JP2000244157A - 制御機器の放熱装置 - Google Patents

制御機器の放熱装置

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JP2000244157A
JP2000244157A JP11042503A JP4250399A JP2000244157A JP 2000244157 A JP2000244157 A JP 2000244157A JP 11042503 A JP11042503 A JP 11042503A JP 4250399 A JP4250399 A JP 4250399A JP 2000244157 A JP2000244157 A JP 2000244157A
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JP
Japan
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heat
case
electronic components
radiating
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11042503A
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English (en)
Inventor
Shinji Morimoto
慎二 森元
Kozo Iwata
浩三 岩田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製のケースに収容された発熱性を有する
電子部品からの熱を効率良く放熱すること。 【解決手段】 電子制御機器10の樹脂製のケース11
に収容されたプリント基板15に実装された複数の電子
部品のうち発熱性を有する電子部品16a,16bが放
熱フィン17に密着されている。この放熱フィン17は
プリント基板15に固定されケース11の開口部13を
覆うよう蓋部材を兼ねて構成されている。このため、放
熱フィン17は直接、外気に触れることとなり放熱容量
が大きくなり、放熱フィン17に密着された発熱性を有
する電子部品16a,16bからの熱の吸収・発散が効
率良く行われることで放熱性が向上される。また、放熱
フィン17がケース11の開口部13の蓋部材を兼ねる
よう構成することで部品点数を少なくできコスト低減が
可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱性を有する電
子部品を含む複数の電子部品を実装する基板をケースに
収容してなる電子制御機器等の制御機器の放熱装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製のケースに内蔵された発熱
性を有する電子部品にて発生する熱を放熱部材である放
熱フィンを介してケース外部に吸収・発散させるように
した電子制御機器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子制御機
器のケースが樹脂製である場合には、前述のような経路
による熱伝導性が期待できないこととなる。このため、
樹脂の静的な環境下(無風状態)における熱放射性を利
用した空間放熱として、例えば、ケース内で自立させた
放熱フィンから熱をその内部空間に放射、または基板に
発熱性を有する電子部品を表面実装させ熱を内部空間に
放射させ、ケース全体で外部に放射する構造が採用され
ている。
【0004】このような構造は、金属製のケースによる
熱伝導性を利用した放熱に比べて明らかに、放熱容量が
小さいため、樹脂製のケースが採用可能な電子制御機器
は低消費電力の製品に限られていた。ここで、例えば、
車両に搭載される電子制御機器としては、高機能化によ
り将来的に更に消費電力が上昇し、ケース自体も小型化
の要望が強くなる傾向にある。また、樹脂製のケースの
熱放射性はその表面積に比例することが分かっており、
消費電力の上昇や小型化が進めば放熱性が悪い樹脂製の
ケースは益々使用することができないこととなる。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、樹脂製のケースに収容された
発熱性を有する電子部品からの熱を効率良く放熱でき、
コスト低減も可能な制御機器の放熱装置の提供を課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の制御機器の放
熱装置によれば、ケースは樹脂製であるが、基板に実装
された複数の電子部品のうち発熱性を有する電子部品が
密着された放熱部材が、基板に固定されケースの外壁の
一部となるよう兼用して構成されている。このため、放
熱部材は直接、外気に触れることとなり放熱容量が大き
くなり、放熱部材に密着された発熱性を有する電子部品
からの熱の吸収・発散が効率良く行われることで放熱性
を向上できる。また、放熱部材がケースの外壁の一部と
しての蓋部材となるように構成されたときには、部品点
数を少なくできコスト低減が可能となる。
【0007】請求項2の制御機器の放熱装置では、放熱
部材は金属製で波形形状とされているため放熱表面積が
大きくでき、この放熱部材に密着された発熱性を有する
電子部品のケース外への熱の吸収・発散を極めて良好と
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる制御機器の放熱装置の全体構成を示す分解斜視図で
ある。また、図2は図1の組付状態を示す断面図であ
る。
【0010】図1及び図2において、電子制御機器10
は例えば、ポリプロピレン樹脂製の略直方体形状で袋構
造のケース11に、発熱性を有する電子部品16a,1
6bや外部機器と電気的に接続するためのコネクタ部材
18等が実装されたプリント基板15が収容されてい
る。なお、本実施例のプリント基板15では、この他の
電子部品や配線パターン等は省略されている。この電子
制御機器10のケース11の奥底側にはコネクタ用角穴
部12が形成されている。
【0011】また、プリント基板15には、コネクタ部
材18が実装されている周縁面と反対側でケース11に
収容された際、ケース11の開口部13近傍の内壁面に
位置するよう金属製の放熱フィン17がねじ止め固定さ
れている。この放熱フィン17には、例えば、アルミニ
ウム板材が用いられ、曲げ加工によって波形形状に形成
されている。この放熱フィン17の内側壁には、プリン
ト基板15に実装されている発熱性を有する電子部品1
6a,16bが、ねじ止め固定され密着されている。そ
して、この放熱フィン17はケース11の開口部13側
の外壁を兼ねている。
【0012】図1及び図2に示すように、電子制御機器
10のケース11にプリント基板15がその基板平面に
沿った方向に挿入され収容されたとき、コネクタ部材1
8はケース11のコネクタ用角穴部12に位置され、相
手側コネクタとの接続端子側がケース11外に臨む状態
となる。一方、プリント基板15に固定された放熱フィ
ン17は、プリント基板15に固定されていない先端側
が弾性変形されケース11の開口部13近傍の内壁面に
圧入状態とされることで電子制御機器10が組付完了と
される。
【0013】次に、本実施例の作用について、図1及び
図2を参照して説明する。
【0014】上述したように、電子制御機器10のケー
ス11にプリント基板15が収容された組付完了状態で
は、プリント基板15に固定されたアルミニウム製の放
熱フィン17がケース11の開口部13側を覆う構造で
ある。したがって、プリント基板15に実装されている
発熱性を有する電子部品16a,16bは放熱フィン1
7を介して外気に触れることとなり、発熱性を有する電
子部品16a,16bからの熱はケース11外に効率良
く放熱される。即ち、簡単な構成により発熱性を有する
電子部品16a,16bに対する放熱効果が増し優れた
放熱性が期待できる。また、従来ではケースにプリント
基板を収容したのち別部材を用いてケースに蓋をしてい
たが、本実施例では、放熱フィン17がケース11の外
壁の一部、即ち、蓋部材として兼用できるため部品点数
を減らすことができる。
【0015】そして、ケース11と一体的なコネクタ用
角穴部12にコネクタ部材18が位置するため、相手側
コネクタが接続され外部からのこじり応力を受けてもコ
ネクタ部材18が必要以上に倒込むことがなく、外部か
らの力に対しても強い構造であり電気的接続の信頼性が
高いと言える。
【0016】更に、放熱フィン17がアルミニウム製で
波形形状とされていることで放熱表面積が増し優れた放
熱性が期待できる。そして、放熱フィン17の波形形状
に基づく弾性変形を利用して、放熱フィン17をケース
11の内壁面との隙間を最小限に抑えつつ圧入させ組付
けることができる。なお、放熱フィン17はフィン形状
や材質、板厚等を変えることで放熱性や弾性変形し易さ
を変化させることができる。
【0017】このように、本実施例の制御機器の放熱装
置は、発熱性を有する電子部品16a,16bを含む複
数の電子部品を実装するプリント基板15と、プリント
基板15を収容する樹脂製のケース11と、プリント基
板15と固定され、かつ発熱性を有する電子部品16
a,16bに密着しその熱を吸収・発散する放熱部材と
しての放熱フィン17とを具備し、放熱フィン17をケ
ース11の外壁の一部である開口部13の蓋部材として
兼用するものである。
【0018】つまり、本電子制御機器10のケース11
は樹脂製であるが、プリント基板15に実装された複数
の電子部品のうち発熱性を有する電子部品16a,16
bが密着された放熱フィン17が、プリント基板15に
固定されケース11の開口部13を覆うよう蓋部材を兼
ねて構成されている。このため、放熱フィン17は直
接、外気に触れることとなり放熱容量が大きくなり、放
熱フィン17に密着された発熱性を有する電子部品16
a,16bからの熱の吸収・発散が効率良く行われるこ
とで放熱性が向上される。また、放熱フィン17がケー
ス11の開口部13の蓋部材を兼ねるよう構成すること
で部品点数を少なくできコストが低減される。
【0019】また、本実施例の制御機器の放熱装置は、
放熱部材としての放熱フィン17がアルミニウム製(金
属製)で波形形状とするものである。つまり、放熱フィ
ン17は樹脂製のケース11の開口部13を覆うようア
ルミニウム製で波形形状とされているため放熱表面積が
大きくでき、この放熱フィン17に密着された発熱性を
有する電子部品16a,16bのケース11外への熱の
吸収・発散が極めて良好となる。また、放熱フィン17
が波形形状で弾性変形が可能であるときには、組付完了
状態で放熱フィン17をケース11の内壁面との隙間を
最小限に抑えつつ圧入させることができ、組付けを簡素
化することができる。
【0020】ところで、上記実施例では、放熱フィン1
7の波形形状が金属(アルミニウム)板材の曲げ加工に
て形成されているが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、金属板材の打出し加工にて
形成された凸形状であってもよい。この場合には、放熱
フィン17の弾性変形を利用したケース11の開口部1
3近傍の内壁面への圧入による固定状態は期待できない
ため、放熱フィン17はケース11の開口部13近傍の
外壁上面からねじ止め等にて固定するような構成とすれ
ばよい。
【0021】また、上記実施例では放熱フィン17を、
ケース11の開口部13近傍の内壁面との圧入によって
組付けるとしているが、更に、図3に変形例を示すよう
に、放熱フィン17の先端側に少なくとも1箇所の突起
部17aを設け、この突起部17aに対応させケース1
1の開口部13近傍の内壁面に穴部11aを穿設して挿
嵌させるようにすることで、両者間を位置決め固定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る制御機器の放熱装置の全体構成を示す分解斜視図であ
る。
【図2】 図2は図1の組付状態を示す断面図である。
【図3】 図3は図2の組付状態の変形例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 電子制御機器 11 ケース 15 プリント基板 16a,16b 発熱性を有する電子部品 17 放熱フィン(放熱部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱性を有する電子部品を含む複数の電
    子部品を実装する基板と、 前記基板を収容する樹脂製のケースと、 前記基板と固定され、かつ、前記発熱性を有する電子部
    品に密着し、その熱を吸収・発散する放熱部材とを具備
    し、 前記放熱部材を前記ケースの外壁の一部として兼用した
    ことを特徴とする制御機器の放熱装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱部材は、金属製で波形形状とし
    たことを特徴とする請求項1に記載の制御機器の放熱装
    置。
JP11042503A 1999-02-22 1999-02-22 制御機器の放熱装置 Pending JP2000244157A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012068796A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 電子制御装置
JP2012069648A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 電子制御装置

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