JP2000249481A - プレート型ヒートパイプ - Google Patents

プレート型ヒートパイプ

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JP2000249481A
JP2000249481A JP11051420A JP5142099A JP2000249481A JP 2000249481 A JP2000249481 A JP 2000249481A JP 11051420 A JP11051420 A JP 11051420A JP 5142099 A JP5142099 A JP 5142099A JP 2000249481 A JP2000249481 A JP 2000249481A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat pipe
plate
type heat
mounting elements
hollow chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP11051420A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kurosawa
亨 黒沢
Koichi Isaka
功一 井坂
Yuichiro Ito
裕一郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却対象品の取り付けを容易に行うことがで
きるとともに、取り付けのための特別な締付部品を必要
とせず、さらに、全体の構造が大きくならないプレート
型ヒートパイプを提供する。 【解決手段】 中空室2の一部の所定の個所に中空室2
の天井部3と底部4をつなぐブロック部5を形成し、天
井部3および底部4のいずれかあるいは双方からブロッ
ク部5にかけて、冷却対象品を取り付けるためのネジ穴
6、貫通孔7等の取付要素8を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート型ヒート
パイプに関し、特に、冷却対象品の取り付けが容易なプ
レート型ヒートパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】演算処理装置のような発熱する電子部品
を冷却するために、凝縮性の作動液を内部に収容したプ
レート型ヒートパイプが電子機器に組み込まれている。
図4は、プレート型ヒートパイプの構造を示したもの
で、内部に中空室2を有する箱体1を基本構造とする。
【0003】冷却対象品である演算処理装置等のヒート
パイプへの取り付けは、通常、冷却対象品とヒートパイ
プの間に熱伝導性のテープあるいはコンパウンドを介在
させ、これらを他の部品により締め付けることによって
行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプレー
ト型ヒートパイプによると、冷却対象品の取り付けを他
の部品の締め付けに依存して行うため、所定の冷却構造
を構成するのに手間がかかるとともに、締め付けのため
の他の部品を準備しなければならず、しかも、箱体と発
熱体等を締め付けるためのこの部品が比較的大きくなる
ことから、全体の構造が大きくなるという難点を有して
いる。
【0005】従って、本発明の目的は、冷却対象品の取
り付けを容易に行うことができるとともに、取り付けの
ための特別な締付部品を必要とせず、さらに、全体の構
造が大きくならないプレート型ヒートパイプを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、内部に中空室を備えた箱体から構成さ
れ、前記中空室に作動液を収容したプレート型ヒートパ
イプにおいて、前記中空室の一部の所定の個所に前記中
空室の天井部と底部をつなぐブロック部を形成し、前記
天井部および底部のいずれかあるいは双方より前記ブロ
ック部にかけて、冷却対象品を取り付けるための貫通孔
あるいはネジ穴等の取付要素を形成したことを特徴とす
るプレート型ヒートパイプを提供するものである。
【0007】上記の中空室は、単一室に構成してもよ
く、あるいは複数に分けて形成してもよい。ブロック部
は、硬質および耐熱性の合成樹脂などによって構成して
もよいが、金属材料によって構成することが好ましい。
【0008】箱体の構成材料としては、冷却対象品から
の熱を中空室の作動液に効率よく伝え、さらに、作動液
の蒸発熱を外部に効率よく放出するために、アルミニウ
ム、銅、あるいはこれらの合金によって構成することが
好ましい。
【0009】ブロック部を複数形成することによって取
付要素を複数形成し、いずれかの取付要素によって冷却
対象品を箱体に取り付け、いずれかの取付要素によって
他の部品を取り付けるような構成は実際的である。
【0010】ここに言う他の部品としては、たとえば、
断面が円形の他のヒートパイプ、円形を潰して偏平にし
た他のヒートパイプ、あるいは放熱フィン、さらには、
マイクロファン等が挙げられる。放熱フィンの取り付け
は、発熱体の熱によって蒸発した作動液の熱を箱体から
効率よく放出させるうえにおいて有効であり、また、マ
イクロファンの取り付けは、箱体の周辺に放出された熱
が滞留するのを防ぐうえにおいて有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるプレート型ヒ
ートパイプの実施の形態を説明する。図1は、箱体1の
中空室2の所定の個所に天井部3と底部4をつなぐブロ
ック部5を形成し、ブロック部5にネジ穴6と貫通孔7
の組み合わせから構成される取付要素8を形成したプレ
ート型ヒートパイプの構造例を示す。
【0012】冷却対象品(図示せず)は、取付要素8の
ネジ穴6と貫通孔7を利用してネジ等により取り付けら
れ、箱体1に固定される。ブロック部5は、これらのネ
ジ穴6および貫通孔7等から構成される取付要素8を形
成するための基盤となるために存在している。
【0013】また、ブロック部5は、天井部3と底部4
をつなぐことによって中空室2に収容された作動液(図
示せず)を取付要素8の部分から外部にもらさない存在
でもあり、あるいは中空室5の真空を保証する存在でも
ある。
【0014】従って、このブロック部5は、天井部3と
底部4に対して溶接されていることが好ましい。また、
ブロック部5は、箱体1全体の強度を向上させる副次的
効果をもたらす存在ともなり、これにより天井部3と底
部4の薄肉化が可能となる。ネジ穴6は、天井部3およ
び底部4のいずれかの側だけから形成してもよく、ある
いは天井部3、底部4およびブロック部5を完全に貫通
するように形成してもよい。
【0015】図2は、長方形のブロック部5を平面から
見て四角形の中空室2の一角に寄せて配置したプレート
型ヒートパイプの構造例を示す。ブロック部5の上部の
面積を大きくすることによって、取付要素8の数を増や
し、複数の冷却対象品あるいは他の部品の取り付けを可
能にした例である。
【0016】図3は、冷却対象品を取り付けるための取
付要素8が形成されたブロック部5aの反対側の位置
に、ブロック部5bを形成し、このブロック部5bの上
方位置に放熱フィン9を取り付けたプレート型ヒートパ
イプの構造を示す。
【0017】放熱フィン9の側には、天井部3、ブロッ
ク部5b、および底部4を貫通する貫通孔(図示せず)
が形成されており、放熱フィン9は、底部4側からこの
貫通孔に挿入したボルト(図示せず)のネジ込みによっ
て固定されている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるプレ
ート型ヒートパイプによれば、中空室の一部の所定の個
所に中空室の天井部と底部をつなぐブロック部を形成
し、天井部および底部のいずれかあるいは双方からブロ
ック部にかけて貫通孔、ネジ穴等の取付要素を形成した
ため、この取付要素を利用して冷却対象品を取り付ける
ことが可能となり、従って、取り付けに手間がかから
ず、さらに、取り付けのための特別な締付部品を準備す
る必要がなくなる。そして、このように箱体と冷却対象
品を締め付けるための特別な部品が不要となる結果、そ
の分、全体の構造を小型化することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプレート型ヒートパイプの実施の
形態を示す説明図。
【図2】本発明によるプレート型ヒートパイプの他の実
施の形態を示す説明図。
【図3】本発明によるプレート型ヒートパイプのさらに
他の実施の形態を示す説明図。
【図4】従来のプレート型ヒートパイプを示す説明図。
【符号の説明】
1 箱体 2 中空室 3 天井部 4 底部 5、5a、5b ブロック部 6 ネジ穴 7 貫通孔 8 取付要素 9 放熱フィン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に中空室を備えた箱体から構成され、
    前記中空室に作動液を収容するプレート型ヒートパイプ
    において、 前記中空室の一部の所定の個所に前記中空室の天井部と
    底部をつなぐブロック部を形成し、 前記天井部および底部のいずれかあるいは双方より前記
    ブロック部にかけて、冷却対象品を取り付けるための貫
    通孔あるいはネジ穴等の取付要素を形成したことを特徴
    とするプレート型ヒートパイプ。
  2. 【請求項2】前記ブロック部は、金属材料によって構成
    されることを特徴とする請求項1項記載のプレート型ヒ
    ートパイプ。
  3. 【請求項3】前記箱体は、アルミニウム、銅あるいはこ
    れらの合金によって構成されることを特徴とする請求項
    1項記載のプレート型ヒートパイプ。
  4. 【請求項4】前記箱体は、前記取付要素を複数備え、 複数の前記取付要素は、そのいずれかによって前記冷却
    対象品を前記箱体に取り付けるとともに、そのいずれか
    によって断面が円形あるいは偏平の他のヒートパイプを
    前記箱体に取り付けたことを特徴とする請求項1項記載
    のプレート型ヒートパイプ。
  5. 【請求項5】前記箱体は、前記取付要素を複数備え、 複数の前記取付要素は、そのいずれかによって前記冷却
    対象品を前記箱体に取り付けるとともに、そのいずれか
    によって放熱フィンを前記箱体に取り付けたことを特徴
    とする請求項1項記載のプレート型ヒートパイプ。
  6. 【請求項6】前記箱体は、前記取付要素を複数備え、 複数の前記取付要素は、そのいずれかによって前記冷却
    対象品を前記箱体に取り付けるとともに、そのいずれか
    によってマイクロファンを前記箱体に取り付けたことを
    特徴とする請求項1項記載のプレート型ヒートパイプ。
JP11051420A 1999-02-26 1999-02-26 プレート型ヒートパイプ Pending JP2000249481A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54176095U (ja) * 1978-05-31 1979-12-12
JPS5748699U (ja) * 1980-09-05 1982-03-18
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JPH1137679A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 板型ヒートパイプとそれを用いた冷却構造

Patent Citations (6)

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Effective date: 20040413