JP2000247803A - 農園芸用二重構造エアゾル - Google Patents

農園芸用二重構造エアゾル

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JP2000247803A
JP2000247803A JP11048970A JP4897099A JP2000247803A JP 2000247803 A JP2000247803 A JP 2000247803A JP 11048970 A JP11048970 A JP 11048970A JP 4897099 A JP4897099 A JP 4897099A JP 2000247803 A JP2000247803 A JP 2000247803A
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agricultural
film
horticultural
inner bag
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Masaaki Amano
正章 天野
Norio Naito
紀雄 内藤
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Takeda Garden Product Co Ltd
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Takeda Garden Product Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】農園芸用活性成分の二重構造エアゾル内袋容器
への収着が防止されており、農園芸用活性成分の安定化
を向上させ、その残存率を高く維持することができる農
園芸用二重構造エアゾルの提供。 【解決手段】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
金属膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む単
層または多層内袋容器に液状の農園芸用製剤を充填して
なる二重構造エアゾル、その製造法および二重構造エア
ゾルにおける農園芸用活性成分の安定化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農園芸用活性成分
の収着が防止された内袋容器を含む農園芸用二重構造エ
アゾルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農園芸分野のエアゾール製剤にお
いては、内容物の充填(または封入または設置)容器と
して金属缶が使用され、噴射剤としてDME、LPGな
どの可燃性液化ガスが使用されているが、次のような欠
点を有している。 (1)内容物のみを噴射することができない。 (2)噴射剤気化による冷害が起こる。 (3)噴射剤による薬害が問題となる。 (4)噴射剤が原液と接触するため、両者の溶解性やエ
マルジョン化が問題となる。 (5)残量が多い。 (6)急速に蒸発する物質が含まれるため、噴射した対
象から急激に熱が奪われ、冷感がある。 (7)噴射剤量が容器容積に比較して非常に多い。 (8)噴射時の噴射音が大きい。 (9)噴射剤として使用する液化ガスは、温度に対して
圧力変化が大きい。 (10)農園芸用活性成分、溶剤、噴射剤などの透過が
多い。 (12)内容物とバルブ金属面が接触するので、高腐食
液や重金属に敏感な製剤に適用できない。 この問題を解消する目的で、内容物と噴射剤とを分離し
て封入することができる二重構造エアゾール容器が開発
されている(特公昭45−37340号公報など)が、
農園芸用製剤に試みられたことは従来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、噴射剤気化
による冷害、噴射剤による薬害、農園芸用活性成分の濃
度の低下、農園芸用活性成分の安定性・活性の低下が起
こるばかりでなく農園芸用製剤量が少なくなった場合倒
立噴射ができず従って植物の葉の裏面まで該製剤を散布
するのが困難となるなどの問題を解消する農園芸用エア
ゾール製剤を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、二重構造
エアゾール容器が農園芸用製剤に試みられることが従来
なかった点に着目し、上記課題を解決すべく鋭意研究を
重ねた結果、エアゾール内袋容器に用いられるプラスチ
ックは一般的には、活性成分や溶剤などを吸着したり透
過する性質、すなわち、収着する性質を有しているた
め、保存時に活性成分濃度が低下するという問題が生じ
ることを知見した。特に、農園芸用エアゾール製剤の場
合、内容物は用時希釈されることがないために、封入さ
れる農薬活性成分の濃度が極端に低く調整されている。
このため、農薬活性成分のプラスチック容器へのわずか
な吸着や透過によっても、農薬活性成分の濃度が著しく
低下する恐れがあり、農薬活性成分の安定性・活性の低
下の原因となり、実用化に困難が生じることを初めて知
見した。そこで、本発明者らは、農園芸用活性成分の収
着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜の層を少
なくとも一層含む単層または多層内袋容器に農園芸用製
剤を充填してなる二重構造エアゾルを初めて創製するこ
とに成功し、これによって上記の課題が解決することを
知見した。本発明者らは、さらに該エアゾルによって、
農園芸用活性成分の二重構造エアゾル内袋容器への吸着
および透過を防止することができ、ひいては農薬活性成
分の安定化を向上させ、その残存率を高く維持できるこ
とも見出した。さらに、本発明者らは、ナイロン樹脂膜
またはエチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂膜の層
を少なくとも一層含む内袋容器が上記課題の解決に特に
有利であることも知見した。またさらに、本発明者ら
は、これらの知見に基づいて、さらに鋭意検討を重ねた
結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、(1)農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、金
属膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む単層
または多層内袋容器に液状の農園芸用製剤を充填してな
る二重構造エアゾル、(2)多層内袋容器が農園芸用
活性成分の収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化
物膜の層およびポリエチレン樹脂膜の層から成る2ま
たは3層内袋容器である第(1)項記載の二重構造エア
ゾル、(3)農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
金属膜または金属酸化物膜が酸素透過度200(cc/
・24℃・hr・atm)以下の樹脂膜、金属膜ま
たは金属酸化物膜である第(1)項または第(2)項記
載の二重構造エアゾル、(4)農園芸用活性成分の収着
が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜がエチレン
・ビニルアルコール共重合樹脂膜、塩化ビニリデン樹脂
膜、ポリアクリロニトリル樹脂膜、ポリビニルアルコー
ル樹脂膜、ナイロン樹脂膜、ポリエステル樹脂膜、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂膜、アルミニウム箔または
アルミニウム蒸着膜である第(1)項または第(2)項
記載の二重構造エアゾル、(5)農園芸用活性成分の収
着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜がエチレ
ン・ビニルアルコール共重合樹脂膜である第(1)項ま
たは第(2)項記載の二重構造エアゾル、(6)農園芸
用活性成分の収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸
化物膜がナイロン樹脂膜である第(1)項記載の二重構
造エアゾル、(7)多層内袋容器が、(1)ポリエチ
レン樹脂膜、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂
膜およびポリエチレン樹脂膜の順で構成される3層内
袋容器、または(2)エチレン・ビニルアルコール共
重合樹脂膜、ポリエチレン樹脂膜およびエチレン・
ビニルアルコール共重合樹脂膜の順で構成される3層内
袋容器である第(1)項記載の二重構造エアゾル、
(8)液状の農園芸用製剤が水性の溶液剤、乳剤、懸濁
剤または泡沫剤である第(1)項または第(7)項記載
の二重構造エアゾル、(9)農園芸用活性成分が農薬ま
たは(および)肥料である第(1)項記載の二重構造エ
アゾル、(10)液状の農園芸用製剤を農園芸用活性成
分の収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜の
層を少なくとも一層含む単層または多層内袋容器内部に
充填し、噴射剤をエアゾル容器と該内袋の外側との間に
充填することを特徴とする第(1)項記載の二重構造エ
アゾルの製造方法、および(11)農園芸用活性成分の
収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜の層を
少なくとも一層含む単層または多層内袋容器に液状の農
園芸用製剤を充填することを特徴とする二重構造エアゾ
ルにおける農園芸用活性成分の安定化方法を提供する。
【0005】本発明の二重構造エアゾルは、内容物であ
る液状の農園芸用製剤、二重構造エアゾル内袋容器、噴
射剤、バルブ、アクチュエーターおよびキャップなどで
構成される。本発明の二重構造エアゾル内袋容器に封入
される液状の農園芸用製剤としては、後述する農園芸用
活性成分を含有する溶液剤、乳剤、懸濁剤または泡沫剤
などを用いることができ、好ましくは水性液剤である。
本発明の二重構造エアゾルに用いられる農園芸用活性成
分は、特に限定されず、殺菌活性成分,殺虫活性成分,
除草活性成分などの農薬、肥料、植物ホルモン、葉面光
沢もしくは葉面洗浄など農園芸用に使用される活性成分
であれば何れのものであってもよい。また、水溶性、水
難溶性の何れであってもよい。具体的には、以下の農薬
活性成分を好んで用いることができる。 〔殺菌活性成分〕ポリオキシンB、ストレプトマイシ
ン、α−ブチル−α−(4−クロロフェニル)−1H−
1,2,4−トリアゾール−1−プロパンニトリル(一
般名:ミクロブタニル)、2−メトキシ−N−(2−オ
キソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−2’,
6’−キシリジン(一般名:オキサジキシル)、メチル
N−(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシ
リル)−DL−アラニネート(一般名:メタラキシ
ル)、N−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)アニリン(一般名:ピリミメタニル)、1−(2,
4−ジクロロ−β−プロピルフェネチル)−1H−1,
2,4−トリアゾール(一般名:ペンコナゾール)、
(RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメ
チル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ルメチル)ペンタン−3−オール(一般名:テブコナゾ
ール)、NAC、TPN、MBC、ジブネ、チオファネ
ートメチル、ベノミルなど。 〔殺虫活性成分〕(RS)−〔O−1−(4−クロロフ
ェニル)ピラゾール−4−イル−O−エチル−S−プロ
ピルホスホロチオアート〕(一般名:ピラクロホス)、
O,O−ジメチル―O―(3−メチル―4―ニトロフェ
ニル)チオホスフェート(一般名:MEP)、O,O−
ジメチル―O―(2,4,5−トリクロロフェニル)ホ
スホロチオエート(一般名:フェンクロルホス)、O,
O−ジメチル−1−ヒドロキシ−2,2,2−トリクロ
ルエチルホスホネート(一般名:DEP)、O,O−ジ
メチル―O―(2,2−ジクロロビニル)ホスフェート
(一般名:DDVP)、O,O−ジメチル―O―(2−
イソプロピル―4―メチル―6―ピリミジニル)ホスホ
ロチオエート(一般名:CYAP)、2―(4―エトキ
シフェニル)−2−メチルプロピル 3―フェノキシベ
ンジルエーテル(エトフェンプロックス)、(RS)―
α―シアノ―3―フェノキシベンジル(S)−2−(4
−ジフルオロメトキシフェニル)―3―メチルブチラー
ト(一般名:フルシトリネート)、2−sec−ブチル
フェニル−N−メチルカーバメート(一般名:BPM
C)、マラチオン、ピレスロイド系殺虫活性成分(例、
アレスリン、ペルメトリンなど)、アセフェートなど。 〔除草活性成分〕 (1)水溶性除草活性成分:ビアラホス、グルホシネー
ト、グリホサート、2,4−PA、MCPナトリウム
塩、テトラピオン、TCBAナトリウム塩、トチクロピ
ル(トリエチルアンモニウム−3,5,6−トリクロロ
−2−ピリジルオキシアセタート)、ヘキサジノン、パ
ラコート、ジクワットなど。 (2)油溶性除草活性成分:ナプロパミド、ナプロアニ
リド、ペンデイメタリン、フルアジホップ、バーナレー
ト、ベンチオカーブ、リニュロン、アシュラム、カルブ
チレート、DCMU、チアザフルオン、ベンスルフロン
メチル、アトラジン、メトリブジン、ダゾメット、ピラ
ゾキシフェン、アミブロホスメチルなど。 (3)難溶解性除草活性成分:シマジン、ターバシンな
ど。 さらに、上記の他、例えば、1−(6−クロロ−3−ピ
リジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリ
デンアミン(一般名:イミダクロプリド)、6−メチル
キノキサリン−2,3−ジチオカーボネート(キノメチ
オナート)、(RS)−α−シアノ−4−フルオロ−3
−フェノキシベンジル(1RS,3RS)−(1RS,
3SR)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−
ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(シフルトリ
ン)、2−(エチルチオメチル)フェニル メチルカー
バメート(エチオフェンカルブ)、ジメチルエチルスル
フォニルイソプロピルチオフォスフェート(ESP)、
ジメチルジチオホスホリルフェニル酢酸エチル(PA
P)、O−2,4−ジクロロフェニルO−エチル S−
プロピル ホスホロジチオエート(プロチオホス)、O
−エチル O−エチルS−プロピル ホスホロジチオエ
ート(スルプロホス)、O,O−ジメチル−O−〔3−
メチル−4−(メチルチオ)フェニル〕チオホスフェー
ト(MPP)、ジメチル−2,2,2−トリクロロ−1
−ヒドロキシエチルホスホネート(DEP)、N−(ジ
クロルフルオルメチルチオ)−N’,N’−ジメチル−
N−フェニルスルファミド(ジクロフルアニド)、1−
(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ン(トリアジメホン)、all−rac−1−(ビフェニル−
4−イルオキシ)−3,3−ジメチル−1(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール
(ビテルタノール)なども用いることができる。これら
の農園芸用活性成分は単独で、あるいは必要に応じて二
種以上を混合して用いることもできる。例えば、ペルメ
トリンなどの殺虫活性成分とミクロブタニルなどの殺菌
活性成分を組み合わせて使用することができる。
【0006】これら農園芸用活性成分は、例えば、水に
対する溶解性に応じて、この分野の公知手段に従って、
溶液剤、乳剤、懸濁剤、泡沫剤などに調製されてもよ
い。かくして得られる農園芸用製剤を後述する二重構造
エアゾル内袋容器に充填・封入する。該溶液剤、乳剤、
懸濁剤および泡沫剤は、農園芸用活性成分に界面活性
剤、希釈剤(好ましくは、水など)、溶剤またはその他
の補助剤を自体公知の方法を用いて配合することによっ
て調製することもできる。例えば、農薬活性成分と界面
活性剤または(および)水とを混合し、均質な溶液剤、
乳剤、懸濁剤または泡沫剤とし、次いで、これに他の補
助剤を加えて均質な溶液剤、乳剤、懸濁剤または泡沫剤
を調製することができる。該界面活性剤としては、非イ
オン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性
界面活性剤、両性界面活性剤などの各種界面活性剤を用
いることができる。非イオン性界面活性剤としては、例
えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンアリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチ
リルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエ
チレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリ
オキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマ
ーアルキルフェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル(例、ソルビタンモノオレート、ソルビタンラウレー
ト)、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンカスターオイルエーテル、ポリエチレングリコール脂
肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル
などが挙げられる。陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、硫酸アルキル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸、ポリオキシエチレンベンジル(又はスチリル)
フェニルエーテル硫酸またはポリオキシエチレン−ポリ
オキシプロピレンブロックポリマー硫酸のナトリウム、
カルシウムまたはアンモニウムの各塩;スルホン酸アル
キル、ジアルキルスルホサクシネート、アルキルベンゼ
ンスルホン酸(例、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムなど)、モノ−又はジ−アルキルナフタレン酸スル
ホン酸、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合
物、リグニンスルホン酸、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテルスルホン酸またはポリオキシエチレン
アルキルエーテルスルホサクシネートのナトリウム、カ
ルシウム、アンモニウムまたはアルカノールアミン塩の
各塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェー
ト、ポリオキシエチレン、モノ−又はジ−アルキルフェ
ニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジ
ル(又はスチリル)フェニルエーテルホスフェート、ポ
リオキシエチレンベンジル(又はスチリル)フェニルエ
ーテルホスフェートまたはポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレンブロックポリマーホスフェートのナトリ
ウムまたはカルシウム塩などの各塩が挙げられる。陽イ
オン性界面活性剤としては、例えば、ドデシルアミンア
セテート、アルキルトリメチルアンモニウムハライド、
ポリオキシエチレン高級脂肪酸アミン塩などが挙げられ
る。両性界面活性剤としては、例えば、アルキルポリア
ミノエチルグリシン塩酸塩などが上げられる。これらの
界面活性剤は、単独で、あるいは必要に応じて二種以上
を任意の割合に混合して用いてもよい。また、可溶化能
を大きくするために、直鎖または分岐鎖高級アルコール
(C2n+1OH、n=5〜10)やNa
、NaHCO、NaCO、NaSiO
Na10またはCaClのような塩を添加して
もよい。
【0007】溶剤としては、例えば、沸点200℃以
上、好ましくは200℃〜500℃の高沸点溶剤などを
用いることができる。具体的には、次のような高沸点溶
剤が溶解助剤の目的で好んで用いられる。 (1)化学名:トリアリルジエタン、沸点.340〜4
05℃ (2)化学名:フェニルキシリルエタン、沸点.290
〜305℃ (3)化学名:ジメチルプロピルナフタレン、沸点.2
94〜315℃ (4)化学名:ジメチルコハク酸とジメチルグルタル酸
とジメチルアジピン酸の混合物、沸点.200〜235
℃,構造式 HCOOC−(CH)n−COOCH
(n=2〜4の整数) (5)化学名:N,N−ジメチルデカンアミド、沸点.
250℃ (6)化学名:メチルマフタレン、沸点226〜286
℃など。 本発明の二重構造エアゾルにおいて、農園芸用活性成分
が二種以上含まれる場合(例えば、シフルトリンおよび
イミダクロブリドの混合エアゾル)または活性成分の水
溶解度が20℃で300ppm以下である場合、高沸点溶
剤(例えば、Sorpol7355(トリアリルジエタン)を
用いるのが有効である。かかる高沸点溶剤を添加する農
園芸用活性成分としては、シフルトリン、キノメチオナ
ート、PAP、スルプロホス、DEP、ジクロフルアニ
ド、トリアジメホン、ビテルタノールなどが好適であ
る。さらに、プロチオホスとシフルトリンの混合エアゾ
ルでは、プロチオホスが高沸点を有する液体成分である
ためプロチオホス自体が高沸点溶剤の役目をなし、高沸
点溶剤の一種となる。かかる農園芸用活性成分として
は、プロチオホス、MPPなどが挙げられる。なお、農
園芸用活性成分の水溶解度が20℃で300ppm以上の
イミダクロプリドおよびエチオフェンカルブでは高沸点
溶剤は不要で、界面活性剤を使用するのがよい。
【0008】補助剤としては、例えば、活性成分の可溶
化を助けるための溶解補助剤、pH調節剤、成分安定化
剤、防腐剤、懸濁剤性向上剤、凍結防止剤、防錆剤、沈
殿防止剤、色素、香料などを所望により用いることがで
きる。溶解補助剤としては、例えば、プロピレングリコ
ール、モノメチルエーテルジプロピレングリコール、モ
ノメチルエーテルプロピレングリコール、モノプロピル
エーテルジプロピレングリコール、モノプロピルエーテ
ルプロピレングリコール、モノブチルエーテルジプロピ
レングリコール、モノブチルエーテルプロピレングリコ
ール、モノフェニルエーテルなどのグリコール類のモノ
エーテル化合物が挙げられる。pH調節剤としては、例
えば、クエン酸、炭酸、炭酸ナトリウム、リン酸、リン
酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウムなどが挙げられ
る。成分安定化剤としては、例えば、リン酸,塩酸,硫
酸,ホウ酸などの無機酸、クエン酸,リンゴ酸,コハク
酸,マレイン酸,グリコール酸,グルコン酸、イソプロ
ピルアシッドフォスフェート、イソブチルアジピン酸、
ジオクチルアジピン酸などの有機酸、メタノール,エタ
ノール,プロパノール,イソプロピルアルコールなどの
アルコール類、ブチルヒドロキシトルエン、エポキシ亜
麻仁油などが用いられる。防腐剤としては、例えば、プ
リベントール(Preventol)、D2〔化学名:ベンジル
アルコールモノ(ポリ)ヘミホルマル〕、プロクセル
(Proxel)、GXL〔化学名:1,2−ベンツイ
ソチアゾリン−3−オン〕(20%)、バイホ−プチア
ゾロン+BNPK、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カ
リウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラクロロメタキシ
レノール、2,6−ジメチルフェノールなどが用いられ
る。懸濁剤性向上剤としては、例えば、カルボキシメチ
ルセルロース、エチレングリコールなどが用いられる。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、エチルセルソルブ、ブチルカルビ
トール、3−メチル−メトキシブタノールなどが用いら
れる。防錆剤としては、例えば、アミルアルコール、モ
ルホリンなどが用いられる。沈殿防止剤としては、例え
ば、EDTA−2−ナトリウムなどが用いられる。色素
としては、例えば、青色1号などが用いられる。水とし
ては、例えば、水道水、イオン交換水、蒸留水、濾過処
理した水、滅菌処理した水などが用いられる。
【0009】本発明の二重構造エアゾル内袋容器に充填
・封入される溶液剤、乳剤、懸濁剤または泡沫剤におけ
る農園芸用活性成分の含有量は、通常、約0.0001
〜20重量%、好ましくは約0.001〜10重量%、
より好ましくは約0.002〜5重量%である。界面活
性剤の含有量は、通常、約0.001〜20重量%、好
ましくは約0.01〜10重量%、より好ましくは約
0.02〜5重量%である。溶剤(例、高沸点溶剤)の
含有量は、通常、約0.001〜20重量%、好ましく
は約0.01〜10重量%、より好ましくは約0.02
〜5重量%である。補助剤の含有量は、通常、約0.0
001〜40重量%、好ましくは約0.001〜20重
量%、より好ましくは約0.002〜10重量%であ
る。残分として、水を配合することができる。
【0010】本発明の二重構造エアゾルに用いられる二
重構造エアゾル内袋容器は、農園芸用活性成分の収着
(例、吸着、透過など)が少ない樹脂膜、金属膜または
金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む単層または多層
内袋容器である。二重構造エアゾル内袋容器の構造は、
特に限定されないが、例えば、〔図1〕に示すUCB容
器、特公昭45−37340号公報の第1図および第3
図に示される容器のような基本構造を有するものが好ま
しく用いられる。さらに、具体例としては、次のような
ものが挙げられる。 (1)ピストン缶タイプ (USP3,245,591号、USP3,255,9
36号、USP3,273,762号、USP3,27
5,200号、USP3,362,589号、USP
3,381,863号、USP3,407,974号な
ど) (2)Bag−in−Canタイプ 内容物を外容器のビートあるいは目金巻き締め部に垂
下するタイプ 例えば、Continental Can社のセプロ缶
など。(USP3,423,818号、USP3,43
3,391号、USP3,451,592号、USP
3,467,283号、USP3,471,059号、
USP3,482,738号、USP3,549,05
8号、USP3,606,089号、USP3,70
0,137号、USP3,828,977号、特公昭4
5−37340号公報など) 内容器の「ひだ」を縦にしたBag−in−Canタ
イプ〔図2〕 例えば、P型二重構造容器(USP5,622,282
号),W型二重構造容器,PN二重構造容器(以上、東
洋エアゾール工業(株)製)、Carnaud/Met
albox社のBi−Canシステム、武内プレス工業
(株)のUCB缶など。(USP3,467,283
号、USP3,471,059号、USP3,482,
738号、USP3,549,058号、USP3,6
06,089号、USP3,700,137号、USP
3,828,977号、特開平9−00251号公報、
特開平9−20367号公報など) 内容器をバルブのハウジング下端部に垂下するタイプ 例えば、CCL Container社のABS(Adva
nced Barrier System)、EP Spray Syst
em社のEP systemなど。(特表平2−500
572号公報)
【0011】(3)その他 1つの容器で2液を噴射時に混合させる製品 (USP3,241,722号、USP3,454,1
98号、USP3,465,918号、USP3,47
2,426号、USP3,474,934号、USP
3,595,440号、USP3,647,120号、
USP3,653,547号、USP3,685,69
6号、USP3,690,515号、USP3,70
4,814号) インアーバックに噴射剤を収納している製品 (i)容器内に原液を収納し、インナーバックに噴射剤
を収納している製品 例えば、Enviro Spray System社の
エンビロスプレーなど。(USP3,718,236
号、特開昭56−97569号公報、特開昭57−32
753号公報、特公昭58−57219号公報、特開昭
58−112979号公報(以上、エンビロスプレ
ー)、その他、実公昭35−26681号公報、実公昭
43−25892号公報) (ii)圧縮ガス蓄圧用の小型ボンベを内臓した製品 例えば、Spray B.V.社のPE−CAP Pr
essure Generator(特開平4−215
986号公報)など ベンチュリー機構の製品 例えば、Precision Valve社のプレバル
(USP3,326,469号、特公昭54−3826
号公報)、Ciba Geigy社のイノベア(USP
3,289,949号、USP3,451,596号、
USP3,583,604号、USP3,592,36
1号、USP3,592,364号、USP3,59
8,292号、特公昭50−7765号公報、特公昭4
9−24930号公報、特公昭50−6247号公報、
特公昭50−8532号公報)など。 両方がエアゾール内袋容器からなる製品 (実公昭52−37853号公報、実公昭53−216
49号公報、実公昭48−13924号公報、実公昭5
9−7230号公報、特公昭44−8290号公報、特
公昭48−15328号公報、特公昭49−42044
号公報)
【0012】「農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂
膜、金属膜または金属酸化物膜」は、農園芸用活性成分
の他に、有機溶剤、無機ガス(例、二酸化炭素,酸素,
窒素など)などの各種成分の収着が少ない樹脂膜、金属
膜または金属酸化物膜であってもよい。そのような「成
分の収着が少ない」の指標としては、例えば、二酸化炭
素、酸素、窒素などの無機ガスの透過量が用いられる。
したがって、農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
金属膜または金属酸化物膜としては、例えば、酸素透過
度が0以上200(cc/m・24℃・hr・at
m)以下、好ましくは約0〜100(cc/m・24
℃・hr・atm)である樹脂膜、金属膜または金属酸
化物膜などを用いることができる。より具体的には、次
のようなものを用いることができる。なお、酸素透過度
の測定はJIS K7126Bに従って行われ、測定装
置としては日製産業株式会社製の酸素透過率測定装置O
X−TRAN2/20シリーズを使用するのがよい。
【0013】(1)樹脂膜 エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂膜 例、エバール(株(クラレ)製)、SELAR OH
(デュポン社製)、EVOH−SOLVAY(ソルベイ
社製)、ソアノール(日本合成化学工業(株)製)など 塩化ビニリデン樹脂膜 例、サランUV(旭化成(株)製)、バリアロン(旭化
成(株)製)、クレハロン(呉羽化学工業(株)製)、
クレラップ(呉羽化学工業(株)製)、k−flex
(呉羽化学工業(株)製)、IXAN(ソルベイ社
製)、V−OP(東セロ(株)製)など ポリアクリロニトリル樹脂膜 バレックス(三井東圧化学(株)製)、ゼクロン(三井
東圧化学(株)製)、ハイトロンBX(タマポリ(株)
製) ポリビニルアルコール樹脂膜 例、ボブロン(日本合成化学工業(株)製)、エンブラ
ーOV(ユニチカ(株)製)、VF−LH(東セロ
(株)製)、A−OP(東セロ(株)製) ナイロン樹脂膜 例、ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製)、OS
Mフィルム(東洋紡績(株)製)、ノバミッドX21
(三菱化学(株)製)、スーパーニール(三菱化学
(株)製)、サントニエール(三菱モンサント化成
(株)製)、SELAR PA(デュポン社製)、ボニ
ール((株)興人製)など ポリエステル樹脂膜 Eastar PETG6763(Eastman C
hemical社製)、高ガスバリア性多層樹脂膜(三
菱ガス化学(株)製)、サランラテックス塗工PETボ
トル(旭化成工業(株)製)、エンブレッド(ユニチカ
(株)製)など
【0014】(2)金属膜 アルミニウム箔 例、MLフィルム(東セロ(株)製)、NP容器(昭和
電工(株)製)など (3)金属酸化物膜 アルミニウム蒸着膜 例、アルミ蒸着ポリエステル「VM−PET」、アルミ
蒸着ナイロン「VM−ONY」、アルミ蒸着ポリプロピ
レン「VM−CPP」(以上、東洋紡績(株)製)など (4)その他 透明蒸着フィルム 例、GTフィルム、透明蒸着フィルム(東洋インキ製造
(株)製)、BARRIALOX(東洋メタライジング
(株)製)、MOS(尾池工業(株)製)、透明バリア
フィルム(東洋紡績(株)製)、テックバリア(三菱化
学(株)製)、GLフィルム(凸版印刷(株)製) 多層フィルム 例、マバロン((株)サンエー化研製)、サニコン
((株)サンエー化研製)、キャンズフィルムTM(四
国化工(株)製)、バリーラ(日本石油化学(株)
製)、セネシ(ダイセル化学工業(株)製)、U−SA
VE(東洋アルミニウム(株)製)など 上記の中でも、エバール(株(クラレ)製)などのエチ
レン・ビニルアルコール共重合樹脂やバミット2320
AK−6(三菱エンジニアリングプラスチック株式会
社)などのナイロン樹脂は、ガスバリア性の他、保香
性、防湿性、耐油性、耐薬品性などに優れているので、
好ましく用いられる。
【0015】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
金属膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む単
層または多層内袋容器としては、前記した樹脂膜、金属
膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む2また
は3層の内袋容器などが好ましく用いられる。例えば2
層もしくは3層等の内袋容器の場合、農園芸用製剤に接
着する層の膜素材が農園芸用活性成分の収着が少ないの
が好ましい。多層内袋容器を構成する場合の前記した
「農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、金属膜また
は金属酸化物膜の層」以外の層としては、例えば、ポリ
エチレン樹脂膜の層、エチレンビニル酢酸樹脂膜の層な
どが、農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、金属膜
または金属酸化物膜の強度を補う支持体目的で用いら
れ、特にポリエチレン樹脂膜の層が好適である。より具
体的には、多層内袋容器としては、前記した農園芸用
活性成分の収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化
物膜の層およびポリエチレン樹脂膜の層から成る2ま
たは3層内袋容器などが好ましい。多層内袋容器の場合
は、自体公知の方法により、各層を適宜の接着剤で張り
合わせることによって或いは市販の多層ブロー成型機
(例、ダイレクトブローPET成型機)によって、内袋
容器を容易に製造することができる。又は市販製品も利
用可能である。特に、内容物に接する面から見て、エ
チレン・ビニルアルコール共重合樹脂膜(例、エバー
ル)、ポリエチレン樹脂膜およびエチレン・ビニル
アルコール共重合樹脂膜(例、エバール)の順で構成さ
れる3層内袋容器などが好適である。
【0016】上記の二重構造エアゾル内袋容器は、次の
ような利点を有している。 (1)原液と噴射剤が分離している。 (2)原液のみ噴射できる。 (3)噴射剤が原液と接触しないため、両者の溶解性や
エマルジョン化等を問題にする必要がない。 (4)製品はどの位置でも使用できる、オールポジショ
ンタイプである。内袋容器中の農園芸用製剤の残量が少
なくなっても、倒立噴射が可能であるから、植物の葉の
裏面まで該製剤を容易に散布することができる。 (5)残量が少なく、一般的に92〜98%程度は噴出
可能である。急速に蒸発する物質がなく、噴射した対象
から急激に熱が奪われない。つまり、冷感がない。 (6)噴射剤量が容器容積に比較して非常に少ない。 (7)可燃性を抑えるために、不燃性の圧縮ガスを使用
することができる。 (8)噴射時の噴射音が少ない。 (9)噴射剤として使用する圧縮ガスは液化ガスと比較
して、温度に対して圧力変化が小さい。 (10)農薬成分等の農園芸用活性成分、溶剤、噴射剤
などの収着、透過、吸収が少ない。 (11)内容物とバルブ金属面が接触しないので、高腐
食液や重金属に敏感な製剤にも適用できる。 (12)内容物をビートあるいは目金に垂下するタイプ
とP型もしくはPN型二重構造容器は落下衝撃に対して
強い。
【0017】本発明に二重構造エアゾルに用いられる噴
射剤としては、自体公知のものでよく、圧縮ガスが好ま
しく用いられ、具体的には、窒素ガスまたは炭酸ガスの
単体またはそれらの混合ガス、圧縮空気、亜酸化窒素ま
たはこれらの混合ガスなどが用いられ、特に窒素ガスま
たは炭酸ガスの単体またはそれらの混合ガスが好適であ
る。圧縮ガスは、安全性が高く、温度変化に対して圧力
変化が少なく、価格が安いという特徴を有している。な
お、本発明の二重構造エアゾルにおいては、圧縮ガスと
共に、必要に応じて液化ガスを用いることもできる。液
化ガスとしては、液化石油ガス(例、メタン、エタン、
エチレン、プロパン、プリピレン、ノルマルブタン、イ
ソブタンなど)、エーテル(例、ジメチルエーテルな
ど)、フロロカーボン(例、フロロカーボン、クロロフ
ロロカーボン、ブロモクロロフロロカーボンなど)など
が用いられる。
【0018】本発明に二重構造エアゾルに用いられるバ
ルブとしては、一般的にエアゾル製剤に用いられるもの
であれば、特に限定されないが、原液の物理特性、噴射
剤の種類、原液と噴射剤の比率、内容物中の溶剤とバル
ブ構成部品である有機材料(樹脂やゴム材質)との適合
性(膨潤や劣化など)を考慮して、選択するのが良い。
具体的には、次のような公知のバルブを用いることがで
きる。 〔I〕基本構造による分類 (1)プッシュダウン式バルブ 弁体式バルブ ダイヤフラム式バルブ フィーメールバルブ (2)チルト式バルブ (3)ねじ式バルブ 〔II〕機構による分類 (1)ベーパータップバルブ (2)正倒立バルブ 金属ボール・チェッキバルブシステム フレキシブルディップチューブの先端に錘をつけたシ
ステム ジャンボパイプ (3)定量バルブ 定量弁 ラブラボ社バルブ (4)高粘度用バルブ クレイトン型 Avoset Co.社バルブ (5)フェルールバルブ (6)Two Passage wayバルブ Aquasol エコゾール TOYO P−3バルブ (7)高速充填バルブ (8)噴射量可変バルブ (9)流量調整機構バルブ NOVOスプレー 流量抑制バルブ
【0019】本発明に二重構造エアゾルに用いられるア
クチュエーターとしては、一般的にエアゾル製剤に用い
られるものであれば、特に限定されないが、具体的に
は、次のような公知のアクチュエーターを用いることが
できる。 (1)噴射用ボタン ワンピースボタン ツーピースボタン ストレート噴口 テーパ噴口 逆テーパ噴口 メカニカルブレークアップ噴口(ツーピースタイプ) メカニカルブレークアップ噴口(ワンピースタイプ) レバー式アクチュエーター ワンタッチ式アクチュエーター (2)泡沫用スパウト 泡沫用スパウト ステム嵌合 泡沫用スパウト マウウンテンカップ外嵌合 泡沫用スパウト マウウンテンカップ内嵌合 (3)その他 流量調整機構付アクチュエーター 長口ノズル付アクチュエーター 連続噴射型アクチュエーター
【0020】本発明に二重構造エアゾルに用いられるキ
ャップとしては、一般的にエアゾール製剤に用いられる
ものであれば、特に限定されないが、例えば、次のよう
なものが挙げられる。 (1)カバーキャップ エアゾール製品用容器と着脱自在で、バルブおよびアク
チュエーターを保護する目的のキャップである。材質
は、耐溶剤性、耐クラック性、耐衝撃性、寸法安定性、
成形性等から、ポリエチレン、ポリプロピレンが好まし
い。 (2)アクチュエーターキャップ エアゾール製品用容器に 合し、使用時にも離脱する必
要がないもので、アクチュエーターが一体で成形されて
いるか、あるいはキャップ内に組み込まれているものを
いう。例えば、ワンタッチキャップ、チャイルドプルー
キャップなどが用いられる。
【0021】本発明の二重構造エアゾルは、前述した農
園芸用活性成分を含む溶液剤,乳剤,懸濁剤または泡沫
剤、二重構造エアゾル容器、噴射剤、バルブ、アクチュ
エーターおよびキャップを用いて、それ自体公知の方法
に記載されている方法あるいはそれに準じる方法に従っ
て製造することができる。具体的には、本発明の二重構
造エアゾルは、通常、内容物調合工程→内容物充填工程
→噴射剤充填工程→包装工程の順で製造することができ
る。内容物調合工程は、前述した農薬等農園芸用活性成
分を含む液剤、乳化剤または懸濁剤の調製方法と同様で
ある。噴射剤の充填工程は、圧縮ガス充填方法と液化ガ
ス充填方法に分けられる。圧縮ガス充填方法には、次の
ような方法がある。 (1)サチュレーター方法による充填方法:缶内バキュ
ーム工程、圧縮ガス充填工程およびクリンチ工程からな
る。 (2)スルーバルブ方式によるインパクト充填方法:バ
キュームクリンチ工程およびバルブから圧縮ガスを充填
する工程からなる。 (3)アンダーカップ方式によるインパクト充填方法:
缶内バキューム工程、圧縮ガス充填工程およびバルブク
リンチ工程からなる。 (4)ガッサーシェーカー方式による充填方法:バキュ
ームクリンチ工程およびステムガスケットから圧縮ガス
を平衡充填または定量充填する工程からなる。液化ガス
充填方法には、次のような方法がある。 冷却充填方によるエアゾール製品の製造工程:沸点以下
の液化ガス充填工程およびバルブクリンチ工程からな
る。 (2)圧力充填法によるエアゾール製品の製造工程 スルーステム・スルーバルブ方法:バキュームクリン
チ工程およびバルブから液化ガスを充填する工程からな
る。 アンダーカップ充填方法:缶内バキューム工程、液化
ガス充填工程およびバルブクリンチ工程からなる。 包装工程は、それ自体公知の方法に従って行うことがで
きる。
【0022】上記のごとく製造された本発明の二重構造
エアゾルは、内圧測定法、噴射量測定法、噴射残量測定
法、スプレーパターン測定法、水分測定法、引火性試験
法、付着率測定法、粒子径測定法、泡比重測定法、相溶
性評価法などの方法によって、製品特性試験を行うこと
ができる。さらに、本発明の二重構造エアゾルは、噴射
剤分析法、原液/噴射剤充填割合測定法、容器満注量測
定法、充填率測定法などによって分析することができ
る。本発明の二重構造エアゾルに充填・封入されている
内容物(すなわち、農園芸用活性成分を含む溶液剤、乳
剤、懸濁剤または泡沫剤)の施用量は、適量場面、適量
時期、対象病害虫、栽培作物などによって異なるが、使
用される農園芸用活性成分の作用が発揮される使用量が
適宜採用される。例えば、農薬活性成分としてエトフェ
ンプロックスを使用する場合、ノズルを調節することに
よって、一回の内容物の噴射量を0.01〜1.0g程
度の少量に調節できる。内容物は、対象植物、例えば、
キュウリ,ナス,トマト,ピーマン,カンキツ,バラ,
キクなどの有用植物の保護に用いられる。また、本発明
の二重構造エアゾルは、施用作物や他の作物に薬害を与
えず、さらに、本発明の二重構造エアゾルは、臭気が少
なく、引火の恐れが少なく、家庭園芸の場合には、住
宅、器具、家具への汚染が少ないという効果も有してい
るから正に理想的な農園芸用資材である。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例および試験
例を示して、本発明を具体的に説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるべきものではない。
【実施例】実施例1〜3 ハイゾールSAS296にペルメトリン原体、ミクロブ
タニル原体、ニューカルゲンCP15−200、ニュー
カルゲンAD−85を溶解した原液に、イオン交換水と
イソプロピルアルコールの混合液を添加し透明な溶液剤
を得た。各成分の含有量は表1の重量%の割合に従う。
【表1】 ・ベルメトリン原体 ;住友化学、純度94.5% ・ミクロブタニル原体;ロームアンドハース、純度91.0
% ・ハイゾールSAS296;日本石油化学、1−フェニル−1
−キシリルエタン ニューカルゲンCP15‐200;竹本油脂、ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル ニューカルゲンAD‐85;竹本油脂、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム 上記の溶液剤を、ナイロン樹脂単層内袋容器(実施例
1)、ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコー
ル共重合樹脂+ポリエチレン樹脂多層内袋容器(実施例
2)およびエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂+
ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコール共重合
樹脂多層内袋容器(実施例3)にそれぞれ封入して、こ
れを内袋とした二重構造エアゾルを得た。上記液剤をポ
リエチレン樹脂単層内袋容器に封入して、これを内袋と
した二重構造エアゾルを比較例として用いた。なお、ナ
イロン樹脂としてはノバミット2320AK−6(三菱
エンジニアリングプラスチック株式会社製)を、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合樹脂としてはエバール(株
(クラレ)製)を、ポリエチレン樹脂としては高密度ポ
リエチレン・ハイゼックス6008B(三井化学株式会
社製)を用いた。
【0024】試験例1 実施例および比較例で得られた各二重構造エアゾルを4
5℃に調整された恒温器に保存し、農薬活性成分の濃度
を測定し、残存率を算出した。結果を表2に示した。分
析はガスクロマトグラフィーによって行った。
【表2】 PE単層容器;ポリエチレン樹脂単層容器 PA単層容器;ナイロン樹脂単層容器 EVOH//PE//EVOH多層容器;エチレン・ビニルアルコール
共重合樹脂+ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアル
コール共重合樹脂多層容器 表2より、ポリエチレン樹脂単層容器に比べて、ナイロ
ン樹脂単層容器またはEVOH//PE//EVOH多層容器を内袋と
した二重構造エアゾルは、農薬活性成分が安定に保存さ
れることが分かった。なお、EVOH//PE//EVOH多層容器に
おけるPEは支持体としての目的で使用されるものであ
るからポリエチレン樹脂以外の素材であっても、ポリエ
チレン樹脂層と同様の機械的強度を有する素材であれ
ば、これでもってポリエチレン樹脂層を置き換えても実
施例2と同様に優れた効果を奏する。また、EVOH//支持
体でも実施例2と同様に優れた効果を奏する。そしてさ
らに、PA(農園芸用製剤と接している内層)//PE
(噴射剤と接している外層)も実施例1と同様の成績を
与えることも付言しておく。
【0025】試験例2 実施例および比較例で得られた各二重構造エアゾルを4
5℃過酷試験に供した後、バラ(品種クイーンエリザベ
ス)に対する効果試験を行った。その結果を表3に示し
た。
【表3】 表3より、ポリエチレン樹脂単層内袋容器に比べて、ナ
イロン樹脂単層内袋容器、PE//EVOH//PE多層内袋容器
またはEVOH//PE//EVOH多層内袋容器を内袋とした二重構
造エアゾルに充填された農園芸用活性成分は、長期保存
後も優れた活性を発揮できることが分かった。
【0026】
【発明の効果】本発明の二重構造エアゾルは、農園芸用
活性成分の二重構造エアゾル内袋容器への収着が防止さ
れており、農園芸用活性成分の安定化を向上させ、その
残存率を高く維持することができる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重構造エアゾル内袋容器の基本構造
の一例を示す。(1)はバルブを、(2)はエアゾル外
容器を、(3)は内袋容器を、(4)は農園芸用活性成
分水性製剤を、(5)は噴射剤を示す。
【図2】内容器の「ひだ」を縦にしたBag−in−C
anタイプの二重構造エアゾル内袋容器を示す。(1)
はバルブを、(2)はエアゾル外容器を、(3)は内袋
容器を、(4)は農園芸用活性成分水性製剤を、(5)
は噴射剤を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月27日(1999.4.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例および試験
例を示して、本発明を具体的に説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるべきものではない。
【実施例】実施例1〜3 ハイゾールSAS296にペルメトリン原体、ニューカ
ルゲンCP15−200、ニューカルゲンAD−85を
溶解した原液に、イオン交換水とイソプロピルアルコー
ルの混合液を添加し透明な溶液剤を得た。各成分の含有
量は表1の重量%の割合に従う。
【表1】 ・ベルメトリン原体 ;住友化学、純度94.5% ・ハイゾールSAS296;日本石油化学、1−フェニル−1
−キシリルエタン ニューカルゲンCP15‐200;竹本油脂、ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル ニューカルゲンAD‐85;竹本油脂、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム 上記の溶液剤を、ナイロン樹脂単層内袋容器(実施例
1)、ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコー
ル共重合樹脂+ポリエチレン樹脂多層内袋容器(実施例
2)およびエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂+
ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコール共重合
樹脂多層内袋容器(実施例3)にそれぞれ封入して、こ
れを内袋とした二重構造エアゾルを得た。上記液剤をポ
リエチレン樹脂単層内袋容器に封入して、これを内袋と
した二重構造エアゾルを比較例として用いた。なお、ナ
イロン樹脂としてはノバミット2320AK−6(三菱
エンジニアリングプラスチック株式会社製)を、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合樹脂としてはエバール(株
(クラレ)製)を、ポリエチレン樹脂としては高密度ポ
リエチレン・ハイゼックス6008B(三井化学株式会
社製)を用いた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】試験例2 実施例および比較例で得られた各二重構造エアゾルを4
5℃過酷試験に供した後、バラ(品種クイーンエリザベ
ス)に対する効果試験を行った。その結果を表3に示し
た。
【表3】 表3より、ポリエチレン樹脂単層内袋容器に比べて、ナ
イロン樹脂単層内袋容器、PE//EVOH//PE多層内袋容器
またはEVOH//PE//EVOH多層内袋容器を内袋とした二重構
造エアゾルに充填された農園芸用活性成分は、長期保存
後も優れた活性を発揮できることが分かった。
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月28日(1999.4.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明の二重構造エアゾルは、内容物であ
る液状の農園芸用製剤、二重構造エアゾル内袋容器、噴
射剤、バルブ、アクチュエーターおよびキャップなどで
構成される。本発明の二重構造エアゾル内袋容器に封入
される液状の農園芸用製剤としては、後述する農園芸用
活性成分を含有する溶液剤、乳剤、懸濁剤または泡沫剤
などを用いることができ、好ましくは水性液剤である。
本発明の二重構造エアゾルに用いられる農園芸用活性成
分は、特に限定されず、殺菌活性成分,殺虫活性成分,
除草活性成分などの農薬、肥料、植物ホルモン、葉面光
沢もしくは葉面洗浄など農園芸用に使用される活性成分
であれば何れのものであってもよい。また、水溶性、水
難溶性の何れであってもよい。具体的には、以下の農薬
活性成分を好んで用いることができる。 〔殺菌活性成分〕ポリオキシンB、ストレプトマイシ
ン、α−ブチル−α−(4−クロロフェニル)−1H−
1,2,4−トリアゾール−1−プロパンニトリル(一
般名:ミクロブタニル)、2−メトキシ−N−(2−オ
キソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−2’,
6’−キシリジド(一般名:オキサジキシル)、メチル
−N−(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシ
リル)−DL−アラニネート(一般名:メタラキシ
ル)、N−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
ル)アニリン(一般名:ピリミメタニル)、1−〔2−
(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル)〕−1H−
1,2,4−トリアゾール(一般名:ペンコナゾー
ル)、(RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4
−ジメチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イルメチル)ペンタン−3−オール(一般名:テブ
コナゾール)、NAC、TPN、MBC、ジブネ、チオ
ファネートメチル、ベノミルなど。 〔殺虫活性成分〕(RS)−〔O−1−(4−クロロフ
ェニル)ピラゾール−4−イル−O−エチル−S−プロ
ピルホスホロチオネート〕(一般名:ピラクロホス)、
O,O−ジメチル―O―(3−メチル―4―ニトロフェ
ニル)チオホスフェート(一般名:MEP)、O,O−
ジメチル―O―(2,4,5−トリクロロフェニル)ホ
スホロチオエート(一般名:フェンクロルホス)、O,
O−ジメチル−1−ヒドロキシ−2,2,2−トリクロ
ルエチルホスホネート(一般名:DEP)、O,O−ジ
メチル―O―(2,2−ジクロロビニル)ホスフェート
(一般名:DDVP)、O,O−ジメチル―O―(2−
イソプロピル―4―メチル―6―ピリミジニル)ホスホ
ロチオエート(一般名:CYAP)、2―(4―エトキ
シフェニル)−2−メチルプロピル 3―フェノキシベ
ンジルエーテル(一般名:エトフェンプロックス)、
(RS)―α―シアノ―3―フェノキシベンジル(S)
−2−(4−ジフルオロメトキシフェニル)―3―メチ
ルブチラート(一般名:フルシトリネート)、2−se
c−ブチルフェニル−N−メチルカーバメート(一般
名:BPMC)、マラチオン、アレスリン、ペルメトリ
ン、アセフェートなど。 〔除草活性成分〕 (1)水溶性除草活性成分:ビアラホス、グルホシネー
ト、グリホサート、2,4−PA、MCPナトリウム
塩、テトラピオン、TCBAナトリウム塩、トリクロピ
ル、ヘキサジノン、パラコート、ジクワットなど。 (2)油溶性除草活性成分:ナプロパミド、ナプロアニ
リド、ペンデイメタリン、フルアジホップ、バーナレー
ト、ベンチオカーブ、リニュロン、アシュラム、カルブ
チレート、DCMU、チアザフルロン、ベンスルフロン
メチル、アトラジン、メトリブジン、ダゾメット、ピラ
ゾキシフェン、アミプロホスメチルなど。 (3)難溶解性除草活性成分:シマジン、ターバシルな
ど。 さらに、上記の他、例えば、1−(6−クロロ−3−ピ
リジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イリ
デンアミン(一般名:イミダクロプリド)、6−メチル
キノキサリン−2,3−ジチオカーボネート(一般名:
キノメチオナート)、(RS)−α−シアノ−4−フル
オロ−3−フェノキシベンジル(1RS,3RS)−
(1RS,3SR)−3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート
(一般名:シフルトリン)、2−(エチルチオメチル)
フェニル メチルカーバメート(一般名:エチオフェン
カルブ)、ジメチルエチルスルフォニルイソプロピルチ
オフォスフェート(一般名:ESP)、ジメチルジチオ
ホスホリルフェニル酢酸エチル(一般名:PAP)、O
−2,4−ジクロロフェニルO−エチル S−プロピル
ホスホロジチオエート(一般名:プロチオホス)、O
−エチル O−エチル S−プロピル ホスホロジチオ
エート(一般名:スルプロホス)、O,O−ジメチル−
O−〔3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル〕チオ
ホスフェート(一般名:MPP)、N−(ジクロルフル
オルメチルチオ)−N’,N’−ジメチル−N−フェニ
ルスルファミド(一般名:ジクロフルアニド)、1−
(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ン(一般名:トリアジメホン)、all−rac−1−(ビフ
ェニル−4−イルオキシ)−3,3−ジメチル−1(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2
−オール(一般名:ビテルタノール)なども用いること
ができる。これらの農園芸用活性成分は単独で、あるい
は必要に応じて二種以上を混合して用いることもでき
る。例えば、ペルメトリンなどの殺虫活性成分とミクロ
ブタニルなどの殺菌活性成分を組み合わせて使用するこ
とができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】溶剤としては、例えば、沸点200℃以
上、好ましくは200℃〜500℃の高沸点溶剤などを
用いることができる。具体的には、次のような高沸点溶
剤が溶解助剤の目的で好んで用いられる。 (1)化学名:トリアリルジエタン、沸点.340〜4
05℃ (2)化学名:フェニルキシリルエタン、沸点.290
〜305℃ (3)化学名:ジメチルプロピルナフタレン、沸点.2
94〜315℃ (4)化学名:ジメチルコハク酸とジメチルグルタル酸
とジメチルアジピン酸の混合物、沸点.200〜235
℃,構造式 HCOOC−(CH)n−COOCH
(n=2〜4の整数) (5)化学名:N,N−ジメチルデカンアミド、沸点.
250℃ (6)化学名:メチルナフタレン、沸点226〜286
℃など。 本発明の二重構造エアゾルにおいて、農園芸用活性成分
が二種以上含まれる場合(例えば、シフルトリンおよび
イミダクロブリドの混合エアゾル)または活性成分の水
溶解度が20℃で300ppm以下である場合、高沸点溶
剤(例えば、Sorpol7355(トリアリルジエタン)を
用いるのが有効である。かかる高沸点溶剤を添加する農
園芸用活性成分としては、シフルトリン、キノメチオナ
ート、PAP、スルプロホス、DEP、ジクロフルアニ
ド、トリアジメホン、ビテルタノールなどが好適であ
る。さらに、プロチオホスとシフルトリンの混合エアゾ
ルでは、プロチオホスが高沸点を有する液体成分である
ためプロチオホス自体が高沸点溶剤の役目をなし、高沸
点溶剤の一種となる。かかる農園芸用活性成分として
は、プロチオホス、MPPなどが挙げられる。なお、農
園芸用活性成分の水溶解度が20℃で300ppm以上の
イミダクロプリドおよびエチオフェンカルブでは高沸点
溶剤は不要で、界面活性剤を使用するのがよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】補助剤としては、例えば、活性成分の可溶
化を助けるための溶解補助剤、pH調節剤、成分安定化
剤、防腐剤、懸濁剤性向上剤、凍結防止剤、防錆剤、沈
殿防止剤、色素、香料などを所望により用いることがで
きる。溶解補助剤としては、例えば、プロピレングリコ
ール、モノメチルエーテルジプロピレングリコール、モ
ノメチルエーテルプロピレングリコール、モノプロピル
エーテルジプロピレングリコール、モノプロピルエーテ
ルプロピレングリコール、モノブチルエーテルジプロピ
レングリコール、モノブチルエーテルプロピレングリコ
ール、モノフェニルエーテルなどのグリコール類のモノ
エーテル化合物が挙げられる。pH調節剤としては、例
えば、クエン酸、炭酸、炭酸ナトリウム、リン酸、リン
酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウムなどが挙げられ
る。成分安定化剤としては、例えば、リン酸,塩酸,硫
酸,ホウ酸などの無機酸、クエン酸,リンゴ酸,コハク
酸,マレイン酸,グリコール酸,グルコン酸、イソプロ
ピルアシッドフォスフェート、イソブチルアジピン酸、
ジオクチルアジピン酸などの有機酸、メタノール,エタ
ノール,プロパノール,イソプロピルアルコールなどの
アルコール類、ブチルヒドロキシトルエン、エポキシ亜
麻仁油などが用いられる。防腐剤としては、例えば、Pr
eventol D2(バイエル社製)、ProxelGXL
(ICI社製)、バイホ−プチアゾロン+BNPK、安
息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸
ナトリウム、パラクロロメタキシレノール、2,6−ジ
メチルフェノールなどが用いられる。懸濁剤性向上剤と
しては、例えば、カルボキシメチルセルロース、エチレ
ングリコールなどが用いられる。凍結防止剤としては、
例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、
エチルセルソルブ、ブチルカルビトール、3−メチル−
メトキシブタノールなどが用いられる。防錆剤として
は、例えば、アミルアルコール、モルホリンなどが用い
られる。沈殿防止剤としては、例えば、EDTA−2
ナトリウムなどが用いられる。色素としては、例えば、
青色1号などが用いられる。水としては、例えば、水道
水、イオン交換水、蒸留水、濾過処理した水、滅菌処理
した水などが用いられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】(3)その他 1つの容器で2液を噴射時に混合させる製品 (USP3,241,722号、USP3,454,1
98号、USP3,465,918号、USP3,47
2,426号、USP3,474,934号、USP
3,595,440号、USP3,647,120号、
USP3,653,547号、USP3,685,69
6号、USP3,690,515号、USP3,70
4,814号) インナーバックに噴射剤を収納している製品 (i)容器内に原液を収納し、インナーバックに噴射剤
を収納している製品 例えば、Enviro Spray System社の
エンビロスプレーなど。(USP3,718,236
号、特開昭56−97569号公報、特開昭57−32
753号公報、特公昭58−57219号公報、特開昭
58−112979号公報(以上、エンビロスプレ
ー)、その他、実公昭35−26681号公報、実公昭
43−25892号公報) (ii)圧縮ガス蓄圧用の小型ボンベを内臓した製品 例えば、Spray B.V.社のPE−CAP Pr
essure Generator(特開平4−215
986号公報)など ベンチュリー機構の製品 例えば、Precision Valve社のプレバル
(USP3,326,469号、特公昭54−3826
号公報)、Ciba Geigy社のイノベア(USP
3,289,949号、USP3,451,596号、
USP3,583,604号、USP3,592,36
1号、USP3,592,364号、USP3,59
8,292号、特公昭50−7765号公報、特公昭4
9−24930号公報、特公昭50−6247号公報、
特公昭50−8532号公報)など。 両方がエアゾール内袋容器からなる製品 (実公昭52−37853号公報、実公昭53−216
49号公報、実公昭48−13924号公報、実公昭5
9−7230号公報、特公昭44−8290号公報、特
公昭48−15328号公報、特公昭49−42044
号公報)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(1)樹脂膜 エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂膜 例、エバール((株)クラレ製)、SELAR OH
(デュポン社製)、EVOH−SOLVAY(ソルベイ
社製)、ソアノール(日本合成化学工業(株)製)など 塩化ビニリデン樹脂膜 例、サランUV(旭化成(株)製)、バリアロン(旭化
成(株)製)、クレハロン(呉羽化学工業(株)製)、
クレラップ(呉羽化学工業(株)製)、k−flex
(呉羽化学工業(株)製)、IXAN(ソルベイ社
製)、V−OP(東セロ(株)製)など ポリアクリロニトリル樹脂膜 バレックス(三井東圧化学(株)製)、ゼクロン(三井
東圧化学(株)製)、ハイトロンBX(タマポリ(株)
製) ポリビニルアルコール樹脂膜 例、ボブロン(日本合成化学工業(株)製)、エンブラ
ーOV(ユニチカ(株)製)、VF−LH(東セロ
(株)製)、A−OP(東セロ(株)製) ナイロン樹脂膜 例、ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製)、OS
Mフィルム(東洋紡績(株)製)、ノバミッドX21
(三菱化学(株)製)、スーパーニール(三菱化学
(株)製)、サントニエール(三菱モンサント化成
(株)製)、SELAR PA(デュポン社製)、ボニ
ール((株)興人製)など ポリエステル樹脂膜 Eastar PETG6763(Eastman C
hemical社製)、高ガスバリア性多層樹脂膜(三
菱ガス化学(株)製)、サランラテックス塗工PETボ
トル(旭化成工業(株)製)、エンブレッド(ユニチカ
(株)製)など
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(2)金属膜 アルミニウム箔 例、MLフィルム(東セロ(株)製)、NP容器(昭和
電工(株)製)など (3)金属酸化物膜 アルミニウム蒸着膜 例、アルミ蒸着ポリエステル「VM−PET」、アルミ
蒸着ナイロン「VM−ONY」、アルミ蒸着ポリプロピ
レン「VM−CPP」(以上、東洋紡績(株)製)など (4)その他 透明蒸着フィルム 例、GTフィルム、透明蒸着フィルム(東洋インキ製造
(株)製)、BARRIALOX(東洋メタライジング
(株)製)、MOS(尾池工業(株)製)、透明バリア
フィルム(東洋紡績(株)製)、テックバリア(三菱化
学(株)製)、GLフィルム(凸版印刷(株)製) 多層フィルム 例、マバロン((株)サンエー化研製)、サニコン
((株)サンエー化研製)、キャンズフィルムTM(四
国化工(株)製)、バリーラ(日本石油化学(株)
製)、セネシ(ダイセル化学工業(株)製)、U−SA
VE(東洋アルミニウム(株)製)など 上記の中でも、エバール((株)クラレ製)などのエチ
レン・ビニルアルコール共重合樹脂やノバミット232
0AK−6(三菱エンジニアリングプラスチック株式会
社)などのナイロン樹脂は、ガスバリア性の他、保香
性、防湿性、耐油性、耐薬品性などに優れているので、
好ましく用いられる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明に二重構造エアゾルに用いられる噴
射剤としては、自体公知のものでよく、圧縮ガスが好ま
しく用いられ、具体的には、窒素ガスまたは炭酸ガスの
単体またはそれらの混合ガス、圧縮空気、亜酸化窒素ま
たはこれらの混合ガスなどが用いられ、特に窒素ガスま
たは炭酸ガスの単体またはそれらの混合ガスが好適であ
る。圧縮ガスは、安全性が高く、温度変化に対して圧力
変化が少なく、価格が安いという特徴を有している。な
お、本発明の二重構造エアゾルにおいては、圧縮ガスと
共に、必要に応じて液化ガスを用いることもできる。液
化ガスとしては、液化石油ガス(例、メタン、エタン、
エチレン、プロパン、プロピレン、ノルマルブタン、イ
ソブタンなど)、エーテル(例、ジメチルエーテルな
ど)、フロロカーボン(例、フロロカーボン、クロロフ
ロロカーボン、ブロモクロロフロロカーボンなど)など
が用いられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例および試験
例を示して、本発明を具体的に説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるべきものではない。
【実施例】実施例1〜3 ハイゾールSAS296にペルメトリン原体、ニューカ
ルゲンCP15−200、ニューカルゲンAD−85を
溶解した原液に、イオン交換水とイソプロピルアルコー
ルの混合液を添加し透明な溶液剤を得た。各成分の含有
量は表1の重量%の割合に従う。
【表1】 ・ベルメトリン原体 ;住友化学、純度94.5% ・ハイゾールSAS296;日本石油化学、1−フェニル−1
−キシリルエタン ニューカルゲンCP15‐200;竹本油脂、ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル ニューカルゲンAD‐85;竹本油脂、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム 上記液剤を、ナイロン樹脂単層内袋容器(実施例
1)、ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコー
ル共重合樹脂+ポリエチレン樹脂多層内袋容器(実施例
2)およびエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂+
ポリエチレン樹脂+エチレン・ビニルアルコール共重合
樹脂多層内袋容器(実施例3)にそれぞれ封入して、こ
れを内袋とした二重構造エアゾルを得た。上記液剤をポ
リエチレン樹脂単層内袋容器に封入して、これを内袋と
した二重構造エアゾルを比較例として用いた。なお、ナ
イロン樹脂としてはノバミット2320AK−6(三菱
エンジニアリングプラスチック株式会社製)を、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合樹脂としてはエバール
((株)クラレ製)を、ポリエチレン樹脂としては高密
度ポリエチレン・ハイゼックス6008B(三井化学株
式会社製)を用いた。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
    金属膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含む単
    層または多層内袋容器に液状の農園芸用製剤を充填して
    なる二重構造エアゾル。
  2. 【請求項2】多層内袋容器が農園芸用活性成分の収着
    が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜の層および
    ポリエチレン樹脂膜の層から成る2または3層内袋容
    器である請求項1記載の二重構造エアゾル。
  3. 【請求項3】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
    金属膜または金属酸化物膜が酸素透過度200(cc/
    ・24℃・hr・atm)以下の樹脂膜、金属膜ま
    たは金属酸化物膜である請求項1または2記載の二重構
    造エアゾル。
  4. 【請求項4】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
    金属膜または金属酸化物膜がエチレン・ビニルアルコー
    ル共重合樹脂膜、塩化ビニリデン樹脂膜、ポリアクリロ
    ニトリル樹脂膜、ポリビニルアルコール樹脂膜、ナイロ
    ン樹脂膜、ポリエステル樹脂膜、ポリエチレンテレフタ
    レート樹脂膜、アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着
    膜である請求項1または2記載の二重構造エアゾル。
  5. 【請求項5】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
    金属膜または金属酸化物膜がエチレン・ビニルアルコー
    ル共重合樹脂膜である請求項1または2記載の二重構造
    エアゾル。
  6. 【請求項6】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂膜、
    金属膜または金属酸化物膜がナイロン樹脂膜である請求
    項1記載の二重構造エアゾル。
  7. 【請求項7】多層内袋容器が、エチレン・ビニルアル
    コール共重合樹脂膜、ポリエチレン樹脂膜およびエ
    チレン・ビニルアルコール共重合樹脂膜の順で構成され
    る3層内袋容器である請求項1記載の二重構造エアゾ
    ル。
  8. 【請求項8】液状の農園芸用製剤が水性の溶液剤、乳
    剤、懸濁剤または泡沫剤である請求項1〜7記載の二重
    構造エアゾル。
  9. 【請求項9】農園芸用活性成分が農薬または(および)
    肥料である請求項1記載の二重構造エアゾル。
  10. 【請求項10】液状の農園芸用製剤を農園芸用活性成分
    の収着が少ない樹脂膜、金属膜または金属酸化物膜の層
    を少なくとも一層含む単層または多層内袋容器内部に充
    填し、噴射剤をエアゾル容器と該内袋の外側との間に充
    填することを特徴とする請求項1記載の二重構造エアゾ
    ルの製造方法。
  11. 【請求項11】農園芸用活性成分の収着が少ない樹脂
    膜、金属膜または金属酸化物膜の層を少なくとも一層含
    む単層または多層内袋容器に液状の農園芸用製剤を充填
    することを特徴とする二重構造エアゾルにおける農園芸
    用活性成分の安定化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006206442A (ja) * 2004-12-28 2006-08-10 Dainippon Jochugiku Co Ltd 人体用害虫忌避エアゾール
KR101104821B1 (ko) * 2009-04-14 2012-01-16 (주)팜클 거품분사식 방충제

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