JP2000247504A - ベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯正装置 - Google Patents

ベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯正装置

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JP2000247504A JP11048677A JP4867799A JP2000247504A JP 2000247504 A JP2000247504 A JP 2000247504A JP 11048677 A JP11048677 A JP 11048677A JP 4867799 A JP4867799 A JP 4867799A JP 2000247504 A JP2000247504 A JP 2000247504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ベニヤ単板の巻玉を次段工程へ巻
戻す際、ベニヤ単板と重ね巻きされている糸部材の姿勢
を矯正することを目的としている。 【解決手段】 巻玉の下流側に対して、矯正体が前進し
て当接する時に、巻玉の長手方向に複数列ガイドとして
巻き付けられている糸部材を吸着、或いは絡み付き保持
し、矯正体が下降する時に、保持した各糸部材を巻玉の
位置からほぼ真下へ徐々に引っ張っるので、仮に糸部材
の中途がベニヤ単板の繊維に絡み付いていたとしても糸
部材を緊張させ、矯正体の下降限において、糸部材と矯
正体の保持状態が解除されると、複数列の糸部材は巻玉
から真下に垂れ下がった状態となり、その姿勢が矯正さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベニヤ単板の巻玉
を次段工程へ巻戻す際、ベニヤ単板のガイドとして巻き
付けられている糸部材の姿勢を矯正する装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図16に示す如く、ベニヤレ
ースによって切削されたベニヤ単板1は、巻取位置にお
いて、サイドドライブロールに押し付けられて回転する
巻取りリール2に適宜径の巻玉3となるまで巻取られ、
巻玉ストックエリヤ4において一旦保管した後、または
そのまま、巻玉ストックエリヤ4の終端まで移送架5で
移送し、次いで巻戻し位置6にて、巻取りリール2の両
軸部をリール支柱7に固着されたリール受8に回転可能
に支持した後、巻玉3の上方外周にタッチベルト9を当
接させて巻戻し、次段工程のベニヤドライヤ10の搬送
コンベヤ11に接続している搬出コンベヤ12へ移乗さ
せている。
【0003】即ち、上段の巻玉ストックエリヤ4の巻戻
し位置6では、通常、原板用の比較的薄いベニヤ単板1
が、ベニヤドライヤ10の上段の搬送コンベヤ11へ巻
戻され、移乗されており、巻戻し後の空の巻取りリール
2は、上段の巻戻し位置6から、斜め下方へ延びる返送
架13よりリールストックエリヤ14へ返送され、ま
た、下段の巻戻し位置6では、通常、原板用のベニヤ単
板1のほぼ倍の厚みを有する中板用のベニヤ単板1が巻
戻され、これを上段の搬送コンベヤ11に比して搬送速
度が遅い下段の搬送コンベヤ11へ移乗させるものであ
り、巻戻し後の空の巻取りリール2は、下段の巻戻し位
置6から、斜め上方へ延びる返送架13よりリールスト
ックエリヤ14へ返送されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻戻し
位置6から巻戻されるベニヤ単板1は、搬出コンベヤ1
2上へ移乗され、且つ安定的に搬送されるまで、ほぼ自
重で落下する状態となり、非常に不安定となる。この落
下時、例えば、上段の比較的薄いベニヤ単板1において
は繊維方向に亘って発生しているヤニ筋、干割れ部分に
裂断を来し易く、また下段のものにおいては、1本の原
木でも辺材、芯材等、低級部分から切削されたベニヤ単
板1を巻取っているので、上段のものに比してほぼ倍の
厚みを有していても、上記記載と同様に、繊維方向に亘
って裂断し易い傾向がある。
【0005】さらに、小幅状のベニヤ単板1を巻取って
いる場合には、巻玉3から巻戻されて自重で落下する途
上に、その先端からカールしたり、偏位搬送し易く、ま
た、巻戻しが途切れた状態となる。
【0006】しかして、ベニヤ単板1が裂断したり、途
切れた場合、若しくは偏位搬送した場合には、その都
度、作業者がベニヤ単板1の巻戻し、若しくは搬送状態
を修正する必要を生じ、作業性を著しく阻害していた。
【0007】これに対して、ベニヤ単板1巻戻し時、巻
玉3搬入側ほぼ半分を開放状態、また搬出側ほぼ半分を
複数列の駆動案内帯によって緊張状態に縣回すると共
に、この駆動案内帯を構成する各プーリー軸のうち、巻
玉3上部に位置するプーリー軸を巻玉上面に対して揺動
自在とした方式が提案されている。これによれば、巻玉
からのベニヤ単板の巻戻し方向を逆方向として、ベニヤ
単板1の繰出し位置と搬出コンベヤ12までの段差が解
消され、一応の成果が得られている。
【0008】しかしながら、この方式においては、巻玉
3を巻戻し位置6へ搬入する毎に、巻玉3上部に位置す
るプーリー軸を巻玉上面から開放させ、搬入後に閉鎖す
る必要がある。また、巻玉3からベニヤ単板1を巻戻す
に際し、巻玉3の外周に接触して摩擦力を発生させるた
め、巻玉3のほぼ半分に複数列の駆動案内帯を接触させ
ねばならず、各駆動案内帯個々の緊張制御、各駆動案内
帯間の同調制御が複雑化となる。さらに、巻玉3の搬出
側ほぼ半分を複数列の駆動案内帯によって緊張状態に縣
回している関係上、占有空間が大となって装置が大掛か
りとならざるを得ない。
【0009】特に、ベニヤ単板1の巻取りに際し、巻玉
3の長手方向に亘って糸部材が複数列ベニヤ単板1のガ
イドとして巻き付けられることがある。この場合、ベニ
ヤ単板1を巻戻しながら、この糸部材を回収しなければ
ならない。しかしながら、ベニヤ単板1を巻取って巻玉
3としたとき、糸部材の終端が巻玉3となったベニヤ単
板1の繊維に絡み付き、真下に垂れ下がらなくなること
がある。また、巻取り後の巻玉3が移送架5の緩い下り
勾配によって移送される途上、或いは巻玉ストックエリ
ヤ4で待機している間、糸部材の自重は軽いので、垂れ
下がっているうちに風に吹かれて、巻玉3の表面の毛羽
立った繊維に糸部材の中途が絡んで、垂れ下がる位置が
狂うことがある。
【0010】上記記載のように、糸部材が巻玉3から真
下に垂れ下がらなく、予定していた位置からずれている
場合には、ベニヤ単板1を巻戻すときに、糸部材を回収
することが困難となる。本発明は上記記載のような課題
を解決すべく、ベニヤ単板の巻玉を次段工程へ巻戻す
際、ベニヤ単板のガイドとして巻き付けられている糸部
材の姿勢を矯正することを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】したが
って、本発明のベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢
矯正装置では、巻玉の下流側に対し、前進時に巻玉の長
手方向に複数列ガイドとして巻き付けられている糸部材
に当接して保持し、下降時に保持した各糸部材を緊張状
態とする矯正体を設置したことにより、前記課題を解決
している。
【0012】また、昇降機構を介して昇降自在とした移
動ブロックに進退機構を介して矯正体を巻玉の下流側に
対して進退自在とし、前記矯正体の前進時に巻玉の長手
方向に複数列ガイドとして巻き付けられている糸部材に
当接して保持し、前記矯正体の下降時に保持した各糸部
材を緊張状態としたことにより、前記課題を解決してい
る。
【0013】また、昇降機構を介して昇降自在とした移
動ブロックに流体シリンダを取り付け、そのピストンロ
ッドの先端にアームを介して旋回可能に取り付けた矯正
体を巻玉の下流側に対して旋回しながら進退自在とし、
前記矯正体が前進する時に、巻玉の長手方向に複数列ガ
イドとして巻き付けられている糸部材に当接して保持
し、前記矯正体が昇降機構によって下降する時に、保持
した各糸部材を緊張状態としたことにより、前記課題を
解決している。
【0014】また、巻玉の下流側に対して、前進時に巻
玉の長手方向に複数列ガイドとして巻き付けられている
糸部材に当接して保持し、後退時に保持した各糸部材を
緊張状態とする矯正体を進退機構を介して設置したこと
により、前記課題を解決している。
【0015】これらの場合、矯正体の巻玉に面する側
に、好適には、糸部材を吸着して保持する吸着孔を形成
したり、或いは糸部材の絡み付きによって保持を容易と
する粘着シートを貼り付けたり、糸部材の絡み付きによ
って保持を容易とする微細な凸部を形成して、糸部材の
保持を容易としている。
【0016】
【作用】巻玉の下流側に対して、矯正体が前進して当接
する時に、巻玉の長手方向に複数列ガイドとして巻き付
けられている糸部材を吸着、或いは絡み付き保持する。
矯正体が下降する時に、保持した各糸部材を巻玉の位置
からほぼ真下へ徐々に引っ張っるので、仮に糸部材の中
途がベニヤ単板の繊維に絡み付いていたとしても糸部材
を緊張させる。矯正体の下降限において、糸部材と矯正
体の保持状態が解除されると、複数列の糸部材は巻玉か
ら真下に垂れ下がった状態となり、その姿勢が矯正され
る。
【0017】また、巻玉の下流側に対して、矯正体が前
進して当接する時に、巻玉の長手方向に複数列ガイドと
して巻き付けられている糸部材を吸着、或いは絡み付き
保持する。矯正体が後退する時に、保持した各糸部材を
巻玉の位置から横方向へ徐々に引っ張っるので、仮に糸
部材の中途がベニヤ単板の繊維に絡み付いていたとして
も糸部材を緊張させる。矯正体の後退限において、糸部
材と矯正体の保持状態が解除されると、各糸部材は横方
向から真下に垂れ下がった状態となり、その姿勢が矯正
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。尚、既に説明した部品については
同一番号を付し、重複して説明しない。まず、図1,図
2に基づいて、ベニヤ単板1の巻戻し工程の一実施例よ
り説明する。巻玉ストックエリヤ4の終端に設置された
左右一対のリール支柱7に向かって、緩い下降勾配を有
する移送架5が設置され、この移送架5上に巻玉3を巻
き付けた巻取りリール2の両端軸受部分を乗せている。
この移送架5の下流に位置する前記一対のリール支柱7
の内側には、両端軸受部分を回転可能に支持するリール
受8が設置され、このリール受8の上方位置には、軸受
部分の上部に対して揺動自在としたリール押え15を設
置して巻戻し位置6が構成されている。
【0019】前記巻戻し位置6の上流側、移送架5の下
方位置に設置された機枠16の搬送方向と直交する両側
に支持台17を設置し、この支持台17に取り付けられ
た軸受18に支持軸19を軸受けし、この支持軸19の
軸方向へ任意間隔を置いて大径の基端部プーリ20を複
数個取り付けている。各基端部プーリ20の支持軸19
上の両側には、中間域から先端に向かって上方に屈曲し
ている一対の支持腕21が各々回転可能に支持されてお
り、この一対の支持腕21の先端間隔内に小径の先端部
プーリ22を各々回転可能に支持し、大径の基端部プー
リ20と小径の先端部プーリ22間に駆動案内帯23を
掛け渡すと共に、各支持腕21の任意位置を連結梁24
によって一体的に連結し、この連結梁24の両端を前記
機枠16に枢支された流体シリンダ25のピストンロッ
ド26に取り付けている。
【0020】各基端部プーリ20の上流側対向位置に
は、基端部プーリ20の曲率に沿った円弧形状をその対
向面に有している補助枠27が前記機枠16上より設置
され、この補助枠27に支承された3個のプーリ28間
にベルトを掛け渡した折り返し案内部材29を、前記基
端部プーリ20に設置している。この折り返し案内部材
29の直近下段には、前記機枠16の搬送方向の上下流
位置に支承された一対の軸30間に、複数列のベルトを
掛け渡した折り返しコンベヤ31が接続されている。
【0021】前記支持軸19の一側に取り付けられたチ
エンホイール32と、前記機枠16に設置された原動機
33間にチエン34を掛け渡して、各駆動案内帯23を
図1中、反時計方向へ回動自在に制御しており、また、
前記折り返し案内部材29は、駆動案内帯23との協同
作用によってベニヤ単板1の挟持反転を保証している。
【0022】しかして、前記流体シリンダ25のピスト
ンロッド26の伸縮に伴って、搬送方向と直交する方向
に複数列設置された駆動案内帯23は、支持軸19位置
を支点として自由端である先端部プーリ22を巻玉3方
向へ揺動自在とすることにより、前記巻玉3の外周の下
部に接近・離間自在の構成としているものであり、ま
ず、巻玉3よりベニヤ単板1を巻戻すに際しては、流体
シリンダ25の後部ポートに流体を供給して縮小限位置
にあるピストンロッド26を伸長させることにより、リ
ール受8にその両端が支承されている巻玉3の外周下部
に、複数列の駆動案内帯23を押し付け状態に当接させ
る。
【0023】次いで、原動機33の駆動によって、駆動
案内帯23を図1中、反時計方向へ回動させると、巻玉
3のベニヤ単板1自由端は駆動案内帯23との摩擦力に
よって巻戻され、駆動案内帯23上に移乗された状態で
折り返し案内部材29へ案内される。この時、折り返し
コンベヤ31は、駆動案内帯23並びに下流側のベニヤ
ドライヤの搬送コンベヤとほぼ同一速度に制御されてお
り、折り返し案内部材29の曲率に沿って駆動案内帯2
3との間で挟持反転されるベニヤ単板1を受け取り、こ
の折り返しコンベヤ31を経由してベニヤドライヤへベ
ニヤ単板1を搬送するものである。
【0024】流体シリンダ25の伸長動に伴って、駆動
案内帯23は、常時、巻玉3の外周下部に押し付け状態
となっており、ベニヤ単板1の繰り出しによって巻玉3
径が減少するにつれ、支持腕21は基端部プーリ20を
支点として、先端部プーリ22側が図1中、反時計方向
へ回動することになる。各駆動案内帯23は基端部プー
リ20と先端部プーリ22間に無端状に掛け渡されたベ
ルト状のものであるが、等径のプーリ間に掛け渡された
ものでなく、基端部プーリ20を先端部プーリ22に比
して大径としている。したがって、各プーリの半径差分
だけ、駆動案内帯23を巻玉3の外周下部に押し付けた
ときに余裕が生じ、巻玉3の外周下部に駆動案内帯23
を或幅の面状で押し付けることができる。この面状に押
し付けることにより、駆動案内帯23と巻玉3の下部と
の接触面積が増大してより多くの摩擦力を発生させるこ
とができ、巻玉3からベニヤ単板1を安定的に巻戻すこ
とが可能となる。また、基端部プーリ20が大径である
ので、ベニヤ単板1の折り返す曲率も大となり、ベニヤ
単板1を円滑に折り返し搬送できる。さらに、支持腕2
1は中間域から先端に向かって上方へ屈曲状に形成され
ているので、巻玉3径の減少に伴って、駆動案内帯23
の上部軌道の下端と支持腕21の上端が干渉して当接し
たり、駆動案内帯23が回動停止する等の不都合は回避
され、巻取りリール2からのベニヤ単板1繰り出しを確
実としている。
【0025】次に、巻取りリール2の軸芯方向へ任意間
隔を置いて複数列の糸部材35をガイドとしてベニヤ単
板1と共に巻取る場合があるが、以下に、ガイドとして
巻き付けられた糸部材35を回収しながら、ベニヤ単板
1を巻戻す実施例を説明する。図3、図4に示すよう
に、前記連結梁24の下流側前面に通直の繰り出しロー
ル36を軸支すると共にその軸の端部に原動機37を設
置し、一方、各支持腕21の先端部近傍に掛け渡した受
け枠38の各支持腕21間隔内に、分割状の繰り出しロ
ール接離用の流体シリンダ39を取り付け、そのピスト
ンロッド40の先端に分割状の繰り出しロール41を各
々回転可能に支持している。
【0026】しかして、前記記載の如く、複数列の駆動
案内帯23を巻玉3の外周下部に当接させると共に、受
け枠38に取り付けられた流体シリンダ39のピストン
ロッド40を伸長させることにより、分割状の繰り出し
ロール41を通直の繰り出しロール36へ向かって移動
させる。この移動途上、巻玉3の軸芯方向へ任意間隔を
置いて、ベニヤ単板1のガイドとして巻き付けられ、巻
玉3外周から垂れ下がった状態の複数列の糸部材35の
先端近傍を巻き込み、両ロール36,41間で挟持状態
とする。
【0027】次いで、原動機33の駆動によって、駆動
案内帯23を図3中、反時計方向へ回動させると共に、
通直の繰り出しロール36を駆動案内帯23と同期的に
制御させ、両ロール36,41を互いに逆方向へ回動さ
せることによって、巻玉3からベニヤ単板1を巻戻しな
がら、巻玉3にガイドとして巻き付けられている各糸部
材35を繰り出すものである。したがって、駆動案内帯
23上に移乗されたベニヤ単板1は折り返し案内部材2
9へ案内され、前記記載と同様、ベニヤドライヤへ搬入
されることになり、また、挟持繰り出しされた糸部材3
5は直下に位置する回収箱42へ回収されることにな
る。
【0028】次に、糸部材35を回収する他の実施例を
図5、図6に基づいて説明する。前記移送架5の下方位
置には、或る間隔を置いて左右一対のリール支柱7に向
かう一対の水平梁43が設置され、また、各水平梁43
の前後部に回転可能に支持されたプーリ44間に各々タ
イミングベルト45が掛け渡されている。この一対のタ
イミングベルト45は連結軸46によって同調されてお
り、減速機付きモータ47の正逆動に伴って前後回動さ
れると共に、この回動量はモータ47に内蔵されるパル
ス発信器によって制御されている。
【0029】一対のタイミングベルト45の上下の軌道
間隔内に搬送方向と平行に敷設されたリニヤウエイ48
上に、前記タイミングベルト45に取り付けられたリニ
ヤブロック49を各々載置している。各リニヤブロック
49間に搬送方向と直交する方向に亘って走行体50を
取り付け、この走行体50に搬送方向と直交する方向へ
或る間隔を置いて支持体51を複数個突出させた状態で
設置している。各支持体51の先端に二叉状の把持体5
2を開閉自在に設置すると共に、各支持体51の下端に
はノズル53が前記把持体52に接近して位置するよう
に取り付けられ、このノズル53は送風ダクト54を通
じて送風機55に連結されている。
【0030】一方、前記巻戻し位置6の下流側に前記機
枠16より設置された架台56上に、前記糸部材35に
対応する複数個の糸巻車57を支承すると共に、各糸巻
車57はトルクリミッタ58を介して原動機59が接続
されている。また、糸巻車57の胴部60のほぼ半周状
に沿った位置に、或る間隔を置いて糸案内ガイド61を
取り付けている。
【0031】上記実施例によれば、減速機付きモータ4
7を駆動させて、タイミングベルト45を正転させる
と、リニヤブロック49はリニヤウエイ48上を摺動し
て前進し、リニヤブロック49に取り付けられている走
行体50が前進限近傍に至るとき、走行体50に取り付
けられ、開いた状態にある各把持体52が、巻玉3の軸
芯方向へ任意間隔を置いて、ベニヤ単板1のガイドとし
て巻き付けられ、巻玉3外周から垂れ下がった状態の複
数列の糸部材35を、その中間位置で把持できる状態と
なる。次いで、把持体52を閉じて糸部材35の先端近
傍を把持した後、各把持体52に付設されているノズル
53からエヤーを噴出させると、糸部材35は把持体5
2によって把持されている部位から先端の自由端部分
が、下流側に位置する糸巻車57へ向かって吹き付けら
れることになる。
【0032】この時、糸巻車57は図6中、反時計方向
へ回動されており、吹き付けられた状態の糸部材35の
自由端部分は、糸巻車57の胴部60の下部に至り、胴
部60と糸案内ガイド61間に発生している噴出気流
(吹き出し気流)に乗って胴部60に巻き付き、絡み付
くことになる。一定時間経過後、各把持体52を開放さ
せると、糸巻車57の継続回動に伴って、糸部材35は
巻玉3と糸巻車57間で緊張状態に維持されるが、糸巻
車57はトルクリミッタ58を介して原動機59の駆動
を常時受動しているので、過度の負荷は回避できるもの
である。
【0033】この状態下、前記記載の如く、複数列の駆
動案内帯23を巻玉3の外周下部に当接させると、巻玉
3からベニヤ単板1が巻戻されることになり、この巻戻
しの開始に伴って、過負荷状態が解除されて糸巻車57
が回動される。したがって、駆動案内帯23上に移乗さ
れたベニヤ単板1は折り返し案内部材29へ案内され、
前記記載と同様、折り返しコンベヤ31を経由してベニ
ヤドライヤへ搬入されることになり、また、巻玉3にガ
イドとして巻き付けられている各糸部材35は糸巻車5
7に巻取られることになる。尚、上記実施例における走
行体50は、減速機付きモータ47の正転・逆転によっ
てタイミングベルト45を前・後回動させることによ
り、進退しているが、これに限定されることなく、流体
シリンダの伸縮動、ラック・ピニオン動、クランク運動
等に代替してもよい。
【0034】上記実施例は糸巻車57が固定的に設置さ
れた場合を説明しているが、次に糸巻車57を進退自在
の構成とする実施例を説明する。図7に示す如く、前記
機枠16の両端位置に敷設されたリニヤウエイ62にリ
ニヤブロック63を介して架台56を取り付け、この架
台56に機枠16に設置された流体シリンダ64のピス
トンロッド65を取り付け、巻玉3の軸芯方向へ任意間
隔を置いて、ベニヤ単板1のガイドとして巻き付けら
れ、巻玉3外周から垂れ下がった状態の複数列の糸部材
35の先端近傍まで、架台56を進退自在としたもので
ある。また、前記架台56の一側上部に排風機66を設
置し、一方、糸巻車57の胴部60に吸引孔(図示せ
ず)を開口し、この排風機66と各糸巻車57の胴部6
0間を排風ダクト67を介して連通状態とすると共に、
各糸巻車57の胴部60に沿った位置に或る間隔を置い
て設置される糸案内ガイド61の先端部に、クサビ状の
切り込み68を形成している。
【0035】この実施例によれば、流体シリンダ64の
伸長動に伴って架台56をリニヤウエイ62に沿って巻
玉3方向へ移動させ、架台56が前進限近傍に至ると
き、巻玉3の軸芯方向へ任意間隔を置いて、ベニヤ単板
1のガイドとして巻き付けられ、巻玉3外周から垂れ下
がった状態の複数列の糸部材35の先端近傍と糸案内ガ
イド61のクサビ状の切り込み68部分が係合する状態
となる。次いで、排風機66を作動させて、各糸巻車5
7の胴部60と糸案内ガイド61間に排風気流(吸引気
流)を発生させると、糸部材35の先端自由端はこの気
流により、糸巻車57の胴部60の下部より巻き付き、
絡み付くことになる。したがって、糸巻車57の継続回
動に伴って、糸部材35は巻玉3と糸巻車57間で緊張
状態に維持され、前記記載と同様、巻玉3からのベニヤ
単板1巻戻しに同期して、巻玉3にガイドとして巻き付
けられている各糸部材35は糸巻車57に巻取られるこ
とになる。尚、上記実施例における架台56は、流体シ
リンダ64の伸縮動によって進退自在とされているが、
これに限定されることなく、前記記載のような減速機付
きモータの正転・逆転によるタイミングベルトの前・後
回動、ラック・ピニオン動、クランク運動等に代替して
もよい。
【0036】上記各実施例においては、巻玉3の軸芯方
向へ任意間隔を置いて、ベニヤ単板1のガイドとして巻
き付けられた複数列の糸部材35は、巻玉3外周からほ
ぼ真下に垂れ下がった状態を前提として説明してきた。
しかしながら、ベニヤ単板1を巻取って巻玉3としたと
き、ガイドとして巻き付けられた糸部材35の終端が、
巻玉3となったベニヤ単板1の繊維に絡み付き、真下に
垂れ下がらなくなることがある。また、巻取り後の巻玉
3が移送架5の緩い下り勾配によって移送される途上、
或いは巻玉ストックエリヤ4で待機している間、糸部材
35の自重は軽いので、垂れ下がっているうちに風に吹
かれて、巻玉3の表面の毛羽立った繊維に糸部材35の
中途が絡んで、垂れ下がる位置が狂うことがある。
【0037】このような場合、糸部材35を回収するこ
とができなくなるので、次に、図9、図10に基づいて
糸部材35の姿勢を矯正する実施例を説明する。巻玉ス
トックエリヤ4の待機位置には、一対の移送架5の搬送
面に対して突出・没入自在としたストッパ69が設置さ
れ、巻戻し位置6にて先の巻玉3の巻戻し作業中、次の
巻玉3を待機させている。このストッパ69の近傍位置
に一対の垂直な縦梁70を設置し、この縦梁70の内側
を案内として移動ブロック71を昇降機構を介して昇降
自在としている。図示例においては流体シリンダ72を
昇降機構として昇降自在としている。各移動ブロック7
1の上端にはアーム73がピン結合されており、また各
移動ブロック71の下端には進退機構として流体シリン
ダ74が傾動自在に支持されている。この流体シリンダ
74のピストンロッド75の先端は前記アーム73の中
間域に接続され、各アーム73の先端は矯正体76の両
端に接続され、流体シリンダ74の作動で矯正体76を
巻玉3に対して、アームのピン結合部を支点として旋回
しながら、接近・離間自在の構成としている。この矯正
体76の巻玉3に面する側には、図10に示すように、
糸部材35を吸着保持する吸着孔77が複数形成され、
また矯正体76の一端は可撓性の排風ダクト78を介し
て排風機79に接続されている。
【0038】巻戻し位置6にて先の巻玉3が巻戻されて
いる間、移動ブロック71の上昇限位置において、アー
ム73を進退機構(流体シリンダ74)の作動で図9
中、反時計方向へ回動させて、次の巻玉3の下流側の長
手方向へ矯正体76を押し付けて当接させる。この当接
時、巻玉3にガイドとして巻き付けられている複数列の
糸部材35は、吸着孔77を介して矯正体76に吸着保
持される。糸部材35の吸着保持後、流体を制御して矯
正体76の巻玉3に対する位置をロックしたまま、昇降
機構(流体シリンダ72)の作動によって移動ブロック
71を下降させる。移動ブロック71が下降すると、各
糸部材35は矯正体76に吸着保持されたまま、徐々に
巻玉3との間で引っ張られる状態となる。したがって、
仮に、ガイドとして巻き付けられていた糸部材35の終
端が、巻玉3となったベニヤ単板1の繊維に絡み付いて
いたり、巻玉3の表面の毛羽立った繊維に糸部材35の
中途が絡んで、垂れ下がる位置が狂っていたとしても、
移動ブロック71が下降限位置に至るまでに緊張状態と
なり、繊維との絡み付きが解消される。矯正体76の下
降限において、糸部材35と矯正体76の保持状態が解
除されると、複数列の糸部材35は、巻玉3外周からほ
ぼ真下に垂れ下がった状態となり、その姿勢が矯正され
ることになる。尚、上記実施例においては、矯正体76
の進退機構を流体シリンダ74としているが、これに限
定されることなく、ラック・ピニオン動、クランク運動
等に代替してもよい。また移動ブロック71の昇降機構
を流体シリンダ72としているが、これも同様に、前記
記載のような減速機付きモータの正転・逆転によるタイ
ミングベルトの前・後回動、ラック・ピニオン動、クラ
ンク運動等に代替してもよい。
【0039】矯正後、先の巻玉3の巻戻し完了にともな
い、ストッパ69を搬送面から没入させ、この巻玉3を
巻戻し位置6まで移送させる。このとき、矯正体76は
下限位置にあるので移送には支障を来さない。尚、上記
実施例は説明の便宜上、巻玉ストックエリヤ4の待機位
置において、先の巻玉3が巻戻し位置6で巻戻している
間に実施するとしているが、これを巻戻し位置6におい
て、巻戻し作業に先立って実施する場合もある。
【0040】次に、図11に基づいて糸部材35の姿勢
を矯正する他の実施例を説明する。前記巻戻し位置6の
下流側、すなわち、一対の移送架5に設置されたリール
受8の下流側にリニヤウエイ80を敷設し、このリニヤ
ウエイ80上にリニヤブロック81を移動自在に乗せ、
このリニヤブロック81にブラケット82を介して、前
記記載と同様の矯正体76を取り付けている。移送架5
のさらに下流側には、前記矯正体76を巻玉3に対し
て、接近・離間自在とする進退機構が設置されている。
図示例においてはこの進退機構として流体シリンダ83
が採用されており、そのピストンロッド84の先端を前
記ブラケット82に接続している。
【0041】この実施例においては、まず、進退機構
(流体シリンダ83)の作動によって、矯正体76を後
退限位置、或いは巻玉3に干渉しない位置まで後退させ
る。巻玉3は移送架5上を移動してリール受8位置に至
り、このリール受8とリール押え15によって巻玉3の
軸受部分を回転自在に支持する。このとき、各駆動案内
帯23は巻玉3から離れた下限位置にて待機している。
次いで、流体シリンダ83のピストンロッド84を伸長
させて、矯正体76をリニヤウエイ80に沿って巻玉3
の下流側の長手方向へ押し付けて当接させる。この当接
時、前記記載と同様、巻玉3にガイドとして巻き付けら
れている複数列の糸部材35は、吸着孔77を介して矯
正体76に吸着保持される。糸部材35の吸着保持後、
流体シリンダ83のピストンロッド84を縮小させる
と、矯正体76はリニヤウエイ80上、後退し始める。
この矯正体76の後退途上、各糸部材35は矯正体76
に吸着保持されたまま、図11に二点鎖線に示すよう
に、徐々に巻玉3との間で引っ張られる状態となる。し
たがって、仮に、ガイドとして巻き付けられていた糸部
材35の終端が、巻玉3となったベニヤ単板1の繊維に
絡み付いていたり、巻玉3の表面の毛羽立った繊維に糸
部材35の中途が絡んで、垂れ下がる位置が狂っていた
としても、矯正体76が後退限位置に至るまでに緊張状
態となり、繊維との絡み付きが、解消される。その後、
矯正体76が後退限位置に至ると、各糸部材35は矯正
体76との吸着保持が解除され、複数列の糸部材35は
巻玉3位置より横方向に引っ張られていた状態から、自
重で巻玉3外周からほぼ真下に垂れ下がった状態とな
り、その姿勢が矯正されることになる。尚、上記実施例
における矯正体76の進退機構は、流体シリンダ83の
伸縮動としているが、これに限定されることなく、前記
記載のような減速機付きモータの正転・逆転によるタイ
ミングベルトの前・後回動、ラック・ピニオン動、クラ
ンク運動等に代替してもよい。また、上記実施例は説明
の便宜上、巻戻し位置6において、巻戻し作業に先立っ
て実施するとしているが、これを巻玉ストックエリヤ4
の待機位置において、先の巻玉3が巻戻し位置6で巻戻
している間に実施する場合もある。
【0042】上記各実施例においては、矯正体76に吸
着孔77を形成して、糸部材35を吸着保持しながら姿
勢を矯正しているが、保持状態を吸着孔77に代替し
て、矯正体76の巻玉3に面する側に、糸部材35との
絡み付きによる保持を発生させる、接着テープ、ガムテ
ープ等の粘着性シートを貼り付ける場合もある。また、
この他に、図12に示すように、マジックテープ、砥粒
が付着されているサンディングペーパー等の高摩擦部材
を取り付けたり、または矯正体の表面を打撃によって凹
凸を形成したり、ヤスリ掛け或いはローレット加工を施
して微細な凸部85を形成して糸部材35との絡み付き
による保持を発生させることもある。この場合、矯正体
76の下降、或いは後退によって糸部材35との緊張状
態を発生させるのは、粘着シートによる絡み付き保持、
或いは微細な凸部85による絡み付き保持による。尚、
吸着保持を発生させる吸着孔77、或いは絡み付き保持
を発生させる粘着シート、微細な凸部85は、矯正体7
6の巻玉3に面する側の全面に形成しても良いが、図1
2に示すように、巻玉3の長手方向に任意間隔を置いて
ガイドとして巻き付けられている糸部材35の位置の近
傍に或幅で形成しても良い。
【0043】また、前記糸巻車57の胴部60を図13
に示すように、両端鍔部分から内方の谷部に向かって下
り勾配となる鼓型状とし、この谷部をV字状の溝部86
とすると共に、谷部を境に左右2個の構成部品を嵌め込
み方式、或いは螺着方式等によって着脱自在に構成する
ことにより、回収後の糸部材35の胴部60からの取り
出しを容易とする場合もある。この糸巻車57によれ
ば、糸部材35の糸巻車57への巻き付き開始時、胴部
60に至った糸部材35の先端部分が勾配に沿ってほぼ
中央に位置する谷部のV字状の溝部86に至り、巻き付
きが確実となるものである。また、糸部材35を巻取り
終わった後、中央部を境に糸巻車57を左右に離脱させ
れば、巻取った糸部材35を糸巻車57から容易に取り
出すことができ、逆に次回の作業に際しては、離脱した
2個の部品を装着させれば足り、作業性の向上を期し得
るものである。
【0044】また、上記各実施例においては、前記糸巻
車57の胴部60を表面平滑とした場合を前提として説
明しているが、この胴部60に糸部材35の巻付けを容
易とする接着テープ、ガムテープ等の粘着性シートを貼
り付ける場合もある。また、この他に砥粒が付着されて
いるサンディングペーパー等の高摩擦部材を胴部60に
取り付けたり、またはこの胴部60の表面を打撃によっ
て凹凸を形成したり、ヤスリ掛け或いは図14に示すよ
うに、ローレット加工を施して微細な凸部87を形成す
る等、胴部60自体を摩擦係数が大になるように加工し
て、胴部60に糸部材35の巻付けを容易とする場合が
ある。
【0045】したがって、糸部材35の糸巻車57への
巻き付き開始時、糸部材35の先端自由端部分が胴部6
0の表面部のいずれかに接触すれば、表面が粘着シート
または微細な凸部87であるので容易に胴部60に絡み
付くことになり、糸部材35の先端自由端部分が糸巻車
57への巻付けを予定している位置より多少ずれたとし
ても、糸巻車57への巻付きは支障無く実施される。そ
の後、糸巻車57の継続回動に伴って、糸部材35は巻
玉3と糸巻車57間で緊張状態に維持され、前記記載と
同様、巻玉3からのベニヤ単板1巻戻しに同期して、巻
玉3にガイドとして巻き付けられている各糸部材35は
糸巻車57に巻取られることになる。
【0046】また、前記糸案内ガイド61を、図15に
示すように、断面形状アーチ型とした偏平の半球状に形
成し、糸巻車57の胴部60の表面から或間隔を置い
て、糸部材35の導入側ほぼ半分を開放状態となるよう
に覆い、糸巻車57を支持する架台56より取り付ける
場合もある。これによれば、糸部材35はその巻き付け
開始時に、先端がエヤーの噴出(吹き出し)或いは排風
(吸引)によって、胴部60の下部と半球状の糸案内ガ
イド61の下部間より案内される。このとき、噴出気流
(吹き出し気流)或いは排風気流(吸引気流)は、断面
形状アーチ型の最頂部(最凹部)を偏平の半球状の下部
から上部に向かって流れているので、糸部材35の先端
はこの気流に乗って、糸案内ガイド61の最頂部を通っ
て上部に至り、気流が途絶えた時点で自重にて胴部60
上に落下することになる。したがって、糸部材35の先
端は、糸巻車57の胴部60を半周以上巻掛かった状態
であり、糸巻車57の図15中反時計方向への回動に伴
い、容易に巻き付くことになる。特に、前記記載の鼓型
状とした胴部60であれば、糸案内ガイド61の上部か
ら落下した糸部材35の先端部分は勾配に沿ってほぼ中
央に位置する谷部のV字状の溝部86に至り、巻き付き
が確実となるものである。
【0047】尚、本実施例においては、説明の便宜上、
図13,図14に示す構造の糸巻車57、図15に示す
構造の糸案内ガイド61を、糸部材35の回収装置の必
須構成として説明しているが、これらを別個独立して使
用する場合もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベニヤ単板の巻戻しの実施例を示す側面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】糸部材の回収装置の実施例を示す側面図であ
る。
【図4】図3の平面図である。
【図5】糸部材の回収装置の他の実施例を示す側面図で
ある。
【図6】図5の作動説明一部切り欠き斜視図である。
【図7】糸部材の回収装置の他の実施例を示す平面図で
ある。
【図8】図7のA−A線矢視図である。
【図9】糸部材の姿勢矯正装置の実施例を示す斜視図で
ある。
【図10】矯正体の背面図である。
【図11】糸部材の姿勢矯正装置の他の実施例を示す斜
視図である。
【図12】糸部材の姿勢矯正装置の他の実施例を示す平
面図である。
【図13】糸巻車の他の実施例を示す側面図である。
【図14】糸巻車の他の実施例を示す斜視図である。
【図15】糸案内ガイドの他の実施例を示す側面図であ
る。
【図16】従来装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1…ベニヤ単板、2…巻取りリール、3…巻玉、4…巻
玉ストックエリヤ、5…移送架、6…巻戻し位置、7…
リール支柱、8…リール受、9…タッチベルト、10…
ベニヤドライヤ、11…搬送コンベヤ、12…搬出コン
ベヤ、13…返送架、14…リールストックエリヤ、1
5…リール押え、16…機枠、17…支持台、18…軸
受、19…支持軸、20…基端部プーリ、21…支持
腕、22…先端部プーリ、23…駆動案内帯、24…連
結梁、25…流体シリンダ、26…ピストンロッド、2
7…補助枠、28…プーリ、29…折り返し案内部材、
30…軸、31…折り返しコンベヤ、32…チエンホイ
ール、33…原動機、34…チエン、35…糸部材、3
6…通直の繰り出しロール、37…原動機、38…受け
枠、39…流体シリンダ、40…ピストンロッド、41
…分割状の繰り出しロール、42…回収箱、43…水平
梁、44…プーリ、45…タイミングベルト、46…連
結軸、47…減速機付きモータ、48…リニヤウエイ、
49…リニヤブロック、50…走行体、51…支持体、
52…把持体、53…ノズル、54…送風ダクト、55
…送風機、56…架台、57…糸巻車、58…トルクリ
ミッタ、59…原動機、60…胴部、61…糸案内ガイ
ド、62…リニヤウエイ、63…リニヤブロック、64
…流体シリンダ、65…ピストンロッド、66…排風
機、67…排風ダクト、68…切り込み、69…ストッ
パ、70…縦梁、71…移動ブロック、72…流体シリ
ンダ、73…アーム、74…流体シリンダ、75…ピス
トンロッド、76…矯正体、77…吸着孔、78…排風
ダクト、79…排風機、80…リニヤウエイ、81…リ
ニヤブロック、82…ブラケット、83…流体シリン
ダ、84…ピストンロッド、85…凸部、86…溝部、
87…凸部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻玉の下流側に対し、前進時に巻玉の長手
    方向に複数列ガイドとして巻き付けられている糸部材に
    当接して保持し、下降時に保持した各糸部材を緊張状態
    とする矯正体を設置したことを特徴とするベニヤ単板巻
    戻しにおける糸部材の姿勢矯正装置。
  2. 【請求項2】昇降機構を介して昇降自在とした移動ブロ
    ックに進退機構を介して矯正体を巻玉の下流側に対して
    進退自在とし、前記矯正体の前進時に巻玉の長手方向に
    複数列ガイドとして巻き付けられている糸部材に当接し
    て保持し、前記矯正体の下降時に保持した各糸部材を緊
    張状態としたことを特徴とするベニヤ単板巻戻しにおけ
    る糸部材の姿勢矯正装置。
  3. 【請求項3】昇降機構を介して昇降自在とした移動ブロ
    ックに流体シリンダを取り付け、そのピストンロッドの
    先端にアームを介して旋回可能に取り付けた矯正体を巻
    玉の下流側に対して旋回しながら進退自在とし、前記矯
    正体が前進する時に、巻玉の長手方向に複数列ガイドと
    して巻き付けられている糸部材に当接して保持し、前記
    矯正体が昇降機構によって下降する時に、保持した各糸
    部材を緊張状態としたことを特徴とするベニヤ単板巻戻
    しにおける糸部材の姿勢矯正装置。
  4. 【請求項4】巻玉の下流側に対して、前進時に巻玉の長
    手方向に複数列ガイドとして巻き付けられている糸部材
    に当接して保持し、後退時に保持した各糸部材を緊張状
    態とする矯正体を進退機構を介して設置したことを特徴
    とするベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯正装
    置。
  5. 【請求項5】矯正体の巻玉に面する側には糸部材を吸着
    保持する吸着孔を形成した請求項1ないし4のいずれか
    に記載のベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯正装
    置。
  6. 【請求項6】矯正体の巻玉に面する側には糸部材の絡み
    付き保持を容易とする粘着シートを貼り付けた、または
    矯正体の巻玉に面する側には糸部材の絡み付き保持を容
    易とする微細な凸部を形成した請求項1ないし4のいず
    れかに記載のベニヤ単板巻戻しにおける糸部材の姿勢矯
    正装置。
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