JP2000253674A - インバータ制御装置および電気自動車制御装置 - Google Patents

インバータ制御装置および電気自動車制御装置

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JP2000253674A
JP2000253674A JP11056069A JP5606999A JP2000253674A JP 2000253674 A JP2000253674 A JP 2000253674A JP 11056069 A JP11056069 A JP 11056069A JP 5606999 A JP5606999 A JP 5606999A JP 2000253674 A JP2000253674 A JP 2000253674A
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boiling cooling
control device
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伸幸 滝
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータを冷却するための沸騰冷却装置の
内部圧力を適正範囲に維持する。 【解決手段】 圧力センサにより沸騰冷却装置の内部圧
力を測定し(S1)、内部圧力の大きさにより出力制限
率αを決定する(S2)。前記出力制限率αは、沸騰冷
却装置の内部圧力が所定値以上のとき100%未満であ
るので、発熱体であるインバータへの出力値が制限され
(S3)、インバータの発熱が抑えられ、沸騰冷却装置
の内部圧力が適正範囲に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、産業車両
などの車両用沸騰冷却装置の圧力容器の内部圧力を適正
範囲に制御するためのインバータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インバータの冷却のために、沸騰
冷却装置が利用されていた。沸騰冷却装置は、圧力容器
を備えており、その圧力容器の内部に冷媒を収容し、圧
力容器と発熱体であるスイッチング素子を備えたインバ
ータを接触させて、冷媒を気化させて、その気化熱によ
りスイッチング素子の熱を奪いこれを冷却し、気化され
た冷媒を空冷し、液化させ、再び気化させるという循環
作用によりインバータを冷却させる装置である。
【0003】沸騰冷却装置の従来の技術として特開昭5
4−21645号公報があるので、以下に説明する。こ
の技術は、沸騰冷却装置の圧力容器の外壁に複数の温度
リレーを設け、これらの温度リレーで測定した温度と冷
媒の蒸気圧―温度特性とを対応させて圧力容器内の圧力
をデジタル表示し得るように構成した沸騰冷却装置の内
部圧力監視装置である。この装置により、沸騰冷却装置
の圧力容器の内部圧力が適正範囲にあるか否かを監視す
ることができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の沸騰
冷却装置の内部圧力監視装置は、前記圧力容器の内部圧
力が適正範囲を逸脱した場合、適正範囲に復帰させる機
能を有しないという問題がある。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するために、
沸騰冷却装置の圧力容器の内部圧力が適正範囲を逸脱し
た場合、発熱体であるスイッチング素子の発熱量を減少
させて、前記内部圧力を適正範囲に復帰させるインバー
タ制御装置および該インバータ制御装置を備えた電気自
動車制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段と効果】前述の目的を達成
するために、請求項1の発明は、パワートランジスタ、
サイリスタなどのスイッチング素子を備えたインバータ
を制御するインバータ制御装置において、前記スイッチ
ング素子を冷却する沸騰冷却装置と、前記沸騰冷却装置
の内部圧力を測定する圧力測定手段と、前記圧力測定手
段により測定された内部圧力が所定値以上のとき前記ス
イッチング素子の発熱量を減少させる発熱量減少手段を
備えたことを特徴とするインバータ制御装置である。
【0007】このような構成のインバータ制御装置は、
沸騰冷却装置の内部圧力が所定値以上になると、前記ス
イッチング素子の発熱量を減少させるので、沸騰冷却装
置の圧力容器の中の冷媒は、気化が止まり、内部圧力の
上昇も止まる。その結果、前記内部圧力を適正範囲に制
御することができるという優れた効果を有する。
【0008】前述の目的を達成するために、請求項2の
発明は、請求項1の前記発熱量減少手段が前記内部圧力
が所定値以上のときインバータ出力値を制限する出力制
限手段であることを特徴とするインバータ制御装置であ
る。
【0009】このような構成のインバータ制御装置は、
沸騰冷却装置の内部圧力が所定値以上になると、前記イ
ンバータ出力値を制限するので、沸騰冷却装置の圧力容
器の中の冷媒は、気化が止まり、内部圧力の上昇も止ま
る。その結果、前記内部圧力を適正範囲に制御すること
ができるという優れた効果を有する。
【0010】前述の目的を達成するために、請求項3の
発明は、インバータに電流を供給する電池と、交流モー
タを回転させるための出力を供給する前記インバータ
と、車輪を駆動する交流モータと、請求項1または請求
項2記載のインバータ制御装置とを備えたことを特徴と
する電気自動車制御装置である。
【0011】このような構成の電気自動車制御装置は、
登坂のような高負荷走行時に沸騰冷却装置の内部圧力が
所定値以上になっても、前記スイッチング素子の発熱量
を減少させるため前記インバータ出力値を制限するの
で、沸騰冷却装置の圧力容器の中の冷媒は、気化が止ま
り、内部圧力の上昇も止まる。その結果、前記沸騰冷却
装置の圧力容器の内部圧力を適正範囲に制御することが
できるという優れた効果を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づき
説明する。
【0013】図1(a)は、本発明の1実施例を適用し
たインバータ制御装置のうちの沸騰冷却装置とインバー
タの外形図を示す。図1(b)は、前記沸騰冷却装置と
インバータの概念図を示す。本発明の1実施例を図1
(b)に基づき以下に説明する。
【0014】Aは、インバータを示し、直流を交流に変
換する装置である。インバータAは、パワートランジス
タ、たとえばIGTB(Insulated Gate
Bipolar Transistor)あるいはサ
イリスタなどのスイッチング素子1を主回路素子として
構成されている。一般に、インバータAに電流が流れる
と、前記スイッチング素子1が発熱する。
【0015】前記スイッチング素子1の発熱を抑えるた
めに、前記インバータAは、沸騰冷却装置Bに取り付け
られている。前記スイッチング素子1が発熱すると、沸
騰冷却装置Bにより冷却される。
【0016】前記沸騰冷却装置Bは、前記インバータA
が取り付けられる圧力容器2と、該圧力容器2の上部に
固定された空冷用のフィンと、前記圧力容器2の内容積
の一部分を占める程度に収容された冷媒4と、前記圧力
容器2の上部に設置された圧力センサ7とから構成され
ている。冷媒としては、パーフロロカーボン(住友スリ
ーエム商品名:フロリナート)が用いられる。
【0017】前記インバータAに出力電流が流れると、
前記スイッチング素子1が発熱する。前記スイッチング
素子1が発熱すると、前記圧力容器2に収容されている
冷媒4が気化し、前記スイッチング素子1を冷却する。
このとき、前記冷媒4に気泡5が発生し、浮力により上
昇する。前記圧力容器2の上部に、前記気泡5が集ま
り、次第に内部圧力が上昇する。前記内部圧力は、圧力
測定手段である圧力センサ7により測定される。圧力セ
ンサ7は、前記内部圧力を電気信号に変換する圧電素子
である。前記圧力容器2の上部に集まった前記気泡5は
ガス状となるが、図に対し垂直方向からの風を受けるフ
ィン3により空冷されると、液化して液滴6になる。前
記液滴6は、前記圧力容器2の内壁に付着し、まとまっ
て落下し、液状の前記冷媒4の中に戻る。このサイクル
を繰り返し、発熱体であるスイッチング素子1を冷却す
る。
【0018】図2は、本発明の1実施例を適用したイン
バータ制御装置のブロック概念図を示す。本発明の1実
施例であるインバータ制御装置は、沸騰冷却装置Bと圧
力測定手段である圧力センサ7と発熱量減少手段19を
備えている。以下にその動作を説明する。前記インバー
タAに電流が流れると、前記スイッチング素子1が発熱
する。前記スイッチング素子1は、前記沸騰冷却装置B
の圧力容器2に収容されている冷媒4により冷却され
る。前記冷媒4は、気化し、前記圧力容器2の内部圧力
を上昇させる。この内部圧力は、前記圧力容器2に取り
付けられた圧力測定手段である圧力センサ7により測定
される。圧力測定手段である前記圧力センサ7により測
定された内部圧力は、後記する所定値と比較される。前
記内部圧力が所定値以上になると、発熱量減少手段19
により前記スイッチング素子1の発熱量を減少させる。
前記発熱量減少手段19として、前記内部圧力が所定値
以上のときインバータ出力値を制限する出力制限手段で
あってもよい。
【0019】図3は、図2のインバータ制御装置のブロ
ック概念図の動作の1例を示したフローチャートであ
る。このフローチャートで示すルーチンは、インバータ
制御装置の起動直後から所定時間毎(たとえば、10m
s毎)に実行される。以下に図2のインバータ制御装置
のブロック図と対応させながらルーチンを説明する。圧
力測定手段である前記圧力センサ7により内部圧力が測
定される(S1)。前記圧力センサ7により測定された
内部圧力の大きさにより出力制限率αが決定される(S
2)。 前記出力制限率αは、後述する図4で示すよう
に沸騰冷却装置の内部圧力から設定する方法もあるし、
図5で示すように沸騰冷却装置の内部圧力の変化量から
設定する方法もある。
【0020】また、図4で示す上記設定方法と図5で示
す上記設定方法をシリーズで構成することにより両方と
も利用し処理する方法もあるし、パラレルに構成するこ
とによりいづれか一方を利用し処理する方法もある。い
づれの場合も図4で示す上記設定方法の特徴である沸騰
冷却装置の内部圧力の大きさに応じた制御と図5で示す
上記設定方法の特徴である内部圧力の急激な変化に応じ
た制御を実状に応じて利用することになる。
【0021】この出力制限率αは、請求項1の発明の前
記発熱量減少手段において、スイッチング素子の発熱量
を減少させる要因であり、また請求項2の発明の出力制
限手段においてインバータ出力値を制限する要因となる
ものである。前記出力制限率αが決定されると、インバ
ータ出力電流指令値が以下の式により決定される(S
3)。I=Ia×α ただし、I:インバータ出力電流指令値、Ia:インバ
ータ出力電流要求値。インバータ出力電流要求値は、ア
クセルペダルのアクセル開度や交流モータの回転数など
により設定されるものである。前記インバータ出力電流
指令値は、前記インバータへの出力電流となるものであ
る。前記インバータ出力電流指令値が減少すると、請求
項1の発明において、スイッチング素子の発熱量を減少
させることができ、また請求項2の発明において、イン
バータ出力値を制限することができる。
【0022】図4は、縦軸に前記出力制限率αを横軸に
沸騰冷却装置の内部圧力を表し、前記出力制限率αと沸
騰冷却装置の内部圧力との関係を示した説明図である。
前記沸騰冷却装置の内部圧力が零から所定値Paまでの
区間は、前記出力制限率αが100%であり、前記所定
値Pa以上Pbまでの区間は、前記出力制限率αが前記
沸騰冷却装置の内部圧力の増加につれて直線的に減少
し、所定値Pb以上の区間では、前記出力制限率αが0
%となることを表している。インバータ出力電流指令値
は、インバータ出力電流要求値と前記出力制限率αの積
により決定されるので、前記インバータ出力電流指令値
は、前記沸騰冷却装置の内部圧力が零から所定値Paま
での区間では、インバータ出力電流要求値と同一の値で
あり、前記所定値Pa以上Pbまでの区間は、インバー
タ出力電流要求値と前記出力制限率αの積により決定さ
れる値となり、所定値Pb以上の区間では、零となるこ
とを表している。
【0023】前記出力制限率αを上記のように設定する
ことにより、請求項1の発明の場合、前記スイッチング
素子の発熱量を減少させることができるので、沸騰冷却
装置の圧力容器の中の冷媒は、気化が止まり、内部圧力
の上昇も止まる。その結果、前記内部圧力を適正範囲に
制御することができるという優れた効果を有する。ま
た、前記出力制限率αを上記のように設定することによ
り、請求項2の発明の場合、前記インバータ出力値を制
限することができるので、沸騰冷却装置の圧力容器の中
の冷媒は、気化が止まり、内部圧力の上昇も止まる。そ
の結果、前記内部圧力を適正範囲に制御することができ
るという優れた効果を有する。
【0024】さらに別の効果として、請求項1および2
の発明のいづれも、冷媒の気化による冷媒の減少、冷媒
の減少により発生する前記スイッチング素子の高温化お
よびその高温化に伴い生起するスイッチング素子の特性
変化などを防止することができるという優れた効果があ
る。
【0025】なお、図示のない変形例として、前記沸騰
冷却装置の内部圧力が零から所定値Paまでの区間は、
前記出力制限率αが100%であるが、前記所定値Pa
以上Pbまでの区間は、前記出力制限率αが前記沸騰冷
却装置の内部圧力の増加につれて段階的に減少し、所定
値Pb以上の区間では、前記出力制限率αが0%となる
ようにしてもよい。この様に制御する場合、前記の効果
に加え、デジタル制御が容易になるという効果がある。
【0026】また、図示のない変形例として、前記沸騰
冷却装置の内部圧力が零から所定値Paまでの区間は、
前記出力制限率αが100%であるが、前記所定値Pa
以上の区間では、前記出力制限率αが0%となるように
してもよい。この様に制御する場合、前記の効果に加
え、制御が簡単になるという効果があるので、産業車両
に好適である。
【0027】図5は、縦軸に前記出力制限率αを横軸に
沸騰冷却装置の内部圧力の変化量を表し、前記出力制限
率αと沸騰冷却装置の内部圧力の変化量との関係を示す
説明図である。沸騰冷却装置の内部圧力の変化量とは、
単位時間当たりの沸騰冷却装置の内部圧力の増加の大き
さである。前記沸騰冷却装置の内部圧力の変化量が零か
ら所定値△Paまでの区間は、前記出力制限率αが10
0%であり、前記所定値△Pa以上△Pbまでの区間
は、前記出力制限率αが前記沸騰冷却装置の内部圧力変
化量の増加につれて直線的に減少し、所定値△Pb以上
の区間では、前記出力制限率αが0%となることを表し
ている。
【0028】前記出力制限率αを上記のように設定する
ことにより、図4の場合と同様に、請求項1の発明の場
合、前記スイッチング素子の発熱量を減少させることが
できるので、沸騰冷却装置の圧力容器の中の冷媒は、気
化が止まり、内部圧力の上昇も止まる。その結果、前記
内部圧力を適正範囲に制御することができるという優れ
た効果を有する。また、前記出力制限率αを上記のよう
に設定することにより、請求項2の発明の場合、前記イ
ンバータ出力値を制限することができるので、沸騰冷却
装置の圧力容器の中の冷媒は、気化が止まり、内部圧力
の上昇も止まる。その結果、前記内部圧力を適正範囲に
制御することができるという優れた効果を有する。
【0029】なお、図示のない変形例として、前記沸騰
冷却装置の内部圧力の変化量が零から所定値△Paまで
の区間は、前記出力制限率αが100%であるが、前記
所定値△Pa以上△Pbまでの区間は、前記出力制限率
αが前記沸騰冷却装置の内部圧力の変化量の増加につれ
て段階的に減少し、所定値△Pb以上の区間では、前記
出力制限率αが0%となるようにしてもよい。この様に
制御する場合、前記の効果に加え、デジタル制御が容易
になるという効果がある。
【0030】また、図示のない変形例として、前記沸騰
冷却装置の内部圧力の変化量が零から所定値△Paまで
の区間は、前記出力制限率αが100%であるが、前記
所定値△Pa以上の区間では、前記出力制限率αが0%
となるようにしてもよい。この様に制御する場合、前記
の効果に加え、制御が簡単になるという効果がある。
【0031】図6は、本発明の1実施例である電気自動
車制御装置の概略を表したブロック図である。この電気
自動車制御装置は図2に基づき説明したインバータ制御
装置の構成と図3で説明したフローチャートおよびそれ
らの変形例を利用するものである。重複を避けるため、
これら以外の構成、動作を以下に説明する。
【0032】前記電気自動車制御装置は、三相の導線1
1に電流を供給する電池8と、交流モータ9を回転させ
るための出力を供給する前記インバータAと、車輪を駆
動する交流モータ9と、前記したインバータ制御装置を
備えた装置である。
【0033】前記電池8は、直流電流を前記インバータ
Aに供給する。前記インバータAは、前記電池8から供
給された直流電流を三相交流電流に変換し、三相の導線
11を介して車輪を駆動するため前記交流モータ9に供
給する。交流モータ9の回転速度は、回転速度センサ1
0により検出することができる。前記三相の導線11の
うち、二相の導線には電流計12、13が接続されてお
り、各導線を流れる電流値を測定することができるよう
になっている。
【0034】前記インバータAは、発熱体であるスイッ
チング素子1を主構成要素としている。前記インバータ
Aは、沸騰冷却装置Bの圧力容器2に取り付けられる。
前記インバータAの熱は、前記沸騰冷却装置Bに奪われ
る。その結果、前記インバータAは冷却される。このと
き、前記沸騰冷却装置Bの圧力容器2の内部圧力は、冷
媒の気化により上昇する。この内部圧力は、前記圧力容
器2に取り付けられた圧力測定手段である圧力センサ7
により測定され、電気信号に変換される。
【0035】アクセルペダル17には、その踏み込み量
を検出するアクセル開度センサ18が設けられている。
【0036】19は、圧力測定手段である圧力センサ7
により測定された内部圧力が所定値以上のとき前記イン
バータAのスイッチング素子1の発熱量を減少させる請
求項1記載の発熱量減少手段であり、また前記インバー
タAへのインバータ出力値を制限する請求項2記載の出
力制限手段である。
【0037】発熱量減少手段(出力制限手段)19は、
入力処理回路20と、CPU14と、ROM15と、R
AM16と出力処理回路21から構成されている。前記
入力処理回路20には、前記圧力測定手段である圧力セ
ンサ7、前記電流計12,13、前記回転速度センサ1
0、アクセル開度センサ18の各出力が入力するよう接
続されている。CPU14は、予め設定された制御プロ
グラムにしたがって所定の演算などを実行する中央処理
装置である。ROM15は、前記CPU14で各種演算
処理などを実行するのに必要な制御プログラムや各種デ
ータなどが予め格納されている記憶装置である。RAM
16には、前記CPU14で各種演算処理などを実行す
るのに必要な各種データなどが一時的に読み書きされる
記憶装置である。出力処理回路21は、前記CPU14
での各種演算処理結果に応じて前記インバータAに制御
信号を出力する。
【0038】以上説明した電気自動車制御装置は、前記
の各実施例が有する効果に加えて、登坂のような高負荷
走行時に沸騰冷却装置の内部圧力が所定値以上になって
も、前記スイッチング素子の発熱量を減少させるか前記
インバータ出力値を制限するので、沸騰冷却装置の圧力
容器の中の冷媒は、気化が止まり、内部圧力の上昇も止
まる。その結果、前記沸騰冷却装置の圧力容器の内部圧
力を適正範囲に制御することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の1実施例を適用したインバータ
制御装置のうちの沸騰冷却装置とインバータの外形図を
示す。 (b)本発明の1実施例を適用したインバータ制御装置
のうちの沸騰冷却装置とインバータの概念図を示す。
【図2】本発明の1実施例を適用したインバータ制御装
置のブロック概念図を示す。
【図3】図2のインバータ制御装置のブロック概念図の
動作を表したフローチャートである。
【図4】前記出力制限率αと沸騰冷却装置の内部圧力と
の関係を示した説明図である。
【図5】前記出力制限率αと沸騰冷却装置の内部圧力の
変化量との関係を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施例である電気自動車制御装置の
概略を表したブロック図である。
【符号の説明】
A……インバータ、 B……沸騰冷却装置 1……スイッチング素子、 2……圧力容器、 3……フィン、 4……冷媒、 5……気泡、 6……液滴、 7……圧力測定手段(圧力センサ)、 8……電池、 9……交流モータ、 10……回転速度センサ、 11……導線、 12……電流計、 13……電流計、 14……CPU、 15……ROM、 16……RAM、 17……アクセルペダル、 18……アクセル開度センサ、 19……発熱量減少手段(出力制限手段)、 20……入力処理回路、 21……出力処理回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワートランジスタ、サイリスタなどの
    スイッチング素子を備えたインバータを制御するインバ
    ータ制御装置において、前記スイッチング素子を冷却す
    る沸騰冷却装置と、該沸騰冷却装置の内部圧力を測定す
    る圧力測定手段と、前記圧力測定手段により測定された
    内部圧力が所定値以上のとき前記スイッチング素子の発
    熱量を減少させる発熱量減少手段を備えたことを特徴と
    するインバータ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の前記発熱量減少手段が前記内
    部圧力が所定値以上のときインバータ出力値を制限する
    出力制限手段であることを特徴とするインバータ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 インバータに電流を供給する電池と、交
    流モータを回転させるための出力を供給する前記インバ
    ータと、車輪を駆動する交流モータと、請求項1または
    請求項2記載のインバータ制御装置とを備えたことを特
    徴とする電気自動車制御装置。
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