JP2594191B2 - 移動通信方式 - Google Patents

移動通信方式

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JP2594191B2
JP2594191B2 JP3249471A JP24947191A JP2594191B2 JP 2594191 B2 JP2594191 B2 JP 2594191B2 JP 3249471 A JP3249471 A JP 3249471A JP 24947191 A JP24947191 A JP 24947191A JP 2594191 B2 JP2594191 B2 JP 2594191B2
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optical
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隆太郎 大本
裕幸 大塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型軽量の携帯型移動機
端末を用いた無線通信に利用する。特に、基地局と移動
機との間で同一周波数を用いて通信を行う移動通信方式
に関する。さらに詳しくは、基地局におけるダイバーシ
チ受信またはダイバーシチ送受信に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例の移動通信方式を示すブロ
ック構成図である。一般に移動通信方式では、無線ゾー
ン1に対して一以上の基地局2′が設けられ、この基地
局2′を介して無線ゾーン1内の移動機端末4が公衆網
に接続される。基地局2′には複数のアンテナ5、6が
設けられ、その中から移動機端末4との間の通信状態が
良好なものが選択して使用される。すなわち、アンテナ
5による受信信号は送受分離器7および増幅器10を介
して復調器18に供給され、アンテナ6の受信信号は送
受分離器8および増幅器9を介して復調器17に供給さ
れる。復調器17、18の復調出力は、それぞれ分波器
34、35を介してスイッチ19に供給されるととも
に、誤り率比較器32に供給される。誤り率比較器32
は、二つの復調出力の誤り率を比較し、最も誤り率の低
い復調信号が出力されるようにスイッチ19を制御する
と共に、送信アンテナ選択スイッチ30を制御して、送
信用のアンテナを選択する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の移
動通信方式では、複数のアンテナでそれぞれ受信した無
線信号をそれぞれ復調し、各アンテナの受信信号の誤り
率を比較した後に、複数のアンテナの中から最も誤り率
の低い受信信号が得られるものを送信アンテナに選択し
ていた。
【0004】ここで問題となるのは、近年になって小型
軽量の携帯型移動機端末が普及し、個々の無線ゾーンを
縮小してサービスゾーン内に多数の無線ゾーンを設ける
ようになっていることである。すなわち、基地局数が増
加し、基地局の小型化、簡易化が課題となっている。
【0005】本発明は、このような課題を解決し、小型
で簡易な構成の基地局を用いた移動通信方式を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信方式
は、無線ゾーン内の移動機端末との間で無線通信を行う
基地局を備え、この基地局には、複数のアンテナと、こ
の複数のアンテナのうちのいずれか一以上を選択する手
段とが設けられた移動通信方式において、基地局の複数
毎について集中制御を行う集中基地局を設け、基地局の
アンテナ受信信号に関する情報をその基地局を制御する
集中基地局に伝達する手段を備え、集中基地局には、基
地局からの情報に基づき受信品質のよいアンテナを判定
する手段と、この判定する手段の出力をその基地局の選
択する手段に伝達する手段とを含むことを特徴とする。
【0007】集中基地局に伝達する手段は、電気信号に
より伝達する構成でもよいが、光信号で伝達することが
望ましい。すなわち、基地局においてアンテナ受信信号
を光信号に変換する電気光変換器と、この電気光変換器
の出力を集中基地局に伝達する光ファイバと、この光フ
ァイバにより伝達された光信号を電気信号に変換する光
電気変換器とを含むことが望ましい。
【0008】集中基地局にはさらに、基地局における受
信信号を復調する手段を含むことが望ましい。すなわ
ち、アンテナの受信信号を増幅して電気信号で、または
その電気信号を光信号に変換して集中基地局に転送し、
集中基地局でその信号を復調することが望ましい。
【0009】復調する手段はアンテナごとに別々に受信
信号を復調する複数の復調器を含み、判定手段はそれぞ
れのアンテナの受信信号レベルまたは復調されたベース
バンド信号の誤り率を比較する手段を含み、基地局の選
択する手段は送信アンテナを選択して切り替える手段を
含むことが望ましい。
【0010】また、これとは別に、復調する手段は一つ
の基地局に対して一つのアンテナの受信信号を復調する
復調器を含み、判定手段は復調器に入力される受信信号
レベルまたは復調器の出力ベースバンド信号の誤り率が
あらかじめ定められたレベルを越えているか否かを判断
する手段を含み、基地局の選択する手段は受信アンテナ
を切り替えてその受信信号を集中基地局に転送する手段
を含むこともできる。この場合、同じアンテナを送信に
も使用することが望ましい。
【0011】
【作用】基地局におけるダイバーシチ受信またはダイバ
ーシチ送受信の制御をその基地局とは別に設けた集中制
御局で行う。すなわち、基地局では受信信号を増幅して
そのまま、または復調して、電気信号のまま、または光
信号に変換して集中基地局に伝達する。集中基地局で
は、その信号のうち受信品質の良好なものを選択する。
また、このとき、受信品質のよいアンテナを判定し、そ
のアンテナを経由して送信するように基地局を制御す
る。これとは別に、基地局では一つのアンテナの受信信
号のみを集中制御局に送り、集中制御局ではその受信信
号の受信品質が劣化したときに別のアンテナを用いるよ
うに基地局を制御することもできる。
【0012】このうように、基地局におけるアンテナの
選択を集中基地局から制御するので、基地局では受信レ
ベルや誤り率を判定する必要がなく、その構成が簡単化
される。さらに受信信号を集中基地局で復調する場合に
は、基地局の構成がさらに簡単となる。
【0013】
【実施例】図1は本発明第一実施例の移動通信方式を示
すブロック構成図である。
【0014】この実施例は、無線ゾーン1内の移動機端
末4との間で無線通信を行う基地局2を備え、この基地
局2には、複数のアンテナ5、6と、この複数のアンテ
ナ5、6のうちのいずれか一以上を選択する手段として
の送信アンテナ選択スイッチ30とが設けられる。ここ
で本実施例の特徴とするところは、基地局2の複数毎
(図では一つのみを示す)について集中制御を行う集中
基地局3を設け、基地局2のアンテナ受信信号に関する
情報をその基地局2を制御する集中基地局に伝達する手
段として基地局2には電気光変換器11、12、集中基
地局3には光電気変換器15、16、そしてこれらを接
続する光ファイバ13、14を備え、集中基地局3に
は、基地局2かさの情報に基づき受信品質のよいアンテ
ナを判定する手段として誤り率比較器32を備え、この
誤り率比較器32の出力をその基地局2の送信アンテナ
選択スイッチ30に伝達する手段として変調器20を備
える。
【0015】さらに詳しく構成を説明すると、基地局2
には、無線ゾーン1内の移動機端末4との間で無線伝送
路を形成するアンテナ5、6と、このアンテナ5、6に
それぞれ接続された送受分離器7、8と、この送受分離
器7、8からの受信信号をそれぞれ増幅する増幅器9、
10と、この増幅器9、10の出力信号をそれぞれ光信
号に変換する電気光変換器11、12と、下り方向の光
ファイバ24に伝送された光信号を電気信号に変換する
電気光変換器25と、この電気光変換器25から出力さ
れた変調信号を分波する分波器26と、この分波器26
の出力の一方が供給される帯域通過フィルタ28と、分
波器26の出力の他方が供給されそれに含まれるパイロ
ット信号を除去する高域通過フィルタ27と、帯域通過
フィルタ28の出力を復調する復調器29と、この復調
器29の出力信号が制御信号として供給され高域通過フ
ィルタ27の出力信号を送受分離器7、8のいずれかに
供給する送信アンテナ選択スイッチ30とを備える。
【0016】また、集中基地局3には、光ファイバによ
り伝送された光信号をそれぞれ電気信号に変換する光電
気変換器15、16と、この光電気変換器15、16か
ら出力された信号を復調する復調器17、18と、この
復調器17、18の出力をそれぞれ分波する分波器3
4、35と、この分波器34、35の出力が供給され両
者の誤り率を比較する誤り率比較器32と、この誤り率
比較器32の出力する制御信号により分波器34、35
の一方の出力をインタフェイス盤31に供給するスイッ
チ19と、誤り率比較器32から出力されたアンテナ選
択信号をパイロット信号に変換する変調器20と、イン
タフェイス盤31からの信号を変調する変調器21と、
変調器20の出力と変調器21の出力とを結合する結合
器22と、この結合器22から出力された電気信号を光
信号に変換する電気光変換器23とを備える。
【0017】基地局2のアンテナ5、6は移動機端末4
からの無線信号を受信し、その受信信号をそれぞれ送受
分離器7、8を介して増幅器9、10に供給する。増幅
器9、10はそれぞれの受信信号レベルを調整し、それ
ぞれ電気光変換器11、12に供給する。電気光変換器
11、12は電気信号を光信号に変換し、その光信号を
それぞれ光ファイバ13、14を介して集中基地局3に
転送する。
【0018】集中基地局3では、光電気変換器15、1
6により光ファイバ13、14からの光信号をそれぞれ
電気信号に変換し、その出力をそれぞれ復調器17、1
8に入力してそれぞれのベースバンド信号を再生する。
復調器17、18の出力は、分波器34、35を介し
て、誤り率比較器32と、スイッチ19とに供給され
る。誤り率比較器32は、復調器17と18との出力信
号の誤り率を比較し、誤り率の低い方の復調出力をイン
タフェイス盤31に供給するように、スイッチ19に制
御信号を出力する。誤り率比較器32はまた、誤り率の
低い方の受信経路のアンテナを送信アンテナ選択するよ
うに、変調器20に送信アンテナ選択信号を出力する。
変調器20は、アンテナ選択信号をパイロット信号に変
換し、変調器21から出力されるインタフェイス盤31
からの無線チャネル信号と共に結合器22に入力する。
結合器22から出力された電気信号は、電気光変換器2
3により光信号に変換され、光ファイバ24を経由して
基地局2に転送される。
【0019】基地局2では、光ファイバ24からの光信
号を光電気変換器25で電気信号に再変換し、その出力
を分波器26を介して高域通過フィルタ27と帯域通過
フィルタ28とに供給する。高域通過フィルタ27は、
パイロット信号を除去して変調器21からの変調信号を
抽出し、それを送信アンテナ選択スイッチ30に供給す
る。帯域通過フィルタ28は逆にパイロット信号を抽出
し、それを復調器29に供給する。復調器29は送信ア
ンテナ選択信号を再生し、それを送信アンテナ選択スイ
ッチ30に供給する。送信アンテナ選択スイッチ30
は、誤り率の低い方の受信経路のアンテナに接続された
送受分離器7または8に、高域通過フィルタ27の出力
信号を供給する。送受分離器7、8はそれぞれアンテナ
5、6に接続されており、選択された送受分離器7また
は8に接続されたアンテナ5または6から無線チャネル
信号を移動機端末4へ送信する。
【0020】図2は本発明の第二実施例の移動通信方式
を示すブロック構成図である。
【0021】この実施例は、受信信号および受信アンテ
ナの選択条件として受信信号レベルを用いる点が第一実
施例と異なる。すなわち、集中基地局3内において、光
電気変換器15、16の出力信号レベルの高い方を受信
信号として選択し、その光電気変換器15または16を
含む受信経路のアンテナ5または6を送信アンテナに選
択する。受信信号レベルの比較を復調器の前段で行うこ
とができるので、第一実施例に比較して、集中基地局3
に設置する復調器の数を1台に減らすことができる。
【0022】以上の実施例では、受信品質を誤り率か受
信レベルで比較判断していたが、信号対雑音比を測定す
るなど他の方法により受信品質を判断しても本発明を同
様に実施できる。
【0023】また、アンテナ5、6の受信信号をすべて
集中基地局3に転送するのではなく、一つのアンテナ5
または6の受信信号のみを集中基地局3に転送し、集中
基地局3ではその信号レベルまたは誤り率があらかじめ
定められたレベル以下となったときに、それを基地局2
側に通知して受信アンテナを切り替える構成とすること
もできる。その場合には、復調器29の出力により、選
択されたアンテナ5または6に対応する増幅器10また
は9、電気光変換器12または11の一方の系のみを動
作させることが望ましい。
【0024】受信品質の高い側のアンテナを送信用にも
用いることが望ましいが、受信用のアンテナのみを切り
替えることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動通信
方式は、基地局とは別に設けられた集中基地局で移動機
端末からの受信信号の選択および移動機端末への送信ア
ンテナの選択を行う。したがって、基地局での受信品質
の判断が不要となり、基地局を小型簡易化できる。ま
た、集中基地局で復調を行うようにすると、さらに基地
局を小型簡易化できる。
【0026】本発明は、小型軽量の携帯型移動機端末に
より微弱な電波を用いて通信を行う移動通信方式での利
用に適する。このような移動通信方式では、電波が微弱
であるためその到達距離も短く、比較的狭い範囲に多く
の基地局を配置する必要がある。したがって、基地局が
小型で構造も簡易であることは、設置場所を容易に選択
でき、保守も容易となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の移動通信方式を示すブロッ
ク構成図。
【図2】本発明第二実施例の移動通信方式を示すブロッ
ク構成図。
【図3】従来例移動通信方式を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 無線ゾーン 2、2′ 基地局 3 集中基地局 4 移動機端末 5、6 アンテナ 7、8 送受分離器 9、10 増幅器 11、12、23 電気光変換器 13、14、24 光ファイバ 15、16、25 光電気変換器 17、18、29 復調器 19 スイッチ 20、21 変調器 22 結合器 26、34、35 分波器 27 高域通過フィルタ 28 帯域通過フィルタ 30 送信アンテナ選択スイッチ 31 インタフェイス盤 32 誤り率比較器 33 信号レベル比較器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線ゾーン内の移動機端末との間で無線
    通信を行う基地局を備え、 この基地局には、複数のアンテナと、この複数のアンテ
    ナのうちのいずれか一以上を選択する手段とが設けられ
    た移動通信方式において、 前記基地局の複数毎について集中制御を行う集中基地局
    を設け、 前記基地局のアンテナ受信信号に関する情報をその基地
    局を制御する集中基地局に伝達する手段を備え、 前記集中基地局には、 前記基地局からの前記情報に基づき受信品質のよいアン
    テナを判定する手段と、 この判定する手段の出力をその基地局の前記選択する手
    段に伝達する手段とを含むことを特徴とする移動通信方
    式。
JP3249471A 1991-09-27 1991-09-27 移動通信方式 Expired - Lifetime JP2594191B2 (ja)

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JPS55143854A (en) * 1979-04-26 1980-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Mobile radio space diversity system using optical fiber

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