JP2000249734A - センシング装置 - Google Patents

センシング装置

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JP2000249734A
JP2000249734A JP11051028A JP5102899A JP2000249734A JP 2000249734 A JP2000249734 A JP 2000249734A JP 11051028 A JP11051028 A JP 11051028A JP 5102899 A JP5102899 A JP 5102899A JP 2000249734 A JP2000249734 A JP 2000249734A
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JP
Japan
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light
optical
sensing device
polarization
modulators
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JP11051028A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Toba
良和 鳥羽
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低廉であるとともに、高性能、高信頼性のセ
ンシング装置を提供すること。 【解決手段】 電磁波に応じて交流電圧を誘起する受信
アンテナ15と、偏波面が互いに垂直に結合された直線
偏光を発生する光発生部16と、直線偏光を複数の偏光
成分に分離する光分離合成器13と、交流電圧に応じて
複数の偏光成分をそれぞれ変調して複数の変調光を生成
する光変調器11,12と、複数の変調光に応じて装置
出力を生成する出力手段を含むセンシング装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波を光信号に
変換して検出するセンシング装置に関する。この種のセ
ンシング装置は、無線通信や放送などに使用される信号
電波の受信、EMC分野における電波の強さや周波数の
検出、電磁ノイズの検出などに利用される。
【0002】
【従来の技術】情報網の発展に伴い、主要な情報伝送媒
体である電波の利用密度が増加し、より高周波へと広が
っている。通信システムにおいても、高周波化が比較的
容易である光ファイバ伝送路と無線の融合が進んでい
る。
【0003】また、コンピュータなどの情報機器や通信
装置、ロボットなどのFA機器、自動車の制御装置など
多くの電子装置は、外部から到来する電磁波の影響を受
けて誤動作する危険を常に持っている。外来電磁波の対
策を行うには、まず各装置や機器が発生する電磁波を正
確に測定することが重要である。その目的で、光変調器
にアンテナロッドを接続して電磁波を光信号に直接に変
換し、その光信号の強度や周波数などを検出することで
電磁波を測定することのできるセンシング装置が開発さ
れている。
【0004】図2は、従来のセンシング装置の構成の一
例を示す図である。図において矢印付きの破線は、光が
伝播される向きを示す(以下同じ)。図3は、センシン
グ装置に用いられる反射型光変調器の構成を示す図であ
る。光変調器ニオブ酸リチウム結晶を基板81とし、基
板81の上にチタン拡散による入出射光導波路85、位
相シフト光導波路84、反射型分岐干渉型光導波路と分
割構造の変調電極82が形成されている。分岐干渉型光
導波路の位相シフト光導波路84の端部には、反射部8
6が形成されている。
【0005】電界によって受信アンテナ44に誘起され
た交流電圧は、端子83を経て変調電極82に導かれ、
位相シフト光導波路84に印加される。光源46からの
光は、順次、光ファイバ42、光サーキュレータ14、
光ファイバ44を通って反射型光変調器41入出射光導
波路85に入射される。入出射光導波路85に入射され
た光は、二つの位相シフト光導波路84にエネルギーが
分割され、反射部86で反射され、再び入出射光導波路
85を通って光ファイバ44に出射される。
【0006】反射型光変調器41の出射光の強度は、変
調電極82に印加される電圧に応じて変化するので、出
射光の強度の変化を光検出器17で検出することによ
り、受信アンテナ45に誘起される電波の強度や周波
数、電波に含まれる信号などを検出することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のセンシ
ング装置においては、光導波路型の光変調器41は一定
の偏光成分に対してのみ動作するので、使用する光ファ
イバ42としては偏光保持光ファイバに限定されてい
た。通常のシングルモード光ファイバを使用した場合に
は、歪みや温度変化などにより、偏光状態に変化が生
じ、光変調器によって変調される光のパワーが変動する
ためである。偏光保持光ファイバは、通常のシングルモ
ード光ファイバに較べて高価なため、センシング装置の
コストダウンを阻止する要因ともなっていた。
【0008】本発明の目的は、低廉であるとともに、高
性能、高信頼性のセンシング装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のセンシング装置
は、電磁波に応じて交流電圧を誘起する受信アンテナ
と、偏波面が互いに垂直に結合された直線偏光を発生す
る光発生手段と、直線偏光を複数の偏光成分に分離する
光分離手段と、交流電圧に応じて複数の偏光成分をそれ
ぞれ変調して複数の変調光を生成する光変調手段と、複
数の変調光に応じて装置出力を生成する出力手段を含
む。
【0010】本発明のセンシング装置では、光発生手段
は、それぞれ直線偏光を出射する二つの光源と、入射さ
れた二つの直線偏光を、偏波面が互いに垂直に結合され
た直線偏光に変換する光結合器を備え、二つの光源と偏
波保持ファイバを介してそれぞれ接続されている。
【0011】本発明のセンシング装置では、出力手段
は、複数の変調光を合成して合成光を生成する偏光合成
手段と、合成光を検出して装置出力を生成する光検出手
段を含む。
【0012】本発明のセンシング装置では、光変調手段
は、複数の偏光成分がそれぞれ入力され、かつ交流電圧
が同時に印加されるように構成され、偏光分離手段と光
合成手段との間に並列に接続された複数の光変調器を含
む。あるいは、交流電圧が、複数の光変調器に同期して
印加される構成としてもよい。
【0013】本発明のセンシング装置では、偏光分離手
段と偏光合成手段との間に並列に接続された複数の光変
調器を含む光路の間の、光路長の差を、1m以下とす
る。
【0014】さらに、本発明のセンシング装置では、偏
光分離手段と偏光合成手段との間に並列に接続された複
数の光変調器を含む光路の間の、損失の差を、3dB以
下とする。あるいは、偏光分離手段と偏光合成手段との
間の光路に、異なる光変調器を通過するもの間の光路の
損失の差を多くとも3dBに制限する光減衰器を挿入し
てもよい。
【0015】本発明のセンシング装置では、複数の光変
調器のうち、少なくとも1台は、入射された光が内部で
反射し、入射端に戻るように構成された反射型光変調器
からなり、偏光分離手段および偏光合成手段は、単一の
偏光分離合成器から構成されている。
【0016】本発明のセンシング装置では、光発生手段
および光検出手段の各々と光分離合成器との間に、光サ
ーキュレータが備えられた構成である。
【0017】本発明のセンシング装置は、光発生手段と
光サーキュレータとを、および、光検出手段と光サーキ
ュレータとを、シングルモード光ファイバ伝送路で接続
して構成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明のセンシング装置の構成を
示す図である。図1に示すセンシング装置には、図2に
示した従来のセンシング装置と同じ光検出器47、光サ
ーキュレータ14を用いることができる。
【0020】光発生手段として機能する光源部16は、
偏波面が互いに直交した二つの直線偏光を結合して出射
する。光源部16は、それぞれ直線偏光を出射する二つ
のレーザ光源18、19、光結合器20、およびこれら
を接続する偏波保持ファイバ21から構成されている。
【0021】光源部16から出射された光は、シングル
モード光ファイバ22を通り、光サーキュレータ14を
経て、偏光分離合成器13から構成され、互いに直交す
る二つの偏光成分に分離される。偏光分離合成器13の
出射光は、偏光方向を調整した上で、それぞれ反射型光
変調器11、12に入射される。
【0022】光変調手段は、二つの反射型光変調器1
1、12から構成されている。反射型光変調器11、1
2には、ともに、さきに図3に示したと同一の構成の反
射型光変調器を用いることができる。以下において、反
射型光変調器11、12の説明には、図3をそのまま適
用し、図1における端子27、28の各符号は、図3に
おける端子83をそれぞれ読み替えるものとする。
【0023】受信アンテナ15に誘起された交流電圧
は、反射型光変調器11、12の変調電極82に、同時
に印加される。反射型光変調器11、12の各変調電極
82の端子27、28は、受信アンテナ15の出力端子
に並列に接続されている。反射型光変調器11、12の
入射光31、32は、受信アンテナ15に誘起された交
流電圧に応じて強度変調され、それぞれ出射光33、3
4として出射される。
【0024】出射光33、34は、偏光分離合成器13
により合成される。偏光分離合成器13により合成され
た合成光は、光サーキュレータ14を経由して、シング
ルモード光ファイバ23を通って光検出器17に入射さ
れる。図1において、出力手段は、偏光分離合成器1
3、光サーキュレータ14、シングルモード光ファイバ
23、および光検出器17を指す。
【0025】受信アンテナ15と、反射型光変調器1
1、12の各端子27、28を接続する線路35、36
を、互いにほぼ等しい長さに設定することにより、受信
アンテナ15で受けた信号を、二つの反射型光変調器1
1、12に同期して印加することができる。また、二つ
の反射型光変調器11、12を通る光路長を、互いにほ
ぼ等しい長さに設定することにより、反射型光変調器1
1、12で変調された出射光33と34も、同期して合
成される。たとえば、反射型光変調器11、12を含め
て、反射型光変調器11、12に接続される偏波保持フ
ァイバ25,26からなる光路長の差を1m以下とする
ことによって、変調周波数が20MHz程度の信号につ
いて、位相のずれを1/10波長以下とすることができ
る。
【0026】本発明のセンシング装置において、シング
ルモード光ファイバ22を用いた伝送路の中で、歪や温
度変化などによって偏光状態が変化しても、光源部の出
力光はシングルモード光ファイバ22を伝搬し、偏光分
離合成器13によって互いに直交する強度比の等しい二
つの偏光に分離される。反射型光変調器11、12で光
変調された出射光33、34は、偏光分離合成器13に
より合成される。反射型光変調器11を通過する光路
と、反射型光変調器12を通過する光路の損失の差を、
3dB以内に設定することにより、光検出器17には、
常に一定の光パワーが入射される。また、光源部16の
2台のレーザ光源18、19のうち、1台のレーザ光源
が故障しても、レーザ光源の出力に応じて、光検出器へ
の入射光の光パワーは一定となる。あるいは、2台の光
変調器11、12のうち、1台が故障しても、同様に、
光検出器への入射光の光パワーは一定となる。光変調器
11、12の挿入損失の差を補償するように光路中に光
減衰器を入れて光路の損失の差を多くとも3dBに調整
してもよい。
【0027】2台のレーザ光源18、19を用いて偏波
面を互いに直交させ、光変調器11、12を2台使用す
ることにより、光源部16の光パワーを有効に使用する
ことができる。光検出器17に入射される光の入力パワ
ーを、従来のセンシング装置の2倍にすることができ
る。さらに、本センシング装置の感度は、光検出器17
に入射される光の入力パワーにほぼ比例するため、感度
も、従来の2倍に上昇させることできる。
【0028】また、本発明のセンシング装置では、レー
ザ光源、光変調器がそれぞれ2台配備されているため、
レーザ光源、光変調器のいずれか1台が故障しても、従
来と同様の性能が補償され、高い信頼性をもっている。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低廉であるとともに、高性能、高信頼性のセンシング装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンシング装置の構成を示す図。
【図2】従来のセンシング装置の構成の一例を示す図。
【図3】センシング装置に用いられる反射型光変調器の
構成を示す図。
【符号の説明】
11、12 反射型光変調器 13 偏光分離合成器 14 光サーキュレータ 15 受信アンテナ 16 光源部 17 光検出器 18、19 レーザ光源 20 光結合器 21、25、26 偏波保持ファイバ 22、23、24 シングルモード光ファイバ 27、28 端子 31、32 入射光 33、34 出射光 35、36 線路 41 反射型光変調器 42、43、44 光ファイバ 45 受信アンテナ 46 光源 81 基板 82 変調電極 83 端子 84 位相シフト光導波路 85 入出射光導波路 86 反射部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波に応じて交流電圧を誘起する受信
    アンテナと、偏波面が互いに垂直に結合された直線偏光
    を発生する光発生手段と、前記直線偏光を複数の偏光成
    分に分離する偏光分離手段と、前記交流電圧に応じて前
    記複数の偏光成分をそれぞれ変調して複数の変調光を生
    成する光変調手段と、前記複数の変調光に応じて装置出
    力を生成する出力手段を含むことを特徴とするセンシン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記光発生手段は、それぞれ直線偏光を
    出射する二つの光源と、入射された前記二つの直線偏光
    を、偏波面が互いに垂直に結合された直線偏光に変換す
    る光結合器を備え、前記二つの光源と偏波保持ファイバ
    を介してそれぞれ接続されていることを特徴とする請求
    項1のセンシング装置。
  3. 【請求項3】 前記出力手段は、前記複数の変調光を合
    成して合成光を生成する偏光合成手段と、前記合成光を
    検出して前記装置出力を生成する光検出手段を含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のセンシング
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光変調手段は、前記偏光分離手段と
    前記偏光合成手段との間に、並列に接続された複数の光
    変調器を含み、該複数の光変調器は、前記複数の偏光成
    分がそれぞれ入力され、かつ前記交流電圧が同時に印加
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のセンシング装置。
  5. 【請求項5】 前記交流電圧は、前記複数の光変調器に
    同期して印加されるように構成されていることを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のセンシ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の光変調器を含む光路の間の光
    路長の差は、1m以下であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載のセンシング装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の光変調器を含む光路の間の損
    失の差は、3dB以下であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項6のいずれかに記載のセンシング装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の光変調器を含む光路の間の損
    失の差を、3dB以下に制限する光減衰器を備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載
    のセンシング装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の光変調器のうち、少なくとも
    1台の光変調器は、入射された光が内部で反射し、入射
    端に戻るように構成された反射型光変調器からなるとと
    もに、前記偏光分離手段および前記偏光合成手段は、単
    一の偏光分離合成器から構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のセンシン
    グ装置。
  10. 【請求項10】 前記光発生手段と前記光検出手段の各
    々と、前記光分離合成器との間には、光サーキュレータ
    が備えられていることを特徴とする請求項9記載のセン
    シング装置。
  11. 【請求項11】 前記光発生手段と前記光サーキュレー
    タの間、および、該光サーキュレータと前記光検出手段
    の間は、それぞれシングルモード光ファイバ伝送路で接
    続されていることを特徴とする請求項10記載のセンシ
    ング装置。
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