JP2000253986A - バッキング用組成物およびカーペットの加工方法 - Google Patents

バッキング用組成物およびカーペットの加工方法

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JP2000253986A JP11064816A JP6481699A JP2000253986A JP 2000253986 A JP2000253986 A JP 2000253986A JP 11064816 A JP11064816 A JP 11064816A JP 6481699 A JP6481699 A JP 6481699A JP 2000253986 A JP2000253986 A JP 2000253986A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーペットの裏面加工において、安全性が高
く、取り扱いが容易な高分子エマルジョン系コンパウン
ドを用い、塗布厚さを1mm以上の厚さに塗工しても、
水系の欠点である、乾燥、硬化を速く行うことができ、
実用化が可能なカーペットバッキング用組成物およびこ
れを用いたカーペットの加工方法を提供する。 【解決手段】 高固形分エマルジョン系コンパウンド
に、反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネー
ト化合物を配合したバッキング用組成物を、カーペット
裏面に塗工し、加熱・硬化させたのち、乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーペットのバッ
キング用組成物、およびこの組成物を用いたカーペット
の加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーペットの裏面加工は、塩化ビ
ニル系樹脂に可塑剤を混合したゾル状物を塗工し、加熱
・硬化する方法、アスファルトビチュウメンを溶融塗工
する方法などが、加工性が容易なために一般的に行われ
ている。しかしながら、塩化ビニル系樹脂は、使用後、
廃棄物として焼却する場合、ダイオキシン、塩素ガス、
塩素ガスの発生や、また可塑剤に環境を汚染する可能性
のあるDOP、DBPなどを含んでいる。また、アスフ
ァルトビチュウメン加工は、熱により軟化しやすく、低
温で硬くなり、さらに熱溶融を必要とするなどの欠点を
有している。一方、焼却時の発生ガス量、発生熱量が少
なく、環境汚染の少ない高分子エマルジョン系の加工方
法が多く検討されている。しかしながら、乾燥工程が必
要で、ライン加工において厚く塗布するには、多くの乾
燥熱量を要し、長い乾燥機が必要なため、実用化に至っ
てはいない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カーペット
の裏面加工において、安全性が高く、取り扱いが容易な
高分子エマルジョン系コンパウンドを用い、塗布厚さを
1mm以上の厚さに塗工しても、水系の欠点である、乾
燥、硬化を速く行うことができ、実用化が可能なカーペ
ットバッキング用組成物およびこれを用いたカーペット
の加工方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)スチレ
ン・ブタジエン共重合体ラテックス、アクリル樹脂エマ
ルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョン
および天然ゴムラテックスの群から選ばれた少なくとも
1種を固形分換算で100重量部に対し、(B)分散剤
0.3〜2重量部、(C)架橋剤0.5〜5重量部、
(D)消泡剤0.1〜1.5重量部、(E)炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、珪砂および硫酸バリウムの
群から選ばれた少なくとも1種の粉末状充填材、ならび
に/または固形分濃度70重量%以上の高濃度ゴムアス
ファルトエマルジョンを、固形分換算で100〜500
重量部配合した高固形分エマルジョン系コンパウンド
に、さらに、(F)反応性イソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物1〜30重量部を配合したバッ
キング用組成物を提供するものである。また、本発明
は、カーペットの裏面に、上記(A)〜(E)成分を含
有してなる高固形分エマルジョン系コンパウンドと
(F)反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネ
ート化合物とを添加混合して得られるバッキング用組成
物を塗工し、加熱・硬化させたのち、乾燥することを特
徴とするカーペットの加工方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、カーペットの裏面加工
において、高固形分エマルジョン系コンパウンドに硬化
材であるポリイソシアネート化合物を、好ましくは、使
用前に添加混合して得られるバッキング用組成物が、水
を離水して硬化させることにより、速乾燥性をもたらす
ものである。これにより、カーペットの裏面に1mm厚
さ以上に塗工加工して、可塑剤を含まずに弾性を有し、
燃焼時の発煙、ガス発生量が少なく、環境汚染の少ない
カーペットが得られる。
【0006】(A)成分 本発明に用いられる(A)成分は、スチレン・ブタジエ
ン共重合体ラテックス、アクリル樹脂エマルジョン、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体エマルジョンおよび天然ゴ
ムラテックスの群から選ばれた少なくとも1種のベース
ゴムエマルジョンである。この(A)成分は、本発明の
バッキング用組成物において、ベースゴムとして用いら
れ、バインダーや、カーペットパイルの固着、耐折れ
性、弾性付与の役目を果たすものである。
【0007】ここで、スチレン・ブタジエン共重合体ラ
テックスは、例えば、スチレン15〜85重量%、好ま
しくは25〜50重量%、とブタジエン85〜15重量
%、好ましくは75〜50重量%を共重合して得られ
る、ガラス転移温度が−60℃〜−10℃、好ましくは
−50℃〜−15℃のSBRラテックスである。このS
BRラテックスは、単量体成分中に、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、フタル酸、マレイン酸などを8
重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%程度共重合す
ることにより、カルボキシ変性されていてもよい。また
は、(メタ)アクリルアミドなどにて、アミド変性され
ていてもよい。
【0008】また、アクリル樹脂エマルジョンとして
は、例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸および
スチレンを乳化共重合して得られる、ガラス転移温度が
−60℃〜−10℃、好ましくは−50℃〜−15℃の
アクリル酸エステル・メタクリル酸・スチレン共重合体
エマルジョンが好ましい。ここで、アクリル酸エステル
としては、炭素数1〜4のアクリル酸エステル、例え
ば、メチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ブチルアクリレートなどが挙げられる。アクリル酸
エステル/メタクリル酸/スチレンの共重合割合は、通
常、アクリル酸エステル40〜90重量%、好ましくは
50〜80重量%、メタクリル酸60〜10重量%、好
ましくは50〜20重量%、スチレン10〜60重量
%、好ましくは10〜30重量%である。このアクリル
樹脂エマルジョンは、単量体成分中に、アクリル酸、メ
タクリル酸、イタコン酸、フタル酸、マレイン酸などを
8重量%以下、好ましくは0.5〜5重量%程度共重合
することにより、カルボキシ変性されていてもよい。ま
たは、(メタ)アクリルアミドなどにて、アミド変性さ
れていてもよい。
【0009】さらに、エチレン−酢酸ビニルエマルジョ
ンは、エチレン10〜40重量%、好ましくは15〜3
0重量%、酢酸ビニル90〜60重量%、好ましくは8
5〜70重量%を共重合して得られる、ガラス転移温度
が−35℃〜+10℃、好ましくは−30℃〜0℃のE
VAエマルジョンである。さらに、天然ゴムラテックス
としては、通常の市販の天然ゴムラテックスのほか、ス
チレンやメチルメタクリレートなどをグラフト重合した
グラフト系天然ゴムラテックス、低アンモニア天然ゴム
ラテックス、水による希釈と遠心分離の作業を繰り返し
て製造された低(脱)タンパク質天然ゴムラテックスな
どが挙げられる。
【0010】以上のベースゴムエマルジョン(ラテック
ス)である(A)成分は、いずれも、固形分濃度が好ま
しくは45重量%以上、さらに好ましくは55重量%以
上、特に好ましくは60〜70重量%の高濃度エマルジ
ョン(ラテックス)として用いる。固形分濃度が45重
量%未満では、高濃度の組成物が得られず、乾燥に時間
を要し、生産性が劣る。
【0011】(B)分散剤 この(B)分散剤は、本発明のバッキング用組成物にお
いて、充填剤の均一な分散と組成物粘度を保持するとい
う役目を果たすものである。(B)分散剤としては、ト
リポリリン酸塩、ピロリン酸塩などの無機系分散剤、ポ
リカルボン酸塩、ホルマリン縮合ナフタレンスルホン酸
塩などの高分子分散剤などが挙げられ、好ましくは無機
系分散剤である。(B)分散剤の使用量は、(A)成分
(固形分換算)100重量部に対し、0.3〜2重量
部、好ましくは0.5〜1.5重量部である。0.3重
量部未満では、充填剤が均一に分散せず、一方、2重量
部を超えると、粘度保持ができず、分離と充填剤の沈降
現象が生起する。
【0012】(C)架橋剤 この(C)架橋剤は、本発明のバッキング用組成物にお
いて、(A)成分を架橋させ、強度を上げ、弾性を付与
し、耐老化性を向上させるという役目を果たすものであ
る。(C)架橋剤としては、イオウ、酸化亜鉛などが挙
げられる。(C)架橋剤の使用量は、(A)成分(固形
分換算)100重量部に対し、0.5〜5重量部、好ま
しくは1〜3重量部である。0.5重量部未満では、充
分な強度および弾性を発揮することができず、耐老化性
にも影響が出てくる。一方、5重量部を超えると、硬く
なり、弾性が無くなり、折れやすくなる。
【0013】(D)消泡剤 この(D)消泡剤は、本発明のバッキング用組成物にお
いて、組成物の生産時における泡立ち防止、および加工
時における泡立ち防止という役目を果たすものである。
(D)消泡剤としては、鉱物油ノニオン系界面活性剤
や、ポリジメチルシロキサンオイル、エチレンオキサイ
ドもしくはプロピレンオキサイド変性の、ジメチルシリ
コーンもしくはジメチルシリコーンエマルジョンなどの
シリコーン系消泡剤、鉱物油、アセチレンアルコールな
どのアルコール系消泡剤などが挙げられる。(D)消泡
剤の使用量は、(A)成分(固形分換算)100重量部
に対し、0.1〜1.5重量部、好ましくは0.3〜
1.0重量部である。0.1重量部未満では、充分な消
泡効果がなく、一方、1.5重量部を超えると、ハジキ
現象が出て、加工製品の外観を悪くする。
【0014】(E)成分 (E)成分は、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
珪砂および硫酸バリウムの群から選ばれた少なくとも1
種の粉末状充填材、ならびに/または固形分濃度70重
量%以上の高濃度ゴムアスファルトエマルジョンからな
る。このうち、粉末状充填材は、増量剤として、また固
形分濃度の増加や重量感を付与する目的で用いられる。
また、高濃度ゴムアスファルトエマルジョンは、増量剤
として、また裏打ち剤に弾性を付与するという役目を果
たすものである。
【0015】上記高濃度ゴムアスファルトエマルジョン
とは、例えば、(a)ゴムおよび/または熱可塑性合成
樹脂0〜30重量%と(b)アスファルト100〜70
重量%〔ただし、(a)+(b)=100重量%〕を主
成分とする改質アスファルトを乳化剤で乳化して得られ
る、全固形分が70重量%以上の改質アスファルト乳剤
である。
【0016】ここで、ゴムアスファルトエマルジョンを
構成する改質アスファルト中の(a)ゴムおよび/また
は熱可塑性合成樹脂としては、例えばスチレン−ブタジ
エン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム、アクリレート−ブタジエン共重合体ゴム、イ
ソプレン重合体ゴム、ブタジエン重合体ゴム、シリコー
ン重合体ゴム、イソブチレン重合体ゴム、エチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロック
共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体
ゴム、天然ゴム、ウレタン重合体ゴムなどのゴム類;ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリレート共重合体、酢酸ビニル−アクリレート共
重合体などの熱可塑性合成樹脂類が挙げられる。これら
は、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混
合して用いることもできる。特に好ましくは、スチレン
−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体ゴム、スチレン−イソプレンブロック共重
合体ゴムが挙げられる。なお、(a)ゴムおよび/また
は熱可塑性合成樹脂には、必要に応じてカルボキシル
基、アミド基、N−メチロール基、グリシジル基、水酸
基、スルホン酸基などの官能を少なくとも1種含有する
こともできる。
【0017】(a)ゴムおよび/または熱可塑性合成樹
脂の使用量は、改質アスファルト中に0〜30重量%、
好ましくは5〜20重量%である。30重量%を超える
と、コストに見合う性能が得られない。
【0018】また、ゴムアスファルトエマルジョンを構
成する改質アスファルト中の(b)アスファルトとして
は、特に限定されるものではなく、ストレートアスファ
ルト、溶剤脱瀝アスファルトなどが挙げられる。これら
のうち、ストレートアスファルトが好ましい。(b)ア
スファルトは、1種単独で、あるいは2種以上を併用す
ることができる。
【0019】上記(E)成分の使用量は、(A)成分
(固形分換算)100重量部に対し、100〜500重
量部、好ましくは150〜400重量部である。100
重量部未満では、増量剤としての効果に乏しく、また重
量感を付与し難く、一方、500重量部を超えると、重
くなりすぎたり、粉末状充填材の場合、ゴム弾性が劣る
ものとなる。
【0020】なお、(E)成分を構成する上記粉末状充
填材や高濃度ゴムアスファルトエマルジョンは、それぞ
れ、1種単独で使用することも、あるいは2種以上を混
合して用いることもできる。
【0021】(F)反応性イソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物 (F)反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネ
ート化合物は、本発明のバッキング用組成物中におい
て、例えば、下記のように反応して、水を離水硬化さ
せ、塗工された組成物の速乾燥性をもたらす硬化材であ
る。 2RNCO+H2 O→RNHCONHR+CO2 (ただし、Rは有機基を示す。)
【0022】この(F)反応性イソシアネート基を有す
るポリイソシアネート化合物としては、例えば、フェニ
レンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート、4,4′−ビフェニルジイソシアネー
ト、3,3′−ジメチル−4,4′−ビフェニルジイソ
シアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、3,3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、トリフェニルメタンジイソシアネ
ート、ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、水添
トリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイソシア
ネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートなどのジイソシアネート
化合物;ビフェニルトリイソシアネート、ジフェニルメ
タントリイソシアネート、トリフェニルメタントリイソ
シアネート、ナフタレントリイソシアネートなどのトリ
イソシアネート化合物;これらの重合物などを挙げるこ
とができる。
【0023】この(F)ポリイソシアネート化合物は、
反応性イソシアネート基を有するポリイソシアネート化
合物と、ポリアミン化合物、多価アルコール、ポリオー
ル化合物などとの反応により得られる末端に反応性イソ
シアネート基を有するプレポリマーの形態で用いること
もできる。
【0024】上記ポリアミン化合物としては、例えばエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンヘキサミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン、シクロヘキシレンジアミン類、、イソホ
ロンジアミン類、フェニレンジアミン類、トリレンジア
ミン類、キシリレンジアミン類、ジフェニルメタンジア
ミン類、トリフェニルメタンポリアミン類、ピペラジ
ン、アミノエチルピペラジンなどを挙げることができ
る。
【0025】また、上記多価アルコールとしては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、グリセリン、ヘキサントリオール、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールな
どを挙げることができる。
【0026】さらに、上記ポリオール化合物としては、
上記多価アルコール類と、エチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイドなどのアルキレンオキサイド類との付加
重合により得られるポリエーテルポリオール化合物;上
記多価アルコール類と、マレイン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸、酒石酸、テレフタル酸、イソフタル
酸などの多塩基酸類との縮合反応により得られるポリエ
ステルポリオール化合物;ε−カプロラクトン、γ−バ
レロラクトンなどのラクトン類の開環重合により得られ
るポリエステルポリオール化合物;両末端にエポキシ基
を有するエポキシ樹脂にモノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミンなどのアルカノールアミン類を反応させた
エポキシポリオール化合物;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパン(メタ)アクリル酸モノエ
ステルなどの水酸基含有重合性モノマーの単独重合体ま
たはそれらの共重合体;上記水酸基含有重合性モノマー
と、他の共重合可能なモノマー、例えば(メタ)アクリ
ル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、α
−メチルスチレンなどとの共重合体;ヒマシ油もしくは
その誘導体などを挙げることができる。上記(F)ポリ
イソシアネート化合物は、単独でまたは2種以上を混合
して使用することができる。
【0027】(F)ポリイソシアネート化合物の使用量
は、(A)成分(固形分換算)100重量部に対し、1
〜30重量部、好ましくは4〜20重量部である。1重
量部未満では、得られるバッキング用組成物の硬化性が
遅い。一方、30重量部を超えると、組成物の硬化性が
速く、塗工する前に硬化するため、作業性が悪い。な
お、(F)ポリイソシアネート化合物は、上記(A)〜
(E)成分を混合して高固形分エマルジョン系コンパウ
ンドを調製後、最終の使用直前までの適宜の段階で配合
することができるが、本発明のバッキング用組成物を塗
工する直前に添加して攪拌混合することが望ましい。
【0028】その他の添加剤 本発明のバッキング用組成物には、そのほか、カーボン
ブラック、ベンガラ、有機系着色剤などの顔料のほか、
老化防止剤、界面活性剤、増粘剤、防腐剤などを配合す
ることができる。
【0029】本発明のバッキング用組成物 本発明のバッキング用組成物は、塗工前に、上記(A)
〜(E)成分を配合してなる、固形分濃度が75重量%
以上の高濃度エマルジョン系コンパウンドに、上記
(F)ポリイソシアネート化合物を配合して得られる。
ここで、高濃度エマルジョン系コンパウンドの固形分濃
度は、75重量%以上、好ましくは80〜87重量%で
ある。75重量%未満では、得られるバッキング用組成
物中の水分量が多くなり、この組成物をを硬化させるた
めの(F)ポリイソシアネート化合物の使用量が多くな
り、コストアップとなり、また組成物が発泡するため性
能が劣り、乾燥性も悪くなる。(A)〜(E)成分の混
合や、(A)〜(E)成分を含有する高濃度エマルジョ
ン系コンパウンドと(F)ポリイソシアネート化合物と
の混合は、ラインブレンダー、ニーダー、ブレンダーな
どの混合機により行うことができる。また、この際の混
合温度は、通常、5〜35℃である。
【0030】カーペットの加工方法 本発明では、カーペットの裏面に、上記(A)〜(E)
成分を含有する高固形分エマルジョン系コンパウンド
と、硬化材である(F)ポリイソシアネート化合物とを
添加混合して得られる本発明のバッキング用組成物を塗
工し、加熱・硬化させたのち、乾燥することにより、乾
燥工程が大幅に短縮され、しかも強度の硬化体を裏打ち
材として有するカーペットが得られる。本発明のカーペ
ットの加工方法によれば、(A)〜(E)成分を主成分
とする高固形分エマルジョン系コンパウンドに、硬化材
である(F)ポリイソシアネート化合物を添加すること
により、エマルジョン中の水の離水、水との反応による
水処理により、例えば、160℃で約3分加熱する程度
で、実用可能な強度の硬化体(裏打ち材)が得られ、乾
燥工程が大幅に短縮できる。
【0031】その加工方法の一例を以下に示すが、本発
明は、以下に限定されるものではない。すなわち、上記
(A)〜(E)成分を配合して得られる、固形分濃度が
75重量%以上の高濃度エマルジョン系コンパウンド
に、使用直前に、ラインブレンダーなどの混合機を用い
て、上記(F)ポリイソシアネート化合物を添加・混合
して、例えば、フッ素樹脂加工したコンベア上に、1〜
3mmの厚さに塗工する。その後、寸法安定、反り防止
として、ガラスやポリエステル製のメッシュまたは不織
布などを貼り合わせる。さらに、本発明のバッキング用
組成物を、1〜3mmの厚さに塗工したのち、カーペッ
トの裏面と貼り合わせる。その後、100〜180℃、
好ましくは150〜170℃の熱風乾燥機内を1〜5
分、好ましくは1〜3分通過させて、加熱・硬化を行
い、コンベア面からカーペットを剥がして、さらに10
0〜180℃、好ましくは150〜170℃の熱風乾燥
機で、1〜15分、好ましくは3〜10分乾燥すること
により、裏打ちされたカーペットが得られる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるも
のではない。また、実施例中における部および%は、特
に断らない限り重量基準である。 実施例1〜2、比較例1〜2 (1)組成物の配合処方 実施例・比較例に用いられる組成物の配合処方は、表1
のとおりである。表1記載の配合処方で、バッキング用
組成物を調製し、以下に示す燃焼試験およびカーペット
塗工試験を実施した。
【0033】
【表1】
【0034】(2)配合材料の説明 JSR0545;ジェイエスアール(株)製、カルボキ
シ変性SBRラテックス、固形分濃度55% DOP;可塑剤(ジオクチルフタレート) AC141;旭電化工業(株)製、塩化ビニル系樹脂安
定剤 ノプコDF−122;サンノプコ(株)製、鉱物油系消
泡剤 ハルコート85;(株)イーテック製、固形分濃度85
%のゴムアスファルトエマルジョン コロネート3053;日本ポリウレタン(株)製、トリ
レンジイソシアネート上記配合物を、3リットル容器で
各々約3kg、ヤマト科学(株)製、LR500B型攪
拌機を用いて、80mm長さの十文字羽根と取り付け、
約600rpmの回転速度で約20分混合して作製し
た。
【0035】ここで、コンパウンドの固形分濃度、粘度
は、次のようにして測定した値である。 コンパウンドの固形分濃度;JIS K6883に準拠
した。 コンパウンドの粘度;JIS K6883に準拠した。
【0036】(3)燃焼試験 使用前に、高濃度エマルジョン系コンパウンドにコロネ
ート3053を添加混合して、フッ素樹脂加工したクロ
ス状シート面に2mm厚さにガイドロールを用いて塗布
したのち、160℃の乾燥機で3分間、硬化乾燥したの
ち、シート面より剥がし、さらに160℃で5分間、乾
燥して試験用成形体シートを作製した。この試験体を燃
焼させて、ガス、煙の発生量、燃焼カロリーを測定し
た。
【0037】ここで、試験体の可燃物含量、燃焼発熱
量、燃焼ガス量(CO、塩素ガス)の測定は、次のよう
にして行った。 可燃物含量;コンパウンドの可燃物配合割合より算出し
た。 燃焼発熱量;JIS K2279に準拠した。 燃焼ガス量;「プラスチックの燃焼性」(1979年6
月15日発行、株式会社工業調査会刊、喜多 信之著)
より算出した。
【0038】(4)カーペットの塗工試験 使用前に、高濃度エマルジョン系コンパウンドにコロネ
ート3053を添加混合して、フッ素樹脂加工したクロ
ス状シート面に2mm厚さにガイドロールを用いて塗布
したのち、ガラスメッシュとポリエステル不織布を貼り
合わせ、さらにガイドロールを用いて2mm厚さに塗り
足して、その上に、カーペットの原反を貼り合わせ、1
60℃の乾燥機で3分間(剥がせない場合は、さらに3
分間ごと追加乾燥)、硬化乾燥したのち、シート面より
剥がし、剥がし状態を調べた。また、剥がしたのち、さ
らに160℃で5分間乾燥して、カーペットの性能(熱
・水の影響、パイルの引抜き強さ)を試験した。結果を
表2に示す。
【0039】ここで、熱・水の影響、パイルの引抜き強
さは、次のようにして測定した。 熱・水の影響(反り);JIS L4406に準拠し
た。 熱・水の影響(寸法変化率);JIS L4406に準
拠した。 パイルの引抜き強さ;JIS L4406に準拠した。
【0040】表2から明らかなように、実施例1は、固
形分85%の高固形分エマルジョン系(ラテックス系)
コンパウンドに、ポリイソシアネート化合物(コロネー
ト3053)を添加・混合した材料を用いて、塗工を行
い、加熱乾燥硬化して加工した例である。また、実施例
2は、弾性を付与すべく、さらにゴムアスファルトエマ
ルジョンを添加した例である。実施例1〜2によれば、
いずれも、乾燥硬化時間が短く、燃焼ガス量も少なく、
特に塩素ガスの発生はなく、得られるカーペットの性能
も優れている。これに対し、比較例1は、硬化材である
ポリイソシアネート化合物を用いていないため、加熱・
乾燥時間が160℃×9分でも、裏打ち材としての強度
が出ず、フッ素樹脂塗工シートより剥がすことができ
ず、試験できなかった。比較例2は、現行の一般的に加
工されている塩化ビニル系樹脂ゾルを加熱・乾燥して加
工した例である。この比較例2では、燃焼熱量、燃焼ガ
スの発生量が本発明の実施例に較べて大きく上回ってい
る。
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、高固形分エマルジョン
系コンパウンドに、硬化材であるポリイソシアネート化
合物を添加混合して、カーペットの裏面に加工すること
により、従来検討しているエマルジョンの塗工加工に較
べて、加熱・硬化時間を大幅に短縮することができ、乾
燥工程の大幅な短縮が可能となる。また、本発明によれ
ば、現行の塩化ビニル系樹脂ゾルの裏面加工と較べて、
燃焼熱、ガスの発生が少なく、環境汚染の減少にも極め
て有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AB19 AB22 AB25 AD01Z AD03Z AD04Z AD05Z DB02 EB30 4J034 CA03 CA04 CA05 CA14 CA15 CC03 CC05 CC07 CC12 CC23 CC26 CC34 CC45 CC52 CC61 CC62 CC65 CC67 CE01 DA01 DB03 DF01 DF11 DF16 DF20 DF22 DF29 DG03 DG04 DK02 DP02 DP03 DP18 GA55 HA01 HA02 HA07 HA08 HB07 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC65 HC67 HC71 HC73 MA01 MA02 MA03 MA04 MA12 MA22 MA24 MA27 QB13 RA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)スチレン・ブタジエン共重合体ラ
    テックス、アクリル樹脂エマルジョン、エチレン・酢酸
    ビニル共重合体エマルジョンおよび天然ゴムラテックス
    の群から選ばれた少なくとも1種を固形分換算で100
    重量部に対し、(B)分散剤0.3〜2重量部、(C)
    架橋剤0.5〜5重量部、(D)消泡剤0.1〜1.5
    重量部、(E)炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、
    珪砂および硫酸バリウムの群から選ばれた少なくとも1
    種の粉末状充填材、ならびに/または固形分濃度70重
    量%以上の高濃度ゴムアスファルトエマルジョンを、固
    形分換算で100〜500重量部配合した高固形分エマ
    ルジョン系コンパウンドに、さらに、(F)反応性イソ
    シアネート基を有するポリイソシアネート化合物1〜3
    0重量部を配合したバッキング用組成物。
  2. 【請求項2】 カーペットの裏面に、請求項1記載の高
    固形分エマルジョン系コンパウンドと(F)反応性イソ
    シアネート基を有するポリイソシアネート化合物とを添
    加混合して得られるバッキング用組成物を塗工し、加熱
    ・硬化させたのち、乾燥することを特徴とするカーペッ
    トの加工方法。
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