JP2000245354A - 飼料の製造方法 - Google Patents

飼料の製造方法

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JP2000245354A
JP2000245354A JP11049784A JP4978499A JP2000245354A JP 2000245354 A JP2000245354 A JP 2000245354A JP 11049784 A JP11049784 A JP 11049784A JP 4978499 A JP4978499 A JP 4978499A JP 2000245354 A JP2000245354 A JP 2000245354A
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processing
bag
packing
okara
fermented
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Yasuhiro Sasaki
佐々木康博
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TOKYO MINATO SHOKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪臭の防止を図り、また醗酵に際に発生する
脱気を容易に行い、さらに、後加工時の梱包及び運搬を
簡単に行うことができること。 【解決手段】 原料としての生オカラ1を上端開口の柔
軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投入工程
Aと、前記加工兼用梱包バック2内に収納された生オカ
ラ1に乳酸菌10を入れる乳酸菌投入工程Bと、脱気手
段を構成する脱気用導通管12(12A)の自由端部1
2aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱包バ
ック2を密封状態にしながら該加工兼用梱包バック2内
で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cと、加工兼用梱
包バック2内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用
導通管を取り外した後、そのまま圧縮し、かつ、加工兼
用梱包バック2の開口8を閉じる梱包工程aを有する後
加工工程Dとを含む飼料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飼料の製造方法に関
し、特に豆腐の製造時に生じる生オカラを醗酵処理して
家畜用の飼料にする飼料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、豆腐、豆乳などを製造する時搾り
かすとして残る生オカラを廃棄物として処理するのでは
なく、家畜用飼料に加工する提案がなされている。例え
ば特開平5−161457号公報には、「生オカラに納
豆菌、乳酸菌などの菌株を加え、次に空気を送って好気
醗酵させ、次にpH調整をした後乳酸菌を加えかつ空気
を断って、いわゆる嫌気醗酵をさせる考え方」が開示さ
れている。この飼料の製造方法は、まず生オカラに菌株
を加えて好気醗酵させ、次に乳酸菌を加えて嫌気醗酵を
させる工程に特徴がある。
【0003】また特開平10−327764号公報に
は、「各地から運び込まれたオカラを直ちに乳酸菌醗酵
槽に入れて醗酵処理し、次に補給のため穀物皮を混合し
て水分調整し、次に水分調整した混合物をペレット機械
にかけて粒状にし、次に粒状化した混合物に対して好気
性醗酵させ、しかる後に急速乾燥させて袋詰めをする考
え方」が開示されている。この飼料の製造方法は、毎
日、大量に排出される豆腐業者からのオカラを腐敗防止
及び保存性を考量しながら大量に処理する点に特徴があ
る。
【0004】ところで、上記のように毎日豆腐業者から
排出されるオカラは、栄養価は高いが、そのままだと水
分が80%以上あるため腐敗し易く、また取り扱いが面
倒であると言う問題点がある。生オカラに乳酸菌を投入
して醗酵させ、そのまま家畜用の飼料にする前者の考え
方、また生オカラに乳酸菌を投入して醗酵させ、これに
栄養補給用混合物を混合して家畜用の飼料にする後者の
考え方は、今日の時代背景を考慮しつつオカラの栄養価
に着目した点で優れた思想である。
【0005】しかしながら、前者及び後者は、オカラは
取り扱いが面倒であると言う問題点(悪臭の防止性、醗
酵に際に発生する脱気の容易性、後加工時の梱包及び運
搬の容易性等)を十分に解決していない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の問題点に鑑み、原材料投入(混合も含む)、乳酸
菌の投入、醗酵、後加工(梱包、運搬)を加工兼用梱包
バックで一連に行い、原材料から発生する悪臭の防止を
図り、また醗酵に際に発生する脱気を容易に行い、さら
に、後加工時の梱包及び運搬を簡単に行うことができる
飼料の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず本発明の飼料の製造
方法は、原料としての生オカラ1を上端開口の柔軟性の
ある加工兼用梱包バック2に入れる原料投入工程Aと、
前記加工兼用梱包バック2内に収納された生オカラ1に
乳酸菌10を入れる乳酸菌投入工程Bと、脱気手段を構
成する脱気用導通管12(12A)の自由端部12aを
前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱包バック2
を密封状態にしながら該加工兼用梱包バック2内で生オ
カラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cと、加工兼用梱包バッ
ク2内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用導通管
12(12A)を取り外した後、加工兼用梱包バック2
の開口8を閉じる梱包工程aを有する後加工工程Dとを
含むことを特徴とする。
【0008】上記構成に於いて、後加工工程Dには、梱
包工程aの後に加工兼用梱包バック2に備えられた吊り
下げ用バンド9を介して保存場所へと運搬する運搬工程
bが含まれていることを特徴とする。また原料投入工程
Aから後加工工程Dの梱包工程aまでの各工程は、豆腐
製造工場の作業ベイで行われることを特徴とする。また
脱気手段は、脱気用導通管12と、駆動モータ14に駆
動力によって作動し、かつ、脱気用導通管12の他端部
12aが取付けられた真空ポンプ15とから成ることを
特徴とする。また脱気手段は、必ずしも真空ポンプを使
用する必要はなく、加工兼用梱包バック2の内圧を高ま
ると、自動的に開弁する逆止弁16を有する脱気用導通
管12Aであることを特徴とする。
【0009】次に本発明の飼料の製造方法は、主原料と
しての生オカラ1を上端開口の柔軟性のある加工兼用梱
包バック2に入れる原料投入工程A及び該加工兼用梱包
バック2内の生オカラ1に栄養用添加物20を混合して
醗酵対象物を作成する醗酵対象物作成工程A1と、前記
加工兼用梱包バック2内に収納された生オカラ1に乳酸
菌10を入れる乳酸菌投入工程Bと、脱気手段を構成す
る脱気用導通管12(12A)の自由端部12aを前記
上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱包バック2を密
封状態にしながら該加工兼用梱包バック2内で生オカラ
1を嫌気醗酵する醗酵工程Cと、加工兼用梱包バック2
内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用導通管12
(12A)を取り外した後、加工兼用梱包バック2の開
口8を閉じる梱包工程aを有する後加工工程Dとを含む
ことを特徴とする。
【0010】上記構成に於いて、嗜好性を付与するため
に、乳酸菌投入工程Bには、糖蜜21を混入する糖蜜混
入工程Fが加味されていることを特徴とする。
【0011】次に本発明の飼料の製造方法は、別途用意
した撹拌用容器に生オカラ1と乳酸菌10を混合した上
で適宜に撹拌する混合・撹拌工程B1を経た後に、発酵
対象物である混合物を上端開口の柔軟性のある加工兼用
梱包バック2に入れる原料投入工程Aに付し、次に脱気
手段を構成する脱気用導通管12(12A)の自由端部
12aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱包
バック2を密封状態にしながら該加工兼用梱包バック2
内で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cを行い、しか
る後に、加工兼用梱包バック2内で醗酵した醗酵済みオ
カラ1Aを、脱気用導通管を取り外した後、加工兼用梱
包バック2の開口8を閉じる梱包工程aや運搬工程bを
有する後加工工程Dに付することを特徴とする。
【0012】最後に本発明の飼料の製造方法は、別途用
意した撹拌用容器に生オカラ1と、添加物20と、乳酸
菌10とを混合した上で適宜に撹拌する混合・撹拌工程
B2が主である醗酵対象物作成工程A2を経た後に、醗
酵対象物である混合物を上端開口の柔軟性のある加工兼
用梱包バック2に入れる原料投入工程Aを行い、次に脱
気手段を構成する脱気用導通管12(12A)の自由端
部12aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱
包バック2を密封状態にしながら該加工兼用梱包バック
2内で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cを行い、し
かる後に、加工兼用梱包バック2内で醗酵した醗酵済み
オカラ1Aを、脱気用導通管を取り外した後、加工兼用
梱包バック2の開口8を閉じる梱包工程aや運搬工程b
を有する後加工工程Dに付することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す第1実施例によ
り、本発明を詳細に説明する。第1実施例は、発明を特
定する構成要件が少なく、権利範囲が最も広い発明であ
る。
【0014】まず符号Aは、原料としての生オカラ1を
上端開口の柔軟性のある合成樹脂製袋体(以下、「加工
兼用梱包バック」と言う。)2に入れる原料投入工程で
ある。
【0015】原料としての生オカラ1は、周知のように
豆腐、豆乳などを製造する時搾りかすとして残る物であ
る。この原料投入工程Aでは、図2で示すように、例え
ば豆腐を製造する工場の適当な作業ベイ3に於いて、直
ちに生オカラ1を加工兼用梱包バック2に詰めるように
して入れる。加工兼用梱包バック2は作業員が転がすこ
とができる程度の大きさである。また加工兼用梱包バッ
ク2は、ポリエステル織布の塩化ビニールで袋状に形成
され、耐酸性、耐久性、防水性、非通気性、軽量性等の
特質を有する。
【0016】ここで図2及び図3を参照に加工兼用梱包
バック2の構成について説明すると、4は底部、5は周
胴部、6は蓋部、7は蓋部の中央部に形成された筒状首
部、8は筒状首部の開口、9は周胴部の上端部に両端部
がそれぞれ固定された一対の吊り下げ用バンドである。
【0017】次に符号Bは、加工兼用梱包バック2内に
略満杯状態に収納された生オカラ1に乳酸菌10を入れ
る乳酸菌投入工程である。この乳酸菌投入工程Bでは、
図4で示すように加工兼用梱包バック2の筒状首部7を
外に引き出し、適当な容器11を利用して乳酸菌10を
入れる。この乳酸菌10を入れると、生オカラ1は醗酵
する。
【0018】そこで、符号Cは生オカラ1を加工兼用梱
包バック2内で乳酸醗酵処理する醗酵工程である。乳酸
菌10は空気を嫌うので、この醗酵工程Cでは、図5で
示すように加工兼用梱包バック2の筒状首部7内に脱気
手段の一部を構成する脱気用導通管12の自由端部12
aを入れ、かつ、紐13で筒状首部7を締め付ける。そ
うすると、加工兼用梱包バック2は密封状態になる(嫌
気醗酵)。
【0019】しかして、図5で示す脱気手段は、前記脱
気用導通管12と、駆動モータ14に駆動力によって作
動し、かつ、脱気用導通管12の他端部12bが取付け
られた真空ポンプ15とから成る。この場合駆動モータ
14が駆動すると、真空ポンプ15が作動し、加工兼用
梱包バック2内で発生した気泡(気体)は、脱気用導通
管12を介して外気に放出される。したがって、駆動モ
ータ14を駆動すると、加工兼用梱包バック2内は負圧
(真空)状態になる。
【0020】ところで、脱気手段は図6に示すような方
法によっても行う。すなわち、脱気手段として脱気用導
通管12Aを利用する点は、図5の実施例と同様である
が、脱気用導通管12Aの適宜箇所に逆止弁16を取付
け、加工兼用梱包バック2の内圧を高まると、自動的に
逆止弁16が開き、気体を外気に放出する方法である。
このように構成すると、駆動モータ14や真空ポンプ
15を使用する必要がないので、飼料を安価に製造する
ことができる。
【0021】しかして、加工兼用梱包バック2内に密封
状態で1〜2日程度一次醗酵に付され、かつ、脱気され
た生オカラは、乳酸菌10で腐敗の防止が図られると共
に、工場の作業ベイ3に悪臭がただよることもなく、次
第に飼料になってゆく。
【0022】符号Dは後加工工程である。この後加工工
程Dは、加工兼用梱包バック2内で醗酵した醗酵済みオ
カラ1Aを、図7で示すように作業ベイ3にて脱気用導
通管12(12A)を取り外した後加工兼用梱包バック
2の開口8を紐13で閉じる梱包工程aと、図8で示す
ように前記加工兼用梱包バック2の吊り下げ用バンド9
を介してトラクター等のリフター18によって保存場所
へと運搬する運搬工程bとから成る。
【0023】したがって、本実施例の後加工工程Dは、
梱包工程aと、この梱包工程aを経た後に加工兼用梱包
バック2の吊り下げ用バンド9を利用した所望の所へと
運搬する運搬工程bとから成る点に特徴がある。
【0024】
【実施例】第1実施例の加工兼用梱包バック2に於い
て、蓋部6はスライドフアスナーを介して周胴部5に開
閉自在に取付けられていても良い。また加工兼用梱包バ
ック2は、本実施例では非通気性の特質を有するが、非
通気性が不完全等の場合には該加工兼用梱包バック2に
ビニール等の非通気性収納袋を併用し、この非通気性収
納袋を介して原料を加工兼用梱包バック2に入れても良
い。
【0025】以下この欄では、本発明の他の実施例につ
いて説明する。なお、他の実施例の説明に当って、第1
実施例と同一の構成部分には同一或いは同様の符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0026】まず、図9は、本発明の第2実施例を示す
工程図である。この第2実施例に於いて、前記第1実施
例と主に異なる点は原料投入工程Aに添加物混合工程E
が加味されている点である。
【0027】したがって、最初の出発工程は、原料投入
工程Aに栄養補給或いは栄養バランス用の添加物20を
混合して醗酵対象物を作成する工程A1(これを「醗酵
対象物作成工程」という。)である。この醗酵対象物作
成工程A1では、第1実施例と同様に最初から加工兼用
梱包バック2を使用する。
【0028】ところで、主原料である生オカラ1と栄養
バランス用添加物20との混合比は、100:15であ
る。また添加物20の種類は、フスマ、ヌカ、オオムギ
である。これらの添加物20を生オカラ1に混入する
と、生オカラ1の水分が70%程度に低下する。その意
味では添加物20を混入すると、水分調整が自動的にな
される。
【0029】次に図10は、本発明の第3実施例を示す
工程図である。この第3実施例に於いて、前記第1実施
例と主に異なる点は原料投入工程Aに添加物混合工程E
が加味されている点である。したがって、この点は第2
実施例と同一である(便宜上第2実施例と同一の符号を
付す)。
【0030】また前記第1実施例と主に異なる点は、乳
酸菌投入工程Bに於いて、糖蜜21を混入する糖蜜混入
工程Fが加味されていることである。このように糖蜜混
入工程Fを加味すると、嗜好性を高めることができる。
【0031】次に図11は、本発明の第4実施例を示す
工程図である。この第4実施例に於いて、前記第1実施
例と主に異なる点は、乳酸菌投入工程等を原料投入工程
の前に持ってきたことである。
【0032】しかして、この第4実施例では、まず工場
の作業ベイで別途用意した撹拌用容器に生オカラ1と乳
酸菌10を混合した上で適宜に撹拌する混合・撹拌工程
B1を経た後に、混合物を上端開口の柔軟性のある加工
兼用梱包バック2に入れる原料投入工程Aを行い、次に
脱気手段を構成する脱気用導通管12(12A)の自由
端部12aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用
梱包バック2を密封状態にしながら該加工兼用梱包バッ
ク2内で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cを行い、
しかる後に、加工兼用梱包バック2内で醗酵した醗酵済
みオカラ1Aを、脱気用導通管を取り外した後、加工兼
用梱包バック2の開口8を閉じる梱包工程aや運搬工程
bを有する後加工工程Dの処理をする。
【0033】最後に図12は、本発明の第5実施例を示
す工程図である。この第5実施例に於いて、前記第1実
施例と主に異なる点は、前記第3実施例と第4実施例と
を組合わせた考え方である。つまり、醗酵対象物作成工
程A2は、原料投入工程A以前に行われる。そして、そ
の際に混合・撹拌工程B2が含まれている。
【0034】すなわち、醗酵対象物作成工程A2は、工
場の作業ベイで別途用意した撹拌用容器に生オカラ1
と、添加物20と、乳酸菌10とを混合した上で適宜に
撹拌する混合・撹拌工程B2が主であり、この醗酵対象
物作成工程A2の後に、醗酵対象物(混合物)を上端開
口の柔軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投
入工程Aを行い、次に脱気手段を構成する脱気用導通管
12(12A)の自由端部12aを前記上端開口に嵌め
込み、かつ、加工兼用梱包バック2を密封状態にしなが
ら該加工兼用梱包バック2内で生オカラ1を嫌気醗酵す
る醗酵工程Cを行い、しかる後に、加工兼用梱包バック
2内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用導通管を
取り外した後、加工兼用梱包バック2の開口8を閉じる
梱包工程aや運搬工程bを有する後加工工程Dの処理を
する。
【0035】なお、上記各実施例の加工兼用梱包バック
2に入れる原料投入工程Aでは、加工兼用梱包バック2
に非通気性収納袋を介して原料を詰めても良い。また醗
酵対象物作成工程A2では、生オカラ1と、添加物20
と、乳酸菌10に、糖蜜21を加味して醗酵対象物を作
成しても良い。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の飼料の製造方法は、原料としての生オカラを上端開口
の柔軟性のある加工兼用梱包バックに入れる原料投入工
程Aと、前記加工兼用梱包バック内に収納された生オカ
ラに乳酸菌を入れる乳酸菌投入工程Bと、脱気手段を構
成する脱気用導通管の自由端部を前記上端開口に嵌め込
み、かつ、加工兼用梱包バックを密封状態にしながら該
加工兼用梱包バック内で生オカラを嫌気醗酵する醗酵工
程Cと、加工兼用梱包バック内で醗酵した醗酵済みオカ
ラを、脱気用導通管を取り外した後、そのまま圧縮し、
かつ、加工兼用梱包バックの開口を閉じる梱包工程を有
する後加工工程Dとから成るので、少なくとも原料の投
入から梱包までの一連の処理を、加工兼用梱包バックで
行うことができる。
【0037】したがって、原材料から発生する悪臭の防
止を図り、また醗酵に際に発生する脱気を容易に行い、
さらに、後加工時の梱包及び運搬を簡単に行うことがで
きるというような利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す工程図。
【図2】原料投入工程の説明図。
【図3】原料投入工程で使用される加工兼用梱包バック
の概略縦断面説明図。
【図4】乳酸菌投入工程の説明図。
【図5】醗酵工程の一例を示す説明図。
【図6】醗酵工程の他例を示す説明図。
【図7】後加工工程の梱包工程を示す説明図。
【図8】後加工工程の運搬工程を示す説明図。
【図9】本発明の第2実施例を示す工程図。
【図10】本発明の第3実施例を示す工程図。
【図11】本発明の第4実施例を示す工程図。
【図12】本発明の第5実施例を示す工程図。
【符号の説明】
A…原料投入工程、B…乳酸菌投入工程、B1、B2…
混合・撹拌工程、C…醗酵工程、D…後加工工程、a…
梱包工程、b…運搬工程、A1、A2…醗酵対象物作成
工程、E…添加物混合工程、F…糖蜜混入工程、1…生
オカラ、2…加工兼用梱包バック、3…作業ベイ、4…
底部、5…周胴部、6…蓋部、7…筒状首部、8…開
口、9…吊り下げ用バンド、10…乳酸菌、12、12
A…脱気用導通管、13…紐、14…駆動モータ、15
…真空ポンプ、16…逆止弁、18…リフター、20…
添加物、21…糖蜜。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料としての生オカラ1を上端開口の柔
    軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投入工程
    Aと、前記加工兼用梱包バック2内に収納された生オカ
    ラ1に乳酸菌10を入れる乳酸菌投入工程Bと、脱気手
    段を構成する脱気用導通管12(12A)の自由端部1
    2aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加工兼用梱包バ
    ック2を密封状態にしながら該加工兼用梱包バック2内
    で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程Cと、加工兼用梱
    包バック2内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用
    導通管を取り外した後、加工兼用梱包バック2の開口8
    を閉じる梱包工程aを有する後加工工程Dとを含む飼料
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、後加工工程Dには、
    梱包工程aの後に加工兼用梱包バック2に備えられた吊
    り下げ用バンド9を介して保存場所へと運搬する運搬工
    程bが含まれていることを特徴とする飼料の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、原料投入工程Aから
    後加工工程Dの梱包工程aまでの各工程は、豆腐製造工
    場の作業ベイで行われることを特徴とする飼料の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に於いて、脱気手段は、脱気用
    導通管12と、駆動モータ14に駆動力によって作動
    し、かつ、脱気用導通管12の他端部12bが取付けら
    れた真空ポンプ15とから成ることを特徴とする飼料の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、加工兼用梱包バック
    2の内圧を高まると、自動的に開弁する逆止弁16を有
    する脱気用導通管12Aであることを特徴とする飼料の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 主原料としての生オカラ1を上端開口の
    柔軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投入工
    程A及び該加工兼用梱包バック2内の生オカラ1に栄養
    用添加物20を混合して醗酵対象物を作成する醗酵対象
    物作成工程A1と、前記加工兼用梱包バック2内に収納
    された生オカラ1に乳酸菌10を入れる乳酸菌投入工程
    Bと、脱気手段を構成する脱気用導通管12(12A)
    の自由端部12aを前記上端開口に嵌め込み、かつ、加
    工兼用梱包バック2を密封状態にしながら該加工兼用梱
    包バック2内で生オカラ1を嫌気醗酵する醗酵工程C
    と、加工兼用梱包バック2内で醗酵した醗酵済みオカラ
    1Aを、脱気用導通管12(12A)を取り外した後、
    加工兼用梱包バック2の開口8を閉じる梱包工程aを有
    する後加工工程Dとを含む飼料の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に於いて、乳酸菌投入工程Bに
    は、糖蜜21を混入する糖蜜混入工程Fが加味されてい
    ることを特徴とする飼料の製造方法。
  8. 【請求項8】 別途用意した撹拌用容器に生オカラ1と
    乳酸菌10を混合した上で適宜に撹拌する混合・撹拌工
    程B1を経た後に、発酵対象物である混合物を上端開口
    の柔軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投入
    工程Aに付し、次に脱気手段を構成する脱気用導通管1
    2(12A)の自由端部12aを前記上端開口に嵌め込
    み、かつ、加工兼用梱包バック2を密封状態にしながら
    該加工兼用梱包バック2内で生オカラ1を嫌気醗酵する
    醗酵工程Cを行い、しかる後に、加工兼用梱包バック2
    内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用導通管を取
    り外した後、加工兼用梱包バック2の開口8を閉じる梱
    包工程aや運搬工程bを有する後加工工程Dに付す飼料
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 別途用意した撹拌用容器に生オカラ1
    と、添加物20と、乳酸菌10とを混合した上で適宜に
    撹拌する混合・撹拌工程B2が主である醗酵対象物作成
    工程A2を経た後に、醗酵対象物である混合物を上端開
    口の柔軟性のある加工兼用梱包バック2に入れる原料投
    入工程Aを行い、次に脱気手段を構成する脱気用導通管
    12(12A)の自由端部12aを前記上端開口に嵌め
    込み、かつ、加工兼用梱包バック2を密封状態にしなが
    ら該加工兼用梱包バック2内で生オカラ1を嫌気醗酵す
    る醗酵工程Cを行い、しかる後に、加工兼用梱包バック
    2内で醗酵した醗酵済みオカラ1Aを、脱気用導通管を
    取り外した後、加工兼用梱包バック2の開口8を閉じる
    梱包工程aや運搬工程bを有する後加工工程D付す飼料
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に於いて、加工兼用梱包バッ
    ク2に入れる原料投入工程Aでは、加工兼用梱包バック
    2に非通気性収納袋を介して原料を詰めることを特徴と
    する飼料の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336411B1 (ko) * 1999-12-03 2002-05-10 장철수 고온 혐기성 유산발효 혼합사료 제조 방법
JP2011098815A (ja) * 2009-11-05 2011-05-19 Kankyo Syst:Kk 腐敗性有機廃棄物の移送方法及び装置
JP2011130703A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Machida Shokuhin Kk オカラのサイレージ化方法
JP2012055188A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Fukushimaken Rakunogyo Kyodo Kumiai 納豆煮豆を原料とする飼料を生産する方法

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