JP2000248433A - スライバーの収容方法、及びその装置 - Google Patents

スライバーの収容方法、及びその装置

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JP2000248433A
JP2000248433A JP11054930A JP5493099A JP2000248433A JP 2000248433 A JP2000248433 A JP 2000248433A JP 11054930 A JP11054930 A JP 11054930A JP 5493099 A JP5493099 A JP 5493099A JP 2000248433 A JP2000248433 A JP 2000248433A
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English (en)
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Kiyohiro Tsuzuki
清宏 都築
Hiromi Takagi
弘巳 高木
Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
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TSUZUKI BOSEKI KK
TSUZUKI SPINNING
Original Assignee
TSUZUKI BOSEKI KK
TSUZUKI SPINNING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケンスを使用しないで、回転中のスライバート
レーにスライバーを略円錐台状にして積載可能にするこ
とである。 【解決手段】コイラープレート2からスライバーS’の
紡出中において、回転中のスライバートレー25を垂直
下方に下降させると同時に、該下降に応じて最大往復ト
ラバース幅W1 が漸次狭くなるようにして、前記スライ
バートレー25の中心位置C 1 を同一直線上において往
復トラバースさせて、前記スライバートレー25の上に
スライバーS’を略円錐台状にして積載させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、練条機から紡出さ
れるスライバーをケンスを使用しないで収容する方法、
及びその装置に関し、更に詳しくは、回転中のスライバ
ートレーにスライバーを略円錐台状にして積載してスラ
イバーを収容する方法、及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】練条機から紡出されるスライバーを収容
する従来の主たる方法は、ケンスを使用するものであっ
た。このケンスを使用する方法においては、円筒形のケ
ンスを使用する方法と、方形のケンスを使用する方法と
がある。前者は、円筒形のケンスを回転運動させたり、
或いは回転運動と円運動とを組み合わせたりして、その
内部にスライバーを収容する方法である。また、後者
は、方形ケンスを矩形運動させて、その内部にスライバ
ーを収容する方法である。このケンスを使用する方法
は、予備ケンスを含めて多数のケンスが必要となるた
め、ケンスにかかるイニシャルコストが嵩むと共に、空
ケンスをストックするための広いデッドスペースが必要
となり、更に、ケンス搬送のための動力を必要とする不
具合がある。
【0003】また、コイリング状態のスライバーを吊下
げ棒に吊り下げて搬送する方法も一部では実施されてお
り、該方法は、上記ケンスの使用が不要となる利点はあ
るものの、スライバーの収容量が少ないのに加えて、吊
下げ棒を搬送する必要も生ずるという不具合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケンスを使
用しないで、回転中のスライバートレーにスライバーを
略円錐台状にして積載してスライバーを収容する方法、
及びその装置の提供を課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、回転中のコイラープレートから連続して紡
出されるスライバーを積載状態で収容する方法であっ
て、前記スライバーの紡出中において、該スライバーを
積載するためのスライバートレーを回転させながら、該
スライバートレーを垂直下方に下降させると同時に、該
下降に応じて最大往復トラバース幅が漸次狭くなるよう
にして、前記スライバートレーの中心位置を同一直線上
において往復トラバースさせて、前記コイラープレート
から紡出中のスライバーを、前記スライバートレーに積
載済のスライバーに接圧させた状態で紡出させることに
より、前記スライバートレー上にスライバーを略円錐台
状にして積載させることを、その特徴としている。
【0006】回転中のスライバートレーの中心位置の最
大往復トラバース幅が漸次狭くなるようにして、該スラ
イバートレーを同一直線上を往復トラバースさせた状態
で、コイラープレートから紡出されるスライバーをスラ
イバートレーに積載しているために、スライバートレー
に対するコイラープレートの相対的な軌跡は、スライバ
ートレーの外周側から中心部に向かう渦巻き線状のもの
と、スライバートレーの中心部から外周側に向かう渦巻
き線状のものとの2種類となる。
【0007】このため、特定層において、スライバート
レーの外周側から中心部に向けて渦巻き線状となってス
ライバーが積載された場合には、その上層においては、
下層よりも小さな半径でもって、スライバートレーの中
心部から外周側に向けてスライバーが渦巻き線状となっ
て積載される。よって、回転中のスライバートレーを垂
直下方に連続、又は断続して下降された状態で、上記積
載作用が交互に繰り返されると、最終的には、紡出され
たスライバーは、略円錐台状となってスライバートレー
上に積載される。また、コイラープレートから紡出中の
スライバーを、前記スライバートレーに積載済のスライ
バーに接圧させた状態で紡出させているために、積載中
のスライバーが崩れることもない。
【0008】このため、スライバートレーの最大トラバ
ース幅の変化量(漸減量)を調整することによって、ス
ライバートレーに積載されるスライバーの円錐台形状を
変化させられる。また、各積載層におけるスライバート
レーの中心位置の往復トラバースの回数、スライバート
レーの回転数を相対的に変化させることにより、スライ
バートレーに積載されるスライバーの密度の調整を行え
る。更に、スライバーの満載後において、スライバート
レーを上昇させることにより、積載されたスライバーを
圧縮させることも可能となって、スライバートレーに積
載されたスライバーの搬送安定性を高めることもでき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るスライバー
収容装置Aの平面図であり、図2は、同じく側面図(図
1のX矢視図)であり、図3は、同じく正面図(図1の
Y矢視図)である。図1ないし図3において、ベーステ
ーブル1は、コイラープレート2の下方に配置されて、
その両側部に立設された4本のラック支柱3に対して昇
降可能に支持されている。即ち、ベーステーブル1の下
面における前後方向の両端部には、ブラケット4を介し
てピニオン軸5がそれぞれ支持されていて、該ピニオン
軸5の両端部に取付けられた各ピニオン6が前記ラック
支柱3に形成されたラック7と噛合され、各ピニオン軸
5の両端部には、ワイヤー8を介してバランスウエイト
9が連結されて、前記ベーステーブル1は、常に上動す
るように付勢されている。また、図6に示されるよう
に、ベーステーブル1の下方には、前記ピニオン軸5と
直交してベベルギア軸11が支持されていて、該ベベル
ギア軸11の両端部に取付けられたベベルギア12a
と、前記各ピニオン軸5の中間部に取付けられたベベル
ギア12bとが噛合していると共に、該ベベルギア軸1
1の中間部に取付けられたベベルギア12cと、昇降モ
ータM3 の駆動軸に取付けられたベベルギア12dとが
噛合している。よって、昇降モータM3 の正逆回転によ
り、前記ベーステーブル1は昇降する。また、図2及び
図3に示されるように、前記ラック支柱3の上端部の近
傍には、前記ワイヤー8を掛装させて、その走行方向を
逆方向にせしめるための一対のワイヤープーリ13が前
後方向(P)と直交する方向に沿って所定間隔をおいて
配設されている。
【0010】また、前記ベーステーブル1の幅方向の両
端部には、一対のガイドレール14が長手方向に沿って
取付けられ、方形状をした往復テーブル15の四隅部に
は、それぞれ支持ローラ16が取付けられていて、該往
復テーブル15は、各支持ローラ16を介して前記一対
のガイドレール14に対して前後方向(P)に往復移動
可能に支持されている。特定の一つの支持ローラ16
が、サーボモータから成る前後動モータM1 により駆動
回転されて、前記往復テーブル15は、前後方向(P)
に往復動を行う。図1及び図5に示されるように、前記
往復テーブル15の長手方向のほぼ中央部には、回転テ
ーブル17が軸受18を介して支持されていて、その回
転軸19は、該往復テーブル15を貫通して、その下面
に突出している。往復テーブル15の長手方向の一端部
には、サーボモータから成る回転テーブル駆動モータM
2 が取付けられて、その駆動軸21は、前記回転軸19
と同様にして往復テーブル15を貫通して、その下面に
突出していて、該駆動軸21と該回転軸19とにそれぞ
れ取付けられた各プーリ22,23の間にベルト24が
掛装されて、前記駆動モータM2 によって回転テーブル
17が駆動回転される構成になっている。この回転テー
ブル17には、スライバーS’を積載させるためのスラ
イバートレー25が載置される。なお、図1及び図5に
おいて、26は、回転テーブル17に対してスライバー
トレー25を係合固定するための爪体を示す。
【0011】上記構成によって、回転テーブル17に載
置されたスライバートレー25は、回転テーブル駆動モ
ータM2 によって回転された状態で、前後動モータM1
の正逆回転により、前後方向(P)に往復トラバースす
ると共に、昇降モータM3 によって昇降する。更に、前
後動モータM1 の回転数制御によって、スライバートレ
ー25の中心位置C1 の最大往復トラバース幅(W1)
〔図14参照〕を漸次狭くすることができる。
【0012】また、図1及び図2に示されるように、前
記ベーステーブル1の直下には、前記スライバートレー
25に満載状態で積載された積載スライバーS1(S2)を
搬送するための積載スライバー搬送コンベア27が前後
方向(P)に沿って配設されている。該搬送コンベア2
7は、ローラコンベアで構成されて、前記ベーステーブ
ル1の直下の部分は、該ベーステーブル1が通過可能な
ような切欠き孔28が設けられていて、前記搬送コンベ
ア27の直下に設けられたピット29と連通している。
そして、図3及び図4に示されるように、昇降モータM
3 の駆動によって、スライバー収容装置Aの全体が下降
すると、回転テーブル17に載置されたスライバートレ
ー25のみが、前記切欠き孔28の両側に残っている搬
送コンベア27の残存部に移載されて、スライバー収容
装置Aの全体は、前記ピット29内に収容可能な構造に
なっている。そして、図5に示されるように、ピット2
9内にスライバー収容装置Aが収容されている状態にお
いて、積載スライバー搬送コンベア27を駆動させて、
待機していたスライバートレー25(図2参照)をスラ
イバー収容装置Aの直上まで搬送させて停止させた後
に、昇降モータM3 を上記と逆方向に回転させて、スラ
イバー収容装置Aを上昇させると、その上昇途中におい
て、回転テーブル17の上にスライバートレー25が移
載されて、そのまま上昇する構成になっている。なお、
図2において、31,32は、それぞれ練条機に設けら
れたドラフト装置、及びコイラーチューブを示し、ドラ
フト装置31でドラフトされたスライバーS’は、コイ
ラーチューブ32を通って、コイラープレート2から紡
出される。
【0013】引き続いて、上記したスライバー収容装置
Aによって、コイラープレート2から連続して紡出され
るスライバーS’が、スライバートレー25の上に積載
状態で収容される作用について説明する。まず、図7に
示されるように、昇降モータM3 によってスライバー収
容装置Aの全体を上昇端まで上昇させておく。この状態
(原点位置)では、図7及び図12の双方に示されるよ
うに、往復テーブル15は、左移動端に達していて、ス
ライバートレー25の上面は、コイラープレート2の下
面に近接している。
【0014】そして、回転テーブル駆動モータM2 によ
って回転テーブル17を回転させると、これと一体とな
ってスライバートレー25が回転し、この状態におい
て、前後動モータM1 によって往復テーブル15を前後
方向(P)に往復トラバース幅が漸次狭くなるようにし
て、往復トラバースさせると、第1層(最下層)におい
ては、スライバートレー25の外周側から、その中心部
に向けて、スライバーS’が渦巻き線状となってスライ
バートレー25に積載される。この場合において、図1
2ないし図14に示されるように、コイラープレート2
の回転中心C2 を基準にすると、コイラープレート2の
回転中心C2 とスライバートレー25の中心位置C1
の最大距離L1 と、その最少距離L0 との差(L1 −L
0)が最下層の最大トラバース幅(W1)となり、最下層に
おけるスライバーS’の積載は、スライバートレー25
の外周縁から積載が開始されて、スライバートレー25
の中心位置C1 のトラバース幅〔Wx =Lx −L0 〕が
漸次狭くなって、その中心部まで積載される。図14に
おいて、実線は、最下層において、スライバートレー2
5の外周縁にスライバーS’が積載される状態を示し、
二点鎖線は、その中心部にスライバーS’が積載される
状態を示す。なお、スライバートレー25の中心位置C
1 の右移動端は、コイラープレート2の回転中心C2
の距離が(L0)となる位置であって、全ての積載層にお
いて一定している。
【0015】また、第2層においては、上記第1層(最
下層)とは逆に、スライバートレー25の中心部から、
その外周側に向けてスライバーS’が渦巻き線状となっ
て、第1層(最下層)の上に積載される。即ち、第2層
においては、最下層とは逆に、スライバートレー25の
中心位置C1 のトラバース幅Wx は、漸次大きくなる
が、その最大トラバース幅は、第1層(最下層)のそれ
よりも僅かに狭い。このように、奇数層では、スライバ
ートレー25の外周側から中心部に向けてスライバー
S’が渦巻き線状に積載されると共に、偶数層において
は、奇数層とは逆に、スライバートレー25の中心部か
ら外周側に向けてスライバーS’が渦巻き線状に積載さ
れる。また、各積載層におけるスライバー密度を一定に
するには、積載層の数が増加する毎に、スライバートレ
ー25の往復トラバースの回数を減らす必要がある。な
お、スライバートレー25に対するスライバーS’の積
載高さが高くなるに応じて、該スライバートレー25
は、終始連続して、或いは異なる層に移行する毎に断続
的に下降する。
【0016】上記作用によって、図8に示されるよう
に、スライバートレー25には、コイラープレート2か
ら紡出されたスライバーS’が円錐台状となって積載さ
れる。また、スライバーS’の積載中においては、コイ
ラープレート2から紡出されるスライバーS’は、スラ
イバートレー25に積載済のスライバーS’に所定圧力
で接圧するように、昇降モータM3 を制御して、スライ
バー収容装置Aの全体を下降させているために、スライ
バートレー25に積載された積載スライバーS1が崩れ
ることはない。そして、図13で実線、及び図14で二
点鎖線でそれぞれ示されるように、往復テーブル15が
右移動端まで移動して、スライバートレー25の中心位
置C1 の最大トラバース幅WX が零に至ると(スライバ
ートレー25が回転運動のみを行うに至ると)、スライ
バートレー25には、積載スライバーS1 が満載状態と
なって、練条機が停止して、コイラープレート2からの
スライバーS’の紡出が停止すると同時に、スライバー
収容装置Aの全てのモータM 1,M2,M3 の回転が停止す
る(図9参照)。
【0017】そして、カッター(図示せず)を使用し
て、コイラープレート2の部分においてスライバーS’
を切断した後に、昇降モータM3 によって、円錐台状の
積載スライバーS1 を載せたスライバー収容装置Aの全
体を下降させ、該収容装置Aの全体を前記切欠き孔28
を通過させて、その直下のピット29内に格納すると、
スライバー収容装置Aの下降途中において、積載スライ
バーS1 を積載しているスライバートレー25のみが、
前記切欠き孔28の両側に残っている積載スライバー搬
送コンベア27の残存部に移載される(図10参
照))。この状態で、前記搬送コンベア27を駆動させ
ると、円錐台状となった積載スライバーS1 が積載され
たスライバートレー25は、前方に搬送されると同時
に、ピット29の後方に待機していた別のスライバート
レー25がピット29の直上まで搬送される(図11参
照)。そして、昇降モータM3 を上記と逆方向に回転さ
せて、ピット29内に格納されているスライバー収容装
置Aを上昇させると、その上昇途中において、搬送コン
ベア27の上のスライバートレー25は、スライバー収
容装置Aの回転テーブル17の上に移載されて、そのま
ま上昇する。
【0018】このようにして、上記した各操作を反復さ
せることにより、スライバー収容装置Aのスライバート
レー25にスライバーS’を円錐台状にして積載して、
積載スライバーS1 をスライバートレー25と一緒にし
て、積載スライバー搬送コンベア27により順次前方に
搬送させる。なお、スライバーS’の積載終了後におい
て、スライバー収容装置Aを更に上昇させると、スライ
バートレー25上の積載スライバーS1 の全体が圧縮さ
れて、搬送安定性が高められる。
【0019】次に、本発明のスライバーの収容方法にお
いて、スライバートレー25の中心位置C1 の往復トラ
バース速度、同様の中心位置C1 の各積載層における最
大トラバース幅の変化量(漸減量)及び往復トラバース
回数、更には、スライバートレー25の回転速度との関
係について考察すると、以下のことが言える。(1)各
積載層における最大トラバース幅の変化を大きくする
と、積載スライバーの円錐台形状を種々変えられる。即
ち、図15に示される積載スライバーS1 の収容時より
も各積載層における最大トラバース幅の変化量(漸減
量)を大きくすると、図16に示されるように、傾斜の
緩やかな円錐台状の積載スライバーS2 となる。(2)
各積載層におけるスライバートレー25の往復トラバー
ス回数、或いはスライバートレー25の回転数を相対的
に大きくすると、積載されるスライバーの密度が増す。
なお、図15において、2点鎖線で示される円は、スラ
イバートレー25に対するコイラープレート2の相対的
な軌跡を示す。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るスライバーの収容方法は、
回転中のスライバートレーを往復トラバースさせ、しか
も積載層が多くなるに応じて、スライバートレーの最大
トラバース幅を漸次狭くして、該スライバートレーにス
ライバーを積載するものであるので、ケンスを全く使用
しなくて、スライバートレーの上にスライバーを略円錐
台状にして収容することが可能となる。この結果、ケン
スを使用する場合には、不可欠であったケンスに係る諸
費用が低減されると共に、スライバートレーは、円板状
であって、積み重ねて保管することが可能であるため
に、そのデッドスペースは、ケンスの場合に比較して、
大幅に少なくなる。また、スライバートレー上における
積載スライバーは、略円錐台状をしているために、側方
に倒れることなく、安定して搬送することができる。
【0021】また、本発明のスライバーの収容方法によ
れば、各積載層間におけるスライバートレーの中心位置
の最大トラバース幅の変化量(漸減量)を調節すること
により、スライバートレーに積載される積載スライバー
の円錐台形状を変えたり、各積載層におけるスライバー
トレーの往復トラバース回数、或いはスライバートレー
の回転数を調整することにより、積載スライバーの密度
調整を簡単に行える。
【0022】更に、本発明のスライバーの収容装置は、
ケンスに比較して体積の著しく小さな(体積の殆どな
い)円板状のスライバートレーを回転させる機構と、こ
れを往復トラバースさせる機構と、これを昇降させる機
構とを備えているのみでよいので、装置の構成が簡単と
なる。また、積載スライバー搬送コンベアを併用させ
て、これに設けられた切欠き孔を通して、直下にピット
内にスライバー収容装置が格納されて、積載スライバー
のみがスライバートレーを介して前記搬送コンベアに移
載される構成にすると、収容直後の積載スライバーを一
連の工程において搬送することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライバー収容装置Aの平面図で
ある。
【図2】同じく側面図(図1のX矢視図)である。
【図3】同じく正面図(図1のY矢視図)である。
【図4】スライバー収容装置Aがピット29内に格納さ
れた状態を示す正面図である。
【図5】スライバー収容装置Aの中央部で縦断した側面
図である。
【図6】昇降モータM3 の駆動力伝達機構を示す図であ
る。
【図7】スライバーS’の収容開始時の側面図である。
【図8】スライバーS’の収容途中の側面図である。
【図9】スライバーS’の収容終了時の側面図である。
【図10】積載スライバーS1 が積載スライバー搬送コ
ンベア27に移載された状態を示す側面図である。
【図11】積載スライバーS1 が前側に搬送されて後続
のスライバートレー25が搬入される状態を示す側面図
である。
【図12】スライバーS’の収容開始時の平面図であ
る。
【図13】スライバーS’の収容終了時の平面図であ
る。
【図14】本発明のスライバー収容方法の原理を示す図
である。
【図15】積載スライバーS1 の正面図である。
【図16】積載スライバーS2 の正面図である。
【符号の説明】
A:スライバー収容装置 C1 :スライバートレーの中心位置 C2 :コイラープレートの回転中心 M1 :前後動モータ(往復トラバース手段) M2 :回転テーブル駆動モータ M3 :昇降モータ(昇降手段) S’:スライバー S1,S2 :積載スライバー W1 :スライバートレーの最大トラバース幅 1:ベーステーブル 2:コイラープレート 15:往復テーブル 17:回転テーブル 25:スライバートレー 27:積載スライバー搬送コンベア 28:切欠き孔 29:ピット
フロントページの続き Fターム(参考) 3B151 AA31 AB02 AB12 AC31 AC50 CB06 3F057 BA06 BB02 BB03 BD01 BD07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転中のコイラープレートから連続して
    紡出されるスライバーを積載状態で収容する方法であっ
    て、 前記スライバーの紡出中において、該スライバーを積載
    するためのスライバートレーを回転させながら、該スラ
    イバートレーを垂直下方に下降させると同時に、該下降
    に応じて最大往復トラバース幅が漸次狭くなるようにし
    て、前記スライバートレーの中心位置を同一直線上にお
    いて往復トラバースさせて、 前記コイラープレートから紡出中のスライバーを、前記
    スライバートレーに積載済のスライバーに接圧させた状
    態で紡出させることにより、前記スライバートレー上に
    スライバーを略円錐台状にして積載させることを特徴と
    するスライバーの収容方法。
  2. 【請求項2】 最下層においては、スライバートレーの
    外周側からスライバーの積載を開始することを特徴とす
    る請求項1に記載のスライバーの収容方法。
  3. 【請求項3】 回転中のコイラープレートから連続して
    紡出されるスライバーを積載状態で収容する装置であっ
    て、 昇降手段を介して垂直方向に沿って昇降可能なように、
    前記コイラープレートの直下に配設されたベーステーブ
    ルと、 往復トラバース手段を介して前記ベーステーブルの上面
    に同一直線上を往復トラバース可能に配設された往復テ
    ーブルと、 前記スライバーを積載させるためのスライバートレーを
    着脱可能に載置させるために、前記往復テーブルの上面
    に回転可能に配設された回転テーブルと、 を備え、 前記スライバーの紡出中において、前記回転テーブルに
    より前記スライバートレーを回転させながら、前記ベー
    ステーブルを垂直下方に下降させると同時に、該下降に
    応じて最大往復幅が漸次狭くなるようにして、前記往復
    テーブルを往復動させて、前記スライバートレーの中心
    位置を往復トラバースさせることにより、前記スライバ
    ートレー上にスライバーを略円錐台状にして積載させる
    ことを特徴とするスライバーの収容装置。
  4. 【請求項4】 装置全体が通過して直下のピットに格納
    可能な切欠き孔が設けられたローラコンベアから成る積
    載スライバー搬送コンベアを備え、スライバーの積載終
    了後において、装置全体が下降して前記ピット内に格納
    される際に、スライバーを積載したスライバートレーの
    みが前記積載スライバー搬送コンベアに移載される構成
    になっていることを特徴とする請求項3に記載のスライ
    バーの収容装置。
JP11054930A 1999-03-03 1999-03-03 スライバーの収容方法、及びその装置 Pending JP2000248433A (ja)

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