JP2000244410A - 双方向光空間伝送装置 - Google Patents

双方向光空間伝送装置

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JP2000244410A
JP2000244410A JP11042265A JP4226599A JP2000244410A JP 2000244410 A JP2000244410 A JP 2000244410A JP 11042265 A JP11042265 A JP 11042265A JP 4226599 A JP4226599 A JP 4226599A JP 2000244410 A JP2000244410 A JP 2000244410A
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optical
signal
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Seizaburou Idekura
靖三郎 出藏
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常な通信を行いながら外的要因による光ビ
ーム送信角度変動に対する許容量を最大限確保する。 【解決手段】 対向装置から送光された光ビームの受信
光は、光学系34、光学系33を介して偏光ビームスプ
リッタ32を反射し、レンズ27で光−電気変換部28
に集光されて電気信号に変換される。光電変換された信
号は分波部29で対向装置から伝送された本信号と対向
装置状態信号に分離され、本信号は受信信号として本信
号出力部30から出力される。一方、対向装置状態信号
はシステム制御部31に出力され、自装置のシステム制
御部31はこの信号により対向装置の運用中の状態を把
握する。また、システム制御部31は自装置の運用中の
状態をインタフェース部35を介して、本信号を伝送す
る光無線とは別に送信することができ、同様に本信号を
伝送する光無線とは別にインタフェース部35を介し
て、対向装置の運用中の状態を受信して把握することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光無線で情報伝送
を行う双方向光空間伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から光空間伝送装置においては、送
信側でビーム拡がり角度を調整し、受信側で或る程度の
ビーム径となるようにして通信を行うのが一般的であ
る。例えば、図6に示すように送信側の装置Aの送信ビ
ーム拡がり角度をθ、対向する装置Bとの間の伝送距離
をLとし、図7に示すように受信側での受光径をR、光
ビーム径をrとすると、R≦rという状態情報で通信を
行う。ここで、送信側のビーム拡がり角度θを一定とす
ると、受信側での光ビーム径rは伝送距離Lによりr=
L・tanθとなり、送信光パワーをPt、受信光パワ
ーをPrとすると、Pr=(R/r)2 ・Ptであるの
で、送信光パワーPt及び受信側での受光径Rが一定で
あれば、伝送距離Lが大きくなる程受信光パワーPrが
減少し、受信側において所要の受信光パワーを確保する
ための伝送空間での光減衰に対する許容量が減少してし
まう。
【0003】また、伝送距離Lに応じて送信側で光ビー
ム拡がり角度θを調整して、受信側の光ビーム径rを一
定にすると、伝送距離Lに関係なく伝送空間での光減衰
に対する許容量は一定となり、光空間伝送装置を用いた
回線設計が行い易くなる。しかし、このような光空間伝
送方式は通常では受信側での受光可能角度に比べて送信
光ビーム拡がり角度θが小さいために、風や振動等の外
的要因が送信側に加わって送信光ビーム拡がり角度θが
変化し、受信側での光ビームが受信装置Bから外れて通
信が断たれる場合がある。このために、一般的には受信
側での光ビーム径rを受光径Rに比べて比較的大きくし
ておく。この受信側での光ビーム径rを一定とすると、
送信側への外的要因による送信光ビーム角度誤差に対す
る許容量は伝送距離Lによって変化し、伝送距離Lが大
きくなる程、その許容送信角度誤差量が減少する。
【0004】このように、光空間伝送システムにおいて
は、伝送空間での光減衰に対する許容量を大きくするた
めには、伝送距離Lが大きくなるにつれて送信側での光
ビーム拡がり角度θを小さくし、受信側での光ビーム径
rを小さくすることが好適である。一方、送信側への外
的要因による送信光ビーム角度誤差に対する許容量を大
きくするためには、送信側での光ビーム拡がり角度θを
大きくして受信側での光ビーム径rを大きくする必要が
ある。実際には、このような相反する要求事項が発生す
るために、これらの許容される中間的な条件で光空間伝
送システムが実現されている。
【0005】近年、装置に加わる風や振動による影響を
軽減するために、これら外的要因に伴って光ビーム送信
角度誤差を補正する機能を有する双方向光空間伝送装置
が実用化されており、図8はこのシステムに使用する双
方向光空間伝送装置の構成図を示している。この伝送装
置では、送信する本信号入力部1からの本信号とパイロ
ット信号発生器2からのパイロット信号とが合波器3に
おいて合波され、電気−光変換部4で光ビームに変換さ
れ、この光ビームはレンズ5、偏光ビームスプリッタ6
を透過して、送信光ビーム角度可変部7によりその送信
方向が決定されて対向装置に伝送される。
【0006】また、対向装置から伝送されてきた受信光
は、送信光ビーム角度可変部7に入射し、偏光ビームス
プリッタ6において反射され、ビームスプリッタ8で2
方向に分岐される。ビームスプリッタ8を透過した受信
光は、主信号受光部9で受光されて受信信号として受信
信号出力部10から出力される。一方、ビームスプリッ
タ8を反射した受信光は、受信光光軸と受光部光軸との
角度誤差検出部11に受光され、この情報を基に光軸角
度調節駆動制御部12を介して送信光ビーム角度可変部
7が制御される。
【0007】このとき、予め自装置内において送信部と
受信部の光軸を一致させておき、自装置の受信部光軸と
対向装置から伝送される受信光光軸との角度誤差を検出
して補正する。送信部と受信部の光軸は予め一致するよ
うに調節されているので、この操作を対向するそれぞれ
の装置で行うことによって、対向装置から伝送されてき
た受信光と同一光軸で送光することができ、常に安定し
た双方向光空間伝送を行うことができる。
【0008】また、このような光ビーム送信角度を補正
する機能を備えた双方向光空間伝送装置では、対向設置
された装置に伝送する本信号とは別に、受信光光軸と受
光部光軸との角度誤差検出のための狭帯域の例えば正弦
波のパイロット信号を送信側で重畳して伝送するのが一
般的である。これは、受信側で本信号に比べて狭帯域で
高感度の受信ができ、受信光パワーが微弱になった場合
や、送信側で本信号の入力が無い場合でも制御機能を維
持することができ、更に直流光ではなくパイロット信号
により角度誤差を検出するので、背景光による影響を低
減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、伝送空間での光減衰に対する許容量と
光ビーム送信角度誤差に対する許容量の関係を考慮し
て、伝送空間での光減衰量とほぼ等価である設置時の伝
送空間の視程や、光ビーム送信角度誤差量と関係が深い
設置環境や固定方法といった設置状態情報を見極めた上
で、送信光ビーム拡がり角度θを決めて運用を開始す
る。しかし、この設置状態情報が当初最適であっても、
運用中の視程や設置状態情報の変化により、運用開始時
の送信光ビーム拡がり角度θが必ずしも最適とはならな
くなり、光空間伝送システムとしての稼働率が低下する
という問題が発生する。従って、運用者は運用中の視程
や設置状態情報の変化に応じて、送信光ビーム拡がり角
度θを常時最適値に変更しなければならず、これは運用
者にとって大きな負担となる。
【0010】ここで、光ビーム送信角度誤差の許容量を
増すために、送信光ビーム拡がり角度θを大きくし、か
つ受信ビーム径拡大に伴う光パワーや信号パワー減少を
補うために、送信光パワーや電気信号から光信号への変
調度である送信信号パワーを上げることも可能である
が、送信光パワーでは人体特に目への安全と発光素子の
寿命の点で、また送信信号パワーは電気−光変換部の直
線性の点で、何れも下げた方が有利である。
【0011】一方、外的要因に伴って光ビーム送信角度
を補正する機能を備え、その影響を軽減する双方向光空
間伝送装置では、自装置内において送信部と受信部の光
軸が一致していることが必要であり、対向装置から伝送
される受信光と同一光軸で送光する操作を対向するそれ
ぞれの装置で行うことによって光軸を一致させている。
この結果、送信部光軸と受信部光軸とのアライメント誤
差が、光ビーム送信角度誤差補正機能運用中のオフセッ
トの光ビーム送信角度誤差となるために、このアライメ
ント調整には高い精度が必要となり機構や調整の上で大
きな負担になる。
【0012】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
外的要因による通信上のトラブルを回避して、常に正常
な通信を行う双方向光空間伝送装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る双方向光空間伝送装置は、所定の距離を
隔てて対向配置し、光無線により所望の本信号の伝送を
行う双方向光空間伝送装置において、自装置の運用中の
状態情報を対向設置した同一構成の対向装置に前記本信
号と同じ前記光無線により送信する手段と、前記光無線
とは別に送信する手段と、前記対向装置から伝送される
前記本信号と同じ前記光無線による前記対向装置の運用
中の状態情報信号を受信して認識する手段と、前記光無
線とは別に送信された前記対向装置の運用中の状態情報
信号を受信して認識する手段と、前記対向装置の運用中
の状態情報を基に前記自装置の運用時の設定条件を変更
する手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係る双方向光空間伝送装置
は、電気信号を光信号に変換して対向装置に伝送し、該
対向装置からの受信光を電気信号に変換する送受光部で
あるヘッド部と、本信号を効率良く伝送するための予備
変調や復調又は信号レベルの変換を行う信号処理部であ
る制御部とに機能分離され、所定の距離を隔てて対向配
置して光無線により前記本信号の伝送を行う双方向光空
間伝送装置において、自ヘッド部の運用中の状態情報を
対向ヘッド部に前記本信号と同じ前記光無線により送信
する手段と、前記自ヘッド部の運用中の状態情報を自制
御部に送信する手段と、前記自制御部から対向制御部に
前記本信号を伝送する前記光無線とは別に送信する手段
と、前記対向ヘッド部から伝送される前記本信号と同じ
前記光無線により送信された前記対向ヘッド部の運用中
の状態情報信号を受信して認識する手段と、前記対向制
御部から前記自制御部に前記本信号を伝送する前記光無
線とは別に送信された前記対向ヘッド部の運用中の状態
情報信号を受信する手段と、前記対向ヘッド部の運用中
の状態情報信号を前記自制御部から前記自ヘッド部に送
信し、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報信号を前記
自ヘッド部において受信して認識する手段と、前記対向
ヘッド部の運用中の状態情報に基づいて前記自ヘッド部
の運用時の設定条件を変更する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図5に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の双
方向光空間伝送装置の構成図を示し、送信部20と受信
部21と共通部から構成されている。送信部20におい
ては、対向設置されている同一構成の装置に伝送する本
信号入力部22の出力は合波部23に接続され、また自
装置の運用中の状態情報を本信号と同じ光無線で送信で
きるように変換する自装置状態情報変換部24の出力が
合波部23に接続されている。合波部23の出力は電気
信号を光信号に変換する電気−光変換部25に接続さ
れ、電気−光変換部25の前方には送信光ビーム拡がり
角度可変部26が配置されている。
【0016】受信部21においては、対向設置された相
手側装置から送光された光ビームの受信光を集光するレ
ンズ27、光信号を電気信号に変換する光−電気変換部
28が配置されている。光−電気変換部28の出力は光
電変換された信号を本信号と対向装置状態情報に分離す
る分波部29に接続され、分波部29の出力の内、本信
号は本信号出力部30に接続され、対向装置状態信号は
システム制御部31に接続されている。また、光−電気
変換部28は受信光パワーレベル出力部を有し、その出
力はシステム制御部31に接続されている。
【0017】共通部には偏光ビームスプリッタ32、光
学系33、光学系34が順次に配置されており、送信部
20からの送信光ビームは偏光ビームスプリッタ32を
透過し、光学系33、光学系34を介して対向装置に向
け送光され、一方で対向装置から送光された光ビームの
受信光は光学系34、光学系33を介し、偏光ビームス
プリッタ32を反射して、受信部21に導かれるように
なっている。また、システム制御部31の出力は、自装
置状態情報変換部24、電気−光変換部25、送信光ビ
ーム拡がり角度可変部26、インタフェース部35にそ
れぞれ接続されている。
【0018】上述の構成において、対向装置に伝送する
本信号が本信号入力部22に入力され、システム制御部
31から出力された自装置の運用中の状態情報を、自装
置状態情報変換部24において本信号と同じ光無線で送
信できるように変換した後に、この出力信号と本信号は
合波部23で合波され、電気−光変換部25で光信号に
変換されて、順次に送信光ビーム拡がり角度可変部2
6、偏光ビームスプリッタ32L、光学系33、光学系
34を介して対向装置に向け送光される。ここで、電気
−光変換部25では、送信光パワーと送信する電気信号
から、光信号への変調度である送信信号パワーをそれぞ
れシステム制御部31からの指令により変更することが
できる。また、送信光ビーム拡がり角度可変部26で
は、送信する光ビームの拡がり角度即ち対向装置地点で
の光ビーム径を、システム制御部31からの指令により
変更することができる。
【0019】一方、対向装置から送光された光ビームの
受信光は、光学系34、光学系33を介して偏光ビーム
スプリッタ32を反射し、レンズ27で光−電気変換部
28に集光されて電気信号に変換される。この光電変換
された信号は、分波部29で対向装置から伝送された本
信号と対向装置状態信号に分離され、本信号は受信信号
として本信号出力部30から出力され、対向装置状態信
号はシステム制御部31に出力される。自装置のシステ
ム制御部31は、この信号によって対向装置の運用中の
状態を把握することができる。更に、システム制御部3
1は自装置の運用中の状態をインタフェース部35を介
して本信号を伝送する光無線とは別に送信することがで
き、同様にインタフェース部35を介して本信号を伝送
する光無線とは別に受信し、対向装置の運用中の状態を
把握することができる。
【0020】このように、対向装置に対して自装置の運
用中の状態情報を通常時は本信号と同じ光無線で送信
し、運用中の視程や設置状態の変化により光無線による
正常な通信が行えないか又はその可能性がある場合に、
即ち受信側において対向装置の運用中の状態情報信号を
正確に再生するために必要な所要受信信号パワーを確保
できないか又はその可能性がある場合にのみ、光無線と
は別に送信する手段を利用することによって効率的な回
線使用を実施することができる。
【0021】ここで本実施例においては、伝送空間での
光減衰に対する許容量と光ビーム送信角度誤差に対する
許容量の関係を考慮して、伝送空間での光減衰量とほぼ
等価である設置時の伝送空間の視程や、光ビーム送信角
度誤差量と関係が深い設置環境や固定方法などの設置状
態を、運用者が見極めて送信光ビーム拡がり角度、送信
光パワー、送信信号パワーを決定して設定を行うと、シ
ステム制御部31は電気−光変換部25及び送信光ビー
ム拡がり角度可変部26に運用者の設定に応じた指令を
出力して運用を開始する。なお、運用開始時に運用者が
その都度設定するのではなく、予め初期設定値を設けて
おいてもよい。このようにして対向装置で運用が開始さ
れると、両装置において互いに対向する装置の運用中の
状態を常に認識することができる。
【0022】状態情報として対向装置の受信光パワーが
分かると、予め対向装置が正常な伝送を行うために必要
な所要受信光パワーが分かっていれば、それ以上の受信
光パワーのときには、送信光ビーム拡がり角度を大きく
して、自装置への外的要因による送信光ビーム角度誤差
に対する許容量を増加することができる。また、送信光
パワーを小さくして発光素子の負荷を減らすことによ
り、発光素子を延命しかつ自装置の消費電力を減少する
ことができる。
【0023】同様に、状態情報として受信信号パワーが
分かると、予め対向装置が正常な伝送を行うために必要
な所要受信信号パワーが分かっていれば、それ以上の受
信光パワーのときには、送信信号パワーを小さくして電
気−光変換部25での変調度を下げることによって、こ
こでの直線性を向上することができる。
【0024】逆に、降雨や降雪、霧等で伝送空間での光
減衰量が増大し、受信光や受信信号のパワーが減少した
場合には、それぞれ問題がない範囲内で送信光ビーム拡
がり角度を小さくして、送信光及び送信信号パワーを増
やすことによって本信号の通信を改善することができ
る。
【0025】なお、自装置状態情報変換部24で自装置
の運用中の状態情報を本信号と同じ光無線で送信できる
ように変換するためには、例えば自装置の運用中の状態
情報をデジタル信号に変換して、その信号でサブキャリ
アを位相変調(PSK)や周波数変調(FSK)し、本
信号とは異なる周波数帯域の信号にしたり、本信号と時
分割多重することが考えられる。
【0026】自装置の運用中の状態情報を、本信号を伝
送する光無線とは別に送信するためには、例えば自装置
の運用中の状態情報をデジタル信号に変換し、インタフ
ェース部35をRS−232Cとすることが考えられ
る。これにより、対向装置のインタフェース部とRS−
232C用のクロスケーブルで接続することができ、モ
デムを介して有線や無線の公衆回線又は私設回線(構内
回線、PBXから先の内線、LAN等のネットワーク
他)を利用することも可能となる。
【0027】また、降雨や降雪、霧等で伝送空間での光
減衰量が増大したために、問題がない範囲内で送信光ビ
ーム拡がり角度を小さく、かつ送信光パワー及び送信信
号パワーを増やしたにも拘らず、対向装置から本信号と
同じ光無線で送信されている状態情報が正常に認識でき
ない場合には、受信信号パワーを監視して、認識できな
くなる前にその可能性があると判断したときには、自動
発呼により回線接続して、対向装置に対してその回線で
状態情報を送信する要求を出したり、伝送空間はほぼ同
条件なので、自装置の受信信号パワーで対向装置の受信
状態を推察し、同様に自動発呼により回線接続して、自
装置の状態情報をその回線で送信開始することが考えら
れる。
【0028】このとき、その回線をその後に常時接続し
ておくことが効率的又は経済的でない場合には、自動発
呼を行う状態から光無線の伝送状態が回復した時点で、
回線を切断するようにしてもよく、再度光無線の伝送状
態が劣化したと判断した場合には、再び自動発呼により
回線接続を行うようにする。なお、このような構成にす
ると、対向設置の両装置から同時に自動発呼が掛かりコ
リジョンが発生し、双方共に話し中となって回線接続が
できない場合があるが、任意時間待機した後に再試行し
たり、両装置間に優先権を設定したり、或いは片側の自
動発呼機能を無効等とする設定を可能としておくことが
好適である。
【0029】自装置の運用中の状態情報を、本信号を伝
送する光無線とは別に送信する他の方法として、DSU
やターミナルアダプタ等を利用して公衆又は私設のデジ
タル回線を用いること、インタフェース部35を10B
ASE−Tとして例えばイーサネツト等のネットワーク
を介すること、電波や本信号を伝送する光無線とは別の
光無線による回線を用意することなどが考えられる。こ
れらの手段としては、多段接続したり、複数回線を利用
可能としておき、同時に並列接続したり必要に応じて選
択切換えするようにしてもよい。
【0030】このような本信号通信を行いながら、対向
装置の運用中の状態情報を基に自装置の運用中の設定を
変更するという操作は、誤った設定変更により本信号の
通信断となる虞れがあるために状態情報には高い精度が
求められる。従って、本実施例のように自装置の状態情
報を対向装置に複数ルートで送信する手段を設けること
により、例えば自装置の運用中の状態情報にタイムコー
ドを付加し、別ルートにより送信された同じタイムコー
ドを有する情報信号の内容が受信側において異なる場合
には、多数決や再送要求する等を行って、状態情報の伝
送に高い信頼性を得ることができる。
【0031】また、光無線による正常な通信が行えない
か又はその可能性がある場合には、光無線とは別に送信
する手段、例えば公衆回線を自動発呼によって回線接続
を行うが、このとき接続に要する時間が状態情報の送信
ができない時間帯となることがないように、常に複数ル
ートにより送信しておくことは極めて有効である。
【0032】図2は第2の実施例の構成図を示し、電気
信号を光信号に変換して対向装置に伝送し、対向装置か
らの受信光を電気信号に変換するヘッド部40と、本信
号を効率良く伝送するために予備変調や復調又は信号レ
ベルの変換等を行う制御部41とに機能分離された双方
向光空間伝送装置で、両者は所定のケーブル42により
接続されている。
【0033】ヘッド部40は送信部43、受信部44、
共通部から構成されており、所定のケーブル42を介し
て制御部41と信号の送受を行うヘッド合波・分波部4
5の出力が合波部46に接続され、また自装置の運用中
の状態情報を本信号と同じ光無線で送信できるように変
換する自装置状態情報変換部47の出力が合波部46に
接続されている。合波部46の出力は電気信号を光信号
に変換する電気−光変換部48に接続され、電気−光変
換部48の前方には送信光ビーム拡がり角度可変部49
が配置されて送信部43が形成されている。
【0034】受信部44においては、対向設置された相
手側装置から送光された受信光ビームを集光するレンズ
50、光信号を電気信号に変換する光−電気変換部51
が配置されている。光−電気変換部51の出力は光電変
換された信号を本信号と対向装置状態情報に分離する分
波部53に接続され、分波部53の出力の内、本信号は
ヘッド合波・分波部45に接続され、対向装置状態信号
はヘッド制御部54に接続されている。また、光−電気
変換部51は受信光パワーレベル出力部を有し、その出
力はヘッド制御部54に接続されている。
【0035】共通部には、偏光ビームスプリッタ55、
光学系56、光学系57が順次に配置されており、送信
部43からの送信光ビームは偏光ビームスプリッタ55
を透過し、光学系56、光学系57を介して対向装置に
向け送光される。一方、対向装置から送光された光ビー
ムの受信光は、光学系57、光学系56を介し偏光ビー
ムスプリッタ55を反射して受信部44に導かれる。ま
た、ヘッド制御部54の出力はヘッド合波・分波部4
5、自装置状態情報変換部47、電気−光変換部48、
送信光ビーム拡がり角度可変部49にそれぞれ接続され
ている。
【0036】制御部41においては、対向設置されてい
る同一構成の装置に伝送する本信号入力部58の出力
は、本信号を効率良く伝送するための予備変調等を行う
変調部59に接続され、変調部59の出力は所定のケー
ブル42を介してヘッド部40と信号の送受を行うコン
トローラ合波・分波部60に接続されている。また、コ
ントローラ合波・分波部60の出力は、対向装置側で予
備変調等を行って伝送された信号を本信号に復調する復
調部61に接続され、復調部61の出力は本信号出力部
62に接続されている。更に、コントローラ合波・分波
部60はコントローラ制御部63に接続されており、コ
ントローラ制御部63はインタフェース部64に接続さ
れている。
【0037】なお、例えば所定のケーブル42として、
自装置から伝送する本信号の制御部41からヘッド部4
0への伝送用として、また対向装置から受信した本信号
のヘッド部40から制御部41への伝送用として、更に
ヘッド制御部54とコントローラ制御部63間の通信用
として別々のケーブル42を用意する場合には、ヘッド
合波・分波部45とコントローラ合波・分波部60と
は、それぞれ所定のブロックとスルーにより接続する。
また、自装置から伝送する本信号、対向装置から受信し
た本信号、ヘッド制御部54とコントローラ制御部63
間の通信信号を、それぞれ異なる周波数帯域の信号とし
て周波数多重を行い、所定のケーブル42を1本にする
ことも考えられる。
【0038】上述の構成により、対向装置に伝送する本
信号は本信号入力部58に入力され、変調部59で本信
号を効率良く伝送するために予備変調等が行われる。そ
の信号はコントローラ合波・分波部60、所定のケーブ
ル42、ヘッド合波−分波部45を介して合波部46に
至り、ヘッド制御部54から出力された自装置の運用中
の状態情報を自装置状態情報変換部47により本信号と
同じ光無線で送信できるように変換された出力信号と、
合波部46において合波された後に、電気−光変換部4
8で光信号に変換され、順次に送信光ビーム拡がり角度
可変部49、偏光ビームスプリッタ55、光学系56、
光学系57を介して対向装置に向け送光される。ここ
で、電気−光変換部48においては、送信光パワーと送
信する電気信号から光信号への変調度である送信信号パ
ワーを、それぞれヘッド制御部54からの指令により変
更することができる。また、送信光ビーム拡がり角度可
変部49においては、送信する光ビームの拡がり角度即
ち対向装置地点での光ビーム径を、ヘッド制御部54か
らの指令により変更することができる。
【0039】一方、対向装置から送光された光ビームの
受信光は、光学系57、光学系56を介して偏光ビーム
スプリッタ55を反射し、レンズ50で光−電気変換部
51に集光して電気信号に変換される。光電変換された
信号は、分波部53で対向装置から伝送された本信号と
対向装置状態信号に分離され、本信号は受信信号として
ヘッド合波・分波部45、所定のケーブル42、コント
ローラ合波・分波部60を介して復調部61に出力され
る。復調部61は対向装置側で予備変調等を行って伝送
されてきた信号を本信号に復調して、復調部61から本
信号出力部62に出力される。また、分波部53で分離
された対向装置状態信号はヘッド制御部54に出力さ
れ、自装置のヘッド制御部54はこの信号から対向装置
の運用中の状態を把握することができる。
【0040】また、ヘッド制御部54は自装置の運用中
の状態を、ヘッド合波・分波部45、所定のケーブル4
2、コントローラ合波・分波部60を介してコントロー
ラ制御部63に送信する。コントローラ制御部63は、
インタフェース部64を介して本信号を伝送する光無線
とは別に送信することができ、同様にインタフェース部
64を介して本信号を伝送する光無線とは別に受信し
て、対向装置の運用中の状態を把握することができる。
この対向装置の運用中の状態情報は、コントローラ制御
部63から、コントローラ合波・分波部60、所定のケ
ーブル42、ヘッド合波・分波部45を介してヘッド制
御部54に送信される。
【0041】このように、電気信号を光信号に変換して
対向装置に伝送し、対向装置からの受信光を電気信号に
変換するヘッド部40と、本信号を効率良く伝送するた
めの予備変調や復調又は信号レベルの変換等を行う制御
部41とに機能分離された双方向光空間伝送装置におい
ても、第1の実施例と全く同様の効果を得ることができ
る。なお、一般的にヘッド部40は屋外に設置され、制
御部41は屋内の装置により伝送される本信号を受け渡
しする機器の側に設置されることが多く、自制御部から
対向制御部に本信号を伝送する光無線とは別に、自ヘッ
ド部の運用中の状態情報を送信する例えば公衆回線と簡
便に接続するために、インタフェース部64を制御部4
1に設けたが、ヘッド部40にインタフェース部64を
設けてもよい。
【0042】図3は第3の実施例の構成図を示し、光ビ
ーム送信角度誤差を補正する機能を有し、送信部70、
受信部71、共通部から構成されている。送信部70に
おいては、対向設置されている同一構成の装置に伝送す
る本信号入力部72の出力は合波部73に接続され、ま
た対向装置において受信光光軸と自装置の受光部光軸と
の角度誤差を検出するために、対向装置に伝送する本信
号とは異なる周波数帯域の例えば正弦波信号を発するパ
イロット信号発生部74の出力が、自装置の運用中の状
態情報を本信号と同じ光無線により送信可能に変調する
自装置状態情報変調部75を介して合波部73に接続さ
れている。合波部73の出力は電気信号を光信号に変換
する電気−光変換部76に接続され、電気−光変換部7
6の前方にはレンズ77、光ビームの送信方向を2軸方
向に可変する光ビーム送信角度可変部78が配置されて
いる。
【0043】受信部71においては、対向設置された相
手側装置から送光された光ビームを2方向に分岐するビ
ームスプリッタ79、ビームスプリッタ79を透過した
受信光を集光するレンズ80、光信号を電気信号に変換
する光−電気変換部81が配列されている。光−電気変
換部81の出力は光電変換された信号を本信号と対向装
置状態情報に分離する分波部82に接続され、分波部8
2の出力の内、本信号は本信号出力部83に接続され、
対向装置状態信号はシステム制御部84に接続されてい
る。また、ビームスプリッタ79の反射方向には、集光
レンズ85、受信光光軸と自装置の受光部光軸との角度
誤差を検出する受信光ビーム角度誤差検出部86が配置
されており、受信光ビーム角度誤差検出部86の出力は
システム制御部84に接続されている。
【0044】共通部には、偏光ビームスプリッタ87、
光学系88、光学系89が順次に配列されており、送信
部70からの送信光ビームは偏光ビームスプリッタ87
を透過し、光学系88、光学系89を介して対向装置に
向け送光されるようになっている。一方、対向装置から
送光された光ビームの受信光は光学系89、光学系88
を透過し、偏光ビームスプリッタ87で反射されて受信
部71に導かれるようになっている。また、システム制
御部84の出力は自装置状態情報変調部75、光ビーム
送信角度可変部78、インタフェース部90にそれぞれ
接続されている。
【0045】図4は受信光ビーム角度誤差検出部86の
構成図を示す。受信光ビーム角度誤差検出部86の光−
電気変換部93は、4つの象限にそれぞれ同じ特性の光
検出器93a〜93dが配置されている。光検出器93
a〜93dの出力はそれぞれ負荷インピーダンス94a
〜94dに接続され、負荷インピーダンス94a〜94
dの出力は、対向装置から送光された受信光中のパイロ
ット信号分のみを検出し、受信したパイロット信号パワ
ーに応じた電圧値を出力するパイロット信号検出器95
a〜95dに接続されている。パイロット信号検出器9
5a〜95dの出力は、X方向の受信光ビーム誤差電圧
を演算する加減算器を介してX方向角度誤差量出力部9
6と、Y方向の受信光ビーム誤差電圧を演算する加減算
器を介してY方向角度誤差量出力部97とにそれぞれ接
続されている。
【0046】上述の構成により、対向装置に伝送する本
信号は本信号入力部72に入力され、システム制御部8
4から出力された自装置の運用中の状態情報を、自装置
状態情報変調部75において本信号と同じ光無線で送信
できるように変換した後に、この出力信号と本信号は合
波部73で合波され、電気−光変換部76で光信号に変
換され、順次にレンズ77、光ビーム送信角度可変部7
8、偏光ビームスプリッタ87、光学系88、光学系8
9を介して対向装置に向け送光される。このとき、光ビ
ーム送信角度可変部78はシステム制御部84からの指
令に従ってその送光方向を決定する。
【0047】一方、対向装置から送光されてきた光ビー
ムの受信光は、光学系89、光学系88を介して偏光ビ
ームスプリッタ87で反射し、更にビームスプリッタ7
9で2方向に分岐される。ビームスプリッタ79を透過
した受信光は、レンズ80で光−電気変換部81に集光
して電気信号に変換される。光電変換された信号は、分
波部82で対向装置から伝送された本信号と対向装置状
態信号に分離され、本信号は受信信号として本信号出力
部83から出力される。一方、対向装置状態信号はシス
テム制御部84に出力され、自装置のシステム制御部8
4はこの信号から対向装置の運用中の状態を把握する。
【0048】なお、対向装置状態信号の検出は光−電気
変換部81でなく、受信光ビーム角度誤差検出部86で
行ってもよい。また、システム制御部84は自装置の運
用中の状態を、インタフェース部90を介して本信号を
伝送する光無線とは別に送信することができ、同様にイ
ンタフェース部90を介して本信号を伝送する光無線と
は別に受信して、対向装置の運用中の状態を把握するこ
とができる。
【0049】ここで、光−電気変換部81と受信光ビー
ム角度誤差検出部86の光軸は、予め装置内で一致する
ように調整されているので、受信光ビーム角度誤差検出
部86の光−電気変換部93への受信光スポットが中心
にきていれば、光−電気変換部81も最適の状態で受信
していることになる。即ち、受信光ビーム角度誤差検出
部86上の受信光スポットの光強度分布が均一であれ
ば、各光検出器93a〜93dの受信レベルが同一のと
きに、光−電気変換部81の中心で受信されていること
が分かる。従って、集光レンズ85の焦点距離及び受信
光ビーム角度誤差検出部86の光−電気変換部93上の
受信光スポット径が分かっていれば、加減算器を介して
演算したX方向角度誤差量出力部96からのX方向の受
信光ビーム誤差電圧と、Y方向角度誤差量出力部97か
らのY方向の受信光ビーム誤差電圧とを基に、受信光ビ
ーム角度誤差量を換算することができる。生成した受信
光ビーム角度誤差情報は、システム制御部84に出力さ
れる。
【0050】このようにして、状態情報として対向装置
の受信光ビーム角度誤差情報が分かると、自装置へ風や
振動等の外的要因が加わって、対向装置に対して自装置
の送光方向が最適でなくなったことを認識することがで
き、システム制御部84は光ビーム送信角度可変部78
に指令を出して、対向装置の受信光ビーム角度誤差を補
正するように、その送光方向を変化させる操作を対向す
る両装置それぞれにおいて行うことによって、常に安定
した双方向光空間伝送を行うことができる。
【0051】この結果、装置内での送信部光軸と受信部
光軸のアライメント調整が必要なくなり、送信部光軸と
受信部光軸とのオフセットのアライメント誤差を抱える
ことがなくなるので、光ビーム送信角度誤差を補正する
機能を有する信頼性の高い双方向光空間伝送装置が得ら
れる。なお、光学系88、光学系89を送信光と受信光
で共用して偏光ビームスプリッタ87により分離してい
るが、対向装置に対して送光、受光を別の光学系で行う
ことによって偏光ビームスプリッタ87を省くように構
成してもよい。
【0052】本実施例においても、自装置の運用中の状
態情報を通常時は本信号と同じ光無線で送信し、運用中
の視程や設置状態の変化によって光無線による正常な通
信が行えないか又はその可能性がある場合に、即ち受信
側において対向装置の運用中の状態情報信号を正確に再
生するために必要な所要受信信号パワーを確保できない
か又はその可能性がある場合にのみ、光無線とは別に送
信する手段を利用するようにして、効率的な回線使用を
実施することができる。
【0053】また、自装置の運用中の状態情報を、本信
号と同じ光無線及びこの光無線とは別手段による複数ル
ートで、対向装置に常に送信することによって、状態情
報の通信に対して高い信頼性を得ることができる。ま
た、光無線による正常な通信が行えないか又はその可能
性がある場合には、光無線とは別に送信する手段、例え
ば公衆回線を自動発呼により回線接続を行うが、このと
き接続に要する時間が状態情報の送信ができない時間帯
となることがないように、常に複数ルートで送信してお
くことは有効である。
【0054】更には、対向装置に送信する状態情報を内
容によって、本信号と同じ光無線で送信する項目と、光
無線とは別に送信する項目の2つに分離して、常に複数
ルートで送信することが考えられる。例えば、装置に加
わる風や振動等に起因する受信光光軸と自装置の受光部
光軸との角度誤差情報は変化が激しいので、本信号と同
じ光無線で送信し、降雪や降雨、霧等に起因する受信光
パワーや受信信号パワー情報の変化は緩慢なので光無線
とは別に送信する。そして、本信号と同じ光無線による
正常な通信が行えないか又はその可能性がある場合に
は、光無線で送信していた状態情報をその光無線とは別
に送信するように切換える。
【0055】このとき、光無線とは別に送信する状態情
報量が増加するが、その伝送速度を早くする方法や、状
態情報に優先順位を付して、本信号と同じ光無線で送信
できない場合は、対向装置に送信する状態情報を制限す
る方法などが考えられる。このように、対向装置に送信
する状態情報を、内容によって本信号と同じ光無線で送
信する項目と光無線とは別に送信する項目に2分して、
常に複数ルートで送信することにより、本信号と同じ光
無線で送信する状態情報量を少なくすることができ、光
無線での本信号の伝送帯域に対する影響を可能な限り減
少させることができる。
【0056】なお、本実施例もヘッド部と制御部に機能
分離されている双方向光空間伝送装置に適用することが
でき、また運用中の状態情報として受信光パワーや受信
信号パワーを送信して、図1の操作を同時に行うことが
可能である。更に、自装置の運用中の状態情報を本信号
と同じ光無線で送信する方法や、自装置の運用中の状態
情報を本信号を伝送する光無線とは別に送信する方法も
同様に行うことができる。
【0057】図5は第4の実施例の構成図を示し、自装
置の運用中の状態情報を対向装置に対して本信号と同じ
光無線で送信する手段と、光無線とは別に送信する手段
と、対向装置から伝送される本信号と同じ光無線で送信
された対向装置の運用中の状態情報信号を受信して認識
する手段と、光無線とは別に送信された対向装置の運用
中の状態情報信号を受信して認識する手段と、対向装置
の運用中の状態情報を基に自装置の運用中の設定を変更
する手段とを備え、光ビーム送信角度を調整可能な双方
向光空間伝送装置100に対して、複数台の同様の双方
向光空間伝送装置101〜103が対向配置されてい
る。
【0058】装置101が装置100と本信号の送受を
行う場合には、装置101は装置100に向けて送光す
ると共に、本信号を伝送する光無線とは別に送信する手
段である公衆回線104によって、自装置101の運用
中の状態情報をID情報などと共に装置100に送信す
る。それを受けた装置100は装置101の設置方向が
分かっていれば、光ビーム送信角度を制御して装置10
1に向け送光する。この結果、装置100と装置101
は互いに向き合い、互いに自装置の運用中の状態情報
を、対向設置されている装置に本信号と同じ光無線によ
り送信することができ、上述と同様の効果を得ることが
できる。
【0059】ここで、対向設置されている装置に対し
て、本信号を伝送する光無線とは別に、自装置の運用中
の状態情報を送信する回線接続が終了しても、他の装置
からの要求を拒否する意味で接続したままにしておいて
も支障はない。装置101からの要求が終了すれば、他
の装置102からの要求により同様の操作で光無線によ
る通信を行う。更に、装置100から装置103に接続
要求を発することも可能で、このようにして複数対複数
の装置間で同様の動作を行うことができる。
【0060】本実施例の双方向光空間伝送装置において
は、所定の装置間で運用中の降雨や降雪、霧等による視
程の変化や他装置との通信を行っている等の理由から、
所望の光無線での通信が行えない場合でも、対向装置に
対して本信号を伝送する光無線とは別に自装置の運用中
の状態情報を送信する手段を有することにより、互いに
状態情報の送受を行うことができるので、光無線通信の
復帰や開設を容易に行うことができ、トラブルのない双
方向通信を効率的に実施することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る双方向
光空間伝送装置は、対向装置の運用中の状態情報を本信
号と同じ光無線により受信する手段と、この光無線とは
別の手段により受信する手段を有し、状態情報を基に自
装置の運用時の設定条件を変更可能としたことにより、
運用中の降雨や降雪、霧等による視程や設置状態の変化
により、受信側において対向装置の運用中の状態情報信
号を正確に再生するために必要な所要受信信号パワーを
確保できず、光無線による正常な通信が行えない場合に
は、光無線とは別に送信する手段を利用することによっ
て、効率的な回線使用を実施することができ、光無線通
信への復帰を容易に行うことが可能となる。
【0062】また、本発明に係る双方向光空間伝送装置
は、ヘッド部と制御部とが機能分離され、自ヘッド部と
対向ヘッド部を本信号と同じ光無線で送受信を行い、自
コントロール部と対向コントロール部を光無線とは別手
段により送受信し、対向ヘッド部の運用中の状態情報を
基に自ヘッド部の運用時の設定条件を変更するようにし
たことにより、屋外に設置された自ヘッド部と対向ヘッ
ド部において本信号を伝送する光無線で通信が行えない
場合に、自動的に公衆回線を接続して自コントロール部
と対向コントロール部間の通信を行い、自ヘッド部の運
用中の状態情報を対向ヘッド部に送信することができる
ので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の双方向光空間伝送装置の構成図
である。
【図2】第2の実施例の構成図である。
【図3】第3の実施例の構成図である。
【図4】受信光ビーム角度誤差検出部の構成図である。
【図5】第4の実施例の構成図である。
【図6】従来例の光空間伝送の説明図である。
【図7】光ビーム径と受光径の説明図である。
【図8】双方向光空間伝送装置の構成図である。
【符号の説明】
20、43、70 送信部 21、44、71 受信部 23、46、73、82 合波部 24、47、59、75 変調部 26、49、78 送信光ビーム拡がり角度可変部 29、53、82 分波部 31、84 システム制御部 32、55、79、87 偏光ビームスプリッタ 35、64、90 インタフェース部 40 ヘッド部 41 制御部 45 ヘッド合波・分波部 54 ヘッド制御部 60 コントローラ合波・分波部 61 復調部 63 コントローラ制御部 74 パイロット信号発生部 86 受信光ビーム角度誤差検出部

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の距離を隔てて対向配置し、光無線
    により所望の本信号の伝送を行う双方向光空間伝送装置
    において、自装置の運用中の状態情報を対向設置した同
    一構成の対向装置に前記本信号と同じ前記光無線により
    送信する手段と、前記光無線とは別に送信する手段と、
    前記対向装置から伝送される前記本信号と同じ前記光無
    線による前記対向装置の運用中の状態情報信号を受信し
    て認識する手段と、前記光無線とは別に送信された前記
    対向装置の運用中の状態情報信号を受信して認識する手
    段と、前記対向装置の運用中の状態情報を基に前記自装
    置の運用時の設定条件を変更する手段とを備えたことを
    特徴とする双方向光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記自装置の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線及び前記光無線とは別手段の複
    数ルートにより常に前記対向装置に送信し、前記対向装
    置の運用中の状態情報は、前記本信号と同じ前記光無線
    及び前記光無線とは別手段の複数ルートにより、常に前
    記対向装置から送信された信号を受信して認識する請求
    項1に記載の双方向光空間伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記自装置の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線により常に前記対向装置に送信
    し、前記自装置の運用中の状態情報を前記対向装置が正
    常に認識できないか又はその可能性があることを判断し
    たときは、前記光無線とは別手段により前記対向装置に
    送信を開始し、前記対向装置の運用中の状態情報は、前
    記本信号と同じ前記光無線又は前記光無線とは別手段に
    より、前記対向装置から送信された信号を受信して認識
    する請求項1に記載の双方向光空間伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記自装置の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線により常に前記対向装置に送信
    し、前記自装置の運用中の状態情報を前記対向装置が正
    常に認識できないか又はその可能性があることを判断し
    たときは、前記光無線と別手段による前記対向装置に送
    信を開始し、前記自装置の運用中の状態情報を前記対向
    装置が正常に認識できたと判断した時点で、前記光無線
    と別手段による前記対向装置に対する送信を終了し、前
    記対向装置の運用中の状態情報は、前記本信号と同じ前
    記光無線又は前記光無線とは別手段により前記対向装置
    から送信された信号を受信して認識する請求項1又は3
    に記載の双方向光空間伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記自装置の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線により常に前記対向装置に送信
    し、前記対向装置が前記自装置の運用中の状態情報を正
    常に認識できないか又はその可能性があることを判断し
    たときは、前記光無線とは別手段により前記対向装置に
    送信を開始し、前記対向装置の運用中の状態情報は、前
    記本信号と同じ前記光無線又は前記光無線とは別手段に
    より、前記対向装置から送信された信号を受信して認識
    する請求項1に記載の双方向光空間伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記自装置の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線により常に前記対向装置に送信
    し、前記対向装置が前記自装置の運用中の状態情報を正
    常に認識できないか又はその可能性があることを判断し
    たときは、前記光無線とは別手段により前記対向装置に
    送信を開始し、前記対向装置が正常に認識できたと判断
    した時点で、前記光無線と別手段による前記対向装置に
    対する送信を終了し、前記対向装置の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線又は前記光無線とは別
    手段により、前記対向装置から送信された信号を受信し
    て認識する請求項1又は5に記載の双方向光空間伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記自装置の運用中の状態情報は、受信
    光パワー、受信信号パワー、受信光光軸と自装置の受光
    部光軸との角度誤差の内の少なくとも1つとした請求項
    1〜6の何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送
    装置。
  8. 【請求項8】 前記対向装置の運用中の状態情報に基づ
    いて変更する前記自装置の運用時の設定条件は、光ビー
    ム送信角度、送信光ビーム拡がり角度、送信光パワー、
    送信信号パワーの内の少なくとも1つとした請求項1〜
    7の何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装
    置。
  9. 【請求項9】 前記本信号と同じ前記光無線により送信
    する前記自装置の運用中の状態情報は、前記対向装置に
    伝送する前記本信号とは異なる周波数帯域の信号とし
    て、前記対向装置に前記本信号と同じ前記光無線により
    送信し、前記対向装置の運用中の状態情報は、前記対向
    装置から伝送する前記本信号とは異なる周波数帯域の信
    号として、前記対向装置から同じ前記光無線により送信
    された信号により認識する請求項1〜8の何れか1つの
    請求項に記載の双方向光空間伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記本信号と同じ前記光無線により送
    信する前記自装置の運用中の状態情報は、デジタル信号
    の形で前記対向装置に伝送された前記本信号と時分割多
    重された後に、前記対向装置に前記本信号と同じ前記光
    無線により送信し、前記対向装置の運用中の状態情報
    は、前記対向装置から伝送された前記本信号と時分割多
    重され、前記対向装置から前記本信号と同じ前記光無線
    によって送信された信号により認識する請求項1〜8の
    何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装置。
  11. 【請求項11】 受信光光軸と前記自装置の受光部光軸
    との角度誤差を検出するために、前記対向装置に伝送す
    る前記本信号とは異なる周波数帯域の例えば正弦波であ
    る狭帯域信号を送信側で重畳する双方向光空間伝送装置
    において、前記本信号と同じ前記光無線により送信する
    前記自装置の運用中の状態情報は、前記狭帯域信号を変
    調して前記対向装置に送信し、前記対向装置の運用中の
    状態情報は、前記対向装置からの前記狭帯域信号を復調
    して認識する請求項1〜8の何れか1つの請求項に記載
    の双方向光空間伝送装置。
  12. 【請求項12】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自装置の運用中の状態情報
    は、公衆回線又は私設回線を介して送信する請求項1〜
    11の何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装
    置。
  13. 【請求項13】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自装置の運用中の状態情報
    は、電波により無線で送信する請求項1〜11の何れか
    1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自装置の運用中の状態情報
    は、前記本信号を伝送する前記光無線とは別の光無線手
    段により送信する請求項1〜11の何れか1つの請求項
    に記載の双方向光空間伝送装置。
  15. 【請求項15】 電気信号を光信号に変換して対向装置
    に伝送し、該対向装置からの受信光を電気信号に変換す
    る送受光部であるヘッド部と、本信号を効率良く伝送す
    るための予備変調や復調又は信号レベルの変換を行う信
    号処理部である制御部とに機能分離され、所定の距離を
    隔てて対向配置して光無線により前記本信号の伝送を行
    う双方向光空間伝送装置において、自ヘッド部の運用中
    の状態情報を対向ヘッド部に前記本信号と同じ前記光無
    線により送信する手段と、前記自ヘッド部の運用中の状
    態情報を自制御部に送信する手段と、前記自制御部から
    対向制御部に前記本信号を伝送する前記光無線とは別に
    送信する手段と、前記対向ヘッド部から伝送される前記
    本信号と同じ前記光無線により送信された前記対向ヘッ
    ド部の運用中の状態情報信号を受信して認識する手段
    と、前記対向制御部から前記自制御部に前記本信号を伝
    送する前記光無線とは別に送信された前記対向ヘッド部
    の運用中の状態情報信号を受信する手段と、前記対向ヘ
    ッド部の運用中の状態情報信号を前記自制御部から前記
    自ヘッド部に送信し、前記対向ヘッド部の運用中の状態
    情報信号を前記自ヘッド部において受信して認識する手
    段と、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報に基づいて
    前記自ヘッド部の運用時の設定条件を変更する手段とを
    備えたことを特徴とする双方向光伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線及び前記制御部を経由
    した前記光無線とは別手段の複数ルートにより常に前記
    対向ヘッド部に送信し、前記対向ヘッド部の運用中の状
    態情報は、前記本信号と同じ前記光無線及び前記制御部
    を経由した前記光無線とは別手段の複数ルートにより、
    常に前記対向ヘッド部から送信された信号を受信して前
    記自ヘッド部において認識する請求項15に記載の双方
    向光空間伝送装置。
  17. 【請求項17】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線により常に前記対向ヘ
    ッド部に送信し、前記自ヘッド部の運用中の状態情報を
    前記対向ヘッド部が正常に認識できないか又はその可能
    性があることを判断したときは、前記制御部を経由して
    前記光無線とは別手段により前記対向ヘッド部に送信を
    開始し、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線又は前記制御部を経由した前記
    光無線とは別手段により、前記対向ヘッド部から送信さ
    れた信号を受信して前記自ヘッド部において認識する請
    求項15に記載の双方向光空間伝送装置。
  18. 【請求項18】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線により常に前記対向ヘ
    ッド部に送信し、前記自ヘッド部の運用中の状態情報を
    前記対向ヘッド部が正常に認識できないか又はその可能
    性があることを判断したときは、前記制御部を経由した
    前記光無線とは別手段により、前記対向ヘッド部に送信
    することを開始し、前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    を前記対向ヘッド部が正常に認識できたと判断した時点
    で、前記制御部を経由した前記光無線とは別手段により
    前記対向ヘッド部への送信を終了し、前記対向ヘッド部
    の運用中の状態情報は、前記本信号と同じ前記光無線又
    は前記制御部を経由した前記光無線とは別手段により、
    前記対向ヘッド部から送信された信号を受信して前記自
    ヘッド部において認識する請求項15又は17に記載の
    双方向光空間伝送装置。
  19. 【請求項19】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線により常に前記対向ヘ
    ッド部に送信し、前記自ヘッド部の運用中の状態情報を
    前記対向ヘッド部が正常に認識できないか又はその可能
    性があることを判断したときは、前記制御部を経由した
    前記光無線とは別手段により前記対向ヘッド部に送信を
    開始し、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報は、前記
    本信号と同じ前記光無線又は前記制御部を経由した前記
    光無線とは別手段により、前記対向ヘッド部から送信さ
    れた信号を受信して前記自ヘッド部において認識する請
    求項15に記載の双方向光空間伝送装置。
  20. 【請求項20】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記本信号と同じ前記光無線により常に前記対向ヘ
    ッド部に送信し、前記自ヘッド部の運用中の状態情報を
    前記対向ヘッド部が正常に認識できないか又はその可能
    性があることを判断したときは、前記制御部を経由した
    前記光無線とは別手段により前記対向ヘッド部に送信を
    開始し、前記対向ヘッド部が正常に認識できたと判断し
    た時点で、前記制御部を経由した前記光無線とは別手段
    により前記対向ヘッド部に対する送信を終了し、前記対
    向ヘッド部の運用中の状態情報は、前記本信号と同じ前
    記光無線又は前記制御部を経由した前記光無線とは別手
    段により、前記対向ヘッド部から送信された信号を受信
    して前記自ヘッド部において認識する請求項15又は1
    9に記載の双方向光空間伝送装置。
  21. 【請求項21】 前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、受信光パワー、受信信号パワー、受信光光軸と前記
    自ヘッド部の受光部光軸との角度誤差の内の少なくとも
    1つとした請求項15〜20の何れか1つの請求項に記
    載の双方向光空間伝送装置。
  22. 【請求項22】 前記対向ヘッド部の運用中の状態情報
    に基づいて変更する前記自ヘッド部の運用時の設定条件
    は、光ビーム送信角度、送信光ビーム拡がり角度、送信
    光パワー、送信信号パワーの内の少なくとも1つとした
    請求項15〜21の何れか1つの請求項に記載の双方向
    光空間伝送装置。
  23. 【請求項23】 前記本信号と同じ前記光無線により送
    信する前記自ヘッド部の運用中の状態情報は、前記対向
    ヘッド部に前記本信号とは異なる周波数帯域の信号とし
    て、前記対向ヘッド部に前記本信号と同じ光無線により
    送信し、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報は、前記
    対向ヘッド部から伝送する前記本信号とは異なる周波数
    帯域の信号として、前記対向ヘッド部から同じ前記光無
    線により送信された信号により前記自ヘッド部において
    認識する請求項15〜22の何れか1つの請求項に記載
    の双方向光空間伝送装置。
  24. 【請求項24】 前記本信号と同じ前記光無線により送
    信する前記自ヘッド部の運用中の状態情報は、デジタル
    信号の形で前記自ヘッド部において前記対向ヘッド部に
    伝送された前記本信号と時分割多重された後に、前記対
    向ヘッド部に前記本信号と同じ前記光無線により送信
    し、前記対向ヘッド部の運用中の状態情報は、前記対向
    ヘッド部から伝送された前記本信号と時分割多重され、
    前記対向ヘッド部から前記本信号と同じ前記光無線によ
    って送信された信号により前記自ヘッド部において認識
    する請求項15〜22の何れか1つの請求項に記載の双
    方向光空間伝送装置。
  25. 【請求項25】 前記本信号と同じ前記光無線により送
    信する前記自ヘッド部の運用中の状態情報は、前記自ヘ
    ッド部から前記自制御部に送信され、デジタル信号の形
    で前記自制御部において前記対向ヘッド部に伝送された
    前記本信号と時分割多重された後に、前記対向ヘッド部
    に前記本信号と同じ前記光無線により送信し、前記対向
    ヘッド部の運用中の状態情報は、前記対向ヘッド部から
    伝送された前記本信号と時分割多重され、前記対向ヘッ
    ド部から前記本信号と同じ前記光無線により送信された
    信号によって前記自制御部において検出した後に、前記
    自ヘッド部に送信して前記自ヘッド部において認識する
    請求項15〜22の何れか1つの請求項に記載の双方向
    光空間伝送装置。
  26. 【請求項26】 受信光光軸と前記自ヘッド部の受光部
    光軸との角度誤差を検出するために、前記対向ヘッド部
    に伝送する前記本信号とは異なる周波数帯域の正弦波で
    ある狭帯域信号を送信側で重畳する双方向光空間伝送装
    置において、前記本信号と同じ前記光無線により送信す
    る前記自ヘッド部の運用中の状態情報は、前記狭帯域信
    号を変調して前記対向ヘッド部に送信し、前記対向ヘッ
    ド部の運用中の状態情報は、前記対向ヘッド部からの前
    記狭帯域信号を復調して前記自ヘッド部において認識す
    る請求項15〜22の何れか1つの請求項に記載の双方
    向光空間伝送装置。
  27. 【請求項27】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自ヘッド部の運用中の状態情
    報は、前記自ヘッド部から前記自制御部に送信された後
    に、前記自制御部から公衆回線又は私設回線を介して前
    記対向制御部に送信する請求項15〜26の何れか1つ
    の請求項に記載の双方向光空間伝送装置。
  28. 【請求項28】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自ヘッド部の運用中の状態情
    報は、前記自ヘッド部から電波により無線で送信する請
    求項15〜26の何れか1つの請求項に記載の双方向光
    空間伝送装置。
  29. 【請求項29】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自ヘッド部の運用中の状態情
    報は、前記自ヘッド部から前記自制御部に送信された後
    に、前記自制御部から電波により無線で送信する請求項
    15〜26の何れか1つの請求項に記載の双方向光空間
    伝送装置。
  30. 【請求項30】 前記本信号を伝送する前記光無線とは
    別手段により送信する前記自ヘッド部の運用中の状態情
    報は、前記自ヘッド部から前記本信号を伝送する前記光
    無線とは別の光無線手段により送信する請求項15〜2
    6の何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装
    置。
  31. 【請求項31】 前記本信号を伝送する光無線とは別手
    段により送信する前記自ヘッド部の運用中の状態情報
    は、前記自ヘッド部から前記自制御部に送信された後
    に、前記自制御部から前記本信号を伝送する前記光無線
    とは別の光無線手段により送信する請求項15〜26の
    何れか1つの請求項に記載の双方向光空間伝送装置。
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