JP2000246183A - 帳票集積物と封書作成装置 - Google Patents

帳票集積物と封書作成装置

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JP2000246183A
JP2000246183A JP11051938A JP5193899A JP2000246183A JP 2000246183 A JP2000246183 A JP 2000246183A JP 11051938 A JP11051938 A JP 11051938A JP 5193899 A JP5193899 A JP 5193899A JP 2000246183 A JP2000246183 A JP 2000246183A
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直樹 大場
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一樹 高山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帳票に設ける管理用の識別コードが目立たない
ようにするとともに、集積物の集積行程において、順次
集積が進む段階ごとに集積された複数枚の帳票が適正に
揃っているかどうかを確認できるようにし、帳票の外観
を整え、また、帳票が適正に集積された配送物を得る。 【解決手段】重ね合わせした複数枚の帳票21、22、
23それぞれに、帳票集積状態で重なり合わない位置に
して、赤外線励起により赤外線を発する透明な赤外線ス
テスルインキで形成された識別コード24を設け、帳票
集積時に赤外線励起によって赤外線を発する帳票21、
22、23それぞれの識別コード24が読み取り可能な
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は組み合わせ照合が行
ない易い帳票集積物とその帳票集積物からなる封書を作
成する装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来からデパート業や
通信販売業、そして各種金融機関などにおいて顧客に定
期的に、或いは不定期にして新規商品、新規サービスな
どの紹介を行なう上でパンフレット、カタログなどをそ
の顧客向けに送付するようにしており、送付先が多いな
どの場合には連続的な作成処理が行なえるようにするた
めに、搬送ラインを移動できる区分けポケットに対し
て、カタログやパンフレットなどのように枚葉物や冊子
などの単位用紙を供給するとともに、送付先を記載した
送付票や案内状、請求書など宛先に応じて予め作成され
ている切断用紙を供給し、区分けポケットにてこのよう
な各種複数枚の帳票からなる集積物を配送物としてまと
めながら、包装工程へ移送してそれぞれの配送物を、そ
の配送物個々にラッピングシートにて包装したり、封筒
に挿入するシステムが採用され、効率の向上が図られる
ようになってきている。ところで、上記単位用紙や切断
用紙などの帳票の集積に際して、各集積の段階で帳票が
適正に供給されているかどうかの確認を行なうために帳
票それぞれに識別コードを設け、帳票が供給される時点
で前記識別コードを機械読取装置にて読み取り、その情
報を予め帳票に対応付け(即ち、帳票自体や帳票に記載
された可変情報などへの対応付け)して記憶されている
識別コードと照合するようにしている。しかしながら、
上記識別コードは黒色インキなどにより設けられている
ものであって、配送物を受取った側には直接関係のない
管理用の識別コードが目に付き易く、帳票自体の外観を
損なうという問題があった。また、上記区分けポケット
が移動しながら帳票を受けて順次集積されるようにして
いるが、前記識別コードの読取が行われた帳票が区分け
ポケットに集積されて移動する際に何らかの都合により
搬送ラインから脱落しても、その欠落状態のある集積物
は適正なものとして順次搬送されるという可能性があ
り、現状においてはその可能性を解消する対策は見出さ
れていなかった。そこで、本発明は上記事情に鑑み、帳
票に設ける管理用の識別コードを目立たないようにする
とともに、順次集積が進む段階ごとに集積された複数枚
の帳票が適正に揃っているかどうかを確認できるように
することを課題とし、帳票の外観を整え、また、帳票が
適正に集積された配送物を得ることを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、重ね合わせした複数枚の帳票それ
ぞれに、帳票集積状態で重なり合わない位置にして、赤
外線励起により赤外線を発する透明な赤外線ステスルイ
ンキで形成された識別コードを設け、帳票集積時に赤外
線励起によって赤外線を発する帳票それぞれの前記識別
コードが読み取り可能な構成としたことを特徴とする帳
票集積物を提供して、上記課題を解消するものである。
また、もう一つの発明は、複数枚の帳票の集積物からな
る封書を作成する装置であって、重ね合わせした複数枚
の帳票それぞれに、帳票集積状態で重なり合わない位置
にして、赤外線励起により赤外線を発する透明な赤外線
ステスルインキで形成された識別コードを出力し、複数
枚の前記帳票を一帳票ごとに順次集積してなる帳票集積
物に対して前記帳票集積ごとに赤外線を照射して、該赤
外線励起により赤外線を発する帳票それぞれの前記識別
コードを読み取り、帳票集積ごとに読み取られた前記識
別コードと帳票集積ごとに組み合わされる帳票に対して
予め記憶されている識別コードとを比較照合する構成と
したことを特徴とする封書作成装置であり、この封書作
成装置を提供して上記課題を解消するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を図1から図7に示
す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図1と図2は
本発明に係る封書作成装置1の一例における構成と形態
とを概略的に示すものである。この封書作成装置1は搬
送ライン2と単位用紙供給部3と切断用紙供給部4と集
合処理部5とイジェクトユニット6とデータベース7と
制御部8とからなるものであり、図2に示すように、前
記搬送ライン2は対となった搬送爪を搬送面上に突出さ
せた状態にして一方向に移動させることで整列状態にし
て順次移動する複数の区分けポケット9を有しており、
この区分けポケット9が一方向に複数の位置で一時停止
しながら移動することで各種用紙の帳票を受けるもので
ある。即ち、区分けポケット9が搬送方向の上流側から
移動してくることで順次、或いは選択的に供給される用
紙などが積み重ねられて下流方向に移動するようにして
いるものである。単位用紙供給部3はカタログ、パンフ
レットなどの枚葉用紙や冊子(例えば、カタログやパン
フレット)などの形態となる単位用紙aを区分けポケッ
ト9に供給するための単位用紙供給装置3aが搬送ライ
ンの方向に複数並んで設けられているものであり、例え
ばその単位用紙の種類毎に供給装置3aが分けられてそ
れぞれが搬送ライン2に沿って配置されている。この単
位用紙供給部3では前記供給装置の用紙供給位置に区分
けポケットが位置することで各供給装置から後述するよ
うに宛先ごとに応じて必要な単位用紙が選択的にその区
分けポケットへと供給されるものである。
【0005】単位用紙供給部3の区分けポケット移動方
向下流側に上記切断用紙供給部4が位置している。この
切断用紙供給部4は連続状態にして予め宛先順にその宛
先に係る宛先名などの情報が印字された連続用紙bを、
例えばロール形態で備えている切断用紙供給装置4aを
複数にして上記搬送ライン2に沿って配置してなるもの
であり、その切断用紙供給装置4aそれぞれは繰り出し
てきた連続用紙bを宛先単位ごとに切断した切断用紙c
を、該供給装置の用紙供給位置に到着した区分けポケッ
ト9に供給する。上記集合処理部5は切断用紙供給部4
の区分けポケット移動方向下流側にあって、区分けポケ
ット9ごとに搬送されてきた単位用紙aと切断用紙cと
からなる帳票集積物を丁合、または透明な袋体を用いて
袋綴じするものであり、その帳票集積物が区分けポケッ
トにて下流側へと送り出されるようにしている。
【0006】集合処理部5の区分けポケット移動方向下
流側にイジェクトユニット6が位置していて、このイジ
ェクトユニット6では、上記制御部8の制御の下で区分
けポケット9から丁合物を搬送ライン2上から除外する
回収動作をするものであり、例えば、後述するごとく用
紙供給が不良になって不可の状態とされた区分けポケッ
ト9が到着したときにその区分けポケット9から帳票集
積物を回収し、下流に不可の状態の丁合物が搬送されな
いようにしている。よって、このイジェクトユニット6
からは適正な帳票集積物以外のものが排出されるように
なる。上記データベース7は宛先単位で供給すべき単位
用紙と切断用紙との対応関係を記録しているもので、図
3にて表形態で示すように、コードにして表現された宛
先情報に対して、複数種の切断用紙c1、c2、c3や
単位用紙a1、a2、……のいずれを供給すべきかの対
応が記録されているものである。また、制御部8は上記
各部を管理し、前記データベース7に基づいて、宛先順
に移動する前記区分けポケット9へ単位用紙と切断用紙
の供給タイミングをコントロールできるようにするとと
もに、丁合又は袋綴じするようにすべく、搬送ライン2
と単位用紙供給部3と切断用紙供給部4と集合処理部
5、イジェクトユニット6とを制御するものである。そ
して、この制御部8にあっては、図1に示されているよ
うに各部所の稼動状況を示すモニターなどからなる表示
部10とキーボードなどの入力装置からなり各種の設定
を入力できる入力部11とが接続されており、これら制
御部8、表示部10、入力部11、上記データベース7
とはコンピュータにて一体的に構成することができるも
のとしている。
【0007】上記各切断用紙供給装置4aにおいては、
図4に示されているように識別コード付与装置12が設
けられている。この識別コード付与装置12は予め宛先
順に印字された連続用紙bに対して宛先単位毎に区分け
識別するための識別コードを付与するもので、図5に示
されているように、連続用紙bの移送穴部に予め付与さ
れた識別コードdを利用して切断用紙となる部分ごとの
所定位置に新たな識別コードeを出力するようにしたも
のである。そのため、識別コード付与装置12では、連
続用紙bが宛先単位に切断される際、切り落とされる移
送穴部の識別コードdを読み取る識別コード読み取り装
置13と、この識別コード読み取り装置13で読み取っ
たコードデータに基づいて宛先単位に切断される用紙に
新たに前記識別コードeを出力する識別コード印字装置
14とに構成が分けられている。そして、前記識別コー
ド印字装置14にあっては識別コードeをステルスイン
キにて印字するもので、目視ではその識別コードeを確
認できないようにして切断用紙の外観を損なわないもの
としている。なお、識別コードeはステルスインキが感
知できる機器にて読み取ることができるものである。図
4に示されているように切断用紙供給装置4aでは上記
識別コード付与装置12からの用紙送り出し方向にカッ
ター部15と折り部16とを配置しており、上述したよ
うに識別コード付与装置12で切断用紙となる部分に識
別コードeを付与してから、前記カッター部15にて切
断用紙cごとに切断して上記移送穴部も切除して切断用
紙cを得て、その後に折り部16で略Z状に折り畳んで
用紙供給位置に送り出され、この用紙供給位置に区分け
ポケットが位置したときに供給するようにしている。さ
らに切断用紙供給部4では、ステルスインキを用いて切
断用紙cに付与された識別コードeを読み取るために用
紙供給位置に第二の識別コード読み取り装置17を配置
しており、この第二の識別コード読み取り装置17で切
断用紙cの識別コードeを読み取って上記制御部8に情
報を送ることにより、その情報を送出した切断用紙供給
装置4aから切断用紙cが区分けポケットに供給された
との判断がなされ、制御部8側では集合処理部5に向け
て移動する区分けポケット9と、宛先情報など宛先単位
の管理情報とを対応付けして管理を行なうようにしてい
る。
【0008】このように、切断用紙供給部4に識別コー
ド付与装置12を設け、宛先単位ごととされた切断用紙
cを区分け識別できるようにしたため、切断用紙cが区
分けポケット9に供給されるとともにその切断用紙cか
ら情報を得ることで、区分けポケット9ごとの丁合物や
集合処理部5を経た封書を、宛先順による対応関係を装
置側で管理しながら搬送ライン2上で移動させることが
できるようになる。そして、人間の眼では確認できない
ステルスインキで切断用紙に識別コードを付与するよう
にすることで、最終のユーザー(封書受取人)に気づか
れずにその切断用紙を生産管理用の帳票などとして利用
でき、デザインの制約を受けることが無くなる。
【0009】本封書作成装置1においては、単位用紙a
や切断用紙cの移動経路でジャミングが生じたときにこ
れを感知できるように設けられているものであって、単
位用紙aの送り出し時のジャミングに応じ得るように上
記単位用紙供給部3の各単位用紙供給装置3aに、ま
た、切断用紙cの送り出し時のジャミングに応じ得るよ
うに上記切断用紙供給部4の各切断用紙供給装置4a
に、そして、搬送ライン2上での移動時におけるジャミ
ングに応じることができるようにその搬送ライン2の各
所に、さらには、集合処理部5での丁合や袋綴じの際の
ジャミングに応じるようにその集合処理部5にそれぞれ
ジャムセンサー18が設けられており、これらジャムセ
ンサー18からのジャム信号が上記制御部8に送られる
ようにして、何れかの個所でジャミングが生じた場合に
制御部8は何れの区分けポケット9に対して不可の状態
とすべきかの判定がなされて、区分けポケット9に対す
る不可の状態の対応付けがなされる。なお、所定時間以
上ジャム信号が送出され続けるような場合には制御部8
の制御の下で稼動が停止するようにしている。また、こ
の封書作成装置1を通常停止させる場合にあってはその
停止指示信号が前記制御部8に送り出され、その停止指
示信号を受けて制御部8の制御の下で封書作成装置1が
停止するようにしている。特定の条件下のジャム信号
(例えば、上述のように所定時間以上送出され続けた信
号)や上記停止指示信号を受けた上記制御部8は搬送ラ
イン2上にある区分けポケット9の停止位置を単位用紙
供給装置3aや切断用紙供給装置4aの用紙供給位置と
なるように制御しており、この制御部8の下で区分けポ
ケット9が用紙供給位置で停止することで各停止位置
(用紙供給位置)での単位用紙aや切断用紙cの供給の
有無や宛名情報に応じて適正な用紙の組み合わせが行わ
れているかどうかなどを把握し易くして管理が容易とな
るようにしている。
【0010】そして、本封書作成装置1を用いたシステ
ムにおいて、上記ジャムセンサー18によってジャミン
グが検出された装置の用紙供給位置を移動してきた区分
けポケットの帳票集積物は、実際の用紙の組み合わせが
正常であったとしてもその組み合わせなどに不具合が生
じているものとして処理するようにしており、各処理個
所(単位用紙供給装置3a、切断用紙供給装置4a、集
合処理部5、イジェクトユニット6)においてこのよう
な不可の状態と適正な用紙供給動作が行われた可の状態
とを表示できるように、また、移動する各区分けポケッ
ト9が可の状態のものであるか不可の状態のものである
かが表示できるようにしているものである。その具体的
な例として、上記搬送ライン2において区分けポケット
9が停止する位置に対応した所定個所と各装置に表示装
置19が設けられている。この表示装置19は可の状態
を青色点灯として表示し、不可の状態を赤色点灯として
表示するように青色灯と赤色灯とが対になっているが、
必ずしも対になっている必要はなく、不可の状態のみを
点灯表示するものであってもよい。さらに、上記制御部
8では、単位用紙供給装置3a、切断用紙供給装置4
a、集合処理部5、イジェクトユニット6の各ジャムセ
ンサー18から入力されたジャム信号に基づいて前記表
示装置19を動作させるようにしており、ジャム信号の
送出がなくなるまでジャミングしている装置の表示装置
19で不可の状態を表示させ、かつ、単位用紙供給部3
や切断用紙供給部4において不可の状態とされた装置の
用紙供給位置を通ってきた区分けポケット9が表示装置
19を対応付けした搬送ライン2上の位置に到着するご
とに不可の状態を表示するようにしており、搬送ライン
2上の区分けポケット9の移動に伴って可、不可の表示
を移動制御するようにし、区分けポケット9の移動を、
即ち、封書作成装置1自体を停止させずに不可の状態と
された区分けポケットを確認できるようにしている。こ
のように区分けポケット9の移動に伴って可、不可の表
示を移動制御することから、操作者側で目視にて区分け
ポケットの丁合物の可、不可の状態が簡単に判断できる
ようになる。
【0011】上述したように単位用紙供給部3や切断用
紙供給部4、集合処理部5、イジェクトユニット6など
の部所にて不可とされた場合においてもこの封書作成装
置1は停止されず、連続稼動の状態が極力維持されるよ
うにしている。しかし、上流である単位用紙供給部3の
段階でジャミングなどにより不可の状態とされた区分け
ポケット9がその下流の切断用紙供給部4に到達したと
きに、その区分けポケット9に切断用紙を供給すること
は不経済なものとなる。そこで、この封書作成装置1で
は単位用紙供給部3で不可の状態が生じたと判定された
場合(不可の状態の検出時)には、その不可の状態とな
る区分けポケット9が対応する宛先単位の情報が制御部
8側に記録されるとともに、その制御部8の制御により
切断用紙供給部4における切断用紙cの供給を停止し、
この切断用紙cの供給を受けなかった区分けポケット9
が集合処理部5を通って(この集合処理部5においても
丁合や袋綴じの動作は行われないようにしている)イジ
ェクトユニット6に到達した段階でその区分けポケット
9における丁合物が搬送ライン2上から排除されるよう
にしている。なお、可の状態とされた区分けポケット9
における丁合物は前記イジェクトユニット6での取り除
きを受けることなく搬送ライン2の最終端に接続されて
いるデリバリコンベア20に送り込まれ、このデリバリ
コンベア20にて次工程に送り出されるようにしてい
る。さらに、前記制御部8は単位用紙供給部3での不可
の状態の検出が停止した後には、先に不可の状態とされ
た宛先単位の情報に対応する単位用紙の組み合わせをデ
ータベース7から再度引き出し、この宛先単位に応じる
単位用紙の供給をこの単位用紙供給部3で開始させると
ともに、その可の状態とされた区分けポケット9が下流
の切断用紙供給部4に移動してきた時点で切断用紙cの
供給を再開するように設けられている。このようにする
ことで封書作成装置の連続的な稼動が維持し易くなるよ
うに設けられている。
【0012】また、一方、切断用紙供給部4での不可の
状態が発生しても連続的な稼動を維持するように設けら
れている。上述したようにこの切断用紙供給部4におけ
る各切断用紙供給装置4aそれぞれでは連続用紙bを切
断してなる切断用紙cから第二の識別コード読取装置1
7によって識別コードを読み取るようにしており、読み
取られた識別コードとデータベース上での宛先情報との
対比を上記制御部8が常時行い、一致して適正な供給順
である場合に可の状態とし、連続用紙の作成時点での出
力ミスなどで不一致とななり不適切な用紙供給順の場合
に不可の状態と判定するようにしている。さらに、これ
ら切断用紙供給装置4aそれぞれに対応してその装置
内、及び、用紙供給位置に、上述のようにジャミングを
検出するジャムセンサー18が配置されており、このジ
ャムセンサー18にてジャム信号が送出された場合にも
前記制御部8は不可の状態と判定するようにしている。
そして、不可の状態とされた区分けポケット9の丁合物
は上述のように集合処理部5での処理を受けずにイジェ
クトユニット6にて搬送ライン2から取り除かれるよう
にしている。さらに、上記第二の識別コード読取装置1
7や上記ジャムセンサー18の検出手段により不可の状
態として検出されて取り除かれる丁合物中の切断用紙に
ついてはこれを再度作成する必要があることから、その
不可の状態とされた切断用紙に対応する宛先単位の情報
が制御部8により切断用紙供給部の用紙供給不良データ
としてファイル出力するように設けられており、この出
力されたファイルにて改めて連続用紙bを作成するよう
にしている。このように第二の識別コード読取装置を用
いたデータベースとの対比から、そして、装置内や用紙
供給位置でのジャム信号に基づいて制御部8が切断用紙
供給部4での可、不可の状態を判定し、その切断用紙供
給部4において不可の状態とされた切断用紙に対応する
宛先単位の情報を別個にファイル出力するため、不可の
状態となる区分けポケット9が生じたとしても、不具合
の解消作業中に封書作成装置1を稼動させ続けることが
でき、不具合解消後の正常稼動状態に連続的に移行でき
るようにしている。
【0013】上記搬送ライン2にあっては上述したよう
に所要個所に、上記用紙供給位置に対応するようにして
ジャムセンサー18が配置されていて、このジャムセン
サー18からなる検出手段は搬送ライン2の停止時にお
いても区分けポケット9に送り出されている単位用紙や
切断用紙に対するセンシングを行なって存在するときに
は可の状態とし存在しないときには不可の状態として検
出する働きをもなすものとしており、搬送ライン2の停
止時に検査のために単位用紙や切断用紙の丁合物を取り
出すことでその区分けポケット9に対して不可の状態と
の判定を対応付けるようにするとともに、不可の状態と
された区分けポケットに対応する宛先単位の情報を別個
にファイル出力し、封書作成装置1の稼動を再開したと
きには、上述の不可の状態と判定された区分けポケット
に対する対処と同様に上記イジェクトユニット6にて丁
合物を搬送ライン2から取り除くようにしている。この
ように操作者が検査などのために丁合物を取り除いた時
点で不可の状態との判定を対応付けるようにしているた
め、操作者による戻し間違い(用紙欠落)を有したまま
適正な丁合物として移動することを未然に防止すること
ができる。
【0014】上記例では、搬送ライン2の下流側に一つ
のイジェクトユニット6により、不可の状態の判定がな
されている区分けポケット9の帳票集積物をその搬送ラ
イン2から取り除いて回収するものとしているが、本発
明はこれに限定されるものではない。図6はその他の実
施の形態の要部を示しているものであって、図6に示さ
れた封書作成装置1では、この装置1の機械調整用とし
てや判定機能チェック用として作成された切断用紙を伴
う丁合物と上述の不可の状態と判定付けられた帳票集積
物との両者を区別した状態で搬送ライン2から取り除き
回収できるようにするために、イジェクトユニット6を
複数設けている。そして、機械調整用や判定機能チェッ
ク用として作成された切断用紙から所要の情報(識別コ
ード)を上記識別コード読取装置13や第二の識別コー
ド読取装置17を介して制御部8側に送り込み、その制
御部8の制御の下でその切断用紙を伴う帳票集積物を所
定のイジェクトユニット6にて搬送ライン2から回収す
るようにし、他の不可の状態とされた区分けポケットの
帳票集積物は他のイジェクトユニット6から回収するよ
うにしている。このように機械調整用や判定機能チェッ
ク用として作成された切断用紙を有する丁合物を通常稼
動時に不可の状態と判定付けされた帳票集積物と区別し
て搬送ラインから取り除くようにしているため、その取
り除かれた二種の帳票集積物の管理や取り扱いを区別ご
とに変えることが極めて容易になる。
【0015】そして、本発明の帳票集積物(上記単位用
紙と切断用紙との集積物を含む)を得る上記封書作成装
置の搬送ラインでは、上述したように、一方向に移動す
る区分けポケット9に対しその移動過程において複数枚
の順次、上記切断用紙や単位用紙である帳票を送り出す
ことができるように設けられていることから、図7で概
略的に示すごとく、移動方向上流側から、前記区分けポ
ケット9が供給位置に到達すると帳票21が供給され、
つぎに移動して帳票22が供給され、さらに移動して帳
票23が供給され、移送が進むごとに上へと帳票が集積
されるようにしている。区分けポケット9に供給される
帳票21、22、23にあってはそれぞれ種類、印字印
刷内容などが異なるものでって、また、その帳票21、
22、23に対して相異なって帳票を特定できる識別コ
ード24(上記識別コードeに同じ)がそれぞれ設定さ
れ、その識別コード24が印字、印刷されている。前記
識別コード24は赤外線励起により赤外線を発する透明
な赤外線ステスルインキで形成されたものであり、上述
のように帳票供給の時点でプリンタ装置などにより印字
するようにしてもよいものである。さらに、図示されて
いるように、上記複数枚の帳票21、22、23それぞ
れではその帳票を重ね合わせた帳票集積状態で重なり合
わない位置に上記識別コード24が配置されており、各
集積段階それぞれにおいて識別コード24の位置が重ね
合わせ方向で揃わないようにしている。そして、前記識
別コード24を有する各帳票にはその帳票供給の時点で
赤外線が照射され、赤外線励起によって赤外線を発する
識別コード24を図示しない機械読取装置にて読み取る
ようにしていて、その読取情報が図示しない制御部など
に送り出され、帳票が供給されたとの判断が行われるよ
うにしている。さらに、帳票が供給されて帳票が集積さ
れた各段階においても、その帳票集積物25(上記単位
用紙と切断用紙との集積物に相当する)に赤外線が照射
され、赤外線励起によって赤外線を発する識別コード2
4を図示しない機械読取装置にて読み取るようにしてい
る。赤外線自体は上位に帳票が重ね合わされていてもそ
の帳票を透過するものであり、前記帳票集積物25にあ
っては、すべての帳票21、22、23の識別コード2
4が読み取れるものとされている。この識別コードの読
取は帳票集積物を包装したのちにおいても、その包装材
を選択することで可能である。
【0016】帳票集積物25から読み取られた複数の識
別コードは制御部などに送り出され、帳票集積ごとに組
み合わされる帳票に対して予め記憶されている識別コー
ド(帳票供給時に読み取られて記憶された識別コードや
帳票供給以前にその帳票に固定的に定められて記憶され
ている識別コード)と比較照合し、その照合結果を管理
するように設けられていて、その照合が一致した場合に
は、即ち、集積状態が適正とされた場合には、上述した
ように、その情報が、識別コード読取対象となった帳票
集積物のある区分けポケット9やその移動管理情報に対
応付けられ、不適正とされた場合にはその情報が、識別
コード読取対象となった帳票集積物のある区分けポケッ
ト9やその移動管理情報に対応付けられ、集積状態不適
正とされた帳票集積物の対処が行ない易くなるように設
けられているものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明により、帳票集積物
に対して赤外線を照射することでその集積物を構成して
いる帳票が把握でき、集積状態が不適正とされた帳票集
積物を見付け出し易くなって、配送物の自動作成システ
ムに対する信頼性を向上させることができる。さらに、
帳票それぞれに設けられる管理用識別コードが目視でき
ないことから帳票の外観を損なうことがなく、その外観
が整った帳票を配送物受取人側に提供できるなど、実用
性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る封書作成装置の一例における構成
を概略的に示す説明図である。
【図2】本発明に係る封書作成装置の一例の形態を概略
的に示す説明図である。
【図3】データベースを示す説明図である。
【図4】切断用紙供給装置を示す説明図である。
【図5】連続用紙における切断用紙となる一単位を示す
説明図である。
【図6】イジェクトユニットを二台配した例を示す説明
図である。
【図7】識別コード読取を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…区分けポケット 2、3、4…帳票 5…識別コード 6…帳票集積物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 一樹 東京都府中市八幡町3−20−1 Fターム(参考) 3F079 AA00 BA25 CA06 CB25 CB33 DA18 EA16 EA19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重ね合わせした複数枚の帳票それぞれに、
    帳票集積状態で重なり合わない位置にして、赤外線励起
    により赤外線を発する透明な赤外線ステスルインキで形
    成された識別コードを設け、帳票集積時に赤外線励起に
    よって赤外線を発する帳票それぞれの前記識別コードが
    読み取り可能な構成としたことを特徴とする帳票集積
    物。
  2. 【請求項2】複数枚の帳票の集積物からなる封書を作成
    する装置であって、重ね合わせした複数枚の帳票それぞ
    れに、帳票集積状態で重なり合わない位置にして、赤外
    線励起により赤外線を発する透明な赤外線ステスルイン
    キで形成された識別コードを出力し、複数枚の前記帳票
    を一帳票ごとに順次集積してなる帳票集積物に対して前
    記帳票集積ごとに赤外線を照射して、該赤外線励起によ
    り赤外線を発する帳票それぞれの前記識別コードを読み
    取り、帳票集積ごとに読み取られた前記識別コードと帳
    票集積ごとに組み合わされる帳票に対して予め記憶され
    ている識別コードとを比較照合する構成としたことを特
    徴とする封書作成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002120803A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Toppan Forms Co Ltd 封入・封緘方法及び封入・封緘システム
CN107415452A (zh) * 2016-05-23 2017-12-01 中钞油墨有限公司 联合印刷装置及使用方法

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