JP2000252794A - nビット入力デジタル信号処理システムに必要なハードウェアの最適化方法およびnビットデジタル信号入力システム - Google Patents

nビット入力デジタル信号処理システムに必要なハードウェアの最適化方法およびnビットデジタル信号入力システム

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JP2000252794A
JP2000252794A JP2000049156A JP2000049156A JP2000252794A JP 2000252794 A JP2000252794 A JP 2000252794A JP 2000049156 A JP2000049156 A JP 2000049156A JP 2000049156 A JP2000049156 A JP 2000049156A JP 2000252794 A JP2000252794 A JP 2000252794A
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bits
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lsb
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JP2000049156A
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B Sutasuzeusukii Robert
ビー、スタスゼウスキイ ロバート
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D5/00Bulkheads, piles, or other structural elements specially adapted to foundation engineering
    • E02D5/22Piles
    • E02D5/52Piles composed of separable parts, e.g. telescopic tubes ; Piles composed of segments
    • E02D5/523Piles composed of separable parts, e.g. telescopic tubes ; Piles composed of segments composed of segments
    • E02D5/526Connection means between pile segments
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
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    • E02D2600/20Miscellaneous comprising details of connection between elements

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 好ましくはデジタル有限パルス応答(FI
R)フィルタである、累算を含む信号処理機能を利用す
るデバイスの動作最適化システムおよび方法を得る。 【解決手段】 本システムおよび方法は所要ゲート数を
低減することによりチップ上に必要なシリコンエリアを
著しく低減する。適切な処理に必要な最大ビット数が出
力信号を記述するのに必要なビット数として予計算され
る。出力において必要にビット数は、システムアーキテ
クトにより決定される、モジュロBを表わす数だけ低減
される。Bについて一般的に使用される値は5および6
である。各ステージにおいて内部表現内の1MSBビッ
トを除去し最下位(LSB)2ビットを打ち切り8タッ
プFIRフィルタ100の各ステージにおいて第3のL
SBを丸めることにより、出力LSBの分数よりも小さ
い誤差でハードウェアの著しい低減が達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は信号がピースワイズ
に処理され合計されるシステムおよびその構築および動
作方法に関する。さらに、デジタル形式の信号の打ち切
り(truncation)および丸め(roundi
ng)の特定の組合せに関する。
【0002】
【従来の技術】有限インパルス応答(FIR)フィルタ
は入力サンプルが有限数の出力サンプルを発生するデバ
イスである。有限数のサンプルが切れると、FIRフィ
ルタはもはやその特定の入力サンプルの影響を受けな
い。
【0003】広く使用されるFIRフィルタはデジタル
FIRフィルタである。選ばれた一般的な応用では、そ
れをデジタル信号プロセッサ(DSP)と考えることが
できる。しかしながら、それはFIRフィルタがデジタ
ル信号でしか動作できないことを意味しない。
【0004】“デジタル信号”は離散数の値を運ぶ離散
時間信号である。逆に、“アナログ信号”は連続時間も
しくは離散時間で無限数の値を運ぶ信号である。デジタ
ル信号はアナログ信号をサンプリングおよび量子化して
生成することができる。アナログ信号をサンプリングす
ることは信号を離散周期へ“チョッピング”してこれら
の選択された周期内の信号から振幅値を捕捉することで
ある。補足した値はそのサンプル周期中のデジタル信号
の値となる。
【0005】量子化は同じデジタル信号で表すことがで
きる値でサンプルを近似することである。例えば、サン
プルはデジタル信号で特徴づけられる2つの値間にある
ことがある。サンプルに最も近い(絶対値が)値を使用
してサンプルを表したり、サンプルが存在する2つの値
の中の小さい値でサンプルを表すことができる。量子化
の後で、アナログ信号からのサンプルをデジタル信号と
して運ぶことができる。それはFIRフィルタが動作す
る信号である。
【0006】いうなれば、DSPは入力信号(デジタル
形式で受信した)をデジタル出力信号へ変換する。デジ
タルFIRフィルタの一般的な用途では、変換には入力
信号の不要なスペクトル部分をフィルタして除去するこ
とが含まれる。オリジナルアナログ信号をフィルタリン
グする時は、信号を多数のシヌソイド信号の合計として
表すことができる。各シヌソイド信号は特定の一意的周
波数で振動する。フィルタリングは他の周波数を損なう
ことなく受信信号からある周波数を除去するのに使用す
ることができる。
【0007】トランスバーサルフィルタはある数の過去
のサンプルを現在のサンプルと共に使用して各出力サン
プルを生成する、FIRフィルタがそのクラスであるフ
ィルタである。
【0008】典型的に、FIRフィルタは命令セット
(すなわち、実際の係数)および所望の信号フィルタリ
ングのプログラミングのためのハードウェア設計を利用
する。プログラムは実行すると特定の操作(例えば、信
号変換)を実施する命令のリストである。デジタルFI
Rフィルタで実行されるプログラムはしばしば“リアル
タイム”で実施される。リアルタイムプログラムはある
時間間隔内に実行しなければならないプログラムであ
る。プログラムが大きい期間内に実行されるか小さい期
間内に実行されるにかかわらず、プログラムの実行結果
は同じである。しかしながら、リアルタイムプログラム
が“許容”時間間隔よりも長い時間で実行されると、も
はや同じ結果を計算しないことがある。
【0009】プログラムが次のサンプルを与えられる前
にサンプルの操作を完了できなければ、プログラムはサ
ンプルを“消失”し始める。消失サンプルは処理され
ず、したがってFIRフィルタの出力信号はその(サン
プルした)入力信号に与えられた全ての情報を含むこと
はない。
【0010】FIRフィルタは通常信号の特定の修正を
リアルタイムに実施するように固定プログラムされてい
る。FIRフィルタは次のサンプルが与えられる前に固
定数の修正を実行できなければならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】FIRフィルタが特徴
ずけられるスループットを考慮する他に、設計について
考慮すべきことはコストである。1つの重要なコスト要
因はFIRフィルタにより占有されるシリコンエリアで
ある。比較的小さいシリコンチップ上に作られるものは
大きいシリコンチップを要するものよりも典型的に低廉
ではない。したがって、容易に製作可能な低コストFI
Rフィルタも望ましい。
【0012】例えば、モデム等に使用されるFIRフィ
ルタの低速応用では、命令セットのサイズを減少するこ
とにより命令メモリの有効サイズを増加しながらチップ
エリアを維持することができる。命令セットのサイズを
減少する1つの方法は情報をできるだけ少ないビットで
符号化することである。残念ながら、これらの命令は現
在どの命令が実行されているかを確認するのに複雑な復
号回路を必要とする。このような復号回路も大きなシリ
コンエリアもしくは大量の時間もしくはその両方を必要
とする。打切りや丸め、もしくはその両方により所要演
算数を低減する処理方法はシリコンエリアを保存しなが
ら性能を最適化するのに役立つ。
【0013】例えば、ハードディスクドライブ等の大容
量データ記憶システムを伴う応用等の高いスループット
の維持に依存する他の応用は、少ないビットしか処理す
る必要がない場合に得られる速度増加の恩恵を受けるこ
とができる。例えば、磁気ディスク記憶システムでは、
ディスク上に磁気変動パターンを誘起させることにより
情報が記録されて符号化される。磁気変動はディスク上
の同芯円形トラックに沿って記録される。任意所与のト
ラックに沿った線密度はディスク上に配置されたトラッ
ク数と共に増大する。
【0014】しかしながら、記録密度が増大すると、デ
ィスクからの磁気再生信号は一部シンボル間干渉(IS
I)により読み出して解釈することがますます困難にな
る。ISIは処理時間オーバラップおよび、隣接トラッ
ク上だけでなく、個別トラックに沿った近隣磁束パター
ン間の間隔の縮小により生じる。特に交換可能なディス
クを有するドライブについては、各ディスクは製作公差
内の自然発生変動によりそれ自体の不規則性を再生信号
内に導入することがある。さらに、不規則性は個別のデ
ィスクについても均一ではなく、ある程度はヘッドに対
するデータトランスジューサの半径方向位置によって決
まる。
【0015】従来のフィルタ回路インプリメンテーショ
ン(CMOS ICを使用するものとする)内で放散さ
れるダイナミックパワーは次式で与えられる。
【0016】
【数1】 ここに、 C=ICチップ内のゲートの平均ローディング容量、μ
f V=電源電圧レベル、v f=動作周波数、MHz NGate=f周波数でスイッチングしているゲート数。
【0017】性能改善は一般的により高い動作周波数f
により実現されるが、電力消耗レベルが高くなるという
犠牲を伴う。式(1)からゲート数に比例して消費電力
も増大する。
【0018】FIRフィルタの一般的なIC実施例はタ
ップ付き遅延線であり、フィルタを特徴づける各係数は
遅延線に沿った別々の“タップ”に対応する。ゲート数
はタップ数に比例して増加する。タップ数が増加する
と、レーテンシ(クロック周期遅延)も増加する。
【0019】設計エンジニアにとって重要なFIRフィ
ルタのいくつかの特徴として位相特性、安定性(FIR
フィルタは元々安定ではあるが)、および係数量子化効
果が含まれる。設計者が取り組むものは有限語長および
フィルタ性能に対処する事柄である。
【0020】有限インパルス応答(IIR)フィルタ等
の他のフィルタオプションと比べると、FIRフィルタ
だけが線形位相応答を提供する能力を有し、かつ元々安
定である、すなわちFIRフィルタの出力は前の入力の
重み付けした有限和である。さらに、FIRフィルタは
一般的なナイキストフィルタよりも遥かに低位数を使用
して所要の形状因子を実現する。
【0021】係数量子化誤差は実際のシステムで使用さ
れる“有限精度”プロセッサについて理想的係数を近似
する必要性により生じる。近似した係数による正味の結
果は周波数応答における理想からの偏差である。
【0022】有限語長による量子化誤差ソースには下記
のものが含まれる。 ・入出力(I/O)量子化、 ・フィルタ係数量子化、 ・非相関丸め(打切り)ノイズ、 ・相関丸め(打切り)ノイズ、および、 ・ダイナミックレンジ制約。
【0023】連続時間入力信号の個別デジタル形式への
アナログ/デジタル(A/D)変換に関連する入力ノイ
ズおよびデジタル/アナログ変換に関連する出力ノイズ
はデジタルフィルタでは避けられない。しかしながら、
このノイズのさらなる伝播は不可避的ではない。
【0024】非相関丸め誤差は乗算誤差の結果最も頻繁
に生じる。例えば、適当なビット数を処理しながら乗算
中に所与の位値への精度を保持するために、格納される
有限ビット数に関する判断を行わなければならない。シ
ステムアーキテクトによりある数が指定されると、任意
の暫時すなわち部分積の残りの最下位ビット(LSB)
のいくつかが打ち切られる。その結果、“乗算ノイズ”
が残りの演算中を伝播される。
【0025】相関丸めノイズはデジタルフィルタ内で形
成された積が打ち切られる時に生じる。また相関丸めに
より“リミットサイクル効果”や小振幅発振が生じる。
適切な係数語長およびダイナミックレンジを有するシス
テムについては、この後者の問題は無視できる。しかし
ながら、オーバフローおよびリミットサイクル効果の両
方によりデジタルフィルタは非線形動作を強制される。
【0026】スケーリングパラメータ等のダイナミック
レンジに対する制約は有限語長レジスタのオーバフロー
およびアンダーフローを防止するのに使用される。FI
Rフィルタでは、出力のオーバフローにより誤差が生じ
る。入力が1の最大振幅であれば、最悪出力は次式で表
される。
【0027】
【数2】 ここに、 Cmax=最悪時の係数 s =スケーリングファクタ x(n)=入力 y(n)=出力
【0028】y(n)は分数であることを保証すること
はフィルタの利得もしくは入力を“s”によりスケール
ダウンしなければならないことを意味する。利得を低減
することは、例えば、16ビット係数がもはや有効に使
用されない点までフィルタ係数をスケーリングすること
を意味する。このスケーリングのもう1つの結果は高い
量子化誤差により周波数応答が悪くなることである。よ
り良い代替策は入力信号をスケーリングすることであ
る。
【0029】5つ以上の係数を有する高速FIRの典型
的な例はタイプIIFIRである。タイプIIFIRは
コストのかかる乗算および加算(Multiply a
ndAdd(MAC))累算ステージのアレイに基づい
ている。MACを使用する従来のシステムは所与の部分
積精度を達成するための最少数のゲートに制約される。
例えば、6ビット入力信号を処理する8タップFIRフィ
ルタは積を適切に累算するために第3タップの後に最小1
3ビットを必要とする。これらの各ビットが保持される
場合には、必要なゲート数は達成される精度の増大とは
釣り合わずにシリコンエリアにインパクトを与える。
【0030】FIRフィルタのデジタルインプリメンテ
ーションはフィルタのクロックサイクルにより確立され
る再クロッキングステージ間に挿入することができる最
大論理ゲート数によっても制限される。したがって、所
与のデジタルプロセスに対して、最大処理時間はクリテ
ィカルパスを通る伝播時間により確立される。非常に高
い処理速度を達成するために、クリティカルパスはより
高いクロック速度でアドレスすることができる、すなわ
ち、短いクロックサイクル内で処理することができるい
くつかのより短いパスに分割される。
【0031】最も回りくどくないデジタルFIRフィル
タは“符号付2の補数”ナンバリングシステムを使用し
ている。このナンバリングシステムはその単純さで有名
であり、低速FIRフィルタには十分すぎるものであ
る。他のデジタルFIRフィルタは基数−4ナンバリン
グシステムを使用し、それはいくつかの改善を提供はす
るが、例えば、高速リードチャネルで一般的に使用され
る6ビット2進フォーマットを完全には利用しない。最
後に、いくつかのアーキテクチュアは単に係数符号化の
目的で基数−8ナンバリングを使用している。
【0032】FIRフィルタを利用するいくつかの従来
の高速システムはアナログ/デジタル(A/D)コンバ
ータの前に配置されたアナログFIRフィルタを使用す
る。それによりFIRフィルタのレーテンシはサンプル
したタイミング回復ループ内で累算されるのを防止され
る。この方法は元々デジタル集約設計には適さない。
【0033】高い入力データレートでより良いFIR性
能を達成するために通常“パイプライニング”方法が使
用される。しかしながら、この方法を使用するとレーテ
ンシが増す。より新しいシステムで使用されるような非
常に高速では、従来のパイプライニングは減少リターン
(diminishing return)の法則に支配されるようにな
る。現在パイプライニング“オーバヘッド”はより高速
のクロック速度から得られる利益の大きなパーセンテー
ジを消費している。オーバヘッドは各パイプライニング
指令に対する所要ラッチングすなわち再クロッキングス
テージからなっている。一般的に、パイプライニングの
1レベルに対する性能改善は2よりも小さくハードウェ
アコスト増加は2よりも大きい。その間ずっとこれは入
力データの非常に高いクロックレートで発生する。
【0034】いくつかの既存の設計はタイミング回復ル
ープ内に常にFIRフィルタを含み、例えば、タイミン
グ回復と利得ループの両方で、レーテンシab ini
tioが増加し、かつ埋め込みループの安定性が減少す
る。
【0035】FIRフィルタを使用する磁気抵抗(M
R)ヘッドでは、その固有の応答非直線性により、この
制約はさらに受け入れ難いものとなる。完全にデジタル
な解決を達成するよりモダンな方法があるが、例えば、
チップエリア上の不釣合いに大きいエリアをカバーしな
がら一般的に極端に複雑である。
【0036】FIRフィルタの性能改善を達成する方法
がいくつかある。その1つはデジタル信号を対数値に変
換して乗算器の使用を回避することを含んでいる。第2
のより伝統的な技術はオーバサンプリングを使用する。
さらにもう1つの方法は多重化のバリエーションを使用
する。一例はタップ付き遅延線への入力として供給され
る多重化データストリームをフィルタが交番サンプルの
多重化出力を供給するように使用する。
【0037】高いダイナミックレンジを有するデータス
トリームについては、サンプルした入力信号を2部分へ
分割し各々を別々のフィルタにおいてアドレッシングす
ることを含む方法が提案されている。もちろん、それに
より所要演算数およびハードウェアは2倍になる。
【0038】モデム等の比較的低速応用に対するハード
ウェアの複雑さおよび計算の強烈さを低減するために、
データレジスタのカスケード構成がデジタル符号化デー
タを受信してサンプルを逐次クロックする。各データレ
ジスタはデジタル化サンプルのコード幅の2倍よりも大
きいデータ容量を有し、各チャネルがIおよびQデータ
の両方を格納できるようにする。データ容量は入力の2
倍よりも大きい必要があるため、それを使用できるデバ
イスのデータレートは比較的低い。
【0039】前記した方法のいくつかは本発明の好まし
い実施例では不要な複雑さをさらに導入し他は高速応用
に適さないものもある。
【0040】
【課題を解決するための手段】本発明の好ましい実施例
により2進算術演算の積を打切り丸める特定の方法を使
用して、一般的に、FIRフィルタおよび累算機能を有
するトランスバーサル算術回路の演算を最適化するシス
テムおよび方法が提供される。本発明の方法を使用して
一意的に打切りおよび丸めを行うことにより、より少な
いハードウェアしたがってより少ないシリコンエリアで
済む。さらに、受け入れられる精度が維持され消費電力
が低減される。
【0041】特に、“1/32”の分解能(resol
ution)の6ビット係数を有する8タップデジタル
FIRフィルタに対して、本方法は8タップの各々で処
理される時に所要の14ビット累算信号を打切り丸める
ことを含む。所望により、出力においてさらに丸めるこ
とができる。(さらに、オーバフローに対して受け入れ
られる低い確率を設定しその結果を計算することによ
り、理論的に必要な14ビット累算信号はシステム要求
に応じて13ビット以下に低減することができる。好ま
しい実施例の打切りと丸めの組合せと共に使用すると、
1つ以上の最下位ビット(MSB)のこの初期低減によ
り各ステージにおいて“最適に少ない”ビット数を処理
することができる。)計算およびシミュレーションから
最下位2もしくは3ビット(LSB)を打ち切ることが
できかつすぐ次のLSB値、すなわち、第3もしくは第
4のLSBからのLSB値が1もしくは0に最も近い値
へ丸められることが立証されている。丸められるこのビ
ットが0であれば、それを切り捨てるすなわち打ち切る
のと等しいことをお判り願いたい。
【0042】好ましい実施例では、qを2もしくは3の
低い整数とすることができるこの“打切りq−丸め1”
解決方法は結果として得られる累算信号(オーバフロー
の確率が低い)を記述するための13ビットを必要とす
る8タップFIRフィルタに対して特に最適化される。
他のFIRフィルタ、もしくはステージ数の異なる同様
な回路は最終出力LBS値の分数程度の受け入れられる
偏り(すなわち平均化したdcオフセット、以後偏りと
呼ぶ)を生じるこの打切りと丸めの組合せを使用して最
適化することができる。
【0043】各ステージにおいて均一な打切りおよび丸
め操作を使用する他に、回路操作の異なるステージにお
いて異なる組合せを達成するように打切りおよび丸め操
作をカスタム化することができる。
【0044】ある応用では、後のステージよりも初めの
ステージでより少ないビットが打ち切られるように、非
均一打切りおよび丸め操作を進めるのが有益である。最
終オプショナル丸めが実施されようとしている場合に
は、最終ステージは1つのサブLSBビット(外部出力
に対する重み1/2の)しか必要としないことがある。
次のステージに対して高い数値精度が必要であれば、先
行する各ステージは丸めのためのもう1つのLSBビッ
トが必要である。したがって、ある応用では、先行する
各ステージは出力の数値精度を維持するのに利用できる
もう1つのLSBを有するのが有利であることがある。
この応用も本発明に含まれる。
【0045】さらに、全ステージ完了後の最終丸め操作
を利用してフォローオン操作におけるシステム性能を向
上させることができる。この実施例も本発明に含まれ
る。
【0046】本発明のいくつかの顕著な利点は次のよう
である。 ・チップの所要シリコンエリアが著しく低減される。 ・製作コストが低減される。 ・より少ない部品を使用する。 ・演算速度の増加が容易になる。 ・レーテンシの低減が容易になる。 ・オーバヘッドが低減される。
【0047】
【発明の実施の形態】特に高いデータレートで乗算ステ
ップ数を最小限に抑える任意の方法はノイズを低減し固
有精度を高めることがお判りであろう。打切りすなわち
丸め操作により導入される誤差が一般的ケースにおいて
最小限に抑えられればさらなる改善が実現される。それ
には“オーバフロー振動”のクラスが含まれる。オーバ
フローは加算により生じ大きな振幅振動を生じる。さら
に、ノイズを克服する1つの代替策は入力信号をスケー
リングすることである。スケーリングにより信号対ノイ
ズ比(SNR)が低減されるが、使用されるスケーリン
グファクタは通常2よりも小さく、SNRに強烈に影響
を及ぼすことはない。この種のスケーリングに対する代
替策として、打切りすなわち丸めプロセスにより導入さ
れる任意の量子化誤差が一般的ケースにおいて最小限に
抑えられれば改善が実現される。
【0048】kの係数を有するFIRフィルタのクラス
は次の関係を満たす。
【0049】
【数3】 ここに、 C(j)=入力サンプルとしてX(n)および出力サン
プルとしてY(n)を有するフィルタの係数 Y(n)=間隔j=0...k−1にわたる積の和 j=指標 X(n)=入力サンプルの最も最近の値 X(n−j)=C(j)に関連するサンプル値
【0050】もちろん、前記関係のシリアルインプリメ
ンテーションはあらゆる出力サンプルに対して“k”の
積および“k”の和を実施する必要があることを意味す
る。数学的には、それはベクトル、すなわちフィルタの
kの係数からなる行と、ベクトル、すなわちkの連続入
力サンプルからなる列、との積である。次に、サンプル
サイズの少なくともk倍小さい周期を有するクロック信
号を与える必要がある。
【0051】図1において、FIRフィルタ100の好
ましい実施例は各タップにおいて乗算および累算演算が
実施される8つのノード101を含む。フィルタ100
は8つのカスケード接続された遅延要素D0−D7102も
有する。8つのノード101および遅延要素D0−D710
2は8つの乗算器M0−M7103に接続されている。乗算
器103の出力は和分器S0−S6104に接続されており
8つの遅延要素102を介して累算される。乗算器M0
M7103に対する係数c0−c7は係数メモリ(図示せ
ず)から与えられる。
【0052】図2はそこからアナログ信号が読み出され
るサンプル大容量データ記憶システム1000を示し、
該システムはとりわけリードチャネル回路1003へ入
力されるアナログ信号1001を増幅するプリアンプ1
002を実現し、それはFIRフィルタへの入力におけ
るnビットおよびFIRフィルタ内で処理されるp−ビ
ットからなる信号を、アナログ/デジタル変換後に、後
のステージにおいて処理するFIRフィルタ(図2には
図示せず)を含み、数pは予め計算されており、またs
ビットに低減された信号1004を出力し、数sは予め
計算されており、FIRフィルタ(図示せず)はrステ
ージを有する構造を(図示せず)を利用しておりFIR
の乗算および加算累算(MAC)サフ゛システム(図示せ
ず)内で累算された処理されたp−ビット信号を供給し
てデジタル信号プロセッサ1005へ出力するのに十分
な接続を有する。
【0053】図2のリードチャネル回路1003をさら
に図3に示す。アナログ回路71が増幅信号をアナログ
/デジタルコンバータ(ADC)72へ運びFIRフィ
ルタ75により処理される6ビットデジタル信号へ量子
化される。フィルタ75内で処理する必要があるビット
数pは所与の無視できるオーバフロー発生確率および受
け入れられる打切り/丸め誤差レベルに基づいて予め計
算される。FIRフィルタは係数、ci74を使用し、
i=0,1..7であって、予め計算されてメモリ(図
示せず)内に別々に格納されている。FIRフィルタ7
5は出力値の予期範囲をカバーするのに適切な最小ビッ
ト数sを使用して記述される8ビット信号(すなわち、
s=8)76を出力する。出力信号は検出器77により
検出されそこからDSP1005へ通される。位相およ
び時間および振幅のデータ同期化を保証するために帰還
線43も確立される。本例では、出力信号76は帯域/
誤差検出回路78へ送られそこで2つの信号として並列
に処理され、出力信号の高位5ビット79および低位3
ビット80として帯域/誤差検出回路78から出力され
る。次にこれら2つの信号79,80は信号83として
位相同期回路(PLL)84へ入力する前に処理するタ
イミング勾配(TG)回路へ送られADC72において
最終同期化を達成する。信号83はアナログ回路71の
帰還および利得調整のための自動利得制御(AGC)回
路82への入力としても使用される。
【0054】図3に示す信号を処理するのに必要なステ
ップの他に、処理中に信号を記述するのに必要なビット
数が所要のシリコンエリア“リアルエステート”に寄与
する。各設計に対して所要ビット数を最適化できれば、
それは所要の演算毎に波状に減衰しチップ上に必要な所
要シリコンエリアに著しいインパクトを与える。さら
に、より少ないラインおよびゲートでより効率的なレイ
アウトを行うことができる。処理信号のビットサイズが
所与のフィルタ設計に及ぼす全体インパクトを推定する
ために、いくつかの代替策を数学的に評価することがで
きる。
【0055】続ける前に、使用する用語の意味を区別す
ることが重要である。その第1は“内部”信号(フィル
タに対する)と“外部入力”信号の区別である。外部信
号はリードチャネル回路1003へ送られる増幅アナロ
グ信号1001として始まる。そこでリードチャネル回
路1003内のADC回路72によりデジタル信号へ変
換される。典型的な実施例では、変換された信号は73
に示すように6ビットデジタル信号を含む。この入力信
号はFIRフィルタ75へ与えられると、その中で乗算
かつ累算されて“内部信号”となる。各ビットの値はF
IRフィルタ75の多数のステージを通って累算されて
大きくなる。例えば、8タップFIRフィルタでは、ゼ
ロオーバフローを保証する理論的ビット数は14であ
る。したがって、この“内部信号”は一般的に使用され
る回路で14ビット信号として処理される。もちろん、
適当なオーバフロー確率を受け入れてもよいことが示さ
れる場合には、13ビットもしくはそれ以下を使用する
ことができる(本例において)。
【0056】システムの動作を定義するときに参照でき
る2つのドメイン、外部および内部、に注目されたい。
システムを厳密に外部もしくは内部だけから眺めると、
入力および出力はLSBビットに割り当てられる1の重
みを有する整数ベースとして見える。しかしながら、外
部から眺める内部処理としてシステムに接近すると、各
LSBが1/2Bの重みを有する固定点ベース算術とし
て適切な関係が記述され、BはFIRフィルタの係数が
所要分解を有することを保証するのに必要なモジュロと
して定義される。Bの一般的な値は5であり、6を必要
とする設計もある。したがって、我々の例ではBが5に
選択されると、各LSBは外部から内部信号として眺め
る場合1/2B=1/25=1/32によりスケーリング
された位値を有する。
【0057】最初の評価において多ビット2進数の打切
りのみおよび丸め(間接打切り)に対して誘導される
“偏り”が比較される。一般的ケースについては、次の
関係が適用される。
【0058】
【数4】 ここに、 M=第1の非打切り(すなわち非丸め)ビットの重み N=打切り(すなわち丸め)ビット数 ULP=最後の位置の単位(Unit−in−Last
−Position) (すなわち、既存の“内部(internal)”LS
B) i=指標 (前記関係は累算機能を実施するシステム、例えば、F
IRフィルタ内部でなされる全ての処理に対する一般的
ケースを示す。説明を簡単にするために、特定の整数算
術例について後で検討する。それは今後“ULP”が1
の整数値を有すると仮定することを意味する。)
【0059】全ての値が式4(a)および式4(b)を
使用して計算された5つの別々の打切りおよび5つの別
々の丸めの簡単な比較を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】データを調べるとNが大きくなれば打切り
に対する偏りΔTは大きな負の値になろうとし丸めに対
する偏りΔRはゼロ以外の全てのNの値について常に1
/2であることが判る。図4にNが大きくなる時のΔT
およびΔRのグラフを示す。これを観察すれば偏りを最
小限に抑えながら“記号的に”処理する必要のあるビッ
ト数を最適化するためにビット打切りとビット丸めの組
合せの評価に役立つ。
【0062】図5aは2ビット丸め操作が与えられた場
合の丸め(間接打切りを行う)の効果を示し、出力yは
入力xの関数であり瞬時誤差eはy−xである。一般的
感覚において、丸めはいくつかの形式をとることができ
る。下記のケースでは、丸めプロセスは丸められるLS
Bを観察することを意味し、LBSの最上位が1であれ
ば残りのビットにより定義される数が増分される。丸め
られる最上位よりも下位の全てのLSBが単に切り捨て
られる。これは偏り丸め方法の最も単純な形式である。
丸めに対して、“統計的”解により理想的判断線301
のおよそ1/2上およびおよそ1/2下が与えられ、任
意の有意非補償誤差を生じるのは残りのビットのLSB
の正確に0.5にくる値だけである。これらの“0.5
値”は各サンプル内の2,3ビットしか構成できない。
例えば、3ビットが丸められる場合には、最下位2ビッ
トは切り捨てられ第3のLBSが考えられる丸め操作に
ついて調べられる。正の2ビット範囲(第1の非打切りの
重みは第3のLBSの重み、すなわち22である)に対し
て、最適解は図5aおよび図5b(例の4つの繰返しサ
イクルについて描いた)の45°線(すなわち理想判断
線)301上にあり、実際の丸めでは図5aに示す“階
段関数”302に続いて応答が与えられる。(誤差値が
理想判断線上に来る場合には、統計的に期待できる最小
値である。)LBSの2ビット丸めは切り捨てられ次の
LSBは1であれば、すなわち0.5よりも大きけれ
ば、新しい語(第3のLSB)へ丸められ、そうでなけ
ればやはり切り捨てられる。
【0063】図5bは2ビット打切り操作が与えられる
場合の、打切りのみの効果を示す。打切りにはいくつか
のLSBを切り捨て最後のビットが切り捨てられた所か
ら再開することが含まれる。正符号2ビット範囲(第1
の非打切りの重みは第3のLBSの重み、すなわち22
ある)に対して、最適解は図5bの理想的判断線301
上にあり、実際の丸めでは図5bに示す“階段関数”に
続いて応答が与えられる。打切りに対して、“統計的”
解は常に打切られるビット数と共に負に増加する理想的
判断線よりも下の負の偏りを与える。2ビット打切りに
より、2つのLSBは共に切り捨てられ第3のLSBが
次のステージでの処理に使用される新しい第1のLSB
となる。
【0064】図6は図5bからの打切り結果601と第
3のLSB602の単一ビット丸めの組合せを示す。丸
めからの任意の正の偏り(および累算誤差)を打切りか
らの負の偏り(および負の累算誤差)で対処できるため
(受け入れられる限界内で)、表1に示す結果から、打
切りと丸めの慎重に選択した組合せにより理想的判断線
301に十分近い応答を与えられることがお判りであろ
う。表1の計算は偏りだけを表し誤差は表さないことを
お判り願いたい。これらのシステムは乗算および累算を
行うため、各ステップにおいて誤差が累算され、丸めは
1/2で一定のように見えるが、各ステップにおいて偏
りが累算されて、例えば、3以下の少数の打切りビット
に対して丸め誤差による打切り誤差のオフセット(偏り
のみとは反対に)が実現可能となる。
【0065】図7aは図1および図2の基数−8符号化
例、すなわちx0,x1,x2が省かれ、ciはその全体が
本開示の一部としてここに組み入れられている米国特許
出願第09/224,364号、アトーニドケット番号
TI−28613に記載されているキャリーアウト(c
arry out)ビットを表しai,bi-3は部分積を
表す、に対する3つのLSB(説明の都合上下位ビット
のみを示す)の打切りのインプリメンテーション例であ
る。入力a3+b0は“最下位”LSBとなりx3に加え
られると出力y3を与えることがお判りであろう。
【0066】図7aはまた第4のLSBの丸め、すなわ
ちフ部分積a3+b0および前のタップx3ビットに対する
和分操作を省く、インプリメンテーション例も示してい
る。水平線は1つの和分操作から次の和分操作への“キ
ャリーアウト”を表しwiは出力yiに対する前のタップ
iビットに加えられる部分積和をつなぐワイヤを表
す。
【0067】図8aは3ビットの打切りの最後のステー
ジのインプリメンテーションを示す(下位2,3ビット
だけを例示する)。図8bは図8aの同じ打切りのイン
プリメンテーションであるが、第4ビット丸めである。
図8cは図8aおよび図8bの開始点としての完全な分
解、すなわち打切り/丸め、を示す。
【0068】固定点すなわち整数表現を使用できること
をお判り願いたい。
【0069】各ステージの部分積において3ビットの打
切り、すなわちN=3、“内部偏り”ΔT、すなわちシ
ステムに対して“内部の”各ステージででくわす偏り、
を使用する単純な5タップFIRフィルタの例が累積す
るように見え、次のように計算することができる。
【数5】
【0070】最後の出力の重みが25(ビット5に対し
て)であれば、次のようになる。
【数6】
【0071】この“内部”すなわち“最後の”偏りは最
後のタップ(数5)により与えられる重みから見て出力
ポートに関連される。単独で使用される打切りは多くの
目的で改善できることがお判りであろう。
【0072】FIR内での処理中にビットの低減に取り
組む前に、任意の信号を入力および出力として適切に表
わすのにどれだけのビットが必要であるかを確認するこ
とは有益である。処理の前後にビット数を調整すれば時
間およびシリコン“リアルエステート”を節約すること
ができる。
【0073】重要なエンジニアリング性能測度は偏りの
測度である。LSBを丸めるだけならば、固定整数演算
に対する偏りは式4aおよび4bにより与えられる。
【0074】“誘導した”偏りに関して、処理する必要
のある全ビット数を低減する目的を果たすことができる
ように打切り(負)と丸め(正)のある組合せに到達で
きることは明らかである。
【0075】内部係数重み(すなわち、分解)1/
B、B=5、すなわち1/32、を使用する典型的な
8タップデジタルFIRフィルタに対するいくつかのシ
ミュレーションを10,000サンプルを有するMAT
LABで実行した結果、外部出力で測定した固定整数算
術例について次の結果が得られた。
【0076】
【表2】
【0077】偏りは出力(表2の2行)の1ビットを丸
めることにより最小限に抑えられることが予期できるで
あろう。しかしながら、表を詳しく調べると処理中の3
打切り、1丸めおよび出力(表2の15行)の非丸めで
表わされるモードを使用すれば各ステージにおいて処理
中に合計4ビットを省けることが判る。それはmini
mumroot−mean−square(rms)誤
差(表2の6行)に対する次善“最適化”解で処理中に
ドロップすることができるビット数の4倍である。これ
を表2の最後の行(4打切りおよび1丸め)と比較され
たい。偏りは15行よりも最後の行の方が少ないが、偏
りは最後の行に対して幾分正でありrms誤差は15行
よりも大きい。もう1つの受け入れられる代替策は各ス
テージ(表2の11行)において2を打切り1を丸める
ことであり、表2の15行に比べて各ステージに1付加
ビットを必要とするがermsについて幾分良好な値が導
かれる。
【0078】最後に、表3は各ステージにおける打切り
2および丸め1の効果を示し、表4aおよび4bはこの
同じ演算の別の図を示す。表4aから、第3ビットの丸
めを含めて、唯一寄与するのはai、下位部分積、の3
つのLSBビットであるため、“0”を打ち切ることに
より著しい負の効果はない(本例において)ことがお判
りであろう。
【0079】実際上、結果は次の関係から説明すること
ができる。
【数7】 ここで、左へ3LSBシフトすることにより単純な加算
(式8の括弧内)により所要の結果が得られ、それは次
にxiにより累算される。したがって、基数−8符号化
システム内の乗算および累算は“加算および累算”演算
として達成することができる。
【0080】
【表3】 表3は式4(a)および4(b)からULPにより誘導
され、ここに、“N”LSBビットは“ゼロアウト(z
eroed out)”である。
【0081】
【表4】
【0082】
【表5】 ここに、 xi=前のステージ(タップ)からの値 ai=基数−8符号化に対する低位部分積 bi=基数−8符号化に対する高位部分積 表3a、3b、4a、4bの第1列のボックス内の係数
は符号拡張である。
【0083】しかしながら、3LSBを打ち切り次のL
SBを丸める場合には(表5a、5b参照)、a3だけ
でなくb0も丸めなければならないため、例えば、それ
は基数−8符号化演算に別の誤差源を導入することにな
る。図4bに示すように、a2の次のステージへの丸め
は完全に低位LSB内で行うことができる。最後に1つ
注意すべきことは、各処理ステージが均一な丸め操作を
実現するならば、xiからの寄与は決してないことであ
る。
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】図9は本発明の好ましい実施例を具備して
いるシステムの設計方法のプロセスフロー図を要約する
ものである。プロセスは入力信号を適切に処理するのに
必要なビット数の予計算、ステップ901で行われるp
の予計算、および期待される出力の範囲を記述するのに
必要な予計算、ステップ901で行われるsの予計算、
で開始される。さらに一意的な内部打切り903および
オプショナルな内部丸めステップ904およびいくつか
(B)のLSBを取り除く必要性も示されており、ここ
にステップ905に示すオプショナルな最後の丸めの前
にB=p−s(出力においてMSB打切りが実施されな
い場合)である。設計はシステムアーキテクト906に
より指定される初期必要条件およびブロックデザイナー
907(システムアーキテクトの仕様に対するトレード
オフ)により指定されるエンジニアリング最適化で決ま
る。
【0087】所要ビットの丸めおよび予計算による本発
明のマルチステージビット打切りの顕著な特徴について
説明してきたが、本発明の応用、動作方法もしくは用途
は前記したものに限定されるものではない。
【0088】特定の式およびインプリメンテーション方
法により本発明を説明し、かつ特定のフィルタタイプに
関してさらに説明してきたが、当業者ならば発明の精神
および範囲を逸脱することなく式の選択およびインプリ
メンテーションにおけるさまざまな組合せの使用、その
他詳細を変更できることがお判りであろう。
【0089】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) nビット入力デジタル信号を処理するシステム
に必要なハードウェアを最適化する方法であって、該シ
ステムはrステージを有し累算機能を利用し、内部信号
内のビット数は、第1のステージにおいてデジタル信号
を入力する前になされる判断結果に基づいて、pビット
となるオプショナルな低減された数のMSBを有し、該
方法は、各ステージにおいて最下位ビット(LSB)を
打ち切るステップと、出力ビット数をsへ低減するよう
に最後のステージにおいてBビットだけ間接的に打ち切
るステップと、を含み、それによりハードウェアが低減
されて誤差が制限される方法。
【0090】(2) 第1項記載の方法であって、LS
Bの丸めは各ステージにおいてなされる方法。
【0091】(3) 第1項記載の方法であって、LS
Bの丸めは出力においてなされる方法。
【0092】(4) 第2項記載の方法であって、LS
Bの丸めは各出力においてなされる方法。
【0093】(5) 第2項記載の方法であって、各ス
テージにおいてシステムは前記LSBの最下位3ビット
を打ち切り前記pビットデジタル信号の第4のLSBを
丸める方法。
【0094】(6) 第2項記載の方法であって、各ス
テージにおいてシステムは前記LSBの最下位2ビット
を打ち切り前記pビットデジタル信号の第3のLSBを
丸める方法。
【0095】(7) 累算機能を利用するシステム内で
処理されるnビット入力デジタル信号を処理するのに必
要なビット数を最適化する方法であって、前記システム
はci係数が関連する内部処理のrステージを有しそれ
について処理する必要のある最適ビット数pおよび出力
信号を記述するのに適したビット数sに対する最適値の
予計算がなされ、ここにn<pかつs<pかつi=rで
あり、予計算によりpは受け入れられないオーバフロー
確率を生じないように決定され、sは予期される出力信
号の範囲に一致するように決定され、該方法は、nビッ
ト入力信号を処理するpビットだけに拡張するステップ
と、内部処理の各ステージにおいてpビット信号の最下
位ビット(LSB)を打ち切り、pビット処理信号を出
力を記述するためのsビットへ低減するステップと、を
含み、それにより各ステージにおいて内部処理する必要
のあるビット数が打切りにより低減される方法。
【0096】(8) 請求項7記載の方法であって、さ
らに各ステージにおいてLSBを丸めるステップを含み
丸められるLSBは打ち切られるLSBよりも上位であ
る方法。
【0097】(9) 請求項8記載の方法であって、前
記システムは前記LSBの最下位3ビットを打ち切り第
4のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0098】(10) 請求項8記載の方法であって、
前記システムは前記LSBの最下位2ビットを打ち切り
第3のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0099】(11) nビットデジタル信号が入力さ
れ、pビットにより定義される信号を内部処理し、数p
は内部処理に必要な理論的最大値以下であって予計算さ
れており、かつsビットに低減された信号を出力し、数
sは予期される出力範囲をカバーするように予計算され
ているシステムであって、該システムはci係数が関連
するrステージを有する構造、および累算サブシステム
において累算された処理されたpビット信号を供給する
のに十分な接続を有し、n<pかつs<pかつi=rで
あり、内部処理中に各ステージにおいてpビット信号の
最下位ビット(LSB)を無視することにより理論的に
必要なゲート数を低減できるようにする回路を含み、そ
れによりハードウェアが低減されて誤差が制限されるシ
ステム。
【0100】(12) 請求項11記載のシステムであ
って、さらに各ステージにおいて丸められる付加ビット
LSBを無視するステップを含み、丸められたLSBは
打ち切られたLSBよりも高位であるシステム。
【0101】(13) nビットデジタル信号が入力さ
れ、pビットにより定義される信号を内部処理し、数p
は内部処理に必要な理論的最大値以下であって予計算さ
れており、かつsビットに低減された信号を出力し、数
sは予期される出力範囲をカバーするように予計算され
ているシステムであって、該システムはci係数が関連
するrステージを有する構造、およびFIRの乗算およ
び加算累算(MAC)サブシステムにおいて累算された
処理されたpビット信号を供給するのに十分な接続を有
するFIRフィルタを実現し、ここにn<pかつs<p
かつi=rであり、内部処理中に各ステージにおいてp
ビット信号の最下位ビット(LSB)を無視することに
より理論的に必要なゲート数を低減できるようにする回
路を含み、それによりハードウェアが低減されて誤差が
制限されるシステム。
【0102】(14) 請求項13記載のシステムであ
って、さらに各ステージにおいて丸められる付加ビット
LSBを無視するステップを含み、丸められたLSBは
打ち切られたLSBよりも高位であるシステム。
【0103】(15) 請求項14記載のシステムであ
って、該システムは前記LSBの最下位3ビットを打ち
切り第4のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用されるシステム。
【0104】(16) 請求項14記載のシステムであ
って、該システムは前記LSBの最下位2ビットを打ち
切り第3のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用されるシステム。
【0105】(17) nビットデジタル信号が入力さ
れ、pビットにより定義される信号を内部処理し、数p
は内部処理に必要な理論的最大値以下であって予計算さ
れており、かつsビットに低減された信号を出力し、数
sは予期される出力範囲をカバーするように予計算され
ている大容量データ記憶システムであって、該システム
はci係数が関連するrステージを有する構造、および
FIRの乗算および加算累算(MAC)サブシステムに
おいて累算された処理されたpビット信号を供給するの
に十分な接続を有するFIRフィルタを実現し、ここに
n<pかつs<pかつi=rであり、内部処理中に各ス
テージにおいてpビット信号の最下位ビット(LSB)
を無視することにより理論的に必要なゲート数を低減で
きるようにする回路を含み、それによりハードウェアが
低減されて誤差が制限されるシステム。
【0106】(18) 請求項17記載のシステムであ
って、さらに各ステージにおいて丸められる付加ビット
LSBを無視するステップを含み、丸められたLSBは
打ち切られたLSBよりも高位であるシステム。
【0107】(19) 請求項18記載のシステムであ
って、該システムは前記LSBの最下位3ビットを打ち
切り第4のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用されるシステム。
【0108】(20) 請求項18記載のシステムであ
って、該システムは前記LSBの最下位2ビットを打ち
切り第3のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用されるシステム。
【0109】(21) 請求項17記載の大容量データ
記憶システムであって、該大容量データ記憶システムは
ディスクドライブを含むシステム。
【0110】(22) pビットに低減された信号を内
部処理する累算機能を有するサブシステムを実現するシ
ステム内でnビットデジタル入力信号を処理する方法で
あって、数pは受け入れられないオーバフロー確率を生
じることなくci係数が関連するrステージにわたって
nビット入力信号を処理するのに十分なビット数である
ように予計算され、かつsビットを有する信号を出力す
る方法であって、sは予期される出力信号範囲をできる
だけ一致させることにより出力を記述するのに必要な数
であり、サブシステムはrステージを有し、内部処理さ
れ累算されたpビット信号を供給するのに十分な接続を
有し、n<p,s<p,i=rであり、該方法は、nビ
ット入力信号をサブシステム内部で処理するpビットだ
けに拡張するステップと、pビット信号の最下位ビット
(LSB)を打ち切り、pビット処理信号を出力を記述
するためのsビットへ低減するステップと、を含む方
法。
【0111】(23) 請求項22記載の方法であっ
て、さらに各ステージにおいてLSBを丸めるステップ
を含み、丸められるLSBは打ち切られるLSBよりも
高位である方法。
【0112】(24) 請求項23記載の方法であっ
て、前記システムは前記LSBの最下位3ビットを打ち
切り第4のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0113】(25) 請求項23記載の方法であっ
て、前記システムは前記LSBの最下位2ビットを打ち
切り第3のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0114】(26) pビットに低減された信号を内
部処理する累算機能を有するFIRフィルタを実現する
大容量データ記憶システム内でnビットデジタル入力信
号を処理する方法であって、数pは受け入れられないオ
ーバフロー確率を生じることなくci係数が関連するr
ステージにわたってnビット入力信号を処理するのに十
分なビット数であるように予計算されており、かつsビ
ットを有する信号を出力する方法であって、sは予期さ
れる出力信号範囲をできるだけ一致させることにより出
力を記述するのに必要な数であり、サブシステムはrス
テージを有し、内部処理され累算されたpビット信号を
供給するのに十分な接続を有し、n<p,s<p,i=
rであり、該方法は、nビット信号をFIRフィルタ内
部で処理するpビットだけに拡張するステップと、pビ
ット信号の最下位ビット(LSB)を打ち切り、pビッ
ト処理信号を出力を記述するためのsビットへ低減する
ステップと、を含む方法。
【0115】(27) 請求項26記載の方法であっ
て、さらに各ステージにおいてLSBを丸めるステップ
を含み、丸められるLSBは打ち切られるLSBよりも
高位である方法。
【0116】(28) 請求項27記載の方法であっ
て、前記システムは前記LSBの最下位3ビットを打ち
切り第4のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0117】(29) 請求項27記載の方法であっ
て、前記システムは前記LSBの最下位2ビットを打ち
切り第3のLSBを丸め、 n=6;r>1,s=8,p=13 の値が使用される方法。
【0118】(30) 好ましくはデジタル有限パルス
応答(FIR)フィルタ(100)である、累算を含む
信号処理機能を利用するデバイスの動作最適化システム
および方法。本システムおよび方法は所要ゲート数を低
減することによりチップ上に必要なシリコンエリアを著
しく低減する。適切な処理に必要な最大ビット数が出力
信号を記述するのに必要なビット数として予計算され
る。出力において必要にビット数は、システムアーキテ
クトにより決定される、モジュロBを表わす数だけ低減
される。Bについて一般的に使用される値は5および6
である。各ステージにおいて内部表現内の1MSBビッ
トを除去し最下位(LSB)2ビットを打ち切り8タッ
プFIRフィルタ100の各ステージにおいて第3のL
SBを丸めることにより、出力LSBの分数よりも小さ
い誤差でハードウェアの著しい低減が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施例と共に使用する各ステ
ージにおける乗算および加算累算機能(MAC)を示す
サンプル8タップFIRフィルタ。
【図2】大容量データ記憶システムおよび本発明を実施
できる環境を示すリードブロック図。
【図3】好ましい実施例のリードチャネル回路のブロッ
ク図。
【図4】打切りだけの結果としての偏りのグラフおよび
丸め(間接打切りを行う)の結果としての偏りのグラ
フ。
【図5】aは、2ビット丸め(間接打切りを行う)の結
果のグラフ。bは、2ビット打切りだけの結果のグラ
フ。
【図6】打切りおよび丸め効果の重ね合わせを表わすグ
ラフ。
【図7】aは、2,3のLSBビット(説明の目的で)
だけの部分積に対する演算、部分積和に対する3つのL
SBビットの打切りおよび、丸めを行う場合および行わ
ない場合の、累算構造を示す図。bは、2,3のLSB
ビット(説明の目的で)だけの部分積に対する演算、部
分積和に対する2つのLSBビットの打切りおよび、丸
めを行う場合および行わない場合の、累算構造を示す
図。
【図8】aは、各ステージにおける3ビット打切りおよ
び1ビット丸めの結果としての、2,3のLSBビット
(説明の目的で)だけの部分積に対する演算を示す図。
bは、各ステージにおける2ビット打切りおよび1ビッ
ト丸めの結果としての、2,3のLSBビット(説明の
目的で)だけの部分積に対する演算を示す図。cは、完
全分解、すなわち打切りも丸めもない、による2,3の
LSBビット(説明の目的で)だけの部分積に対する演
算を示す図。
【図9】好ましい実施例の設計方法のフロー図。
【符号の説明】
100 フィルタ 101 ノード 102 遅延素子 103 乗算器 104 和分器 105 係数 1000 サンプル大容量データ記憶装置 1001 アナログ信号 1002 プリアンプ 1003 リードチャネル回路 1005 デジタル信号プロセッサ 71 アナログ回路 72 アナログ/デジタルコンバータ 75 FIRフィルタ 77 検出器 78 帯域/誤差検出回路 82 位相同期回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 nビット入力デジタル信号を処理するシ
    ステムに必要なハードウェアを最適化する方法であっ
    て、該システムはrステージを有し累算機能を利用し、
    内部信号内のビット数は、第1のステージにおいてデジ
    タル信号を入力する前になされる判断結果に基づいて、
    pビットとなるオプショナルな低減された数のMSBを
    有し、該方法は、 各ステージにおいて最下位ビット(LSB)を打ち切る
    ステップと、 出力ビット数をsへ低減するように最後のステージにお
    いてBビットだけ間接的に打ち切るステップと、を含
    み、それによりハードウェアが低減されて誤差が制限さ
    れる方法。
  2. 【請求項2】 nビットデジタル信号が入力され、pビ
    ットにより定義される信号を内部処理し、数pは内部処
    理に必要な理論的最大値以下であって予計算されてお
    り、かつsビットに低減された信号を出力し、数sは予
    期される出力範囲をカバーするように予計算されている
    システムであって、該システムはci係数が関連するr
    ステージを有する構造、および累算サブシステムにおい
    て累算された処理されたpビット信号を供給するのに十
    分な接続を有し、n<pかつs<pかつi=rであり、 内部処理中に各ステージにおいてpビット信号の最下位
    ビット(LSB)を無視することにより理論的に必要な
    ゲート数を低減できるようにする回路を含み、それによ
    りハードウェアが低減されて誤差が制限されるシステ
    ム。
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