JP2000246671A - 手持工具 - Google Patents

手持工具

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JP2000246671A
JP2000246671A JP11052585A JP5258599A JP2000246671A JP 2000246671 A JP2000246671 A JP 2000246671A JP 11052585 A JP11052585 A JP 11052585A JP 5258599 A JP5258599 A JP 5258599A JP 2000246671 A JP2000246671 A JP 2000246671A
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JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
cooling fan
motor
fitting hole
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11052585A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Ito
暢彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000246671A publication Critical patent/JP2000246671A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持工具の振動を防止する。 【解決手段】 モータ2と、そのシャフト2aに取り付
けられた冷却用ファン3と、冷却用ファン3の端面に設
けられた嵌合穴4に嵌まり込む駆動軸5と、駆動軸5の
先端に取り付けられる先端工具とを設け、モータ2の駆
動により先端工具を回転させるようにする。嵌合穴4と
駆動軸5との間に環状溝12を形成し、環状溝12内に
嵌合穴4と駆動軸5との間の隙間Aを埋める環状の弾性
部材13を挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃物、砥石等の先
端工具を回転させて切削、研磨等の作業を行うための手
持工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークを切削したり研磨したりす
る作業に手持工具が用いられている。この手持工具は、
図4に示すように、そのハウジング1内にモータ2と、
該モータ2のシャフト2aに取り付けられた冷却用ファ
ン3と、該冷却用ファン3の端面に設けた嵌合穴4に嵌
まり込む駆動軸5とを収納してなるもので、ハウジング
1外に突出した駆動軸5の先端のチャック部6に先端工
具(図示せず)を取り付け、モータ2の駆動により先端
工具を回転させるようになっている。
【0003】この手持工具において冷却用ファン3はモ
ータ2のシャフト2aに連結され、駆動軸5は軸受7,
8により両端保持されるようになっているので、製作誤
差等により冷却用ファン3の嵌合穴4の軸芯と駆動軸5
の軸芯との間にズレが発生すると、嵌合穴4に駆動軸5
の嵌合突起9を挿入することができなくなるおそれがあ
る。これを防止するため、図5及び図6に示すように、
冷却用ファン3の嵌合穴4と駆動軸5の嵌合突起9との
間には、予め隙間Aが設けられる。
【0004】しかし、このような隙間Aが存在すると、
モータ2の回転時に駆動軸5の嵌合突起9が冷却用ファ
ン3の嵌合穴4の内壁面を叩くことになるので、異音、
振動が発生しやすくなる。また、この振動が駆動軸5を
介して軸受7,8に伝わり軸受7,8が発熱しやすくな
る。
【0005】従来、このような不具合を防止するため、
図4に示すように、冷却用ファン3の端面と軸受7の内
輪との間にワッシャ10a,10b及びOリング11を
挿入し、嵌合穴4と嵌合突起9との嵌合部に生じる振動
をOリング11で吸収しようとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記冷却用ファン3の
端面と軸受7の内輪との間に設けたOリング11によっ
ては上記嵌合部での振動を十分に防止することができな
い。
【0007】従って、本発明は駆動軸と冷却用ファンと
の接続部における振動の発生をより確実に防止する手段
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、モータ(2)と、該モータ
(2)のシャフト(2a)に取り付けられた冷却用ファ
ン(3)と、該冷却用ファン(3)の端面に設けられた
嵌合穴(4)に嵌まり込む駆動軸(5)と、該駆動軸
(5)の先端に取り付けられる先端工具とを有し、上記
モータ(2)の駆動により上記先端工具を回転させる手
持工具において、上記嵌合穴(4)と上記駆動軸(5)
との間に環状溝(12)が形成され、該環状溝(12)
内に上記嵌合穴(4)と上記駆動軸(5)との間の隙間
(A)を埋める環状の弾性部材(13)が挿入された手
持工具を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0010】図1に示すように、この手持工具はそのハ
ウジング1内にモータ2と、該モータ2のシャフト2a
に取り付けられた冷却用ファン3と、該冷却用ファン3
の端面に設けた嵌合穴4に嵌まり込む駆動軸5とを備え
ている。
【0011】ハウジング1は棒状の中空体であり、片手
で把持可能である。ハウジング1はモータ2のシャフト
2aの軸芯を含む平面上で二分割されており、モータ
2、冷却用ファン3等を挟むようにして分割部分を組み
合わせることにより手持工具として組み立てられる。
【0012】モータ2はその本体がハウジング1内で動
かないようにハウジング1の内壁間に固定され、そのシ
ャフト2aの先端には冷却用ファン3が固定されてい
る。ハウジング1の冷却用ファン3を囲む箇所には図示
しない空気出入口が形成されている。モータ2の駆動に
よりシャフト2aが回転すると冷却用ファン3もシャフ
ト2aと一体で回転し、冷却風をモータ2へと送る。
【0013】駆動軸5は、その軸芯がモータ2のシャフ
ト2a及び冷却用ファン3の双方の軸芯の延長線上に来
るように、二つの軸受7,8を介してハウジング1内に
両端支持されている。駆動軸5の末端には横断面非円形
の嵌合突起9が形成されている。一方、冷却用ファン3
の端面にはこの嵌合突起9が嵌まり込む嵌合突起9と同
様な断面形状の嵌合穴4が形成されている。駆動軸5の
嵌合突起9が冷却用ファン3の嵌合穴4に嵌まり込むこ
とでモータ2の回転は駆動軸5に伝達される。
【0014】ここで、冷却用ファン3の嵌合穴4の軸芯
と駆動軸5の嵌合突起9の軸芯との間には製作誤差等に
起因しある程度ズレが発生し得るが、このようなズレが
生じても冷却用ファン3側の嵌合穴4と駆動軸5の嵌合
突起9とを嵌合させることができるよう、嵌合穴4と嵌
合突起9との間には、図5及び図6に示したと同様な隙
間Aが形成される。この隙間Aの存在に起因して振動が
発生しないように、この実施の形態では、図2及び図3
に示すような振動防止手段が設けられている。
【0015】すなわち、冷却用ファン3の端面の嵌合穴
4と駆動軸5の嵌合突起9との間において嵌合穴4の口
縁には環状溝12が形成され、該環状溝12内に嵌合穴
4と嵌合突起9との間の隙間Aを埋める環状の弾性部材
13が挿入されている。弾性部材13としては例えばO
リングが用いられる。駆動軸5の嵌合突起9の付根部分
には、弾性部材13を環状溝12内に押し込むと共に弾
性部材13が環状溝12外に抜け出さないようにするた
め、複数個のワッシャ10a,10b,10cが取り付
けられている。勿論これらのワッシャ10a,10b,
10cに代え単一のワッシャを用いるようにしてもよい
し、ワッシャに代えて他のOリング等を用いることもで
きる。
【0016】弾性部材13を冷却用ファン3の端面の環
状溝12内に収めた上で嵌合穴4に駆動軸5の嵌合突起
9を嵌め込むようにすると、弾性部材13が環状溝12
内で変形して広がり嵌合穴4と嵌合突起9との隙間Aを
解消する。これにより、モータ2のシャフト2aの回転
が冷却用ファン3、嵌合穴4、嵌合突起9を介し駆動軸
5に伝達される際、嵌合突起9が冷却用ファン3の嵌合
穴4の内壁面を叩かなくなり、駆動軸5は異音、振動、
熱等を発生することなく静粛回転する。
【0017】ハウジング1外に突出した駆動軸5の先端
には先端工具(図示せず)を把持するためのチャック部
6が設けられている。チャック部6は駆動軸5の先端に
形成されたコレット6a上にスリーブ6bを螺合させて
なるもので、スリーブ6bをコレット6a上で螺進退さ
せることによりコレット6aで先端工具を把持したり解
放したりするようになっている。先端工具は刃物、砥
石、ブラシ等であり、コレット6aに把持される軸を有
している。
【0018】なお、図1に示すように、ハウジング1に
は駆動軸5に向かって伸びるロックボタン14が取り付
けられている。ロックボタン14下ではバネ性を有する
略U字形の係合片15が駆動軸5に跨っている。係合片
15はロックボタン14を駆動軸5から離れる向きに常
時付勢している。先端工具を交換するに際し、ロックボ
タン14を押し下げるとロックボタン14の先端に形成
した係合突起(図示せず)が駆動軸5に形成した係合凹
部(図示せず)に係合して駆動軸5を回らないよう固定
する。そこで、チャック部6のスリーブ6bを回せば、
先端工具をコレット6aから容易に取り外すことができ
る。先端工具の交換後、ロックボタン14を解放すれば
係合片15は駆動軸5から離れ、駆動軸5は回転自在と
なる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、手持工具における冷却
用ファンの端面に設けられた嵌合穴と駆動軸との間に環
状溝が形成され、環状溝内に嵌合穴と駆動軸との間の隙
間を埋める環状の弾性部材が挿入されたことから、駆動
軸と嵌合穴の内壁との衝突を回避し、手持工具の駆動に
伴う異音、振動、熱の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手持工具の前半分の縦断面図であ
る。
【図2】冷却用ファンの縦断面図である。
【図3】冷却用ファンの正面図である。
【図4】従来の手持工具の前半分の縦断面図である。
【図5】冷却用ファンの縦断面図である。
【図6】冷却用ファンの正面図である。
【符号の説明】
2…モータ 2a…シャフト 3…冷却用ファン 4…嵌合穴 5…駆動軸 12…環状溝 13…弾性部材 A…嵌合穴と嵌合突起との間の隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、該モータのシャフトに取り付
    けられた冷却用ファンと、該冷却用ファンの端面に設け
    られた嵌合穴に嵌まり込む駆動軸と、該駆動軸の先端に
    取り付けられる先端工具とを有し、上記モータの駆動に
    より上記先端工具を回転させる手持工具において、上記
    嵌合穴と上記駆動軸との間に環状溝が形成され、該環状
    溝内に上記嵌合穴と上記駆動軸との間の隙間を埋める環
    状の弾性部材が挿入されたことを特徴とする手持工具。
JP11052585A 1999-03-01 1999-03-01 手持工具 Pending JP2000246671A (ja)

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JP11052585A JP2000246671A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 手持工具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2499713B (en) * 2012-02-24 2015-08-05 Makita Corp Oscillating rotary electric power tool

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2499713B (en) * 2012-02-24 2015-08-05 Makita Corp Oscillating rotary electric power tool

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040217