JP2000245422A - 大豆汚粒の研磨除塵方法 - Google Patents
大豆汚粒の研磨除塵方法Info
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Abstract
研磨除塵する方法。 【解決手段】大豆汚粒に籾殻を加え、これらをドラムミ
キサ−として鏡板状の端部に接続する直径寸法が大きい
径大部および直径寸法が径大部の側から漸次減少する径
小部とを有するドラム本体の内周に螺旋状に伸びる複数
の帯状ブレ−ドが回転軸線に対し互いに対称となるよう
に取付けられていて、径大部の側が径小部の側より下方
となるように回転軸線を傾斜させた状態で回転可能に支
持されており、かつドラム本体に空気吸引管を挿入しこ
れに排風機を連結してあるものに供給し、所定時間ドラ
ム本体を回転させながら排風機を作動させてから、ふる
いにかける。 【効果】既存のドラムミキサ−を若干改造した程度で容
易に大豆の研磨除塵ができるので、大豆の商品価値が上
がり経済効果が大である。
Description
穫後の大豆汚粒を研磨除塵する方法に関する。
が盛んになっている。その収穫にあたっては、省力化の
ためコンバインが使用されているが、そのレンタル使用
料の関係から不良な天候下でも作業を強行することが多
い。とくにそのような場合は、大豆に随伴して殻が混入
するほか、茎切断時の汁と圃場の土、ほこり等が大豆の
表皮に付着して大豆の表面を汚し、外観を損なうので商
品価値が下がり、そのままでは品質検査において1等か
ら4等、規格外とあるなかで低い等級のものとされ、農
業経営に影響を及ぼすという問題がある。
大豆表面の汚れを除去する各種の方法がとられてきた。
いくつかの例をあげれば、一端に送り込みスクリュ−を
有するシリコン樹脂被覆の研磨ロ−ルを多孔除塵筒内に
研磨間隙をおいて回転し、研磨間隙に対し空気吹込み手
段と空気吸引手段とを設けたものがあるが(実開昭64
−36035号)、大豆が強制移動されるので、シリコ
ン樹脂被覆の研磨ロ−ルと相まって大豆の表皮が損傷し
やすい。また空気の循環も悪く塵埃は吸引除去されにく
い。
した棒状ブラシを回転し、吸気口を設けたものがあるが
(実開平1−99193号)、棒状ブラシと大豆との接
触が不充分であり、吸気による除塵効果も期待できな
い。脱穀した大豆の搬送部に研磨用資材を投入し、搬送
過程において大豆をクリ−ニングするというものは(実
開平1−167193号)、研磨があまり期待できな
い。大豆を内周が研磨面を構成しているスクリュ−コン
ベヤ−で搬送するものは(実開平3−67526号、特
開平4−200320号)、内周面だけでの研磨効率が
低く、スクリュ−による穀粒の損傷も少なくない。
挟圧しながら移動して洗浄するというものは(特開昭6
3−51951号)、研磨までにはいたらない。二組の
ベルトコンベヤの振動面間に豆粒を挟圧しながら移動し
て研磨するというもの(特開昭63−296677号)
は、研磨効果が低い。高圧シャワ−で洗浄後、噴風・乾
燥させるものは(特開平1 −151947号)、大豆
の表皮が変形しやすく実用的でない。
機内を循環させ表皮の汚れを除くものは(特公平4 −
48428号)、籾米に加湿しながら熱風乾燥機を運転
すること自体エネルギ−効率がよくないばかりでなく、
熱風乾燥により大豆の表皮に亀裂を招きやすくマイナス
効果があり、汚れの除去が機内の移動中の接触によるも
のであるからその効率はよくない。
よる収穫後の大豆汚粒を研磨除塵する方法として、大豆
の表皮部分に直接機械的動作を与えることなく、大豆汚
粒相互の摩擦および温和な研磨剤によりこれを達成せん
とするものである。
コンバインによる収穫後の大豆汚粒の汚れの度合いが低
い場合は、これをドラムミキサ−として、鏡板状の端部
に接続する直径寸法が大きい径大部および直径寸法が径
大部の側から漸次減少する径小部とを有するドラム本体
の内周に螺旋状に伸びる帯状のブレ−ドが取り付けられ
ていて、径大部の側が径小部の側より下方となるように
回転軸線を傾斜させた状態で回転可能に支持されている
ものに供給し、所定時間ドラム本体を回転させてからこ
れを取り出し、ふるいにかけることによりその研磨除塵
をおこなうことができることを見出すにいたった。な
お、帯状のブレ−ドが複数、ドラム本体の回転軸線に対
し互いに対称となるように取り付けられているものが攪
拌上効果的である。
場合は、上記のドラム本体に空気吸引管を挿入し、これ
に排風機を連結したものを用い、ドラム本体の回転とと
もに排風機を作動させ、分離した塵埃を除くようにする
とよい。
に籾殻を加え、これらを後者の空気吸引管を内蔵のドラ
ムミキサ−に供給してその研磨除塵をおこなうことがで
きる。前者のドラムミキサ−についておこなえば研磨の
効果が得られる。
ムミキサ−のドラム本体の内周にバケットを複数配置し
たものを用いると効果的である。
研磨除塵方法は大豆汚粒の汚れの度合いに応じて選択使
用することができる。以下、籾殻を使用する場合を例に
とり本発明を説明する。大豆汚粒に加える籾殻の量は容
積比で大豆汚粒のおよそ1/10が適当である。籾殻は
籾米をついて玄米を得たあとに残る、外側の堅い殻であ
る。
使用されているものと同様の構造のもので足りる。とく
に異なる点は、ドラム本体内に空気吸引管を挿入してい
ることであり、これにより分離した塵埃を吸引除去す
る。塵埃の吸引除去をより効果的におこなうには、吸引
除去とあわせ、ドラム本体内に積極的に空気を送入する
ようにしたほうがよい。
−ドはその数1でも使用可能であるが、攪拌効果をあげ
るため通常は2列の帯状のブレ−ドを回転軸線の廻りを
ホッパ−側からみて右廻りで螺旋状に伸びるように回転
軸線に対し互いに対称となるように取り付けており、運
転時ホッパ−側から奥方向に大豆汚粒が進行するように
ドラム本体を時計反対方向に回転させる。ドラム本体の
回転はスプロケットホイルを介しておこなうほか、直結
モタ−による方法がある。行き当たった大豆は手前に戻
り循環移動しながら攪拌され研磨除塵がおこなわれる。
ドラム本体の回転は5〜10rpmが適当である。大豆
汚粒の汚れの程度により異なるが運転は2〜6時間程度
ですむ。途中の状況は取出し管側でサンプリングするこ
とにより判断ができる。仕上がった大豆を取出す際はド
ラム本体の回転方向を逆にすればよい。
た大豆は次いで、通常は傾斜スクリ−ンにかけて籾殻お
よび大豆汚粒から分離した残余の塵埃を落下分離する。
大豆の殻や虫食いの大豆および異形状の大豆が混在する
場合は、規格検定上好ましくないので、傾斜選別機でこ
れらを分離除去する。これらは傾斜面での下降速度が遅
いので正常な球状の大豆を分離取得することができる。
次いで、粒子の大きさを大中小にふるいで区分して商品
とする。なお、さらに着色物が存在する場合は、色識別
センサ−使用の分離機で除去することができる。
−のドラム本体の内周にバケットを複数追加配置したも
のを用いると、ドラム本体の回転に応じて各バケットが
大豆汚粒をすくい上げ、降下位置において大豆汚粒を落
下させる。落下の際、研磨により生じた塵埃が飛散しや
すいので、こらら浮遊のものを空気吸引管により効果的
に吸引し除去することができる。なお、バケットの数と
その配置位置は適宜選択すればよい。
説明する。図1に大豆汚粒の研磨除塵に使用するドラム
ミキサ−を含む装置全体を説明してある。ドラム本体1
は容量が3.4m3 あり、回転軸線が約20度傾斜して
いる。その大径部側端に突出軸2とその軸受3があり、
突出軸2側にドラム本体1と一体にスプロケットホイル
4があってインバ−タ−使用の正逆回転用2.2kwの
ギヤ−ドモ−タ−(1:30比)とチエ−ン(いずれも
図示省略)を介して連結している。これによりドラム本
体1は0〜10rpmの回転をおこなうことができる。
り、2個のガイドロ−ラ−6上を円滑に回転する。とく
に、ドラム本体1内には空気吸引管7が挿入されてお
り、排風機8に連結して分離した塵埃を吸引し、集塵箱
9に導いて処理する。なお、ドラムタイヤ5には地震時
の災害を予防してこれを覆うドラムバンドを付しておい
たほうが安全である。
(約2/2m3 )に対し1/10容量の籾殻を混合し、
ホッパ−11よりドラム本体1に供給して6rpmの回
転をほどこした。大豆汚粒は図2にその位置を示す2列
のブレ−ドの介在によりドラム本体1内を前進・後退の
循環移動をしながら攪拌され、相互の摩擦と籾殻により
研磨される。研磨除塵の状態を確認して約5時間後、ド
ラム本体1を逆回転させて清浄化された大豆を取出し管
12から取出した。このものを傾斜スクリ−ンにかけて
籾殻や残余の塵埃を落下分離し、さらに残存する大豆殻
等の不要物を傾斜選別機で分離除去し、粒径の大きさを
区分した結果、商品はそれぞれ規格2等と判定された。
度で容易に大豆汚粒の研磨除塵ができるので、大豆の商
品価値が上がり経済効果が大である。
含む装置全体の説明図
状態を示す断面による説明図
Claims (6)
- 【請求項1】 大豆汚粒をドラムミキサ−として、鏡板
状の端部に接続する直径寸法が大きい径大部および直径
寸法が径大部の側から漸次減少する径小部とを有するド
ラム本体の内周に螺旋状に伸びる帯状のブレ−ドが取り
付けられていて、径大部の側が径小部の側より下方とな
るように回転軸線を傾斜させた状態で回転可能に支持さ
れているものに供給し、所定時間ドラム本体を回転させ
てからこれを取り出し、ふるいにかけることによる大豆
汚粒の研磨除塵方法。 - 【請求項2】 帯状のブレ−ドが複数、ドラム本体の回
転軸線に対し互いに対称となるように取り付けられてい
る請求項1記載の大豆汚粒の研磨除塵方法。 - 【請求項3】 ドラム本体に空気吸引管を挿入し、これ
に排風機を連結し、ドラム本体の回転とともにこれを作
動させる請求項1又は請求項2記載の大豆汚粒の研磨除
塵方法。 - 【請求項4】 大豆汚粒に籾殻を加え、これらをドラム
ミキサ−に供給することによる請求項1又は請求項2記
載の大豆汚粒の研磨除塵方法。 - 【請求項5】 大豆汚粒に籾殻を加え、これらをドラム
ミキサ−に供給することによる請求項3記載の大豆汚粒
の研磨除塵方法。 - 【請求項6】 ドラム本体の内周にバケットを複数配置
している請求項3又は請求項5記載の大豆汚粒の研磨除
塵方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05358199A JP3681915B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 大豆汚粒の研磨除塵方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05358199A JP3681915B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 大豆汚粒の研磨除塵方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000245422A true JP2000245422A (ja) | 2000-09-12 |
JP3681915B2 JP3681915B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=12946819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05358199A Expired - Lifetime JP3681915B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 大豆汚粒の研磨除塵方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681915B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009500168A (ja) * | 2005-07-12 | 2009-01-08 | ヒンメルフロイントポイントナー,カート | ドラム型ミキサ |
CN112425796A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-02 | 张家港东艺超声有限公司 | 一种超声波洗菜机及使用方法 |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP05358199A patent/JP3681915B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009500168A (ja) * | 2005-07-12 | 2009-01-08 | ヒンメルフロイントポイントナー,カート | ドラム型ミキサ |
CN112425796A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-03-02 | 张家港东艺超声有限公司 | 一种超声波洗菜机及使用方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3681915B2 (ja) | 2005-08-10 |
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