に支持されているか
ら、モータの振動が握りケースに直接的に伝わり、使用
者の手に不快感を与えるとともに刃の当たる方向が振れ
るという問題がある。
が握りケースとヘッドの可動結合部に支持されているか
ら、モータの振動が握りケースに直接的に伝わり、使用
者の手に不快感を与えるとともに刃の当たる方向が振れ
るという問題がある。
【０００４】本発明の課題は、振動式かみそりにおい
て、使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭に容易に倣うこと
ができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低減することに
ある。
て、使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭に容易に倣うこと
ができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低減することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の本発明
は、握りケースに可動結合部を介してヘッドを結合し、
このヘッドに振動アクチュエータを内蔵し、振動アクチ
ュエータに刃を装着したものである。
は、握りケースに可動結合部を介してヘッドを結合し、
このヘッドに振動アクチュエータを内蔵し、振動アクチ
ュエータに刃を装着したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】振動式かみそり１０は、図１、図
２に示す如く、握りケース１１（上ケース１１Ａ、下ケ
ース１１Ｂ）に可動結合部１３を介してヘッド１２（上
ヘッド１２Ａ、下ヘッド１２Ｂ）を回動可能に結合して
いる。握りケース１１とヘッド１２はかみそり本体１０
Ａを構成する。
２に示す如く、握りケース１１（上ケース１１Ａ、下ケ
ース１１Ｂ）に可動結合部１３を介してヘッド１２（上
ヘッド１２Ａ、下ヘッド１２Ｂ）を回動可能に結合して
いる。握りケース１１とヘッド１２はかみそり本体１０
Ａを構成する。
【０００７】握りケース１１は、使用者がかみそりを把
持するためのもので、電源回路（振動アクチュエータ３
１のための発振回路を含む）２１、乾電池室２２を内蔵
し、下面に蓋２３、上面にスライドレバー式電源スイッ
チ２４を備える。
持するためのもので、電源回路（振動アクチュエータ３
１のための発振回路を含む）２１、乾電池室２２を内蔵
し、下面に蓋２３、上面にスライドレバー式電源スイッ
チ２４を備える。
【０００８】ヘッド１２は、振動アクチュエータ３１を
内蔵し、振動アクチュエータ３１に装着した刃３９を肌
に直接当てるように構成されている。振動アクチュエー
タ３１は、図３に示す如く、ヘッド１２に設けた取付ボ
ス３２にＡＢＳ樹脂等の振動板３３（刃３９の共振周波
数を高くする部材）を固定し、振動板３３の自由端側の
中間部に押え板３４により圧電素子３５を固定し、振動
板３３の自由端部に刃ホルダ３６を備え、刃ホルダ３６
のチャック３７に刃カートリッジ３８を着脱する。刃カ
ートリッジ３８はレザー刃３９を備える。
内蔵し、振動アクチュエータ３１に装着した刃３９を肌
に直接当てるように構成されている。振動アクチュエー
タ３１は、図３に示す如く、ヘッド１２に設けた取付ボ
ス３２にＡＢＳ樹脂等の振動板３３（刃３９の共振周波
数を高くする部材）を固定し、振動板３３の自由端側の
中間部に押え板３４により圧電素子３５を固定し、振動
板３３の自由端部に刃ホルダ３６を備え、刃ホルダ３６
のチャック３７に刃カートリッジ３８を着脱する。刃カ
ートリッジ３８はレザー刃３９を備える。
【０００９】振動アクチュエータ３１の圧電素子３５
は、例えば図３に示す如きバイモルフ型のものであり、
金属板３５Ａの両面に圧電体３５Ｂ、３５Ｃを設け、交
流電流の一端を金属板３５Ａに、他端を圧電体３５Ｂ、
３５Ｃに接続して構成される。金属板３５Ａとしては、
厚み0.03〜0.5mm （好ましくは0.05〜0.2mm ）のステン
レス鋼板、銅板等を用いる。また、圧電体３５Ｂ、３５
Ｃとしては、厚み0.05〜0.5mm （好ましくは0.05〜0.2m
m ）の、例えばチタン酸バリウム、ニオブ酸鉛、チタン
酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミックを用い
る。圧電体３５Ｂ、３５Ｃに交流電圧を印加すると、交
流電圧の半周期では一方の圧電体３５Ｂが伸長し他方の
圧電体３５Ｃが収縮して例えば上方向に撓み、次の半周
期では逆に圧電体３５Ｂが収縮し他方の圧電体３５Ｃが
伸長して下方向に撓む。従って、金属板３５Ａは交流電
圧の印加に従い、上下に振動する。印加する交流波形
は、正弦波でも矩形波でも良い。
は、例えば図３に示す如きバイモルフ型のものであり、
金属板３５Ａの両面に圧電体３５Ｂ、３５Ｃを設け、交
流電流の一端を金属板３５Ａに、他端を圧電体３５Ｂ、
３５Ｃに接続して構成される。金属板３５Ａとしては、
厚み0.03〜0.5mm （好ましくは0.05〜0.2mm ）のステン
レス鋼板、銅板等を用いる。また、圧電体３５Ｂ、３５
Ｃとしては、厚み0.05〜0.5mm （好ましくは0.05〜0.2m
m ）の、例えばチタン酸バリウム、ニオブ酸鉛、チタン
酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミックを用い
る。圧電体３５Ｂ、３５Ｃに交流電圧を印加すると、交
流電圧の半周期では一方の圧電体３５Ｂが伸長し他方の
圧電体３５Ｃが収縮して例えば上方向に撓み、次の半周
期では逆に圧電体３５Ｂが収縮し他方の圧電体３５Ｃが
伸長して下方向に撓む。従って、金属板３５Ａは交流電
圧の印加に従い、上下に振動する。印加する交流波形
は、正弦波でも矩形波でも良い。
【００１０】可動結合部１３は、図４に示す如く、握り
ケース１１の両側壁部に固定的に内蔵したゴム製リング
（振動伝達阻止手段）４０の内周の複数の凹部４１に、
ヘッド１２の両側壁部に設けた支軸部４２の付根側面に
設けた突起部４３を係脱することにより、ヘッド１２を
握りケース１１に対し回動可能としている。ヘッド１２
の突起部４３は握りケース１１の側の相隣る凹部４１の
境界部を弾性変形させて乗り越えることによりヘッド１
２を回転し、該突起部４３を次の凹部４１に係合するこ
とによりヘッド１２をぐらつきなく固定する。
ケース１１の両側壁部に固定的に内蔵したゴム製リング
（振動伝達阻止手段）４０の内周の複数の凹部４１に、
ヘッド１２の両側壁部に設けた支軸部４２の付根側面に
設けた突起部４３を係脱することにより、ヘッド１２を
握りケース１１に対し回動可能としている。ヘッド１２
の突起部４３は握りケース１１の側の相隣る凹部４１の
境界部を弾性変形させて乗り越えることによりヘッド１
２を回転し、該突起部４３を次の凹部４１に係合するこ
とによりヘッド１２をぐらつきなく固定する。
【００１１】以下、振動式かみそり１０の振動特性テス
ト結果について説明する。尚、テストに用いた振動アク
チュエータ３１は、振動板３３を厚み1.5mm のＡＢＳ樹
脂板により構成し、圧電素子３５の金属板３５Ａを厚み
0.1mm のステンレス鋼板、圧電体３５Ｂと圧電体３５Ｃ
のそれぞれを厚み0.18mmのチタン酸ジルコン酸鉛により
構成した。
ト結果について説明する。尚、テストに用いた振動アク
チュエータ３１は、振動板３３を厚み1.5mm のＡＢＳ樹
脂板により構成し、圧電素子３５の金属板３５Ａを厚み
0.1mm のステンレス鋼板、圧電体３５Ｂと圧電体３５Ｃ
のそれぞれを厚み0.18mmのチタン酸ジルコン酸鉛により
構成した。
【００１２】本実施形態によれば、以下の作用がある。 （請求項１に対応する作用） 振動アクチュエータ３１をヘッド１２に内蔵し、この
ヘッド１２と握りケース１１の間に可動結合部１３を介
した。振動アクチュエータ３１の振動は、ヘッド１２、
可動結合部１３を介して間接的に、特に可動結合部１３
の自由度の高い回動部分で減衰されて握りケース１１に
伝わり、使用者の手に不快感を与えない。
ヘッド１２と握りケース１１の間に可動結合部１３を介
した。振動アクチュエータ３１の振動は、ヘッド１２、
可動結合部１３を介して間接的に、特に可動結合部１３
の自由度の高い回動部分で減衰されて握りケース１１に
伝わり、使用者の手に不快感を与えない。
【００１３】握りケース１１に対してヘッド１２を可
動としたから、使用者が剃りたい手足、脇等の皮膚輪郭
に倣うようにヘッド１２を揺動でき、使用性を向上でき
る。
動としたから、使用者が剃りたい手足、脇等の皮膚輪郭
に倣うようにヘッド１２を揺動でき、使用性を向上でき
る。
【００１４】振動アクチュエータ３１を用いたから、
モータ等を用いるものに比して、音が静か、機構が簡
単、軽量且つ効率良く毛を剃ることができる。
モータ等を用いるものに比して、音が静か、機構が簡
単、軽量且つ効率良く毛を剃ることができる。
【００１５】（請求項２に対応する作用） 可動結合部１３は振動伝達阻止手段としてのゴム製リ
ング４０を備えたから、ヘッド１２の側から握りケース
１１に伝わる振動をより減衰でき、揺動により皮膚に倣
うのが確実になる。
ング４０を備えたから、ヘッド１２の側から握りケース
１１に伝わる振動をより減衰でき、揺動により皮膚に倣
うのが確実になる。
【００１６】（請求項３に対応する作用） 振動アクチュエータ３１のための電源回路２１は握り
ケース１１に内蔵したから、ヘッド１２を小型にでき、
使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭にヘッド１２をより確
実に倣わせることができる。
ケース１１に内蔵したから、ヘッド１２を小型にでき、
使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭にヘッド１２をより確
実に倣わせることができる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振動式か
みそりにおいて、使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭に容
易に倣うことができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低
減できる。
みそりにおいて、使用者が剃りたい部位の皮膚輪郭に容
易に倣うことができ、且つ使用者の手に伝わる振動を低
減できる。
【図１】図１は振動式かみそりを示す断面図である。
【図２】図２は図１の内部を示す平面図である。
【図３】図３は図１の振動アクチュエータを示す模式図
である。
である。
【図４】図４は図１の握りケースとヘッドの可動結合部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
１０ 振動式かみそり １１ 握りケース １２ ヘッド １３ 可動結合部 ２１ 電源回路 ３１ 振動アクチュエータ ３９ 刃 ４０ ゴム製リング（振動伝達阻止手段）
フロントページの続き (72)発明者 宮村 猛史 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 北折 典之 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Ｆターム(参考） 3C056 CA03 CA08 CA13 HA04 HA07 HA13 JA05 JA13 JA18 JA23 JC02 JC15 JD07 JD11 JE00 JE08
Claims (3)
- 【請求項１】 握りケースに可動結合部を介してヘッド
を結合し、このヘッドに振動アクチュエータを内蔵し、
振動アクチュエータに刃を装着した振動式かみそり。 - 【請求項２】 前記可動結合部に振動伝達阻止手段を設
けた請求項１記載の振動式かみそり。 - 【請求項３】 前記握りケースに電源を内蔵した請求項
１又は２記載の振動式かみそり。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000095408A JP2001276449A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 振動式かみそり |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000095408A JP2001276449A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 振動式かみそり |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001276449A true JP2001276449A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18610313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000095408A Withdrawn JP2001276449A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 振動式かみそり |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001276449A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9375855B2 (en) | 2004-03-30 | 2016-06-28 | Edgewell Personal Care Brands, Llc | Wet razor and electric trimmer assembly |
-
2000
- 2000-03-30 JP JP2000095408A patent/JP2001276449A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9375855B2 (en) | 2004-03-30 | 2016-06-28 | Edgewell Personal Care Brands, Llc | Wet razor and electric trimmer assembly |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |