JP2000243737A - 半導体ウェーハのリンス液 - Google Patents

半導体ウェーハのリンス液

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JP2000243737A
JP2000243737A JP11039877A JP3987799A JP2000243737A JP 2000243737 A JP2000243737 A JP 2000243737A JP 11039877 A JP11039877 A JP 11039877A JP 3987799 A JP3987799 A JP 3987799A JP 2000243737 A JP2000243737 A JP 2000243737A
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acid
wafer
rinsing
ultrapure water
semiconductor wafer
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JP11039877A
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Isao Takahashi
高橋  功
Osamu Kagaya
修 加賀谷
Akihiro Terasawa
昭浩 寺澤
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Mitsubishi Materials Silicon Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Silicon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルカリエッチング後のリンスでの超純水の
使用量を低減し、コスト面での大幅な改善を図る。リン
スに要する時間を短縮する。 【解決手段】 例えばクエン酸とクエン酸三カリウムと
の混合液(モル比1:1)の液槽にアルカリエッチング
直後のシリコンウェーハを1分間浸漬する。次いで、こ
のシリコンウェーハを超純水の流水槽に2分間浸漬し、
例えばオーバフローリンスする。リンスされたシリコン
ウェーハは、乾燥後、裏面ゲッタリング処理工程などに
供される。緩衝作用を持つ上記混合液にシリコンウェー
ハを浸漬すると、その後シリコンウェーハを超純水に浸
漬させても、その超純水をほぼ一定の水素イオン濃度に
保てる。超純水のpH値が一定に保たれる結果、QDR
では超純水使用量が削減され、ORではリンス時間が短
縮される。上記弱酸とその塩との混合比がモル比で1:
0.333〜3.000である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体ウェーハの
リンス液、例えばアルカリエッチング後のシリコンウェ
ーハのリンス液として使用される半導体ウェーハのリン
ス液に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウェーハの製造工程において
は、アルカリ液によるエッチングが施されることがあ
る。例えば、ウェーハ加工でのラップ工程での加工歪み
を除去するエッチング、誘電体分離ウェーハのV溝を形
成するためのエッチングなどである。そして、このアル
カリエッチング後の半導体ウェーハは、従来、超純水を
使用してリンスされている。リンス方式としては、例え
ばオーバーフローリンスOR、クイックダンプリンスQ
DRなどがある。前者は超純水の流水槽中に所定時間浸
漬するものである。後者は、ウェーハを装入した槽中に
超純水を充たし一時に排出することを繰り返すものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このア
ルカリエッチングで使用されるエッチング液はpHが高
い強アルカリ性であるため、微量のエッチング液が超純
水中に溶解すると、超純水のpH値を高めてしまう。そ
の結果、超純水を使用したオーバフローリンスでのリン
ス時間が長くなっていた。または、超純水QDRでの繰
り返し回数が増えていた。よって、多量の超純水を必要
とし、コスト高となっていた。
【0004】そこで、発明者らは、鋭意研究の結果、強
アルカリエッチング液の緩衝液として、弱酸とその弱酸
塩との混合液が有効であることを知見し、この発明を完
成させた。
【0005】
【発明の目的】そこで、この発明の目的は、超純水の使
用量を低減し、コスト面での大幅な改善を図ることであ
る。また、この発明の他の目的は、超純水によるリンス
時間を短縮することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アルカリエッチング後の半導体ウェーハのリンスに
用いられる半導体ウェーハのリンス液が、弱酸とその塩
との混合液である半導体ウェーハのリンス液である。
【0007】請求項2に記載の発明は、上記弱酸が、フ
ッ化水素酸、炭酸、シュウ酸、クエン酸、酒石酸、サル
チル酸、蟻酸、プロピオン酸、酪酸、アクリル酸、マロ
ン酸、リンゴ酸、グリコール酸、ピメリン酸、および、
フマル酸よりなる群から選択された1種または2種以上
である請求項1に記載の半導体ウェーハのリンス液であ
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、上記弱酸とその
塩との混合比がモル比で1:0.333〜3.000で
ある請求項1または請求項2に記載の半導体ウェーハの
リンス液である。
【0009】
【作用】請求項1〜請求項3に記載の発明では、アルカ
リエッチング後の半導体ウェーハをリンス液に浸漬また
は接触させると、この半導体ウェーハの表面に残ったア
ルカリ成分はリンス液の作用を受けて中和される。その
後、この半導体ウェーハを超純水の流水中に浸漬してリ
ンスする。例えばオーバフローリンスORまたはQDR
方式による。この結果、リンスに使用する超純水の量を
従来に比して削減することができる。また、超純水リン
スの時間を従来比で大幅に短くすることができる。この
場合、超純水としては、例えば比抵抗値で18MΩ・c
m以上のものを使用する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明にあっては、例えばシリ
コンウェーハのアルカリエッチング工程後のリンス工程
にあって、リンス液として、まず、この発明に係る緩衝
液を使用し、次いで、超純水を使用する。例えば緩衝液
の液槽にエッチング直後のシリコンウェーハ(複数枚の
ウェーハを一括して)を所定時間(例えば1分間)浸漬
する。次いで、これらのシリコンウェーハを一括して超
純水の流水による水槽に所定時間(例えば2分間)浸漬
するOR。または、超純水を使用してQDRを施す。こ
のクイックダンプリンスは複数回施すことができる。こ
のようにしてリンスされたシリコンウェーハは、乾燥さ
れた後、次工程、例えば裏面ゲッタリング処理工程など
に供される。なお、強アルカリによるエッチング液は、
例えば10〜120℃、KOH50重量%以下のエッチ
ング液が使用される。この緩衝液として、この発明にあ
っては、弱酸とその弱酸塩との混合液を使用する。緩衝
作用を持つ溶液にシリコンウェーハを浸漬または接触さ
せることにより、シリコンウェーハを超純水に浸漬して
も、その超純水をほぼ一定の水素イオン濃度に保つこと
ができる。超純水のpH値が一定に保たれている結果、
超純水でのリンス時間を短縮することが可能となる。ま
たは、使用する超純水の量が大幅に削減されるものであ
る。具体的には、フッ化水素酸、炭酸、シュウ酸、クエ
ン酸、酒石酸、サルチル酸、蟻酸、プロピオン酸、酪
酸、アクリル酸、マロン酸、リンゴ酸、グリコール酸、
ピメリン酸、および、フマル酸よりなる群から選択され
た1種または2種以上の弱酸と、その塩とを使用する。
特に、クエン酸とクエン酸三カリウムとの混合液、酒石
酸と酒石酸カリウムとのそれ、フッ酸とフッ化カリウム
のそれが用いられて好適である。ただし、フッ酸とフッ
化カリウムとの混合液ではテフロン(登録商標)製の液
槽を使用する。また、上記弱酸とその塩との混合比はモ
ル比で1:0.333〜3.000であるものとする。
弱酸1に対してモル比で弱酸塩が0.333未満では、
緩衝作用が小さいからである。弱酸1に対して弱酸塩が
3.000を越えても、緩衝作用が小さいからである。
特に好ましい範囲は、弱酸1に対して弱酸塩が0.5〜
2.0の範囲である。さらに、混合する弱酸の濃度は、
例えば0.05〜0.2mol/lのものを使用する。
【0011】
【実施例】以下この発明に係る半導体ウェーハのリンス
液の一実施例について説明する。リンス液としては、ク
エン酸とクエン酸三カリウムとの混合液を使用する。こ
の混合液200mlに対して水酸化カリウム溶液KOH
を添加し、そのpH値を測定した。その結果を表1に示
す。比較例1は200mlの純水にKOH(重量濃度4
8%)を添加した場合である。比較例2はクエン酸:ク
エン酸三カリウムを0.01:0.2(モル比)の割合
で混合した混合液200mlを使用した場合である。実
施例1は緩衝液としてクエン酸:クエン酸三カリウムを
0.1:0.1(モル比)の割合で混合した混合液20
0mlを使用した場合である。実施例2は緩衝液として
クエン酸:クエン酸三カリウムを1:1(モル比)の割
合で混合した混合液200mlを使用した場合である。
実施例3は緩衝液としてクエン酸:クエン酸三カリウム
を0.1:0.3(モル比)の割合で混合した混合液2
00mlを使用した場合である。
【0012】
【表1】
【0013】この結果から明らかなように、緩衝液とし
てクエン酸/クエン酸三カリウムを1:1(モル比)ま
たは1:3で使用した場合、その緩衝作用により、強ア
ルカリを添加してもpH値が変化しない。よって、これ
らの緩衝液をリンス液として使用すると、超純水のpH
値を変えることがなく、超純水の使用量を低減すること
ができる。また、ウェーハの超純水でのリンス時間を大
幅に短くすることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明に係るリンス液は、緩衝液とし
て作用するため、アルカリエッチング後の半導体ウェー
ハに対して使用すれば、使用する超純水リンス液のpH
値を高めることがなくなる。よって、超純水リンス液の
使用量を削減することができる。この結果、超純水を無
駄に使用することがなく、コストの削減を果たすことが
できる。また、超純水の廃棄量をも削減することができ
る。さらに、半導体ウェーハの超純水でのリンス時間も
大幅に短縮することが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 寺澤 昭浩 東京都千代田区大手町1丁目5番1号 三 菱マテリアルシリコン株式会社内 Fターム(参考) 4D056 EA01 EA03 5F043 AA01 BB27 DD12 GG01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリエッチング後の半導体ウェーハ
    のリンスに用いられる半導体ウェーハのリンス液が、 弱酸とその塩との混合液である半導体ウェーハのリンス
    液。
  2. 【請求項2】 上記弱酸が、フッ化水素酸、炭酸、シュ
    ウ酸、クエン酸、酒石酸、サルチル酸、蟻酸、プロピオ
    ン酸、酪酸、アクリル酸、マロン酸、リンゴ酸、グリコ
    ール酸、ピメリン酸、および、フマル酸よりなる群から
    選択された1種または2種以上である請求項1に記載の
    半導体ウェーハのリンス液。
  3. 【請求項3】 上記弱酸とその塩との混合比がモル比で
    1:0.333〜3.000である請求項1または請求
    項2に記載の半導体ウェーハのリンス液。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62172720A (ja) * 1986-01-24 1987-07-29 Rohm Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPH05291234A (ja) * 1992-04-14 1993-11-05 Oki Electric Ind Co Ltd シリコン基板への溝の形成方法
JPH0848996A (ja) * 1994-08-05 1996-02-20 Nippon Steel Corp シリコンウェハおよびシリコン酸化物の洗浄液
JPH09219385A (ja) * 1996-02-08 1997-08-19 Nec Corp 半導体ウェハのウェット処理方法

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