JPH01135593A - 生物学的処理用接触材およびその製造方法 - Google Patents

生物学的処理用接触材およびその製造方法

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JPH01135593A
JPH01135593A JP62291748A JP29174887A JPH01135593A JP H01135593 A JPH01135593 A JP H01135593A JP 62291748 A JP62291748 A JP 62291748A JP 29174887 A JP29174887 A JP 29174887A JP H01135593 A JPH01135593 A JP H01135593A
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air
holes
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Hisaaki Ueba
植場 久昭
Yukio Takeda
幸雄 武田
Nobuaki Shimizu
清水 伸昭
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、生物学的処理用接触材殊に該接触材に付着す
る好気性菌による生物層を利用して気体又は液体等の流
体中で酸化反応を行うための微生物反応用接触材に関す
る。     −〈従来の技術〉 従来、水処理用接触材殊に汚水処理用接触材としては、
輪奈状、又は鉤状の小糸状体を多数設けた帯状体を芯紐
又はアルミニウム等の金属からなる芯体に捲きつけて紐
状体としたもの(特公昭49−134965号公報、特
開昭54−133754号公報)が知られている。
しかしこれらの接触材はその使用に際し接触材を汚水中
に浸漬し、別途に該接触材の下方に離れて設けた空気泡
を吹き出す為の散気筒に空気を送り込むことにより接触
材上に付着する好気性菌に酸素を供給し、生物膜を生成
)せていた。
また近年汚水浄化処理に使用する曝気接触材として特開
昭62−97695号公報に示されている様に、上端部
が空気導入管に接続されると共に下部に噴気部を備えて
いるバイシからなる芯体を、周囲に多数の繊維ループを
有する鞘部により被覆して構成した下端噴気式曝気接触
材が知られている。
しかし乍ら、これらの手段では、散気筒から吹き出した
空気泡中の酸素の水中への溶存位置と接触材の位置が直
れているため、過剰の通気量が必要であり、また溶存酸
素の濃度にかたよりがあり、高濃度の部分では汚泥が接
触材のまわりに大量に発生し、低濃度の部分では汚泥が
ほとんど生長しない、 このため接触材に付着した汚泥
の部分的な剥離が起こる、ので大量の汚泥の沈降堆積が
起こり、そのため、水lA埋装置として大型で、かつ複
雑な汚泥返送などの装置を必要としていた。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、従来の生物学的処理用接触材、殊に好気性微
生物反応用接触材の有していた問題点を解決しようとす
るものであって、接触材近傍の酸素を高濃度とし、かつ
その位置的な濃度差を減少させることのできる生物学的
処理用接触材及びその製造方法を提供しようとするもの
である。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の生物学的処理用接触材は側面に散気孔を有する
中空管体部材の周囲に合成繊維製の多数の小糸状体を配
設してなるものである。
(側面に散気孔を有する中空管体部材)本発明に使用す
ることのできる側面に散気孔を有する中空管体部材とし
ては、プラスチック、セラミック、又は金属材料の単一
物もしくはそれらの複合物からなる材料を用いて構成す
るものである。
ここで、プラスチックの材料としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン等ポリオレフィン系樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ化ビニル系樹脂、アクリ
レート系樹脂、アクリロニトリル系樹脂1.メタクリレ
ート系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、フッ化ビニリデン
系樹脂、テトラフロロエチレン系樹脂、3フッ化−塩化
エチレン共重合体、ニトロセルローズ、酢酸−酪酸セル
ローズ、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
イミド系樹脂、ポリスルフォン、合成ゴム、シリコンゴ
ム、等を例示することが出来る。
セラミック材料としてはガラス、炭素、セラミック等を
例示することが出来る。
金属材料としては、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス
スチール、等を例示することか出来る。
次に側面に散気孔を有する中空管体部材は、断面はぼ円
形、楕円形、多角形、その他任意の形状を有し、場合に
より可撓性がある物品であって、側面に吹き出し小孔の
ある中空の管状体、中空の網゛状体、中空の紐状体、中
空のスリット体、中空の微小多孔体、等を含む。
本発明に使用する側面に散気孔を有する中空管体部材の 外径は 0.4mm乃至120mm 肉厚は 0.1mm乃至 10mII 長さは 5cm  乃至 20m□ であることが好ましい。
次に中空管体部材の側面に有する散気孔(ちなみに散気
孔とは中空管体部材の側面に有する小孔、網目、スリッ
ト等の孔隙であって、中空管体部材内に送気することに
よりこれら孔隙より散気する部分をいう、)は、複数の
好ましくはほぼ円形、楕円形、3角形、4角形、6角形
、長方形、菱形、その他の多角形、スリット形、その他
の異形等任意の形状よりなり、 その散気孔の巾乃至径は 1 nm (10人)乃至5II11 好ましくは 1μm乃至5II1m 更に好ましくは 10μm乃至5IllIIl  であ
る。
(側面に吹き出し小孔のある中空の管状体)本発明で使
用することのできる側面に吹き出し小孔のある中空の管
状体は例えばプラスチック、セラミック、金属等の材料
を押出し、生成した中空の管状体を穿孔することにより
得られるものであって、この側面に吹き出し小孔のある
中空の管状体の 外径は 1.2mm乃至120mm 好ましくは 1.2mm乃至 40mm更に好ましくは
 4.4mm乃至 18mm肉厚は 0.1+m乃至 
10mm 好ましくは 0.1mm乃至  5mm更に好ましくは
 0.2mm乃至  4mm長さは好ましくは 5cm
  乃至 20m更に好ましくは 1m   乃至 1
0m吹き出し小孔口径は 0.1mm乃至  51が好
ましい。
ここで中空の管状体の側面にある吹き出し小孔(ちなみ
に吹き出し小孔とは、中空の管状体の側面に穿孔された
孔で、中空の管状体内に送気することにより気体を吹き
出すことのできる孔をいう、)の口径は 例えば、水深50cmの場合 0.3ma+乃至1.2+u  が更に好ましい。
この中空の管状体のへき出し小孔の間隔は好ましくは 5cm乃至30cm となる様に単列、複列、に設けることができる。
この場合、複列の断面円周上の配置は 5@乃至180゜ の分割位置に等分割或はその他任意に配置することによ
り、散気能を高めいかなる負荷にも応じる事が出来る。
この側面に吹き出し小孔のある中空の管状体の一端、両
端、或は任意の箇所より加圧空気を送ることにより、吹
き出し小孔より加圧空気を散気し、或は均一な微細気泡
として放出するものである。
従って水中使用の際は、吹き出し小孔口径は水面下の距
離に応じて水圧以上の背圧を与えるよう適宜口径を調整
するものである。
(中空の網状体) 次に例えば押出機により押出した2本以上のフィラメン
トを適当な間隔をおいて交差させ、交差部をフィラメン
ト同志からめるか、熱または接着剤により結合して中空
の網状体を得ることができる。この網の目は散気孔とし
て作用するものであり、目の大きさ、即ち孔の巾は 10μm乃至5g+m 程度のものとすることができる。
(中空の紐状体) 織物、編物、又は組物製造装置を用いて細長い布地とし
、こわを加工して、或は直接中空管状に編組するなどし
て中空の紐状体を得ることが出来、これらは本来多数の
繊維同志のねじれに由来する間隙が散気孔を形成するも
のであり散気孔間隔は例えば 20μm乃至5−m 程度が好ましい。
(中空のスリット体) 次にプラスチック、セラミック、金属等の単一又は複合
されたほぼ円形成は多角形等の籠状に形成されたパイプ
の外面に好ましくは 直径 0.1mm乃至3 mm− 程度の合成繊維糸或は合成繊維紐などを平行に密に或は
適当間隔を保って捲回、接着剤を使用し、又は使用する
ことなく密着させて中空のスリット体を得ることができ
る。散気孔としてのスリット巾は      0.1+
i+a乃至3mmが好ましい、 尚スリットの長さは籠
の間隔となる。
(中空の微小多孔体) 次にプラスチック、セラミック、金属等の材料を焼結法
により、或は押出し延伸し、或は溶解法等の手段により
中空の微小多孔体を得ることができる。
この中空の微小多孔体は、空気乃至は酸素透過性を持つ
膜であ、す、 好ましくは 外径  0.4g+m乃至28m5更に好
ましくは   1.5mm乃至2.9mn+肉厚は好ま
しくは  0.1mm乃至1.5111fll更に好ま
しくは   0.5+am乃至0.7mm長さは好ま、
シ<は  5cm乃至20m更に好ましくは   1m
乃至10m 微小多孔体の孔径は lna乃至0.1mmの範囲が好
ましい。
(接触材用合成繊維) 次に本発明生物学的処理用接触材に使用することのでき
る合成繊維、ことに多数の小糸状体を構成する合成繊維
としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等ポ
リオレフィン系繊維、ポリビニルアセタール系繊維、塩
化ビニル系樹脂繊維、塩化ビニリデン系樹脂繊維、フッ
化ビニル系樹脂繊維、フッ化ビニリデン系樹脂繊維、ア
クリロニトリル系樹脂繊維、ポリアクリル系繊維、ポリ
アミド系繊維、ポリエステル系繊維、ポリイミド系繊維
、炭素繊維、ガラス繊維、セラミック繊維、表面に活性
炭粒子やシリカゲル等セラミックを埋め込んだ熱可塑性
合成繊維等を例示することができるがこれらのうち塩化
ビニリデン系樹脂1a維、塩化ビニル系樹脂繊維、又は
炭素繊維、が望ましく用いられる。
ここで多数の小糸状体を構成する°合成繊維は単糸直径
が 10μm乃至1000μm 好ましくは 20μm乃至 500μm更に好ましくは
 50μm乃至 150μmであり、これらはモノ糸及
び又はマルチ糸を使用するものである。ここで本発明に
使用する側面に散気孔を有する中空管体部材の周囲に配
設する合成繊維製の小糸状体は、輪奈状、糸状、膨頭糸
状、鉤状、もしくは傘°状等のいずれか又はこれらの組
みあわせであってもよい。
これら小糸状体は側面に散気孔を有する中空管体部材の
周囲に機械的或は電気的植毛法等の手段で直接配設し、
或は織物、編物、組物又は糸もしくは紐よりなる捲回物
など地組織を介して、要すれば接着剤を、使用し、又は
使用することなく配設することができる。
本発明において例えば合成繊維として塩化ビニリデン系
樹脂繊維を用いて多数の輪奈を組紐により構成する場合
は、側面に散気孔を有する中空管体部材を芯材とし、°
その周囲に例えば実開昭56−13424.3号公報記
載の様な製紐装置を用いて輪奈を突出させる様に組紐構
造を組み上げることにより・、多数の輪奈をこの側面に
散気孔を有する中空管体部材の周囲に配設して本発明の
生物学的処理用接触材を得ることができる。
ここで、組物の地組織を構成する素線中に一部ポリウレ
タン糸の様なゴム状弾性材料を使用し、或は硬質ポリ塩
化ビニル繊維の様な熱収縮性を有する素線を使用して製
紐後、熱処理することにより、組紐を組み上げた後に前
記側面に散気孔を有する中空管体部材に組紐の地組織を
密着固定し、更に要すれば地組織の部分に接着剤を適用
して一層強力に前記側面に散気孔を有する中空管体部材
に密着固定することが出来る。
本発明において合成繊維を使用した多数の輪奈の直径d
は 好ましくは 5IIIIl乃至50III11更に好ま
しくは 10a+m乃至40ma+程度の大きさを有す
るものである。
この輪奈を切断することにより糸状小糸状体が得られ、
この糸状小糸状体を熱加工することにより膨頭糸状、鉤
状、傘状等の小糸状体を得ることができる。 これら小
糸状体はその他例えば鋳造法などの方法により得ること
もできる。
次に本発明において周囲に合成繊維製の多数の小糸状体
を配設した側面に散気孔を有する中空管体部材の軸方向
に直角な断面における生物学的処理用接触材の全体の直
径りは 好ましくは  5II繊維乃至220mm更に好ましく
は 20IIIm乃至110mmである。
この様にして得られる本発明の側面に散気孔を有する中
空管体部材の周囲に合成繊維製の多数の小糸状体を配設
してなる材料は生物学的処理、例えば微生物学的反応、
殊に好気性菌、硫黄細菌、硝酸菌などを利用して酸素に
よる各種酸化的接触反応を行うに当り側面に散気孔を有
する中空管体部材中へ空気或は酸素を送入し側面の散気
孔より発生する酸素含有気体を散気することにより、流
体中での酸化反応を進行させる為の接触材として使用す
ることができる。
ここで接触酸化反応を行う流体としての気体としては、
例えば、浄化槽上部空間の様なHSS、NH3含有空気
、アミノ酸発酵の際の空間部の様なN H3、アルデヒ
ド類、アルコール、CO含有空気等があり、接触酸化反
応を行う流体としての液体としては、例えば、アミノ酸
発酵、SCP発酵などの外、生活排水、工場排水、等で
汚れた河川、湖沼水、池水、海水、等の浄化の外、生活
雑排水、深尿水、工場排水、養魚水槽水、温泉排水等の
汚水の浄化の為に使用することができる。
(図面に基づく説明) 次に本発明を図面に基づき説明する。
第1図は本発明に於いて側面に吹き出し小孔のある中空
の管状体を使用し、これに小糸状体として組紐構造を用
いて輪奈を構成、配設した生物学的処理用接触材の一部
を例示した斜視図である。
342図は第1図に示す生物学的処理用接触材を軸方向
に見た正面図、第3図は第2図のA−A断面の一部拡大
模式図を示す。
ここで本発明の生物学的処理用接触材5は、側面に吹き
出し小孔4.4・・・のある中空の管状体1の周囲に合
成繊維製の多数の輪奈2を有する組紐を配設してなる。
組紐地組Ia3は側面に吹き出し小孔のある中空の管状
体1にそれ自体の構造により密着固定する様にしてもよ
いし接着剤により密着固定してもよい。
即ち、本発明は側面に散気孔を有する中空管体部材を芯
材料とし、その周囲に合成繊維製の多数の輪奈を突出さ
せた織物、編物、又は組紐構造を織編組して配設するこ
とを特徴とする生物学的処理用接触材の製造方法をも提
供するものである。
(使用方法の例) 次に本発明の側面に吹き出し小孔のある中空の管状体の
周囲に合成繊維製の多数の小糸状体を配設してなる物品
の生物学的処理用接触材としての使用は、例えば第4図
(側面図)の模式図で示す様に生物学的処理装置の一例
としての水処理装置である接触曝気槽中には本発明の生
物学的処理用接触材5が複数個装着され、側面に吹き出
し小孔のある中空の管状体1の一端をバイブで連結し、
コンプレッサー6より、送気することにより、生物学的
処理用接触材S中の吹き出し小孔4.4・・・から微細
気泡として空気が放出される様に構成しである。 流入
水の入ロアから流入した原水は、接触曝気槽中で本発明
生物学的処理用接触材5に接触するが、その際、中空の
管状体1の吹き出し小孔4.4・・・より空気が微細気
泡となって吹き出される。 輪奈上には好気性菌が付着
し、流入原水は浄化され流出口8から排出される。 こ
れに対し比較例として、従来法による接触曝気槽を第5
図の模式図に示す、 この槽は接触材と離れて、その下
部に散気筒9を有するものであり接触材全体を好気的に
なし得ない欠点があり、有効に作用する酸素量以上の過
剰の空気量を必要とするものであった。
次に第6図は本発明で使用される鉤状小糸状体を示す、
 第7図は同じく傘状小糸状体である。
なお第4図において本発明の生物学的処理用接触材5は
横方向に保持する例を示したが、必要に応じ縦或は斜め
方向に使用することもできる。
上記の様な接触曝気槽中での本発明の生物学的処理用接
触材の使・用の外に、例えば流れのある河川の浄化に際
して、単数又は複数の本発明の生物学的処理用接触材の
一端を固定して他端を浮遊させた状態で固定端より送気
することにより、極めて長い、例えば20m程度の長さ
の生物学的処理用接触材を使用することも可能である。
大容量の下水処理の様に多量の空気を送気する場合は、
中空のスリット体を利用した本発明の生物学的処理用接
触材が有効である。 又、大量に酸素を要求するアミノ
酸発酵の場合には中空の微小多孔体を利用した本発明生
物学的処理用接触材が効果的である。
く作用〉 本発明は側面に散気孔を有する中空管体部材の周囲に合
成wA維製の多数の小糸状体を配設して構成したもので
あるので、生物学的処理用接触材、特に好気性微生物反
応用としての使用に際し中空管体部材の側面に有する散
気孔より空気又は酸素を散気し、又は微小気泡として吹
き出すことにより、接触材のすぐ近傍の溶存酸素濃度が
高まることは勿論のこと、全体として溶存酸素濃度を高
めることが可能であり、接触材表面乃至その近傍の好気
性菌の発育を極めて効率よく促進することができる。
「実施例1j 外径 81111 肉厚 1m+s の軟質ポリ塩化ビニールチューブを使用し、これの側面
に一列に 10cm  毎に 直径 0.7mm の小円孔をあけて側面に吹き出し小孔のある中空の管状
体とし、これを市販製紐装置の芯材として使用した。
この芯材の周辺に塩化ビニリデン系樹脂繊維製単糸12
0デニールX18本よりなるマルチ糸18素線及び単糸
2200デニールの弾性ポリウレタン繊維6素線を使用
し、塩化ビニリデン系樹脂1afa18素線中、6素線
でそれを円周方向にループ径(輪奈の直径d)が  2
0IIIIIの3個の輪奈を発生させ、残りの塩化ビニ
リデン系樹脂繊維12素線とポリウレタン繊維6素線で
地組織を作成し、回転させながらボビンに捲き取った所
はぼ第1図乃至第3図に示す様な散気能を有する生物学
的処理用接触材を得た。
この接触材は、 全体の直径りが 約50Ill乃至55mm組紐に対し
て輪奈の部分が 重量%で 60% であった。
この接触材を合成ゴム系接着剤で前記側面に吹き出し小
孔のある中空の管状体1と生成組紐地組wA3とを部分
的に固着した上、1m毎に切断して1m長の本発明の生
物学的処理用接触材5を。
得、     これを 40本 第4図の模式図に示す様な水処理装置の容量 1.6m
’ の接触曝気槽に取付は 流量 3.2d1日 で       BOD   38. 1mg/Lの生
活排水を流し、同時にコンプレッサーにより空気を圧入
して吹き出し小孔より小気泡を放出させた。
その結果を第1表に示す。
なお比較例は第5図の模式図に示す様な従来法による装
置を使用し、散気管を有しない接触材を使用した。
゛この比較例による接触材は材買、輪奈量は上記の本発
明の生物学的処理用接触材と同一にして使用した。(側
面に散気孔を有する中空管体部材がない点を除き同じ、
) 比較例で使用した散気筒は接触材とは離れた槽底に
取付け、本発明曝気槽と同一通気量を送気した場合の結
果を示す。
「以下5行空白」 第−表 DO: 溶存酸素量   (mg八) SS : 浮遊固形物量  (mg八)COD  : 
 化学要求酸素量 (mg八)BOD  :  生物要
求酸素量 (mg/L)測定方法は環境庁告示第42号
および第64号の方法により行った。
以上の結果から本発明生物学的処理用接触材を使用した
結果、 OD BOD 及び 大腸菌群数 は、比較例に比していずれも減少しているが、殊にその
SSは著しく比較例よりも減少していることは明らかで
ある。
r実施例2」 実施例1で使用したと同様であるが長さのみ5mである
水処理用接触材 40本 を使用し 水量 15t/日 の SS  73.On+g/L BOD  30.O+ig/L の流水中で使用した所 生成水質は 55 0.8mg/L BOD2.9111g/L のすぐれた結果が得られた。
「実施例3」 中空六角形で 外径 5cm 肉厚 2IIII+ のステンレス粋に 単糸径 50μm 糸径、1゜2ma+ の塩化ビニリデン系樹脂マルチ糸に、 小糸状体として 長さ 5cm の塩化ビニリデン系樹脂#aiaからなる糸状小糸状体
を装飾モール様に多数取付けたものを密に捲回して本発
明生物学的処理用接触材を得た。
これは凡そ巾約 0.1mm乃至0.3mm のスリットを有する中空のスリット体を構成したこ゛れ
を生物学的処理用接触材として使用した所良好な成績で
あった。
〈発明の効果〉 本発明の生物学的処理用接触材を使用することにより従
来の散気装置を特に設備する必要なく生物学的処理装置
の小型化が可能となり、設備費を著しく減少することが
可能となりた。
次に本発明の生物学的処理用接触材を使用することによ
り好気性菌近傍において、必要量の空気又は酸素を供給
することが出来るので、好気性菌の安定した活動が得ら
れ、空気中の酸素の従来より高い効率的利用が可能とな
ったため、従来装置に比し、高能率で好気性菌の発育、
活性化が可能となフたものであり、従来のものより多量
の生物学的処理を行うことが可能となった。
本発明の生物学的処理用接触材はその使用方法が極めて
容易であり河川の様な流水中での使用も容易に行い得る
のみならず、空気中に於いても有効に使用でき、水分で
濡れた接触材に付着した好気性菌によって空気中の窒素
化合物を分解することも可能である。
又、本発明の生物学的処理用接触材を使用する際に、そ
の散気は接触材のすぐ近傍で行われる為、接触材上で増
殖する菌は、その深部迄好気性菌が優先し、しかも溶存
酸素濃度が高いため、基質の反応効率が高く極めてすぐ
れたものである。
又、散気は水中では微細気泡でおだやかに行われるため
、本発明接触材から生成した好気性菌の剥離が少なく余
剰汚泥も減少するものであるので場合により生成する汚
泥の返送も不要となる等、その効果は著しいものがある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の生物学的処理用接触材の一部斜視図で
ある。 第2図は第1図の生物学的処理用接触材の側面に吹き出
し小孔のある中空の管状体を軸方向に見た概要図である
。 第3図は第2図のA−A断面の一部拡大模式図を示す。 第4図は本発明の生物学的処理用接触材を接触曝気槽に
取付けた側面模式図である。 第5図は従来法による接触曝気槽装置側面模式第6図は
本発明で使用される鉤状小糸状体を示す。 第7図は同じく傘状小糸状体である。 1:側面に吹き出し小孔のある中空の管状体2:輪奈 3:地組織 4:吹き出し小孔 5:本発明の生物学的処理用接触材 6:コンプレッサー 7二流入水入口 8:流出水出口 9:散気筒 10:鉤状小糸状体 11:傘状小糸状体 り二本発明の生物学的処理用接触材全体の直径d:輪楽
の直径 以  上

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)側面に散気孔を有する中空管体部材の周囲に合成
    繊維製の多数の小糸状体を配設してなることを特徴とす
    る生物学的処理用接触材。
  2. (2)側面に散気孔を有する中空管体部材はプラスチッ
    ク、セラミック、又は金属材料の単一物もしくはそれら
    の複合物を用いて構成したものであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の生物学的処理用接触材。
  3. (3)側面に散気孔を有する中空管体部材は、側面に吹
    き出し小孔のある中空の管状体、中空の網状体、中空の
    紐状体、中空のスリット体、或は中空の微小多孔体、の
    いずれかであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の生物学的処理用接触材。
  4. (4)側面に散気孔を有する中空管体部材は、外径0.
    4mm乃至120mm 肉厚0.1mm乃至10mm 長さ5cm乃至20m である特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記
    載の生物学的処理用接触材。
  5. (5)側面に散気孔を有する中空管体部材の側面に有す
    る散気孔は複数のほぼ円形、楕円形、多角形、或はスリ
    ット形等よりなり、その径又は巾は1nm乃至5mmで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項
    のいずれかに記載の生物学的処理用接触材。
  6. (6)多数の小糸状体を構成する合成繊維は単糸直径が 10μm乃至1000μm の合成繊維である特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
    ずれかに記載の生物学的処理用接触材。
  7. (7)多数の小糸状体を構成する合成繊維は塩化ビニリ
    デン系樹脂繊維、塩化ビニル系樹脂繊維又は炭素繊維で
    ある特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載
    の生物学的処理用接触材。
  8. (8)小糸状体は輪奈状、糸状、膨頭糸状、鉤状、もし
    くは傘状のいずれか又はこれらの組みあわせよりなるも
    のである特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに
    記載の生物学的処理用接触材。
  9. (9)側面に散気孔を有する中空管体部材の周囲に織物
    、編物、組物、又は糸もしくは紐の捲回物よりなる地組
    織を介するか、或は地組織を介することなく直接合成繊
    維製の多数の小糸状体を配設してなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに記載の生
    物学的処理用接触材。
  10. (10)周囲に合成繊維製の多数の小糸状体を配設した
    側面に散気孔を有する中空管体部材の軸方向に直角な断
    面における生物学的処理用接触材の全体の直径が 5mm乃至220mm であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第9
    項のいずれかに記載の生物学的処理用接触材。
  11. (11)生物学的処理は、側面に散気孔を有する中空管
    体部材の周囲に合成繊維製の多数の小糸状体を配設して
    なる材料に好気性微生物を付着させることにより、気体
    又は液体よりなる流体中において側面の散気孔より発生
    する酸素含有気体を散気することにより酸化反応を行う
    処理であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
    第10項のいずれかに記載の生物学的処理用接触材。
  12. (12)側面に散気孔を有する中空管体部材を芯材料と
    し、その周囲に合成繊維製の多数の輪奈を突出させた織
    物、編物、又は組紐構造を織編組して配設することを特
    徴とする生物学的処理用接触材の製造方法。
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