JP2000247505A - 帯状体連結材 - Google Patents

帯状体連結材

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JP2000247505A
JP2000247505A JP11050498A JP5049899A JP2000247505A JP 2000247505 A JP2000247505 A JP 2000247505A JP 11050498 A JP11050498 A JP 11050498A JP 5049899 A JP5049899 A JP 5049899A JP 2000247505 A JP2000247505 A JP 2000247505A
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JP
Japan
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tape
band
strip
shaped
belt
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JP11050498A
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English (en)
Inventor
Manabu Hasebe
学 長谷部
Makoto Iijima
誠 飯島
Yasunari Suda
康徳 須田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結及び連結解除を行う一対の帯状体が破損
するのを防止して連結機能の信頼性を向上することので
きる帯状体連結材を提供する。 【解決手段】 本発明の帯状体連結材10は、DLT等
のテープカートリッジ内の磁気テープを駆動装置に引き
出すための、磁気テープに接続するポリエチレンテレフ
タレート(PET)製フィルム部材からなるリーダーテ
ープ11と、駆動装置に設けられた帯状体としてのPE
T製フィルム部材からなる連結テープ12の各先端部
に、帯状片13,14を各々取り付けて構成される。第
1帯状片13の係合溝19に第2帯状片14の半円状頭
部19が係止して、リーダーテープ11と連結テープ1
2とが連結する。第1帯状片13及び第2帯状片14
は、耐折強さが40000回以上、引裂伝播抵抗が30
0g以上、及び引張り強さが3kg/mm2 以上の物性
を備えるウレタン系ゴムにより形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連結及び連結解除
を行う帯状体の先端部に設けられる帯状片からなる帯状
体連結材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
は、帯状体の先端部を連結するための連結材であるが、
特に帯状体として磁気テープを用いた場合に有用なの
で、以下磁気テープを例示して本発明を説明する。
【0003】例えば、単一のリールに磁気テープが巻き
取られたDLT等のテープカートリッジは、駆動装置に
装着されて繰り返し使用される。テープカートリッジを
装着すると、磁気テープの繰り出し側端部に設けられた
帯状のリーダーテープに駆動装置の帯状の連結テープが
係止連結して、磁気テープがカートリッジ本体から駆動
装置に引き出される。テープカートリッジを駆動装置か
ら取り出す際には、リーダーテープと連結テープとの連
結が解除される。
【0004】リーダーテープや連結テープ等の連結に用
いる帯状体は、例えば引張り強度に優れたプラスチック
シート材により形成されていたが、多数回連結及び連結
解除を繰り返しているうちに、特に先端の係止部におい
て亀裂の発生等による破損が生じ、連結機能を損なうお
それがあった。
【0005】本発明は、連結及び連結解除を行う帯状体
が破損するのを防止して連結機能の信頼性を向上するこ
とのできる帯状体連結材を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、連結及び連結
解除を行う帯状体の先端部に設けられ、係止部を介して
係止されることにより前記帯状体を被連結体に連結する
帯状片からなる連結材であって、前記帯状片は、耐折強
さ(JIS P8115 )が40000回以上、引裂伝播抵抗
(JIS P8116 )が300g以上、及び引張り強さ(JIS
2318)が3kg/mm2 以上の物性を備える帯状体連結
材を提供することにより、上記目的を達成したものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
帯状体連結材10は、例えばDLT等のテープカートリ
ッジ内の磁気テープを駆動装置に引き出すための、磁気
テープに接続する帯状体としてのポリエチレンテレフタ
レート(PET)製フィルム部材からなるリーダーテー
プ11と、駆動装置に設けられた帯状体としてのPET
製フィルム部材からなる連結テープ12の各先端部に、
帯状片13,14を各々取り付けて構成される(図1及
び図2参照)。リーダーテープ11及び連結テープ12
は、各々他方のテープに対する被連結体となる。
【0008】リーダーテープ11に取り付けられる第1
帯状片13は、0.2〜0.5mm、好ましくは0.2
〜0.3mmの均一な厚さのシート部材を打ち抜いて形
成され、その先端部がウナギの頭に似た形状となってい
る。先端が半円弧状に湾曲する頭部15の内側には、長
径方向が第1帯状片13の長手方向となる略楕円形状の
スリット16が開口形成されると共に、スリット16の
後方には、第1帯状片13の幅を拡幅するストッパー用
凸部17が、第1帯状片13の両側に各々矩形状に突出
形成されている。ストッパー用凸部17の後方には、第
1帯状片13の長手方向に縦長の係止孔20が中央部分
に形成されている。
【0009】スリット16には後述する第2帯状片14
の矢印状部22が挿入され、その半円状頭部18が、ス
リット16の先端に切欠き形成された係合溝19に係止
する。また、ストッパー用凸部17は、磁気テープをテ
ープカートリッジ内に巻き戻す際に、テープカートリッ
ジの案内溝に差し込まれてこの案内溝に沿って移動し、
案内溝の終端部に当接係合すると共に、係止孔20をテ
ープエンド引掛け部に案内して係止させる。これによっ
て第1帯状片13を、テープカートリッジ内に巻き込ま
せることなくテープカートリッジの引き出し開口に望ま
せた状態に保持する。
【0010】連結テープ12に取り付けられる第2帯状
片14もまた、0.2〜0.5mm、好ましくは0.2
〜0.3mmの均一な厚さのシート部材を打ち抜いて形
成され、その先端部分は、幅が狭くなった肩部24を介
して矢印状部(マッシュルーム状部)22として突出す
る。矢印状部22の先端は半円状頭部18となってい
る。第2帯状片14の肩部24の後方には、第2帯状片
14の長手方向に縦長の係止孔21が中央部分に形成さ
れている。
【0011】矢印状部22は、前述した第1帯状片13
のスリット16に挿入され、その半円状頭部18が係合
溝19に係止する。係止孔20は、駆動装置のローディ
ング機構によって第1帯状片13と第2帯状片14との
連結が解除された後に、駆動装置のテープエンド引掛け
部に案内されて係止する。
【0012】本実施形態によれば、帯状連結部材10を
構成する第1帯状片13及び第2帯状片14は、いずれ
も、ウレタン系ゴムによるシート部材を打ち抜いて形成
されることにより、耐折強さ(JIS P8115 )が4000
0回以上、引裂伝播抵抗(JIS P8116 )が300g以
上、及び引張り強さ(JIS 2318)が3kg/mm2 以上
の物性を備える。ウレタン系ゴムは、例えばカーボン等
を配合することにより、前記物性を備えるシート部材と
して容易に形成することができる。
【0013】本実施形態によれば、テープカートリッジ
が駆動装置に装着されると、駆動装置のロ−ディング機
構の作用によって第1帯状片13と第2帯状片14とが
係止することによりリーダーテープ11と連結テープ1
2とが連結する。これによってリーダーテープ11と接
続する磁気テープが駆動装置に引き出され、引き出され
た磁気テープは、ガイドローラ25により案内されて磁
気ヘッドと接触しつつ通過し、磁気ヘッドとの間で情報
の交換を行うとともに、駆動装置のドライブリールに巻
き取られる。
【0014】また、テープカートリッジを駆動装置から
取り外す際には、テープカートリッジ内のリールに磁気
テープを巻き取ると共に、ロ−ディング機構の作用によ
って、第1帯状材13と第2帯状片14との係止状態を
開放することによりリーダーテープ11と連結テープ1
2との連結を解除する。
【0015】駆動装置に対するテープカートリッジの装
着や取り外しは頻繁に行われることから、リーダーテー
プ11と連結テープ12との連結及び連結解除は多数回
繰り返して行われ、係合溝19と半円状頭部18による
係止部には応力集中による疲労が蓄積する。また、連結
されたリーダーテープ11と連結テープ12は、図2に
示すように、磁気テープの引き出しに伴ってガイドロー
ラ25に巻付き、曲折変形しながら通過して行くため、
係止部には巻付き時の曲折変形による疲労が蓄積する。
【0016】さらに、第1帯状片13に形成されたスト
ッパー用凸部17は、第1帯状片13の両側に突出して
いることから、ガイドローラ25を通過する際に、ガイ
ドローラ25の上下の端部に位置する拡径されたフラン
ジ部26にストッパー用凸部17が乗り上げ、第1帯状
材13はこれの横断方向に湾曲変形する。したがって第
1帯状片13にはこの湾曲変形による疲労が蓄積する。
さらにまた、第1帯状材13に形成されたストッパー用
凸部17は、テープカートリッジへの磁気テープの巻き
取り時に案内溝に沿って移動し、終端部に当接係合する
ので、摺動負荷や衝撃負荷を受けて疲労が蓄積する。
【0017】第1帯状片13及び第2帯状片14と同様
の形状の先端係止部を備え、全体をPET製フィルム部
材により形成した従来のリーダーテープ11’及び連結
テープ12’に対して、駆動装置にテープカートリッジ
を装着して繰り返し走行試験を行った。その結果、平均
してドライブ走行10000回〜20000回で、図3
に示すような係合溝19’部分の亀裂やストッパー用凸
部17’の基端部分の亀裂が生じたり、半円頭部18’
の破壊が生じて、リーダーテープ11’及び連結テープ
12’による連結機能が損なわれた。
【0018】これに対して、本実施形態によれば、リー
ダーテープ11及び連結テープ12を連結するための帯
状体連結材10である第1帯状材13や第2帯状材14
は、いずれも上記物性を有するウレタン系ゴムにより形
成されているので、ドライブ走行200000回におい
ても、亀裂や破壊を生じることがなく、耐久性並びに連
結機能の信頼性に優れている点が確認された。
【0019】すなわち、本実施形態の帯状体連結材10
によれば、連結及び連結解除を繰り返すリーダーテープ
11及び連結テープ12の先端係止部が破損するのを防
止して連結機能の信頼性を向上することが可能になる。
【0020】本発明は、上記実施形態に限定されること
なく種々の変更が可能である。例えば、本実施形態で
は、リーダーテープ及び連結テープの先端係止部をいず
れも本発明の帯状体連結材により構成したが、使用頻度
に応じて、何れか一方のみを帯状体連結材としても良
く、また本発明は、リーダーテープや及び連結テープ以
外の帯状体を連結する際にも採用することができる。ま
た、帯状体連結材による係止部の構造は、スリット16
と矢印状部22とによるものに限定されない。さらに、
帯状体連結材と係止する被連結体は、必ずしも帯状の部
材である必要はない。さらにまた、前記物性を備える帯
状片は、ウレタン系ゴムに限定されることなく、その他
のゴム材料や繊維材料等によって形成することもでき
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の帯状体連結材によれば、連結及
び連結解除を行う帯状体が破損するのを防止して連結機
能の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る帯状体連結材を使用
した、一対の帯状体の係止部の構成を示す平面図であ
る。
【図2】帯状体の係止部がガイドローラーに沿って曲折
変形しながら通過して行く状況を説明する斜視図であ
る。
【図3】連結及び連結解除を行うことにより破損した、
従来の帯状体の先端係止部を説明する平面図である。
【符号の説明】
10 帯状体連結材 11 リーダーテープ(帯状体) 12 連結テープ(帯状体) 13 第1帯状片 14 第2帯状片 16 スリット 18 半円状頭部(係止部) 19 係合溝(係止部) 22 矢印状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 康徳 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3F064 AA04 BA11 BA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結及び連結解除を行う帯状体の先端部
    に設けられ、係止部を介して係止されることにより前記
    帯状体を被連結体に連結する帯状片からなる連結材であ
    って、 前記帯状片は、耐折強さ(JIS P8115 )が40000回
    以上、引裂伝播抵抗(JIS P8116 )が300g以上、及
    び引張り強さ(JIS 2318)が3kg/mm2 以上の物性
    を備える帯状体連結材。
  2. 【請求項2】 上記物性を備える帯状片が、ウレタン系
    ゴムにより形成される請求項1記載の帯状体連結材。
JP11050498A 1999-02-26 1999-02-26 帯状体連結材 Pending JP2000247505A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059046A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 カシオ電子工業株式会社 ロール状記録媒体及びその印刷装置

Cited By (1)

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JP2015059046A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 カシオ電子工業株式会社 ロール状記録媒体及びその印刷装置

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