JP2000245694A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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JP2000245694A
JP2000245694A JP11055764A JP5576499A JP2000245694A JP 2000245694 A JP2000245694 A JP 2000245694A JP 11055764 A JP11055764 A JP 11055764A JP 5576499 A JP5576499 A JP 5576499A JP 2000245694 A JP2000245694 A JP 2000245694A
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endoscope
video
bus
connector
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JP11055764A
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Kotaro Ogasawara
弘太郎 小笠原
Kazunari Nakamura
一成 中村
Takehiro Nakagawa
雄大 中川
Hiroyuki Ushifusa
浩行 牛房
Masanao Murata
雅尚 村田
Toshiaki Ishimura
寿朗 石村
Yasushi Takahashi
裕史 高橋
Yoshinao Ooaki
義直 大明
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各機器間の接続を簡単に行うことができる内
視鏡撮像装置を提供する。 【解決手段】 撮像部を構成する撮像素子を内蔵した電
子内視鏡が接続される制御部3を構成する光源装置8及
びビデオプロセッサ9はデジタルインタフェース手段と
してIEEE1394バス84及び90をそれぞれ有
し、IEEE1394バス90には複数の同じ形状のコ
ネクタポート17a〜17dが設けてあり、光源装置8
及びIEEE1394バスを有する外部周辺機器をケー
ブル16a〜16dのコネクタ18a等で簡単に接続で
きるようにして、IEEE1394バスによるネットワ
ーク構成で映像信号等のデータを高速で転送できるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルインタフェ
ースで制御部と周辺機器とを接続した内視鏡撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近の内視鏡検査を行う装置では撮像機
能を備えた内視鏡撮像装置或いは内視鏡撮像システムが
広く使用される。この内視鏡撮像装置の従来例として、
例えば特開平7−231896号公報に開示されている
ように機能が異なる複数の周辺機器を例えばシステムコ
ントローラに接続して、使用する場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような場合、従来
例では接続する機器に応じて映像ケーブル及び制御ケー
ブル等をそれぞれ接続する必要があり、その接続の作業
が煩わしい作業になると共に、誤接続する可能性もあっ
た。
【0004】また、特開平10−276975号公報で
はLANにより光源装置及びビデオプロセッサ等が接続
され、このLANの代わりにIEEE1394で接続し
ても良いとの記載が開示されているが、具体的な構成は
何ら開示していない。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、各機器間の接続を簡単に行うことができる内視鏡
撮像装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】内視鏡撮像を行う撮像部
と、該撮像部に対する信号処理等を行う制御部と、該制
御部の画像信号に対する表示等を行う外部周辺機器とを
有する内視鏡撮像装置において、前記制御部と外部周辺
機器とにそれぞれデジタルインタフェース手段を設け、
かつ前記制御部と外部周辺機器との少なくとも一方のデ
ジタルインタフェース手段に複数の接続用コネクタを設
けて、複数の接続用コネクタを有する制御部に複数の外
部周辺機器を接続して、画像信号の伝送などを行うよう
にしたり、複数の接続用コネクタを有する外部周辺機器
に他の外部周辺機器を接続して画像信号の伝送などを行
うように接続できるようにして、接続作業を簡単にでき
るようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡撮
像装置の全体構成を示し、図2は電子内視鏡等の構成を
示し、図3は制御部の構成を示し、図4はデジタルI/
F手段としてのIEEE1394の概略の構成を示し、
図5は変形例の内視鏡撮像装置の全体構成を示し、図6
は電源投入後の動作のフローを示す。
【0008】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡撮像システム1は内視鏡撮像を行う内視鏡撮
像部(以下、簡単化のため撮像部と略記)2と、該撮像
部2が接続され、撮像部2に対する信号処理、制御等を
行う制御部3と、この制御部3と接続され、内視鏡画像
の表示、内視鏡画像の取り込み等を行う外部周辺機器部
4とから構成される。
【0009】撮像部2はそれぞれ撮像手段を備えた、医
療用の電子内視鏡5Aと、工業用の電子内視鏡5Bと、
カメラ外付け内視鏡5Cとからなり、カメラ外付け内視
鏡5Cは例えば硬性内視鏡6とこの硬性内視鏡6に装着
されるテレビカメラ7とから構成される。
【0010】また、制御部3は撮像部2を構成する内視
鏡5I(I=A,B,C)に照明光を供給する光源装置
8と、内視鏡5Iの撮像手段に対する信号処理等を行う
ビデオプロセッサ9とから構成される。
【0011】また、外部周辺機器部4は制御部3と接続
され、撮像部2で撮像した内視鏡画像を表示するモニタ
11と、制御部3と接続され、撮像部2で撮像した内視
鏡画像を取り込んだり、撮像部2の動作を制御する等の
処理を行うパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと
略記)12と、制御部3と接続され、内視鏡画像等をプ
リントするビデオプリンタ13とから構成される。な
お、パソコン13はパソコン本体14と、このパソコン
本体14と接続されるモニタ15とパソコン本体14に
接続される図示しないキーボード等から構成される。
【0012】本実施の形態では後述するように制御部3
を構成する光源装置8及びビデオプロセッサ9と、外部
周辺機器部4を構成するモニタ11、パソコン本体14
及びビデオプリンタ13はそれぞれデジタルのインタフ
ェース手段として高速で映像信号及び制御信号などのデ
ータ転送が可能なIEEE1394−1955(HighPe
rformance Serial Bus)(以下、単にIEEE139
4バスと略記)を設けており、これらはIEEE139
4バス用のツイスト・ペア・ケーブルで接続される。
【0013】図1の例ではビデオプロセッサ9はケーブ
ル16aで光源装置8と、ケーブル16bでモニタ11
と、ケーブル16cでパソコン本体14と、ケーブル1
6dでビデオプリンタ13とそれぞれ接続されている。
【0014】このため、図3に示すようにビデオプロセ
ッサ9には例えば4つのコネクタポート17a、17
b、17c、17dが設けてあり、光源装置8には1つ
の1394コネクタポート17eが設けてある。そし
て、例えば1394コネクタポート17aと17eとは
ケーブル16aでその両端のコネクタ18a、18bで
接続される。
【0015】また、ビデオプロセッサ9の1394コネ
クタポート17bとモニタ11の図示しない1394コ
ネクタポートとはケーブル16bでその両端のコネクタ
18c、18dで接続される。
【0016】また、ビデオプロセッサ9の1394コネ
クタポート17cとパソコン本体14の図示しない13
94コネクタポートとはケーブル16cでその両端のコ
ネクタ18e、18fで接続される。
【0017】また、ビデオプロセッサ9の1394コネ
クタポート17dとビデオプリンタ13の図示しない1
394コネクタポートとはケーブル16dによりその両
端のコネクタ18g、18hにより接続されている。
【0018】なお、ツイスト・ペア・ケーブル16i
(i=a,b,c,d)は2組のツイストペア信号線
(つまり4本)と、電源線2本の6本の信号線である。
【0019】図1に示すように医療用の電子内視鏡5A
は可撓性を有する細長の挿入部21とこの挿入部21の
後端に設けられた操作部22と、この操作部22から基
端が延出されたユニバーサルコード23と、このユニバ
ーサルコード23の末端に設けられたコネクタ24とを
有し、このコネクタ24から前方に突出するライトガイ
ド口金25は光源装置8のライトガイド接続部8aに着
脱自在で接続され、またこのコネクタ24の側部に接続
される信号ケーブル26の端部の信号コネクタ27はビ
デオプロセッサ9の信号コネクタ接続部9aに着脱自在
で接続される。
【0020】この電子内視鏡5Aは図2(A)に示すよ
うに照明光を伝送するライトガイド31が挿通され、こ
のライトガイド31の後端はライトガイド口金25に至
る。そして、このライトガイド口金25を光源装置8に
接続することによって、光源装置8から供給される照明
光を伝送して挿入部21の先端部32に固着したライト
ガイド先端面からさらに照明レンズ33を経て出射し、
被写体を照明する。
【0021】先端部32には対物レンズ34が設けてあ
り、その結像位置には固体撮像素子としてCCD35が
配置されている。このCCD35の撮像面の前には例え
ばモザイクフィルタ36が配置され、色分離してCCD
35の撮像面に導く。
【0022】このCCD35に接続された信号線の後端
はコネクタ24の接点からさらに信号ケーブル26を経
て信号コネクタ27の接点に至る。そして、この信号コ
ネクタ27はビデオプロセッサ9の信号コネクタ接続部
9aに着脱自在で接続される。
【0023】また、図1に示すように工業用の電子内視
鏡5Bは可撓性を有する細長の挿入部41と、この挿入
部41を巻き付ける円筒形状のドラム部42と、このド
ラム部42から延出されたユニバーサルコード43と、
このユニバーサルコード43の末端に設けられたコネク
タ44とを有し、このコネクタ44から前方に突出する
ライトガイド口金45は光源装置8のライトガイド接続
部8aに着脱自在で接続され、またこのコネクタ45の
側部に接続される信号ケーブル46の端部の信号コネク
タ47はビデオプロセッサ9の信号コネクタ接続部9a
に着脱自在で接続される。
【0024】この電子内視鏡5Bは図2(B)に示すよ
うに照明光を伝送するライトガイド51が挿通され、こ
のライトガイド51の後端はライトガイド口金45に至
る。そして、このライトガイド口金45を光源装置8に
接続することによって、光源装置8から供給される照明
光を伝送して挿入部41の先端部52に固着したライト
ガイド先端面からさらに照明レンズ53を経て出射し、
被写体を照明する。
【0025】先端部52には対物レンズ54が設けてあ
り、その結像位置には固体撮像素子としてCCD55が
配置されている。このCCD55の撮像面の前には例え
ばモザイクフィルタ56が配置され、色分離してCCD
55の撮像面に導く。
【0026】このCCD55に接続された信号線の後端
はコネクタ44の接点からさらに信号ケーブル46を経
て信号コネクタ47の接点に至る。そして、この信号コ
ネクタ47はビデオプロセッサ9の信号コネクタ接続部
9aに着脱自在で接続される。
【0027】また、図1に示すようにカメラ外付け内視
鏡5Cを構成する硬性内視鏡6は硬質の挿入部61とこ
の挿入部61の後端に設けられた操作部(把持部)62
と、この操作部62の後端に設けられた接眼部63と、
操作部62の口金部に接続されたライトガイドケーブル
64とを有し、このライトガイドケーブル64の端部の
ライトガイド口金65は光源装置8のライトガイド接続
部8aに着脱自在で接続される。
【0028】また、硬性内視鏡6に装着されるテレビカ
メラ7は、接眼部63に着脱自在で装着されるカメラヘ
ッド67とこのカメラヘッド67から延出されるカメラ
ケーブル68と、このカメラケーブル68の端部に設け
られた信号コネクタ69とからなり、この信号コネクタ
69はビデオプロセッサ9の信号コネクタ接続部9aに
着脱自在で接続される。
【0029】この硬性内視鏡6は図2(C)に示すよう
にライトガイド71が挿通され、このライトガイド71
の後端はさらにライトガイドケーブル64内のライトガ
イドを介して光源装置8に接続することができる。そし
て、光源装置8から供給される照明光を伝送して挿入部
61の先端部72に固着したライトガイド先端面から出
射し、被写体を照明する。
【0030】先端部72には対物レンズ74が設けてあ
り、この対物レンズ74による光学像をリレーレンズ系
75で後方側に伝送し、接眼部63に設けた接眼レンズ
76を介して拡大観察することができる。
【0031】この接眼部63にカメラヘッド67を装着
した場合には、接眼部63側に伝送された光学像はカメ
ラヘッド67内の結像レンズ77によりCCD78に結
像される。このCCD78の撮像面の前には例えばモザ
イクフィルタ79が配置され、色分離してCCD78の
撮像面に導く。
【0032】このCCD78に接続された信号線の後端
はコネクタ69の接点に至る。そして、この信号コネク
タ69はビデオプロセッサ9の信号コネクタ接続部9a
に着脱自在で接続される。
【0033】図3に示すようにライトガイド口金25等
が接続される光源装置8は照明光を発生するランプ80
を内蔵し、このランプ80はランプ制御回路81によ
り、ランプ点灯/消灯の制御が行われる。
【0034】このランプ80で発生した白色光はその前
方の光路中に配置されたコンデンサレンズ82で集光さ
れてライトガイド接続部8aに装着されるライトガイド
に照明光を供給する。
【0035】また、本実施の形態ではランプ制御回路8
1はCPU83及びIEEE1394バス84と接続さ
れている。また、CPU83とIEEE1394バス8
4とも接続されている。このIEEE1394バス84
には例えば1つのコネクタポート17eが接続されてい
る。
【0036】また、CPU83にはこの光源装置8の動
作プログラム等を記憶(記録)した記憶媒体83aが接
続されている。この記憶媒体83aは例えば不揮発性で
電気的に書換可能でリードオンリメモリとしてのEEP
ROM、或いは不揮発性のリードオンリメモリとしての
ROMの他に、ドライブ装置により磁気的に書換え可能
なハードディスク、フロッピディスク等でも良い。
【0037】また、信号コネクタ27等が接続されるビ
デオプロセッサ9は接続された内視鏡5IのCCD35
等を駆動するドライバ85を内蔵し、このドライバ85
からのCCDドライブ信号をCCDに印加して光電変換
された信号電荷をCCD出力信号として読み出す。
【0038】このCCD出力信号はCDS回路86によ
り信号成分が抽出され、アイソレーション回路87を経
て映像処理回路88に入力され、映像処理回路88は色
分離、ホワイトバランス補正等の映像信号処理して標準
的な映像信号を生成すると共に、調光用信号を生成す
る。
【0039】この映像処理回路88はCPU89及びI
EEE1394バス90と接続されている。また、CP
U89とIEEE1394バス90とも接続されてい
る。このIEEE1394バス90には例えば4つのコ
ネクタポート17a、17b、17c、17dが接続さ
れている。また、CPU89にはこのビデオプロセッサ
9の動作プログラム等を記憶(記録)した記憶媒体89
aが接続されている。
【0040】この記憶媒体89aは例えば不揮発性で電
気的に書換可能でリードオンリメモリとしてのEEPR
OM、或いは不揮発性のリードオンリメモリとしてのR
OMの他に、ドライブ装置により磁気的に書換え可能な
ハードディスク、フロッピディスク等でも良い。
【0041】そして、CPU89は映像処理回路88で
生成したデジタルの映像信号をIEEE1394バス9
0を介して例えばアイソクロナス(同期)転送でモニタ
11側等に転送する制御を行うと共に、デジタルの調光
用信号も転送する制御等を行う。
【0042】モニタ11はIEEE1394バス90か
ら転送された映像信号を図示しないIEEE1394バ
スで受けて、D/A変換してアナログの映像信号にし、
その表示面に映像信号を表示する動作を行う。また、光
源装置9はIEEE1394バス90から転送された調
光用信号をIEEE1394バス84で受けてその調光
用信号をランプ制御回路81に送り、ランプ制御回路8
1は調光用信号を適正な信号レベルと比較してそのずれ
量が小さくなるようにランプ80の発光量を制御して、
調光用信号のレベルが観察に適したレベルとなるように
自動調光制御する。
【0043】また、パソコン12側からアイソクロナス
転送している映像データ以外の画像の転送要求を受ける
と、CPU89はIEEE1394バス90から映像デ
ータをパソコン12に送る制御を行う。また、ビデオプ
リンタ13はハードコピーの要求指示を受けると、アイ
ソクロナス転送による映像信号を取り込み、ビデオプリ
ンタ13でプリントして出力する。
【0044】図4は例えばIEEE1394バス84の
構成を示す。このIEEE1394バス84はハードウ
ェアとファームウェアとに分かれ、ハードウェアはフィ
ジカル・レイヤ91とリンク・レイヤ92とから構成さ
れ、フィジカル・レイヤ91はコネクタポート17eと
接続され、符号化等の制御を行い、リンク・レイヤ92
はパケット転送等の制御を行う。
【0045】ファームウェアのトランザクション・レイ
ヤ93は転送すべきデータの管理を行い、リード、ライ
ト等のコマンドを出す。また、マネジメント・レイヤ9
4は接続されている機器の接続状況やIDの管理を行
い、ネットワークの構成を管理する。
【0046】また、アプリケーション・レイヤ95はユ
ーザが使用しているソフトウェアとトランザクション・
レイヤ93やマネジメント・レイヤ94をインタフェー
スする管理ソフトウェアの機能を持つ。このIEEE1
394バス84はモニタ11、パソコン本体14、ビデ
オプリンタ13にも設けてある。
【0047】また、ビデオプロセッサ9にはフィジカル
・レイヤ91とリンク・レイヤ92が4組設けてあり、
4つのフィジカル・レイヤ91に4つのコネクタポート
17a〜17dが接続されている。
【0048】本実施の形態では、制御部3と外部周辺機
器部4とは同じ形状の(接続用コネクタとしての)コネ
クタポート17a等を有し、それぞれ同じ形状のコネク
タ18a等を両端に設けたケーブル16a等で接続でき
るようにしている。
【0049】IEEE1394バスでは各機器との接続
をデイジチェイン方式の接続でもノード分岐方式とを混
在しても良いが、本実施の形態では例えばビデオプロセ
ッサ9に例えば4つのコネクタポート17a〜17dを
設け、この4つのコネクタポート17a〜17dに全て
の外部周辺機器と制御部3を構成する光源装置8をノー
ド分岐方式で接続できるようにしている。さらに、他の
外部機器等を接続できるように5つ以上のコネクタポー
トにしても良い。
【0050】つまり、本実施の形態では例えば制御部3
と、外部周辺機器部4の外部周辺機器にはデジタルイン
タフェース手段をそれぞれ設け、かつ例えば制御部3を
構成する一方のビデオプロセッサ9のデジタルインタフ
ェース手段には同じ形状の接続用コネクタを複数設け、
制御部3を構成する他方の光源装置8及び外部周辺機器
部4を構成する全ての外部機器とを全て同じ形状及び構
造のケーブルにより(そのコネクタを介して)ビデオプ
ロセッサ9に接続できるようにしている。
【0051】つまり、接続が必要な機器をケーブル(に
よりその端部に設けたコネクタ)で全てビデオプロセッ
サ9に接続すれば良いようにすると共に、その接続用コ
ネクタは全て小型で同じ形状及び構造のものであるの
で、ビデオプロセッサ9に、該ビデオプロセッサ9以外
の機器(本実施の形態では光源装置8、モニタ11、パ
ソコン本体12、ビデオプリンタ13)を同じ形状のケ
ーブルの端部に設けたコネクタで単に接続すれば良いよ
うにしている。この接続により、IEEE1394バス
によるネットワーク構成が形成されてデジタルで高速の
映像データ、制御データ等をシリアルで転送できるよう
にしている。
【0052】この接続形態を採用することにより、内視
鏡検査に使用する機器の接続は非常に簡単にできる。つ
まり、ビデオプロセッサ9に全ての機器を単に接続すれ
ば良いので、誤接続を有効に防止できる。
【0053】また、この接続形態と異なる変形例の構成
にしても良い。例えばビデオプロセッサ9、光源装置8
及びパソコン本体12とにそれぞれ複数の接続用コネク
タを設けた場合には、図5に示すように接続することも
できる。図1ではビデオプロセッサ9に他の機器を全て
接続するようにしていたが、図5の変形例の接続形態で
は、ビデオプロセッサ9、光源装置8及びパソコン本体
14には例えば2つの1394コネクタポートがそれぞ
れ設けてあり、ビデオプロセッサ9はケーブル16aで
光源装置8と、ケーブル16bでモニタ11と接続され
ている。
【0054】また、光源装置8の1394コネクタポー
トはケーブル16cでパソコン本体14と、このパソコ
ン本体14はケーブル16dでビデオプリンタ13と接
続されている。
【0055】次にこの構成による動作例を図6のフロー
を参照して説明する。例えば内視鏡5Iが制御部3に接
続され、また、制御部3には図1或いは図5等に示すよ
うにモニタ11等の外部周辺機器部4が接続されて電源
が投入されると、ステップS1〜S3のIEEE139
4バスのネットワーク初期化処理を行う。
【0056】つまり、ステップS1でのバスリセットの
発生によりバス初期化処理、ステップS2でのノード間
の機器での親子関係の決定を行うことにより接続された
機器の接続形態、つまりツリーの識別処理、そしてこの
ツリーの識別後のステップS3でのIDの識別等の処理
が行われてIEEE1394バスにより接続された機器
における最上位の機器としてのルートとその他のノード
との関係の決定、ルートと各ノードの機器のIDが決定
される。
【0057】図1に示す接続形態を採用すると、殆どの
場合、ビデオプロセッサ9がルートの機器に設定され
る。図5のような接続形態の場合には、電源投入時等の
バス初期化の際にビデプロセッサ9、光源装置8、パソ
コン本体14がルートの機器に設定される可能性があ
る。
【0058】次にステップS4により内視鏡撮像処理を
行う。この内視鏡撮像処理では光源装置8はランプ制御
回路81によりランプ80は初期値の発光量で発光し、
またビデオプロセッサ9はドライバ85からCCDドラ
イブ信号を出力し、CCDから出力される信号に対する
信号処理を行い、映像信号を生成すると共に、調光用信
号を生成する。
【0059】また、モニタ11はビデオプロセッサ9か
ら転送される映像信号のデータを取り込み、その表示面
に行い、また光源装置8はビデオプロセッサ9から転送
される調光用信号のデータを取り込み、調光動作を行
う。
【0060】その後、ステップS5のバスリセットの判
断を行い、図1等の接続状態からのコネクタの着脱等に
よるIEEE1394バスによるネットワークの接続状
態の変更に伴うバスリセットの発生の有無を判断し、バ
スリセットが発生した場合には、ステップS1に戻り、
バスリセットが発生しない場合には、ステップS4の内
視鏡撮像処理を続行する。
【0061】上記ステップS4の内視鏡撮像処理のより
具体的な動作例を以下に説明する。ステップS3までの
IEEE1394バスによるネットワークの初期化処理
が終了すると、例えばビデオプロセッサ9は該ビデオプ
ロセッサ9がルートの機器に設定されたか否かを判断
し、ルートの機器に設定された場合には、映像処理回路
88内のメモリから標準的な映像信号と調光用信号とを
IEEE1394バス90からコネクタポート17a〜
17dを介してアイソクロナス(同期)転送によるブロ
ードキャストで送出する。
【0062】また、ルートの機器に設定されていない場
合には、ルートの機器に対し、バス使用権の要求を出
す。この要求がルートの機器に届き、ルートの機器は他
のバス使用権の要求との調停(アービトレーション)を
行い、どのノードの機器に使用権を与えるかを決定し、
調停に勝った機器に使用権を与える許可信号を送り、他
のノード拒否されたことの通知を行う。
【0063】この場合、ステップS3の終了時にはビデ
オプロセッサ9が最初にバス使用権の要求を出し、他の
機器はこのバス使用権の要求の動作以降にのみバス使用
権を発生しないようにする(例えばプログラムで待機状
態に設定する)ことにより、より確実にビデオプロセッ
サ9に対し、バス使用権の要求を受け付けさせるように
しても良い。
【0064】そして、ビデオプロセッサ9のバス使用権
の要求が受け付けられた場合には、上記のように映像処
理回路88内のメモリから標準的な映像信号と調光用信
号とをIEEE1394バス90からコネクタポート1
7a〜17dを介してアイソクロナス(同期)転送によ
るブロードキャストで送出する。
【0065】この場合、モニタ11はアイソクロナス転
送で一定時間(125μs)毎に送出される映像信号の
データを取り込み、その内部のメモリに格納し、所定の
レートでD/A変換して標準の映像信号にしてモニタ1
1の表示面に表示する。
【0066】また、光源装置8では例えば映像信号のデ
ータの後にアイソクロナス転送で転送される調光用信号
のデータを取り込んで、その調光用信号をランプ制御回
路81に送り、ランプ80の発光量を制御して、調光用
信号のレベルが観察に適したレベルとなるように自動調
光制御する状態に設定する。
【0067】また、パソコン12では術者等がキーボー
ド等により画像の取り込み指示入力を行った場合には、
ビデオプロセッサ9の映像処理回路88からアイソクロ
ナス転送により転送される映像信号のデータを1フレー
ム分だけ、取り込む動作を行う。
【0068】また、ビデオプリンタ13のハードコピー
の操作がおこなわれた場合にも、アイソクロナス転送に
より転送される映像信号のデータを1フレーム分だけ、
取り込み、そのハードコピーを出力する。
【0069】なお、上記説明では調光用信号は例えば1
フレーム期間等では一定となる調光用の制御信号である
ので、アシンクロナス(非同期)転送で、ビデオプロセ
ッサ9から光源装置8に少なくとも1フレーム期間に1
回転送するようにしても良い。
【0070】また、例えばパソコン12から色調の変更
の要求を受け付けた場合には、パソコン12からビデオ
プロセッサ9にアシンクロナス転送でその変更内容に相
当する制御信号が送られ、その制御信号によりビデオプ
ロセッサ9は対応する色調の変更(例えばR,G,Bの
信号を増幅するアンプのゲインを調整して色調の変更)
を行う。
【0071】本実施の形態によれば、各機器のケーブル
類の接続が同じ形状のケーブルでしかもそのコネクタも
同じ形状であり、図1のようにビデオプロセッサ9に他
の機器を全て単に接続すれば良く、接続作業が簡単にで
きるし、誤接続することも解消できる。
【0072】或いは図5に示すように少なくとも内視鏡
検査に用いる機器を相互に接続すれば良いので、接続作
業が簡単にできるし、誤接続することも殆ど解消できる
(但し、閉ループに接続するとエラーとなる)。
【0073】なお、外部機器に複数の接続用コネクタを
設け、それに制御部或いは他の外部機器を接続して、I
EEE1394バスによるネットワーク接続を構成して
も良い。
【0074】(第2の実施の形態)図7は本発明の第2
の実施の形態の内視鏡撮像装置101の構成を示す。こ
の内視鏡撮像装置101は撮像部及び制御部の機能を備
えた撮像部&制御部102を構成する例えば電子内視鏡
103が分配手段としてのハブ104を介して外部周辺
機器部105を構成するモニタ11等と接続されてい
る。
【0075】つまり、電子内視鏡103はハブ104に
接続され、このハブ104にはケーブル16b及び16
cでモニタ11とパソコン12のパソコン本体14とが
それぞれ接続され、さらにパソコン本体14にはケーブ
ル16dでビデオプリンタ13が接続されている。
【0076】電子内視鏡103は挿入部111と操作部
112とユニバーサルコード113とを有し、ユニバー
サルコード113の端部のコネクタはハブ104に接続
される。
【0077】図8に示すように挿入部11の先端部11
5の照明光学系はLED116とレンズ117とで構成
され、このLED116は操作部112内に設けたLE
D制御回路118により発光量が制御される。また、先
端部115に設けた対物レンズ119の結像位置にモザ
イクフィルタ121を設けたCCD122が配置され、
このCCD122は操作部112内のCCDドライバ1
23からCCDドライブ信号が印加される。
【0078】そして、CCD122から出力された信号
は操作部112内のCDS回路124を経て映像処理回
路125に入力され、映像信号などが生成される。この
映像処理回路125はCPU126及びIEEE139
4バス127に接続され、またCPU126はLED制
御回路118及びIEEE1394バス127とも互い
に接続されている。その他は第1の実施の形態と同様の
構成である。
【0079】本実施の形態では、電子内視鏡103は第
1の実施の形態における撮像部2と制御部3の機能を有
するものに相当し、これらを一体化している。この場
合、電源は例えばハブ104から供給される。
【0080】本実施の形態によれば、ライトガイドで先
端部に照明光を伝送するのでなく、先端部115に設け
たLED116で発光した光で照明するようにしている
ので、ユニバーサルコード113を細径化でき、より取
り扱い易くできる。その他は第1の実施の形態とほぼ同
様の効果を有する。
【0081】なお、IEEE1394規格に準拠した赤
外線ファイバを用いたインタフェース手段で構成しても
良い。この場合には、EMI対策が不要となり、また取
り扱いも向上する。
【0082】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図9及び図10を参照して説明する。図9
は本発明の第3の実施の形態の内視鏡撮像装置1′の構
成を示し、図10は制御部の構成を示す。
【0083】本実施の形態は例えば第1の実施の形態に
おいて、さらに制御部3に既存のアナログ信号によるイ
ンタフェース手段を設けた制御部3′にしたものであ
る。つまり、本実施の形態ではデジタル信号によるイン
タフェース手段とアナログ信号によるインタフェース手
段とを設けている。
【0084】例えば図10に示すように制御部3′を構
成するビデオプロセッサ9′は図3のビデオプロセッサ
9において、さらに映像処理回路88からアナログの映
像信号を出力するアナログ映像信号出力端88aが設け
てあり、例えばモニタ11′が既存のアナログ映像信号
入力端のみを有するものである場合には、映像ケーブル
19により、その一方のコネクタ20aをこのアナログ
映像信号出力端88aに他方のコネクタ20bをモニタ
11′のアナログ映像信号入力端に接続して使用でき
る。
【0085】また、光源装置8′もアナログの調光用信
号入力端81aが設けてあり、図示しないビデオプロセ
ッサがアナログの調光用信号のみを出力する場合には、
そのビデオプロセッサと接続して調光動作などを行うこ
とができるようにしている。また、光源装置8′とし
て、映像信号から調光用信号を生成する機能を有するも
のを内蔵する場合には、アナログの調光用信号入力端8
1aの代わりにアナログの映像信号入力端を設けても良
い。
【0086】なお、図10ではビデオプロセッサ9′と
光源装置8′とがデジタル信号によるインタフェース手
段とアナログ信号によるインタフェース手段とを有する
構成で説明しているがその一方のみの場合にも適用でき
る。
【0087】また、モニタ11′がアナログ映像信号入
力端を有するもので説明したが、ビデオプリンタ13が
アナログ映像信号入力端を有するものでも同様に適用で
きる。
【0088】その他は第1の実施の形態と同様の構成で
ある。本実施の形態によれば、既存のアナログ信号のイ
ンタフェースを有する機器の場合にも使用できるし、デ
ジタル信号のインタフェースを有する機器の場合にも使
用できる。
【0089】また、外部周辺機器側にアナログ信号のイ
ンタフェース手段と、デジタル信号のインタフェース手
段とを設け、制御部側がデジタル信号のインタフェース
手段を有する場合にはデジタル信号のインタフェース手
段で接続し、制御部側がアナログ信号のインタフェース
手段のみを有する場合にはアナログ信号のインタフェー
ス手段で接続して使用できるようにしても良い。
【0090】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図11を参照して説明する。図11は本発
明の第4の実施の形態の内視鏡撮像装置131の構成を
示す。図11の内視鏡撮像装置131は撮像部を構成す
る電子内視鏡132と、制御部を構成するCCU133
及び光源装置134と、外部周辺機器部を構成するプリ
ンタ135及び第1のパソコン(図11ではPCと略
記)136と、例えばCCU133に接続された第1の
無線ユニット137とからなる内視鏡装置146と、こ
の第1の無線ユニット137と無線でデータ伝送を行う
第2の無線ユニット138と、この第2の無線ユニット
138と接続されたVTR139と、第2のパソコン1
40とからなる外部装置147とから構成される。
【0091】CCU133はIEEE1394バス用の
ケーブル141で光源装置134と、光源装置134は
ケーブル142でプリンタ135と、プリンタ135は
ケーブル143でパソコン136と接続され、またCC
U133はケーブル144で無線ユニット137と接続
される。
【0092】また、VTR139はIEEE1394バ
ス用のケーブル145でパソコン140と、VTR13
9はIEEE1394バス用のケーブル146で無線ユ
ニット138と接続されている。
【0093】そして、内視鏡装置146側の第1の無線
ユニット137と外部装置147側の第2の無線ユニッ
ト138とはアンテナから送出するデジタル信号で変調
した電波で(つまり、ワイヤレスで)データを相互に伝
送できるようにしている。
【0094】上記IEEE1394バスで接続された機
器では、第1の実施の形態で説明したように内視鏡撮像
により生成した映像信号のデジタル信号のデータを転送
することができるし、制御信号を転送することもできる
ようにしている。
【0095】また、図12は変形例の内視鏡撮像装置1
51の構成を示す。図12の内視鏡撮像装置151は図
11の内視鏡撮像装置131において、無線ユニット1
37,138による電波の代わりに赤外線でデータの伝
送を行うようにしたものである。
【0096】このため、内視鏡装置146を構成するC
CU133はケーブル144を介して第1の赤外線送受
信装置152に接続され、また、外部装置147を構成
するVTR139はケーブル146を介して第2の赤外
線送受信装置153に接続される。
【0097】また、本内視鏡撮像装置151ではVTR
139はケーブル145を介して例えばSTB154に
接続され、このSTB154はLAN155に接続され
ている。
【0098】その他の構成は図11と同様であるのでそ
の説明を省略する。
【0099】本実施の形態及び変形例では無線で離間し
た外部周辺機器間でデータを伝送することができる。こ
の場合、IEEEE1394バスにおける電源線を有し
ない4本の信号線からなるケーブルで接続したのと同様
に、IEEE1394の規格に近い信号伝送形態でデー
タとストローブ信号との伝送を行うようにしても良い。
【0100】本実施の形態等では無線または赤外のワイ
ヤレス手段により、内視鏡装置146からの画像または
制御情報をデジタルデータに変換して伝送する。デジタ
ル伝送フォーマットとして、IEEE1394等の汎用
インターフェースを用いる。また、デジタル伝送フォー
マットとして、IEEE1394の汎用インターフェー
スを用いるワイヤレスシステムを構成する。IEEE1
394等の汎用インターフェースをワイヤレス伝送フォ
ーマットに用いることにより、内視鏡画像情報とともに
周辺機器への制御情報をいっしょに伝送できる。
【0101】また、診断時のリアルタイム性を要する内
視鏡画像情報信号と、一緒に、周辺機器の制御情報を画
像のリアルタイム性を劣化させることなく伝送できる。
つまり、内視鏡のようなリアルタイム性を要求する高画
質画像情報と、周辺機器の制御の様なステート性の高い
伝送スピードの遅い制御情報を効率良く多重できる点に
特徴がある。
【0102】さらに普及しているデジタル伝送フォーマ
ットIEEE1394を用いることにより、市販のディ
ジタル伝送フォーマットIEEE1394対応VTRや
HDD等への接続も可能である。本実施の形態及び変形
例によれば、高品質な画像をワイヤレスで伝送する内視
鏡撮像装置を実現できる。
【0103】これに対し、従来はワイヤレス伝送のため
に内視鏡の画像を、アナログ変調して電波または赤外を
利用し伝送していた。通常内視鏡の本体に写真撮像装置
等の周辺装置を接続するが、アナログ変調を利用して伝
送する場合は、医療用の高画質情報を伝送する必要があ
るので、電波のワイヤレス接続の場合は伝送帯域に制限
があり、周辺機器に伝送する信号の情報量に制限があっ
た。
【0104】また、同じくアナログ変調による赤外のワ
イヤレス接続の場合は受信機との間に障害物が横切った
場合などや外光が外乱要因になり、映像信号が途切れた
り、周辺制御情報が伝達できなかったりした。
【0105】本実施の形態によれば、以下の効果があ
る。使用周波数帯の伝送帯域を広げることなく、画像情
報以外に複数の周辺機器制御情報を伝送でき、限られた
電波帯域の中で効率の良いワイヤレス伝送ができる。
【0106】また、内視鏡装置の様に検査現場で電波に
よるワイヤレス伝送の場合は、周辺装置の与えるEMI
特性による誤動作が心配される。特に医療機器において
はEMCのレベルを法で規定している。
【0107】赤外の場合は、EMCに関して実質的に問
題はなく、IEEE1394の場合のような高速情報伝
送の場合もEMCは問題ない。また、障害物や外光によ
る通信の途切れは、強力や誤り訂正をかけることで改善
できる。
【0108】(第5の実施の形態)図13は自走式のカ
メラシステム161を示す。このカメラシステム161
は自走式のカメラヘッド162と、パソコン163と、
VTR164と、モニタ165とからなる。カメラヘッ
ド162はケーブル166でパソコン163と接続さ
れ、このパソコン163はケーブル167でVTR16
4と接続され、このVTR164はケーブル168でモ
ニタ165と接続されている。パソコン163にはスイ
ッチSWと走行制御の指示を行うジョイスチィック16
9が設けてある。
【0109】また、カメラヘッド162はビデオカメラ
171と、自走するための2つの走行用モータ172,
173と、これらモータ172、173の回転を制御す
るモータドライバ175と、ビデオカメラ171及びモ
ータドライバ175と接続されたIEEE1394バス
ドライバ176とを有し、ビデオカメラ171からIE
EE1394バスドライバ176にビデオ信号を送出で
きるように接続され、またIEEE1394バスドライ
バ176からビデオカメラ171にモード設定信号を送
出できるように接続され、また、IEEE1394バス
ドライバ176から走行用モータドライバ174にモー
タ制御信号を送出できるように接続されている。
【0110】そして、ジョイスティック169の操作に
より、走行を制御することができるようにしている。本
実施の形態では、自走式のカメラヘッド162から、ビ
デオ信号をデジタルバス(IEEE−1394等)によ
りコントローラとなるパソコン163に送出している。
【0111】また、カメラヘッド162のカメラアング
ル、カメラヘッド162のAGCモード、ホワイトバラ
ンス等の各種制御モードをこのデジタルバス(IEEE
−1394等)を用いパソコン163から制御してい
る。
【0112】また、このパソコン163からは、カメラ
ヘッド162の走行用モータ172、173の制御もし
ている。
【0113】このように自走式カメラヘッド162とコ
ントローラとなるパソコン163の間をデジタルバス
(IEEE−1394等)を用い接続することにより、
ビデオ信号の送信と同時に各種制御信号を同時に伝送し
ている。
【0114】本実施の形態は以下の効果を有する。一本
の伝送用ケーブル166で映像信号と制御信号を効率良
く接続できる。カメラヘッドとコントローラの間の配線
を簡単にでき、カメラヘッドとコントローラの間の線材
を細径化できる。
【0115】また、カメラヘッドとコントローラの間の
配線が長くなってもデジタルインターフェースを用いて
いるので、配線長に左右されずに高品質な画像を伝送可
能である。
【0116】これに対し、従来のカメラヘッドとCCU
の信号伝送は、CCDの駆動信号やビデオ信号等をアナ
ログで伝送していた。通信や記録装置等へのデジタル記
録等の処理を行う周辺装置への情報伝送の場合は、アナ
ログ信号を一度デジタル信号に変換し、各周辺装置のデ
ータフォーマットにそれぞれ変換する必要があり、複雑
な処理回路を必要とし大型化していた。
【0117】従来例に対し、本実施の形態ではカメラヘ
ッドとコントローラ或いはCCUの間をデジタルインタ
ーフェースで接続し、画像情報を伝達するとともに、制
御情報も伝達する。デジタルインターフェースはIEE
E1394またはUSBを用い、画像情報と制御情報を
伝達する。伝送する制御情報は、先端カメラヘッドの姿
勢制御情報、動作モード情報を扱う。そして、システム
の拡張性が良好で、カメラヘッドを制御するコントロー
ラ等を小型かつ高機能化できる。
【0118】なお、上述した実施の形態を超音波画像処
理装置に対して適用して、発展性にすぐれた超音波画像
処理装置を提供できるようにしても良い。従来、超音波
診断装置に画像処理を接続して、種々の画像処理や三次
元画像構築を行う方法が種々考案されてあるが、超音波
診断装置と画像処理装置の間を専用デジタルインターフ
ェースで結んでいたため、システムの拡張性やローコス
ト化に制約があった。
【0119】このため、超音波診断装置と画像処理装置
の間を汎用デジタルインターフェース(IEEE139
4バス等)で接続して、高品質な画像を伝送可能であ
り、かつ発展性にすぐれた超音波画像処理装置を提供で
きるようにしても良い。
【0120】上述したIEEE1394バス等のデジタ
ルのインタフェース手段として、USB(ユニバーサル
・シリアルバス)その他を採用しても良い。なお、上述
した各実施の形態を部分的等で組み合わせて構成される
実施の形態等も本発明に属する。
【0121】[付記] 1.内視鏡撮像を行う撮像部と、該撮像部に対する信号
処理等を行う制御部と、該制御部の画像信号に対する表
示等を行う外部周辺機器とを有する内視鏡撮像装置にお
いて、前記制御部と外部周辺機器とにそれぞれデジタル
インタフェース手段を設け、かつ前記制御部と外部周辺
機器との少なくとも一方のデジタルインタフェース手段
に複数の接続用コネクタを設けたことを特徴とする内視
鏡撮像装置。
【0122】2.付記1において、デジタルインタフェ
ース手段はIEEE1394規格に適合したバスであ
る。
【0123】3.付記1において、デジタルインタフェ
ース手段はUSB規格に適合したバスである。
【0124】4.付記1において、デジタルインタフェ
ース手段は赤外線通信の規格に適合したバスである。
【0125】5.付記1において、デジタルインタフェ
ース手段は無線で信号伝送を行うバスである。
【0126】6.付記1において、撮像部は挿入部の先
端部に固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡を有する。
【0127】7.付記1において、撮像部は挿入部内に
像伝送手段を有する光学式内視鏡と、該光学式内視鏡に
装着され、固体撮像素子を内蔵したテレビカメラとから
なるテレビカメラ外付け内視鏡を有する。
【0128】8.付記1において、制御部は映像信号を
生成する映像信号処理回路を有する。 9.付記1において、制御部は撮像部に対し、照明光を
供給する光源装置を有する。
【0129】10.付記1において、撮像部と制御部と
は一体化されている。
【0130】11.内視鏡撮像を行う撮像部と、該撮像
部に対する信号処理等を行う制御部と、該制御部の画像
信号に対する表示等を行う外部周辺機器とを有する内視
鏡撮像装置において、前記制御部にデジタルインタフェ
ース手段とアナログインタフェース手段を設けたことを
特徴とする内視鏡撮像装置。
【0131】12.内視鏡撮像を行う撮像部と、該撮像
部に対する信号処理等を行う制御部と、該制御部の画像
信号に対する表示等を行う外部周辺機器とを有する内視
鏡撮像装置において、前記制御部及び外部周辺機器との
少なくとも一方にデジタルインタフェース手段とアナロ
グインタフェース手段を設けたことを特徴とする内視鏡
撮像装置。
【0132】(付記11、12の背景)従来はアナログ
のインタフェース手段を有していたが、アナログのイン
タフェース手段の場合には、接続する機器により画像情
報と制御信号とをそれぞれ伝送するケーブルを接続する
等の必要があり、またコネクタ形状も様々のものがあ
り、接続する手間がかかる。
【0133】また、アナログの場合にはケーブルで伝送
する際に画像の劣化も起こり易い。このため、デジタル
インタフェース手段を設けることにより、これらの欠点
を解消できるが、その場合には既存のアナログのインタ
フェース手段を用いた機器との接続が出来なくなる欠点
がある。
【0134】このため、伝送する際の画像の劣化を防止
できるデジタルインタフェース手段で画像情報等を伝送
できるようにでき、しかも既存のアナログのインタフェ
ース手段を用いた機器との接続もできるフレキシビリテ
ィの高い内視鏡撮像装置を提供することを目的として、
付記11或いは12の構成にした。
【0135】その構成から明らかなようにデジタルイン
タフェース手段を有する機器とはデジタルインタフェー
ス手段で接続して、画像の劣化を防止できるような伝送
が可能となり、しかもアナログのインタフェース手段の
みを有する機器とも接続して、画像情報等の伝送が可能
となる。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡撮像を行う撮像部と、該撮像部に対する信号処理等
を行う制御部と、該制御部の画像信号に対する表示等を
行う外部周辺機器とを有する内視鏡撮像装置において、
前記制御部と外部周辺機器とにそれぞれデジタルインタ
フェース手段を設け、かつ前記制御部と外部周辺機器と
の少なくとも一方のデジタルインタフェース手段に複数
の接続用コネクタを設けているので、複数の接続用コネ
クタを有する制御部に複数の外部周辺機器を接続して、
画像信号の伝送などを行うようにしたり、複数の接続用
コネクタを有する外部周辺機器に他の外部周辺機器を接
続して画像信号の伝送などを行うように接続できる等、
接続作業を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡撮像装置の
全体構成図。
【図2】電子内視鏡等の内部構成の概略を示す図。
【図3】制御部を構成する光源装置とビデオプロセッサ
の構成を示すブロック図。
【図4】デジタルI/F手段としてのIEEE1394
の概略の構成を示す図。
【図5】変形例の内視鏡撮像装置の全体構成図。
【図6】電源投入後の動作を示すフローチャート図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の内視鏡撮像装置の
全体構成図。
【図8】電子内視鏡の内部構成を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態の内視鏡撮像装置の
全体構成図。
【図10】制御部を構成する光源装置とビデオプロセッ
サの構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第4の実施の形態の内視鏡撮像装置
の全体構成図。
【図12】変形例の内視鏡撮像装置の全体構成図。
【図13】カメラシステムの前端構成図。
【符号の説明】
1…内視鏡撮像装置 2…撮像部 3…制御部 4…外部周辺機器部 5A,5B,5C…内視鏡 6…硬性内視鏡 7…テレビカメラ 8…光源装置 9…ビデオプロセッサ 11…モニタ 12…パソコン 13…ビデオプリンタ 14…パソコン本体 15…モニタ 16a〜16d…ケーブル 17a〜17e…コネクタポート 18a〜18h…コネクタ 35,55,78…CCD 80…ランプ 81…ランプ制御回路 83,89…CPU 84,90…IEEE1394バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 雄大 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 牛房 浩行 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 雅尚 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 石村 寿朗 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高橋 裕史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 CA03 CA04 CA08 DA00 DA21 4C061 AA00 BB02 DD01 DD03 FF02 FF07 FF45 JJ18 JJ19 LL02 LL03 NN03 NN05 NN07 NN09 SS11 SS30 UU09 YY14 YY18 5C054 CA04 CC02 CD03 EA01 EA03 HA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡撮像を行う撮像部と、該撮像部に
    対する信号処理等を行う制御部と、該制御部の画像信号
    に対する表示等を行う外部周辺機器とを有する内視鏡撮
    像装置において、 前記制御部と外部周辺機器とにそれぞれデジタルインタ
    フェース手段を設け、かつ前記制御部と外部周辺機器と
    の少なくとも一方のデジタルインタフェース手段に複数
    の接続用コネクタを設けたことを特徴とする内視鏡撮像
    装置。
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