JP2000243023A - ディスク装置および線速度測定方法 - Google Patents

ディスク装置および線速度測定方法

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JP2000243023A
JP2000243023A JP3997899A JP3997899A JP2000243023A JP 2000243023 A JP2000243023 A JP 2000243023A JP 3997899 A JP3997899 A JP 3997899A JP 3997899 A JP3997899 A JP 3997899A JP 2000243023 A JP2000243023 A JP 2000243023A
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disk
address
time
rotation
linear velocity
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Satoshi Honma
智 本間
Katsumi Yamada
勝美 山田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAV再生方式のディスク装置において、デ
ィスクごとに異なるディスクの記録トラック線速度を正
確に簡単に測定する。 【解決手段】 情報信号が螺旋状トラックに線速度一定
に記録されたディスク10上に書き込まれているアドレ
スを検出する装置13と、ディスク回転中心からの半径
距離が予め判明している基準アドレスを判定する装置2
0と、ディスク1回転に要する時間を計測する装置19
と、その間におけるアドレス間隔時間を計測する装置1
4と、ディスク1回転所要時間とアドレス間隔時間とか
ら線速度を算出する装置18とを備え、ディスクの再生
方式を問わずに、ディスクごとに異なるディスクの記録
線速度を正確に簡単に測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽や画像、コンピュ
ータ用データなどの情報がディジタル信号が螺旋状に線
速度一定で記録されたディスクの再生や記録に使用する
ディスク装置と、ディスクから信号を読み取るピックア
ップの移動時に、目標地点までの移動トラック本数の算
出に必要となるディスク記録時の線速度測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタル信号が螺旋状のトラ
ックに線速度一定に記録されたディスクを再生するディ
スク再生装置が知られている。ディスクの再生方式は、
ディスクから再生された同期信号を基準周波数信号と比
較して、走査速度が一定となるようにスピンドルモータ
ーの回転制御を行いながらディスクを再生するCLV
(Constant Linear Velocity)再生方式と、回転検出装
置を用いてスピンドルモータをある回転数一定にして再
生を行うCAV(Constant Angular Velocity)再生方式
の2種類ある。
【0003】ディスクから信号を読み取るピックアップ
の移動時に、ディスク上の目標地点までの移動トラック
本数を算出するには、一般的には、アドレスAからアド
レスBまでの移動トラック本数track は次式を使用する
ことが多い。Track =(((d* clv* (B−A)*
n)/π+R2 1/2 −R)/dここで、 d:トラックピッチ clv :記録線速度 n:1論理ブロック通過時間 R:プログラム領域の最内周の半径 である。
【0004】しかしながら、コンパクトディスク等にお
いては、ディスク記録時の線速度clv は、規格により
1.2〜1.4m/sと決められており、ディスク毎に
必ずしも一定ではない。そのため、移動トラック本数を
正確に算出するには、ディスク毎に記録時の線速度clv
の測定を行うことが、CLV、CAVのどちらの再生方
式においても重要である。
【0005】以下、図面を参照しながら、従来のコンパ
クトディスク再生装置の線速度測定方法について説明す
る。図6は従来のCAV再生可能なディスク装置のブロ
ック図を示すものである。図6において、41はディス
ク40から信号を読み取るピックアップ、42はピック
アップ41をディスクの半径方向に内周あるいは外周方
向へ移動させるためのピックアップ駆動装置、43はピ
ックアップ41で読み取った信号からアドレス情報を検
出するアドレス検出装置、44はディスク40の1回転
に要する時間を測定するための時間計測装置、45はデ
ィスク40を回転させるスピンドルモータ、46はスピ
ンドルモータ45をCAV再生方式で回転制御するため
に必要な回転を検出するための回転検出装置、47はC
LV再生方式およびCAV再生方式の両者に対応したス
ピンドルモータ45を制御するための回転制御装置、4
8は時間計測装置44によって計測された時間と予め判
明している距離とに基づき再生中のディスク40の線速
度を算出する線速度算出装置である。
【0006】以上のように構成されたディスク装置の線
速度測定方法について説明する。まず線速度測定開始に
あたって、スピンドルモータ45を回転制御装置47で
CLV再生方式で標準速比N倍で再生し、ピックアップ
41をディスク40上で回転中心からの距離Rref が判
明しているアドレス開始地点にピックアップ駆動装置4
2により移動させる。アドレス検出装置43でアドレス
開始地点が検出されると、ピックアップ41をピックア
ップ駆動装置42で1トラック内周方向へ移動させ、再
びアドレス開始地点が検出されるのを待つ。アドレス開
始地点が最初に検出されてから再び検出されるまでの時
間Tを時間計測装置44によって測定する。そして線速
度算出装置48により、アドレス開始地点の中心からの
距離Rre f と時間測定装置44によって計測された回転
所要時間Tとに基づいてディスクの記録線速度Vを式0
で算出する。 V=(2πRref /T)×(1/N) 線速度測定が終了したら、通常動作のためにスピンドル
モータ45を回転制御装置47でCAV再生方式で回転
させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のディスク装置における線速度測定方法では、線速度
測定中は、CLV再生方式による再生が必須である。し
たがって、CAV再生方式での再生を行うディスク装置
であっても、ディスクの記録線速度の測定時にのみCL
V再生方式での再生を行う必要があり、CLV再生方式
の回転制御機能も搭載する必要があるという問題点があ
った。
【0008】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
のであり、ディスクの再生方式を問わずに、ディスクご
とに異なるディスクの記録線速度を正確に簡単に測定で
きるディスク装置および線速度測定方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク装置は、ディスク上に書き込まれ
ているアドレス情報を検出する手段と、ディスク回転中
心からの半径距離が予め判明している基準アドレスを判
定する手段と、ディスクの1回転に要する時間を計測す
る手段と、その間におけるアドレス間隔時間を計測する
手段と、ディスクの1回転に要する時間とアドレス間隔
時間とからディスク記録時の線速度を算出する手段とを
備えたものであり、CLV再生下でなくとも、記録線速
度の測定を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
線速度一定に制御して螺旋状に情報を記録したディスク
を再生するディスク装置において、ディスク上に書き込
まれているセクタ毎のアドレス情報を検出するアドレス
検出手段と、検出したアドレス値を基準アドレス値と比
較して基準アドレスを判定する基準アドレス判定手段
と、基準アドレスが判定された位置からディスクが1回
転する時間を計測するディスク回転時間計測手段と、デ
ィスクが1回転する間にセクタ毎のアドレス間隔時間を
計測するアドレス間隔時間計測手段と、計測したアドレ
ス間隔時間とディスクが1回転する時間に基づき再生中
のディスクの記録時の線速度を算出する線速度算出手段
とを備えたディスク装置であり、ディスク回転中心から
の半径距離が予め判明している基準アドレス位置におい
て、ディスク1回転所要時間とアドレス間隔時間を測定
することにより、ディスクの再生方式を問わずに、ディ
スクごとに異なるディスクの記録線速度を正確に簡単に
測定できるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2記載の発明は、線速度一
定に制御して螺旋状に情報を記録したディスクを再生す
るディスク装置において、ディスク回転中心からの半径
距離が予め判明している基準アドレスを検出し、その位
置からディスク1回転に要する時間を計測し、その間に
アドレス間隔時間を計測し、計測したアドレス間隔時間
とディスクが1回転する時間に基づき再生中のディスク
の記録時の線速度を算出することを特徴とする線速度測
定方法であり、ディスク回転中心からの半径距離が予め
判明している基準アドレス位置において、ディスク1回
転所要時間とアドレス間隔時間を測定することにより、
ディスクの再生方式を問わずに、ディスクごとに異なる
ディスクの記録線速度を正確に簡単に測定できるという
作用を有する。
【0012】本発明の請求項3記載の発明は、線速度一
定に制御して螺旋状に情報を記録したディスクを再生す
るディスク装置において、ディスク上に書き込まれてい
るセクタ毎のアドレス情報を検出するアドレス検出手段
と、検出したアドレス値を基準アドレスから一定トラッ
ク本数離れた任意のアドレス値と比較する任意のアドレ
ス判定装置、任意のアドレスが判定された位置からディ
スクが1回転する時間を計測するディスク回転時間計測
手段と、ディスクが1回転する間にセクタ毎のアドレス
間隔時間を計測するアドレス間隔時間計測手段と、計測
したアドレス間隔時間とディスクが1回転する時間に基
づき再生中のディスクの記録時の線速度を算出する線速
度算出手段とを備えたディスク装置であり、ピックアッ
プがディスク上の任意のアドレス位置で、ディスクの再
生方式を問わずに、ディスクごとに異なるディスクの記
録線速度を正確に簡単に測定できるという作用を有す
る。
【0013】本発明の請求項4記載の発明は、線速度一
定に制御して螺旋状に情報を記録したディスクを再生す
るディスク装置において、基準アドレスから一定トラッ
ク本数離れたディスク上の任意のアドレスを検出し、そ
の位置からディスク1回転に要する時間を計測し、その
間にアドレス間隔時間を計測し、計測したアドレス間隔
時間とディスクが1回転する時間に基づき再生中のディ
スクの記録時の線速度を算出することを特徴とする線速
度測定方法であり、ピックアップがディスク上の任意の
アドレス位置で、ディスクの再生方式を問わずに、ディ
スクごとに異なるディスクの記録線速度を正確に簡単に
測定できるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項5記載の発明は、線速度一
定に制御して螺旋状に情報を記録したディスクを再生す
るディスク装置において、ディスク上に書き込まれてい
るセクタ毎のアドレス情報を検出するアドレス検出手段
と、検出したアドレス値をプログラム最内周アドレスと
比較するアドレス判定手段と、最内周アドレスが判定さ
れた位置からディスクが1回転する時間を計測するディ
スク回転時間計測手段と、ディスクが1回転する間にセ
クタ毎のアドレス間隔時間を計測するアドレス間隔時間
計測手段と、計測したアドレス間隔時間とディスクが1
回転する時間に基づきプログラム領域最内周アドレス位
置の半径を算出する半径算出手段と、計測したアドレス
間隔時間とディスクが1回転する時間に基づき再生中の
ディスクの記録時の線速度を算出する線速度算出手段と
を備えたディスク装置であり、ディスクの再生方式を問
わずに、また、基準アドレス位置のディスク回転中心か
らの半径が不明であっても、ディスクの最内周半径距離
と記録時のディスクの線速度値を算出することができる
という作用を有する。
【0015】本発明の請求項6記載の発明は、線速度一
定に制御して螺旋状に情報を記録したディスクを再生す
るディスク装置において、プログラム領域最内周半径位
置のアドレスを検出し、その位置からディスク1回転に
要する時間を計測し、その間にアドレス間隔時間を計測
し、ピックアップをディスクの外周あるいは内周へ向け
てディスクの半径方向に所定のトラック本数だけ移動
し、その位置においてもディスク1回転に要する時間お
よびアドレス間隔時間を測定することにより、プログラ
ム領域最内周アドレス位置での半径およびディスク記録
時の線速度を算出することを特徴とする線速度測定方法
であり、ディスクの再生方式を問わずに、また、基準ア
ドレス位置のディスク回転中心からの半径が不明であっ
ても、ディスクの最内周半径距離と記録時のディスクの
線速度値を算出することができるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
ディスク装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、10は情報信号が螺旋状トラックに線速度一定に
記録されたディスク、11はディスク10から信号を読
み取るピックアップ、12はピックアップをディスクの
径方向に内周あるいは外周方向へ移動させるためのピッ
クアップ駆動装置、13はディスク10からピックアッ
プ11で読み取った信号から同期信号に同期してアドレ
ス情報を検出するアドレス検出装置、20はアドレス検
出装置13で検出したアドレス値を基準アドレス値と比
較する基準アドレス判定装置、14は基準アドレス判定
装置20が出力する信号をトリガーとしてアドレス検出
装置13から出力される信号によってアドレス間隔の時
間を測定するアドレス間隔時間計測装置、15はディス
ク10を回転させるスピンドルモータ、16はスピンド
ルモータ15を一定回転で回転制御するために必要な回
転を検出するための回転検出装置、17はスピンドルモ
ータ15を一定回転に制御するための回転制御装置、1
9は基準アドレス判定装置20が出力する信号をトリガ
ーとして回転検出装置16から出力される信号、例えば
FG信号を使用してディスクが1回転する時間を計測す
る回転時間計測装置、18はアドレス間隔時間計測装置
14によって計測されたアドレス間隔時間と回転時間計
測装置19によって計測されたディスクが1回転する時
間に基づき再生中のディスク10の記録時の線速度を算
出する線速度算出装置である。
【0017】以上のように構成されたディスク装置の線
速度算出方法について図2のディスク模式図を参照しな
がら説明する。図2において、ディスク10のトラック
上には等間隔に存在する各セクタ毎にアドレス情報25
が絶対時間として記録されている。ディスク10の回転
中心Oからの距離が予め判明している基準アドレスSの
手前までピックアップ駆動装置12によりピックアップ
11を移動させる。そしてアドレス検出装置13で検出
されるアドレスを基準アドレス判定装置20で毎セクタ
チェックし、基準アドレスが検出されるまで待つ。基準
アドレス判定装置20で基準アドレスが判定されたら、
回転検出装置16から出力される信号によって回転時間
計測装置19により計時を始め、ピックアップ11がデ
ィスク10に記録された信号を読み取りながらトラック
を追従するうちに、アドレス検出装置13からの出力信
号によってアドレス間隔時間計測装置14によりアドレ
ス間隔時間を得る。ディスクの偏心等のばらつきによる
アドレス間隔時間のばらつきを減らすために、アドレス
間隔時間はディスク1回転分の平均を求めることが望ま
しい。そして、ディスク10が丁度1回転した時に、回
転検出装置16から出力される信号によって回転時間計
測装置19が計時を終える。
【0018】回転時間計測装置19により計測されたデ
ィスク10の1回転の時間をt(単位:秒)、中心Oか
らの距離が予め判明している基準アドレスSまでの距離
をR O (単位:mm)とすると、ディスク10が回転し
ていた速度V(単位:mm/秒)は、 V=2πRO /t (式1) となる。また、セクタ通過時間計測装置14により計測
されたアドレス間隔時間をf(単位:秒)、標準速時に
おけるアドレス間隔時間F(単位:秒)とすると、次の
式によりディスク10はN倍速再生されていたことが判
明する。 N=F/f (式2) また、ディスク記録時の線速度をv(単位:mm/秒)
とすると、 v=V/N (式3) となり、 v=2πRO f/tF (式4) から、再生中のディスクの線速度が線速度算出装置18
により算出される。
【0019】このように、本実施の形態1によれば、デ
ィスク回転中心からの半径距離が予め判明している基準
アドレス位置において、ディスク1回転所要時間とアド
レス間隔時間を測定することにより、ディスクの再生方
式を問わずに、ディスクごとに異なるディスクの記録線
速度を正確に簡単に測定することができる。
【0020】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2におけるディスク装置の構成を示すブロック図であ
る。図4において、10は情報信号が螺旋状トラックに
線速度一定に記録されたディスク、11はディスク10
から信号を読み取るピックアップ、12はピックアップ
をディスクの径方向に内周あるいは外周方向へ移動させ
るためのピックアップ駆動装置、13はディスク10か
らピックアップ11で読み取った信号から同期信号に同
期してアドレス情報を検出するアドレス検出装置、21
はアドレス検出装置13で検出したアドレス値を基準ア
ドレスから一定トラック本数離れた任意のアドレス値と
比較する任意のアドレス判定装置、14は任意のアドレ
ス判定装置21が出力する信号をトリガーとしてアドレ
ス検出装置13から出力される信号によってアドレス間
隔の時間を測定するアドレス間隔時間計測装置、15は
ディスク10を回転させるスピンドルモータ、16はス
ピンドルモータ15を一定回転で回転制御するために必
要な、回転を検出するための回転検出装置、17はスピ
ンドルモータ15を一定回転に制御するための回転制御
装置、19は任意のアドレス判定装置21が出力する信
号をトリガー回転検出装置16から出力される信号、例
えばFG信号を使用してディスク10が1回転する時間
を計測する回転時間計測装置、18はアドレス間隔時間
計測装置14によって計測されたアドレス間隔時間と回
転時間計測装置19によって計測されたディスクが1回
転する時間に基づき再生中のディスク10の記録時の線
速度を算出する線速度算出装置である。
【0021】図2はディスク10の模式図であり、トラ
ック上には等間隔に存在する各セクタ毎にアドレス情報
25が絶対時間として記録されている。ディスク10上
の任意のアドレスAの手前まで、ピックアップ駆動装置
12によりピックアップ11を移動させる。そしてアド
レス検出装置13で検出されるアドレス値を任意のアド
レス判定装置21で毎セクタチェックし、アドレスAが
検出されるまで待つ。任意のアドレス判定装置21でア
ドレスAが判定されたら、回転検出装置16から出力さ
れる信号によって回転時間計測装置19により計時を始
め、ピックアップ11がディスク10に記録された信号
を読み取りながらトラックを追従するうちに、アドレス
検出装置13からの出力信号によってアドレス間隔時間
計測装置14によりアドレス間隔時間を得る。ディスク
の偏心等のばらつきによるアドレス間隔時間のばらつき
を減らすために、アドレス間隔時間はディスク1回転分
の平均を求めることが望ましい。そして、ディスク10
が丁度1回転した時に、回転検出装置16から出力され
る信号によって回転時間計測装置19が計時を終える。
【0022】回転時間計測装置19により計測されたデ
ィスク1回転時間をta (単位:秒)、中心Oからの任
意のアドレスAまでの距離をRa (単位:mm)、アド
レス間隔時間計測装置14により計測されたアドレス間
隔時間をfa (単位:秒)、標準速時におけるアドレス
間隔時間F(単位:秒)、ディスク記録時の線速度をv
(単位:mm/秒)とすると、実施の形態1と同様に、 v=2πRa a /ta F (式5) となる。また、中心Oからの任意のアドレスAまでの半
径距離をRa (単位:mm)は、予め中心Oからの距離
が判明している基準アドレスSの半径距離をRO 、トラ
ックピッチをdとすると、 Ra =√(((A−S)dv/π)+RO 2 ) (式6) と表される。線速度算出装置18で(式5)(式6)を
連立させて解くことにより線速度vを算出することがで
きる。
【0023】このように、本実施の形態2によれば、ピ
ックアップがディスク上の任意のアドレス位置で、ディ
スクの再生方式を問わずに、ディスクごとに異なるディ
スクの記録線速度を正確に簡単に測定することができ
る。
【0024】(実施の形態3)図5は本発明の実施の形
態3におけるディスク装置の構成を示すブロック図であ
る。図5において、10は情報信号が螺旋状トラックに
線速度一定に記録されたディスク、11はディスク10
から信号を読み取るピックアップ、12はピックアップ
をディスクの径方向に内周あるいは外周方向へ移動させ
るためのピックアップ駆動装置、13はディスク10か
らピックアップ11で読み取った信号から同期信号に同
期してアドレス情報を検出するアドレス検出装置、22
はアドレス検出装置13で検出したアドレス値をプログ
ラム最内周アドレスと比較するアドレス判定装置、14
はアドレス検出装置13から出力される信号によってア
ドレス間隔の時間を測定するアドレス間隔時間計測装
置、15はディスク10を回転させるスピンドルモー
タ、16はスピンドルモータ15を一定回転で回転制御
するために必要な、回転を検出するための回転検出装
置、17はスピンドルモータ15を一定回転に制御する
ための回転制御装置、19は回転検出装置16から出力
される信号、例えばFG信号を使用してディスクが1回
転する時間を計測する回転時間計測装置、18はアドレ
ス間隔時間計測装置14によって計測されたアドレス間
隔時間と回転時間計測装置19によって計測されたディ
スクが1回転する時間に基づき再生中のディスク10の
記録時の線速度を算出する線速度算出装置、23はアド
レス間隔時間計測装置14によって計測されたアドレス
間隔時間と回転時間計測装置19によって計測されたデ
ィスクが1回転する時間に基づきプログラム最内周半径
の半径を算出する半径算出装置である。
【0025】図3はディスク10の模式図であり、トラ
ック上には等間隔に存在する各セクタ毎にアドレス情報
25が絶対時間として記録されている。Zはディスク1
0上のプログラム領域最内周アドレスを示す。そのZ手
前までピックアップ駆動装置12によりピックアップ1
1を移動させる。そしてアドレス検出装置13で検出さ
れるアドレス値をプログラム領域最内周アドレス判定装
置22で毎セクタチェックし、アドレスZが検出される
まで待つ。プログラム領域最内周アドレス判定装置22
でアドレスZが判定されたら、回転検出装置16から出
力される信号によって回転時間計測装置19により計時
を始め、ピックアップ11がディスク10に記録された
信号を読み取りながらトラックを追従するうちに、アド
レス検出装置13からの出力信号によってアドレス間隔
時間計測装置14によりアドレス間隔時間を得る。ディ
スクの偏心等のばらつきによるアドレス間隔時間のばら
つきを減らすために、アドレス間隔時間はディスク1回
転分の平均を求めることが望ましい。そして、ディスク
10が丁度1回転した時に回転検出装置16から出力さ
れる信号によって回転時間計測装置19が計時を終え
る。
【0026】回転時間計測装置19により計測されたデ
ィスク1回転時間をt0 (単位:秒)、アドレス間隔時
間計測装置14により計測されたアドレス間隔時間をf
0 (単位:秒)、標準速時におけるアドレス間隔時間F
(単位:秒)、中心OからZ位置までの距離をRO (単
位:mm)、ディスク記録時の線速度をv(単位:mm
/秒)とすると、実施の形態1と同様に v=(2πR0 0 )/(t0 F) (式7) となる。
【0027】(式7)においては、RO の値が未知なの
で線速度が算出できない。そこで、ピックアップ駆動装
置12に移動トラック本数n本を与えピックアップ11
をディスク10の半径方向に内周あるいは外周方向へ移
動させる。その位置において前記同様に回転時間計測装
置19によりディスク1回転時間t1 (単位:秒)を計
測し、セクタ通過時間計測装置14によりアドレス間隔
時間f1 (単位:秒)を計測する。この時の半径距離は
トラックピッチをdとすると(n+1)d+R 0 とな
り、ディスク記録時の線速度をv(単位:mm/秒)と
すると、 v=(2π((n+1)d+R0 )f1 )/(t1 F) (式8) と表される。線速度算出装置18とプログラム領域最内
周アドレス半径算出装置23で(式7)(式8)を連立
させて解くことにより、プログラム領域最内周アドレス
位置の半径距離と、より正確なディスクの記録時の線速
度を算出できる。
【0028】このように、本実施の形態3によれば、デ
ィスクの再生方式を問わずに、また基準アドレス位置の
ディスク回転中心からの半径が不明であっても、ディス
クの最内周半径距離と記録時のディスクの線速度値を算
出することができ、ディスクから信号を読み取るピック
アップをディスク上の目標地点まで高速に移動させる時
の移動トラック本数を算出する式には欠かせないデータ
領域の最内周半径距離と記録時のトラック線速度を算出
するため、より正確に移動トラック本数を算出すること
ができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、CAV
再生可能なディスク装置においてCLV再生制御手段を
搭載することなく、また高い精度で、記録された線速度
を測定することを可能とするものであり、ディスク装置
における低コスト化に寄与することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディスク装置のブ
ロック図
【図2】本発明の実施の形態1および2における動作説
明のためのディスクの模式図
【図3】本発明の実施の形態3における動作説明のため
のディスクの模式図
【図4】本発明の実施の形態2によるディスク装置のブ
ロック図
【図5】本発明の実施の形態3によるディスク装置のブ
ロック図
【図6】従来のCAV再生可能なディスク装置のブロッ
ク図
【符号の説明】 10 ディスク 11 ピックアップ 12 ピックアップ駆動装置 13 アドレス検出装置 14 アドレス間隔時間計測装置 15 スピンドルモータ 16 回転検出装置 17 回転制御装置 18 線速度算出装置 19 回転時間計測装置 20 基準アドレス判定装置 21 基準アドレスから一定トラック本数離れた任意の
アドレス判定装置 22 プログラム領域最内周のアドレス判定装置 23 プログラム領域最内周半径算出装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、ディ
    スク上に書き込まれているセクタ毎のアドレス情報を検
    出するアドレス検出手段と、検出したアドレス値を基準
    アドレス値と比較して基準アドレスを判定する基準アド
    レス判定手段と、基準アドレスが判定された位置からデ
    ィスクが1回転する時間を計測するディスク回転時間計
    測手段と、ディスクが1回転する間にセクタ毎のアドレ
    ス間隔時間を計測するアドレス間隔時間計測手段と、計
    測したアドレス間隔時間とディスクが1回転する時間に
    基づき再生中のディスクの記録時の線速度を算出する線
    速度算出手段とを備えたディスク装置。
  2. 【請求項2】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、ディ
    スク回転中心からの半径距離が予め判明している基準ア
    ドレスを検出し、その位置からディスク1回転に要する
    時間を計測し、その間にアドレス間隔時間を計測し、計
    測したアドレス間隔時間とディスクが1回転する時間に
    基づき再生中のディスクの記録時の線速度を算出するこ
    とを特徴とする線速度測定方法。
  3. 【請求項3】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、ディ
    スク上に書き込まれているセクタ毎のアドレス情報を検
    出するアドレス検出手段と、検出したアドレス値を基準
    アドレスから一定トラック本数離れた任意のアドレス値
    と比較する任意のアドレス判定装置、任意のアドレスが
    判定された位置からディスクが1回転する時間を計測す
    るディスク回転時間計測手段と、ディスクが1回転する
    間にセクタ毎のアドレス間隔時間を計測するアドレス間
    隔時間計測手段と、計測したアドレス間隔時間とディス
    クが1回転する時間に基づき再生中のディスクの記録時
    の線速度を算出する線速度算出手段とを備えたディスク
    装置。
  4. 【請求項4】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、基準
    アドレスから一定トラック本数離れたディスク上の任意
    のアドレスを検出し、その位置からディスク1回転に要
    する時間を計測し、その間にアドレス間隔時間を計測
    し、計測したアドレス間隔時間とディスクが1回転する
    時間に基づき再生中のディスクの記録時の線速度を算出
    することを特徴とする線速度測定方法。
  5. 【請求項5】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、ディ
    スク上に書き込まれているセクタ毎のアドレス情報を検
    出するアドレス検出手段と、検出したアドレス値をプロ
    グラム最内周アドレスと比較するアドレス判定手段と、
    最内周アドレスが判定された位置からディスクが1回転
    する時間を計測するディスク回転時間計測手段と、ディ
    スクが1回転する間にセクタ毎のアドレス間隔時間を計
    測するアドレス間隔時間計測手段と、計測したアドレス
    間隔時間とディスクが1回転する時間に基づきプログラ
    ム領域最内周アドレス位置の半径を算出する半径算出手
    段と、計測したアドレス間隔時間とディスクが1回転す
    る時間に基づき再生中のディスクの記録時の線速度を算
    出する線速度算出手段とを備えたディスク装置。
  6. 【請求項6】 線速度一定に制御して螺旋状に情報を記
    録したディスクを再生するディスク装置において、プロ
    グラム領域最内周半径位置のアドレスを検出し、その位
    置からディスク1回転に要する時間を計測し、その間に
    アドレス間隔時間を計測し、ピックアップをディスクの
    外周あるいは内周へ向けてディスクの半径方向に所定の
    トラック本数だけ移動し、その位置においてもディスク
    1回転に要する時間およびアドレス間隔時間を測定する
    ことにより、プログラム領域最内周アドレス位置での半
    径およびディスク記録時の線速度を算出することを特徴
    とする線速度測定方法。
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