JP2000253961A - 物体の外形形状維持装置およびこの装置を用いた椅子、マッサージ機 - Google Patents

物体の外形形状維持装置およびこの装置を用いた椅子、マッサージ機

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JP2000253961A
JP2000253961A JP11058313A JP5831399A JP2000253961A JP 2000253961 A JP2000253961 A JP 2000253961A JP 11058313 A JP11058313 A JP 11058313A JP 5831399 A JP5831399 A JP 5831399A JP 2000253961 A JP2000253961 A JP 2000253961A
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bag
state
shape
deaeration
air
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JP11058313A
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English (en)
Inventor
Shoji Hoshino
彰司 星野
Hiroaki Kobayashi
博明 小林
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、物体の外形を容易に形成すると
ともに形成された外形を維持する外形形状維持装置を提
供することにある。 【解決手段】 気密性を有する軟質部材から構成され脱
気口3を有する袋体2と、前記脱気口3に設けられ袋体
2の内部を脱気状態に保つ給脱気手段20(脱気状態保
持手段)と、前記袋体2の内部に封入され脱気状態にお
いて非移動状態を維持して固形化状態となり、脱気状態
の解除により移動可能状態となり非固形化状態となる粒
状体5(形状形成部材)とからなり、袋体2の外表面に
物体を押し付けつつ袋体2内部の空気を脱気することに
より前記粒状体5を前記物体の外形面に沿わせるととも
にこの脱気状態を前記給脱気手段20によって維持する
ことにより前記袋体2の外面に形成された前記物体の外
形を維持する物体の外形形状維持装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば身体など
物体の外形に合わせ形状を形成した後、この形状を維持
するようにした物体の形状維持装置およびこの形状維持
装置を用いたマッサージ機などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば椅子の座部、背もたれ部
は、使用者が座った際の座り心地を良くすることを考慮
し、座部、背もたれ部を尻あるいは太腿部、背中部など
の各部位がフィットし易いように各部位の曲面に合わせ
た曲面状の形状に形成したものがある。しかし、この場
合に形成される座部、背もたれ部の曲面形状は、標準体
形の使用者を基準としてなされて形成されているもので
あることから、例え上記のように座部、背もたれ部を身
体の各部位にフィットさせるように考慮されているとし
ても、肥満、痩身など各個人によって千差万別であるす
べての使用者の身体にフィットさせるような形状に形成
することはできないものである。
【0003】さらに、身体の外表面形状(以下単に外形
という)のように複雑な曲面を有する場合は、体形の異
なる各個人の身体の外形に完全にフィットさせる曲面形
状とすることは殆ど不可能なことである。
【0004】そして、このことは身体を支持する椅子な
どばかりではなく、例えば複雑な外形を有する物体つま
り被包装物を包装する際の包装部材すなわち包装される
べき前記物体の外形に合わせて嵌める緩衝体などにおい
ても、同様に被包装物の外面に確実にフィットさせるよ
うに、被包装物の外形に合わせた凹凸部を形成すること
は困難であり、このことはその外形形状が複雑になれば
なるほど困難となり十分な緩衝機能を果たすことができ
ず、結果輸送中などに落されるなどした場合に被包装物
が破損してしまうなどの事態が生じる。
【0005】また、前記椅子においては仮に座部、ある
いは背もたれ部を標準体形の使用者に合せて尻部、背中
部の外形に合わせて形成したとしても、この形状は固定
的であって、使用者がリラックスするためにそのときの
気分などで座る姿勢を変えようとする場合に、または他
の使用者が使用する場合などに自由に変更することはで
きないものであることから、姿勢を変えて座りたい場合
あるいは他の使用者が使用する場合に、その形状をフィ
ットさせることはできないものである。つまり、体形の
異なる使用者等が使用する際に自己の体形を確実にフィ
ットさせるように可変できないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように物体であ
る身体を支持する座部、背もたれ部つまり支持装置、あ
るいは物体である被包装物などを支持する緩衝体などの
支持装置に、体形が千差万別の使用者の身体の外形ある
いは被包装物などの物体の外形に確実にフィットさせる
形状を形成することができ、また、この形成された形状
を容易に別の物体の外形の形状に変更できるようにする
ことは強く望まれていることではあるが、このような支
持装置つまり外形維持装置は現在のところ存在しない。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、気密性を
有する軟質部材から構成され脱気口を有する袋体と、前
記袋体の内部を脱気状態に保つ脱気状態保持手段と、前
記袋体の内部に封入され脱気状態において非移動状態を
維持して固形化状態となり、脱気状態の解除により移動
可能状態となり非固形化状態となる形状形成部材とから
なり、前記袋体の外表面を任意物体の外形面に沿わせて
変形させ前記袋体内部の空気を脱気することにより前記
形状形成部材を前記物体の外形面に沿って変形した袋体
の内面に沿わせるとともにこの脱気状態を前記脱気状態
保持手段によって維持することにより前記袋体の外面に
形成された前記物体の外形を維持する物体の外形形状維
持装置としたものである。
【0008】このように構成した請求項1記載の発明
は、気密性を有する軟質部材から構成され脱気口を有す
る袋体の内部に、脱気状態でない場合は非固形化状態で
あり脱気状態では固形化状態となる形状形成部材を封入
し、袋体の外表面を物体の外形面に沿わせて変形させ袋
体の空気を脱気口から脱気することにより前記形状形成
部材を物体の外面に沿った状態で固形化状態とし、この
状態で前記脱気口に設けた脱気状態保持手段によって袋
体内部を脱気状態に保持することにより、前記物体の外
形形状を維持できることから、外形の異なる任意の物体
の外形に確実にフィットする外形形状を形成しこの形状
を維持できるという作用を有するものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口を有する袋体と、前記
袋体の内部を脱気状態に保つ弁手段と、前記袋体の内部
に封入され脱気状態において非移動状態を維持して固形
化状態となり、脱気状態の解除により移動可能状態とな
り非固形化状態となる形状形成部材と、前記弁手段を介
して袋体内部の空気を脱気する脱気手段とからなり、前
記袋体の外表面を任意物体の外形面に沿わせて変形させ
前記脱気手段によって袋体内部の空気を脱気することに
より前記形状形成部材を前記物体の外形面沿って変形し
た袋体の内面に沿わせるとともにこの脱気状態を前記弁
手段によって維持することにより前記袋体の外面に形成
された前記物体の外形を維持する物体の外形形状維持装
置としたものである。
【0010】このように構成した請求項2記載の発明
は、気密性を有する軟質部材から構成され脱気口を有す
る袋体の内部に、脱気状態でない場合は非固形化状態で
あり、脱気状態では固形化状態となる形状形成部材を封
入し、袋体の外表面に物体の外形面に沿わせて変形させ
前記脱気手段によって弁手段を介して袋体内部の空気を
容易に脱気することができるとともに、脱気により前記
形状形成部材を前記物体の外形に沿った状態で固形化状
態に維持し前記袋体の外面に前記物体の外形を形成しこ
の形状を維持できることから、外形の異なる任意の物体
の外形に確実にフィットする外形形状を形成しこの形状
を維持できるという作用を有するものである。
【0011】また、請求項3記載に発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口および給気口を有する
袋体と、前記給脱口に連通し袋体の内部を脱気するため
の脱気用弁手段と、前記給気口に連通し袋体内部に給気
をするための給気用弁手段と、前記袋体の内部に封入さ
れ脱気状態において非移動状態を維持して固形化状態と
なり、脱気状態の解除により移動可能状態となり非固形
化状態となる形状形成部材と、前記脱気用弁手段を介し
て前記袋体内部空気の脱気をする脱気手段と、給気用弁
手段を介して袋体への給気する給気手段とからなり、前
記袋体の外表面を任意物体の外形面沿わせて変形させ前
記脱気手段によって袋体内部の空気を脱気することによ
り前記形状形成部材を前記物体の外形面沿って変形した
袋体の内面に沿わせて固形化状態に維持することにより
前記袋体の外面に形成された前記物体の外形を維持する
とともに、給気手段の給気により前記脱気状態を解除し
て形状形成部材を非固形化状態とする物体の外形形状維
持装置としたものである。
【0012】このように構成した請求項3記載の発明
は、気密性を有する軟質部材から構成され脱気口および
給気口を有する袋体の内部に、脱気状態でない場合は非
固形化状態であり脱気状態では固形化状態となる形状形
成部材を封入し、給気口に連通した給気用弁手段を介し
て給気手段によって給気をした袋体の外表面を物体の外
形面に沿わせて変形させ前記脱気手段によって前記脱気
口に連通した脱気用弁手段を介して脱気し、前記形状形
成部材を前記物体の外形に沿った状態で固形化状態に維
持し前記袋体の外面に前記物体の外形形状を形成しこの
形状を維持できることから、外形の異なる任意の物体の
形状に確実にフィットする外形形状を形成維持できると
ともに、給気手段による給気により固形化状態にある形
状形成部材を迅速に非固形化状態にすることができるた
め種々の物体の外形形状を迅速に形成できるという作用
を有するものである。
【0013】また、請求項4記載の発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口および給気口を有する
袋体と、前記脱気口および給気口に連通し袋体の内部を
脱気するとともに前記給気口に連通し袋体内部に給気を
する給脱気弁手段と、前記袋体の内部に封入され脱気状
態において非移動状態を維持して固形化状態となり、脱
気状態の解除により移動可能状態となり非固形化状態と
なる形状形成部材と、前記給脱気弁手段を介して前記袋
体内部空気の脱気をするとともに袋体への給気する給脱
気手段とからなり、前記袋体の外表面を任意物体の外表
面に沿わせて変形させ前記給脱気手段によって袋体内部
の空気を脱気することにより前記形状形成部材を前記物
体の外形面に沿って変形した袋体の内面に沿わせて固形
化状態に維持することにより前記袋体の外面に形成され
た前記物体の外形を維持するとともに、給気により前記
脱気状態を解除して形状形成部材を非固形化状態とする
物体の外形形状維持装置としたもにである。
【0014】このように構成した請求項4記載に発明
は、気密性を有する軟質部材から構成され脱気口および
給気口を有する袋体の内部に、脱気状態でない場合は非
固形化状態であり、脱気状態では固形化状態となる形状
形成部材を封入し、給気手段によって給気口に連通した
給脱気弁手段を介して給気をした袋体の外表面を物体の
外形面に沿わせて変形させ、前記給脱気手段によって前
記脱気口に連通する給脱用弁手段を介して脱気し、前記
形状形成部材を前記物体の外形面に沿った状態で固形化
状態に維持し前記袋体の外面に前記物体の外形形状を形
成しこの形状を維持できることから、外形の異なる任意
の物体の外形に確実にフィットする外形形状を形成しこ
の形状を維持できるとともに、給脱気手段による給気に
より固形化状態にある形状形成部材を迅速に非固形化状
態にすることができるため種々物体の外形形状を迅速に
形成できるという作用を有するものであり、また、給脱
気は給脱気弁手段を介してなすものであることから同一
の給脱気手段で給脱気できることから構成を簡単且つ小
型にできるとともに、安価にできるという作用を有する
ものである。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明において、形状形成部材を多数
の粒状体とした物体の外形形状維持装置としたものであ
る。
【0016】このように請求項5記載の発明は、請求項
1ないし請求項4記載の発明において、形状形成部材を
多数の粒状体としたものでることから、請求項1ないし
請求項4記載の発明の作用に加えて、複雑な形状の外形
を有する物体であっても容易に且つ確実に外形に沿わせ
ることができるため前記複雑な外形にフィットできる外
形を形成できるという作用を有するものである。
【0017】
【請求項6】 請求項5記載の発明において、粒状体を
球体とした物体の外形形状維持装置としたものである。
【0018】このように請求項6記載の発明は、請求項
5記載の発明において、粒状体を球体としたことから、
請求項5記載の発明の作用に加えて、形状形成部材は球
体であることから互いの接触は点接触であるため各粒状
体の間には間隙が形成されることから、脱気が迅速にな
されるとともに粒状体の移動がスムーズになされるため
物体の外形に容易に沿わせることができるという作用を
有するものである。
【0019】また、請求項7記載に発明は、請求項1な
いし請求項6記載の発明における物体の外形形状維持装
置を身体を支持する支持面に配設した椅子としたもので
ある。
【0020】このように請求項7記載の発明は、椅子の
身体を支持する支持面に請求項1ないし請求項6記載の
発明における物体の外形形状維持装置を配設したことか
ら、支持面を使用者の体形に確実にフィットする形状に
形成することができるとともにこの状態を維持でき、座
り心地のよい椅子とすることができるという作用を有す
るものである。
【0021】また、請求項8記載の発明は、請求項1な
いし請求項6記載の物体の外形形状維持装置を身体を支
持する支持面に配設するとともに身体の所定の部位をマ
ッサージする施療子を設けたマッサージ機としたもので
ある。
【0022】このように請求項8記載の発明は、請求項
1ないし請求項6記載の発明における物体の外形形状維
持装置を身体を支持する支持面に配設するとともに身体
の所定の部位をマッサージする施療子を設けたマッサー
ジ機としたものであることから、使用者はマッサージを
する際に身体支持面を自己の体形つまり身体の外形にフ
ィットした形状に支持面を形成できることから、身体を
安定した状態で支持させるとともに各部位に対応して設
けられた施療子を確実に各部位に作用させることができ
るためマッサージ効果を向上させることができるという
作用を有するものである。
【0023】また、請求項9記載の発明は、請求項1な
いし請求項6記載の発明における物体の外形形状維持装
置を身体を支持する支持面に配設するとともに、給脱気
装置によって袋体に給気および脱気をすることにより、
形状形成部材を固形化状態と非固形化状態を繰り返すこ
とによって身体を押圧・弛緩してマッサージするマッサ
ージ機としたものである。
【0024】このように請求項9記載の発明は、請求項
1ないし請求項6記載の発明における物体の外形形状維
持装置を身体を支持する支持面に配設するとともに、給
脱気装置によって袋体に給気および脱気をすることによ
り、形状形成部材を固形化状態と非固形化状態を繰り返
すことによって身体をマッサージするマッサージ機とし
たものであることから、従来のように特別な施療子を要
しないため構造を簡単とすることができるとともに、形
状形成部材に対面している身体の外形全体に亘って圧縮
・弛緩がなされることから血管の収縮・弛緩がされるこ
とからマッサージとともに血行の促進がなされるという
作用を有するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明を物体としての
円柱体Bを支持つまり載置する外形形状維持装置に適用
した場合の実施の形態を図1ないし図4に基いて説明す
る。
【0026】図1において符号1は外形形状維持装置
(以下単に外形維持装置という)であり、この外形維持
装置1は、例えば軟質でかつ気密性を有する合成樹脂の
薄いシート部材によって形成された袋体(以下単に袋と
いう)2と、この袋2内に封入された形状形成部材とし
ての多数の粒状体5とから構成され、また、袋2には袋
2内の空気を抜くつまり脱気し、また、空気を供給つま
り給気する給脱気手段としてのポンプ10が接続されて
いる。
【0027】また、前記袋2には、この袋2内の空気を
脱気するための脱気口3と空気を供給する給気口4が形
成されている。
【0028】そして、前記袋2内に封入されている前記
粒状体5は、軽量な材料例えば発泡合成樹脂などから形
成されるとともに小さな球体状とした粒から構成されて
おり、また、この粒状体5は、前記袋2内の空気が脱気
されていない状態つまり袋2が例えば略大気圧状態に維
持されなどして移動空間が存在する状態では、袋2内を
自由に移動できるようになっている。また、この移動
は、粒状体5が小さい球状体に形成されるとともに軽量
であるため容易かつスムーズになされものであることか
ら、袋2に外力が加わり変形するとその変形に沿うよう
に移動することになる。
【0029】また、粒状体5は図2(B)、図3(B)
に示すように、袋2内の空気が脱気されて減圧されると
互いに密着状態となり袋2内を移動できない非移動状態
となって固形化状態となり、そして前記脱気口3を介し
て内部に空気が供給され脱気状態が解除されるまで前記
非移動状態つまり固形化状態を維持するものである。
【0030】そして、粒状体5は脱気が進むつまり排気
が進むにつれて互いに密着状態となるが、この状態にお
いても前記粒状体5は球体に形成されていることから、
互いの粒状体5は互いに点接触状態で密着する粒状体間
には間隙が形成されるためこの間隙を通して脱気される
ため、袋2内の脱気は短時間つまり迅速かつ確実になさ
れるものである。
【0031】また、前記脱気口3および給気口4には図
1ないし図3に示すように、それぞれホース6および7
の一端が気密状態として接続されており、これらホース
6および7の他端はそれぞれ後述するポンプ10の筐体
10a内に設けられている給脱弁手段20を構成する後
述する電磁弁21および22(図3参照)に接続されて
いる。
【0032】そして、前記ポンプ10は筐体10a内に
収納されて設けられており、周知の電磁作用によって往
復動する振動子によってダイヤフラムを振幅動作させる
電磁式ポンプであり、そして、このポンプ10には図3
に模式図に示すように吸入口11および吐出口12のそ
れぞれに前記電磁弁21および22が接続されている。
【0033】前記電磁弁21は第一ないし第三のポート
21aないし21cを有しており、前記第一のポート2
1aはポンプ10の吸入口11にホース6aによって接
続され、また、第二のポート21bは前記ホース6に接
続され、また、第三のポート21cは大気に連通してい
る。そして、第一のポート21aは図3に示すように制
御手段25の制御によって第二のポート21bと第三の
ポート21cとに選択的に切り換えられようになってい
る。
【0034】また、前記電磁弁22は同様に第一ないし
第三のポート22aないし22cを有しており、前記第
一のポート22aはポンプ10の吐出口12にホース7
aを介して接続され、また、第二のポート21bは前記
ホース7に接続され、また、第三のポート22cは大気
に連通している。また、同様に制御手段25によって第
一のポート22aは第二のポート22bと第三のポート
22cとに選択的に切り換えられようになっている。
【0035】そして、前記ポンプ10、電磁弁21およ
び電磁弁22は制御手段25によって制御されるように
なっており、袋2内の空気を脱気する場合は、図3
(A)に示すように前記制御手段25によって、前記電
磁弁21の第一のポート21aは第二のポート21bに
連通され、また、電磁弁22の第一のポート22aは第
三のポート22cに連通される。そして、この状態で制
御手段25はポンプ10を駆動する。ポンプ10が駆動
すると袋2内の空気は、前記ホース6、電磁弁21を介
して吸引され電磁弁22のポート22cを介して外部に
排気されることにより脱気される。
【0036】そして、脱気されると制御手段25は、電
磁弁21および電磁弁22のそれぞれの第二のポート2
1b、22bを閉じて脱気状態に維持する。なお、前記
電磁弁21および22は、通電されない状態では第二の
ポート21b、22bが閉じられる構成となっている。
【0037】そして、脱気されると多数の粒状体5は、
図4(A)に示す脱気されていない状態から同図(B)
に示す脱気された状態となる。なお、図4(A)は脱気
されていない状態において、粒状体5が移動可能な状態
で非固形化状態であることを模式的に示したものであ
り、同図(B)は脱気状態にされ互いに密着して移動で
きない状態となり固形化状態となった状態を模式的に示
した図である。
【0038】そして、脱気が進行するにつれて粒状体5
の互いの密着度は次第に増し所定の状態まで脱気される
と、互いに密着し非移動状態となり固形化状態となり、
図2(B)に示すように円柱体Bは袋2の表面に沈み込
み、袋2の表面には円柱体Bの下側の外形に沿った溝状
の凹部2aが形成される。この溝状の凹部2aつまり円
柱体Bの外形は粒状体5が固形化状態に維持されている
ことから、その形状は図2(C)に示すように円柱体B
を取り去った後も袋2の表面に維持され、この状態は脱
気状態が解除されるまで維持される。
【0039】つぎに、袋2内に空気を空気を供給する場
合は、前記制御手段25によって、図3(C)に示すよ
うに前記電磁弁22の第一のポート22aは第二のポー
ト22bに連通され、また、電磁弁21の第一のポート
21aは第三のポート21cに連通される。そして、こ
の状態で制御手段25によってポンプ10が駆動される
と、外気は電磁弁21の第三のポート21cから吸引さ
れ、電磁弁21を介して吸引され電磁弁22を介して袋
2内に送り込まれ給気される。
【0040】そして、給気された後制御手段25は電磁
弁21および電磁弁22のそれぞれの第二のポート21
b、22bを閉じる。この給気によって袋2は脱気状態
が解除されることから前記袋2内の粒状体5は自由に移
動可能な状態となり非固形化状態となる。この結果袋2
は再び図2(A)の状態となり表面に形成された円柱体
Bの外形形状は維持されなくなる。
【0041】つぎに、上記外形維持装置1によって物体
の外形形状を維持させる動作について説明する。
【0042】まず、図2(A)に示すように、ポンプ1
0によって袋2内に給気をして膨張させる。なお、この
時の膨張量は必ずしも袋2が最大に膨張させ必要はない
ものである。この膨張状態では袋2内の粒状体5は自由
に移動できる状態となり非固形化状態となる。
【0043】つぎに、同図(B)に示すように、図示し
ないが手などにより物体である円柱体Bを袋2の上面に
載置しこの円柱体Bを袋2の表面に押し付ける。なお、
この円柱体Bが重く自重で袋2表面内に沈み込むような
場合、つまり袋2の外表面が円柱体Bの外面に沿って変
形するような場合は必ずしも押し付ける必要はないもの
である。要は外力または自重によって袋2の外表面を物
体の外形面に沿わせて変形させることができればよいも
のである。
【0044】この押し付け動作とともに前記ポンプ10
を駆動して袋2内の空気の脱気を開始する。この脱気の
開始に伴なって袋2内の空間容積は次第に減少し、ま
た、前記袋2の表面は次第に円柱体Bの下側外周面によ
って押されて、同図(B)に示すように袋2の表面内に
沈み込み、その結果袋2の表面は前記円柱物体Bの沈み
込んだ部分の外周面つまり外形に沿って密着し馴染むこ
とになり溝状の凹部2aが形成される。一方脱気によっ
て袋2内の空間容積は次第に減少することに伴なって前
記粒状体5は互いに接近し、さらに脱気が進行すると前
記袋2の沈み込んだ状態の袋2の内部で互いに密着して
非移動状態つまり固形化状態となる。
【0045】つまり、粒状体5は前記沈み込んだ円柱体
Bの外形の形状に沿って互いに密着して固形化状態とな
るため、固形化状態となった粒状体5の表面つまり袋2
の表面に、前記円柱体Bの下側に対応した凹部2aつま
り外形形状が形成され、この外形形状は袋2から円柱体
Bを取り除いても同図(C)に示すように袋2の脱気状
態が解除されるまで維持されることになる。
【0046】そして、この状態から前記電磁弁21、2
2を給気するように制御するとともにポンプ10によっ
て袋2内に給気することによって前記粒状体5は移動可
能状態となり、固形化状態は解消され、前記円柱体Bの
外形形状は維持されなくなるとともに再び同図(A)に
示す状態に復帰する。
【0047】上述のように外形維持装置1は、袋2内の
脱気状態が解除されている状態つまり給気されている状
態において、袋2の表面に円柱体Bを押し付けるととも
に脱気することにより粒状体5を前記円柱体Bの外形形
状に沿わせて密着状態に集合させて固定化状態とし、円
柱体Bの外形形状を形成しこの状態を脱気状態を解除す
るまで維持できるものである。したがって、円柱体Bつ
まり物体の外形を容易に形成し、その状態を維持できる
ものである。
【0048】そして、このことは上記のように円柱体の
ような物体だけではその他の複雑な外形形状をした物体
であっても、また、物体を人の身体とした場合の身体を
支持する支持装置、例えば椅子の背もたれ部あるいは座
部などに身体の背中部あるいは尻部などをフィットさせ
る外形形状を容易に形成しその状態を維持できるもので
ある。
【0049】また、袋2に給気して脱気状態を解除する
ことにより、前記形成した形状を解除できるものである
ことから、形成された外形形状の維持と解消を自由にで
きることから、外形維持装置1は繰り返し使用できるも
のである。
【0050】また、上記実施の形態では弁手段20を2
個の電磁弁21および22で構成して、同一のポンプで
袋2内の脱気と袋2への給気をするように構成したが、
これは脱気用弁(脱気用弁手段)と給気用弁(給気用弁
手段)を設けこれら両弁にそれぞれ脱気と給気をする脱
気ポンプ(脱気手段)と給気ポンプ(給気手段)を別個
に設ける構成としてもよいものである。
【0051】また、上記外形維持装置1では、袋2にホ
ース6および7を介してポンプ10に常時接続する構成
としているが、これは袋2の脱気口を有するとともに脱
気状態を保持できる脱気状態保持手段としての栓または
弁手段を設け、脱気するときこれらの栓または弁手段を
開放状態としてポンプ等の脱気手段によって脱気し、物
体の外形を形成した後前記栓あるいは弁を閉じて脱気状
態を維持させるように構成してもよい。この場合は物体
の外形を形成した後この外形維持装置を単独として自由
に取り扱うことができるという利点がある。
【0052】なお、この場合の脱気状態の解除は前記栓
あるいは弁を開放し、袋の内部を大気に連通させること
によってなすようにすればよい。また、上記のように袋
2の脱気口に弁手段を設け、この弁手段を介して脱気す
る構成とした場合は、脱気手段を弁手段に対して着脱可
能とし、外形維持装置の使用用とによって取り外しても
よく、取り付けた状態としてもよいものである。
【0053】また、上記説明においては、形状形成部材
である粒状体5を球状体に形成するようにしたが、これ
は必ずしも球状体にする必要はないもので多面体形状と
してもよいものである。
【0054】また、粒状体の大きさは、袋の内容積の大
きさあるいは物体の大きさあるいは外形の複雑さ加減な
どによって適宜に決定すればよいものである。
【0055】つぎの、上述したように上記外形維持装置
1(各種変形した構成の場合含む)を施療子としてエア
ーの給排気により膨縮するエアーバッグを用いた椅子式
エアーマッサージ機の身体の支持面である背もたれ部、
座部などに適用した場合の実施の形態を図5ないし図7
に基いて説明する。
【0056】図5は椅子式エアーマッサージ機(以下単
にマッサージ機という)Aの斜視図であり、このマッサ
ージ機Aは、椅子である椅子本体50、後述する背もた
れ部57および座部56の内部に配設される外形維持装
置101および外形維持装置102、背もたれ部57お
よび座部56に配置された施療子としての肩用エアーバ
ッグ61、背中用エアーバッグ62、腰用エアーバッグ
63、尻用エアーバッグ64および腿用エアーバッグ6
5、外形維持装置101および外形維持装置102の脱
気および給気をする給脱気手段としてのポンプ110、
前記肩用エアーバッグ61ないし尻用エアーバッグ65
にエアーの給排気をするエアー給排気装置130などか
ら構成されている。
【0057】なお、前記外形維持装置101および外形
維持装置102は上述した外形維持装置1とその大きさ
が異なるのみで構成は同一であることから、同一構成部
分については同一符号を付しその説明は省略する。
【0058】そして、前記椅子本体50は、支持台5
1、この支持台51の両側に取り付けられた側枠52、
この両側枠52に架け渡されて取り付けられた座部取付
台53、前記側枠52の上部に取り付けられた肘掛部5
4および前記両側枠52に回動可能に取り付けられた図
示しない背枠などから構成される本体枠55と、前記座
部取付台53に設けられた前記座部56、前記背枠に支
持して取り付けられた背もたれ部57などから構成され
ている。
【0059】そして、前記外形維持装置101は上述し
たように前記背もたれ部57の内部つまり背中側部と対
向する側に配置されるとともにカバー58aによって覆
われて配設されている。また、外形維持装置102は同
様に座部56の内部つまり尻部側と対向する側に配置さ
れカバー58bによって覆われて配置されている。
【0060】また、前記肩用エアーバッグ61ないし腿
用エアーバッグ65はそれぞれ前記外形維持装置101
および102の上面側に配置され前記カバー58aおよ
び58bによって覆われている。なお、肩用エアーバッ
グ61ないし腿用エアーバッグ65はカバー58aおよ
び58bの上面に露出させて配置するようにしてもよい
ものである。
【0061】また、前記ポンプ110およびエアー給排
気装置130は図5では図示しないが、座部台53の下
側に配置されて設けられている。
【0062】また、前記座部56の前部には、前記座部
台53に上下方向に回動可能にして取り付けられて脚載
置台70が設けられており、この脚載置台70は図5、
図7に示すように両脚つまり脹脛部を載置する一対の載
置溝71が形成されている。この載置溝71を形成する
中央壁72よよび左右側壁73の互いに対向する壁面に
は外形維持装置103(図5では一方側のみ図示)が配
設されており、この外形維持装置103の上面つまり脚
部と対向する面には前記エアー給排気装置130によっ
てエアーの給排気がされる脚用エアーバッグ66が互い
に対向させて配置されており、これら脚用エアーバッグ
66および前記外形維持装置103はカバー70aによ
って覆われている。外形維持装置103も上述した外形
維持装置1とその大きさが異なるのみで構成は同一であ
るのでその説明は省略する。
【0063】また、前記脚載置台70は、肘掛部54の
下側つまり椅子本体50の横側に設けられたレバー74
によって上下方向に回動させることができるとともに任
意の回転角度に維持できるようになっている。
【0064】つぎに、上記マッサージ機Aの制御構成を
図6に基いて説明する。
【0065】同図に示すようにエアー生成装置130は
電磁式エアーポンプなどからなるエアー生成手段13
1、このエアー生成手段131にはホース140を介し
てロータリー弁などからなる分配器132が接続されて
いる。また、この分配器132にはホース141ないし
146の一端側が接続されており、そして、ホース14
1の他端は分岐されて前記肩用エアーバッグ61に、ホ
ース142は背中用エアーバッグ62に、ホース143
は分岐されて腰用エアーバッグ63に、ホース144は
尻用エアーバッグ64に、ホース145は分岐されて腿
用エアーバッグ65に、また、ホース146は分岐され
て脚用エアーバッグ66にそれぞれ接続されている。
【0066】また、前記エアー生成手段131および分
配器132は、制御手段133によって制御されるよう
になっている。つまり、制御手段133はリモートコン
トロール装置(以下リモコン装置という)135に設け
られているモード設定スイッチ(不図示)によって各種
マッサージモードが設定されると、このマッサージモー
ドによって定められている順序にしたがってエアー生成
手段131および分配器132を制御して、前記肩用エ
アーバッグ61ないし脚用エアーバッグ66を膨縮させ
るようにエアーの給排気をするようになっている。な
お、前記リモコン装置135は椅子本体50の側枠52
に設けた収納部52aに収納されるようになっている。
【0067】また、前記リモコン装置135からは前記
外形維持装置101ないし103の袋2内の空気の排気
つまり脱気および空気の供給つまり給気をするように図
示しない脱気スイッチおよび給気スイッチが設けられて
いる。
【0068】また、外形維持装置101ないし103の
制御構成は、図6に示すようにポンプ110と、このポ
ンプ110に接続された給脱気弁手段120とから構成
されている。
【0069】そして、前記ポンプ110は筐体(不図
示)内に収納して設けられており、周知の電磁作用によ
って往復動する振動子によってダイヤフラムを振幅動作
させる電磁式ポンプであり、そして、このポンプ110
には図6に示すように吸入口111および吐出口112
を有している。
【0070】また、前記給脱気弁手段120は、電磁弁
121および電磁弁122から構成されており、そし
て、電磁弁121は第一ないし第三のポート121aな
いし121cを有しており、前記第一のポート121a
はポンプ110の吸入口111とホース149aによっ
て接続され、また、第二のポート121bにはホース1
47の一端側が接続されている。
【0071】このホース147の他端側は分岐されて前
記外形維持装置102ないし103の袋2に設けた脱気
口3に接続されている。また、第三のポート121cは
大気に連通している。また、第一のポート121aは制
御手段133の制御により第二のポート21bと第三の
ポート121cとに選択的に切り換えられようになって
いる。
【0072】また、電磁弁122は同様に第一ないし第
三のポート122aないし122cを有しており、前記
第一のポート122aはポンプ110の吐出口112と
ホース149bによって接続され、また、第二のポート
122bにはホース148の一端側が接続されている。
このホース148の他端側は分岐されて前記外形維持装
置102ないし103の袋2に設けた給気口4に接続さ
れている。また、ポート122cは大気に連通してい
る。
【0073】また、第一のポート122aは制御手段1
33の制御により第二のポート22bと第三のポート1
22cとに選択的に切り換えられようになっている。
【0074】そして、前記ポンプ110、電磁弁121
および電磁弁122は上述のように前記制御手段133
によって制御されるようになっており、袋2内の空気を
脱気する場合は、前記制御手段133によって、前記電
磁弁121の第一のポート121aは第二のポート12
1bに連通され、また、電磁弁122の第一のポート1
22aは第三のポート122cに連通される。
【0075】そして、この状態で制御手段133はポン
プ110を駆動する。ポンプ110が駆動すると外形維
持装置101ないし102の各袋2内の空気は、前記ホ
ース147、電磁弁121を介して吸引され電磁弁12
2の第三のポート122cを介して外部に排気されるこ
とにより脱気される。
【0076】そして、脱気が進行するにつれて粒状体5
の互いの密着度は次第に増し所定の状態まで脱気される
と、互いに密着し非移動状態となり固形化状態となり、
この状態は脱気状態が解除されるまで維持される。
【0077】つぎに、袋2内に空気を供給する場合は、
前記制御手段133によって、前記電磁弁122のポー
ト122aはポート122bに連通され、また、電磁弁
121の第一のポート121aは第三のポート121c
に連通される。
【0078】そして、この状態で制御手段133によっ
てポンプ110が駆動されると、外気は電磁弁121の
第三のポート121cから吸引され、電磁弁121を介
して吸引され電磁弁122を介して袋2内に送り込まれ
給気される。
【0079】そして、給気された後制御手段133は電
磁弁121および電磁弁122のそれぞれの第二のポー
ト121b、122bを閉じるように制御する。この給
気によって袋2の脱気状態が解除されると前記袋2内の
粒状体5は自由に移動可能な状態となり非固形化状態と
なる。
【0080】つぎに、上記マッサージ機Aの動作につい
て説明する。
【0081】使用者はマッサージをしようとする場合、
まず、前記リモコン装置135の給気スイッチを操作す
ると、制御手段133によって前記ポンプ110および
電磁弁121、122は制御され各外形維持装置101
ないし103の袋2内に給気され、この給気により各袋
2はある程度膨らんだ状態に維持される。
【0082】この状態で使用者は座部56に座り、ま
た、脚載置台70を所望の位置に回動させ、そして、背
もたれ部57に背中部(腰部を含め背中部という)を凭
せ掛け、ついで、リモコン装置135の脱気スイッチを
操作する。この脱気スイッチが操作されると、制御手段
135は前記ポンプ110、電磁弁121および122
を制御して各外形維持装置101ないし103の袋2内
の空気を脱気させる。
【0083】また、使用者が椅子本体50に尻部(腿部
含め尻部という)を位置させて座った状態では、座部5
6に配設外形維持装置102には使用者の体重が加わっ
ており、脚載置台70の載置溝71の側壁に配設された
外形維持装置103は脚による押圧されており、また、
背もたれ部57に配設された外形維持装置101は使用
者が背中部を凭せ掛けることによって押圧された状態と
なっている。
【0084】したがって、このような状態で脱気がされ
ると、使用者の身体は各袋2内に徐々に沈み込むことに
なり、一方、脱気が進行するにつれて各袋2内の粒状体
5は次第に互いの密着度が増しながら使用者の身体の外
形に沿うことになる。
【0085】そして、所定の状態まで脱気されると粒状
体5は互いに密着して移動できない状態となり固形化状
態となり、図7に示すように、座部56、背もたれ部5
7の上面および載置溝71の側面には、使用者の身体の
つまり尻部、背中部および脚部の外形に沿った凹状部5
6a、57aおよび71aが形成される。
【0086】そして、この凹状部56aないし71aの
形状は、制御手段133の制御により電磁弁121、1
22の第二のポート121b、122bが閉じられるこ
とから、各袋2内は脱気状態に維持されるためその状態
に維持される。
【0087】そして、使用者は背中部、尻部および脚部
を前記前記背もたれ部57、座部56および脚載置台7
0にそれぞれ形成された凹状部56a、57aおよび7
1aに位置させて座った状態で、リモコン装置135か
ら所望のマッサージモードを設定する。
【0088】このマッサージモードが設定されると制御
手段133は、前記エアー給排気装置131、分配器1
32を制御して前記設定されたマッサージモードによっ
て定められている順序にしたがって前記肩用エアーバッ
グ61ないし脚用エアーバッグ66を膨縮させるように
エアーの給排気をする。この給排気によって膨縮するエ
アーバッグによって身体の各部位のマッサージがなされ
るものである。
【0089】そして、このマッサージの際に、使用者は
身体つまり背中部、尻部および脚部に対応して形成さ
れ、その状態に維持されている凹状部56a、57aお
よび71aに背中部など身体を位置させて身体を支持面
にフィットさせ座ることができため座り心地の良い状態
でマッサージできることからマッサージー効果を高める
ことができるものである。
【0090】また、図7からも明らかなように、肩用エ
アーバッグ61ないし脚用エアーバッグ66は、前記背
もたれ部57、座部56および脚載置台70にそれぞれ
形成された凹状部56a、57aおよび71aの底部に
位置していることから、使用者の身体は、身体がフィッ
トする面(身体に接触している面)に位置するため、肩
用エアーバッグ61ないし脚用エアバッグ66の押圧力
は確実に肩部ないし脚部に伝えられることからも良好な
マッサージ効果が得られるものである。
【0091】つまり、従来の背もたれ部では使用者の体
形によって背もたれ部など身体を支持する面と背中部な
ど身体がフィットしない場合が生じ、そのためエアーバ
ッグと身体の部分が密着しないつまり間隙が生じ、この
間隙によってエアーバッグが膨張した際に、背中部など
を押圧する押圧力が減少することになるが、上記のよう
に外形維持装置101ないし103を椅子の身体を支持
する支持面に配置することによって、上記のような身体
の各部位と各エアーバッグ61ないし66とは確実に接
触するため押圧力の減少をきたすということはなくいも
のである。
【0092】そして、使用者がマッサージを終了したい
ときは、リモコン装置135ので停止スイッチを操作す
ることにより、制御手段133は前記エアー生成装置1
31および分配器132を停止させマッサージは終了す
る。
【0093】そして、この実施の形態においては、前記
停止スイッチが操作されると制御手段133は電磁弁1
22の第一のポート121aを第二のポート121bに
連通させ、また、電磁弁121の第一のポート122a
と第三のポート12cを連通させて外形維持装置101
ないし103の袋2内が略大気圧になる程度まで給気し
た後、電磁弁121および122の第二のポート121
b、122bを閉じる。その結果袋2内の粒状体5は移
動可能となり非固形化状態に維持される。
【0094】このように上記マッサージ機Aは、椅子本
体50の身体支持面である背もたれ部57、座部56、
脚載置台70に外形維持装置101ないし103を配置
したことから、使用に際して使用者は、椅子本体50の
身体を支持する支持面を使用者の体形に確実にフィット
する形状に形成することができるとともにこの状態を維
持できることから、座り心地のよいマッサージ機とする
ことができるとともに、各エアーバッグを身体に確実に
接触させることができることから各エアーバッグの押圧
力を確実に身体の各部位に作用させることができ良好な
マッサージ効果を得ることができるものである。
【0095】なお、上記実施の形態では、給脱気弁手段
120を電磁弁121と122の二個の電磁弁によって
構成したが、これは要するに外形維持装置101ないし
103の袋2内の空気の脱気と袋2内への給気ができる
ものであれば一個の電磁弁で構成するようにしてもよ
く、また、他の弁手段例えばロータリー弁などによって
構成してもよいものである。
【0096】また、外形維持装置101ないし103の
袋2内の空気の脱気と袋2内への給気の仕方は上記円柱
体Bの外形を形成する実施の形態のおいて、変形例とし
て説明した仕方としてもよいものである。つまり、脱気
する場合のみポンプを用いて脱気し、脱気した後は栓な
どの脱気状態維持手段によって脱気状態を維持するよう
にしてもよく、脱気用弁手段と給気用弁手段とを設けこ
れら脱気用弁手段と給気用弁手段に脱気手段および給気
手段を接続することによって袋2を給脱気する構成とす
るなどとしてもよいもにである。
【0097】また、上記実施の形態においては、同一の
給脱気弁手段120によって三個の外形維持装置101
ないし103を同時に給脱気するようにしたが、これは
各外形維持装置101ないし103を別個の給脱気弁手
段によってそれぞれ独立して給脱気するようにしてもよ
いものである。
【0098】また、上記実施の形態においては、脚載置
台70を設けたがこれは省略してもよいものである。
【0099】また、上記実施の形態においては施療子を
エアーバッグによって構成したが、これは突子によって
施療子を形成しこの突子を電磁駆動手段によって押圧動
作させる形式のマッサージ機としてもよいものである。
【0100】また、上記実施の形態では、マッサージ機
Aを椅子式エアーマッサージ機とした場合について説明
したが、これはマット式のエアーマッサージ機にも適用
できることは言うまでもなく、この場合はマット部の身
体を支持する支持面全面に、外形維持装置を配設し、こ
の外形維持装置の上面側つまり身体と対向する面側にエ
アーバッグを配置し、カバーで覆うように構成すればよ
いものである。
【0101】また、上記実施の形態においては、マッサ
ージ機を施療子としてのエアーバッグを設ける形式つま
り施療子によってマッサージをする形式のマッサージ機
としたが、これは、施療子を用いることなく前記外形維
持装置101ないし103自体によって身体を押圧・弛
緩してマッサージをするようにしてもよいものである。
【0102】すなわち、外形維持装置101ないし10
3は、袋2内への給気と脱気とを繰り返すことによっ
て、粒状体5を非固形化状態と固形化状態とに状態変化
をさせることができるものであることから、この状態変
化を利用して身体の各部の押圧・弛緩することによりマ
ッサージするようにすればよいものである。
【0103】より具体的なは、座部、背もたれ部に外形
維持装置101ないし102を配設(施療子は設けな
い)するとともに、制御手段133によってポンプ11
0と給脱気弁手段120を所定の周期で給気と脱気をす
るように動作させるマッサージモードを設け、そして、
マッサージをする際は、使用者は座部に配設された外形
維持装置102の上に腰掛けるとともに背もたれ部に配
設された外形維持装置101に背中部を凭せ掛け、この
状態でリモコン装置135によってマッサージモードを
設定する。この設定によって制御手段133はこの設定
されたマッサージモードを実行し前記袋内への給気と脱
気が繰り返させることによって身体を押圧・弛緩してマ
ッサージがされる。
【0104】そして、この場合は形状維持装置101、
102自体つまり粒状体5の状態変化を利用してマッサ
ージをするものであることから、押圧・弛緩は身体の全
体にわたってなされるものであり、この押圧・弛緩の際
に血管も圧縮・弛緩が繰り返されることから血行が促進
されるため、マッサージ効果を高めることができるもの
である。
【0105】なお、袋への給気量は身体が略沈み込んだ
状態に維持できる程度まで給気するように設定し、ま
た、脱気の程度を調節することにより粒状体5の固形化
度を可変することによって身体を押圧する押圧力を調節
できるようにすることが望ましい。また、前記給脱気の
周期の長さは調節可能に設定できるように、また、座部
および背もたれ部の形状維持装置101、102は同時
または個別に動作させるようにすることが望ましい。
【0106】また、上記各実施の形態は、この発明の外
形維持装置を物体を支持する支持装置および椅子式エア
ーマッサージ機に適用した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば、腕用マッサージ
機または脚用マッサージ機など小型マッサージ機、事務
用椅子、座椅子、自動車などの乗り物に使用される座席
用椅子、自動車の車内で使用する幼児用座席椅子、乳母
車の座席、被包装物を包装するいわゆる梱包用部材、身
体の部分などを固定するギブスなど外形の形状を形成し
維持するものであればどのようなものもにも適用できる
ものである。
【0107】また、形成した形状は脱気状態を維持して
粒状体5を固形化状態に維持している間維持されるもの
であり、脱気状態を解除することにより非固形化状態と
して前記形状を解消できることから、上記したように形
状ないし体形が異なる場合にそれら異なる形状を繰り返
し形成できるという利点を有するものである。
【0108】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、気
密性を有する軟質部材から構成され脱気口を有する袋体
の内部に、脱気状態でない場合は非固形化状態であり脱
気状態では固形化状態となる形状形成部材を封入し、袋
体の外表面を物体の外形面に沿わせて変形させ袋体の空
気を脱気口から脱気することにより前記形状形成部材を
物体の外面に沿った状態で固形化状態とし、この状態で
前記脱気口に設けた脱気状態保持手段によって袋体内部
を脱気状態に保持することにより、前記物体の外形形状
を維持できることから、外形の異なる任意の物体の外形
に確実にフィットする外形形状を形成しこの形状を維持
できるという効果を有するものである。
【0109】また、請求項2記載の発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口を有する袋体の内部
に、脱気状態でない場合は非固形化状態であり、脱気状
態では固形化状態となる形状形成部材を封入し、袋体の
外表面に物体の外形面に沿わせて変形させ前記脱気手段
によって弁手段を介して袋体内部の空気を容易に脱気す
ることができるとともに、脱気により前記形状形成部材
を前記物体の外形に沿った状態で固形化状態に維持し前
記袋体の外面に前記物体の外形を形成しこの形状を維持
できることから、外形の異なる任意の物体の外形に確実
にフィットする外形形状を形成しこの形状を維持できる
という効果を有するものである。
【0110】また、請求項3記載の発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口および給気口を有する
袋体の内部に、脱気状態でない場合は非固形化状態であ
り脱気状態では固形化状態となる形状形成部材を封入
し、給気口に連通した給気用弁手段を介して給気手段に
よって給気をした袋体の外表面を物体の外形面に沿わせ
て変形させ前記脱気手段によって前記脱気口に連通した
脱気用弁手段を介して脱気し、前記形状形成部材を前記
物体の外形に沿った状態で固形化状態に維持し前記袋体
の外面に前記物体の外形形状を形成しこの形状を維持で
きることから、外形の異なる任意の物体の形状に確実に
フィットする外形形状を形成維持できるとともに、給気
手段による給気により固形化状態にある形状形成部材を
迅速に非固形化状態にすることができるため種々の物体
の外形形状を迅速に形成できるという効果を有するもの
である。
【0111】また、請求項4記載の発明は、気密性を有
する軟質部材から構成され脱気口および給気口を有する
袋体の内部に、脱気状態でない場合は非固形化状態であ
り、脱気状態では固形化状態となる形状形成部材を封入
し、給気手段によって給気口に連通した給脱気弁手段を
介して給気をした袋体の外表面を物体の外形面に沿わせ
て変形させ、前記給脱気手段によって前記脱気口に連通
する給脱用弁手段を介して脱気し、前記形状形成部材を
前記物体の外形面に沿った状態で固形化状態に維持し前
記袋体の外面に前記物体の外形形状を形成しこの形状を
維持できることから、外形の異なる任意の物体の外形に
確実にフィットする外形形状を形成しこの形状を維持で
きるとともに、給脱気手段による給気により固形化状態
にある形状形成部材を迅速に非固形化状態にすることが
できるため種々物体の外形形状を迅速に形成できるとい
う効果を有するものであり、また、給脱気は給脱気弁手
段を介してなすものであることから同一の給脱気手段で
給脱気できることから構成を簡単且つ小型にできるとと
もに、安価にできるという効果を有するものである。
【0112】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし請求項4記載の発明において、形状形成部材を多数
の粒状体としたものでることから、請求項1ないし請求
項4記載の発明の効果に加えて、複雑な形状の外形を有
する物体であっても容易に且つ確実に外形に沿わせるこ
とができるため前記複雑な外形にフィットできる外形を
形成できるという効果を有するものである。
【0113】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明において、粒状体を球体としたことから、請求
項5記載の発明の効果に加えて、形状形成部材は球体で
あることから互いの接触は点接触であるため各粒状体の
間には間隙が形成されることから、脱気が迅速になされ
るとともに粒状体の移動がスムーズになされるため物体
の外形に容易に沿わせることができるという効果を有す
るものである。
【0114】また、請求項7記載の発明は、椅子の身体
を支持する支持面に請求項1ないし請求項6記載の発明
における物体の外形形状維持装置を配設したことから、
支持面を使用者の体形に確実にフィットする形状に形成
することができるとともにこの状態を維持でき、座り心
地のよい椅子とすることができるという効果を有するも
のである。
【0115】また、請求項8記載の発明は、請求項1な
いし請求項6記載の発明における物体の外形形状維持装
置を身体を支持する支持面に配設するとともに身体の所
定の部位をマッサージする施療子を設けたマッサージ機
としたものであることから、使用者はマッサージをする
際に身体支持面を自己の体形つまり身体の外形にフィッ
トした形状に支持面を形成できることから、身体を安定
した状態で支持させるとともに各部位に対応して設けら
れた施療子を確実に各部位に作用させることができるた
めマッサージ効果を向上させることができるという効果
を有するものである。
【0116】また、請求項9記載の発明は、請求項1な
いし請求項6記載の発明における物体の外形形状維持装
置を身体を支持する支持面に配設するとともに、給脱気
装置によって袋体に給気および脱気をすることにより、
形状形成部材を固形化状態と非固形化状態を繰り返すこ
とによって身体をマッサージするマッサージ機としたも
のであることから、従来のように特別な施療子を要しな
いため構造を簡単とすることができるとともに、形状形
成部材に対面している身体の外形全体に亘って圧縮・弛
緩がなされることから血管の収縮・弛緩がされることか
らマッサージとともに血行の促進がなされるという効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を物体の支持装置に適用した場合の実施
の形態の外形形状維持装置の斜視図。
【図2】上記外形形状維持装置の動作状態を示す斜視図
で、(A)は給気をした状態を示す図、(B)は物体を
押し付けつつ脱気して外形が形成された状態を示す図、
(C)は物体を取り除いた状態で形成された物体の外形
形状が維持されている状態を示す図である。
【図3】上記外形形状維持装置、給脱気弁手段および給
脱手段の接続構成を示した図。
【図4】上記外形形状維持装置の給気状態と脱気状態に
おける粒状体の状態を模式的に示した斜視図で、(A)
は粒状体が非固形化状態となっている状態を示す図で、
(B)は粒状体が固形化状態となって外形形状が形成さ
れている状態を示す図である。
【図5】本発明の外形形状維持装置を椅子式エアーマッ
サージ機に適用した場合の斜視図。
【図6】上記椅子式エアーマッサージ機の制御構成を示
すブロック図。
【図7】上記椅子式エアーマッサージ機の外形形状維持
装置を脱気した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 外形形状維持装置 2 袋体(外形形状維持装置の一部) 3 脱気口 5 粒状体(形状形成部材(外形形状維持装
置の一部)) 10 ポンプ(脱気手段) 20 給脱気弁手段(脱気状態保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47C 27/00 A47C 27/00 Q

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性を有する軟質部材から構成され脱
    気口を有する袋体と、前記袋体の内部を脱気状態に保つ
    脱気状態保持手段と、前記袋体の内部に封入され脱気状
    態において非移動状態を維持して固形化状態となり、脱
    気状態の解除により移動可能状態となり非固形化状態と
    なる形状形成部材とからなり、前記袋体の外表面を任意
    物体の外形面に沿わせて変形させ前記袋体内部の空気を
    脱気することにより前記形状形成部材を前記物体の外形
    面に沿って変形した袋体の内面に沿わせるとともにこの
    脱気状態を前記脱気状態保持手段によって維持すること
    により前記袋体の外面に形成された前記物体の外形を維
    持することを特徴とする物体の外形形状維持装置。
  2. 【請求項2】 気密性を有する軟質部材から構成され脱
    気口を有する袋体と、前記袋体の内部を脱気状態に保つ
    弁手段と、前記袋体の内部に封入され脱気状態において
    非移動状態を維持して固形化状態となり、脱気状態の解
    除により移動可能状態となり非固形化状態となる形状形
    成部材と、前記弁手段を介して袋体内部の空気を脱気す
    る脱気手段とからなり、前記袋体の外表面を任意物体の
    外形面に沿わせて変形させ前記脱気手段によって袋体内
    部の空気を脱気することにより前記形状形成部材を前記
    物体の外形面に沿って変形した袋体の内面に沿わせると
    ともにこの脱気状態を前記弁手段によって維持すること
    により前記袋体の外面に形成された前記物体の外形を維
    持することを特徴とする物体の外形形状維持装置。
  3. 【請求項3】 気密性を有する軟質部材から構成され脱
    気口および給気口を有する袋体と、前記給脱口に連通し
    袋体の内部を脱気するための脱気用弁手段と、前記給気
    口に連通し袋体内部に給気をするための給気用弁手段
    と、前記袋体の内部に封入され脱気状態において非移動
    状態を維持して固形化状態となり、脱気状態の解除によ
    り移動可能状態となり非固形化状態となる形状形成部材
    と、前記脱気用弁手段を介して前記袋体内部空気の脱気
    をする脱気手段と、給気用弁手段を介して袋体への給気
    する給気手段とからなり、前記袋体の外表面を任意物体
    の外形面に沿わせて変形させ前記脱気手段によって袋体
    内部の空気を脱気することにより前記形状形成部材を前
    記物体の外形面に沿って変形した袋体の内面に沿わせて
    固形化状態に維持することにより前記袋体の外面に形成
    された前記物体の外形を維持するとともに、給気手段の
    給気により前記脱気状態を解除して形状形成部材を非固
    形化状態とすることを特徴とする物体の外形形状維持装
    置。
  4. 【請求項4】 気密性を有する軟質部材から構成され脱
    気口および給気口を有する袋体と、前記脱気口および給
    気口に連通し袋体の内部を脱気するとともに前記給気口
    に連通し袋体内部に給気をする給脱気弁手段と、前記袋
    体の内部に封入され脱気状態において非移動状態を維持
    して固形化状態となり、脱気状態の解除により移動可能
    状態となり非固形化状態となる形状形成部材と、前記給
    脱気弁手段を介して前記袋体内部空気の脱気をするとと
    もに袋体への給気する給脱気手段とからなり、前記袋体
    の外表面を任意物体の外表面に沿わせて変形させ前記給
    脱気手段によって袋体内部の空気を脱気することにより
    前記形状形成部材を前記物体の外形面に沿って変形した
    袋体の内面に沿わせて固形化状態に維持することにより
    前記袋体の外面に形成された前記物体の外形を維持する
    とともに、給気により前記脱気状態を解除して形状形成
    部材を非固形化状態とすることを特徴とする物体の外形
    形状維持装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載の発明にお
    いて、形状形成部材を多数の粒状体としたことを特徴と
    する物体の外形形状維持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の発明において、粒状体を
    球体としたことを特徴とする物体の外形形状維持装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6記載の発明にお
    ける物体の外形形状維持装置を身体を支持する支持面に
    配設したことを特徴とする椅子。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6記載の物体の外
    形形状維持装置を身体を支持する支持面に配設するとと
    もに身体の所定の部位をマッサージする施療子を設けた
    ことを特徴とするマッサージ機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項6記載の発明にお
    ける物体の外形形状維持装置を身体を支持する支持面に
    配設するとともに、給脱気装置によって袋体に給気およ
    び脱気をすることにより、形状形成部材を固形化状態と
    非固形化状態とすることを繰り返すことによって身体を
    押圧・弛緩してマッサージすることを特徴とするマッサ
    ージ機。
JP11058313A 1999-03-05 1999-03-05 物体の外形形状維持装置およびこの装置を用いた椅子、マッサージ機 Pending JP2000253961A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003049578A1 (fr) * 2001-12-11 2003-06-19 Honda Access Corporation Dispositif de support pour le corps
JP3727648B2 (ja) * 2005-04-07 2005-12-14 ファミリー株式会社 椅子型マッサージ機
JP6995181B1 (ja) * 2020-12-23 2022-01-14 俊宏 伴 成形可能ビーズ含有部材

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