JP2000246535A - パイプ切断装置 - Google Patents

パイプ切断装置

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JP2000246535A
JP2000246535A JP11053252A JP5325299A JP2000246535A JP 2000246535 A JP2000246535 A JP 2000246535A JP 11053252 A JP11053252 A JP 11053252A JP 5325299 A JP5325299 A JP 5325299A JP 2000246535 A JP2000246535 A JP 2000246535A
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JP
Japan
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pipe
cutter unit
cutting
chuck
chuck mechanism
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Application number
JP11053252A
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English (en)
Inventor
Susumu Ikeno
進 池野
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パイプの押出し成形工程で使用される切断装置
において、押出し機から押し出されるパイプを衝撃を与
えずに高精度で定尺に切断できるようにする。 【解決手段】パイプPを切断する切断刃6を備え、パイ
プの押し出し方向と並行に移動自在に設置されたカッタ
ーユニット2に、シリンダー71とコイルスプリングが
内蔵された弾性部材72よりなる緩衝機構7a,7bを
介してチャック機構5a,5bを取り付ける。パイプP
を保持したチャック機構5a,5bはシリンダー71に
よって水平に移動し、弾性部材72に当接してカッター
ユニット2にパイプPを押し出す力を徐々に伝え、パイ
プPの被保持面に急な衝撃が加わる虞れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質樹脂製パイプ
の押出し成形工程において、引取機を介して所定の速度
で押し出されるパイプを切断する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の切断装置の一例を示し、こ
れは、パイプPの外周を保持する一対のチャック機構1
01a,101bと、両チャック機構の間に設置された
ロータリー式の切断刃102とを備え、パイプPと並行
に、すなわち水平方向にレール103上を移動し得るよ
うに設置されたカッターユニット104と、移動したカ
ッターユニット104を移動前の位置まで押動するシリ
ンダー105から構成されていた。図中、符号106は
切断刃102の駆動モータである。
【0003】この装置によるパイプPの切断は、押出し
機から押し出されたパイプPが引取機からレール103
上を所定の位置まで進むと(図中、矢符X方向)、電気
的にスイッチが作動してチャック機構101a,101
bがパイプPの外周を保持し、これに伴ってカッターユ
ニット104がパイプPとともにレール103上を押し
出し方向へ移動し始め、レール103上を移動しながら
回転駆動される切断刃102によって行われるようにな
っていた。切断されたパイプPはチャック機構101
a,101bによる保持が解除された後、スタッカーに
載せられ、また、カッターユニット104はシリンダー
105のロッド105aによって押出し機側に押動さ
れ、切断工程開始前の元の位置まで移動せしめられるよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の切断装置にあっ
ては、外径が小さく腰のないパイプを保持したときや、
線速が速いパイプを保持したときなどに、チャック機構
101a,101bの保持面とパイプPの表面との間に
滑りが発生しやすく、定尺に切断できなかったり、パイ
プPに衝撃が加わって表面が傷ついたりすることがあっ
た。
【0005】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
み、パイプの押出し成形工程で使用される切断装置にお
いて、押出し機から連続的に押し出されるパイプを、衝
撃を与えずに、高精度で定尺に切断できるようにするこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】従来の切断装置において
チャック機構の保持面とパイプ表面との間に滑りが発生
しやすいのは、カッターユニットの重量が重く慣性負荷
が大きいため、チャック機構でパイプを保持したときに
スムーズに動きだすことができず、保持した際の衝撃を
緩和できないないことが原因の一つであると考えられ
る。これを解消する対策として、カッターユニットを軽
量化することが考えられるが、大重量な切断刃駆動用モ
ータを搭載しなければならないため大幅な軽量化は望め
ない。そこで本発明では、チャック機構をパイプの動き
にある程度追随する動作をするよう設けることで、パイ
プを保持した際の衝撃を緩和するようにした。
【0007】具体的には、パイプの外周を保持するチャ
ック機構とパイプを切断する切断刃とを備えたカッター
ユニットを、押出し機からパイプが押し出される方向と
平行に移動自在に設置し、押出し機から連続的に押し出
されるパイプがチャック機構で保持されたまま切断刃で
切断されるように構成されているのは従来装置と同様で
あるが、チャック機構を、パイプが押し出される方向の
衝撃を緩和可能な緩衝機構を介してカッターユニットに
取り付けるようにした。上記緩衝機構は、カッターユニ
ットからチャック機構をパイプが押し出される方向に沿
って進退自在に支持するシリンダーと、パイプが押し出
される方向へ移動したチャック機構に接するように配置
された弾性部材とにより構成することができる。
【0008】このように構成すれば、パイプを保持した
ときに、チャック機構がパイプとともに押し出し方向に
ある程度移動し、移動しながら衝撃を吸収してカッター
ユニットをスムーズに動きださせることが可能となる。
なお、緩衝機構は、ゴム、バネ、空気、油などの弾性を
利用するなどして機械的衝撃の運動エネルギーを吸収可
能な適宜な形態のものを用いることができる。シリンダ
ーと弾性部材により構成する場合、弾性部材はゴムやバ
ネなどの弾性体そのもの、或いはこれら弾性体が組み入
れられた構造のものを用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態の切断
装置の構成を示した図、図2は緩衝機構を構成する弾性
部材の構成を示した図である。
【0010】図示された形態の切断装置1は、パイプP
と並行に移動自在なカッターユニット2、カッターユニ
ット2をガイドするレール3、及びレール3の一側に移
動したカッターユニット2をレール3の他側へ押動する
シリンダー4より構成されている。
【0011】カッターユニット2は、そのフレーム21
に押出し機から押し出されるパイプPが挿通する貫通孔
22を有し、当該貫通孔に挿通されたパイプPをフレー
ム21の両側に取り付けられたチャック機構5a,5b
で保持し、フレーム21内に設置された切断刃6を駆動
して切断できるように構成されている。図中、符号23
はキャスター、61は切断刃6の駆動モータである。
【0012】チャック機構5a,5bは、それぞれ四つ
のシリンダー51をパイプPの周囲に等間隔開けて配置
し(図3参照)、且つ各シリンダーのロッドでパイプP
の周面を挟持状態で保持し得るように構成されており、
チャック機構5aは緩衝機構7aを介して、チャック機
構5bは緩衝機構7bを介してカッターユニット2に取
り付けられている。
【0013】緩衝機構7a,7bは、上記フレーム21
に固定されていてチャック機構5a,5bをパイプPが
押し出される方向に沿って水平方向に進退自在に支持す
るシリンダー71と、同じくフレーム21に固定されて
いてチャック機構5a,5bが水平に移動したときに接
するように配置された弾性部材72とにより構成されて
いる。弾性部材72は、図2に示されているように、先
端を半球状とした適宜長さの棒体72aをコイルスプリ
ング72bを挟んでケース72cに収納し、コイルスプ
リング72bで棒体72aをケース72cから突出する
方向に常時弾圧付勢し、棒体72aに力が加わったとき
には、コイルスプリング72bが収縮して棒体72aが
ケース72c内に収納するように形成されている。弾性
部材72はパイプPが押し出される方向(図1中、矢符
X方向)とは反対の方向に棒体72aが弾圧付勢される
ように向け、緩衝機構7a側はチャック機構5aがフレ
ーム21に近づくように移動したときに当該チャック機
構と接するよう直にフレーム21に固定され、緩衝機構
7b側ではチャック機構5bがフレーム21から遠ざか
るように移動したときに当該チャック機構と接するよう
フレーム21から水平に延長させた固定板24を介して
固定されている。
【0014】このように構成された本形態の切断装置1
は、次のように作動してパイプPを切断する。なお、装
置作動前は、図1に示されているように、チャック機構
5aはカッターユニット2から引取機(図示せず)側に
最も離れた位置、チャック機構5bはカッターユニット
2側に最も近づいた位置にあり、両緩衝機構7a,7b
のシリンダー71はフリーの状態としてある。
【0015】先ず、押出し機から水平に押し出されたパ
イプPが引取機からカッターユニット2内を貫通してレ
ール3上を所定の位置まで進むと、電気的にスイッチが
作動してチャック機構5a,5bがパイプPの外周を保
持する。このとき、カッターユニット2は停止したまま
である。
【0016】このパイプPの保持と同時に緩衝機構7
a,7bが作動し、保持したときの衝撃を吸収する。す
なわち、パイプPを保持したチャック機構5a,5bは
パイプPとともに押し出し方向へ水平に移動し、共に弾
性部材72の棒体72aに当接する。チャック機構5
a,5bが弾性部材72に当接すると、この弾性部材7
2を介してカッターユニット2にパイプPを水平に移動
せしめる力が加わるが、この力は直ぐにはカッターユニ
ット2に伝わらず、当該力を受けて収縮するコイルスプ
リング72bを介して徐々に伝わる。他方、カッターユ
ニット2に伝わるのと同等の力がチャック機構5a,5
bを介してパイプPにも伝わり、同様に徐々に伝わって
チャック機構5a,5bの保持面とパイプPの表面との
間に大きな衝撃が急激に加わることがない。従って、従
来例の如き滑りを発生させることなく、カッターユニッ
ト2をスムーズに動きださせることが可能となる。
【0017】チャック機構5a,5bの移動に伴って緩
衝機構7aのシリンダー71のロッドは縮み、緩衝機構
7bのシリンダー71のロッドは伸びるが、当該機構で
保持した際の衝撃を吸収し、カッターユニット2がレー
ル3上を移動し始めたならば、両シリンダー71のロッ
ドは装置作動前の位置まで戻して固定しておく。
【0018】そして、切断刃6を回転駆動させてパイプ
Pを切断し、切断されたパイプPがスタッカー上まで押
し出されたならばチャック機構5a,5bによる保持を
解除してスタッカーに載せ、その後、シリンダー4のロ
ッド4aでカッターユニット2を押出し機側に押動し、
装置作動前の位置まで移動させて一回の切断工程が完了
する。
【0019】このように、本発明の切断装置は、チャッ
ク機構でパイプを保持したときの衝撃が、チャック機構
とカッターユニットの間に設けた緩衝機構で吸収される
ように構成されているので、チャック機構の保持面とパ
イプ表面間に滑りが発生にし難くなり、パイプに衝撃を
加えることなく、押出し機構から連続的に押し出される
パイプを正確に定尺で切断することができる。なお、図
示した形態では、チャック機構を四つのシリンダーで構
成したが、適宜なリンク機構を用いて一つのシリンダー
の作動のみでパイプが保持されるように設けてもよい。
また、切断刃に代えて、ロータリー式バイトを用いても
よい。
【0020】
【発明の効果】本発明のパイプ切断装置によれば、押出
し機から連続的に押し出されるパイプを、衝撃を与えず
に、自動且つ高精度で定尺に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切断装置の一実施形態の構成を示す図
である。
【図2】弾性部材の一実施形態の構成を示した図であ
り、(A),(B)はそれぞれコイルスプリングが収縮
する前後の状態である。
【図3】従来の切断装置の構成を正面側と側面側から示
した図である。
【符号の説明】
1 切断装置 2 カッターユニット 3 レール 4 シリンダー 5a,5b チャック機構 6 切断刃 7a,7c 緩衝機構 71 シリンダー 72 弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの外周を保持するチャック機構と
    パイプを切断する切断刃とを備えたカッターユニット
    を、押出し機から押し出されるパイプと並行に移動自在
    に設置し、押出し機から連続的に押し出されるパイプが
    チャック機構で保持されたまま切断刃で切断されるよう
    に構成されたパイプ切断装置であって、上記チャック機
    構が、パイプが押し出される方向の衝撃を緩和可能な緩
    衝機構を介してカッターユニットに取り付けられてなる
    パイプ切断装置。
  2. 【請求項2】 緩衝機構が、カッターユニットからチャ
    ック機構をパイプが押し出される方向に沿って進退自在
    に支持するシリンダーと、パイプが押し出される方向へ
    移動したチャック機構に接するように配置された弾性部
    材とにより構成された請求項1に記載のパイプ切断装
    置。
JP11053252A 1999-03-01 1999-03-01 パイプ切断装置 Pending JP2000246535A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162622A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Framatome Anp Gmbh 放射能汚染設備部品の解体装置
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