JP2000248857A - 遮蔽体内蔵複層ガラスおよび窓サッシ - Google Patents

遮蔽体内蔵複層ガラスおよび窓サッシ

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JP2000248857A
JP2000248857A JP11051716A JP5171699A JP2000248857A JP 2000248857 A JP2000248857 A JP 2000248857A JP 11051716 A JP11051716 A JP 11051716A JP 5171699 A JP5171699 A JP 5171699A JP 2000248857 A JP2000248857 A JP 2000248857A
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glass
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JP11051716A
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Keiji Yasui
圭司 安井
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Tostem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部の操作摘みを持ち易くして操作性の向
上を図る。 【解決手段】 上下辺部および左右側辺部に配したスぺ
ーサ5a〜5dの両面をガラス板6,6で挟んで内部が
密封された複層ガラス2を形成し、この複層ガラス2内
に角度調節が可能な遮蔽体4を内蔵し、前記複層ガラス
2の室内側の面に前記遮蔽体4の角度調節を行う操作部
21を設け、この操作部21に前記複層ガラス2の面と
略平行な状態から基部を支点に室内側へ回動突出可能な
操作摘み50を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮蔽体内蔵複層ガ
ラスおよび窓サッシに関する。
【0002】
【従来の技術】方形枠状のスぺーサの両面をガラス板で
挟んで内部が密封された複層ガラスを形成し、この複層
ガラス内に梯子状の吊り紐を介してスラットの角度調節
が可能な遮蔽体(ブラインド)を吊設してなる遮蔽体内
蔵複層ガラス(ブラインド内蔵複層ガラス)は、例えば
実開昭60−146195号公報、特公平4−2603
4号公報等により既に知られている。この遮蔽体内蔵複
層ガラスは、断熱性および遮蔽性を有するだけでなく、
密封された複層ガラス内に遮蔽体が内蔵されていること
から、遮蔽体が汚れ難く、例えば浴室等の窓ガラスとし
て好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記遮蔽体
内蔵複層ガラスは、複層ガラスの室内側の面に遮蔽体の
角度調節を行うための操作部を設けているが、この操作
部には単なる突起状の小さな操作摘みが設けられている
に過ぎない。そのため、前記操作摘みは持ち難く、操作
がし難いという問題があった。なお、操作性を良くする
には前記操作摘みを大きくすればよいが、操作摘みを大
きくすると、遮蔽体内蔵複層ガラスを引違い式の窓サッ
シに適用した場合、操作摘みが引違い障子と干渉して破
損する等の不具合が発生するため、操作摘みを大きくす
ることができなかった。
【0004】本発明は、上述した課題を解決すべくなさ
れたものであり、本発明の目的は、操作部の操作摘みを
持ち易くして操作性の向上を図った遮蔽体内蔵複層ガラ
スおよび窓サッシを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち、請求項1
に係る遮蔽体内蔵複層ガラスは、上下辺部および左右側
辺部に配したスぺーサの両面をガラス板で挟んで内部が
密封された複層ガラスを形成し、この複層ガラス内に角
度調節が可能な遮蔽体を内蔵し、前記複層ガラスの室内
側の面に前記遮蔽体の角度調節を行う操作部を設け、こ
の操作部に前記複層ガラスの面と略平行な状態から基部
を支点に室内側へ回動突出可能な操作摘みを設けてなる
ことを特徴とする。
【0006】請求項2に係る窓サッシは、上下辺部およ
び左右側辺部に配したスぺーサの両面をガラス板で挟ん
で内部が密封された複層ガラスを形成し、この複層ガラ
ス内に角度調節が可能な遮蔽体を内蔵し、前記複層ガラ
スの室内側の面に前記遮蔽体の角度調節を行う操作部を
設け、この操作部に前記複層ガラスの面と略平行な状態
から基部を支点に室内側へ回動突出可能な操作摘みを設
けてなる遮蔽体内蔵複層ガラスが装着されていることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に基いて詳述する。
【0008】図1〜図3において、1は遮蔽体内蔵複層
ガラス(ブラインド内蔵複層ガラス)で、基本的には、
内部が密封された複層ガラス2内に遮蔽体4を内蔵して
構成されている。図示例では、遮蔽体4として、梯状の
吊り紐3を介してスラット9の角度調節が可能なブライ
ンドが示されている。複層ガラス2は、方形枠状ないし
四方、すなわち上下辺部および左右側辺部に配したスぺ
ーサ5a,5b,5c,5dの両面を図2ないし図3に
示すように2枚のガラス板6,6で挟み、スぺーサ5a
〜5dとガラス板6の間を図示しない1次シール材でシ
ールすると共に、両ガラス板6,6の対向周縁部間を2
次シール材7でシールすることにより内部を密封した状
態に形成される。
【0009】前記スぺーサ5a〜5dは、面内方向に開
放された断面U字状に形成された金属製例えばアルミニ
ウム合金製の押出形材からなっていることが好ましい
が、合成樹脂製の形材であってもよい。形材(溝形材)
からなる四辺のスぺーサ5a〜5dは、四隅に配置され
るコーナーピース8a,8b,8c,8dを介して方形
枠状に連結されることが好ましい。コーナーピース8a
〜8dは、合成樹脂からなっていることが好ましいが、
金属製であってもよい。
【0010】前記遮蔽体4は、両側の縦紐部3a,3b
間に横紐部3cを所定の間隔で設けてなる梯状の吊り紐
3と、遮蔽体幅に応じて適宜間隔で少なくとも2本以上
配置される前記吊り紐3の各段の横紐部3c相互間に掛
け渡されて略水平に支持されるスラット9とを備えてお
り、吊り紐3の両側の縦紐部3a,3bの一方を上方へ
他方を下方へ移動させることにより、スラット9の角度
を一斉に可変調節できるように構成されている。スラッ
ト9は、合成樹脂製もしくは金属製の帯状の薄板からな
り、撓みを防止するために断面が曲面状に形成されてい
る。
【0011】遮蔽体4を駆動操作するために、複層ガラ
ス2内の上方、すなわち上辺部スペーサ5aには、各吊
り紐3を駆動するプーリ10がガラス面と平行にそれぞ
れ回動可能に配設されている。組立性の向上を図るため
に、前記プーリ10は、上辺部のスペーサ5aに対して
着脱可能に構成されたプーリケース11内に軸12を介
して回転可能に取付けられている。
【0012】前記プーリケース11は、上辺部のスペー
サ5a内に収まる大きさの箱状に例えば合成樹脂により
形成されており、上辺部のスペーサ5a内に着脱可能に
取付けられるようになっている。また、前記プーリ10
を回動操作するために、上辺部のスペーサ5a内の上方
には、その長手方向に沿って直線移動可能にラック13
を有する駆動部材14が設けられると共に、前記プーリ
10には前記ラック13と噛合するピニオン15が設け
られている(図5、図6参照)。
【0013】前記駆動部材14は、上辺部のスペーサ5
a内上方をその長手方向に沿って移動可能に形成された
金属製、例えばアルミ押出形材からなる長尺のバー材
(ピッチバーともいう)からなっている。この駆動部材
14には、各プーリ10と対応する位置に切欠部16が
設けられ、各切欠部16に位置させてラック13が取付
けられている。ラック13の背面部には、前記駆動部材
14の両側部を把持するように係合する係合部17が形
成されている。
【0014】各プーリ10には、両端に前記吊り紐3を
連結したクラッチバネ18が巻き付けて設けられ、この
クラッチバネ18は一定範囲以上回動しないように両端
の一方がストッパーであるピン19に当接するとプーリ
10上の拘束が解除されるように構成されている。これ
により、組立時に各吊り紐3の角度がずれていたとして
も、これらを簡単に整列させることができ、組立誤差を
吸収できるようになっている。
【0015】前記クラッチバネ18は、線状バネ材をプ
ーリ10とほぼ同じ径で巻回したコイルバネからなり、
その両端が径方向外方にハの字状に突出させて規制腕部
18a、18bとして形成されている。両規制腕部18
a,18bの開き角度がクラッチバネ18の回動範囲を
規制している。また、両規制腕部18a,18bの基部
には、吊り紐3の縦紐部3a,3b上端を止着するため
の止着部20a,20bがリング状に形成されている。
【0016】前記ストッパーとしてのピン19は、プー
リ10の下方にその軸12と平行に設けられており、特
に両規制腕部18a,18b間で且つこれらの回動軌跡
上に設けられている。前記クラッチバネ18の両止着部
20a,20bに吊り紐3の両側縦紐部3a,3b上端
がそれぞれ止着され、両縦紐部3a,3bは前記ピン1
9に交差するように巻き掛けられて下方へ垂下されてい
る。
【0017】前記クラッチバネ18は、両端が吊り紐を
介して遮蔽体4の重さで下方へ引っ張られていることに
より、プーリ10を締め付ける方向に付勢されている。
そして、プーリ10を何れか一方向に回動させると、ク
ラッチバネ18がプーリ10と一体で回動し、一方の規
制腕部18aまたは18bがピン19に当接すると、そ
の規制腕部18aまたは18bにクラッチバネ18を緩
める方向の力が作用するため、クラッチバネ18の拘束
が解除されてプーリ10のみが空転し、クラッチバネ1
8が所定の角度で停止され、吊り紐3を所定の角度に揃
えることができるようになっている。
【0018】前記複層ガラス2の外面(室内側の面)に
は、上下移動可能に操作部21が設けられると共に、こ
の操作部21に磁力で吸着されて操作される被操作部2
2が複層ガラス2内の側辺部のスペーサ5cに沿って上
下移動可能に設けられている。この被操作部22は、磁
石23を収容した箱状の内カバー24と、この内カバー
24を複層ガラス2の厚さ方向に移動可能に収容した箱
状の外カバー25とを備えている。内カバー24は、一
方のガラス板6の内面に摺動可能に接しているため、摩
擦抵抗の少ない滑り易い材質例えばポリアセタール樹脂
からなっていることが好ましい。前記外カバー25は、
内カバー24を一方のガラス板6の内面に接触させるた
めに一側が開放されている。
【0019】前記側辺部のスペーサ5cは、内部に前記
被操作部22を上下移動可能に収容しており、その一方
のガラス板6側には内カバー24をそのガラス板6の内
面に接触させて上下方向に移動可能とするための窓(開
口部)26が形成されている。前記操作部21には、前
記被操作部22の内カバー24と対応するように磁石収
容部27が形成さており、この磁石収容部27には前記
ガラス板6を挟んで前記被操作部22の磁石23と互に
吸着する磁石28が収容されている。
【0020】また、操作部21には、図7の(a),
(b)に示すように、複層ガラス2のガラス面と略平行
な状態から一端の基部を支点に室内側へ回動突出可能な
操作摘み50が設けられている。この操作摘み50は、
指で持ち易い大きさの板状に形成されている。操作部2
1の正面には、操作摘み50を複層ガラス2のガラス面
と平行にした状態(垂下状態)で収納可能な凹部51が
形成されており、この凹部51内の上側に操作摘み50
の基部が支軸であるピン52を介して垂直回動可能に軸
支されている。
【0021】前記操作摘み50は、遮蔽体4の角度調節
を行う場合、図7の(b)に示すように、凹部51内に
収納された状態の位置(収納位置)からピン52を支点
に室内側へ回動することにより複層ガラス2のガラス面
と略垂直の方向に突出し、この突出状態の位置(突出位
置)で使用されるようになっている。また、操作摘み5
0は、その突出位置から指を離して解放すると自重で凹
部51内に自動的に収納復帰されるようになっている。
この場合、操作摘み50が突出位置から必ず凹部51の
収納位置に復帰されるように、操作摘み50の最大回動
開き角θが凹部51の上縁部によって例えば135度程
度に規制されている。
【0022】前記凹部51の下側には、操作摘み50を
凹部51内から取出し易いように、指を差し込むための
差込口53が形成されていることが好ましく、また、前
記操作摘み50の先端部には、指の先端を引掛け易い傾
斜部54が形成されいることが好ましい。更に、操作摘
み50には、滑り止めの凹凸55が設けられていること
が好ましい。
【0023】なお、操作部21と被操作部22は、必ず
しも両方とも磁石である必要はなく、一方が磁石で、他
方が磁性体例えば鉄であってもよい。操作部21は、ガ
ラス板6の外面に取付けフレーム29を介して上下方向
に移動可能に取付けられている。取付けフレーム29
は、ガラス板6の外面に両面粘着テープ、接着剤等で固
定される。
【0024】被操作部22と前記駆動部材14は、伝達
部材30を介して連結されている。この伝達部材30
は、可撓性を有する長尺板状(帯状)のバー材からなっ
ている。この伝達部材30は、その一端部に形成された
係合穴31に、前記外カバー25の外面に突設された突
部32を係合させることにより、被操作部22と連結さ
れている。操作側の側辺部のスペーサ5cには、その長
手方向に沿って上下方向に前記伝達部材30を移動可能
に支持するガイド溝33が形成されている。
【0025】また、操作側の側辺部のスペーサ5cと上
辺部のスペーサ5aを連結する上隅部のコーナーピース
(操作側の上部コーナーピースともいう)8aには、前
記伝達部材30を側辺部のスぺーサ5c側から上辺部の
スペーサ5a側に90度方向転換させて案内するための
曲線状ガイド部34が形成されている。そして、前記伝
達部材30の先端部には、この先端部に形成された係合
穴34に前記駆動部材14の一端に突設された突部36
を係合させることにより、駆動部材14が連結されてい
る。前記操作部21、伝達部材30、コーナーピース8
a〜8d等は、被操作部22の内カバー24と同様、滑
り易い材質例えばポリアセタール樹脂からなっているこ
とが好ましい。
【0026】前記吊り紐3の両側縦紐部3a,3bの下
端は、バー部材(ボトムバーともいう)37に連結され
ている。尚、吊り紐3の両側縦紐部3a,3bは、U字
状につながっていて、バー部材37に転回可能(Uター
ン可能)に巻き掛けられていてもよい。吊り紐3により
下辺部のスペーサ5bより上方へ浮いた状態に吊り下げ
られた前記バー部材37を吊り紐3の伸びに対応して一
定の範囲で上下移動可能に規制するために、左右両側の
スペーサ5c,5dの下端側および下隅部に配置される
下部コーナーピース8c,8dには、前記バー部材37
の両端部を上下移動可能に規制する規制部としての図示
しない長穴が設けられている。
【0027】上下左右四辺のスぺーサ5a〜5dは、遮
蔽体4の端部を覆う覆い部38a〜38dを有してい
る。また、少なくとも一辺のスぺーサ、図示例では操作
部側の側辺部のスぺーサ5cと対向する側辺部のスぺー
サ5dおよび下辺部のスぺーサ5bの計二辺の内部に
は、例えばシリカゲル等の乾燥剤39を収容した乾燥剤
収容部材40が設けられている。側辺部のスぺーサ5d
と下辺部のスぺーサ5bは、両側部の先端側が覆い部3
8d,38bとして長く形成されている。すなわち、側
辺部と下辺部のスぺーサ5d,5bには、覆い部38
d,38bが一体形成されている。
【0028】これら側辺部と下辺部のスぺーサ5d,5
bの内底部に乾燥剤収容部材40を収容保持するため
に、スぺーサ5d,5bの内側部には、乾燥部材収容部
材40の上面両側縁部を係止するための係止条部41
a,41bが一体形成されており、乾燥剤収容部材40
を長手方向に沿って一端から挿入して保持できるように
なっている。なお、上記乾燥剤収容部材40は、スぺー
サ5d,5bの内底部に上方(開放側)から嵌め込んで
もよい。乾燥剤収容部材40は、例えばアルミニウムに
より中空棒状に形成された容器42内に乾燥剤39を充
填し、両端部に図示しないキャップを挿入して構成され
ている。この容器42の上面には、通気用の孔部44が
適宜間隔で設けられている。
【0029】操作部側の側辺部のスぺーサ5cおよび上
辺部のスぺーサ5aには、覆い部38c,38aが別部
材として取付けられている。これらの覆い部38c,3
8aは、面内方向に開放された断面U字状のアルミ押出
形材からなり、その外端部には操作部側の側辺部のスぺ
ーサ5cおよび上辺部のスぺーサ5aの両側先端部に形
成された内向きフランジ部45に係止される一対の係止
部46が突設されている。なお、上辺部のスぺーサ5a
に取付けられる覆い部38aには、吊り紐3を通すため
の図示しない開口部が設けられている。
【0030】以上のように構成された遮蔽体内蔵複層ガ
ラス1は、窓サッシ47に装着されて使用される。図4
は、遮蔽体内蔵複層ガラス1を引き違い式の窓サッシ4
7に装着した一例を示している。この窓サッシ47は、
好ましくは断熱構造のサッシ枠48と、このサッシ枠4
8内に開閉可能に取付けられた引き違い式の障子49と
から主に構成されている。障子49は、方形に框組みさ
れる、好ましくは断熱構造の框60を有し、この框60
内に図示しないパッキンであるグレーチングチャンネル
(ビードともいう)を介して前述した遮蔽体内蔵複層ガ
ラス1が装着されている。なお、窓サッシとしては、引
き違い式以外に、例えば縦すべり式、嵌め殺し式等であ
ってもよい。
【0031】次に、以上の構成からなる遮蔽体内蔵複層
ガラス1およびこれを備えた窓サッシ47の作用を述べ
る。遮蔽体内蔵複層ガラス1を組立てる場合には、先ず
操作部21、伝達部材30、ラック13を有する駆動部
材14を組込んだスぺーサ5a〜5bを方形枠状に組立
て、このスぺーサ5の一方の面にガラス板6を一次シー
ル材を介して張り付ける。
【0032】次に、吊り紐3を介して予めプーリケース
11が取付けられた遮蔽体4を前記スぺーサ5a〜5d
の内側の空間に収容配置し、そのバー部材37の両端を
両側辺部のスぺーサ5c,5dおよび下部コーナーピー
ス8c,8dの図示しない長穴に係合させ、前記プーリ
ケース11を上辺部のスペーサ5a内に装着する。そし
て、前記スぺーサ5a〜5dの他方の面にガラス板6を
一次シール材を介して張り付け、両ガラス板6,6の対
向周縁部間に二次シール材7を充填し、一方のガラス板
6の外面に操作部21を取付けることにより、遮蔽体内
蔵複層ガラス1が完成する。また、この遮蔽体内蔵複層
ガラス1を窓サッシ47に装着することにより、窓サッ
シ47が完成する。
【0033】このように構成された遮蔽体内蔵複層ガラ
ス1もしくは窓サッシ47によれば、操作部21を上方
もしくは下方に移動すると、磁石23,28の吸着作用
で複層ガラス2内の被操作部22が操作部21に追従し
て操作される。その操作力は伝達部材30を介して上辺
部のスペーサ5a内の駆動部材14に伝達され、駆動部
材14に設けられたラック13と、プーリケース11内
のプーリ10に設けられたピニオン15とを介してプー
リ10が回動操作され、吊り紐3を介して遮蔽体4のス
ラット9の角度を任意に調節することができる。
【0034】特に、前記遮蔽体内蔵複層ガラス1もしく
は窓サッシ47においては、方形枠状に上下左右のスぺ
ーサ5a〜5dを連結し、このスぺーサ5a〜5dの両
面をガラス板6,6で挟んで内部が密封される複層ガラ
ス2を形成し、この複層ガラス2内に梯状の吊り紐3を
介してスラット9の角度調節が可能な遮蔽体(ブライン
ド)4を吊設して内蔵し、複層ガラス2の室内側のガラ
ス面に遮蔽体4の角度調節を行う操作部21を設け、こ
の操作部21に複層ガラス2のガラス面と略平行な状態
(収納状態)から基部を支点に室内側へ回動突出可能な
操作摘み50を設けているため、遮蔽体4の角度調節を
行う場合には、操作部21の操作摘み50を複層ガラス
2のガラス面と略平行な状態(収納状態)から室内側へ
回動突出させて操作すればよく、これにより操作摘み5
0を室内側に大きく突出させることができて持ち易くな
るので操作性が向上する。また、不使用時には、操作摘
み50を複層ガラス2のガラス面と略平行な状態に収納
しておけるので、障子49の開閉の邪魔にならない。
【0035】すなわち、前記操作摘み50は、不使用時
には複層ガラス2のガラス面と略平行な状態に収納して
おけるので、複層ガラス2を引違い式の窓サッシ47に
使用した場合でも、操作摘み50を大きく形成したとし
ても、操作摘み50が引違いの障子49と干渉する恐れ
がなく、従って、操作摘み50を操作し易い大きさに形
成することができる。また、前記操作摘み50は、使用
状態の突出状態から自重で自動的に収納位置に戻るよう
に構成されているため、複層ガラス2を引違い式の窓サ
ッシ47に適用しても、操作摘み50を収納し忘れて誤
って破損する恐れがなく、耐久性の向上が図れる。
【0036】一方、前記スぺーサ5a〜5dは面内方向
に開放され、少なくとも一辺図示例では二辺のスぺーサ
5b,5dの内部には、乾燥材39を収容した乾燥材収
容部材40が設けられているため、内部の結露を防止で
きる構造でありながら、その加工および組立が容易にで
き、コストの低減が図れる。また、前記スぺーサ5a〜
5dは、前記遮蔽体4の端部を覆う覆い部38a〜38
dを一体または別体で有しているため、簡単な構造で遮
蔽体の端部を容易に覆い隠すことができ、見栄えの向上
が図れる。
【0037】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、前記実施の形態で
は、遮蔽体が昇降可能に構成されていないが本発明は遮
蔽体が昇降可能に構成されている場合も含む。また、遮
蔽体としては、スラットを有するブラインドに限定され
ず、例えば蛇腹状の折れ体からなるもの、ロール式のも
の、中空体の連続したもの等であってもよい。前記実施
の形態では二辺のスぺーサに乾燥剤収容部材が設けられ
ているが、乾燥剤収容部材は少なくとも一辺のスぺーサ
に設けられていればよい。操作部の操作摘みは、自重で
収納位置に復帰するように構成されていることが好まし
いが、バネによって収納位置に復帰するように構成され
ていてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上要する本発明によれば、次のような
効果を奏することができる。
【0039】(1)請求項1に係る遮蔽体内蔵複層ガラ
スによれば、上下辺部および左右側辺部に配したスぺー
サの両面をガラス板で挟んで内部が密封された複層ガラ
スを形成し、この複層ガラス内に角度調節が可能な遮蔽
体を内蔵し、前記複層ガラスの室内側の面に前記遮蔽体
の角度調節を行う操作部を設け、この操作部に前記複層
ガラスの面と略平行な状態から基部を支点に室内側へ回
動突出可能な操作摘みを設けてなるため、遮蔽体の角度
調節を行う場合には、操作部の操作摘みを室内側に大き
く突出させることができて持ちやすくなり、操作性の向
上が図れる。
【0040】(2)請求項2に係る窓サッシによれば、
上下辺部および左右側辺部に配したスぺーサの両面をガ
ラス板で挟んで内部が密封された複層ガラスを形成し、
この複層ガラス内に角度調節が可能な遮蔽体を内蔵し、
前記複層ガラスの室内側の面に前記遮蔽体の角度調節を
行う操作部を設け、この操作部に前記複層ガラスの面と
略平行な状態から基部を支点に室内側へ回動突出可能な
操作摘みを設けてなる遮蔽体内蔵複層ガラスが装着され
ているため、遮蔽体の角度調節を行う場合には、操作部
の操作摘みを室内側に大きく突出させることができて持
ちやすくなり、操作性の向上が図れる。また、不使用時
には、操作摘みを複層ガラスの面と略平行な状態に収納
しておけるので、障子の開閉の邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である遮蔽体内蔵複層ガラ
スを示す室内側正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1の遮蔽体内蔵複層ガラスが装着された窓サ
ッシを示す室内側正面図である。
【図5】伝達部材に駆動部材を介してラックを取付ける
構造を示す斜視図である。
【図6】プーリケースの構造を示す図である。
【図7】操作部を示す図で、(a)は斜視図、(b)は
縦断面図である。
【符号の説明】
1 遮蔽体内蔵複層ガラス 2 複層ガラス 4 遮蔽体 5a〜5d スぺーサ 6 ガラス板 21 操作部 47 窓サッシ 50 操作摘み

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下辺部および左右側辺部に配したスぺ
    ーサの両面をガラス板で挟んで内部が密封された複層ガ
    ラスを形成し、この複層ガラス内に角度調節が可能な遮
    蔽体を内蔵し、前記複層ガラスの室内側の面に前記遮蔽
    体の角度調節を行う操作部を設け、この操作部に前記複
    層ガラスの面と略平行な状態から基部を支点に室内側へ
    回動突出可能な操作摘みを設けてなることを特徴とする
    遮蔽体内蔵複層ガラス。
  2. 【請求項2】 上下辺部および左右側辺部に配したスぺ
    ーサの両面をガラス板で挟んで内部が密封された複層ガ
    ラスを形成し、この複層ガラス内に角度調節が可能な遮
    蔽体を内蔵し、前記複層ガラスの室内側の面に前記遮蔽
    体の角度調節を行う操作部を設け、この操作部に前記複
    層ガラスの面と略平行な状態から基部を支点に室内側へ
    回動突出可能な操作摘みを設けてなる遮蔽体内蔵複層ガ
    ラスが装着されていることを特徴とする窓サッシ。
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