JP2000253238A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2000253238A
JP2000253238A JP11053284A JP5328499A JP2000253238A JP 2000253238 A JP2000253238 A JP 2000253238A JP 11053284 A JP11053284 A JP 11053284A JP 5328499 A JP5328499 A JP 5328499A JP 2000253238 A JP2000253238 A JP 2000253238A
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Toshiyuki Takahashi
利至 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、最近隣内挿法を使用する場合、非常
に簡易な構成で実現できる利点があるが、画素の繰り返
し処理を行うため濃度レベルが急激に変化する境界部分
がブロック状に目立ってしまう課題があった。 【解決手段】 原画素が属するエッジ領域の傾斜方向を
示す傾斜情報を原画素と補間画素にマッピングし、拡大
後のディジタル画像を構成する画素毎に当該画素の傾斜
情報に対応するフィルタ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像情報を所定
の倍率に拡大して出力する画像入出力装置(例えば、プ
リンタ,スキャナ,複写機等)や、解像度の異なる機種
間通信で低解像度画像から高解像度画像に変換する解像
度変換装置に適用する画像処理装置及び画像処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理方法としては最近隣内挿
法を挙げることができるが、最近隣内挿法は画像解析ハ
ンドブック(高木幹雄監修)p.441〜p.442に
も記されているように(図16を参照)、内挿する点の
座標を(u,v)、その画素値をPu,v 、原画像のjラ
インi画素目の観測点をPi,j とすると、下記の式
(1)で表すことができる。 i=[u+0.5], j=[v+0.5], Pu,v =Pi,j 式(1)
【0003】即ち、最近隣内挿法は、内挿点に最も近い
観測点の画素値と同じ画素値を配列する手法であり、非
常に簡易に実現できる手法として広く利用されている。
なお、式(1)の[ ]はガウス記号であり、[ ]内
の数値の整数部分を取ることを表している。
【0004】また、同書p.442〜p.443には、
他の画像処理方法として、共一次内挿法(線形補間法)
が開示されているが、線形補間法は、内挿点を囲む4画
素の画素値と、その距離を下記の式(2)に代入して、
内挿点の画素値を求める方法であり、比較的高画質な拡
大方法として利用されている。
【0005】 i=[u],j=[v] Pu,v ={(i+1)−u}{(j+1)−v}Pi,j +{(i+1)−u}{v−j}Pi,j+1 +{u−i}{(j+1)−v}Pi+1,j +{u−i}{v−j}Pi+1,j+1 式(2) なお、概念的に1次元で説明すると図17のように示す
ことができる。即ち、補間画素を囲む二つの原画像の画
素値から線形に補間画素の画素値を求めるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理方法は
以上のように構成されているので、最近隣内挿法を使用
する場合、非常に簡易な構成で実現できる利点がある
が、画素の繰り返し処理を行うため濃度レベルが急激に
変化する境界部分がブロック状に目立ってしまう課題が
あった。特に、エッジの方向が斜めに向いている場合に
は、ジャギーと呼ばれる階段状のテクスチャが現れるた
め、文字・線画像等の場合、強い劣化感を覚えることに
なる。
【0007】一方、線形補間法を使用する場合、補間画
素には近隣画素との中間値が割り当てられるため、最近
隣内挿法と比べると多少ジャギーを抑制することができ
るが、その程度は決して十分なものではない。即ち、通
常のラスタスキャンの場合、主走査方向の補間処理の
後、注目画素を挟む2ラインを用いて副走査方向に補間
処理を行うため、画像信号の相関は主走査方向又は副走
査方向に強くなってしまう。ところが、図18に示すよ
うな画像の場合は、本来斜め方向に相関が強いにも拘わ
らず、拡大処理を実行する過程において、斜め方向の相
関を考慮していないため、ジャギーが発生してしまうの
である。また、線形補間法の場合、補間画素はそれを囲
む原画像の画素値の中間値により与えられるため、エッ
ジ部では先鋭度が低下してしまい、いわゆる“ぼけ”が
発生して画質が劣化する課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、ディジタル画像を拡大するときに
生じるジャギーの発生を抑制することができる画像処理
装置及び画像処理方法を得ることを目的とする。また、
この発明は、ジャギーの発生を抑制することができると
ともに、ぼけの発生を抑制することができる画像処理装
置及び画像処理方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像処理
装置は、特定手段により特定された傾斜方向を示す傾斜
情報を原画素にマッピングするとともに、その傾斜情報
を補間画素にマッピングするマッピング手段と、拡大手
段により拡大されたディジタル画像を構成する画素毎に
当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ処理を実行する
平滑化手段とを設けたものである。
【0010】この発明に係る画像処理装置は、特定手段
により特定された傾斜方向及び傾斜角度を示す傾斜情報
を原画素にマッピングするとともに、その傾斜情報を補
間画素にマッピングするマッピング手段と、拡大手段に
より拡大されたディジタル画像を構成する画素毎に当該
画素の傾斜情報に対応するフィルタ処理を実行する平滑
化手段とを設けたものである。
【0011】この発明に係る画像処理装置は、距離計測
手段により計測された距離に基づいて補間画素の画素値
を補正する補正手段を設けたものである。
【0012】この発明に係る画像処理装置は、最小画素
値検出手段により検出された原画素の画素値と補間画素
の画素値との差分値に重み係数を乗算し、その原画素の
画素値に当該乗算結果を加算する演算手段と、その演算
手段の加算結果が最大画素値検出手段により検出された
原画素の画素値に満たない場合には、その加算結果を出
力し、その原画素の画素値を超える場合には、その画素
値を出力するリミット手段とから補正手段を構成するよ
うにしたものである。
【0013】この発明に係る画像処理方法は、原画素が
属するエッジ領域の傾斜方向を示す傾斜情報を原画素と
補間画素にマッピングし、拡大後のディジタル画像を構
成する画素毎に当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ
処理を実行するようにしたものである。
【0014】この発明に係る画像処理方法は、原画素が
属するエッジ領域の傾斜方向及び傾斜角度を示す傾斜情
報を原画素と補間画素にマッピングし、拡大後のディジ
タル画像を構成する画素毎に当該画素の傾斜情報に対応
するフィルタ処理を実行するようにしたものである。
【0015】この発明に係る画像処理方法は、斜線を構
成する画素と補間画素の距離に基づいて補間画素の画素
値を補正するようにしたものである。
【0016】この発明に係る画像処理方法は、最小の原
画素の画素値と補間画素の画素値との差分値に重み係数
を乗算して、その原画素の画素値に当該乗算結果を加算
し、その加算結果が最大の原画素の画素値に満たない場
合には、その加算結果を画素値の補正結果とし、その原
画素の画素値を超える場合には、その画素値を画素値の
補正結果とするようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による画
像処理装置を示す構成図であり、図において、1はディ
ジタル画像を構成する各原画素の間に補間画素を追加し
てディジタル画像を拡大する拡大処理部(拡大手段)、
2はディジタル画像を構成する原画素のうちエッジ領域
に属する原画素を検出するエッジ検出部(特定手段)、
3は2値化処理に使用する閾値を演算する閾値演算部
(特定手段)、4はディジタル画像を構成する原画素の
画素値と閾値を比較して、原画素の画素値を2値化する
2値化処理部(特定手段)、5は2値化処理部4が出力
する2値データと予め設定された斜線検出パターンを照
合して斜線を検出し、その斜線方向を示す方向情報(斜
線情報)を出力する斜線検出部(特定手段)である。
【0018】6はエッジ検出部2の出力がエッジ領域に
属する原画素である旨を示す場合には、斜線検出部5が
出力する方向情報を原画素にマッピングし、エッジ領域
に属する原画素でない旨を示す場合には、エッジ領域に
属しない画素であることを示す方向情報を原画素にマッ
ピングする判定部(マッピング手段)、7は拡大処理部
1の拡大率と同じ倍率で方向情報を拡大することによ
り、その方向情報を補間画素にマッピングするエッジ方
向情報拡大処理部(マッピング手段)、8は拡大処理部
1により拡大されたディジタル画像を構成する画素毎に
当該画素の方向情報に対応するフィルタ処理を実行する
フィルタ処理部(平滑化手段)である。なお、図2はこ
の発明の実施の形態1による画像処理方法を示すフロー
チャートである。
【0019】次に動作について説明する。ただし、この
実施の形態1では、画素値を濃度として表すものとし、
白を“0”、黒を最大濃度レベルとする。最大濃度レベ
ルは、例えば、画像が8ビット表現されている場合には
“255”となる。
【0020】最初に、ディジタル画像の入力画像信号は
拡大処理部1に入力され、拡大処理部1がディジタル画
像を構成する各原画素の間に補間画素を追加してディジ
タル画像を拡大する(ステップST1)。即ち、拡大処
理部1は、線形補間法を用いてディジタル画像の入力画
像信号をβ倍(β>1)して拡大処理する(図17を参
照)。
【0021】一方、エッジ検出部2は、拡大処理部1の
拡大処理と並行して、以下の処理を実行し、注目画素が
エッジ領域に属する画素であるか否かを判定する(ステ
ップST2)。即ち、注目画素を中心とする3×3画素
のウィンドウを構成し、そのウィンドウ内にある画素の
中で、濃度レベルが最大の画素と最小の画素を検出す
る。そして、濃度レベルが最大の画素の画素値MAX
と、最小の画素の画素値MINとの差分値が予め定めら
れた閾値よりも大きければエッジ部と判定し、小さけれ
ば非エッジ部と判定する。
【0022】次に、閾値演算部3は、エッジ検出部2と
同様に、注目画素を中心とする3×3画素のウィンドウ
を構成して、濃度レベルが最大の画素の画素値MAX
と、最小の画素の画素値MINを検出し、これらを下記
の式(3)に代入して、2値化処理に使用する閾値TH
1を演算する(ステップST3)。 TH1=(MAX−MIN)/2+MIN 式(3) 最大値と最小値の中間値を閾値とすることにより2値化
処理の結果が全黒,全白になることを防止することがで
きる。なお、最大値MAX,最小値MINはエッジ検出
部2が求めたものを利用してもよい。
【0023】そして、2値化処理部4は、閾値演算部3
が閾値TH1を演算すると、3×3画素のウィンドウを
構成する各画素の画素値を閾値TH1と比較して、各画
素の画素値を“1”又は“0”に変換する2値化処理を
実行する(ステップST4)。
【0024】斜線検出部5は、2値化処理部4が2値化
処理を実行すると、2値化処理部4が出力する2値デー
タと予め設定された斜線検出パターンを照合するパター
ンマッチングを実行する(ステップST5)。即ち、斜
線検出部5は、図3に示すような斜線検出パターンと照
合して、注目画素が斜線領域に属する画素であるか否か
を検出し、注目画素が斜線領域に属する画素である場合
には、その斜線方向を特定して方向情報を出力する。
【0025】図3の例では、右上がりの斜線の斜線検出
パターンと、右下がりの斜線の斜線検出パターンがそれ
ぞれ3種類用意され(傾斜角度が1のパターン、傾斜角
度が2以上のパターン、傾斜角度が1/2以下のパター
ン)、右上がりの斜線の斜線検出パターンの何れかに当
てはまる場合には、方向情報Daを出力し、右下がりの
斜線の斜線検出パターンの何れかに当てはまる場合に
は、方向情報Dbを出力し、何れのパターンにも当ては
まらない場合には、方向情報Dnを出力する。なお、図
中×印は参照しないこと(Don’t Care)を意
味する。また、これらのパターンは全て注目画素が黒画
素の場合を示しているが、注目画素が白画素の反転パタ
ーンについても同様に検出する。
【0026】このようにして、斜線検出部5が方向情報
を出力すると、判定部6は、エッジ検出部2の出力に応
じて当該注目画素に方向情報をマッピングする(ステッ
プST6)。即ち、当該注目画素がエッジ領域に属する
画素である場合には、斜線検出部5が出力する方向情報
(Da,Db,Dnの何れか)を注目画素の方向情報と
して出力するが、当該注目画素がエッジ領域に属する画
素でない場合には、斜線ではないパターンとして、方向
情報Dnを注目画素の方向情報として出力する。なお、
方向情報Da又はDbを有する画素については、以後
「斜線エッジ画素」と称する。
【0027】次に、エッジ方向情報拡大処理部7は、拡
大処理部1の拡大率と同じ倍率で方向情報を拡大するこ
とにより、注目画素の方向情報を補間画素にマッピング
する(ステップST7)。ここでは、方向情報を2倍に
拡大する場合を図4の例を用いて説明する。図におい
て、実線は原画像の座標系、点線は2倍に拡大した時の
座標系、太い実線の矩形は原画像における注目画素を表
している。
【0028】この例では、原画像の注目画素には先のパ
ターンマッチングから方向情報Daがマッピングされる
ことになる。そして、原画像の座標系を拡大画像の座標
系に投影した時、原画像の注目画素領域に少しでも重な
る拡大画像の画素に、注目画素の方向情報をマッピング
する。即ち、拡大後の座標系において斜線で示した9画
素に方向情報Daがマッピングされる。
【0029】なお、補間画素から見ると、異なる方向情
報が複数回マッピングされる場合もあり得るが(隣接す
る一方の原画素の方向情報がDaで、他方の原画素の方
向情報がDbの場合)、このような場合は、方向の異な
るエッジ成分の交差点と判断し、当該補間画素にはDn
の方向情報をマッピングする。ちなみに、隣接する一方
の原画素の方向情報がDa又はDbで、他方の原画素の
方向情報がDnの場合には、方向情報Da又はDbを優
先し、当該補間画素にはDa又はDbの方向情報をマッ
ピングする。
【0030】次に、フィルタ処理部8は、拡大処理部1
により拡大されたディジタル画像を構成する画素毎に当
該画素の方向情報に対応するフィルタ処理を実行する
(ステップST8)。即ち、線形補間法のように、注目
画素と近傍画素の積和演算により拡大を行う場合、スム
ージング効果により滑らかな画像表現が可能となるが、
通常は主走査方向の積和演算、副走査方向の積和演算と
いう処理順序で拡大処理を行うため、主走査・副走査方
向に相関が強くなりジャギーが残ってしまうことにな
る。そこで、フィルタ処理部8では、エッジ方向情報拡
大処理部7で求めた方向情報を利用して、斜線エッジ画
素についてのみ斜め方向にフィルタ処理を実行する。
【0031】図5は角度1の斜線を2倍に拡大する例を
示している。図5において、注目画素をXとすると、そ
れを囲む8画素は前述したように方向情報Daを有する
ため、例えば、画素Aに対するフィルタ処理は、図6
(a)の網掛けの画素の参照領域でフィルタ処理を行
う。一方、方向情報Dbを有する時には図6(b)のよ
うな参照領域でフィルタ処理を行う。
【0032】フィルタ処理については、図7(a)、図
7(b)に示すような平滑化フィルタを用いれば、斜め
方向に対して相関が強くなり、ジャギーを抑制すること
が可能となる。また、平滑化フィルタとして図7(c)
〜図7(f)のようなものも用意し、検出された傾斜角
度によって平滑化フィルタ切り替えることにより、原画
像の持つエッジ方向をより忠実に反映させた高品質な拡
大処理が可能となる。
【0033】例えば、図3において、傾斜方向が右上が
り(方向情報Da)で、角度2以上の左側のパターンに
は図7(c)を、右側のパターンには(d)を、角度1
/2以下の左側のパターンには図7(e)を、右側のパ
ターンには(f)を用いればよい。ただし、この場合に
は方向情報だけでは適当なパターンを選択することがで
きないので、傾斜角度や白画素の存在方向(実施の形態
2で述べる白方向に相当する)等の情報も必要となって
くるが、これは斜線検出部5がパターンマッチングを行
う際に得られる情報である。図8に平滑化フィルタを施
した画像を模式的に示す。斜め方向の平滑化がかかるた
めジャギーを抑制することが可能となる。
【0034】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、原画素が属するエッジ領域の傾斜方向を示す
傾斜情報を原画素と補間画素にマッピングし、拡大後の
ディジタル画像を構成する画素毎に当該画素の傾斜情報
に対応するフィルタ処理を実行するように構成したの
で、ディジタル画像を拡大するときに生じるジャギーの
発生を抑制することができる効果を奏する。
【0035】なお、この実施の形態1では、平滑化フィ
ルタを用いてフィルタ処理を実行するものについて示し
たが、メディアンフィルタを用いても平滑化効果があ
り、ジャギーを抑制することができる。メディアンフィ
ルタは参照画素の画素値を昇順(又は降順)に並べた時
にちょうど中央にくる値をフィルタ対象画素の値とする
ものであり、例えば、参照画素数が3であれば2番目に
小さい(又は大きい)値を、参照画素数が5であれば3
番目に小さい(又は大きい)値を、フィルタ対象画素の
値とするものである。
【0036】メディアンフィルタにはノイズ除去効果が
あり、現在課題としているジャギーを斜め方向に見れ
ば、ジャギーの頂点の画素がノイズとして除去されるこ
とにより、滑らかな斜線を表現することが可能となる。
例えば、斜線を線形補間法で拡大した時に画信号が図9
のようになった場合、斜め方向に画信号を抽出すると、
0,40,0(16進数表示)となる。ここでメディア
ンフィルタをかけると、中央の画素は3画素のうち2番
目に小さい(又は大きい)値、つまり0に変換されるこ
とになり、ジャギーを抑制することが可能となる。
【0037】実施の形態2.図10はこの発明の実施の
形態2による画像処理装置を示す構成図であり、図にお
いて図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明
を省略する。9は斜線エッジ画素と補間画素の距離を計
測する距離計測部(距離計測手段)、10は距離計測部
9により計測された距離に基づいて補間画素の画素値を
補正する補正処理部(補正手段)である。
【0038】図11は補正処理部10の内部を示す構成
図であり、図において、11は拡大画像領域における注
目画素を囲む原画像(4個の画素)の中から、濃度レベ
ルが最大の原画素の画素値を検出する最大値検出部(最
大画素値検出手段)、12は拡大画像領域における注目
画素を囲む原画像(4個の画素)の中から、濃度レベル
が最小の原画素の画素値を検出する最小値検出部(最小
画素値検出手段)、13は距離計測部9により計測され
た距離を重み係数に変換する重み係数変換部(変換手
段)である。
【0039】14は注目画素の画素値から最小値検出部
12により検出された原画素の画素値を減算して、その
差分値を出力する減算器(演算手段)、15は減算器1
4が出力する差分値に重み係数変換部13が出力する重
み係数を乗算する乗算器(演算手段)、16は最小値検
出部12により検出された原画素の画素値に乗算器15
の乗算結果を加算する加算器(演算手段)、17は加算
器16の加算結果が最大値検出部11により検出された
原画素の画素値に満たない場合には、その加算結果を出
力し、その原画素の画素値を超える場合には、その画素
値を出力するリミッタ(リミット手段)である。
【0040】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、斜線エッジ画素については斜め方向にフィル
タ処理を実行するので、ジャギーを低減することができ
るが、拡大処理により生じるぼけを低減することはでき
ない。特に、拡大率が大きくなるほど、そのぼけの程度
も大きくなり、画質が大きく劣化することになる。そこ
で、この実施の形態2では、拡大率が2倍を超える場合
でも、ぼけの発生を抑制することができるようにする。
【0041】まず、距離計測部9の動作を説明する。原
画像が例えば図12(a)の場合、方向情報がDa(右
上がり),傾斜角度が1,白画素の存在方向(以下、白
方向という)が1となる。ここで、「白方向」とは、エ
ッジ方向に対して垂直で、かつ、白画素が存在する方向
を表すこととする。つまり、右上がりの斜線の場合、白
方向としては、“1”又は“4”となり、右下がりの斜
線の場合、白方向としては、“2”又は“3”となる。
【0042】また、図5に示すような線幅1,傾斜角度
1の斜線の場合は、白方向を2個有するものとする(図
5の場合、白方向は“1”と“4”)。この実施の形態
2では、判定部6は、注目画素の斜線エッジを検出した
ら、上記のように「方向,角度,白方向」の傾斜情報
を、距離計測部9に転送するものとする。距離計測部9
では、この情報を受けて、拡大後の各補間画素に対して
斜線エッジ画素との距離を計測する。
【0043】図12(b)を参照して、距離計測方法を
説明する。この例では、主走査,副走査それぞれ3倍に
拡大する例を示している。まず、線形補間法により拡大
処理した時に注目画素A(図12(a)の中心の画素)
が影響を及ぼす範囲の画素のうち、白方向1にある画素
を距離計測対象の画素とする。具体的には、線形補間法
により拡大した時に注目画素Aが影響を及ぼす範囲の画
素は、拡大画像である図12(b)における注目画素
A’を囲む25個(=5×5)の画素であり、そのうち
白方向1にある9個の画素(図中灰色の太線で囲んだ領
域の画素)が距離計測対象の画素となる。なお、図中×
印をつけた画素は原画像の座標系と拡大画像の座標系が
一致している画素を示している。これを考慮して図12
(b)の中央の画素を原画像の注目画素Aに対比させて
注目画素A’としている。
【0044】次に、注目画素A’と距離計測対象画素の
距離を求める。具体的には、主走査方向又は副走査方向
に1画素進む毎に1を加算して求める。例えば,注目画
素A’の左となりの画素は距離が1、注目画素A’の左
斜め上に隣接している画素は、「主走査1+副走査1」
進めれば注目画素A’の位置に重なるため距離が2とな
る。距離計測対象画素である9個の画素の距離は図12
(b)に示す通りである。
【0045】なお、注目画素A’の距離は0とする。ま
た、補間画素を囲む原画像の4個の画素(補間画素が図
中の点線上にある時は2画素)の中に斜線エッジ画素が
無い場合には距離0とする。さらに、傾斜角度1以外の
場合、例えば、傾斜角度1/2以下の場合のパターンに
ついては図13(b)のようにする。即ち、原画像領域
で言えば2画素分の領域に対して距離を計測する、図1
3の例では、基準となる斜線エッジ画素を原画像領域で
1画素分右にずらし、この地点から「主走査方向に2画
素進んで距離1を加算、副走査方向に1画素進んで距離
1を加算」というように計測している。ただし、補間画
素を囲む原画像の4個の画素(補間画素が図中の点線上
にある時は2画素)が全て同色の場合には、距離を0と
する。
【0046】次に、補正処理部10の動作を説明する。
説明を簡単にするため図14は1次元で拡大処理する場
合について示している。まず、拡大処理部1で求められ
た補間画素の画素値Ixが補正処理部10に入力され
る。この時同時に原画像の画素値も入力され、最小値検
出部12では、補間画素を囲む2つの原画素の中で最も
濃度が低い画素を検出し、その画素値をOminとす
る。なお、2次元で考える場合には補間画素を囲む4個
の原画素の中で最も濃度が低い画素を検出する。
【0047】次に、重み係数変換部13は、拡大画素の
距離がrとすると、それぞれの距離rに対して予め定め
られた重み係数α[r]を読み出し、減算器14,乗算
器15及び加算器16が補正後の画素値I’xを次のよ
うに計算する。 I’x=Omin+(Ix―Omin)×α[r] 式(4) なお、図14の「差分値」は式(4)の“Ix−Omi
n”を表しており、図11における減算器14の処理に
相当する。
【0048】最後に、最大値検出部11が補間画素を囲
む2個の原画素の中で最も濃度が高い画素の画素値Om
axを求めると、リミッタ17は、補正後の画素値I’
xが最大値Omaxを超えないように制限する。即ち、
補正後の画素値I’xが最大値Omaxに満たない場合
には、補正後の画素値I’xをそのまま出力するが、補
正後の画素値I’xが最大値Omaxを超える場合に
は、最大値Omaxを出力する。
【0049】上記のような処理構成で、重みαを距離r
が近いところでは、1付近の大きめの値に、距離rが大
きいところでは、0付近の小さめの値に設定しておくこ
とで、エッジ部でのぼけを抑制し、先鋭度の向上した画
像を再構成することができる。例えば、距離rに対し
て、以下の式(5)に示すように、ユーザが予め重み係
数を設定しておく。 α[0]=1.0, α[1]=1.1, α[2]=0.9, α[3]=0.5, α[4]=0.4 式(5)
【0050】この時、例えば、図14のような画像を処
理した場合、概念的には図15のように画像信号が再構
成され、エッジをシャープにすることができる。さら
に、図12や図13からも分かるように、距離rは斜め
方向に同一の値を取るため、ジャギーの抑制にも大きな
効果を奏することができる。
【0051】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、斜線エッジ画素と補間画素の距離に基づいて
補間画素の画素値を補正するように構成したので、ジャ
ギーの発生を抑制することができるとともに、ぼけの発
生を抑制することができる効果を奏する。
【0052】なお、上記実施の形態1,2では、拡大処
理部1が線形補間法を用いているが、これに限ったもの
ではなく、図16に示すように,内挿したい点を囲む4
個の原画素から補間画素の画素値を生成する拡大方法を
用いてもよく、同様の効果を奏することができる。ま
た、エッジ検出部2及び閾値演算部3では、ウィンドウ
サイズを3×3画素としているが、これに限ったもので
はなく、例えば、m×n画素のウィンドウサイズのm,
nを大きくしていけば、より高精度の斜線エッジの検出
が可能となる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、特定
手段により特定された傾斜方向を示す傾斜情報を原画素
にマッピングするとともに、その傾斜情報を補間画素に
マッピングするマッピング手段と、拡大手段により拡大
されたディジタル画像を構成する画素毎に当該画素の傾
斜情報に対応するフィルタ処理を実行する平滑化手段と
を設けるように構成したので、ディジタル画像を拡大す
るときに生じるジャギーの発生を抑制することができる
効果がある。
【0054】この発明によれば、特定手段により特定さ
れた傾斜方向及び傾斜角度を示す傾斜情報を原画素にマ
ッピングするとともに、その傾斜情報を補間画素にマッ
ピングするマッピング手段と、拡大手段により拡大され
たディジタル画像を構成する画素毎に当該画素の傾斜情
報に対応するフィルタ処理を実行する平滑化手段とを設
けるように構成したので、更にジャギーの発生を抑制す
ることができる効果がある。
【0055】この発明によれば、距離計測手段により計
測された距離に基づいて補間画素の画素値を補正する補
正手段を設けるように構成したので、ジャギーの発生を
抑制することができるとともに、ぼけの発生を抑制する
ことができる効果がある。
【0056】この発明によれば、最小画素値検出手段に
より検出された原画素の画素値と補間画素の画素値との
差分値に重み係数を乗算し、その原画素の画素値に当該
乗算結果を加算する演算手段と、その演算手段の加算結
果が最大画素値検出手段により検出された原画素の画素
値に満たない場合には、その加算結果を出力し、その原
画素の画素値を超える場合には、その画素値を出力する
リミット手段とから補正手段を構成するようにしたの
で、ぼけの発生を抑制することができる効果がある。
【0057】この発明によれば、原画素が属するエッジ
領域の傾斜方向を示す傾斜情報を原画素と補間画素にマ
ッピングし、拡大後のディジタル画像を構成する画素毎
に当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ処理を実行す
るように構成したので、ディジタル画像を拡大するとき
に生じるジャギーの発生を抑制することができる効果が
ある。
【0058】この発明によれば、原画素が属するエッジ
領域の傾斜方向及び傾斜角度を示す傾斜情報を原画素と
補間画素にマッピングし、拡大後のディジタル画像を構
成する画素毎に当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ
処理を実行するように構成したので、更にジャギーの発
生を抑制することができる効果がある。
【0059】この発明によれば、斜線を構成する画素と
補間画素の距離に基づいて補間画素の画素値を補正する
ように構成したので、ジャギーの発生を抑制することが
できるとともに、ぼけの発生を抑制することができる効
果がある。
【0060】この発明によれば、最小の原画素の画素値
と補間画素の画素値との差分値に重み係数を乗算して、
その原画素の画素値に当該乗算結果を加算し、その加算
結果が最大の原画素の画素値に満たない場合には、その
加算結果を画素値の補正結果とし、その原画素の画素値
を超える場合には、その画素値を画素値の補正結果とす
るように構成したので、ぼけの発生を抑制することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による画像処理装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による画像処理方法
を示すフローチャートである。
【図3】 斜線検出パターンの一例を示す説明図であ
る。
【図4】 方向情報の拡大処理を説明する説明図であ
る。
【図5】 角度1の斜線を2倍に拡大する場合の説明図
である。
【図6】 フィルタ処理の参照領域を示す説明図であ
る。
【図7】 平滑化フィルタのパターンを示すパターン図
である。
【図8】 平滑化フィルタを施した画像を示す模式図で
ある。
【図9】 メディアンフィルタによるフィルタ処理を説
明する説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による画像処理装
置を示す構成図である。
【図11】 補正処理部10の内部を示す構成図であ
る。
【図12】 距離の計測方法を示す説明図である。
【図13】 距離の計測方法を示す説明図である。
【図14】 画像の拡大処理を示す説明図である。
【図15】 画像の拡大処理を示す説明図である。
【図16】 最近隣内挿法を示す概念図である。
【図17】 線形補間法を示す概念図である。
【図18】 ジャギーの発生を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 拡大処理部(拡大手段)、2 エッジ検出部(特定
手段)、3 閾値演算部(特定手段)、4 2値化処理
部(特定手段)、5 斜線検出部(特定手段)、6 判
定部(マッピング手段)、7 エッジ方向情報拡大処理
部(マッピング手段)、8 フィルタ処理部(平滑化手
段)、9 距離計測部(距離計測手段)、10 補正処
理部(補正手段)、11 最大値検出部(最大画素値検
出手段)、12 最小値検出部(最小画素値検出手
段)、13 重み係数変換部(変換手段)、14 減算
器(演算手段)、15 乗算器(演算手段)、16 加
算器(演算手段)、17 リミッタ(リミット手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA30 CA12 CA16 CB12 CB16 CC01 CD06 CE05 CE06 CH08 CH09 CH18 DA08 DA17 DB02 DC03 DC08 DC16 DC36 5C076 AA21 AA32 BA06 BB25 CA10 5C077 LL19 PP02 PP20 PP43 PP47 PP48 PP54 PP55 PP65 PP68 PQ08 PQ12 PQ18 PQ20 RR03 RR14 RR19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル画像を構成する各原画素の間
    に補間画素を追加して上記ディジタル画像を拡大する拡
    大手段と、上記ディジタル画像を構成する原画素のうち
    エッジ領域に属する原画素を検出して、その原画素が属
    するエッジ領域の傾斜方向を特定する特定手段と、上記
    特定手段により特定された傾斜方向を示す傾斜情報を原
    画素にマッピングするとともに、その傾斜情報を上記補
    間画素にマッピングするマッピング手段と、上記拡大手
    段により拡大されたディジタル画像を構成する画素毎に
    当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ処理を実行する
    平滑化手段とを備えた画像処理装置。
  2. 【請求項2】 ディジタル画像を構成する各原画素の間
    に補間画素を追加して上記ディジタル画像を拡大する拡
    大手段と、上記ディジタル画像を構成する原画素のうち
    エッジ領域に属する原画素を検出して、その原画素が属
    するエッジ領域の傾斜方向及び傾斜角度を特定する特定
    手段と、上記特定手段により特定された傾斜方向及び傾
    斜角度を示す傾斜情報を原画素にマッピングするととも
    に、その傾斜情報を上記補間画素にマッピングするマッ
    ピング手段と、上記拡大手段により拡大されたディジタ
    ル画像を構成する画素毎に当該画素の傾斜情報に対応す
    るフィルタ処理を実行する平滑化手段とを備えた画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 斜線を構成する画素と補間画素の距離を
    計測する距離計測手段と、上記距離計測手段により計測
    された距離に基づいて上記補間画素の画素値を補正する
    補正手段とを設けたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 補間画素を囲む原画素のうち、濃度レベ
    ルが最大の原画素の画素値を検出する最大画素値検出手
    段と、上記補間画素を囲む原画素のうち、濃度レベルが
    最小の原画素の画素値を検出する最小画素値検出手段
    と、距離計測手段により計測された距離を重み係数に変
    換する変換手段と、上記最小画素値検出手段により検出
    された原画素の画素値と上記補間画素の画素値との差分
    値に上記重み係数を乗算し、その原画素の画素値に当該
    乗算結果を加算する演算手段と、上記演算手段の加算結
    果が上記最大画素値検出手段により検出された原画素の
    画素値に満たない場合には、その加算結果を出力し、そ
    の原画素の画素値を超える場合には、その画素値を出力
    するリミット手段とから補正手段を構成することを特徴
    とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 ディジタル画像を構成する各原画素の間
    に補間画素を追加して上記ディジタル画像を拡大する一
    方、上記ディジタル画像を構成する原画素のうちエッジ
    領域に属する原画素を検出して、その原画素が属するエ
    ッジ領域の傾斜方向を特定するとともに、その傾斜方向
    を示す傾斜情報を原画素と補間画素にマッピングし、拡
    大後のディジタル画像を構成する画素毎に当該画素の傾
    斜情報に対応するフィルタ処理を実行する画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 ディジタル画像を構成する各原画素の間
    に補間画素を追加して上記ディジタル画像を拡大する一
    方、上記ディジタル画像を構成する原画素のうちエッジ
    領域に属する原画素を検出して、その原画素が属するエ
    ッジ領域の傾斜方向及び傾斜角度を特定するとともに、
    その傾斜方向及び傾斜角度を示す傾斜情報を原画素と補
    間画素にマッピングし、拡大後のディジタル画像を構成
    する画素毎に当該画素の傾斜情報に対応するフィルタ処
    理を実行する画像処理方法。
  7. 【請求項7】 斜線を構成する画素と補間画素の距離を
    計測し、その距離に基づいて上記補間画素の画素値を補
    正することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の画
    像処理方法。
  8. 【請求項8】 補間画素の画素値を補正する際、補間画
    素を囲む原画素のうち、濃度レベルが最大の原画素の画
    素値と、上記補間画素を囲む原画素のうち、濃度レベル
    が最小の原画素の画素値とを検出するとともに、斜線を
    構成する画素と上記補間画素の距離を重み係数に変換す
    る一方、最小の原画素の画素値と上記補間画素の画素値
    との差分値に上記重み係数を乗算して、その原画素の画
    素値に当該乗算結果を加算し、その加算結果が最大の原
    画素の画素値に満たない場合には、その加算結果を画素
    値の補正結果とし、その原画素の画素値を超える場合に
    は、その画素値を画素値の補正結果とすることを特徴と
    する請求項7記載の画像処理方法。
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