JP2000251991A - 基板間の信号授受構造 - Google Patents

基板間の信号授受構造

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JP2000251991A
JP2000251991A JP11055641A JP5564199A JP2000251991A JP 2000251991 A JP2000251991 A JP 2000251991A JP 11055641 A JP11055641 A JP 11055641A JP 5564199 A JP5564199 A JP 5564199A JP 2000251991 A JP2000251991 A JP 2000251991A
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JP
Japan
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substrate
substrates
conductive circuit
board
conductive
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JP11055641A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Sasaki
仁志 佐々木
Yoshinari Tsukada
能成 塚田
Katsuhiko Iwazawa
克彦 岩澤
Takahiko Hamada
貴彦 濱田
Takeshi Ueda
武司 上田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少なくとも一面に第1導電回路が形成される第
1基板と、少なくとも一面に第2導電回路が形成される
第2基板との間で、信号を授受するにあたり、ノイズ等
の影響を受けることを極力防止し、作業工数の減少を図
りつつ一対の基板間での信号の授受を容易に達成し得る
ようにする。 【解決手段】第1導電回路8を第2基板35側に配置し
た第1基板5と、第2導電回路36を第1基板5側に配
置した第2基板35とが、相互間に一定の距離をあけて
配置され、自然な状態では第1および第2導電回路8,
36間の距離よりも大である長さを有するとともに長手
方向に伸縮する弾性を有する接続ピン50 1 が、前記両
基板5,35間に固定配置される絶縁材料製のホルダ3
4に浮動保持され、接続ピン501 の両端が、第1およ
び第2導電回路8,36にそれぞれ当接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基板間で信
号を受け渡すための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の基板間で信号を受け渡すに
あたっては、信号線を用いるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ような信号線を用いた接続構造では、ノイズ等の影響を
受け易い。また信号線の接続のために半田付けや、コネ
クタ付けを行なう必要があるので接続作業工数が増大
し、信頼性の管理工数も増えることになる。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ノイズ等の影響を受けることを極力防止し、
作業工数の減少を図りつつ一対の基板間での信号の授受
を容易に達成し得るようにした基板間の信号授受構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも一面に第1導電回路が形成さ
れる第1基板と、少なくとも一面に第2導電回路が形成
される第2基板との間で、信号を授受するための基板間
の信号授受構造において、第1導電回路を第2基板側に
配置した第1基板と、第2導電回路を第1基板側に配置
した第2基板とが、相互間に一定の距離をあけて配置さ
れ、自然な状態では第1および第2導電回路間の距離よ
りも大である長さを有するとともに長手方向に伸縮する
弾性を有する接続ピンが、前記両基板間に固定配置され
る絶縁材料製のホルダに浮動保持され、該接続ピンの両
端が、第1および第2導電回路にそれぞれ当接されるこ
とを特徴とする。
【0006】かかる構成によれば、接続ピンは、第1お
よび第2基板間で圧縮されて弾発力を発揮することにな
り、該接続ピンの両端が両基板の導電回路に弾発的に接
触する。したがって半田付けや、コネクタ付けを行なう
必要はなく、接続ピンを浮動保持するホルダを相互間に
挟むようにして両基板を一定の距離で配置するだけの作
業を行えばよく、接続作業工数を減少することができ
る。また接続ピンはホルダに浮動保持されているので、
振動等で接続ピンがその長手方向と直交する方向に振動
するが、接続ピンの両端の各導電回路との接触が解除さ
れることはなく、接触抵抗に悪影響が及ぶどころか、摩
擦による接触部の清浄化が図られて、良好な導通状態が
維持されることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1は駆動・制御装置の簡略化した平面図、図
2は駆動・制御装置の縦断面図であって図4の2−2線
に対応する断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4
は駆動回路部の平面図、図5は駆動回路部の分解斜視
図、図6はカバーおよび制御回路部の簡略化した斜視
図、図7は制御回路部の基板構成を示すための図6の7
−7線に沿う断面図、図8は制御回路部の基板における
正極層および負極層と各端子との接続状態を示す図であ
る。
【0009】先ず図1〜図3において、駆動・制御装置
1は、電気アクチュエータである三相の電動モータMを
駆動する駆動回路部2と、該駆動回路部2を制御する制
御回路部3とを備えるものであり、駆動回路部2はヒー
トシンク7上に搭載され、制御回路部3は駆動回路部2
を覆うようにしてヒートシンク7上に配置される。しか
も電源であるバッテリBと駆動回路部2との間には、複
数たとえば4個の充・放電素子としての電解コンデンサ
4…が並列に接続される。
【0010】図4および図5を併せて参照して、駆動回
路部2は、前記電動モータMにおけるU,V,Wの各相
に個別に対応した窒化アルミニウム製の3つの第1基板
5…と、各第1基板5…上にたとえば6個ずつ固定され
る半導体チップ6…とを有してインバータを構成するも
のであり、各第1基板5…がアルミニウム合金製のヒー
トシンク7に共通に搭載される。
【0011】第1基板5は、たとえば窒化アルミニウム
によって、たとえば2〜5mmの比較的大なる厚みを有
するようにして長方形状に形成されるものであり、この
第1基板5の表面には、銅板のメタライズ接合によりパ
ターン化された第1導電回路8が形成され、該第1導電
回路8の所定位置に各半導体チップ6…が高融点の半田
により接合される。しかも各半導体チップ6…および第
1導電回路8の電気的接続を果すべく、アルミワイヤ等
の導電線9…の両端が各半導体チップ6…および第1導
電回路8にボンディング接合される。
【0012】各第1基板5…の裏面は、伝熱グリース1
0…を介してヒートシンク7の上面に当接される。ヒー
トシンク7の上面には、各第1基板5…の幅よりもわず
かに大きな間隔をあけた4つの規制ピン11…が1列に
並んで植設されており、各第1基板5…は、各規制ピン
11…相互間で、伝熱グリース10…を介してヒートシ
ンク7の上面に当接するように配置される。
【0013】ヒートシンク7上には、開口部13を有し
て合成樹脂等の絶縁材料から成る枠体12が締結される
ものであり、前記開口部13は、一列に配列された4つ
の前記規制ピン11…を長手方向両端に配置するように
して長方形状に形成されており、各規制ピン11…の配
列方向と直交する方向の開口部13の長さは、各第1基
板5…の長手方向長さよりもわずかに長く形成される。
すなわち各第1基板5…は、各規制ピン11…と、開口
部13とで制限される範囲でヒートシンク7に対して摺
動することを可能として枠体12内に配置される。
【0014】3つの第1基板5…のうち両側の第1基板
5…の第1導電回路8…においてバッテリBのプラス側
に接続される部分と、真ん中の第1基板5の第1導電回
路8においてバッテリBのプラス側に接続される部分と
には、隣接する第1基板5,5間にわたる長方形状の電
極板14,14が当接され、両側の第1基板5…の第1
導電回路8…においてバッテリBのプラス側に接続され
る部分に一端が当接される長方形状の電極板15,15
の他端は両側の第1基板5,5から側方に突設される。
また3つの第1基板5…のうち両側の第1基板5…の第
1導電回路8…においてバッテリBのマイナス側に接続
される部分と、真ん中の第1基板5の第1導電回路8に
おいてバッテリBのマイナス側に接続される部分とに
は、隣接する第1基板5,5間にわたって前記電極板1
4,14と平行に配置される長方形状の電極板16,1
6が当接され、両側の第1基板5…の第1導電回路8…
においてバッテリBのマイナス側に接続される部分に一
端が当接されて前記電極板15,15と平行に配置され
る長方形状の電極板17,17の他端は両側の第1基板
5,5から側方に突設される。さらに各第1基板5…に
おける第1導電回路8…の出力部分に一端を個別に当接
せしめる3つの電極板18…の他端が、各第1基板5…
の長手方向一端から外方に突出される。
【0015】しかも一対の電極板15…の各第1基板5
…からの突出端部には、バッテリBのプラス側に接続さ
れるピン状の電源側正極端子31…を嵌合、接続するた
めの円筒状の接続部15a…が設けられ、一対の電極板
17…の各第1基板5…からの突出端部には、バッテリ
Bのマイナス側に接続されるピン状の電源側負極端子3
2…を嵌合、接続するための円筒状の接続部17a…が
設けられ、3つの電極板18…の各第1基板5…からの
突出端部には、電動モータMに接続されるピン状のモー
タ側端子33…を嵌合、接続するための円筒状の接続部
18a…が設けられる。
【0016】上記各電極板14…,15…,16…,1
7…,18…は、絶縁紙等の絶縁材料で長方形状に形成
される絶縁シート19の裏面に接着されており、電極板
15…,17…,18…の他端は、該絶縁シート19か
ら外方に突出される。
【0017】一方、枠体12には、各規制ピン11…の
配列方向に沿う方向での開口部13の両端に連なる段部
20,20が、電極板15…,17…の一部を載せると
ともにそれらの電極板15…,17…の絶縁シート19
からの突出部を嵌合せしめる形状で形成されるととも
に、各規制ピン11…の配列方向に直交する方向での開
口部13の一側に連なる3つの段部21…が、電極板1
8…の絶縁シート19からの突出部を嵌合、載置せしめ
る形状で形成される。
【0018】絶縁シート19には、各第1基板5…の大
部分を臨ませる3つの窓22…が設けられており、各窓
22…を相互間に挟むようにして4つの金属製押さえ板
23…が絶縁シート19の表面に接着される。これらの
押さえ板23…には、各規制ピン11…を相互間に挟む
位置に一対ずつの挿通孔24,25…が設けられてお
り、一方の挿通孔24…に挿通されて絶縁シート19を
貫通するボルト26…が、電極板15,17間および電
極板14,16間でヒートシンク7に螺合され、また他
方の挿通孔25…に挿通されて絶縁シート19を貫通す
るボルト27…が、前記規制ピン11…を前記ボルト2
6…との間に挟む位置でヒートシンク7に螺合される。
【0019】また絶縁シート19の裏面には、図4にお
いて各ボルト27…の左側に配置される金属製のスペー
サ28…が接着されており、各スペーサ28…の厚み
は、各電極板14…,15…,16…,17…,18…
と同一に設定される。而して図4において最も右側のボ
ルト27を除く3つのボルト27…は、電極板18…お
よびスペーサ28…間に配置されることになり、図4に
おいて最も左側のスペーサ28は枠体12の段部20に
当接するが、他のスペーサ28…は、各第1基板5…の
表面の第1導電回路8…に、電気的な接続機能を果すこ
とのないようにして当接される。
【0020】このようにして、各第1基板5…の表面の
第1導電回路8…に接触する電極板14…,15…,1
6…,17…,18…がヒートシンク7に固定されるこ
とになり、各電極板14…,15…,16…,17…,
18…およびヒートシンク7間に各第1基板5…が挟持
され、各第1基板5…は、各規制ピン11…および枠体
12の開口部13によって制限される範囲で各電極板1
4…,15…,16…,17…,18…およびヒートシ
ンク7に対して相対摺動することが可能となる。
【0021】このような駆動回路部2によれば、銅板に
よる第1導電回路8…が表面に形成される窒化アルミニ
ウム製の第1基板5…の裏面が、伝熱グリース10…を
介してヒートシンク7に当接されるので、基板およびヒ
ートシンク間に銅板、半田層および銅ベースが介在する
ものと比べると、第1基板5…およびヒートシンク7間
の熱抵抗が小さくなる。したがって第1基板5…上に搭
載される半導体チップ6…が電力制御用のものであった
としても、第1基板5…からヒートシンク7への充分な
放熱性を得ることができる。
【0022】また第1基板5…の表面の第1導電回路8
…に接触する電極板14…,15…,16…,17…,
18…がヒートシンク7に固定され、電極板14…,1
5…,16…,17…,18…およびヒートシンク7に
対して制限された範囲で第1基板5…が相対摺動するこ
とを可能として、第1基板5…が電極板14…,15
…,16…,17…,18…およびヒートシンク7間に
挟持されるので、電極板14…,15…,16…,17
…,18…、第1基板5…およびヒートシンク7の熱膨
張率の差に伴なう機械的ストレスや、振動による機械的
ストレスを吸収しつつ、第1導電回路8…への電極板1
4…,15…,16…,17…,18…の電気的な接続
を確実に維持することができる。
【0023】しかも電極板14…,15…,16…,1
7…,18…および第1導電回路8…の相互接触部は、
電極板14…,15…,16…,17…,18…および
第1基板5…の相対摺動に伴うセルフクリーニング作用
により清浄化されるので、電極板14…,15…,16
…,17…,18…の第1導電回路8…への導通状態を
良好に維持しつつ良好な熱伝導を得ることができる。
【0024】図6を併せて参照して、枠体12上には、
合成樹脂等の非導電性材料から成るホルダとしてのカバ
ー34が、駆動回路部2を覆うようにして固定される。
このカバー34は、枠体12の外形にほぼ対応して長方
形状に形成される天井板部34aと、該天井板部34a
の周縁部に直角に連なる側壁部34bとを一体に備える
ものであり、側壁部34bの下端が枠体12上に載せら
れ、シリコンゲルで封止される。而して該カバー34の
天井板部34aには、複数のシリコンゲル注入口38…
が設けられる。
【0025】制御回路部3は、前記カバー34上に載せ
られる第2基板35を備える。この第2基板35は、一
般的なプリント配線基板であり、第2基板35の裏面に
は、たとえば銅パターン化された第2導電回路36が形
成され、第2基板35の表面には、たとえば銅パターン
化された第3導電回路37が形成され、第3導電回路3
7上の所定部には電子部品等が配置される。但し図6に
おいては、簡略化のために第3導電回路37の図示を省
略している。
【0026】第2基板35は、カバー34から側方には
み出す部分を有して直角四辺形状に形成されており、カ
バー34における天井板部34aの上面に突設された複
数のボス部39…上に載せられる。しかも第2基板35
の各ボス部39…に対応する部分には挿通孔40…が設
けられており、各挿通孔40…に挿通されるとともにカ
バー34および枠体12を貫通するねじ部材41…がヒ
ートシンク7に螺合される。
【0027】図7において、第2基板35は、相互に絶
縁される正極層42および負極層43を有して多層構造
に構成されており、正極層42との電気的な接続を果す
とともに負極層43とは絶縁された一対の正極側接続筒
部45…と、負極層43との電気的な接続を果すととも
に正極層42とは絶縁された一対の負極側接続筒部46
…とが、第2および第2導電回路36,37間にわたっ
て第2基板35を貫通するようにして第2基板35に形
成される。而して第2基板35には、正極側接続筒部4
5…に嵌合して正極層42との電気的接続を果す一対の
電源側正極端子31,31が固定され、両電源側正極端
子31,31は、駆動回路部2における電極板15…の
接続筒部15aに嵌合、接続される。また第2基板35
には、負極側接続筒部46…に嵌合して負極層43との
電気的接続を果す一対の電源側負極端子32,32が固
定され、両電源側負極端子32,32は、駆動回路部2
における電極板17…の接続筒部17aに嵌合、接続さ
れる。
【0028】ところで、第2基板35において枠体12
からはみ出した部分の裏面側に、4つの電解コンデンサ
4…が取付けられるものであり、各電解コンデンサ4…
がそれぞれ備える充・放電素子側正極端子としてのコン
デンサ側正極端子46および充・放電素子側負極端子と
してのコンデンサ側負極端子47が、第2基板35に固
定される。しかもコンデンサ側正極端子46…は、上記
電源側正極端子31…と同様にして第2基板35の正極
層42に電気的に接続されるものであり、コンデンサ側
負極端子47…は、上記電源側負極端子32…と同様に
して第2基板35の負極層43に電気的に接続されるも
のである。
【0029】またコンデンサ側正極端子46…および負
極端子47…は、電源側正極端子31から各コンデンサ
側正極端子46…に流れる電流(図7の実線で示す矢
印)と、コンデンサ側負極端子47…から電源側負極端
子32に流れる電流(図7の破線で示す矢印)によって
生じる磁束を打ち消し合う配置で第2基板35に固定さ
れる。すなわち電源側正極端子31からコンデンサ側正
極端子46に流れる電流と、コンデンサ側負極端子47
から電源側負極端子32に流れる電流とが相互に交差す
るか、相互に対向する配置で、コンデンサ側正極端子4
6…および負極端子47…が第2基板35に固定され
る。
【0030】上述のように第2基板35の裏面側に固定
された各電解コンデンサ4…の少なくとも一部(この実
施例では大部分)は、ヒートシンク7に設けられている
有底の収容孔48…にそれぞれ収容される。
【0031】ところで、駆動回路部2の第1導電回路8
…と、制御回路部3の第2導電回路36とは、相互に対
向するとともに相互間に一定の距離をあけて配置される
が、駆動回路部2を制御回路部3で制御するために第1
導電回路8…および第2導電回路36との間で信号を授
受する必要があり、複数の接続ピン501 …により両導
電回路8…,36間での信号の授受がなされる。
【0032】各接続ピン501 …は、一端を第1導電回
路8…の所定位置に接触させるようにして一直線状に延
びる棒状部50aと、第2導電回路36の所定位置に接
触するように略C字状に形成されて棒状部50aの他端
に連なるおよび彎曲部50bとから成るものであり、自
然な状態では、第1および第2導電回路8…,36間の
距離よりも大である長さを有するものであり、彎曲部5
0bが発揮する弾性により長手方向に伸縮することが可
能である。
【0033】このような接続ピン501 …は、その両端
を第1導電回路8…および第2導電回路36に接触させ
るようにしてカバー34の天井板部34aを貫通するも
のであり、該天井板部34aには、接続ピン501
を、その長手方向に伸縮することを可能として浮動保持
する複数の保持部51…が設けられる。
【0034】次にこの実施例の作用について説明する
と、電動モータMの駆動・制御装置1を構成する制御回
路部3が備える第2基板35が、バッテリBの両端に接
続される正極層42および負極層43を有して多層構造
に構成されており、駆動回路部2に正極層42および負
極層43が接続されるので、駆動回路部2に電力を供給
すたるめにバスバーを用いるものに比べて専用の絶縁構
造が不要となるだけでなく、駆動・制御装置1をコンパ
クトに構成することが可能である。しかも電源側正極端
子31…および負極端子32…と、コンデンサ側正極端
子46…および負極端子47…とが、磁束を相互に打ち
消す配置で第2基板35に設けられているので、インダ
クタンスを容易に低減することができる。
【0035】しかも駆動回路部2がヒートシンク7上に
設けられ、各電解コンデンサ4…の少なくとも一部がヒ
ートシンク7の収容孔48…に収容されるので、駆動回
路部2の冷却のためのヒートシンク7により電解コンデ
ンサ4…を冷却することが可能となり、電解コンデンサ
4…の冷却のための余分なスペースを不要とし、駆動・
制御装置1をよりコンパクトに構成することが可能とな
る。
【0036】また第1導電回路8…を第2基板35側に
配置した第1基板5…と、第2導電回路36を第1基板
5…側に配置した第2基板35とが、相互間に一定の距
離をあけて配置されており、自然な状態では第1および
第2導電回路8…,36間の距離よりも大である長さを
有するとともに長手方向に伸縮する弾性を有する接続ピ
ン501 …が、第1および第2基板5…,35間に固定
配置される絶縁材料製のカバー34に浮動保持され、接
続ピン501 …の両端が、第1および第2導電回路8
…,36にそれぞれ当接されているので、接続ピン50
1 …の両端が両導電回路8…,36に弾発的に接触す
る。したがって両導電回路8…,35間で信号を授受す
るために半田付けや、コネクタ付けを行なう必要はな
く、接続ピン501 …を浮動保持するカバー34を相互
間に挟むようにして第1および第2基板5…,35を一
定の距離で配置するだけの作業を行えばよく、接続作業
工数を減少することができる。しかも接続ピン501
は、振動等によって長手方向と直交する方向に振動する
が、接続ピン501 …の両端の各導電回路8…,36と
の接触が解除されることはなく、接触抵抗に悪影響が及
ぶどころか、摩擦による接触部の清浄化が図られて、良
好な導通状態が維持されることになる。
【0037】図9は接続ピンの変形例を示す図であり、
図9(a)〜図9(e)でそれぞれ示す接続ピン502
〜5010を、上記実施例の接続ピン501 に代えて用い
るようにしてもよい。図9(a)で示す接続ピン502
は、相互に角度をなす一対の棒状部50a,50aに彎
曲部50b,50bが連設されて成るものであり、図9
(b)で示す接続ピン503 は、相互に角度をなす一対
の棒状部50a,50aの一方に彎曲部50bが連設さ
れて成るものであり、図9(c)で示す接続ピン504
は、コイル部50cの両端に彎曲部50b,50bが連
設されて成るものであり、図9(d)で示す接続ピン5
5 は、彎曲部50b、コイル部50cおよび棒状部5
0aがこの順に連設されて成るものであり、図9(e)
で示す接続ピン506 は、棒状部50aの両端に同一側
に開いた彎曲部50b,50bが連設されて成るもので
あり、図9(f)で示す接続ピン507 は、棒状部50
aの両端に相互に逆方向に開いた彎曲部50b,50b
が連設されて成るものであり、図9(g)で示す接続ピ
ン508 は、彎曲部50b、山形部50eおよび棒状部
50aがこの順に連設されて成るものであり、図9
(h)で示す接続ピン509 は、山形部50eの両端に
棒状部50a,50aが連設されて成るものであり、図
9(i)で示す接続ピン5010は、一対の棒状部50
a,50aが相互に角度をなして連設されて成るもので
ある。
【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1およ
び第2基板間で圧縮されて弾発力を発揮する接続ピンの
両端が両基板の導電回路にそれぞれ弾発的に接触するこ
とにより、半田付けや、コネクタ付けを行なうことが不
要であり、接続ピンを浮動保持するホルダを相互間に挟
むようにして両基板を一定の距離で配置するだけの作業
を行えばすむので、接続作業工数を減少することができ
る。しかも接続ピンの両端の各導電回路との接触部の清
浄化が図られ、良好な導通状態を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動・制御装置の簡略化した平面図である。
【図2】駆動・制御装置の縦断面図であって図4の2−
2線に対応する断面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】駆動回路部の平面図である。
【図5】駆動回路の分解斜視図である。
【図6】カバーおよび制御回路部の簡略化した斜視図で
ある。
【図7】制御回路部の基板構成を示すための図6の7−
7線に沿う断面図である。
【図8】制御回路部の基板における正極層および負極層
と各端子との接続状態を示す図である。
【図9】接続ピンの変形例を示す図である。
【符号の説明】
5・・・第1基板 8・・・第1導電回路 34・・・ホルダとしてのカバー 35・・・第2基板 36・・・第2導電回路 501 〜5010・・・接続ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩澤 克彦 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 濱田 貴彦 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 上田 武司 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5E077 BB31 CC02 DD20 EE03 JJ30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面に第1導電回路(8)が
    形成される第1基板(5)と、少なくとも一面に第2導
    電回路(36)が形成される第2基板(35)との間
    で、信号を授受するための基板間の信号授受構造におい
    て、第1導電回路(8)を第2基板(35)側に配置し
    た第1基板(5)と、第2導電回路(36)を第1基板
    (5)側に配置した第2基板(35)とが、相互間に一
    定の距離をあけて配置され、自然な状態では第1および
    第2導電回路(8,36)間の距離よりも大である長さ
    を有するとともに長手方向に伸縮する弾性を有する接続
    ピン(501 〜5010)が、前記両基板(5,35)間
    に固定配置される絶縁材料製のホルダ(34)に浮動保
    持され、該接続ピン(501 〜5010)の両端が、第1
    および第2導電回路(8,36)にそれぞれ当接される
    ことを特徴とする基板間の信号授受構造。
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