JP4695363B2 - 単一ヘッド式レーザによる高スループットレーザショックピーニング - Google Patents

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Description

本発明は、レーザショックピーニングに関し、より具体的には、単一ヘッド式レーザを有するレーザショックピーニングレーザ用の装置及び方法に関する。
レーザショックピーニング(LSP)又は別の言い方をするとレーザショックプロセシングは、物品の表面区域をレーザショックピーニングすることによって加えられた深い圧縮残留応力の領域を形成するための方法である。レーザショックピーニングは一般的には、高出力及び低出力パルスレーザによる1つ又はそれ以上の放射パルスを使用して、物品の表面において強い衝撃波を生成するものであり、これは、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されている方法に類似している。当該技術で知られておりかつ本明細書で使用する場合、レーザショックピーニングは、レーザビーム源からのパルスレーザビームを利用して、レーザビームの衝突点において、その表面の薄膜又はその表面上の皮膜(テープ又はペイントのような)のプラズマを形成する瞬間的なアブレーション(ablation)又は蒸発によって爆発力を発生させることにより、表面の一部に強力な局所的圧縮力を生成することを意味する。
ガスタービンエンジン分野での多くの用途ためにレーザショックピーニングが開発されてきており、その幾つかが、以下の特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8及び特許文献9に開示されており、これら全ての特許は本特許出願人に譲渡されている。
約20〜約50ジュールの高エネルギーレーザビーム又は約3〜約10ジュールの低エネルギーレーザビームが使用されてきており、他のエネルギー水準が検討されている。例えば、特許文献8及び特許文献10を参照されたい。低エネルギーレーザビームは、ネオジムでドープされたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(NdYAG)、Nd:YLF及びその他のような異なるレーザ材料を使用して生成可能である。低エネルギーレーザショックピーニングでは、レーザ装置のコストを低減し、保守費用を削減し、またレーザショックピーニング工程のコストを低減する努力が注がれてきた。しかしながら、これらのレーザ機械は依然として、従来型のレーザボール盤に比べるとより複雑かつ高価である。レーザボール盤は、一般的に単一のレーザを有している。
5〜15ナノ秒の立上り区間(leading edge)の一過性立上り時間と20〜50ナノ秒の全幅半値パルス持続時間とを有する20〜50ジュール(J)/パルスのオーダの大レーザパルスが発生可能であることは知られている。これらの大レーザパルスを発生させるには、レーザ発生器は、LSPで必要とするエネルギーを供給するために6個から一ダース以上のガラスレーザロッド又はヘッドを組み込んだ複雑かつ物理的に大型のものとなる。これらのレーザは、2、3秒毎に1パルスの状態からおよそ毎秒2パルスまでのパルス発生に限定される。5〜10ジュールのオーダのパルスエネルギーを供給する低エネルギーレーザは、Nd:YAGロッドクリスタルのような別のレーザ技術の使用を可能にする。これらは、低エネルギーにおいてではあるがおよそ10ヘルツのより速いパルス繰返し数で同一の一過性特性を提供可能である。
50ジュールでのガラス又は5ジュールでのYAGのいずれの場合でも、注目のエネルギーを発生させるのに必要なレーザヘッド又はロッドの数により、これらのシステムは複雑、高価、かつ維持費が高いものになり、LSP製造において使用し難いものになっている。
米国特許第3850698号 特開昭58−207321号 特表平05−503738号 米国特許第5756965号 米国特許第5591009号 米国特許第5531570号 米国特許第5492447号 特表平11−508826号 特表平11−509782号 特開平11−254156号
従って、レーザショックピーニング(LSP)用の単一ヘッド式レーザを組み込んだレーザショックピーニング装置及び方法を得ることは、非常に望ましい。
主ビーム通路に沿って一次レーザビームを発生するためのレーザショックピーニング装置におけるレーザユニットは、単一のレージングロッドのみを有するパルス自励発振器を含む。自励発振器の外部にある例えばポッケルスセルのような電気光学スイッチは、主ビーム通路に沿って作動可能に配置されて、自励発振器からの初期緩速立上り時間の一次レーザビームを遮断しかつレージングロッドからの一次レーザビームのパルスを尖鋭化する。
レーザユニットの例示的な実施形態では、電気光学スイッチは、ダンプ通路に沿って主ビーム通路からダンプにエネルギーを廃棄する。少なくとも1つの光伝送回路を使用して、一次レーザビームから少なくとも1つの固定レーザビームを形成し、その固定レーザビームを少なくとも1つのレーザショックピーニング標的区域に向けて配向する。電気光学スイッチに制御可能に結合された遅延発生器を使用して、電気光学スイッチを起動させることができる。遅延発生器に作動可能に結合された高速光ダイオードを使用して、レーザ発振器からの初期レーザ出力パルスを測定しかつ遅延発生器を起動させてポッケルスセルを切り替えるようにすることができる。レーザユニットのより具体的な実施形態では、電源、フラッシュランプ及びレージングロッドは、1ジュール以上のエネルギー、約数百マイクロ秒の立上り時間及び約200〜300マイクロ秒から1ミリ秒までの範囲のパルス持続時間を有するレーザ出力パルスを、該レージングロッドから発射するように設定される。ポッケルスセルは、一次レーザビームを尖鋭化して該一次レーザビームが少なくとも1ジュールのエネルギーを有するようになるように設定される。
レーザショックピーニング装置の例示的な実施形態では、ビームスプリッタを主ビーム通路に沿って電気光学スイッチの後に作動可能に設置して、一次レーザビームを1つの光伝送回路を含む2つの光伝送回路に沿って分割するようにする。2つの光伝送回路は、1つの固定レーザビームを含む2つの固定レーザビームを形成するように作動可能である。2つの光伝送回路は、1つのレーザショックピーニング標的区域を含む2つのレーザショックピーニング標的区域に向けて固定レーザビームを配向する。
図1に示すのは、コンピュータ数値制御(CNC)多軸マニュピレータ127内に取付けられたガスタービンエンジンブレード8で示した物品又はワークピースをレーザショックピーニングするためのショックピーニング装置10である。固定レーザビーム2は、標的区域42に向けて配向される。図1に示すレーザショックピーニング装置10は、発振器33を有するレーザユニット31を含む。コントローラ24を使用して、レーザビーム装置を調整しかつ起動させて制御した方法でレーザビーム2を皮膜付きレーザショックピーニング表面55上に発射でき、またマニュピレータ127の作動及び移動を制御できる。
レーザユニット31は、図2に一層具体的に示している。レーザユニット31内の発振器33は、単一のレージングロッド36のみを有する。例示的な発振器33は、従来型のパルスYAG自励発振器である。そのような発振器の例には、本来は穿孔用に製造されたConvergent−Prima P50及びその他のYAGレーザがある。これらのレーザは、1〜50ジュールで、1〜100ヘルツ(Hz)以上で、約200〜300マイクロ秒から1ミリ秒以上のパルス幅でレーザを発生する。これらは、Trumpf、Rofin Sinar、Lasag及びJKなどの幾つかのベンダから購入可能である。レーザは、多くの方法で500ワット以下の、一般的には200ワット以下の平均出力(例えば、繰返し数×エネルギー/パルス)と組み合わせたパラメータを使用して作動させることができる。自励発振器の立上り区間の立上り時間は、数百マイクロ秒のオーダであり、このオーダでは、緩速過ぎてレーザショックピーニング用の爆風(ブラスト)波及び音響波を生成できない。
自励レーザ発振器33の外部にある電気光学スイッチ又はポッケルスセル(Pockels cell)64を使用して、自励発振器の初期緩速立上り時間の一次レーザビーム34を遮断し、主ビーム通路66からエネルギーを廃棄する。予め定めた時間において、ポッケルスセルの状態を「オン」状態に変化させ、出力パルスの残りの部分は、ポッケルスセルを通り、光学系35を通って進み、この光学系35において、レーザショックピーニングする物品のレーザショックピーニング表面55上に集束される。Nd:イッテルビウムのような他のレーザ媒体を使用することができ、この媒体は、10ヘルツ又はそれ以上の周波数(処理速度のため)で1〜50ジュールを発生可能であること以外には重要でないことが分かっている。
自励YAGレーザ発振器33は、一対のフラッシュランプ70によってポンピングされ、この一対のフラッシュランプは、レージングロッド36を作動させかつ約10ヘルツ又はそれ以上の周波数で電源72によって駆動される。自励YAGレーザ発振器33のレージングロッド36からのレーザ出力パルス74は、ジュール対時間(JvsT)の形態で表した図2の第1のエネルギー上昇グラフ80によって示すように立上り時間が数100マイクロ秒でありかつパルス持続時間が約200〜300マイクロ秒から1ミリ秒までである状態の1ジュール以上のエネルギー有する。出力パルス74は、初期状態ではオフであるポッケルスセル64に送給される。オフ状態では、ポッケルスセル64は、自励YAGレーザ発振器33からの出力パルス74の全てのエネルギーを、主ビーム通路66と整列していないダンプ通路89に沿ってダンプ88内に吸収及び/又は廃棄する。主ビーム通路66は、ダンプ通路89に対して鋭角のダンプ角度91になっている。ポッケルスからの破棄されたエネルギー78は、廃棄エネルギーグラフ84にジュール対時間の形態でグラフ表示している。
出力パルス74の初期部分がダンプ88内に廃棄された後に、ポッケルスセル64は、短時間(一般的には5ナノ秒以下)でオンに変わり、その後主ビーム通路66を下流方向に進む一次レーザビーム34内に、図2の第2のエネルギー上昇グラフ82によって示すように、尖鋭化パルス76が形成される。この時点で、一次レーザビーム34は、少なくとも1ジュール(1ジュール以下のエネルギーはレーザパルスの一過性立上り区間から廃棄されている)のエネルギーを有しており、集束レンズ90を含むビーム光伝送回路43を通してレーザショックピーニング表面55に送給され、レーザショックピーニング表面55において、一次レーザビームは該表面に衝撃を与えてレーザショックピーニングプロセスのための爆風波と音響圧縮波とを生成する。
レーザパルス発射に関連するポッケルスセル64のタイミングは、重要である。自励発振器は、電源72のパルシングによってポッケルスセル64を起動させる繰返し数が十分には正確でない可能性があり、ポッケルスセル64に制御可能に結合した遅延発生器103を使用して、ポッケルスセル64を起動させることができる。高速光ダイオード104を使用して、レーザ出力時における初期レーザパルスを正確に測定しかつ遅延発生器103を起動させて、予め定められかつ繰返し可能な遅延でポッケルスセル64を切り替えて高速レーザショックピーニングパルスの立上り区間の立上り時間を正確に形成させる。
ビームスプリッタ49は、固定レーザビーム2を形成するのに使用される2つのビーム光伝送回路43内に一次レーザビームを供給する。ビーム光伝送回路43の各々は、固定レーザビーム2を標的区域42へ向けて配向する光学系35を含む。光学系35は、レーザショックピーニング表面55上にレーザビーム2を伝送しかつ集束させる、レンズ90を備えた光学要素を含む。
標的区域42内に位置するレーザショックピーニング表面55は、ブレード8の前縁LEのそれぞれ正圧側面46及び負圧側面48上に図示されている。レーザショックピーニング表面55は、特表平11−508826号及び特表平11−509782号に開示されているような被覆表面を形成するために、塗料又は接着テープのようなアブレーティブ(ablative)皮膜57で被覆されている。皮膜57はアブレーティブ媒体を形成し、このアブレーティブ媒体上に例えば流水のカーテン21などの流体カーテンのような透明な閉込め媒体を配置する。レーザショックピーニングの間、水ノズル19によって供給される流水カーテン21を透過して固定レーザビーム2をレーザショックピーニング表面55上に発射しながら、ブレード8を移動させる。一般的にレーザショックピーニングプロセスを使用して、レーザショックピーニングした表面54上に一部重なり合ったレーザショックピーニングされた円形スポット58を形成する。
レーザビームショック誘起の深い圧縮残留応力が、圧縮プレストレスド(pre−stressed)(加圧)領域56内に形成される。圧縮残留応力は一般的に、約50〜150KPSI(キロポンド・パー・スクェアインチ)であり、レーザショックピーニングした表面54からプレストレスド領域内に連続的に約20〜50ミルの深さまで延びる。レーザビームショック誘起の深い圧縮残留応力は、レーザショックピーニング表面55に対して通常プラスマイナス約200〜300ミルほど焦点を外したレーザビーム2を反復して発射することによって形成される。
レーザビーム2は、急速に皮膜57をアブレーションして、材料の表面上に衝撃波を生じるプラズマを発生させる。表面を被覆するのにペイントに代わる好適な代替材料として他のアブレーティブ材料を使用することができる。これらの皮膜材料には、特表平11−508826号及び特表平11−509782号に開示されているような金属箔又は接着性プラスチックテープが含まれる。アブレーティブ皮膜57を全く使用しない場合には、物品の材料をアブレーションすることもできる。これらの衝撃波は、流水カーテン21によって被覆表面に向けて再配向されて、被覆表面の下の材料内に伝播衝撃波(圧力波)を発生させる。これらの衝撃波の振幅と量が圧縮応力の深さと強さとを決定する。アブレ−ティブ皮膜57は、標的表面を保護しかつプラズマを発生させるのにも使用される。
本明細書では、本発明の好ましくかつ例示的な実施形態と考えられるものを説明してきたが、同業者には本明細書での教示から本発明の他の変更が明らかである。なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
単一ロッド式レーザを有するレーザショックピーニングシステムの概略図。 図1に示すレーザショックピーニングシステムのレーザ及び光学系の概略図。
符号の説明
2 固定レーザビーム
8 ガスタービンエンジンブレード
10 レーザショックピーニング装置
21 流水カーテン
24 コントローラ
31 レーザユニット
33 自励レーザ発振器
34 一次レーザビーム
36 単一のレージングロッド
35 光学系
42 レーザショックピーニング標的区域
43 光伝送回路
57 アブレーティブ皮膜
64 電気光学スイッチ
66 主ビーム通路
70 フラッシュランプ
72 電源
88 ダンプ
89 ダンプ通路
103 遅延発生器
104 光ダイオード

Claims (9)

  1. 単一のレージングロッド(36)のみを備えたパルス自励発振器(33)を含む、主ビーム通路(66)に沿って一次レーザビーム(34)を発生するレーザユニット(31)と、
    前記自励発振器(33)の外部で前記一次レーザビーム(34)の主ビーム通路(66)に沿って作動可能に配置されて、該自励発振器(33)からの初期緩速立上り時間の一次レーザビーム(34)を遮断しかつ該主ビーム通路(66)からエネルギーを廃棄する電気光学スイッチ(64)と、
    前記一次レーザビーム(34)から、少なくとも1つのレーザショックピーニング標的区域(42)のピーニング表面に集束する少なくとも1つの固定レーザビーム(2)を形成しかつ前記1つの固定レーザビーム(2)を前記少なくとも1つのレーザショックピーニング標的区域(42)に向けて配向するための少なくとも1つの光伝送回路(43)と、
    を含むレーザショックピーニング装置(10)。
  2. 前記電気光学スイッチ(64)がポッケルスセルである、請求項1記載の装置。
  3. 前記電気光学スイッチ(64)からダンプ(88)に至りかつそれに沿って前記主ビーム通路(66)からエネルギーを廃棄するダンプ通路(89)をさらに含む、請求項1又は2記載の装置。
  4. 前記電気光学スイッチ(64)を起動させるために該電気光学スイッチ(64)に制御可能に結合された遅延発生器(103)をさらに含む、請求項3記載の装置。
  5. 前記レージングロッド(36)を作動させるために作動可能に配置された少なくとも1つ又は一対のフラッシュランプ(70)と、
    前記フラッシュランプ(70)に駆動可能に接続された電源(72)と、
    をさらに含み、
    前記電源が、前記フラッシュランプ(70)を約10ヘルツ又はそれ以上の周波数で給電するように設定されている、
    請求項1記載の装置。
  6. 前記電源(72)、フラッシュランプ(70)及びレージングロッド(36)が、1ジュール以上のエネルギー、約数百マイクロ秒の立上り時間及び約200〜300マイクロ秒から1ミリ秒までの範囲のパルス持続時間を有するレーザ出力パルス(74)を、該レージングロッド(36)から発射するように設定され、
    前記電気光学スイッチがポッケルスセル(64)であり、前記ポッケルスセルが、前記一次レーザビーム(34)のエネルギーパルスを尖鋭化して該一次レーザビームが少なくとも1ジュールのエネルギーを有するようになるように設定されている、
    請求項5記載の装置。
  7. 前記ポッケルスセル(64)を起動させるために該ポッケルスセル(64)に制御可能に結合された遅延発生器(103)をさらに含む、請求項3又は請求項6記載の装置。
  8. 前記レーザ発振器(33)からの初期レーザ出力パルスを測定するために前記レーザユニット(31)内に作動可能に配置されかつ前記遅延発生器(103)を起動させて前記ポッケルスセル(64)を切り替えるために該遅延発生器(103)に作動可能に結合された高速光ダイオード(104)をさらに含む、請求項7記載の装置。
  9. 前記レーザショックピーニング区域に向けて配向された流体ノズルをさらに含む、請求項1又は請求項8記載の装置。
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