JP2000246468A - レーザ衝撃ピーニング方法 - Google Patents

レーザ衝撃ピーニング方法

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JP2000246468A JP2000036603A JP2000036603A JP2000246468A JP 2000246468 A JP2000246468 A JP 2000246468A JP 2000036603 A JP2000036603 A JP 2000036603A JP 2000036603 A JP2000036603 A JP 2000036603A JP 2000246468 A JP2000246468 A JP 2000246468A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットの表面に残留圧縮応力を生み出す
ための新規なレーザ衝撃ピーニング方法を提供する。 【解決手段】 本発明の方法は、ターゲット(16)上
の削摩性被膜(18)に対しレーザ・ビーム・パルス
(14)を照射する工程であって、該パルスが被膜(1
8)のアブレーションを行ってその中にプラズマ(4
2)及び衝撃波を生成させるのに有効なフルエンス、持
続時間及び対応したピーク・パワーを有している工程
と、ターゲットに隣接した位置に前記プラズマを閉込め
てターゲットを衝撃波により塑性変形させ、それによっ
てターゲット中に残留圧縮応力を生み出す工程とを含
む。前記パルスは、該パルスとプラズマとの間の結合効
率を高めるために10ナノ秒未満の持続時間及び対応し
たピーク・パワーを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はショット・ピーニン
グ(shot peening)に関するものであって、更に詳しく言
えば、レーザ衝撃ピーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のショット・ピーニングにおいて
は、金属加工物又はターゲットの表面に小さな球を吹付
けてそこに塑性変形をもたらすことにより、対応した残
留圧縮応力が生み出される。かかる残留応力は、加工物
を高応力用途において使用する場合にそれの有効疲労寿
命を向上させる。
【0003】加工物中に残留圧縮応力を生み出す操作を
更に改善するため、レーザ衝撃ピーニング(LSP)が
開発されつつある。レーザをパルス・モードで動作させ
ることにより、加工物の表面にレーザ・パルスが照射さ
れる。通例、その表面にはたとえば水から成る光学的に
透明な薄い慣性閉込め層によって閉込められた吸光性の
削摩性(ablative)被膜が存在している。レーザ・パルス
は小さな爆発により被膜を気化させて高温のプラズマを
生じるが、これは水によって閉込められる。その結果と
して発生した瞬間的な圧力パルス又は衝撃波が加工物の
表面を塑性変形させ、それによってその中に残留圧縮応
力が生じる。
【0004】このような操作における重要な制御パラメ
ータは、レーザ・ビームの単位面積当りのパルス・エネ
ルギとして定義されるレーザ・ビームのフルエンス(flu
ence) である。ターゲットの位置におけるフルエンスは
レーザ衝撃ピーニングを行うための閾値を越えなければ
ならないが、レーザ・ビームを生成する共振器又は発振
器内のフルエンスはそれの光損傷を防止するために低く
なければならない。
【0005】これを達成するためには、低エネルギの発
振器に続いて、段階的に口径が大きくなる複数の棒状増
幅器を使用すればよい。そうすれば、パルスエネルギが
増大する一方、フルエンスは損傷閾値より低く維持さ
れ、従ってレーザ装置の光損傷は防止される。しかしな
がら、このような構成は数多くのレーザ・ヘッド又はレ
イジング(lasing)用利得媒質、光ポンピング用フラッシ
ュランプ、電源及び関連設備を必要とするが、それは装
置の複雑度を増大させると共に、動作中においてそれの
故障が起こり易くなる。
【0006】米国特許第5730811号明細書中に
は、少ない部品から成る別の有用なレーザ装置が開示さ
れている。この構成は大形のQスイッチ式かつキャビテ
ィ・ダンピング(cavity dumping)式のレーザ発振器を使
用するものであって、レーザ衝撃ピーニングのために必
要なエネルギの相当部分を生成する単一ヘッドの共振器
及びそれと協働する追加の増幅器を含んでいる。このよ
うな高エネルギのレーザは、適度に大きな口径の光学部
品と共に、Qスイッチング及びキャビティ・ダンピング
を実行するためのポッケルスセルを必要とする。大口径
の光学部品は発振器内のフルエンスを低下させ、そして
発振器内で生成された高エネルギ・レーザ・ビームによ
る熱的損傷を防止する。
【0007】もう1つの重要な制御パラメータは、フル
エンスをパルス持続時間で割った値として定義される強
度又は放射照度である。加工物の所望の残留応力分布は
有限の面積に広がり、また加工物のLSP処理は加工物
材料に依存するフルエンス閾値を要求するから、レーザ
・パルス当りの最小エネルギが必要とされる。生産部品
の処理には単一のレーザ・スポットより遥かに大きい処
理面積が関与するから、プロセスの処理量は光源として
のレーザ装置の平均パワー及び繰返し数によって制限さ
れる。
【0008】商業的に実行可能なシステムにおいてレー
ザ衝撃ピーニングを行う場合、強度制御パラメータに寄
与するレーザの動作パラメータ(すなわち、パルス・エ
ネルギ、フルエンス、持続時間、強度及び繰返し数)と
レーザ装置のサイズ及び効率とは相互に関係する。現在
公知のレーザ衝撃ピーニングにおいて特に問題となるの
は、パルス当り50ジュール、200ジュール/平方セ
ンチメートル、及び20ナノ秒のパルス持続時間のごと
き高エネルギ要求条件である。これらは、損傷閾値の設
計限界の近くで動作し、それに対応して制限された処理
能力及び効率を有し、かつそれに対応して高い維持費を
要求する大形の複雑で高価なレーザ装置を必要とする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、効率及び処理
量を向上させると共に維持費及び停止時間を低減させる
ため、より低いパルス・エネルギ及びより大きいパルス
繰返し数の下でレーザ衝撃ピーニングを行うことが望ま
れている。
【0010】
【課題を解決するための手段】ターゲットにレーザ衝撃
ピーニングを施すため、その上の削摩性被膜に対し、該
被膜のアブレーション(ablation;分解除去)を行って該
被膜中にプラズマ及び衝撃波を生成させるのに有効なフ
ルエンス、持続時間及び対応したピーク・パワーを有す
るレーザ・ビーム・パルスが照射される。ターゲットに
隣接した位置にプラズマを閉込めてターゲットを衝撃波
により塑性変形させれば、ターゲット中に残留圧縮応力
が生み出される。上記のパルスは、パルスとプラズマと
の間の結合効率を高めるために10ナノ秒未満の持続時
間及び対応したピーク・パワーを有している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の一態様
に係わるレーザ衝撃ピーニング装置10が略示されてい
る。かかる装置は循環するレーザ・ビーム12を発生さ
せるために有効であって、このレーザ・ビームをダンピ
ングすなわち放出することによって生じたレーザ・ビー
ム・パルス14を金属加工物又はターゲット16に照射
すれば、それの表面及びその直下に残留圧縮応力が生み
出される。
【0012】上記のターゲットは任意適宜の形態を取り
得るのであって、たとえば黒色ペイントから成る通常の
削摩性被膜18を含んでいてもよい。被膜に対するレー
ザ・ビーム・パルスの衝突の結果として生じる爆発プラ
ズマを閉込めるため、被膜上には水又はその他の透明な
弾性媒質の薄膜20を設けるのが適当である。
【0013】従って、ターゲットの表面に対して圧力パ
ルスが発生する結果、衝撃波又は応力波がターゲット材
料中に伝播して表面又はその近傍の領域を塑性変形さ
せ、それによって該領域に残留圧縮応力を保持する。タ
ーゲットの表面に沿って一連のレーザ・ビーム・パルス
を適宜に走査することにより、それに対して実質的に一
様なレーザ衝撃ピーニングを施すことができる。
【0014】装置10は、レイジング用媒質又は利得媒
質24を有する協働する発振器又は共振器22中におい
て循環レーザ・ビーム12を生成させるための手段を含
む光学部品を組立てたものである。かかるレーザ・ビー
ムを発振器から放出するための手段により、レーザ・ビ
ーム・パルス14が得られる。
【0015】適当なエネルギ及び時間的形状を持ったレ
ーザ・ビーム・パルス14を得るためには、基本の発振
器22はQスイッチ式かつキャビティ・ダンピング式の
発振器であることが好ましいが、それは様々な従来の構
成を有することができる。たとえば、発振器22は10
0%の反射率を有する第1及び第2の末端鏡26及び2
8を含んでいて、これらは生じたレーザ・ビーム12を
両者間で循環させるために役立つ。かかる末端鏡は利得
媒質24の両側において光学的に整列していて、利得媒
質24がそれの光ポンピングを行うための通常のフラッ
シュランプ30と協働することによって2枚の鏡間で循
環するレーザ・ビーム12が生成される。利得媒質24
及びフラッシュランプ30はレーザ・ヘッドを規定する
が、このレーザ・ヘッドは任意公知の形態を有し得ると
共に、適宜に冷却される。
【0016】適当なエネルギ・レベルに達成すると発振
器からレーザ・ビームが生成されるようにするため、第
1のポッケルスセル32から成る手段が利得媒質24並
びに末端鏡26及び28と光学的に整列して配置されて
いる。このポッケルスセルはそれのスイッチングを行う
ための電気制御器34の一部を成すドライバによって制
御される結果、循環するレーザ・パルスが生成されると
共に、一連のレーザ・ビーム・パルス14が周期的に発
生される。このポッケルスセルは、2枚の末端鏡26及
び28の間において適当なやり方で(たとえば、利得媒
質24の両側で)光学的に整列した四分の一波長板36
及び偏光子38と協働することが好ましい。
【0017】発振器22の部品は、構成及び機能の点で
は従来通りのものである。ポッケルスセル32は、フラ
ッシュランプ30からエネルギのポンピングを行った後
に発振器内において発生期のレーザ・ビーム12を循環
させるための再生モードで動作し得る。再生モードにお
いては、偏光子38は第2の末端鏡28に向けてレーザ
・ビームを斜めに反射させるための鏡として作用する。
このようにして、利得媒質24中にエネルギが蓄積した
状態でレーザ・ビームが2枚の末端鏡26及び28の間
において前後に循環する。
【0018】ポッケルスセルはまた、発振器内のエネル
ギがレーザ・ビーム・パルス14を発生するのに十分な
レベルに到達した時に偏光子38を通してレーザ・ビー
ムを放出するためのダンピングモードでも動作し得る。
【0019】ポッケルスセル・ドライバは、ポッケルス
セル32の両端にバイアス電圧を加えて波の遅延を選択
的に制御することによって動作する。利得媒質24の初
期ポンピングの後、ドライバ34が再生モード又は高Q
モードのポッケルスセル32にバイアス電圧を加えて適
当な波の遅延をもたらせば、発生したビームは偏光子3
8を介して末端鏡26及び28の間で振動し、そしてビ
ーム中のエネルギは再生によって増大する。発振器内の
ビームがピーク・パワーに達すると、ドライバはセルに
対するバイアスを適宜に低下させて遅延を変化させる。
その結果、ビームは第2の末端鏡28を迂回して偏光子
38を通過し、それによってレーザ・ビーム・パルス1
4が放出される。
【0020】末端の反射鏡26及び28の間において、
発振器22は一定の光路長を有するキャビティを規定す
る。この光路長は振動するレーザ・ビームの往復走行時
間を制御し、ひいてはそれのパルス幅及び持続時間を決
定する。発振器によって生成されるパルスの立上り時間
は、ポッケルスセル32のスイッチング時間によって制
御される。好適な実施の態様に従えば、発振器22は本
質的に鋭い前縁及び適当な持続時間をそれぞれに有する
一連のレーザ・ビーム・パルスを生成するために有効で
ある。その結果、ターゲット16の位置で生じる圧力パ
ルス中においては、レーザ衝撃ピーニング操作を改善す
るために適した振幅及び時間的形状が生み出される。
【0021】本発明の好適な実施の態様に従えば、たと
えば偏光子38と第2の鏡28との間において光学的に
整列した第2のポッケルスセル40を導入することによ
り、基本的なキャビティ・ダンピング技術が自己注入再
生増幅器方式に改造される。第2のポッケルスセルは対
応するドライバを有していて、第1のポッケルスセル3
2の動作と同期させるため制御器34に対して機能的に
接続されている。このように構成された発振器は、短い
パルス持続時間を持ったレーザ・ビーム・パルス14を
発生するために有効なキャビティ内注入式、Qスイッチ
式かつキャビティ・ダンピング式の共振器22を規定す
る。
【0022】レーザ衝撃ピーニング用として構成された
典型的なキャビティ・ダンピング式の共振器は、立上り
時間の短い前縁と共に約10〜20ナノ秒(ns)の持
続時間を有するレーザ・ビーム・パルスを生み出す。キ
ャビティ・ダンピング式の発振器は、末端鏡26及び2
8の間におけるキャビティ往復時間と実質的に等しい持
続時間を有するパルスを生み出す。上記のごとく、レー
ザ衝撃ピーニングにおける重要な制御パラメータとして
は、フルエンスと、(そのパラメータをパルス持続時間
で割って得られる)強度又は放射照度とが挙げられる。
レーザ衝撃ピーニングにおいては、ターゲット被膜のア
ブレーションを行ってターゲットを塑性変形させるのに
十分な圧力パルスを生み出すため、レーザ・ビーム・パ
ルス当りの最小フルエンス及びエネルギが要求される。
そのためには、パルス当り約50ジュール、1/4 平方セ
ンチメートルのパルス面積に対応して約200ジュール
/平方センチメートル、及び約10ns通例は約20n
sを越えるパルス持続時間という実質的に大きいレーザ
・パラメータを有する高エネルギ・レーザ装置が要求さ
れるのが通例である。20nsのパルス持続時間の場
合、約2.5ギガワット(GW)のピーク強度又はパワ
ーが達成される。
【0023】本発明に係わる開発経験の結果、レーザを
用いた材料除去のごときレーザ誘起現象のために要求さ
れるエネルギ及びフルエンスは照射されるピーク強度の
増加に伴って減少すること、かつまたレーザ−プラズマ
間のエネルギ結合も照射されるレーザのピーク強度に敏
感であることが判明した。レーザ−材料間に相互作用が
起こるためのフルエンス及びエネルギ閾値の依存性は、
非線形の光学的にレーザ−材料相互作用が存在すること
に由来している。
【0024】光の吸収は、レーザ又はその他の光源の強
度又は放射照度が一連の材料依存性吸収係数に比例して
変化することを規定する吸収法則によって記述される。
これらの吸収係数は、照射されるレーザ強度に関する多
項式中の各項に掛けられるものである。
【0025】 dI/dz=(aI+bI2+cI3+…) (1) 式(1)中、dI/dzは位置zにおける材料との相互
作用によって吸収されるエネルギである。係数aは放射
の線形吸収を記述するものであり、係数bは照射強度の
2乗に比例する吸収を記述ものであり、以下同様であ
る。通例、a>>b>>cであって、低強度においては線形
の効果が最も強い。
【0026】しかるに、強度Iが増加するのに伴い、I
2 及びI3 はIよりも急速に増加するから、吸収法則に
対する非線形の寄与が支配的になることがある。このよ
うに、削摩性被膜材料による光の吸収、発生期の気化材
料による光の吸収がもたらすプラズマの生成、及びそれ
によって開始される過程は、レーザ・パルスの持続時間
を短縮することによってより低いパルス・エネルギ及び
フルエンスの下でより効率的に生起させることができ
る。なぜなら、Iは単位面積当りかつ単位時間当りのエ
ネルギとして定義されるからである。
【0027】同様に、衝撃インパルスの生成を規定する
アブレーション、プラズマ圧力パルスの発生、閉込め層
の破壊、及びエネルギ散逸過程の時間的順序に基づけ
ば、特異な組合せのピーク・パワー(レーザ・パルスの
内部で光エネルギが加工物に引き渡される速度)及びパ
ルス繰返し数を用いてレーザ衝撃ピーニングにおけるプ
ラズマ圧力パルスの振幅及び持続時間を最適化すること
が可能となる。
【0028】最適のレーザ・パラメータに関して行うべ
きトレードオフを達成するためには、プラズマ衝撃イン
パルスの生成を最適化することに適用されるものと同じ
考察を競合的なエネルギ散逸過程を最小化することに適
用すればよい。かかる競合的過程の実例としては、光に
よる閉込め層の非線形破壊、プラズマによるレーザ・エ
ネルギの反射、最適でないプラズマ衝撃振幅の生成、な
どが挙げられる。
【0029】このような発見が本発明の基礎を成してい
る。すなわち、レーザ衝撃ピーニングを行うために高い
エネルギ、大きいフルエンス、及び長い(つまり、10
ナノ秒より長い)持続時間を持ったレーザ・パルスを使
用しなくても、より短くかつより低エネルギのレーザ・
パルスを用いてかかるピーニングを行うことができるの
である。そのようなレーザ・パルスは、レーザ装置のサ
イズ及び複雑度を低減させかつレーザ装置の光損傷に対
する感受性を低下させるという点で顕著に有利である。
最終増幅段においてより低いエネルギを生み出すレーザ
装置を規定することにより、主増幅器又は共振器のサイ
ズを実質的に縮小することができ、それに対応してパル
ス繰返し数を実質的に増大させることができる。これ
は、大きい面積にピーニングを施すために比較的高い処
理性能を要求する商業的に実行可能なレーザ照射ピーニ
ング・システムに対して顕著な利益をもたらす。
【0030】図1に示されたキャビティ内注入式のレー
ザ発振器22は、本発明に従ってターゲット16上の削
摩性被膜18に対してレーザ・ビーム・パルス14を照
射するように構成しかつ動作させることができる。この
レーザ・ビーム・パルス14は、図2のフローチャート
中に略示されるごとく、上記の被膜を分解除去して高温
のプラズマ42を生成させるために有効なフルエンス、
持続時間、及び対応したピーク・パワー又は強度を有し
ている。削摩性被膜中における爆発的なエネルギ放出
は、その中にプラズマ42及びそれに対応した圧力衝撃
波を生み出すが、それらは上方の水20によってターゲ
ットに隣接した位置に閉込められる。プラズマ中に発生
した圧力パルスはターゲットを衝撃してそれの表面を塑
性変形させ、それによってターゲット中に残留圧縮応力
を生み出す。
【0031】レーザ衝撃ピーニングのための最小フルエ
ンス閾値は、50ジュールより低いパルス・エネルギの
下でレーザ・パルスの持続時間を短縮してターゲット
(加工物)の位置におけるレーザ強度又は放射照度を増
大させることによって低下させることができる。その理
由は、プラズマ圧力パルスがレーザ・パルスの瞬時パワ
ー並びにレーザと加工物及び発生期プラズマとの非線形
の光学的結合に対して複雑に依存することにある。かか
るパルスは、レーザ・パルス・エネルギとプラズマ圧力
パルスとの間の結合効率を高めるため、約10ns未満
の持続時間及び対応したピーク・パワー(好ましくは1
ギガワットを越えるピーク・パワー)を有している。
【0032】従来のレーザ衝撃ピーニング用レーザ装置
の大きな問題点は、被膜を分解除去してプラズマを発生
させ、続いて発生期プラズマのポンピングによりそれの
温度を十分な圧力パルスの生成に必要な程度にまで高め
るためには、約10ナノ秒を越える長い持続時間を有す
るレーザ・パルスが持続時間の短いパルスよりも低い効
率を有することである。効率が最適値より低いのは、ピ
ーク・パワーが低くかつパルス持続時間が長いために削
摩性層及びプラズマとの結合効率が低く、またレーザ材
料の相互作用容積外へのエネルギ輸送のためにエネルギ
損失が大きいことに由来している。
【0033】パルス持続時間が短く、それに対応してピ
ーク・パワー又は強度が高い結果、吸収効率が高くかつ
損失が少ないため、プラズマを発生させ、そしてピーニ
ングのために必要な臨界温度にまでそれを加熱するため
に要求される光子の数は少なくて済む。圧力パルスの生
成のためのエネルギ要求量が少ないことは、より大きい
プロセス処理量を支援し得る高繰返し数動作モードに適
応したレーザ設計を可能にする。もう1つの大きな利点
は、臨界圧力パルスを達成するために削摩性被膜から除
去される材料が少なくて済み、従って被膜の補充又は交
換が必要となるまでに多数回のレーザ照射を施すことが
できる。
【0034】ピーニングは、ターゲットの位置に生じて
塑性変形をもたらす圧力パルスの大きさによって制御さ
れる。衝撃によって誘起される圧力は、平方センチメー
トル当りのワット数で表わされるパワー密度又はフラッ
クスの非線形関数である。通例、かかる圧力はターゲッ
トの位置におけるレーザ強度の増大に伴って増大する
が、実際には式(1)の右辺に関するものと同様なスケ
ーリング則に従う。それ故、結合効率はパルス持続時間
を対応して短縮させることによって達成されるパワー密
度の増大によって実質的に上昇させることができる。持
続時間の短いレーザ・パルスを使用すれば、適当なフル
エンス・レベルでピーク・パワーが増大すると共に、そ
れに対応してレーザ−プラズマ間の結合効率及びそれに
対応した圧力パルスが増大することになる。
【0035】Qスイッチング式、キャビティ・ダンピン
グ式、モード同期(mode lock) 式、キャビティ内注入
式、又はそれらの組合せに基づくレーザから短い光パル
スを得るためには、幾つかの公知技術が存在する。Qス
イッチング式の場合、パルス持続時間はキャビティ内の
往復走行時間より長い。キャビティ・ダンピング式の場
合、パルス持続時間は一般に往復走行時間に等しく、か
つ実際には発振器長さの減少によって約5nsに制限さ
れる。モード同期式の場合、およそ数ピコ秒にも達する
顕著に短いパルスを得ることができる。また、キャビテ
ィ内注入式の場合、1ナノ秒未満から数ナノ秒までのパ
ルスを得ることができる。
【0036】とは言え、これら各種の技術の効率は様々
であって、レーザ衝撃ピーニングのごとき高パワー用途
に対するそれらの有用性及び複雑度も様々である。
【0037】図1に示された好適な実施の態様において
は、第2のポッケルスセル40の導入により、基本的な
キャビティ・ダンピング式発振器がレーザ衝撃ピーニン
グのために有用なキャビティ内注入式、Qスイッチング
式かつキャビティ・ダンピング式の発振器に改造されて
いる。本発明に従い、10ns未満のパルス持続時間及
び対応したピーク・パワーで発振器22を動作させれ
ば、パルスとプラズマとの間の結合効率が向上し、従っ
て持続時間の長いパルスを用いたレーザ衝撃ピーニング
法に比べて実質的な改善が得られる。
【0038】レーザ装置10は、ターゲット被膜18の
一定面積に対し、公知の高出力レーザ装置の繰返し数よ
りも実質的に大きい毎秒約1パルスを越える繰返し数で
一連の持続時間の短いレーザ・ビーム・パルス14を繰
返して照射するように動作させることが好ましい。この
ようにすれば、商業的に実行可能なシステムにおいてタ
ーゲット16の広い面積にピーニングを施すために十分
な処理量を達成することができる。
【0039】本発明の好適な実施の態様に従えば、繰返
し数は最大で毎秒約100サイクルにまで達し得るが、
これはパルス持続時間を対応して短縮することによって
達成することができる。所定のレーザ装置は限られた平
均パワーを有するから、短い持続時間とそれに対応した
高いピーク・パワーを有するパルスを使用すると共に、
より高い効率及び処理量でのピーニングを可能にする対
応した大きい繰返し数を使用することにより、そのパワ
ーをより効率的に利用することができる。
【0040】ピーク・パワー又は強度はフルエンスをパ
ルス持続時間で割った値であるから、短いパルス持続時
間は対応して高いピーク・パワーを与える。それはま
た、プラズマとの結合効率を高め、そしてターゲットの
一層効率的なレーザ衝撃ピーニングを可能にする。従っ
て、持続時間の短いパルスを使用すれば、適当なピーク
・パワーを達成しながらパルス当りのエネルギを実質的
に低下させることができる。また、パルス・エネルギの
低下は発振器を含めてレーザ装置に要求される平均パワ
ーをも低下させる。低パワーのレーザ装置は、それに付
随した利点、すなわちサイズの縮小、複雑度の低下、及
び原価の低減を有するばかりでなく、効率、安定性及び
性能の向上のごとき追加の利点をも示す。
【0041】好適な実施の態様に従えば、パルス持続時
間は約0.01nsより長く、かつ好ましくは約5ns
以下である。レーザ衝撃ピーニングを行うために適した
パワーを有するこのような持続時間の短いレーザ・パル
スは、図1に示された代表的なレーザ装置10を用いて
得ることができる。この装置は、最大でキャビティ内往
復走行時間まで連続的に調整し得る持続時間を持ったパ
ルスを発生するように構成されている。
【0042】図3は、図1のレーザ装置の動作に関する
典型的なタイミング図である。最初、発振器22はポン
ピングサイクル中において動作する。それが第1の時刻
1において終了すると、第1のポッケルスセル32は
それの四分の一波長電圧に切換えられ、そしてQスイッ
チとして働く。適当な遅延の後、共振器内である循環パ
ワーが達成されるが、利得媒質24内の利得がまだ欠乏
し始めない内に、第2の時刻t2 と第3の時刻t3 との
間において共振器からの放出が行われる。そのために
は、第2のポッケルスセル40をそれの四分の一波長電
圧に切換え、次いでゼロ電圧に戻せばよい。
【0043】第2の時刻と第3の時刻との間の(往復走
行時間より短い)時間間隔においては、循環する光子列
の対応部分が偏光子38を通して完全に除去されて廃棄
される。循環する光子列の残りの部分は共振器内に残留
し、成長し、そして最終的には利得媒質内に蓄積された
エネルギを抽出する。
【0044】第4の時刻t4 においては、従来のキャビ
ティ・ダンピング技術において行われるごとく、第1の
ポッケルスセル32をゼロ電圧に戻すことによってキャ
ビティのダンピングが実行される。従来のキャビティ・
ダンピング技術に対する唯一の相違点は、キャビティか
らの放出が行われる時点において、キャビティが連続し
た光子列で満たされているのではなく、ダンピング時に
放出される短い循環パルスで満たされていることであ
る。こうして得られるパルス持続時間は、第2の時刻と
第3の時刻との間の選定された時間間隔と往復走行時間
との差によって連続的に調整可能である。
【0045】その時刻において循環パルスが第1のポッ
ケルスセル32に近接しないように切換え時刻t4 を選
定すれば、出力パルスの時間的形状は第2のポッケルス
セル40の切換えによって完全に決定される。従って、
第2のポッケルスセル40は適度に早い速度で切換えら
れるのに対し、第1のポッケルスセル32の切換えはキ
ャビティの往復走行時間より早ければ事足りる。
【0046】このようなタイプの共振器には数多くの変
形例が存在する。たとえば、第2のポッケルスセルは共
振器内の任意の位置に配置することができる。キャビテ
ィ・ダンピングは、2個のポッケルスセルのいずれによ
っても実行することができる。第2のポッケルスセルは
取除き、そしてそれの役割を第1のポッケルスセルによ
って代行させることさえできる。そのためには、第1の
ポッケルスセルの電圧を第2の時刻と第3の時刻との間
でゼロに低下させるか半波値に上昇させるかした後、第
3の時刻で四分の一波長値に戻せばよい。
【0047】図4には、一定の短い持続時間を有するレ
ーザ・ビーム・パルスを発生させるために役立つよう
な、本発明の別の実施の態様に係わるキャビティ内注入
式、Qスイッチング式かつキャビティ・ダンピング式の
共振器44が示されている。図5は、それに関する対応
したタイミング図である。
【0048】この実施の態様に従えば、利得媒質24は
第1の鏡26と第2のポッケルスセル40との間に規定
された第1の脚A内に配置されている。他方、第2のポ
ッケルスセル40と第2の鏡28との間には第2の脚B
が規定されていて、偏光子38はそれらの間に配置され
ている。このような構成においては、第2の脚Bの長さ
を相対的に短くすることにより、その長さを光速で割っ
た値の2倍に等しい短い持続時間を持った出力パルスを
得ることができる。このような実施の態様が可能である
理由は、利得媒質24が水平方向又は垂直方向の直線偏
光に対して等しく機能することにある。
【0049】図1に示された第1の実施の態様と同じ
く、キャビティ・ダンピングのタイミングを適当に選定
すれば、出力レーザ・パルスの立上り時間及び下降時間
は第2のポッケルスセル40の切換え速度によって完全
に決定される。なお、キャビティのダンピングはポッケ
ルスセル32及び40のいずれによっても実行すること
ができる。
【0050】図4に示された共振器44の場合には、ダ
ンピングは第3の時刻t3 において第1のポッケルスセ
ル32により実行されることが好ましい。その場合、第
4の時刻t4 において第2のポッケルスセル40の電圧
をゼロに戻すことは重要でない。
【0051】もし第2のポッケルスセル40によってダ
ンピングを実行するのであれば、第3の時刻t3 及び第
4の時刻t4 における役割は交換される。
【0052】共振器44はただ1個のポッケルスセルを
用いて動作させることもできる。その場合には、第1の
ポッケルスセル32が取除かれ、かつ四分の一波長板3
6が利得媒質24の反対側の第2のポッケルスセル40
に隣接した位置に移動される。更に、第2のポッケルス
セルに印加される電圧は第1の時刻t1 以前にはゼロで
あり、第1の時刻t1 と第2の時刻t2 との間では四分
の一波長電圧に調整され、第2の時刻t2 と第3の時刻
3 との間では四分の三波長電圧に調整され、そして第
3の時刻t3 においては四分の一波長電圧に戻すことに
よってキャビティのダンピングが実行される。なお、ダ
ンピングのための遷移は循環パルスが共振器の第1の脚
A内に位置する時に起こる必要がある。パルスが放出さ
れた後、ポッケルスセル40に印加される電圧はゼロに
戻すことができるが、そのタイミングは重要でない。
【0053】キャビティ・ダンピングに基づく従来の衝
撃ピーニング用レーザ装置がパルス当り約50ジュール
のパルス・エネルギを生み出すのに対し、図1及び4に
示された装置は約0.01〜約10ジュールの範囲内の
実質的に低いエネルギを持ったパルス14を生成するよ
うに構成すればよい。これは、棒状の利得媒質とは異な
り、スラブ状の利得媒質24を使用することによって達
成することができる。
【0054】このような低パルス・エネルギ要求条件に
対応して、1/4 センチメートルの有効面積を有するレー
ザ・パルスの場合、フルエンスはたとえば約0.05〜
約40ジュール/平方センチメートルの範囲内にあるの
が適当である。
【0055】従来通りのNd:YAGから成るスラブ状
の利得媒質24を使用することにより、追加の効率及び
原価の低減を得ることもできる。この種のレーザ利得媒
質はエネルギ貯蔵能力が限られているから、追加の増幅
を併用することが好ましい。
【0056】たとえば図1には、共振器22からのレー
ザ・ビーム・パルス14を増幅してそれのエネルギを増
大させるため、偏光子38とターゲット16との間にお
いて光学的に整列した追加の増幅器46が示されてい
る。かかる増幅器46は任意公知の構成を有し得るので
あって、たとえば、1台以上の増幅器を順次に配列した
ものが挙げられる。
【0057】増幅されたレーザ・ビーム・パルスは、そ
れをターゲット被膜18に対して集束させるため、増幅
器46とターゲット16との間において光学的に整列し
て配置された適当な光学系48を通して照射されること
が好ましい。かかる光学系48は任意公知の形態を有し
得る。たとえば、レーザ衝撃ピーニング操作に際してレ
ーザ・ビーム・パルス14を削摩性被膜上の適度に小さ
なスポット面積内に照射するため、所望に応じて集束レ
ンズ及び折りたたみ鏡を使用することができる。
【0058】このように、基本共振器22は初期には約
1ジュール以下のエネルギを持ったレーザ・ビーム・パ
ルス14を発生するように寸法決定しかつ構成すればよ
く、また増幅器46は発生されたパルスを増幅してたと
えば0.01ジュールより実質的に越えかつ最大で約1
0ジュールにまで達するエネルギを付与するように寸法
決定しかつ構成すればよい。このような組合せの場合に
は、スラブ状のNd:YAG利得媒質24を有する比較
的簡単で安価なキャビティ・ダンピング式発振器22が
使用され、そして最初はそれのエネルギ能力の限界内で
持続時間の短いレーザ・パルスが発生される。かかる持
続時間の短いレーザ・パルスはそれに対応して比較的大
きいパルス当りのピーク・パワーを有するが、それはま
た削摩性被膜18への照射に先立つ第2段の増幅器46
において適宜に増幅される。
【0059】従って、削摩性被膜18は高いピークエネ
ルギ及びパワー並びに比較的短いパルス持続時間を有す
るレーザ・パルスに出会うことになる。かかるレーザ・
パルスはそれのエネルギを削摩性被膜及び生成するプラ
ズマに対してより効率的に結合し、そしてターゲット1
6に効果的なピーニングを施す。このようにすれば、高
い平均パワーを有するレーザ装置の代りに比較的低い平
均パワーを有するレーザ装置を使用することにより、向
上した効率でレーザ衝撃ピーニングを実行することがで
きる。共振器22の低いパワーと短いパルス持続時間と
の相乗効果により、高出力のパルス・レーザでは本来得
ることのできない比較的大きい繰返し数を得ることがで
きる。それに対応して、かかるレーザ装置の処理能力は
高出力レーザを用いたピーニング・システムにおいて達
成し得るレベルよりも大きくなるのである。
【0060】レーザ衝撃ピーニングのために使用し得る
ものとして例示されたパルス持続時間範囲を考慮しなが
らレーザ発振器のタイプを選定することにより、装置の
性能を最大にすることができる。最も短いパルス持続時
間に対しては、キャビティ・ダンピング式又はQスイッ
チング式のパルス抽出を行うモード同期式発振器が好適
である。中間のパルス持続時間に対しては、キャビティ
内注入式、Qスイッチング式かつキャビティ・ダンピン
グ式の発振器が好適である。また、長いパルス持続時間
に対しては、Qスイッチング式の発振器が好適である。
これらの選択条件は図2中に略示されている。
【0061】以上、好適なものと考えられる実施の態様
の関連して本発明を説明したが、本明細書中の記載に基
づけば本発明のその他の変更態様は当業者にとって自明
であろう。それ故、本発明の真の精神及び範囲から逸脱
しない限り、前記特許請求の範囲はかかる変更態様の全
てを包括するものと解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一態様に従ってターゲットにレ
ーザ衝撃ピーニングを施すための持続時間の短いレーザ
・パルスを発生するために有効なレーザ装置の略図であ
る。
【図2】本発明の実施の一態様に従ってターゲットにレ
ーザ衝撃ピーニングを施すための方法を示す流れ図であ
る。
【図3】図1に示されたレーザ装置に関するタイミング
図である。
【図4】本発明の別の実施の態様に従ってターゲットに
衝撃ピーニングを施すためのレーザ装置の略図である。
【図5】図4に示されたレーザ装置に関するタイミング
図である。
【符号の説明】
12 レーザ・ビーム 14 レーザ・ビーム・パルス 16 ターゲット 18 削摩性被膜 20 慣性閉込め層 22 発振器 24 利得媒質 26 末端鏡 28 末端鏡 30 フラッシュランプ 32 ポッケルスセル 34 電気制御器 36 四分の一波長板 38 偏光子 40 ポッケルスセル 42 プラズマ 44 共振器 46 増幅器 48 光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・タイラー・ローシャウ アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ニスカ ユナ、ゴッドフレイ・レーン、1190番 (72)発明者 フィリップ・ランダル・スタバー アメリカ合衆国、ニューヨーク州、ハガマ ン、ペース・ロード、1060番

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット(16)にレーザ衝撃ピーニ
    ングを施してそれの表面に残留圧縮応力を生み出すため
    の方法において、 前記ターゲット上の削摩性被膜(18)に対し、前記被
    膜(18)のアブレーションを行ってその中にプラズマ
    (42)及び衝撃波を生成させるのに有効なフルエン
    ス、持続時間及び対応したピーク・パワーを有するレー
    ザ・ビーム・パルス(14)を照射する工程と、 前記ターゲットに隣接した位置に前記プラズマを閉込め
    て前記ターゲットを前記衝撃波により塑性変形させ、そ
    れによって前記ターゲット中に前記残留圧縮応力を生み
    出す工程とを含み、 前記パルスが、前記パルスと前記プラズマとの間の結合
    効率を高めるために10ナノ秒未満の持続時間及び対応
    したピーク・パワーを有すること、を特徴とする前記方
    法。
  2. 【請求項2】 毎秒1パルスより大きい繰返し数で一連
    の前記パルス(14)を前記ターゲット上の被膜(1
    8)の所定領域に繰返して照射する工程を更に含む、請
    求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記繰返し数が最大で毎秒100サイク
    ルである、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記パルス持続時間が0.01ナノ秒よ
    り大きい、請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記パルス持続時間が5ナノ秒以下であ
    る、請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記パルスが0.01〜10ジュールの
    範囲内のエネルギを有する、請求項2記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記フルエンスが0.05〜40ジュー
    ル/平方センチメートルの範囲内にある、請求項6記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 前記パルスを発生するための発振器がス
    ラブ状の利得媒質(24)を含む、請求項2記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 前記スラブ状の利得媒質がNd:YAG
    から成る、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記発振器からの前記パルスを増幅す
    る工程と、増幅された前記パルスを前記ターゲット上の
    被膜に対して集束させる工程とを更に含む、請求項9記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 前記発振器が1ジュール以下のエネル
    ギを持った前記パルスを発生するように構成され、かつ
    発生された前記パルスを増幅するように構成された増幅
    器が含まれている、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記一連のパルスがキャビティ内注入
    式、Qスイッチ式かつキャビティ・ダンピング式の発振
    器から発生される、請求項2記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記一連のパルスがモード同期式かつ
    キャビティ・ダンピング式の発振器から発生される、請
    求項2記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記一連のパルスがモード同期式かつ
    Qスイッチ式の発振器から発生される、請求項2記載の
    方法。
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