JP2000252861A - デジタル相関器 - Google Patents

デジタル相関器

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JP2000252861A
JP2000252861A JP11048121A JP4812199A JP2000252861A JP 2000252861 A JP2000252861 A JP 2000252861A JP 11048121 A JP11048121 A JP 11048121A JP 4812199 A JP4812199 A JP 4812199A JP 2000252861 A JP2000252861 A JP 2000252861A
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signal
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JP11048121A
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English (en)
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Keiji Nishijima
啓志 西嶋
Teruya Fujii
輝也 藤井
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Anritsu Corp
NTT Docomo Inc
Original Assignee
Anritsu Corp
NTT Docomo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で入力信号とPN信号との相関特
性を算出する。 【解決手段】 入力信号と所定ビット周期長を有したP
N信号との間の相関特性を算出するデジタル相関器にお
いて、入力信号をデジタルの入力信号にA/D変換する
A/D変換器21と、A/D変換器から出力されたデジ
タルの入力信号を入力順に複数の部分データに分割して
記憶する複数の記憶部22a〜22dと、各記憶部に記
憶された各部分データとPN信号と間の部分相関特性c
を順次算出していく相関部24と、相関部で順次算出さ
れた各部分データに対応する各部分相関特性を加算して
入力信号のPN信号に対する相関特性dを得る相関加算
器26とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号と所定ビ
ット周期長を有したPN(擬似雑音)信号との間の相関
特性を算出するデジタル相関器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHS等の移動体通信システ
ムにおいては、通信回線数を確保するために、CDMA
(code division multiple access)通信方式の採用が
進められている。このようなCDMA通信方式が採用さ
れた移動体通信システムにおいて、任意の位置におい
て、中継局(中継アンテナ)から発信されるCDMA信
号の電波を正常に受信できるか否かを試験する試験端末
は例えば図4に示すように構成されている。
【0003】PN(擬似雑音)信号でスペクトラム拡散
されかつ直交変調されたCDAM信号の高周波の電波は
アンテナ1で受信される。アンテナ1で受信された高周
波のCDMA信号は入力RFインタフェース2で中間周
波数のCDMA信号aに変換された後、直交復調部3へ
入力される。直交復調部3は入力されたCDMA信号a
を一対のベースバンド信号I、Qに復調してA/D変換
器4へ送出する。
【0004】A/D変換器4は直交復調部3から出力さ
れたベースバンド信号I、Qを例えば8ビット構成のデ
ジタルのベースバンド信号I、Qに変換してデジタル相
関器5へ送出する。デジタル相関器5は、入力された各
デジタルのベースバンド信号I、Qと、前記CDMA信
号に対するスペクトラム拡散に用いたPN信号と同一の
PN信号との間における図6に示す相関特性RI 、RQ
算出する。デジタル相関器5から出力されたデジタルの
相関特性RI 、RQはD/A変換器6でアナログの相関
特性RI 、RQに変換されたのち表示器等の出力部7へ
表示出力される。
【0005】そして、試験担当者は、この出力部7に表
示出力された各ベースバンド信号毎の相関特性RI 、R
Qの図6に示す波形に基づいてスペクトラム拡散された
CDMA信号電波の受信状況を評価する。
【0006】このような試験端末において、CDMA信
号に対するスペクトラム拡散に用いたPN信号のビット
周期を(210―1)=1023とし、このビット周期の
4倍のデータ長である4092個のデータに対する相関
を算出するとする。この場合、デジタル相関器5におけ
る相関演算対象のPN信号のビット周期も(210―1)
=1023となる。
【0007】このような相関演算を実施するデジタル相
関器5は、図5に示すように、高速RAM11と、8ビ
ット構成の4092個のデータを記憶する4092個の
レジスタで構成された入力データメモり12と、409
2個のEXNOR回路13と、相関加算器14と、基準PN
パターンメモリ15と、波形メモリ16と、クロック発
振器17とで構成されている。
【0008】高速RAM11は、A/D変換器5でA/
D変換された8ビット構成の4092個分のデータを一
時格納するとともに、記憶した4092個のデータを入
力データメモり12の1番から4092番までの各レジ
スタへ書込む。
【0009】基準PNパターンメモリ15は4092個
のレジスタを直列接続してなるシフトレジスタで構成さ
れており、4092個のレジスタには、CDMA信号に
対するスペクトラム拡散に用いたPN信号と同一のPN
信号の1023ビット周期のビットパターンが4個直列
に書込まれている。
【0010】入力データメモり12の各レジスタから出
力された8ビット構成のデータと、基準PNパターンメ
モリ15上の対応レジスタ位置のPNパターンのビット
値との間のEXNOR値がEXNOR回路13で算出される。40
92個のEXNOR回路13で算出された4092個の算出
値は相関加算部14で加算されて、波形メモリ16内
に、一つの相関値として時系列的に記憶保持される。
【0011】次に、クロック発振器17から基準PNパ
ターンメモリ15にクロックを出力して、基準PNパタ
ーンメモリ15の各レジスタの記憶ビット値を1レジス
タ移動させる。そして、このビット値が移動した状態
で、前述と同様に、4092個のEXNOR回路13で40
92個のEXNOR値が算出され、そしてこれら4092個
の算出値は相関加算器14で加算されて、同じ波形メモ
リ16内に一つの相関値とし時系列的に記憶保持され
る。
【0012】このように、基準PNパターンメモリ15
の各レジスタに記憶されたビット値を1レジスタずつシ
フトさせながら、各相関値を波形メモリ16内に書込ん
でいく。
【0013】そして、基準PNパターンメモリ15の各
レジスタのビット値を一巡させたのち、該当波形メモリ
16内に時系列的に記憶された各相関値を時系列的に並
べることによって、対応する高速RAM11内に記憶さ
れた4092個分のデータの相関特性が得られる。
【0014】なお、図5の説明においては、説明を簡単
にするために、直交復調器3で復調された一対のベース
バンド信号I、Qのうち一方のベースバンド信号に対す
る相関演算処理について述べた。しかし、実際の回路
は、両方のベースバンド信号I,Qが同時に並列的に演
算処理される。その結果、各ベースバンド信号I、Qに
対応する相関特性RI 、RQ が同時に得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図4に示す試験端末に組込まれたデジタル相関器5に
おいてもまだ改良すべき次のような課題があった。
【0016】すなわち、図5に示すように、PN信号と
の間の相関を算出すべき4092個のデータが一度に入
力データメモり12へ書込まれる。したがって、基準P
Nパターンメモリ15にも、入力データメモり12のレ
ジスタ数に等しい数の4092個のレジスタが必要であ
る。また、入力データメモり12のレジスタ数に等しい
数の4092個のEXNOR回路13が必要である。さら
に、相関加算部14の回路構成が複雑化する。
【0017】このように、PN信号との間の相関を算出
すべき入力信号のデータ量が増加すると、増加データ量
に対応してデジタル相関器6に組込まれる部品点数が加
速度的に増加する問題がある。
【0018】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、相関を算出すべき入力データを分割して
PN信号と相関をとることによって、相関器としての相
関精度を低下することなく、部品点数を減少でき、かつ
回路構成を大幅に簡素化できるデジタル相関器を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、本発明は、入力信号と所定ビット周期長を有したP
N信号との間の相関特性を算出するデジタル相関器にお
いて、入力信号をデジタルの入力信号にA/D変換する
A/D変換器と、A/D変換器から出力されたデジタル
の入力信号を入力順に複数の部分データに分割して記憶
する複数の記憶部と、各記憶部に記憶された各部分デー
タとPN信号と間の部分相関特性を順次算出していく相
関部と、相関部で順次算出された各部分データに対応す
る各部分相関特性を加算して入力信号のPN信号に対す
る相関特性を得る相関加算器とを備えている。
【0020】このように構成されたデジタル相関器にお
いては、入力信号はA/D変換された後、入力順に複数
の部分データに分割されて、それぞれ異なる記憶部に記
憶される。この各記憶部に記憶された各部分データが相
関部にて読出されて、この相関部でこの読出した部分デ
ータとPN信号との間の相関演算が実施され、部分デー
タに対する部分相関特性が得られる。
【0021】したがって、相関部で各記憶部に記憶され
た各部分データに対する各部分相関特性を算出して、そ
れらを時系列的に加算すれば、入力信号全体の相関特性
が得られる。
【0022】したがって、入力信号を各部分データに分
割する場合における各部分データのデータ長をPN信号
のビット周期に設定することによって、相関部で相関演
算するときに用いるPN信号のビット数を、最大、PN
信号のビット周期の1周期分まで減少できる。よって、
相関部の必要とする部品数を、使用ビット数が複数周期
分必要であった前述した従来のデジタル相関器に比較し
て、大幅に減少できる。
【0023】また、別の発明は、上述した発明のデジタ
ル相関器における相関部を、各記憶部から入力された部
分データの各データをそれぞれ記憶する複数のレジスタ
からなる入力データメモリと、PN信号の各ビットデー
タをそれぞれ記憶する複数のレジスタからなるPNパタ
ーンメモリと、入力データメモリの各レジスタとPNパ
ターンメモリの対応するレジスタとの間に設けられ、入
力データメモリの該当レジスタに記憶されたデータとP
Nパターンメモリの対応するレジスタに記憶されたビッ
トデータとのEXNOR値を算出して出力する複数のEXNOR回
路と、各EXNOR回路がEXNOR値を出力する毎に、入力デー
タメモリの各レジスタ又はPNパターンメモリの各レジ
スタのデータを次のレジスタにシフトさせるシフト制御
部と、各EXNOR回路から順次出力されるEXNOR値を加算し
て部分相関特性として出力する部分相関加算器とで構成
されている。
【0024】このように構成されたデジタル相関器にお
いては、前述したように、入力信号を各部分データに分
割する場合における各部分データのデータ長をPN信号
のビット周期に設定することによって、相関部内に設定
する基本PNパターンメモリのレジスタ数をPN信号の
ビット周期の1周期分まで減少でき、これに対応してEX
NOR回路の設置数もPN信号の1周期分まで減少でき
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係わる
デジタル相関器の概略構成を示すブロック図である。こ
の実施形態のデジタル相関器は、従来のデジタル相関器
5との差異を明確にするために、図4に示すCDMA信
号を受信する試験端末に組込まれているとする。
【0026】したがって、この実施形態のデジタル相関
器には、直交復調器3から出力された一対のベースバン
ド信号I、Qが入力される。直交復調される前のCDM
A信号は例えばビット周期が1023であるPN信号で
スペクトラム拡散されている。また、入力されるベース
バンド信号のうちのPN信号の周期の4倍の4092個
のデータに対してPN信号との間の相関特性RI 、RQ
を算出する場合を例にして説明する。さらに、図1にお
いては、説明を簡単にするために、一対のベースバンド
信号のうち一方のベースバンド信号に対してのみ相関特
性を算出する場合を説明する。
【0027】図1に示すように、実施形態のデジタル相
関器は大きく分けて、I、Qいずれかのベースバンド信
号からなる入力信号bを例えば8ビット構成のデジタル
の入力信号b1 に変換するA/D変換器21と、それぞ
れ8ビット構成の1023個のデータを格納可能な複数
の記憶部としての4個の高速RAM22a、22b、2
2c、22dと、一対のバンク切換スイッチ23a、2
3bと、相関部24と、4個の部分波形メモリ25a、
25b、25c、25dと、相関加算器26とで構成さ
れている。
【0028】A/D変換器21でデジタルデータに変換
された8ビット構成の4092個のデジタルの入力信号
1 は、入力順に、それぞれ1023個のデータからな
る4個の部分データに分割されて、1番から4番までの
各高速RAM22a、22b、22c、22dへ書込ま
れる。各高速RAM22a〜22dに書込まれた102
3個のデータからなる部分データは、バンク切換スイッ
チ23aを介して順番に相関部24へ入力される。
【0029】なお、相関部24の両側に位置する一対の
バンク切換スイッチ23a、23bはデジタル相関器全
体の動作を制御する制御部32からの切換信号に応動し
て連動して切換え制御される。
【0030】相関部24は、図示するように、8ビット
構成の1023個のデータを記憶する1023個のレジ
スタで構成された入力データメモり27と、1023個
のEXNOR回路29と、部分相関加算器30と、基準PN
パターンメモリ28と、シフト制御部としてのクロック
発振器31とで構成されている。
【0031】バンク切換スイッチ23aを介して入力さ
れた一つの高速RAM22a(22b〜22d)から読
出された8ビット構成の1023個のデータは入力デー
タメモり27の1番から1023番までの各レジスタへ
書込まれる。
【0032】基準PNパターンメモリ28は1023個
のレジスタを直列接続してなるシフトレジスタで構成さ
れており、1023個のレジスタには、CDMA信号に
対するスペクトラム拡散に用いたPN信号と同一のPN
信号の1023ビット周期のビットパターンが順番に書
込まれている。
【0033】入力データメモり27の各レジスタから出
力された8ビット構成のデータと、基準PNパターンメ
モリ28上の対応レジスタ位置のPNパターンのビット
値との間のEXNOR値がEXNOR回路29で算出される。10
23個のEXNOR回路29で算出された1023個の算出
値は部分相関加算部30で加算されて、現在時点でバン
ク切換スイッチ23bが切換接続されている部分波形メ
モリ25a(25b〜25d)内に、一つの相関値とし
て時系列的に記憶保持される。
【0034】次に、クロック発振器31から基準PNパ
ターンメモリ28に対してクロックを出力して、基準P
Nパターンメモリ28の各レジスタの記憶ビット値を1
レジスタ移動させる。そして、このビット値が移動した
状態で、前述と同様に、1023個のEXNOR回路29で
1023個のEXNOR値が算出され、そしてこれら102
3個の算出値は部分相関加算器30で加算され、バンク
切換スイッチ23bが指定する同じ部分波形メモリ25
a(25b〜25d)内に一つの相関値とし時系列的に
記憶保持される。
【0035】このように、基準PNパターンメモリ28
の各レジスタの記憶ビット値を1レジスタずつシフトさ
せながら、各相関値を該当する部分波形メモリ25a
(25b〜25d)内に書込んでいく。
【0036】そして、基準PNパターンメモリ28の各
レジスタを一巡させると、該当部分波形メモリ25a
(25b〜25d)内に時系列的に記憶された各相関値
を時系列的に並べることによって、対応する高速RAM
22a(22b〜22d)内に記憶された一つの部分デ
ータに対する部分相関特性cが得られる。
【0037】一つの高速RAM22a(22b〜22
d)に記憶された部分データに対する部分相関特性cが
対応する部分波形メモり25a(25b〜25d)内に
形成されると、制御部32は、各バンク切換スイッチ2
3aを次のバンク番号の高速RAM22b及び部分波形
メモリ25bへ切り換える。
【0038】すると、次のバンク番号の高速RAM22
bに記憶された部分データが入力データメモり27の各
レジスタ書込まれる。その結果、基準PNパターンメモ
リ28の各レジスタのビット値がシフトされながら、次
のバンク番号の部分波形メモリ25b内に、該当部分デ
ータの部分相関特性cが作成されていく。
【0039】すなわち、いまここで、基準PNパターン
メモリ28の各レジスタの各ビット値をN回シフトさせ
た時点で、入力データメモり27の部分データと基準P
Nパターンメモリ28のPN信号とが同期したと仮定す
る。この状態においては、入力データメモり27の各レ
ジスタのデータ値と対応する基準PNパターンメモリ2
8の各レジスタの各ビット値とは一致している確率が最
も高い。よって、この場合、1023個のEXNOR回路の
うち「1」値を出力するEXNOR回路29の数が最も多
い。よって、このビット位置の相関値が最も高くなり、
この部部相関特性cにおいてピーク値が生じる。
【0040】4個全部の高速RAM22a〜22dの各
部分データに対する各部分相関特性cが各部分波形メモ
リ25a〜25d内に形成されると、制御部32からの
指示に応じて、相関加算器26で各部分波形メモリ25
a〜25d内に形成された各部分相関特性cを加算する
ことによって1つの入力信号bに対する相関特性dを得
る。
【0041】図2は、各部分相関特性cを4個加算して
1つの相関特性dを得る相関加算器26の動作を示す波
形図である。各高速RAM22a〜22dには時系列的
にずれて各部分データが記憶されているので、各部分相
関特性cを加算する場合、時間軸をずらせて加算する。
【0042】図3は、試験端末において、入力RFイン
タフェース2で中間周波数に周波数変換された後の入力
信号aの波形(図3(a))と該当入力信号aにおける
相関特性d(図3(b))との関係を示す対比図であ
る。このように、デジタル相関器を用いることによっ
て、簡単にPN信号に対する同期点を特定できる。
【0043】なお、前述したように、図1においては、
説明を簡単にするために、図4で示した試験端末におけ
る直交復調器3で復調された一対のベースバンド信号
I、Qのうち一方のベースバンド信号に対する相関演算
処理について述べた。しかし、実際の回路は、両方のベ
ースバンド信号I,Qが同時に並列的に演算処理され
る。その結果、各ベースバンド信号I、Qに対応する相
関特性RI 、RQ がD/A変換器6へ出力される。
【0044】このように構成されたデジタル相関器にお
いては、入力信号bはA/D変換器21で8ビット構成
のデジタルデータにA/D変換された後、入力順に4個
の部分データに分割されて、それぞれ異なる高速RAM
22a〜22dに書込まれる。この高速RAM22a〜
22dに書込まれ各部分データがバンク切換スイッチ2
3aを介して相関部24に順次読出されて、この相関部
24でこの読出した部分データとPN信号との間の相関
演算が実施され、部分データに対する各部分相関特性c
が順次得られる。相関加算器26で、図2に示すよう
に、相関部24で順次得られる各部分データに対する各
部分相関特性cを時系列的に加算すれば、入力信号全体
の相関特性dが得られる。
【0045】したがって、例えば、入力信号bを各部分
データに分割する場合における各部分データのデータ長
をスペクトラム拡散に用いたPN信号のビット周期に設
定することによって、相関部24に設定する基本PNパ
ターンメモリ28のレジスタ数、及び入力データメモり
27のレジスタ数をPN信号のビット周期の1周期分ま
で減少でき、これに対応してEXNOR回路29の設置数も
PN信号の1周期分まで減少できる。
【0046】よって、相関部24の必要とする部品数
を、使用ビット数が複数周期分必要であった前述した従
来のデジタル相関器5に比較して、大幅に減少できる。
【0047】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態のデジタル相関器における
相関部24においては、図1に示すように、各高速RA
M22a〜22dから入力データメモり27内の各レジ
スタに入力された部分データの各ビットデータを固定し
て、基準PNパターンメモリ28の各レジスタのビット
データを順番にシフトするようにした。しかし、逆に、
基準PNパターンメモリ28のビットデータを固定し
て、入力データメモり27の各レジスタに入力された部
分データの各データを順番にシフトさせてもよい。
【0048】また、実施形態のデジタル相関器において
は、入力信号bをスペクトラム拡散に用いたPN信号の
ビット周期で除算した値である4で分割して、各高速R
AM22a〜22dへ書込んだ。そして、この4個の部
分データに対して、相関部24で順番に部分相関特性c
を算出していった。
【0049】しかし、入力信号bをスペクトラム拡散に
用いたPN信号の2倍のビット周期で除算した値である
2で分割して、2個の各高速RAMへ書込むことも可能
である。この場合、相関部24の入力データメモり2
7、基準PNパターンメモリ28のレジスタ数及びEXNO
R回路の設置数が倍の2046個になる。その反面、相
関部24が実施する相関演算の回数は半分の2回となる
ので、デジタル相関器全体の相関演算処理速度を上昇で
きる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデジタル
相関器においては、PN信号との間の相関を算出すべき
入力信号を複数の部分データに分割して、この各部分デ
ータに対して相関部で順番にPN信号との間の相関を取
り、その後、各部分データに対する部分相関特性を加算
することによって、入力信号全体の相関特性を得るよう
にしている。
【0051】したがって、デジタル相関器としての相関
精度を低下することなく、部品点数を減少でき、かつ回
路構成を大幅に簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるデジタル相関器の
概略構成を示すブロック図
【図2】同デジタル相関器に組込まれた相関加算器にお
ける部分相関特性の加算動作を示す図
【図3】同デジタル相関器における入力信号波形と相関
特性との比較を示す図
【図4】一般的なCDMA信号に対する試験端末の概略
構成を示すブロック図
【図5】同試験端末に組込まれた従来のデジタル相関器
の概略構成を示すブロック図
【図6】デジタル相関器で得られる各ベースバンド信号
とPN信号との相関特性を示す図
【符号の説明】
21…A/D変換器 22a,22b,22c,22d…高速RAM 23a,23b…バンク切換スイッチ 24…相関部 25a,25b,25c,25d…部分波形メモリ 26…波形加算部 27…入力データメモり 28…基準PNパターンメモリ 29…EXNOR回路 30…部分相関加算部 31…クロック発振器 32…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 輝也 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE32 EE36 5K047 AA16 BB01 CC01 GG34 GG37 HH01 HH15 MM24 MM27 MM28 MM53 5K067 BB02 CC10 DD25 DD27 EE02 EE10 LL08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号と所定ビット周期長を有したP
    N信号との間の相関特性を算出するデジタル相関器にお
    いて、 前記入力信号をデジタルの入力信号にA/D変換するA
    /D変換器(21)と、 このA/D変換器から出力されたデジタルの入力信号を
    入力順に複数の部分データに分割して記憶する複数の記
    憶部(22a〜22d)と、 この各記憶部に記憶された各部分データと前記PN信号
    と間の部分相関特性を順次算出していく相関部(24)
    と、 この相関部で順次算出された各部分データに対応する各
    部分相関特性を加算して前記入力信号の前記PN信号に
    対する相関特性を得る相関加算器(26)とを備えたデ
    ジタル相関器。
  2. 【請求項2】 前記相関部(24)は、 前記各記憶部から入力された部分データの各データをそ
    れぞれ記憶する複数のレジスタからなる入力データメモ
    リ(27)と、 前記PN信号の各ビットデータをそれぞれ記憶する複数
    のレジスタからなるPNパターンメモリ(28)と、 前記入力データメモリの各レジスタと前記PNパターン
    メモリの対応するレジスタとの間に設けられ、前記入力
    データメモリの該当レジスタに記憶されたデータと前記
    PNパターンメモリの対応するレジスタに記憶されたビ
    ットデータとのEXNOR値を算出して出力する複数のEXNOR
    回路(29)と、 この各EXNOR回路がEXNOR値を出力する毎に、前記入力デ
    ータメモリの各レジスタ又は前記PNパターンメモリの
    各レジスタのデータを次のレジスタにシフトさせるシフ
    ト制御部(31)と、 前記各EXNOR回路から順次出力されるEXNOR値を加算して
    部分相関特性として出力する部分相関加算器(30)と
    を有することを特徴する請求項1記載のデジタル相関
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009060632A (ja) * 2001-01-19 2009-03-19 Qualcomm Inc 通信システムにおける通信資源の効率的な使用のための方法及び装置

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