JP2000246276A - 生物処理装置用微生物担体 - Google Patents

生物処理装置用微生物担体

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JP2000246276A
JP2000246276A JP11057031A JP5703199A JP2000246276A JP 2000246276 A JP2000246276 A JP 2000246276A JP 11057031 A JP11057031 A JP 11057031A JP 5703199 A JP5703199 A JP 5703199A JP 2000246276 A JP2000246276 A JP 2000246276A
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microorganism carrier
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fiber
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Takashi Yogo
俊 余吾
Fumitaka Yamaji
文隆 山地
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TOYO SANGYO SOZO CENTER
TOYO SANGYO SOZO CT
YAMAJI SHINYA
Kansai Kako Co Ltd
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TOYO SANGYO SOZO CENTER
TOYO SANGYO SOZO CT
YAMAJI SHINYA
Kansai Kako Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として流動床型処理装置や生物膜濾過型処
理装置で使用される微生物担体に於いて、担体への微生
物の付着性が高かくて処理装置の立上り時間を大幅に短
縮することができると共に、汚濁負荷の処理効率が高く
て長期に亘って安定した連続処理を行なうことができ、
しかも優れた耐久性と高い経済性を備えたものとする。 【解決手段】 適宜の長さを有する芯材と;芯材に基端
部が固着され、当該芯材から放射状に突設せしめた糸材
から成る複数の突出部と;前記突出部の基端部を芯材へ
固着させる締め糸とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水や河川水等の
生物処理装置に於いて使用する微生物担体の改良に関す
るものであり、主として流動床型処理装置や生物膜濾過
型処理装置で使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従前から流動床型処理装置や生物膜濾過
型処理装置に於いては、微生物担体として合成樹脂発泡
体等からなる多孔質球状体や角柱体、短円筒体等が多く
利用されている(特開平9−155383号等)。これ
等の多孔質球状体や角柱体等の微生物担体は、比較的安
価に製造できると共に形状や外形寸法、比重等の選定が
容易に行なえ、しかも流動時に於ける担体相互の衝突や
磨擦による損耗が比較的少なく、優れた効用を有してい
る。
【0003】しかし、従前の多孔質材製微生物担体にも
解決すべき多くの問題が残されており、その中でも第1
の問題は、担体の単位容積当りの微生物付着量が少ない
と云う点である。即ち、従前の多孔質材製微生物担体で
は、細孔によってその比表面積(m2 /m3 )が増加す
るため、平坦な外表面を有する担体に比較して、微生物
付着量は若干増加するが、この微生物付着の増加量は十
分な量でなく、担体単位容積当りの微生物付着量を必要
且つ十分な値にまで、高めるまでには至っていない。
【0004】第2の問題は、汚泥による細孔の目詰まり
の問題である。即ち、従前の多孔質材製微生物担体では
細孔径が比較的小さいため、汚泥による目詰まりが起り
易く、一旦細孔に目詰まりが生ずると、細孔内表面が微
生物の付着面として機能しなくなり、結果として、生物
処理に必要とする高活性微生物の付着量が減少すると云
う問題がある。
【0005】第3の問題は、付着した微生物の担体外表
面への固着力が弱いと云う問題である。即ち、従前の多
孔質材製微生物担体では、細孔の存在によって付着微生
物の固着力が若干向上してはいるものの、細孔が汚泥に
よって閉塞された状態に於いては、付着微生物の担体外
表面への固着力が低下し、担体表面から簡単に脱離して
しまうと云う問題がある。
【0006】その結果、従前のこの種の多孔質材製微生
物担体を用いた流動床型処理装置等に於いては、微生物
の付着性が低いため、装置の立上り時の汚濁負荷処理速
度が遅く、処理状態が安定するまでに長時間を必要とす
るうえ、微生物が一旦付着しても、これが比較的簡単に
脱落してしまう場合があり、処理効率の大きな変動や処
理状態の不安定化を招来することになる。
【0007】一方、上述の如き従前の処理装置用微生物
担体に於ける問題を解決するものとして、例えば特開平
8−308569号や特開平9−252770号に記載
の微生物担体が開発されている。即ち、前者の特開平8
−308569号に開示の微生物担体は、図14に示す
ように、高融点を有するポリオレフィン系の第1繊維と
低融点を有するポリオレフィン系の第2繊維とを特定の
割合で含むウエブと、基層となる不織布f1 とをニード
ルパンチで接着し、前記第1繊維を第2繊維の溶融によ
り結着して成る不織布を用いて、短円筒状の微生物担体
Tを形成するようにしたものである。尚、Sは起毛状態
にある第1繊維である。また、後者の特開平9−252
770号の微生物担体は、図15に示すように、軸とな
る素材10に水中で正に帯電し得る突出物11が存在す
ることを特徴とするものである。
【0008】前記図14に開示の微生物担体Tは、流動
中に於ける汚水の対流や担体同士の衝突等によって微生
物の付着機能を有する第1繊維が容易に脱落せず、その
結果微生物付着性及び微生物固着力が向上すると云う効
用を有している。
【0009】しかし、特開平8−308569号に開示
の技術では、微生物担体Tの製造に手数と材料費が掛り
過ぎるため、製造コストの引下げが図り難いうえ、微生
物担体Tの内・外表面に付着した微生物層(汚泥)から
活性の低下した微生物層を適度に剥離脱落させることが
困難で、担体に固着した微生物層(汚泥)を常に高活性
の状態に保持し難いと云う問題がある。
【0010】一方、前記図15に開示の微生物担体は、
構造が比較的簡単で製造コストの引下げを図ることがで
きるうえ、流動する汚水等の水流により突出物2同士が
相互に衝突もしくは擦れ合うことによって、過剰に付着
した微生物層(汚泥)が適度に洗い流され、常に高活性
の微生物を担体表面に付着させておくことができると云
う効用を有している。
【0011】しかし、前記図15の微生物担体は、明細
書の実施例の記載からも明らかなように、主として処理
槽内に縦向きに並列状に張架した状態で使用される紐状
のものであり、所謂流動床型処理装置や生物濾過型処理
装置のように、汚水内に浮遊せしめた状態で汚水と一緒
に流動させると云う使用態様については、全く考慮され
ていない。その結果、当該図15に記載の微生物担体を
仮りに流動床型処理装置の微生物担体として使用した場
合には、微生物が担体全体に均等に付着し難いうえ、逆
に突出物2の絡み付きや突出物同志の衝突による付着微
生物の剥離が多くなり、効率のよい汚水処理が行なえな
いと云う難点がある。尚、このような問題が発生するこ
とは、流動床型処理装置へ図15の如き微生物担体(長
さ10〜30mm)を適用して汚水処理試験を行なうこ
とにより、現実に確認されているものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本件発明は、従前の流
動床型処理装置及び生物濾過型処理装置に於ける上述の
如き問題、即ち多孔質材製微生物担体を用いた場合に
は、浄化処理状態が定常状態になるまでに長時間を要す
るうえ、処理効率が変動したり、処理状態が不安定にな
り易いこと、また、特開平8−308569号や特開
平9−252770号の微生物担体を用いた場合には、
製造コストの引下げが図り難いうえ、担体に適宜量の高
活性微生物を安定して保持することが困難で、効率のよ
い汚水処理を継続的に安定して行ない難いこと、等の問
題を解決せんとするものであり、担体への微生物の付着
性が高くて処理装置の立上り時間を大幅に短縮すること
ができると共に、汚濁負荷の処理効率が高くて長期に亘
って安定した連続処理を行なうことができ、しかも優れ
た耐久性と高い経済性を備えた、流動床型処理装置及び
生物濾過型処理装置等に用いる微生物担体を提供するも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、適宜
の長さを有する芯材と;芯材に基端部が固着され、当該
芯材から放射状に突設せしめた糸材から成る弧状の彎曲
自由端を備えた複数の突出部と;前記突出部の基端部を
芯材へ固着させる締め糸とから構成したことを発明の基
本構成とするものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明に於い
て、芯材と突出部の基端部と締め糸とを接着剤により固
着一体化するようにしたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の発明に於い
て、締め糸を溶融自在な締め糸とし、当該締め糸の溶融
により芯材と突出部の基端部と締め糸とを融着するよう
にしたものである。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の発明に於い
て、芯材、突出部及び締め糸を形成する素材を、天然繊
維や合成繊維等の有機繊維又はガラス繊維や鉱物繊維、
金属繊維等の無機系繊維のモノフィラメント又はマルチ
フィラメント若しくは紡績糸状に加工したものとすると
共に、前記モノフィラメント、マルチフィラメント及び
紡績糸状に加工したものをそれぞれ単独或いは混合して
用いるようにしたものである。
【0017】請求項5の発明は、請求項1の発明に於い
て突出部を、糸材をループ状に彎曲させて弧状の彎曲自
由端を備えた房形の突出部としたものである。
【0018】請求項6の発明は、請求項1の発明に於い
て突出部を、直線状の自由端を備えた突出部としたもの
である。
【0019】請求項7の発明は、請求項1の発明に於い
て、芯材の外径φ1 を0.5〜10.0mm、突出部の
突出長さL1 を3〜50mm、芯材の長さL2 を10〜
100mmとするようにしたものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項1の発明に於い
て、芯材、突出部を形成する糸材及び締め糸の材質の選
択・組合わせにより、その比重を1付近に調整するよう
にしたものである。
【0021】請求項9の発明は、請求項1の発明に於い
て、芯材から放射状に突出せしめた突出部の突出長さL
1 を芯材の中心部を大とすると共に芯材の両端部に近づ
くほど短かくし、ほぼ球状の形状とするようにしたもの
である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係
る微生物担体の一部を省略した正面図であり、図2は図
1のイ−イ視断面図である。図1及び図2に於いて、A
は微生物担体、1は突出部、1′は突出部を形成する糸
材、2は芯材、3は締め糸、4は接着剤である。
【0023】第1実施形態に係る微生物担体Aは、図1
及び図2に示すように、適宜の直径φ1 を有する芯材2
と、当該芯材2より放射状に外方へ向けて突出され、そ
の先端部を弧状に彎曲した自由端とした糸材1′から形
成されている複数の房形突出部1と、各房形突出部1の
基端部を芯材2へ絞め付け固定する締め糸3と、締め糸
3と各房形突出部1の基端部と芯材2とを固着一体化す
る接着剤4とから形成されている。
【0024】前記房形突出部1を形成するのに用いる糸
材1′は、目的とする所の汚濁負荷の処理性能を左右す
る最も重要な素材であり、微生物の付着量に大きい影響
を与える良好な親水性と表面状態、大きい比表面積を有
するものが望ましい。また、当該房形突出部1を形成す
る糸材1′は、長期安定操業を可能にするため、処理水
中での耐久性、耐腐食性、担体同志或いは槽壁との接触
に伴う耐摩耗性等を備えた素材が望ましい。これらの要
件を満たす素材としては、有機合成繊維のレーヨン、ビ
ニロン、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等のモノフィラメント、マルチフィラメン
ト、紡績糸があり、その中でもモノフィラメントが特に
望ましいものである。また、太さはモノフィラメント、
マルチフィラメントでは50〜2000デニールの範囲
のものが、紡績糸では20番手〜2番手の範囲のものが
望ましい。図1及び図2の第1実施形態に於いては、外
径0.05〜0.1mmφのポリエステルフィラメント
を10本集合せしめたものを糸材1′とし、この糸材
1′を用いて弧状に彎曲した自由端を有する房形突出部
1を形成している。
【0025】当該房形突出部1は、房形突出部そのもの
が複雑な空間を造り出すこと、ループの隙間を適度に調
整すること及び自由端の動きを容易にすることにより、
微生物を効率良く付着させ且つ余剰微生物を適度に剥
離、代謝させるようにする必要がある。具体的には、房
形突出部1の張出し長さ(突出長さL1 )は片側3mm
以上、好ましくは3〜50mmの範囲とするのがよい。
突出長さL1 が3mm以下では十分な量の微生物の付着
保持ができないからであり、また50mmを超えると、
微生物担体Aの流動性が悪化すると共に担体相互間にか
らみ等が発生し易くなるからである。また、房形突出部
1の自由端である弧状に彎曲した先端部の形状は、円弧
状であっても、或いは楕円状であってもよく、円弧状の
場合には曲率半径Rを1〜20mm程度とするのが望ま
しい。
【0026】前記微生物担体Aの芯材2の長手方向の寸
法(即ち、微生物担体Aの長さ寸法)L2 は房形突出部
1の突出長さL1 に応じて適宜に選定され、通常は10
〜100mmの間に選定されている。当該長さ寸法L2
を10mm〜100mmとするのが、担体Aの流動性及
び微生物付着性の点から最適だからである。
【0027】尚、本第1実施形態に於いては、図1及び
図2に示すように芯材1から4本の房形突出部1を放射
状に規則正しく約90°の間隔をもって突出させる構成
としているが、芯材1から放射状に突出させる房形突出
部1の数は、任意に選択することができ、通常は4〜1
2個の房形突出部1が所定の角度ピッチで芯材2から放
射状に突出されることになる。
【0028】また、図1及び図2の第1実施形態に於い
ては、芯材2から放射状に突出せしめた各房形突出部1
が、側面視に於いて芯材2の長手方向に規則正しく積層
された状態となるように突設されているが、第3図に示
すように、芯材2の長手方向に、これに固着した房形突
出部1a・1b・1cの芯材2への取付角度を順次変え
て、側面視に於いて、各房形突出部1a・1b・1c
が、芯材2の長手方向に重ならないようにしてもよい。
【0029】更に、図1及び図2の第1実施形態に於い
ては、芯材2の長手方向に沿って約1.5mm間隔で各
房形突出部1a・1b・1cを配列固着しているが、各
房形突出部1a・1b・1cの取付間隔は、房形突出部
1を形成する糸材1′の太さや素線の数に応じて1.0
〜3.0mmに選定される。取付間隔が1.0mm以下
であると、付着した微生物が適宜に剥離脱落し難くな
り、また、逆に3.0mm以上になると、微生物の付着
性が低下して汚水処理効率が悪化するからである。
【0030】加えて、図1及び図2の第1実施形態に於
いては、芯材2に放射状に取付けた各房形突出部1a・
1b・1cの突出長さL1 を同一の長さとし、微生物担
体Aを外径L0 のほぼ短円柱状の形態としているが、房
形突出部1の突出長さL1 を芯材2の中央部に取付ける
ものを長くし、芯材2の両端部へ取付けるに従って順に
その突出長さL1 を短かくすることにより、図4に示す
ような略球形状の形態の微生物担体Aとして、担体Aの
流動性をより高めるようにしてもよいこと。
【0031】前記芯材2は、前述の如く房形突出部1の
基端部を支持・固着するものである。従って、芯材2に
使用する素材は、微生物の付着性能には直接関係なく、
強度と房形突出部1の基端部の固定、水中比重の調整等
を行う上において、重要な役割を担うものである。これ
らの要件を満たす素材としては、有機天然繊維である綿
の紡績糸や有機合成繊維の内のレーヨン、ビニロン、ポ
リエステル、ナイロン、テトロン等のモノフィラメン
ト、マルチフィラメント並びに紡績糸や無機繊維である
ガラス繊維、ロック・ウール、ステンレス繊維等があ
り、これ等の中から目的に応じて選択し、適宜の外形寸
法φ1 を有する棒状体或いは撚り糸体若しくは組み紐状
に加工されたものを使用する。芯材の外径φ1 は担体A
の大きさによって決まるものであるが、0.5〜10.
0mmの範囲のものが望ましい。
【0032】前記締め糸3は芯材2へ房形突出部1の基
端部を堅固に締め付け固定するためのものであり、締め
糸3に使用する素材には、房形突出部1の基端部を芯材
2に締めつけるための十分な強度、耐久性、接着剤との
親和性が要求される。また、後述する如く接着剤4を使
用せず、芯材2及び房形突出部1の基端部へ融着するこ
とにより房形突出部1を芯材2へ固着する場合には、締
め糸3に所謂融着性が要求されることになる。上述のよ
うな要件を満たす素材としては、ビニロンの紡績糸の1
0〜5番手、ナイロンのマルチフィラメント840〜1
260デニールおよび紡績糸20〜2番手、ポリエステ
ルのマルチフィラメント840〜1260デニール及び
紡績糸20〜2番手、ポリプロピレンの紡績糸20〜2
番手等が好ましいが、房形突出部1のループの間隔、芯
材2の太さ等との関係で適宜に選択される。
【0033】前記接着剤4は、房形突出部1、芯材2、
締め糸3を夫々固着一体化するためのものであり、処理
水中での長期耐久性を要求される。これらの条件を満た
す接着剤としては、アクリル樹脂系の接着剤が好適であ
り、長期間の使用においても、房形突出部1を芯材2に
固着させる接着力の低下、芯材2の両端切り口の変形、
ほつれ等を生じない。
【0034】前記図1及び図2の第1実施形態に於いて
は、接着剤4を用いて芯材2と房形突出部1の基端部と
締め糸2とを固着一体化するようにしているが、締め糸
3に比較的低温で溶融する材質のものを選択し、房形突
出部1の基端部を芯材2へ締め糸3によって締め付け固
定したあと、三者を所定温度に加熱して締め糸3の外表
面を溶融させ、締め糸3と芯材2及び房形突出部1とを
溶融するようにしてもよい。尚、この場合には、締め糸
3として、内部に高融点の芯線を有し、その外表層部に
低融点の被覆層を有する線状体を使用するのが望まし
い。
【0035】本発明に係る微生物担体Aは、流動床型浄
化処理装置や担体Aを処理水中へ浮遊せしめた状態で使
用する生物濾過型浄化処理装置に於いて主に用いられる
ため、その比重が重要な意味を持つ。即ち、担体Aは処
理水の性状、流速、装置の状況、担体Aの大きさにも依
存するが、処理水中で浮き上がったり沈んだりしない
で、処理水と共に流動することが必要であり、しかも、
微生物が付着した後でもその状態を保たなければならな
い。本発明では、上記の必要条件に見合うように各素材
を適宜に選択、組み合わせ、担体Aの比重を0.9〜
1.1の範囲になるように調整している。
【0036】また、本発明の微生物担体Aは、一方では
処理水内の流動中に担体同志の接触や槽壁との接触によ
り余剰微生物を剥離し適度に代謝することが必要であり
ながら、他方では、接触による損耗が起こらない程度の
強度と耐摩耗性を有することが求められるが、当該微生
物担体Aは上記の必要条件をほぼ満足しており、汚濁負
荷の処理効率が高く、装置の小型化、汚泥発生量の低減
を実現出来、ひいては汚水処理経費の節減に寄与するも
のである。
【0037】更に、本発明に係る微生物担体Aの製造方
法は如何なる方法であってもよく、例えば組紐機で、予
かじめ接着剤4を塗布した芯材2と締め糸3と房形突出
部1を形成する糸材1′とを組み上げ、芯材2に沿って
断続的に糸材1′により弧状に彎曲した自由端を有する
房形突出部1を形成し、この多数の房形突出部1を形成
した組み紐を乾燥して接着剤4を硬化させたあと、適宜
の長さ寸法L2 に切断することにより、微生物担体Aを
形成するようにしてもよい。
【0038】尚、本第1実施形態に於いては、接着剤4
を予かじめ塗布した1本の組紐状の芯材2と、10本の
細素線を一まとめにして成る8本の糸材1′と、8本の
細い締め糸3とを組み紐機によって組み上げ、房形突出
部1を芯材2から放射状に90°の角度間隔及び約1m
mの横方向間隔で有する組み紐を作成すると共に、当該
組み紐を乾燥して接着剤4を硬化させたあと、約15m
mの長さ寸法L2 毎に芯材2を切断することにより、微
生物担体Aを形成している。
【0039】図5は本発明の第4実施形態に係る微生物
担体の一部を省略した正面図である。この第4実施形態
に於いては、第1実施形態に於ける房形の突出部1に替
えて、芯材2から放射状に、直線状の自由端を備えた複
数の突出部1が突設されている。尚、微生物担体を形成
する糸材1′や芯材2等の素材や製作方法は、第1実施
形態の場合とほぼ同じであるため、ここではその詳細な
説明を省略する。
【0040】次に、本発明に係る微生物担体Aを流動床
型処理装置へ適用した場合の処理機能について、従前の
微生物担体を用いた場合と比較しつつ説明する。
【実施例1】先ず、図6及び図7に示す如く幅250m
m×奥行160mm×高さ400mmの角型水槽5を2
基製作し、当該各水槽5内へ表1に記載の微生物担体を
夫々流動床体積の10vol%を占めるように充填し
た。尚、図6及び図7に於いて6は散気管(多孔質)、
7は空気供給管、8は汚水流出口、9はドレーン口であ
る。また、従前の発泡PP中空短円筒状担体は所謂多孔
質材製の短円筒形担体である。
【0041】
【表1】
【0042】被処理汚水として表2に示す合成排水(C
OD=200mg/lレベル)を別途に形成し、当該汚
水を40ml/minの流量で水槽5の側壁上方より水
槽5内へ連続的に供給し乍ら、空気供給管7から10l
/minの空気を汚水内へ連続的に供給し、汚濁負荷の
処理効率(処理前後のCODmg/l、除去率%)を3
00hrにわたり測定した。
【0043】
【表2】
【0044】図8及び図9は上記実施例1の結果を示す
ものであり、前者はCOD濃度の経日変化を、また後者
はCOD除去率の経日変化を示すものである。図8及び
図9からも明らかなように、本発明に係る微生物担体A
を用いた場合は、公知の発泡ポリプロピレン製短円筒状
担体を用いた場合に比べて、次のような特長がある。処
理開始からの経過時間に添って、処理水のCODを見た
時、初期の速い時期からCODの除去率が高くなってい
る。経過時間が長期にわたっても、処理水のCODレベ
ルは低く、COD除去率は高く安定している。尚、流動
床の流動状態は、比較例で用いた従前の担体の場合と比
較して劣ることはなく且つ流動状態が経時的に変化する
こともない。
【0045】
【実施例2】実施例1と同じ処理装置と同じ処理条件
で、汚濁負荷として、合成排水の代わりに愛媛県西条市
神戸処理場から採取した実汚水を、COD200mg/
lレベルに調整して使用した。処理試験の結果は図10
〜図13の通りであり、当該第2実施例の結果から、実
施例1の場合と同様に次のような結論が得られた。 処理開始からの経過時間に添って、処理水のCOD
を見た時、初期の速い時期からCODの除去率が高くな
っている。経過時間が長期にわたっても、処理水のCO
Dレベルは低く、COD除去率は高く安定している。 透視度は高く、即ち透視度がよい。 担体の重量増加率、即ち微生物の付着量で見れば、
付着量の大きい所で安定する傾向にあり、これは、汚濁
負荷の除去率が高いことを意味する。 即ち、本発明に係る微生物担体は、実排水の流動床式処
理に対しても、十分な効果を発揮することが証明され
た。
【0046】また、実施例には示していないが、本発明
に係る微生物担体Aを特開平8−24895号に開示さ
れているような構造の生物濾過式処理装置へ適用した場
合にも、前記実施例1及び実施例2に記載したような、
従前の球形多孔質粒体を使用する場合よりも優れた効用
が得られることが、実証されている。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る微生物担体は、突出部1を
形成する糸材、芯材及び締め糸の素材の種類、太さ加工
方法、房形突出部の大きさ、数を任意に且つ容易に選定
することが出来る上、担体のサイズ、比重も素材の選
択、組み合わせによって容易に調整することが出来るの
で、処理水の性状に応じた担体を安価に製造し、選択使
用することが出来る。
【0048】また、本発明に係る微生物担体は、突出部
1を形成する糸材が芯材の周囲に密に分布し、その親水
性が良く、比表面積も大きい。そのため、微生物の活着
が早く、初期からCOD除去が速く、経時的にも高い除
去率で安定化する。また、除去率が向上することによ
り、流動床処理装置の容積を小さくすることが出来る。
【0049】更に、従前の微生物担体では、付着した微
生物が一挙に剥離、脱落することがしばしばあり、その
場合には汚濁除去率の急変を来たすことになるが、本発
明に係る微生物担体では、構造上微生物が突出部の根元
及び突出部を形成する糸材の間隙に付着しているため、
一挙に剥離、脱落するようなことが起り難く、また、万
一老巧微生物が部分的に剥離、脱落したとしても、微生
物の代謝が速く行なわれるため、安定した除去率を維持
できる。本発明は上述の通り優れた実用的効用を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る微生物担体の一部
を省略した正面図である。
【図2】図1のイ−イ視断面図である。
【図3】第2実施形態に係る微生物担体の側面図であ
る。
【図4】第3実施形態に係る微生物担体の正面図であ
る。
【図5】本発明の第4実施形態に係る微生物担体の一部
を省略した正面図である。
【図6】試験用角型水槽の平面図である。
【図7】試験用角型水槽の正面図である。
【図8】実施例1の試験結果(COD濃度の経時変化)
を示すものである。
【図9】実施例1の試験結果(COD除去率の経日変
化)を示すものである。
【図10】実施例2の試験結果(COD濃度の経時変
化)を示すものである。
【図11】実施例2の試験結果(COD除去率の経日変
化)を示すものである。
【図12】実施例2の試験結果(透視度の経時変化)を
示すものである。
【図13】実施例2の試験結果(担体重量の経時変化)
を示すものである。
【図14】従前の改良型微生物担体の正面図である(特
開平8−308569号)。
【図15】従前の他の改良型微生物担体の側面図である
(特開平9−252770号)。
【符号の説明】
Aは微生物担体、1は房形突出部、1′は糸材、LO
微生物担体の外径、L 2 は微生物担体の長さ(芯材の長
さ)、L1 は房形突出部の突出長さ、Rは房形突出部の
弧状の自由端の曲率、φ1 は芯材2の直径、2は芯材、
3は締め糸、4は接着剤、5は角型水槽、6は散気管、
7は空気供給管、8は汚水流出口、9はドレーン口。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月7日(1999.6.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従前から流動床型処理装置や生物膜濾過
型処理装置に於いては、微生物担体として合成樹脂発泡
体等からなる多孔質球状体や角柱体、短円筒体等が多く
利用されている(特開平9−155383号等)。これ
等の多孔質球状体や角柱体等の微生物担体は、比較的安
価に製造できると共に形状や外形寸法、比重等の選定が
容易に行なえ、しかも流動時に於ける担体相互の衝突や
摩擦による損耗が比較的少なく、優れた効用を有してい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】第2の問題は、汚泥による細孔の目詰まり
の問題である。即ち、従前の多孔質材製微生物担体では
細孔径が比較的小さいため、汚泥による目詰まりが起り
易く、一旦細孔に目詰まりが生ずると、細孔内表面が微
生物の付着面として機能しなくなり、結果として、生物
処理に必要とする高活性状態の微生物の付着量が減少す
ると云う問題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】一方、上述の如き従前の処理装置用微生物
担体に於ける問題を解決するものとして、例えば特開平
8−308569号や特開平9−252770号に記載
の微生物担体が開発されている。即ち、前者の特開平8
−308569号に開示の微生物担体は、図14に示す
ように、高融点を有するポリオレフィン系の第1繊維と
低融点を有するポリオレフィン系の第2繊維とを特定の
割合で含むウエブと、基層となる不織布f1 とをニード
ルパンチで接着し、前記第1繊維を第2繊維の溶融によ
り結着して成る不織布を用いて、短円筒状の微生物担体
Tを形成するようにしたものである。尚、Sは起毛状態
にある第1繊維である。また、後者の特開平9−252
770号の微生物担体は、図15に示すように、軸とな
る素材10に水中で正に帯電し得る突出物20が存在す
ることを特徴とするものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】一方、前記図15に開示の微生物担体は、
構造が比較的簡単で製造コストの引下げを図ることがで
きるうえ、流動する汚水等の水流により突出物20同士
が相互に衝突もしくは擦れ合うことによって、過剰に付
着した微生物層(汚泥)が適度に洗い流され、常に高活
性の微生物を担体表面に付着させておくことができると
云う効用を有している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】しかし、前記図15の微生物担体は、明細
書の実施例の記載からも明らかなように、主として処理
槽内に縦向きに並列状に張架した状態で使用される紐状
のものであり、所謂流動床型処理装置や生物濾過型処理
装置のように、汚水内に浮遊せしめた状態で汚水と一緒
に流動させると云う使用態様については、全く考慮され
ていない。その結果、当該図15に記載の微生物担体を
仮りに流動床型処理装置の微生物担体として使用した場
合には、微生物が担体全体に均等に付着し難いうえ、逆
突出物20の絡み付きや突出物同志の衝突による付着
微生物の剥離が多くなり、効率のよい汚水処理が行なえ
ないと云う難点がある。尚、このような問題が発生する
ことは、流動床型処理装置へ図15の如き微生物担体
(長さ10〜30mm)を適用して汚水処理試験を行な
うことにより、現実に確認されているものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本件発明は、従前の流
動床型処理装置及び生物濾過型処理装置に於ける上述の
如き問題、即ち多孔質材製微生物担体を用いた場合に
は、浄化処理状態が定常状態になるまでに長時間を要す
るうえ、処理効率が変動したり、処理状態が不安定にな
り易いこと、また、特開平8−308569号や特開
平9−252770号の微生物担体を用いた場合には、
製造コストの引下げが図り難いうえ、担体に適宜量の
活性状態の微生物を安定して保持することが困難で、効
率のよい汚水処理を継続的に安定して行ない難いこと、
等の問題を解決せんとするものであり、担体への微生物
の付着性が高くて処理装置の立上り時間を大幅に短縮す
ることができると共に、汚濁負荷の処理効率が高くて長
期に亘って安定した連続処理を行なうことができ、しか
も優れた耐久性と高い経済性を備えた、流動床型処理装
置及び生物濾過型処理装置等に用いる微生物担体を提供
するものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】前記接着剤4は、房形突出部1、芯材2、
締め糸3を夫々固着一体化するためのものであり、処理
水中での長期耐久性を要求される。これらの条件を満た
す接着剤としては、アクリル樹脂系やポリウレタン樹脂
の接着剤が好適であり、長期間の使用においても、房
形突出部1を芯材2に固着させる接着力の低下、芯材2
の両端切り口の変形、ほつれ等を生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599097175 山地 信也 愛媛県今治市町谷甲270−9 (74)上記1名の代理人 100082474 弁理士 杉本 丈夫 (72)発明者 余吾 俊 大阪府大阪市都島区毛馬町5丁目9番21号 関西化工株式会社内 (72)発明者 山地 文隆 愛媛県東予市桑村576番地 Fターム(参考) 4D003 AA01 AA12 AB04 BA07 EA14 EA17 EA18 EA21 EA22 EA24 EA30 EA35 EA38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の長さを有する芯材と;芯材に基端
    部が固着され、当該芯材から放射状に突設せしめた糸材
    から成る複数の突出部と;前記突出部の基端部を芯材へ
    固着させる締め糸とから構成したことを特徴とする生物
    処理装置用微生物担体。
  2. 【請求項2】 芯材と突出部の基端部と締め糸とを接着
    剤により固着一体化する構成とした請求項1に記載の生
    物処理装置用微生物担体。
  3. 【請求項3】 締め糸を溶融自在な締め糸とし、当該締
    め糸の溶融により芯材と突出部の基端部と締め糸とを融
    着する構成とした請求項1に記載の生物処理装置用微生
    物担体。
  4. 【請求項4】 芯材、突出部及び締め糸を形成する素材
    を、天然繊維や合成繊維等の有機繊維又はガラス繊維や
    鉱物繊維、金属繊維等の無機系繊維のモノフィラメント
    又はマルチフィラメント若しくは紡績糸状に加工したも
    のとすると共に、前記モノフィラメント、マルチフィラ
    メント及び紡績糸状に加工したものをそれぞれ単独或い
    は混合して用いるようにした請求項1に記載の生物処理
    装置用微生物担体。
  5. 【請求項5】 突出部を、糸材をループ状に彎曲させて
    弧状の彎曲自由端を備えた房形の突出部とした請求項1
    に記載の生物処理装置用微生物担体。
  6. 【請求項6】 突出部を、直線状の自由端を備えた突出
    部とした請求項1に記載の生物処理装置用微生物担体。
  7. 【請求項7】 芯材の外径φ1 を0.5〜10.0m
    m、突出部の突出長さL1 を3〜50mm、芯材の長さ
    2 を10〜100mmとするようにした請求項1に記
    載の生物処理装置用微生物担体。
  8. 【請求項8】 芯材、突出部を形成する糸材及び締め糸
    の材質の選択・組合わせにより、その比重を1付近に調
    整するようにした請求項1に記載の生物処理装置用微生
    物担体。
  9. 【請求項9】 芯材から放射状に突出せしめた突出部の
    突出長さL1 を芯材の中心部を大とすると共に芯材の両
    端部に近づくほど短かくし、ほぼ球状の形状としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の生物処理装置用微生物担
    体。
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