JP2000246657A - 電動ねじ締め機 - Google Patents

電動ねじ締め機

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JP2000246657A
JP2000246657A JP11052779A JP5277999A JP2000246657A JP 2000246657 A JP2000246657 A JP 2000246657A JP 11052779 A JP11052779 A JP 11052779A JP 5277999 A JP5277999 A JP 5277999A JP 2000246657 A JP2000246657 A JP 2000246657A
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screw tightening
clutch
rpm
screw
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Katsuhiko Sasaki
克彦 佐々木
Kazunori Tsuge
和則 柘植
Yukihiko Yamada
幸彦 山田
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Makita Corp
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Makita Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/0064Means for adjusting screwing depth
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • B25B23/141Mechanical overload release couplings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動のねじ締め機を用いて建築内装用のボー
ドをねじ締めする場合、ねじ締め動作を多数回繰り返す
と、作業者の疲労が蓄積して作業効率が低下する。これ
は、作業者がねじ締めを迅速に行うために、ねじ締め機
の押し付け力を強めるためであると考えられる。本発明
では、大きな力でねじ締め機を押し付け操作しなくて
も、迅速にねじ締めを行うことができ、その結果、ねじ
締め作業の疲労を低減することができる電動ねじ締め機
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電動モータ10を駆動源としてスピンド
ル20を、無負荷時であれば5000rpm〜7000
rpmで回転させつつ、ねじ締め機1をねじ締め方向に
押し付け操作して、ピッチが1.3mm〜2.0mmの
ねじのねじ締めを行う構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば建築物内
装用の化粧ボード、石膏ボード或いは石綿ボート等(以
下、単に「ボード」という)をセルフタッピングスクリ
ュー(木ねじやいわゆるドライウォールネジ或いはテク
スネジ等、以下単に「ねじ」という)で固定するねじ締
め作業に好適な電動ねじ締め機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のボードのねじ締め作業は、図9
〜図13に示すように様々な姿勢でなされる。例えば、
床用ボードのねじ締めは下向き作業となり(図9)、壁
面ボードのねじ締め作業は、そのねじ締め高さにより腰
高作業(図10)、肩高作業(図11)或いは頭高作業
(図13)となり、又天井のボード張りは上向き作業
(図12)となる。このような種々姿勢によるねじ締め
作業のうち、ねじ締め込み方向にねじ締め機を押す力
(ねじ締め押し付け力)は、一般的には頭高作業や上向
き作業のように作業者が力を出しにくい姿勢の場合がよ
り小さくなり、従ってこの場合に作業者の労力、疲労は
より大きくなることが知られている。なお、図9〜図1
3中、符号Mはねじ締め作業者を示し、符号Tはねじ締
め機を示し、Fは床、Kは壁を示し、Jは天井を示して
いる。
【0003】一方、ねじの締め込みスピードは、作業者
のねじ締め押し付け力と電動ねじ締め機のスピンドルの
回転速度により大きく左右される。従来、この種の電動
ねじ締め機のスピンドルの回転数は一般的に1800r
pm〜2500rpmが標準であり、一部に回転数40
00rpmのねじ締め機が提供されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電動
ねじ締め機を用いたねじ締め作業では、作業者が比較的
大きなねじ締め押し付け力を加えることによりねじ締め
作業の迅速化を図ろうとする場合が多かった。ところ
が、このようなねじ締め作業を多数回繰り返せば、当然
作業者の疲労は蓄積されてくるため、作業者はねじ締め
作業に大きな労力を払うこととなり、その結果ねじ締め
作業に苦痛を感じるようになるばかりか、ねじ締め作業
の効率は低下する。このことは、大きなねじ締め押し付
け力を加えにくい姿勢で行う頭高作業や上向き作業の場
合に顕著であった。本願出願人は、このねじ締め作業を
従来よりも効率よく且つ楽に行えるようにすることを目
的としてこの種の電動ねじ締め機に種々改良を加えてき
ており、その結果、通常ボードのねじ締めに用いられる
ピッチが1.3mm〜2.0mmのねじの場合、スピン
ドルを5000rpm〜7000rpmで高速回転させ
ることにより、従来よりも小さなねじ締め押し付け力で
迅速なねじ締め作業を行うことができ、これによりねじ
締め作業における作業者の疲労を低減できることに想到
した。そこで本発明は、ねじ締め作業を従来よりも楽に
行うことができる電動ねじ締め機を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は前記
各請求項に記載した構成の電動ねじ締め機とした。請求
項1に記載した電動ねじ締め機によれば、スピンドルが
従来よりも高速(5000rpm〜7000rpm)で
回転するので、通常ボード用として用いられるピッチが
1.3mm〜2.0mmのねじのねじ締め作業を行う場
合に、作業者はより小さなねじ締め押し付け力で迅速な
ねじ締め作業を行うことができ、これにより特に前記頭
高作業や上向き作業においても作業者の疲労を少なく
し、ひいては長時間にわたる効率のよいねじ締め作業を
実現することができる。本願出願人は、一般的なボード
のねじ締め作業をより楽に行うための条件について様々
な作業形態で検証した。その結果、平均的な成人男子が
1.4kg程度のねじ締め機を持って腕を水平に繰り返
し屈伸させる場合に、作業者が最も疲労を感じない楽な
速度(腕の屈伸速度)は概ね130mm/s〜180m
m/sであった。そこで、ピッチが1.3mm〜2.0
mmのねじを建築物の内装用に用いる通常のボードにね
じ締めする場合(ねじ締め抵抗のない無負荷状態と仮定
する)に、ねじ締め工具のスピンドルを6000rpm
程度で回転させると、ねじの締め込み速度は約130m
m/s〜200mm/sとなり、これは上記腕の屈伸速
度にほぼ一致する。このことから請求項1記載の発明で
は、スピンドルの回転数を6000rpmを中心とする
一定の範囲(5000rpm〜7000rpm)に限定
することにより、疲労の少ない楽なねじ締め作業を実現
できることに着目した。
【0006】請求項2に記載した電動ねじ締め機によれ
ば、駆動側のクラッチ歯にスピンドル側のクラッチ歯を
噛み合わせる段階において、スピンドルが駆動側に追従
して回転しているので、スピンドルのクラッチ歯と駆動
側のクラッチ歯とが相対的に回転していない状態で両ク
ラッチ歯が噛み合わされる。このため、駆動側を500
0rpm〜7000rpmで高速回転させて状態で両ク
ラッチ歯を噛み合わせても大きな衝撃を受けることなく
両クラッチ歯が噛み合わせることができ、これによりク
ラッチの耐久性を損なうことなく、スピンドルを500
0rpm〜7000rpmで高速回転させることがで
き、ひいてはねじ締め作業者の疲労を最小限に抑制する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。図1は、本実施形態の電動
ねじ締め機1の全体を示している。この電動ねじ締め機
1は、本体部2とハンドル部3とノーズ部4を備えてい
る。ハンドル部3の基端にはトリガ式のメインスイッチ
5が設けられている。このメインスイッチ5を引き操作
すると、本体部2に内蔵した電動モータ10が起動す
る。本体部2及びノーズ部3の詳細が図2及び図3に示
されている。但し、図では本体部2の先端側ほぼ半分の
みが示されている。電動モータ10の出力軸に形成した
ピニオンギヤ10aは駆動ギヤ11に噛み合っている。
駆動ギヤ11は駆動軸12に固定されており、駆動軸1
2はその先端側をスピンドル20により、後端側を軸受
14により回転可能かつ軸方向へ移動可能に支持されて
いる。軸受14と駆動ギヤ11との間にはスラスト軸受
13及び軸受けプレート15が介装されている。このス
ラスト軸受13及び軸受けプレート15に対しても駆動
軸12は軸方向移動可能となっている。
【0008】駆動ギヤ11とスピンドル20との間に噛
合い型式のサイレントクラッチCLが構成されている。
このサイレントクラッチCLの詳細が図4〜図8に示さ
れている。駆動ギヤ11の先端面(図示左側の側面)に
は、クラッチ歯30〜30が同一円周上に周方向一定の
間隔をおいて形成され、各クラッチ歯30,30間に
は、クラッチピン31が先端側へ突き出し状かつ傾動可
能に配置されている。このクラッチピン31はほぼ半球
体をなす頭部31aと、この頭部31aから先端側に突
き出す係合ピン部31bを備えている。頭部31aは、
駆動ギヤ11の後端面(図示右側の側面)に形成した半
球状の受け孔11aに移動可能に嵌め込まれ、係合ピン
部31bは受け孔11aに貫通して形成した挿通孔11
bに挿通されている。挿通孔11bの、駆動ギヤ11の
回転方向後ろ側(図4〜図8において右側)には逃がし
凹部11cが形成されており、これにより当該クラッチ
ピン31が駆動ギヤ11の回転方向後ろ側に傾動可能と
なっている(図6、図7参照)。
【0009】図2、図4、図5および図8に示すように
係合ピン部31bが傾斜しない状態では、頭部31aの
上面は当該駆動ギヤ11の上面と面一に位置するため駆
動ギヤ11の上面は前記軸受けプレート15に当接して
いる。一方、図3、図6および図7に示すように係合ピ
ン部31bが傾斜すると、頭部31aの角部が駆動ギヤ
11の上面からはみ出され、このはみ出し部分が軸受け
プレート15に突き当てられることにより、当該駆動ギ
ヤ11が駆動軸12と一体となって先端側(図4〜図8
において下方)に移動し、これにより駆動ギヤ11と軸
受けプレート15との間に隙間Lが発生する。クラッチ
CLの噛合い過程におけるこのクラッチピン31の動作
については後述する。
【0010】次に、図2および図3に示すように駆動軸
12の先端側ほぼ半分は駆動ギヤ11の先端面から突き
出され、この突き出された先端部12aは、スピンドル
20の後端面中心に形成した支持孔20bに挿入され、
該支持孔20bに取り付けた軸受け20cに軸方向移動
且つ回転可能に支持されている。この軸受け20cと駆
動ギヤ11との間には圧縮ばね23が介装されている。
この圧縮ばね23により駆動ギヤ11及び駆動軸12が
図示右方に付勢され、ひいては駆動ギヤ11が軸受けプ
レート15に押し付けられる方向に付勢されている。従
って、上記クラッチピン31の傾動はこの圧縮ばね23
に抗してなされ、かつ圧縮ばね23によりクラッチピン
31は傾斜しない直立姿勢に保持されるように付勢され
ている。
【0011】又、この圧縮ばね23の付勢力によりスピ
ンドル20と駆動ギヤ11は回転について一体化され、
従ってスピンドル20が回転について何ら抵抗を受けな
い状態では、スピンドル20は圧縮ばね23の付勢力を
介して駆動ギヤ11に追従して空転する。但し、スピン
ドル20が後述するストッパ24に押し付けられて一定
以上の回転抵抗を受ける状態では、圧縮ばね23の端部
と軸受け20cの端面若しくは駆動ギヤ11の側面との
間で滑りを生じて、駆動側の動力はスピンドル20に伝
達されず、従ってスピンドル20は空転しない。
【0012】次に、スピンドル20の後端部にはフラン
ジ部20aが形成され、このフランジ部20aの後端面
に、上記クラッチ歯30〜30及びクラッチピン31〜
31に対向してクラッチ歯32〜32が形成されてい
る。スピンドル20は軸受け21を介して本体ケース2
aに回転可能かつ軸方向移動可能に支持されている。し
かしながら、本体ケース2aに取り付けたリング状のス
トッパ24(ゴム製)にスピンドル20のフランジ部2
0aが、上記圧縮ばね23の付勢力により押し付けられ
ると、スピンドル20は回転について一定の抵抗を受
け、この時上記したようにスピンドル20の空転が阻止
される。一方、ねじ締め動作に伴ってスピンドル20が
図示右方に後退し、これによりフランジ部20aがスト
ッパ24から離間すると、スピンドル20の回転抵抗は
なくなるので、スピンドル20は上記したように圧縮ば
ね23の付勢力を介して駆動側に追従して空転する。こ
のように、スピンドル20は、軸方向に後退してそのフ
ランジ部20aがストッパ24から離間すると駆動側に
追従して回転し始め、その後回転しつつさらに後退する
と、サイレントクラッチCLが噛み合う。従って、サイ
レントクラッチCLの噛合いは、駆動ギヤ11およびス
ピンドル20がともに回転する状態でなされる。
【0013】次に、スピンドル20の前面中心には、ね
じ締め用のドライバビット22を差し込むためのビット
装着孔20dが一定の深さで形成されている。このビッ
ト装着孔20dには、板ばね27により径方向内方へ弾
性付勢した鋼球28が設けられている。ドライバビット
22の後端側をこのビット装着孔20dに挿入して上記
鋼球28を板ばね27の弾性力に抗して径方向外方へ変
位させつつ押し込むことにより、当該ドライバビット2
2をビット装着孔20dに装着することができる。ドラ
イバビット22を一定の位置まで押し込むと、鋼球28
がドライバビット22の係合溝22aにはまり込み、こ
れにより当該ドライバビット22の装着状態が保持され
る。
【0014】本体ケース2aの前端には、ねじ軸部2b
を介してアジャストスリーブ25が装着され、このアジ
ャストスリーブ25の前端にはストッパスリーブ26が
着脱可能に装着されている。このストッパスリーブ26
の前端から上記ドライバビット22の前端が僅かに突き
出されている。アジャストスリーブ25を回転させて軸
方向へ移動させることにより、ドライバビット22に対
するストッパスリーブ26の前端(ストッパ面26a)
の位置を任意に調整することができ、これによりねじの
締め込み深さを調整することができる。
【0015】このように構成したねじ締め機1は以下の
ように動作する。先ず、図4はねじ締付け機1を押し下
げ操作していない状態であり、スピンドル20のフラン
ジ部20aと駆動ギヤ11は圧縮ばね23により離れて
いる。スピンドル20のフランジ部20aはストッパリ
ング24に押し付けられているため、該スピンドル20
は回転していない。一方、駆動ギヤ11(駆動側)はト
リガ5の引き操作により図示矢印方向に回転している
(以下同じ)。この時、クラッチピン31は圧縮ばね2
3の間接的作用により直立姿勢に位置している。この状
態から当該ねじ締付け機1を押し下げ操作すると、前記
したようにスピンドル20のフランジ部20aがストッ
パ24から離間し、これによりスピンドル20が駆動側
に追従して回転し始める。
【0016】スピンドル20が駆動側に追従して回転し
つつ、当該ねじ締付け機1の押し下げ操作によりさらに
後退すると、図5に示すようにスピンドル20のフラン
ジ部20aが駆動ギヤ11に押し付けられ、これにより
スピンドル20側のクラッチ歯32〜32が、駆動ギヤ
11側のクラッチ歯30とクラッチピン31との間に入
り込む。これと同時に駆動ギヤ11が図6に示すように
フランジ部20aに対して回転方向に変位し、従ってス
ピンドル20側のクラッチ歯32が図示右方の回転方向
後ろ側へ相対的に変位することによりクラッチピン31
が回転方向後ろ側へ一定角度傾動し、これによりクラッ
チピン31、クラッチ歯30とスピンドル20のクラッ
チ歯32が相互に噛み合い、この時点で、駆動ギヤ11
の回転駆動力がスピンドル20に直接伝達されて、ねじ
締めが行われる。
【0017】ねじ締めの進行に伴って当該ねじ締め機1
は徐々にボードW側に変位し、ねじ締め最終段階でスト
ッパスリーブ26のストッパ面26aがボードWに当接
する。従って、その後はドライバビット22及びスピン
ドル20のみがねじ締め方向に移動する。このため、図
7に示すようにクラッチ歯32のクラッチピン31およ
びクラッチ歯30に対する噛合い深さが徐々に浅くな
り、最終的にそれらの噛合いが外れる。この時点で、ね
じの締め込みが完了する。クラッチピン31からクラッ
チ歯32が外れると、図8に示すようにこのクラッチピ
ン31は圧縮ばね23の間接的作用により即座に直立姿
勢に戻され、従って駆動ギヤ11は圧縮ばね23の付勢
力により距離Lだけ後退してスラスト軸受12に押し付
けられる。このため、クラッチピン31からクラッチ歯
32が外れた瞬間にクラッチピン31、クラッチ歯30
とクラッチ歯32との間に適正な隙間が発生し、これに
より当該サイレントクラッチCLは静かに空転する。
【0018】以上説明したようにスピンドル20のクラ
ッチ歯32がクラッチピン31およびクラッチ歯30に
噛み合う時点において、スピンドル20は既に駆動ギヤ
11に追従して回転しているので、駆動ギヤ11が従来
よりも高速で回転(5000rpm〜7000rpm)
していてもその噛合い時の衝撃は、スピンドルを回転し
ない状態で噛み合わせる構成に比して格段に低減され、
これによりクラッチ歯30,32およびクラッチピン3
1の高い耐久性を確保しつつ、高速回転によるねじ締め
作業が可能となり、これにより作業者のねじ締め作業に
伴う労力及び疲労を低減し、ひいては効率のよいねじ締
め作業を実現することができる。
【0019】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、サイレントクラッチCLを有
するねじ締め機1を例示したが、その他の形態のクラッ
チを有するねじ締め機或いはクラッチを有しないねじ締
め機に適用することもでき、この場合においてもスピン
ドルを、無負荷であれば5000rpm〜7000rp
mで高速回転させることにより、ねじ締め作業の疲労を
最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るねじ締め機全体の側面
図である。
【図2】ねじ締め機本体部の先端側の内部構造を示す側
面図である。本図は、サイレントクラッチが噛み合って
いない状態を示している。
【図3】ねじ締め機本体部の先端側の内部構造を示す側
面図である。本図は、サイレントクラッチが噛み合った
状態を示している。
【図4】駆動ギヤ及びスピンドルのフランジ部の展開図
である。本図は、両者が噛合い状態にない段階を示して
いる。
【図5】駆動ギヤ及びスピンドルのフランジ部の展開図
である。本図は、駆動ギヤにフランジ部が当接した段階
を示している。
【図6】駆動ギヤ及びスピンドルのフランジ部の展開図
である。本図は、クラッチピンが傾斜して両者が噛み合
った段階を示している。
【図7】駆動ギヤ及びスピンドルのフランジ部の展開図
である。本図は、ねじ締め完了直前であって、駆動ギヤ
に対するスピンドルの噛み合いが外れる直前を示してい
る。
【図8】駆動ギヤ及びスピンドルのフランジ部の展開図
である。本図は、クラッチピンが直列姿勢に戻されて駆
動ギヤに対するスピンドルの噛み合いが完全に外れた状
態を示している。
【図9】下向き姿勢によるねじ締め作業(下向き作業)
を示す図である。
【図10】腰高姿勢によるねじ締め作業(腰高作業)を
示す図である。
【図11】肩高姿勢によるねじ締め作業(肩高作業)を
示す図である。
【図12】上向き姿勢によるねじ締め作業(上向き作
業)を示す図である。
【図13】頭高姿勢によるねじ締め作業(頭高作業)を
示す図である。
【符号の説明】
1…電動ねじ締め機 2…本体部、2b…ねじ軸部 5…メインスイッチ 10…電動モータ、11…駆動ギヤ、12…駆動軸 13…スラスト軸受、15…軸受けプレート 20…スピンドル 22…ドライバビット 23…圧縮ばね 25…アジャストスリーブ 26…ストッパスリーブ 30…クラッチ歯(駆動側) 31…クラッチピン、31a…頭部、31b…係合ピン
部 32…クラッチ歯(スピンドル側) CL…サイレントクラッチ L…駆動ギヤと軸受けプレートとの間の隙間 S…ねじ W…ねじ締め込み材
フロントページの続き (72)発明者 山田 幸彦 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 Fターム(参考) 3C038 AA01 AA02 BC04 CA08 CC01 CD01 EA01 EA03 EA04 EA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータを駆動源としてスピンドル
    を、無負荷時であれば5000rpm〜7000rpm
    で回転させつつ、ねじ締め機本体をねじ締め方向に押し
    付け操作して、ピッチが1.3mm〜2.0mmのねじ
    のねじ締めを行う電動ねじ締め機。
  2. 【請求項2】 スピンドルを軸方向に後退させると、該
    スピンドルが駆動側に追従して回転し、該スピンドルを
    追従して回転させつつ、該スピンドルに設けたクラッチ
    歯を駆動側のクラッチ歯に噛み合わせて、該駆動側の回
    転を前記スピンドルに伝達するクラッチを備えた電動ね
    じ締め機であって、前記スピンドルを、無負荷時であれ
    ば5000rpm〜7000rpmで回転させつつ、ね
    じ締め機本体をねじ締め方向に押し付け操作して、ピッ
    チが1.3mm〜2.0mmのねじのねじ締めを行う電
    動ねじ締め機。
JP11052779A 1999-03-01 1999-03-01 電動ねじ締め機 Pending JP2000246657A (ja)

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