JP2000244198A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

Info

Publication number
JP2000244198A
JP2000244198A JP11040502A JP4050299A JP2000244198A JP 2000244198 A JP2000244198 A JP 2000244198A JP 11040502 A JP11040502 A JP 11040502A JP 4050299 A JP4050299 A JP 4050299A JP 2000244198 A JP2000244198 A JP 2000244198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
substrate
air
pressure
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11040502A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Yoshiharu Takahashi
義治 高橋
Toru Hiramatsu
徹 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP11040502A priority Critical patent/JP2000244198A/ja
Publication of JP2000244198A publication Critical patent/JP2000244198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板のサイズに関わらず、基板のエッジ全体
を密着して確実に固定できる基板搬送装置を提供する。 【解決手段】 基板を所定の箇所まで搬送し、前記基板
を、エッジの長さ方向全体に亘って固定するエッジ固定
機構10を有し、エッジ固定機構10は、エッジを下か
ら押さえるエッジクランプ12と、上から押さえる基板
受け板13と、エッジクランプ12を上下に駆動する昇
降手段11とを備える基板搬送装置において、昇降手段
11は、エアー源17と、エアー源17から発生される
空気を一定の圧力に変換する減圧弁18と、エッジクラ
ンプ12を上下動するシリンダ16、22と、シリンダ
22に対して、エッジがその長さ方向全体に亘って固定
されるよう、エッジの長さに応じて、シリンダ16とは
異なる圧力の空気を供給することができる電空レギュレ
ータ20と、制御回路21とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、矩形状の基板を
所定の箇所まで搬送し、前記所定の箇所において前記基
板のエッジを固定するエッジ固定機構を有する基板搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に部品等を実装すべく、該
基板を所定の箇所に搬送する、基板搬送装置が知られて
いる。このような基板搬送装置においては、基板のエッ
ジ部分を上下方向から挟み込むようにして、前記所定の
箇所に固定するエッジ固定機構が備えられる。このよう
な基板搬送装置に備えられるエッジ固定機構の従来例を
図3に示す。図3のエッジ固定機構1は、エッジクラン
プ2、基板受け板3、バックアップテーブル4、シリン
ダ6、7、電磁弁(日本工業規格(JIS)で規定され
る記号により示す)8、エアー源9からなる。また、バ
ックアップテーブル4上には、バックアップピン5、5
…が多数立設されている。なお、エッジクランプ2、基
板受け板3はいずれも基板100の2つの長辺のエッジ
に対応して2カ所に設けられているが、図3では側面視
により、一方のエッジクランプ2、基板受け板3のみ図
示している。
【0003】このエッジ固定機構1では、基板100は
次のように固定される。電磁弁8を介して、エアー源9
から供給されたエアーがシリンダ6、7に送り込まれる
と、シリンダ6、7が作動する。これによりバックアッ
プテーブル4が上昇すると、バックアップテーブル4上
の膨出部4a、4aがエッジクランプ2の脚部2a、2
aに当接するとともに、バックアップピン5…が基板1
00の裏面に当接する。この状態でさらに、エッジクラ
ンプ2および基板100ごとバックアップテーブル4は
上昇し、基板100が基板受け板3に、十分に押し付け
られたところで、バックアップテーブル4が停止し、図
4に示すように、基板100がエッジクランプ2と基板
受け板3によって上下方向から挟まれて固定される。
【0004】ところで、上記のような基板搬送装置で
は、搬送・固定され得る基板は各種サイズのものがあ
る。図3、図4に示した基板100は、実装工程で用い
る最大サイズの基板であることから、エッジクランプ2
と基板受け板3の長さ方向のほぼ全体に亘って、基板1
00のエッジをはさむことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の基板搬送装置のエッジ固定機構では、シリンダー
6、7の出力が同一のため、より小さいサイズの基板を
固定する場合には、がたつきが発生し、基板への部品実
装や接着剤の塗布が安定した状態で行うことができない
という問題があった。この状態について、図5に具体的
に示した。図5には、長辺の長さが前記基板100の半
分以下である、基板200を固定する場合について示し
た。前述のように、エッジクランプ2と基板受け板3と
の間で基板200を固定すべく、両シリンダ6、7が作
動して、基板200を載せたエッジクランプ2が上昇す
る。すると、シリンダ6、7の推力が同一であるため、
基板200が介在しない側のシリンダ7の出力軸である
ロッド7aは他方のシリンダ6のロッド6aより上方に
押し上げられてしまい、基板200の端部X点を基点と
してエッジクランプ2が基板受け板3に近づき、結局、
図5に示すように、基板200とエッジクランプ2間に
隙間Mが発生し、確実な固定ができない。このような隙
間は、エッジクランプ2と基板受け板3による基板を挟
み得る長さLに対して、基板200の長さa値が小さい
ほど顕著になる。
【0006】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、エッジ固定機構を有する基板搬送装置において、
基板のサイズに関わらず、基板のエッジ全体を密着して
確実に固定できる基板搬送装置を提供することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、矩形状の基板を
所定の箇所まで搬送し、前記所定の箇所において、前記
基板のエッジを、その長さ方向全体に亘って固定するエ
ッジ固定機構を有し、前記エッジ固定機構は、前記エッ
ジの表裏両面のうちの一方の面から押さえる第1の押さ
え部材と、他方の面から押さえる第2の押さえ部材と、
前記第1の押さえ部材を前記第2の押さえ部材の方向へ
往復駆動する駆動手段とを備え、前記基板を前記第1の
押さえ部材と前記第2の押さえ部材との間に位置させた
状態で、前記駆動手段により前記第1の押さえ部材を前
記第2の押さえ部材の方向に駆動することによって前記
エッジを固定するように構成されている、基板搬送装置
において、前記駆動手段は、前記エッジがその長さ方向
全体に亘って固定されるよう、前記エッジの長さに応じ
て、前記第1の押さえ部材に対して場所によって異なる
駆動力を加えることを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、駆動手段
により、エッジの長さに応じて、第1の押さえ部材に対
して場所によって異なる駆動力が加えられて、基板のエ
ッジが、第1の押さえ部材と第2の押さえ部材によっ
て、エッジの長さ方向全体に亘って密着して固定され
る。たとえば、固定する基板が小さく第1の当接部材と
第2の当接部材との間に基板が介在しないエリアが生じ
た場合、第1の当接部材の前記エリアについては駆動手
段から加える駆動力を抑えることによって、従来の基板
搬送装置のように隙間が生じたりすることなく、基板の
エッジ全体を密着して確実に固定できる。
【0009】ここで、エッジ固定機構は、基板の4つの
辺(エッジ)のうちの1つを固定するものであってもよ
いし、対向する2つのエッジを固定するものや、4辺全
てを固定するものであってもよい。複数のエッジを固定
する場合、固定される全てのエッジを1つの第1の押さ
え部材・第2の押さえ部材で押さえるようになっていて
もよいし、エッジごとにこれら部材が設けられていても
よい。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の基板搬送装置において、前記駆動手段は、圧縮空気を
発生するエアー源と、前記エアー源から発生される空気
を一定の圧力に変換する圧力変換手段と、前記圧力変換
手段を介して供給される空気により、前記第1の押さえ
部材を駆動する複数のエアーシリンダと、前記圧力変換
手段から供給される空気の圧力を変えることができる圧
力制御手段と、前記圧力制御手段を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記エッジの長さに応じて、
前記複数のエアーシリンダそれぞれに異なる圧力の空気
を供給することができるように、前記圧力変換手段を制
御することを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
によって圧力制御手段が制御されて、エッジの長さに応
じて、第1の押さえ部材を駆動する複数のエアーシリン
ダそれぞれに異なる圧力の空気を供給することができ
る。したがって、固定する基板が小さいサイズのときに
は、第1の当接部材と第2の当接部材との間に基板が介
在しないエリアが生じるが、第1の当接部材のこのエリ
アを駆動することに最も寄与するエアーシリンダに供給
する空気の圧力を他のシリンダに供給する圧力より小さ
く抑えることによって、従来の基板搬送装置のように隙
間が生じたりすることなく、基板のエッジ全体を密着し
て確実に固定できる。
【0012】ここで、複数のエアーシリンダは、たとえ
ば、第1の押さえ部材が細長い形状であれば、第1の押
さえ部材の両端部に対応するように離間した状態で設け
たり、第1の押さえ部材が枠状であれば4つの角に対応
するように4つ設ければよい。また、圧力変換手段は、
全てのエアーシリンダそれぞれに対応するように設けら
れていてもよいし、1つのエアーシリンダには前記圧力
変換手段からの圧力がかかり、その他のエアーシリンダ
に圧力変換手段が設けられていてもよい。これらエアー
シリンダの駆動力は、第1の押さえ部材に直接加えられ
てもよいし、エアーシリンダと第1の押さえ部材との間
に他の部材が介設され、間接的に加えられてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1の図面を参照しながら説明する。図1には、
本発明の実施の形態の基板搬送装置に備えられるエッジ
固定機構10を示す。また、この実施の形態の基板搬送
装置は、基板をエッジ固定機構10が設けられている場
所まで搬送するために、所定の幅をもって対向する1組
の搬送ベルトやこれら搬送ベルトを駆動するモータ等か
ら構成される搬送機構を備えるが、これらは周知の技術
であるため、詳細な説明は省略する。
【0014】エッジ固定機構10は、前記搬送機構によ
り搬送されてきた基板100をそのエッジ部分において
はさんで固定するもので、エッジクランプ12、基板受
け板13、バックアップテーブル14、および昇降機構
11とからなる。
【0015】エッジクランプ12は、横長の板状の部材
であり、基板100の長辺のエッジ部分を下方から支持
する第1の押さえ部材であり、横方向の長さ(図1の左
右方向)は実装に用いられる基板のうちの最大基板の長
辺の長さ(以下、Lとする)とほぼ等しい。エッジクラ
ンプ12の下部には脚部12a、12aが設けられ、上
昇時にはこれら脚部12a、12aを介して、バックア
ップテーブル14の膨出部14a、14aによって押さ
れるようになっている。また、側部には、このエッジク
ランプ12を直線的に上下方向にガイドする、ガイド部
12b、12bが設けられている。
【0016】基板受け板13は、下面に凹面13a、1
3aが形成された横長の板状の部材であり、基板100
の長辺のエッジ部分を上方から押さえる第2の押さえ部
材であり、横方向の長さはエッジクランプ12同様、最
大基板の長辺の長さLとほぼ等しい。これらエッジクラ
ンプ12、基板受け板13は、図3同様、基板100の
2辺の長辺に対応して2つずつ設けられているが、図1
では一方のみ示している。また、2組のエッジクランプ
12および基板受け板13の一方の組は、基板の幅(短
辺の長さ)に合わせて移動できるようになっている。さ
らに、基板は前記搬送機構によって図1の左方から2つ
のエッジクランプ12上まで搬送されてくるが、基板の
大きさに関わらず、エッジクランプ12の右端上に基板
の右の短辺がほぼ揃うように搬送される。
【0017】バックアップテーブル14は、矩形のテー
ブル状に形成されており、その4角に膨出部14a、1
4a(2個のみ図示)が形成され、これら膨出部14a
…が2つのエッジクランプ12の脚部12a…を押し上
げることで、エッジクランプ12を上方に移動させるよ
うになっている。バックアップテーブル14上には、バ
ックアップピン15、15、15、15が立設され、基
板100を下面から支持する。これらバックアップピン
15…は上から見た場合、対向する2つのエッジクラン
プ12の内側にあり、エッジクランプ12とは干渉しな
い位置にある。
【0018】このエッジ固定機構10は、エッジクラン
プ12を上下に駆動すべく、バックアップテーブル14
を昇降駆動するための昇降手段(駆動手段)11を備え
る。昇降手段11は、シリンダ(エアーシリンダ)1
6、22、エアー源17、減圧弁18、電磁弁19、お
よび電空レギュレータ20からなる。なお、図1では、
減圧弁18、電磁弁19、および電空レギュレータ20
は、JISの規格にしたがって示している。
【0019】シリンダ16、22は、空気の給排気口が
2個設けられており、空気圧によって作動する複動型の
シリンダである。上方に突出する出力軸であるロッド1
6a、22aを有し、ロッド16a、22aが上下方向
に往復する。これらロッド16a、22aの先端は、バ
ックアップテーブル14の下面に取り付けられている。
【0020】エアー源17は、エアーコンプレッサ等か
らなり、約7kg/cm2の圧縮空気を供給するもので
ある。圧力変換手段としての減圧弁18は、手動で操作
するタイプのもので、エアー源17からの圧縮空気を一
定の圧力に変換し、たとえば、5kg/cm2に変換す
る。電磁弁19は、2つの位置に切換可能な電磁式の切
換弁を有し、ポートを5つ有する、いわゆる5ポート2
位置の方向制御弁である。電磁弁19には、2つの給排
気ライン23、24が接続しており、これらはそれぞれ
シリンダ16、22に接続されている。そして、電磁弁
19は、後述する制御回路21の制御の下で、減圧弁1
8から送られてきた空気を、シリンダ16、22の上昇
時には、給排気ライン23に送り、シリンダ16、22
の下降時には給排気ライン24に送るようになってい
る。
【0021】電空レギュレータ20は、電磁弁19とシ
リンダ22との間の給排気ライン23の途中に設けら
れ、制御回路21からの電圧による入力信号に応じて、
電磁弁19から送られてきた空気の圧力を制御する、圧
力制御手段である。したがって、シリンダ16に対して
は減圧弁18から送り出された空気圧が電磁弁19を介
してそのままかかり、シリンダ22に対しては電空レギ
ュレータ20によって減圧されればその圧力が、減圧さ
れなければ減圧弁18から送り出された空気圧がかかる
ようになっている。
【0022】制御回路21は、このエッジ固定機構10
の各種動作を制御する制御手段である。たとえば、制御
回路21は、この基板搬送装置に備えられる図示しない
操作パネルから基板の長辺の長さ(a値とする)が入力
されると、このa値と前述の長さLを比較する。そし
て、固定する基板の横方向の長さa値がLの1/2より
小さい場合には、基板のエッジが長さ方向全体に亘って
固定されるよう、a値の大きさに応じて、電空レギュレ
ータ20からシリンダ22に送る空気圧を、電磁弁19
から送られてきた空気圧より小さくする。また、a値が
Lの1/2以上であれば、電磁弁19から送られてきた
圧力のまま、シリンダ22に空気を送るように制御す
る。
【0023】上記構成のエッジ固定機構10を有する基
板搬送装置において基板を固定する動作について、説明
する。まず、前記搬送機構により基板100がエッジク
ランプ12上に搬送される。次に、作業者が、エッジ固
定機構10により基板100を固定すべく、前記操作パ
ネルを操作する。この際、基板長さも入力する。次に、
エアー源をONすると、圧縮空気が送り出され、減圧弁
18を介して一定の圧力になって、電磁弁19に送られ
る。次に、電磁弁19が駆動されるとともに、基板10
0の長辺の長さに応じて電空レギュレータ20が制御さ
れ、所定の圧力の空気がシリンダ16、22それぞれに
送られる。
【0024】シリンダ16,22に空気が送られると、
ロッド16a、22aが上昇し、バックアップテーブル
14が上昇する。それにより、バックアップテーブル1
4上の膨出部14a、14aがエッジクランプ12の脚
部12a、12aに当接するとともに、バックアップテ
ーブル14のバックアップピン15…が基板100の裏
面に当接する。この状態でさらに、エッジクランプ12
および基板100ごとバックアップテーブル14は上昇
し、基板100が基板受け板3に十分に押し付けられた
ところで、シリンダ16、22の動きが停止し、基板1
00はエッジクランプ2と基板受け板3によって上下方
向から挟まれて固定される。
【0025】次に、図2のフローチャートに基づいて、
制御回路21によって行われるシリンダ16、22に供
給する空気の圧力の制御処理を説明する。まず、ステッ
プS1において、前記操作パネルを介して、実際に固定
する基板の長辺の長さa値が入力される。この値を受け
て、ステップS2において、エッジクランプ12と基板
受け板13によって固定され得る最大の長さLの2分の
1と、a値が比較される。L/2がa値より小さいと判
定されれば、ステップS4に移行する。また、ステップ
S2において、L/2がa値より大きいと判定されれ
ば、ステップS3に移行する。ステップS3において
は、シリンダ22にかかる空気圧Fが、電磁弁19から
送り出される空気圧F0に対して、F={a/(L−
a)}×F0になるよう、電空レギュレータ20に指示
する処理を行い、ステップS4に移行する。ステップS
4では、電磁弁19をドライブする処理が行われ、この
制御処理を終える。
【0026】以上の基板搬送装置によれば、制御回路2
1の制御の下、基板の長さに応じて、エッジが長さ方向
全体に亘って固定されるよう、エッジクランプ12を駆
動するシリンダ16、22のうちシリンダ22につい
て、電空レギュレータ20によりシリンダ16とは異な
る圧力の空気を供給することができる。つまり、固定す
る基板が小さいサイズのときには、エッジクランプ12
と基板受け板13との間に基板が介在しないエリアが生
じるが、エッジクランプ12のこのエリアを駆動するこ
とに最も寄与するシリンダ22に供給する空気の圧力を
電空レギュレータ20により小さく抑えれば、従来の基
板搬送装置のように隙間が生じたりすることなく、基板
のエッジ全体を密着して確実に固定できる。
【0027】なお、上記実施の形態では、搬送された基
板をエッジクランプ上の一方の側に寄せて固定すること
から、図2のフロチャートのステップS2、あるいはス
テップS3の各式に基づいて判断を行うように構成した
が、基板を固定する具体的な場所等に応じて、これら式
は変更されてもよい。また、上記では、空気圧シリンダ
を挙げたが、本発明の駆動手段はこれに限定されず、油
圧シリンダや、あるいはシリンダ構造を用いない、たと
えば電気的に制御されるモータ等の駆動力を利用するも
のでもよい。さらに、上記では、操作パネルを介して基
板の長さを入力するように構成したが、CCDカメラ等
からなる長さ検出手段により自動的に基板の長さを検出
するように構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、駆動手
段により、エッジの長さに応じて、第1の押さえ部材に
対して場所によって異なる駆動力が加えられて、基板の
エッジが、第1の押さえ部材と第2の押さえ部材によっ
て、エッジの長さ方向全体に亘って固定される。たとえ
ば、固定する基板が小さく第1の当接部材と第2の当接
部材との間に基板が介在しないエリアが生じた場合、第
1の当接部材の前記エリアについては、駆動手段から加
える駆動力を抑えることによって、従来の基板搬送装置
のように隙間が生じたりすることなく、基板のエッジ全
体を密着して確実に固定できる。
【0029】請求項2に記載の発明によれば、制御手段
によって圧力制御手段が制御されて、エッジの長さに応
じて、第1の押さえ部材を駆動する複数のエアーシリン
ダそれぞれに異なる圧力の空気を供給することができ
る。したがって、固定する基板が小さいサイズのときに
は、第1の当接部材と第2の当接部材との間に基板が介
在しないエリアが生じるが、第1の当接部材のこのエリ
アを駆動することに最も寄与するエアーシリンダに供給
する空気の圧力を他のシリンダに供給する圧力より小さ
く抑えることによって、従来の基板搬送装置のように隙
間が生じたりすることなく、基板のエッジ全体を密着し
て確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板搬送装置に備えられるエッジ固定
機構の概略を示す図である。
【図2】図1のエッジ固定機構の制御回路により行われ
る、シリンダに供給する空気の圧力の制御処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来の基板搬送装置に備えられるエッジ固定機
構の概略を示す図である。
【図4】図3のエッジ固定機構において基板を固定した
状態を示す図である。
【図5】図3のエッジ固定機構により小さい基板を固定
した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 エッジ固定機構 11 昇降機構(駆動手段) 12 エッジクランプ(第1の押さえ部材) 13 基板受け板(第2の押さえ部材) 14 バックアップテーブル 15 バックアップピン 16、22 シリンダ(エアーシリンダ) 16a、22a ロッド 17 エアー源 18 減圧弁(圧力変換手段) 19 電磁弁 20 電空レギュレータ(圧力制御手段) 21 制御回路(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平松 徹 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA11 CC02 CC09 DD01 DD02 DD05 DD12 DD13 FF12 FF25 FF40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状の基板を所定の箇所まで搬送し、 前記所定の箇所において、前記基板のエッジを、その長
    さ方向全体に亘って固定するエッジ固定機構を有し、 前記エッジ固定機構は、前記エッジの表裏両面のうちの
    一方の面から押さえる第1の押さえ部材と、他方の面か
    ら押さえる第2の押さえ部材と、前記第1の押さえ部材
    を前記第2の押さえ部材の方向へ往復駆動する駆動手段
    とを備え、前記基板を前記第1の押さえ部材と前記第2
    の押さえ部材との間に位置させた状態で、前記駆動手段
    により前記第1の押さえ部材を前記第2の押さえ部材の
    方向に駆動することによって前記エッジを固定するよう
    に構成されている、基板搬送装置において、 前記駆動手段は、前記エッジがその長さ方向全体に亘っ
    て固定されるよう、前記エッジの長さに応じて、前記第
    1の押さえ部材に対して場所によって異なる駆動力を加
    えることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 圧縮空気を発生するエアー源と、 前記エアー源から発生される空気を一定の圧力に変換す
    る圧力変換手段と、 前記圧力変換手段を介して供給される空気により、前記
    第1の押さえ部材を駆動する複数のエアーシリンダと、 前記圧力変換手段から供給される空気の圧力を変えるこ
    とができる圧力制御手段と、 前記圧力制御手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エッジの長さに応じて、前記複数
    のエアーシリンダそれぞれに異なる圧力の空気を供給す
    ることができるように、前記圧力変換手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
JP11040502A 1999-02-18 1999-02-18 基板搬送装置 Pending JP2000244198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11040502A JP2000244198A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 基板搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11040502A JP2000244198A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 基板搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000244198A true JP2000244198A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12582341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11040502A Pending JP2000244198A (ja) 1999-02-18 1999-02-18 基板搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000244198A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302232A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Adwelds:Kk 実装装置
JP2013110284A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対基板作業システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009302232A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Adwelds:Kk 実装装置
US8910375B2 (en) 2008-06-12 2014-12-16 Adwelds Corporation Mounting apparatus
JP2013110284A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 対基板作業システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5003350B2 (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装方法
KR100832203B1 (ko) 패널 공급 장치, 패널 공급 방법 및 패널 조립 장치
JP4957453B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
TW200937560A (en) Apparatus and method for component pressure bonding
CN101855086A (zh) 支撑印刷丝网的框架组件、支承框架组件的框架支承机构和安装印刷丝网的方法
US20050034960A1 (en) Parts mounting and assembling apparatus
JP4854256B2 (ja) パネル処理装置及び処理方法
JPH10322100A (ja) プリント基板の位置決め方法
JP2000244198A (ja) 基板搬送装置
JP3955576B2 (ja) 液晶パネル自動把持装置及びその方法
JP2006259059A (ja) パネル組立装置およびパネル組立方法
KR101078317B1 (ko) 구동용 회로기판 본딩 장치
KR101865097B1 (ko) 와이어 자동 고정시스템
JP2012069544A (ja) 電子部品実装用装置および電子部品実装用作業実行方法
JP2000158242A (ja) 部品供給圧入装置
JP2005088014A (ja) クランプ機構及びクランプ機構を有するレーザ加工機
JP4137351B2 (ja) 部品実装装置
JPH06318798A (ja) 基板クランパ
JP2006154728A (ja) パネル支持装置
JP5264399B2 (ja) 平面ディスプレイモジュール組み立て装置の可変搭載機構および平面ディスプレイの製造装置
KR200394715Y1 (ko) 시트 이송용 흡착장치
JPH0669693A (ja) プリント基板の固定装置
JP2719310B2 (ja) 板状部材の供給方法及びその装置
JP4474206B2 (ja) 基板保持装置
KR20140087498A (ko) 기판 지지 유닛