JP2001340669A - 振動式かみそり - Google Patents

振動式かみそり

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JP2001340669A
JP2001340669A JP2000166725A JP2000166725A JP2001340669A JP 2001340669 A JP2001340669 A JP 2001340669A JP 2000166725 A JP2000166725 A JP 2000166725A JP 2000166725 A JP2000166725 A JP 2000166725A JP 2001340669 A JP2001340669 A JP 2001340669A
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JP
Japan
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blade
razor
piezoelectric element
diaphragm
vibration
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Withdrawn
Application number
JP2000166725A
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Inventor
Keizo Takahashi
敬蔵 高橋
Kazuyuki Uehara
一之 上原
Takeshi Miyamura
猛史 宮村
Noriyuki Kitaori
典之 北折
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動式かみそりをコンパクトにしながら、剃
り味を向上すること 【解決手段】 圧電素子35を備えた振動アクチュエー
タ31を有し、振動アクチュエータ31に装着した刃3
9を肌に直接当てるように構成し、振動アクチュエータ
31に刃39の共振周波数を高くする部材(振動板3
3)を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はむだ毛剃り、ひげ剃
り等に好適な振動式かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】振動式かみそりとして、特公平7-85756
号公報に記載の、圧電素子を備えた振動アクチュエータ
に内刃を装着し、この内刃をかみそり本体の上部に設け
た外刃に摺接することにより、外刃の間より内側に導か
れた毛を剃るものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内刃が外刃に摺接す
るので摩擦損失が大きく、大型の圧電素子が必要にな
る。そのため、かみそりの全体が大型になり、消費電力
も大きくなる。
【0004】外刃を肌に押し付けて内刃で剃るので、
外刃の内側に毛だけでなく肌も導入してしまい、肌の角
質まで剃るため、ひりひり感を残し、剃り味が悪い。
【0005】外刃を肌に比較的強めに押し付けて剃る
必要があること、手足のむだ毛のように比較的長くて細
い毛を剃るときに毛を外刃の内側にうまく導入できない
こと等においても、剃り味が悪い。
【0006】本発明の課題は、振動式かみそりをコンパ
クトにしながら、剃り味を向上することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、圧電
素子を備えた振動アクチュエータを有し、振動アクチュ
エータに装着した刃を肌に直接当てるように構成し、振
動アクチュエータに刃の共振周波数を高くする部材を設
けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】振動式かみそり10は、図1、図
2に示す如く、握りケース11(上ケース11A、下ケ
ース11B)に可動結合部13を介してヘッド12(上
ヘッド12A、下ヘッド12B)を回動可能に結合して
いる。握りケース11とヘッド12はかみそり本体10
Aを構成する。
【0009】握りケース11は、使用者により把持可能
とされ、電源回路(振動アクチュエータ31のための発
振回路を含む)21、乾電池室22を内蔵し、下面に蓋
23、上面にスライドレバー式電源スイッチ24を備え
る。
【0010】ヘッド12は、振動アクチュエータ31を
内蔵し、振動アクチュエータ31に装着した刃39を肌
に直接当てるように構成されている。振動アクチュエー
タ31は、図3に示す如く、ヘッド12に設けた取付ボ
ス32にABS樹脂等の振動板33(刃39の共振周波
数を高くする部材)を固定し、振動板33の自由端側の
中間部に押え板34により圧電素子35を固定し、振動
板33の自由端部に刃ホルダ36を備え、刃ホルダ36
のチャック37に刃カートリッジ38を着脱自在として
いる。刃カートリッジ38はレザー刃39を備える。
【0011】振動アクチュエータ31の圧電素子35
は、例えば図3に示す如くのバイモルフ型から構成さ
れ、金属板35Aの両面に圧電体35B、35Cを設
け、交流電流の一端を金属板35Aに、他端を圧電体3
5B、35Cに接続して構成される。金属板35Aとし
ては、厚み0.03〜0.5mm (好ましくは0.05〜0.2mm )の
ステンレス鋼板、銅板等を採用できる。また、圧電体3
5B、35Cとしては、厚み0.05〜0.5mm (好ましくは
0.05〜0.2mm )の、例えばチタン酸バリウム、ニオブ酸
鉛、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛等の圧電セラミ
ックが用いられる。圧電体35B、35Cに交流電圧を
印加すると、交流電圧の半周期では一方の圧電体35B
が伸長し他方の圧電体35Cが収縮して例えば上方向に
撓み、次の半周期では逆に圧電体35Bが収縮し他方の
圧電体35Cが伸長して下方向に撓む。これにより、金
属板35Aは交流電圧の印加に従い、上下に振動する。
印加する交流波形としては、正弦波でも矩形波でも良
く、時間当りの電圧変化の大きい波形が好ましい。
【0012】可動結合部13は、ヘッド12を握りケー
ス11に対し回転可能としつつ、ぐらつきなく固定す
る。
【0013】然るに、振動式かみそり10では、刃39
の共振周波数が低いと、かみそり10を肌の上を移動さ
せたときに刃39が肌に接触する(刃39が毛を切断す
る)回数が少ないため、毛の剃り残しが発生する。これ
に対し、刃39の共振周波数を高くすると、刃39が肌
に接触する回数が増加し、毛の剃り残しが減少し、剃り
作業時間を短縮するようにかみそり10をより早く移動
させても剃ることができ、剃り効率を向上できる。刃3
9の共振周波数を高くする普通の方法は、圧電素子35
の固有振動数を高くしたり、かみそり本体10Aを軽量
化することであるが、それぞれ、圧電素子35の振幅が
減少して剃り効率が低下したり、かみそり本体10Aの
軽量化には限界がある等の不都合がある。そこで、本発
明では、前述の振動板33を用いて刃39の共振周波数
を高くしたので、圧電素子35の振幅を減少させること
なく、またかみそり本体10Aを軽量化する必要がな
く、剃り効率を向上できる。
【0014】以下、振動式かみそり10の振動特性テス
ト結果について説明する。尚、テストに用いた振動アク
チュエータ31は、振動板33を厚み1.5mm のABS樹
脂板により構成し、圧電素子35の金属板35Aを厚み
0.1mm のステンレス鋼板、圧電体35Bと圧電体35C
のそれぞれを厚み0.18mmのチタン酸ジルコン酸鉛により
構成した。
【0015】(A) 刃39の共振周波数と振幅 130Hz 以上の周波数では、振動板33の採用により振幅
を大きくできる。剃り味が向上する170Hz以上、特に200
Hz 以上の周波数では、振動板33を用いないとほとん
ど振幅がないが、振動板33の採用により振幅を確保で
きる。
【0016】(B) 刃39の共振周波数と圧電素子35の
駆動電流 振動板33の採用により、圧電素子35の駆動電流は振
動板33を用いない場合よりもやや大きくなり、一部に
ピークをもつ。但し、剃り味が向上する170Hz以上の周
波数では、電流の増加分はわずかになるので、振動板3
3を採用しても、電源電圧を若干低減する等の操作によ
り、振動板33を用いない場合に比して省電力としなが
ら、大きな振幅を確保できる。
【0017】振動式かみそり10では、刃39の好まし
い共振周波数は 130〜280Hz 、より好ましくは 170〜25
0Hz である。また、振動式かみそり10において、刃3
9の好ましい振幅は0.03〜1mm 、より好ましくは 0.1〜
0.5mm である。
【0018】本実施形態によれば、以下の効果がある。 (請求項1に対応する効果) 振動アクチュエータ31に装着した刃39を肌に直接
当てるものであるから、刃39は摩擦なく毛を剃ること
ができ、振動アクチュエータ31の圧電素子35は摩擦
損失のない分だけ小型になり、かみそりの全体サイズも
小型にでき、消費電力も小さくなる。
【0019】刃39を直接軽く肌に当てて滑らせるこ
とにより、肌の角質を痛めず、刃39を肌に強めに押し
付けることもなく、手足のむだ毛等の比較的長くて細い
毛も容易に剃ることができ、剃り味を向上できる。
【0020】刃39の共振周波数を高くする部材とし
ての振動板33を設けたから、圧電素子35の共振周波
数よりも高い周波数で刃39を共振させることができ、
剃り味を向上できる。
【0021】(請求項2に対応する効果) かみそり本体10A(ヘッド12)と圧電素子35と
の間に介装される振動板33により、簡易な構成によ
り、刃39の共振周波数を高くできる。
【0022】(請求項3に対応する効果) 振動板33をかみそり本体10A(ヘッド12)に片
持支持し、振動板33の自由端側の中間部に圧電素子3
5を固定し、振動板33の自由端部に刃39を装着する
ことにより、刃39の共振周波数をより高くできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、振動式か
みそりをコンパクトにしながら、剃り味を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は振動式かみそりを示す断面図である。
【図2】図2は図1の内部を示す平面図である。
【図3】図3は図1の振動アクチュエータを示す模式図
である。
【符号の説明】
10 振動式かみそり 10A かみそり本体 31 振動アクチュエータ 33 振動板(刃の共振周波数を高くする部材) 35 圧電素子 39 刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮村 猛史 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 北折 典之 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3C056 BC05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子を備えた振動アクチュエータを
    有し、振動アクチュエータに装着した刃を肌に直接当て
    るように構成し、 振動アクチュエータに刃の共振周波数を高くする部材を
    設けた振動式かみそり。
  2. 【請求項2】 前記刃の共振周波数を高くする部材が、
    刃と圧電素子との間に介装される振動板からなり、この
    振動板に刃を装着する請求項1記載の振動式かみそり。
  3. 【請求項3】 前記振動板の基端部を刃に固定し、該振
    動板の自由端側の中間部に圧電素子を固定し、該振動板
    の自由端部に刃を装着する請求項2記載の振動式かみそ
    り。
JP2000166725A 2000-06-02 2000-06-02 振動式かみそり Withdrawn JP2001340669A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9375855B2 (en) 2004-03-30 2016-06-28 Edgewell Personal Care Brands, Llc Wet razor and electric trimmer assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070807