JP2000253913A - 時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構造 - Google Patents

時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構造

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JP2000253913A
JP2000253913A JP11064807A JP6480799A JP2000253913A JP 2000253913 A JP2000253913 A JP 2000253913A JP 11064807 A JP11064807 A JP 11064807A JP 6480799 A JP6480799 A JP 6480799A JP 2000253913 A JP2000253913 A JP 2000253913A
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watch case
band
band piece
piece
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JP11064807A
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Nobunao Kizaki
木崎  信尚
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースとバンド及び駒と駒の相対する面に傷
が付き外観品質を損ねる。また、非装着時は形がくず
れ、装着時は腕にフィットしない。 【解決手段】 時計ケース1とバンド駒の長手方向の端
面に開口する開口部1aに連通する係合溝1bを設け、
時計ケース1とバンド駒の開口部1a及び係合溝1bに
係合する形状の連結桿3aと係合突起3bを一体的に形
成した可塑性材料らりなる連結部材3で構成し、時計ケ
ース1とバンド駒のそれぞれの係合溝1bの内部に凹状
の係止部1cを形成し、連結部材3に係合溝1bに形成
した凹状の係止部1cと係合する凸状の抜け留め部3c
を設けて、それぞれの係止部1cと抜け留め部3cとを
係合させることにより時計ケース1とバンド駒間を連結
部材3で連結する。駒と駒の隙間を埋め上面に装飾部、
下面に足部を形成する。端面に傷が付かず、装飾効果を
高め、弾性を持つ足で腕にフィットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計ケースとバン
ド及びバンド駒間の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より腕時計ケースとバンド及びバン
ド駒間の連結構造について、種々の方策が取られてい
る。一般的な連結構造として、例えば、実開昭60−9
5014号公報及び実開昭55−136307号公報に
その技術が開示されている。その概要について説明する
(図示せず)。
【0003】実開昭60−95014号公報において
は、一端が真円の円柱形状を成し、他端が角柱を成す連
結駒により胴とバンドを連結する構造であり、ケースと
バンドの接続において、ケースとバンドの相対する面に
弾性部材が存在しないため、ケースとバンドとが直接接
触している。
【0004】また、実開昭55−136307号公報に
おいては、両側面に沿ってそれぞれ凹部を形成した偏平
なほぼ柱状よりなる金属製もしくは硬質プラスチック製
の本体部分と、両側面にそれぞれ凸部を形成した可撓性
のプラスチック製の連結部材とを備え、本体部材と連結
部材とを凹部と凸部を嵌着して順次点綴した構造であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た2つの従来技術にそれぞれ次の様な問題点がある。即
ち、前者は、ケースとバンドとが直接接触してその接触
面に傷が付き外観品質を低下させると言う問題があっ
た。後者は、弾性を有する連結部材で連結しているが、
連結部材の幅が、駒に設けた開口部と略同一の幅しかな
く、弾力性が弱く、腕に装着した時、綺麗なループを描
かないと言う問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、時計ケースとバンド及びバンド
駒間の連結操作が極めて容易で、且つ、表面装飾部によ
り外観的に美しく、且つ、非携帯時に形状はくずれず、
携帯時は腕にフィットする機能を有し、更には時計ケー
スとバンド並びにバンド駒間は直接接触することなく接
触傷が付かなくする効果がある様な時計ケースとバンド
並びにバンド駒間の連結構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連
結構造は、時計ケースとバンド駒の長手方向の端面に開
口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を設け、前
記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合溝に係合する
形状の連結桿と係合突起を一体的に形成した連結部材で
構成された時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結
構造において、前記時計ケースとバンド駒のそれぞれの
係合溝内部に凹状又は凸状の係止部を形成し、前記連結
部材は可塑性材料よりなると共に、前記時計ケースとバ
ンド駒の係合溝に形成した係止部と係合する凸状又は凹
状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係止部と抜け
留め部とを係合させることにより時計ケースとバンド駒
間を連結部材で連結したことを特徴とするものである。
【0008】また、時計ケースとバンド駒の長手方向の
端面に開口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を
設け、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合溝に
係合する形状の連結桿と係合突起を一体的に形成した連
結部材で構成された時計ケースとバンド並びにバンド駒
間の連結構造において、前記時計ケースとバンド駒の長
手方向の端面にそれぞれ凸状又は凹状の係止部を形成
し、前記連結部材は可塑性材料よりなると共に、時計ケ
ースとバンド駒の端面に形成した係止部と係合する凹状
又は凸状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係止部
と抜け留め部とを係合させることにより時計ケースとバ
ンド並びにバンド駒間を連結部材で連結したことを特徴
とするものである。
【0009】また、時計ケースとバンド駒の長手方向の
端面に開口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を
設け、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合溝に
係合する形状の連結桿と係合突起を一体的に形成した連
結部材で構成された時計ケースとバンド駒間の連結構造
において、前記時計ケースとバンド駒の連結部の表裏面
の少なくとも一方の面にそれぞれ凸状又は凹状の係止部
を形成し、前記連結部材は可塑性材料よりなると共に、
時計ケースとバンド駒に形成した係止部と係合する凹状
又は凸状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係止部
と抜け留め部とを係合させることにより時計ケースとバ
ンド並びにバンド駒間を連結部材で連結したことを特徴
とするものである。
【0010】また、前記時計ケースとバンド駒の長手方
向の端面に形成した係止部は貫通孔であることを特徴と
するものである。
【0011】また、前記連結部材は、時計ケースとバン
ド駒又はバンド駒間の隙間を埋めて、且つ、表出する装
飾部を有することを特徴とするものである。
【0012】また、前記連結部材は、時計ケースとバン
ド駒又はバンド駒の連結部より裏面に伸びる弾性を持っ
た足部を有し、この足によって装着時にフィットする機
能を有することを特徴とするものである。
【0013】また、前記時計ケースとバンド駒のバンド
短手方向に形成した係合溝に、連結部材の係合部を側面
よりスライド挿嵌して連結するサイドスライド型である
ことを特徴とするものである。
【0014】また、前記時計ケースとバンド駒のバンド
長手方向端面の上下方向に形成した係合溝に、連結部材
の係合部を上下面よりスライド挿嵌して連結するフロン
トスライド型であることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る時計ケースとバンド及びバンド駒間の連結構造につい
て説明する。図1は、本発明の時計ケースとバンドの連
結構造を示す外観斜視図である。図1(a)は、時計ケ
ース1とバンド2とを連結する連結部材3は、例えば、
シリコン、ウレタン、軟質ゴム等よりなる可塑性材料に
よりなり、時計ケース1とバンド2のバンド短手方向に
形成した後述する係合溝に、連結部材3を側面よりスラ
イド挿嵌して連結する、所謂、サイドスライド方式によ
り連結された状態を示すものである。図1(b)は、同
様に時計ケース1とバンド2とを前記連結部材3によ
り、時計ケース1とバンド2のバンド長手方向端面の上
下方向に形成した後述する係合溝に、連結部材3を上下
面よりスライド挿嵌して連結する、所謂、フロントスラ
イド方式により連結された状態を示すものである。
【0016】図2は、本発明のバンド駒間の連結構造を
示す外観斜視図である。図2(a)はバンド駒間の上下
に装飾部材が表出したものであり、図2(b)はバンド
駒間の下に足部を設けたものであり、形状の異なる連結
部材3で駒間の隙間を埋める様にしたサイドスライド方
式により連結された状態を示している。
【0017】図3及び図4は、本発明の第1の実施の形
態に係わり、時計ケース又はバンド駒の係合溝に係止部
を備えた構造である。図3(a)は、時計ケース側(バ
ンド駒側は図示せず)の連結部材と連結する部分を示す
部分斜視図で、図3(b)は、連結部材の斜視図で、連
結部材の下側に足部が設けられ、サイドスライド方式に
より連結する構造を示したものであり、図3(c)は、
連結部材の斜視図で連結部材の下側に装飾部が設けら
れ、サイドスライド方式により連結する構造を示したも
のである。図3(a)において、時計ケース1の長手方
向の端面には開口する開口部1aとこの開口部1aに連
通する係合溝1bが形成されている。前記係合溝1bの
内壁部の略中央部に凹状の係止部1cが配設されてい
る。図示しないバンド駒側にも同様な開口部、係合溝及
び係止部が形成されている。
【0018】図3(b)及び図3(c)において、連結
部材3は、例えば、シリコン、ウレタン、軟質ゴム等の
可塑性材料からなり、その形状は、前記時計ケース1又
はバンド駒2に形成した開口部1aに挿嵌する連結桿3
aを形成し、この連結桿3aの両側に前記係合溝1bに
嵌挿する係合突起3b及び前記係止部1cと係合する凸
状の抜け留め部3cが形成されている。この時図3
(c)の様に連結部材3の下側に弾性を持つ装飾部3e
は腕時計を装着した時に撓んでクッションとなり腕にフ
ィットする機能を有している。更に、図3(b)の様に
連結部材3の下側に足部3dを設けることになり、更
に、クッション性に富んだ構造もとれる。
【0019】上記した構成において、時計ケースとバン
ド駒又はバンド駒間の連結は、時計ケース1に形成した
係合溝1b及び開口部1aと、連結部材3に形成した係
合突起3b及び連結桿3aとを位置合わせして、サイド
より強く押し込むことにより弾力性のある連結部材3は
圧縮されながら挿入され、連結部材3に形成した凸状の
抜け留め部3cが時計ケース1に形成した凹状の係止部
1cに挿嵌され、バンド厚み方向の下側に弾性を持った
装飾部3e又は足部3dがはみ出した状態で連結が完了
する。上記連結部材3を使用したバンド駒間の連結も全
く同様であるので説明は省略する。
【0020】前述した実施の形態においては、時計ケー
ス又はバンド駒の係合溝の内壁部に形成した係止部の形
状を凹状に形成し、一方連結部材の係合突起に形成した
抜け留め部の形状を凸状に形成したが、逆に前記係止部
を凸状に、抜け留め部を凹状に形成しても良いことは言
うまでもない。
【0021】図4は、時計ケースとバンドをフロントス
ライド方式により連結する構造を示し、図4(a)は、
時計ケースの一部斜視図、図4(b)は、連結部材の平
面図である。図4(a)において、時計ケース1のバン
ド長手方向の端面に開口部1aを形成し、この開口部1
aと連通する係合溝1bが形成されている。この係合溝
1bの内壁部の略中央部に凹状の係止部1cが配設され
ている。図示しないバンド駒側にも同様な開口部、係合
溝及び係止部が形成されている。
【0022】図4(b)において、連結部材3は、前述
したのと同様に可塑性材料からなり、その形状は、前記
時計ケース1に形成した開口部1aに挿嵌する連結桿3
aと前記係合溝1bに嵌挿する係合突起3b及び前記係
止部1cと係合する凸状の抜け留め部3cが形成さてい
る。更に、連結部材3の上側には前記連結桿3aの略中
央に時計ケース1と図示しないバンド駒又はバンド駒間
の隙間を埋める所定の幅 を有する装飾部3eが設けら
れている。
【0023】上記した構成において、時計ケースとバン
ド駒又はバンド駒間の連結は、時計ケース1に形成した
係合溝1b及び開口部1aと、連結部材3に形成した係
合突起3b及び連結桿3aとを位置合わせして、上又は
下側より強く押し込むことにより弾力性のある連結部材
3は圧縮されながら挿入され、連結部材3に形成した凸
状の抜け留め部3cが時計ケース1に形成した凹状の係
止部1cに挿嵌され、時計ケース1とバンド駒3の端面
の隙間を埋める様にバンド厚み方向の上面に装飾部3e
を表出した状態で連結が完了する。
【0024】前述した実施の形態においては、時計ケー
ス1の係合溝1bの内壁部に形成した係止部1cの形状
を凹状を凸状に、また、一方連結部材3の抜け留め部3
cの形状を凸状を凹状に形成しても良いことは言うまで
もない。
【0025】図5〜図8は、本発明の第2の実施の形態
に係わり、時計ケースとバンド駒の長手方向の端面に係
止部を備えた構造である。共に時計ケースとバンドをサ
イドスライド方式により連結する構造を示している。図
5(a)及び(b)は時計ケース及び連結部材の部分斜
視図である。図5において、時計ケース1の長手方向の
端面に開口部1aとそれに連通する係合溝1bが形成さ
れ、前記端面の一部(図5(a)ではケース下面側)に
凸状の係止部1cが形成されている。一方、連結部材3
は、前述したように可塑性材料よりなり、連結桿3a、
係合突起3b、凹状の抜け留め部3c、足部3d及び装
飾部3eが形成されている。
【0026】上記した構成において、時計ケースとバン
ド駒の連結は、前述したスライド方式により連結するも
のである。即ち、時計ケース1の開口部1a及び係合溝
1bと、図示しないバンド駒の開口部と係合溝に連結部
材3の連結桿3a及び係合突起3bを位置合わせしてサ
イドより強く押し込むことにより弾力性のある連結部材
3は圧縮されながら挿入され、連結部材3に形成した凹
状の抜け留め部3cに時計ケース1と図示しないバンド
駒に形成した凸状の係止部1cが挿嵌され、バンド厚み
方向の上側に装飾部3eが表出し、下側に弾性を持った
足部3dがはみ出した状態で連結が完了する。この時バ
ンド厚み方向の下側を足部3dに代わり装飾部とするこ
ともできる。(図示せず)
【0027】図6は、上述した第2の実施形態と同様に
時計ケースとバンド駒の長手方向の端面に係止部を備え
た構造である。図6(a)及び(b)は時計ケース及び
連結部材の部分斜視図である。図6において、時計ケー
ス1と図示しないバンド駒の端面の一部に凹状の係止部
1cが形成されている。一方、連結部材3には凸状の抜
け留め部3cが形成されている。その他の構造は前述し
た図5と同様であるので説明を省略する。
【0028】図7は、上述した第2の実施形態と同様に
時計ケースとバンド駒の長手方向の端面に係止部を備え
た構造である。図7(a)、(b)及び(c)は、時計
ケース、連結部材及び時計ケースとバンド駒を連結した
状態の部分斜視図である。図7(a)及び(c)は、上
記した図6(a)と同様に時計ケース1とバンド2の長
手方向の端面に凹状の係止部1c、2cが形成されてい
る。図7(b)に示すように、連結部材3の形状は、連
結桿3aの裏面の略中央にV字形状をした端部に凸状の
抜け留め部3cが形成されている。図7(c)に示すよ
うに、時計ケース1及びバンド駒2の凹状の係止部1
c、2cの端面にそれぞれ溝1d、2dが形成されてい
る。これは連結を解除する際にこの溝1d、2dにピン
セット等の先端を挿入して連結部材3の抜け留め部3c
を内側に圧縮しながら連結部材3をサイドより押圧する
ことにより容易に連結部材3を離脱することができる。
その他の構造は前述した図6と同様であるので説明を省
略する。
【0029】図8は、上述した第2の実施形態と同様に
時計ケースとバンド駒の長手方向の端面に係止部を備え
た構造である。図8(a)及び(b)は、バンド駒及び
連結部材の部分斜視図である。図8(a)に示すよう
に、バンド駒2の端面にはバンド駒2を連結方向に貫通
する貫通孔1c(係止部)が形成されている。図8
(b)に示すように、一方連結部材3は、前記バンド駒
2に形成した貫通孔1c(係止部)と係合する円弧状の
抜け留め部3cが装飾部3eの両側に形成されている。
連結部材3は上下面に装飾部3eが形成されており上下
が対称形状であるので上下を意識しないで挿嵌すること
ができる。
【0030】図9は本発明の第3の実施の形態に係わ
り、時計ケースとバンド駒の連結部の表裏面の少なくと
も一方の面に係止部を備えた構造である。時計ケースと
バンド駒の連結はサイドスライド方式をとっている。図
9(a)は時計ケースの部分斜視図、(b)及び(c)
は連結部材の裏面及び表面の斜視図である。図9におい
て、時計ケース1の連結部の裏面に凸状の係止部1cが
形成されている。開口部1a及び係合溝1bは前述と同
様である。図9(b)及び(c)に示すように、連結部
材3はバンドの厚み方向下側に弾性を持った2つの足部
3dに前記時計ケース1の裏面に形成した凸状の係止部
1cと係合する凹状(孔状)の抜け留め部3cが形成さ
れている。連結桿3a、係合突起3b、装飾部3eは前
述と同様である。
【0031】前述した実施の形態においては、時計ケー
ス1又はバンド駒の連結部の裏面に係止部1cの形状を
凸状に形成し、一方連結部材の足部に形成した抜け留め
部3cの形状を凹状(孔状)に形成したが、逆に前記係
止部を凹状に、抜け留め部を凸状に形成しても良いこと
は言うまでない。
【0032】以上説明した様に、本発明の時計ケースと
バンド並びにバンド駒間の連結構造は、3つの形態、即
ち、時計ケース並びにバンド駒の係合溝に凸又は凹状の
係止部を形成したもの。また、時計ケースとバンド駒の
長手方向の端面の一部に凸又は凹状の係止部を形成した
もの。更に、時計ケースとバンド駒の表面又は裏面のい
ずれか一方に凸又は凹状の係止部を形成したものであ
る。この3つの形態に対応して、可塑性材料よりなる連
結部材の抜け留め部を凹又は凸状に形成して連結構造を
構成したものである。前記連結部材は連結された状態に
おいて、可塑性材料を有するために時計ケースとバンド
又はバンドの駒と駒との端面の隙間を埋めて両者の接触
による傷が付くのを防止すると同時に、装飾部が表出し
てデザイン的価値を高めるものである。
【0033】
【発明の効果】以上説明したことから明らかのように、
本発明によれば、可塑性材料の連結部材が連結の隙間を
埋める構造のため、時計ケースとバンド並びにバンドの
駒と駒とが直接接触しないので傷が付くのを防止する。
【0034】また、非携帯時は時計ケースとバンドとの
連結された形状が崩れることがなく、携帯時は綺麗なル
ープになり可塑性材料がクッションになりしなやかに腕
にフィットする。また、弾性を有する足部を設ければ更
にしなやかに腕にフィットする。
【0035】また、連結部材が連結部の隙間を埋めると
同時に表出した装飾部が外観品質を向上させる。
【0036】また、従来一般的に使用している取り付け
ピン等が不要になり、組立も容易な時計ケースとバンド
及びバンド駒間の連結構造を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の時計ケースとバンドの連結方式に係わ
り、図1(a)はサイドスライド方式、図1(b)はフ
ロント方式の外観斜視図である。
【図2】本発明のバンド駒間の連結構造を示す外観斜視
図に係わり、図2(a)はバンド駒間の上下に装飾部材
が表出したもので、図2(b)はバンド駒間の下に足部
を設けたものである。
【図3】本発明の第1の実施の携帯に係わり、図3
(a)は時計ケース又はバンド駒の連結部を示す部分斜
視図、図3(b)は図3(a)に使用する連結部材に足
部が設けられた斜視図、図3(c)は図3(a)に使用
する連結部材に装飾部が設けられた斜視図である。
【図4】本発明のフロントスライド方式により連結する
構造を示し、図4(a)は時計ケースの一部斜視図、図
4(b)は図4(a)に使用する連結部材の平面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の携帯に係わり、図5
(a)は時計ケースの部分斜視図、図5(b)は図5
(a)に使用する連結部材の部分斜視図である。
【図6】図6(a)は図5の係止部の構造が異なる時計
ケースの部分斜視図、図6(b)は図6(a)に使用す
る連結部材の部分斜視図である。
【図7】図7(a)は図6(a)の係止部の構造が異な
る時計ケースの部分斜視図、図7(b)は図7(a)に
使用する連結部材の部分斜視図、図7(c)は図7
(b)の連結部材を使用して時計ケースとバンド又はバ
ンド駒間を連結した状態を示す部分斜視図である。
【図8】図8(a)は本発明のバンド駒の連結方向に貫
通する孔(係止孔)を形成したバンド駒の部分斜視図、
図8(b)は図8(a)に使用する連結部材の斜視図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係わり、図9
(a)は時計ケースの部分斜視図、図9(b)は図9
(a)に使用する連結部材の裏面側の斜視図、図9
(c)は連結部材の表側の斜視図である。
【符号の説明】
1 時計ケース 1a、2a 開口部 1b、2b 係合溝 1c、2c 係止部 2 バンド駒 3 連結部材 3a 連結桿 3b 係合突起 3c 抜け留め部 3d 足部 3e 装飾部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計ケースとバンド駒の長手方向の端面
    に開口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を設
    け、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合溝に係
    合する形状の連結桿と係合突起を一体的に形成した連結
    部材で構成された時計ケースとバンド並びにバンド駒間
    の連結構造において、前記時計ケースとバンド駒のそれ
    ぞれの係合溝内部に凹状又は凸状の係止部を形成し、前
    記連結部材は可塑性材料よりなると共に、前記時計ケー
    スとバンド駒の係合溝に形成した係止部と係合する凸状
    又は凹状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係止部
    と抜け留め部とを係合させることにより時計ケースとバ
    ンド駒間を連結部材で連結したことを特徴とする時計ケ
    ースとバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  2. 【請求項2】 時計ケースとバンド駒の長手方向の端面
    に開口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を設
    け、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合溝に係
    合する形状の連結桿と係合突起を一体的に形成した連結
    部材で構成された時計ケースとバンド並びにバンド駒間
    の連結構造において、前記時計ケースとバンド駒の長手
    方向の端面にそれぞれ凸状又は凹状の係止部を形成し、
    前記連結部材は可塑性材料よりなると共に、時計ケース
    とバンド駒の端面に形成した係止部と係合する凹状又は
    凸状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係止部と抜
    け留め部とを係合させることにより時計ケースとバンド
    駒間を連結部材で連結したことを特徴とする時計ケース
    とバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  3. 【請求項3】 時計ケースとバンド駒の長手方向の端面
    に開口する開口部と、該開口部に連通する係合溝を設
    け、前記時計ケースとバンド並びにバンド駒間を連結す
    る部位と、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び係合
    溝に係合する形状の連結桿と係合突起を一体的に形成し
    た連結部材で構成された時計ケースとバンド駒間の連結
    構造において、前記時計ケースとバンド駒の開口部及び
    係合溝に係合する形状を持つ部位とを一体的に形成した
    連結部材で構成された時計ケースとバンド駒間の連結構
    造において、前記時計ケースとバンド駒の連結部の表裏
    面の少なくとも一方の面にそれぞれ凸状又は凹状の係止
    部を形成し、前記連結部材は可塑性材料よりなると共
    に、時計ケースとバンド駒に形成した係止部と係合する
    凹状又は凸状の抜け留め部を設けて、前記それぞれの係
    止部と抜け留め部とを係合させることにより時計ケース
    とバンド駒間を連結部材で連結したことを特徴とする時
    計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  4. 【請求項4】 前記時計ケースとバンド駒の長手方向の
    端面に形成した係止部は貫通孔であることを特徴とする
    請求項2記載の時計ケースとバンド並びにバンド駒間の
    連結構造。
  5. 【請求項5】 前記連結部材は、時計ケースとバンド駒
    又はバンド駒間の隙間を埋めて、且つ、表出する装飾部
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載
    の時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  6. 【請求項6】 前記連結部材は、時計ケースとバンド駒
    又はバンド駒の連結部より裏面に伸びる弾性を持った足
    部を有し、この足によって装着時にフィットする機能を
    有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の
    時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  7. 【請求項7】 前記時計ケースとバンド駒のバンド短手
    方向に形成した係合溝に、連結部材の係合部を側面より
    スライド挿嵌して連結するサイドスライド型であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の時計ケース
    とバンド並びにバンド駒間の連結構造。
  8. 【請求項8】 前記時計ケースとバンド駒のバンド長手
    方向端面の上下方向に形成した係合溝に、連結部材の係
    合部を上下面よりスライド挿嵌して連結するフロントス
    ライド型であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か記載の時計ケースとバンド並びにバンド駒間の連結構
    造。
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