JP2000242361A - 同期回路システム及び同期回路 - Google Patents

同期回路システム及び同期回路

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JP2000242361A
JP2000242361A JP11044837A JP4483799A JP2000242361A JP 2000242361 A JP2000242361 A JP 2000242361A JP 11044837 A JP11044837 A JP 11044837A JP 4483799 A JP4483799 A JP 4483799A JP 2000242361 A JP2000242361 A JP 2000242361A
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Hironobu Akita
浩伸 秋田
Katsuaki Isobe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同期回路から出力される最初の非同期のパルス
を除去することを特徴とする。 【解決手段】第1の同期回路11と第2の同期回路12
との間に制御回路13が設けられる。制御回路13は、
第1の同期回路11から出力されるパルスのうち、入力
クロックに対して同期が取れていないパルスは遮断し、
同期が取れているパルス以降のパルス群をクロックとし
て順次出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
における同期回路システム及び同期回路に係り、特に複
数の位相を有するクロックを集積回路内部で発生するた
めの複数の同期回路を有する同期回路システム及び同期
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、チップ外部
のクロックに対して、チップ内部のクロックを同期させ
る必要がある。チップ外部のクロックを入力バッファで
受けてチップ内部に分配すると、バッファや配線などに
よる信号遅延のために、内部クロックと外部クロックと
の間で同期が取れなくなることがある。これを避けるた
め、半導体集積回路内に、外部クロックに同期して内部
クロックを発生する同期回路を設けるようにしている。
【0003】この同期回路のなかでも、T.Saeki et al.
による「"A 2.5ns Clock Access 250MHz 256Mb SDRAM w
ith a Synchronous Mirror Delay" ISSCC Digest of te
chnical papers.」で用いられるSMD(Synchronous M
irror Delay)や特開平10−69326号公報に開示
されているSTBD(Synchronous Traced BackwardDel
ay等を含むSAD(Synchronous Adjustable Delay、同
期型調整遅延回路)方式は、同期速度が速く、消費電力
が少ないことからよく用いられている。
【0004】ここで、特開平10−69326号公報に
開示されているSAD方式の同期回路の原理について説
明する。
【0005】図19はSAD方式の同期回路のブロック
図である。
【0006】この同期回路は、入力バッファ41、ディ
レィモニタ回路42、多段縦続接続された複数の単位遅
延素子43で構成された前進パルス用遅延線44、多段
縦続接続された複数の単位遅延素子45で構成された後
退パルス用遅延線46、前進パルス用遅延線44内及び
後退パルス用遅延線46内にそれぞれ設けられた単位遅
延素子と同数の状態保持回路(図示せず)を有し、前進
パルス用遅延線44におけるパルス遅延状態に応じて後
退パルス用遅延線46におけるパルス遅延動作を制御す
る制御回路47、及び後退パルス用遅延線46からの出
力が入力される出力バッファ48とから構成されてい
る。
【0007】なお、図19において、前進パルス用遅延
線44、後退パルス用遅延線46及び制御回路47から
なる回路はSAD回路と称されている。
【0008】図20は、図19に示した同期回路の動作
の一例を示すタイミングチャートである。いま、図20
に示すように周期τを有する外部クロックCKが入力バ
ッファ41に入力された場合を考える。外部クロックC
Kは、入力バッファ41により波形整形及び増幅され、
パルスCLKとして出力される。いま、入力バッファ4
1における遅延時間をD1とすると、図20に示すよう
にパルスCLKは、外部クロックCKに対してD1だけ
遅延する。入力バッファ41から出力されるパルスCL
Kは、ディレィモニタ回路42及びSAD回路SADの
制御回路47に入力される。
【0009】ディレィモニタ回路42は、入力バッファ
41における遅延時間D1と、出力バッファ48におけ
る遅延時間D2の和に等しい遅延時間A(=D1+D
2)を持つ。従って、ディレィモニタ回路42から出力
されるパルスは、図20に示すように、入力バッファ4
1から出力されるパルスCLKからAの期間遅れて、前
進パルス用遅延線44に信号Dinとして入力される。
【0010】前進パルス用遅延線44は、前述したよう
に多段縦続接続された複数の単位遅延素子43で構成さ
れている。そして、次のサイクルのパルスCLKが制御
回路47に入力されるまでの期間、信号Dinがこれら
多段縦続接続された複数の単位遅延素子43により順次
遅延される。また、後退パルス用遅延線46は、制御回
路47に次のサイクルのパルスCLKが入力された後に
この次のサイクルのパルスCLKを順次遅延するが、そ
の遅延動作は制御回路47によって制御される。ここ
で、制御回路47は、前進パルス用遅延線44における
前進パルスの伝播状態に基づいて、後退パルスの伝播時
間が前進パルスの伝播時間と等しくなるように、後退パ
ルス用遅延線46の動作を制御する。従って、次のサイ
クルのパルスCLKは、後退パルス用遅延線46により
(τ−A)の時間だけ遅延される。後退パルス用遅延線
46からの出力Doutは出力バッファ48によってD
2の時間だけ遅延され、内部クロックCK′として出力
される。
【0011】ここで、外部クロックCKが入力してから
内部クロックCK′が出力されるまでの遅延時間をΔt
otalとすると、Δtotalは下記のように表され
る。
【0012】 Δtotal=D1+A+2(τ−A)+D2 … (1) ここで、D1+D2=Aなので、Δtotalは2τと
なり、内部クロックCK′は外部クロックCKの3クロ
ック目から外部クロックCKに同期したものとなる。
【0013】また、図19の同期回路において、後退パ
ルス用遅延線46における単位遅延素子45の数を前進
パルス用遅延線44における単位遅延素子43の数の半
数に減らして、後退パルス用遅延線46における遅延時
間が前進パルス用遅延線44における遅延時間の半分に
なるように設定し、かつディレィモニタ回路42におけ
る遅延時間を図19の場合の2倍の遅延時間(2A)に
設定すると、内部クロックCK′は外部クロックCKに
対して180°シフトしたものとなる。
【0014】ところで、高速に動作する半導体集積回路
中では、外部クロックに同期した内部クロック以外に、
外部クロックに対して位相が90°や180°シフトし
た内部クロックや、倍周期化された内部クロックなどが
発生される。これらのクロックは複数の同期回路を組み
合わせて作られている。
【0015】一例として、図21に外部クロックに同期
した内部クロックTuと、外部クロックに対して位相が
180°シフトした内部クロックTdとを発生するクロ
ック発生回路の構成を示している。このクロック発生回
路では、同期回路71によって外部クロックから内部ク
ロックTuが発生され、同期回路72によって内部クロ
ックTuから内部クロックTdが発生される。
【0016】また、それぞれの同期回路71、72を、
SAD回路を用いて構成すると図22、図23に示すよ
うになる。
【0017】図22は、内部クロックTuを発生する同
期回路71の構成を示しており、図19に示した同期回
路と同様に、入力バッファ41、ディレィモニタ回路4
2、前進パルス用遅延線44と後退パルス用遅延線46
とを含むSAD回路SAD1、及び出力バッファ48と
から構成されている。
【0018】ここで、後退パルス用遅延線46と前進パ
ルス用遅延線44とは、遅延時間が同じになるような遅
延線であることを示している。
【0019】また、ディレィモニタ回路42は、入力バ
ッファ41及び出力バッファ48における信号遅延時間
の和に等しい信号遅延時間を持つように、入力バッファ
41と等価な回路構成及び回路パターンを有するバッフ
ァ81と、出力バッファ48と等価な回路構成及び回路
パターンを有するバッファ82とが直列接続されて構成
されている。
【0020】図23は、内部クロックTdを発生する同
期回路72の構成を示しており、この場合には、ディレ
ィモニタ回路42、前進パルス用遅延線44と後退パル
ス用遅延線46とを含むSAD回路SAD2、及び出力
バッファ48とから構成されている。
【0021】この場合、後退パルス用遅延線46は、前
進パルス用遅延線44の遅延時間の半分の遅延時間を持
つような遅延線であることを示している。
【0022】さらに、ディレィモニタ回路42は、2個
分の出力バッファ48における信号遅延時間の和に等し
い信号遅延時間を持つように、それぞれ出力バッファ4
8と等価な回路構成及び回路パターンを有する2個のバ
ッファ82が直列接続されている。
【0023】SAD方式の同期回路では、上記のように
外部クロックの供給が開始されてから3クロック目以降
に内部クロックの同期が取れ出す。しかるに、同期が取
れるよりも前に、同期が取れていないパルスが同期回路
から出力される。
【0024】図24は、同期回路として図22、図23
に示すようなSAD方式の同期回路を用いた場合の、図
21に示すクロック発生回路の動作の一例を示すタイミ
ングチャートである。
【0025】図24に示すように、一方の同期回路71
から、外部クロックに対して同期が取れたクロック(C
2)が出力されるよりも前に、C1で示すように外部ク
ロックに対して同期が取れていないクロックTuが出力
される。他方の同期回路72はこのC1の内部クロック
Tuから同期動作を開始するので、同期回路72からは
C1′で示される位置に内部クロックTdが出力され
る。ところが、C1とC2の間は本来の周期τではなく
τ′であり、同期回路72はこのτ′が周期であるかの
ごとく同期動作を開始する。
【0026】この結果、図24に示すように、クロック
C1から生成されるクロックC1′と、同期が取れてい
るクロックであるC2から生成されるクロックC2′と
の間が非常に詰まってしまう状態が発生する。
【0027】図24では、外部クロックとしてデューテ
ィ(duty)が50%、つまり“H”の期間と“L”
の期間が同じ場合を示しているが、デューティが高くな
って“H”の期間が長くなると、C1′とC2′が重な
ってしまい、実際に同期が取れるタイミングがクロック
C2′の次のクロックC3′からと遅れてしまう。
【0028】また、同期回路72からは、同期が取れて
いるクロックC3′より前に、同期が取れていないクロ
ックC1′や、C1′以外の、同期が取れていないクロ
ックが出力される。内部クロックTdが他の同期回路に
入力されていると、そこにおいても同期が取れていない
クロックから同期動作が開始されるために、同期が取れ
るのが遅くなってしまう。
【0029】以上の理由により、複数の同期回路を有す
る同期回路システムでは、たとえ同期速度が速いSAD
方式の同期回路を用いたとしても、システム全体として
クロックの同期が取れるのが遅れてしまうという問題が
ある。
【0030】このために、同期クロックが必要になるよ
りも早い時間から同期回路を動作させたり、同期クロッ
クが不要な時間でも同期回路を動作させ続けることが必
要になる。しかし、同期回路を動作させると、電力を消
費するために、このような問題は、チップ全体の待機電
力を上昇させる原因となる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な事情を考慮してなされたものであり、その目的は、同
期が取れるまではクロックを出力しない制御回路を2個
の同期回路の相互間に設けることにより、システム全体
の同期を高速に取ることを可能にし、これにより不要な
期間では動作を停止させることによって待機電力の上昇
を防止することができる同期回路システムを提供するこ
とにある。
【0032】また、この発明の他の目的は、同期が取れ
るまではクロック出力しない構成とすることにより、シ
ステム全体の同期を高速に取ることを可能にし、これに
より不要な期間では動作を停止させることによって待機
電力の上昇を防止することができる同期回路を提供する
ことにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明の同期回路シス
テムは、第1のクロックが入力され、第2のクロックを
出力する第1の同期回路と、上記第1の同期回路から出
力される第2のクロックのうち少なくとも最初に出力さ
れる1個のパルスは遮断し、その後、上記第1の同期回
路から出力されるパルス群を第2のクロックとして順次
出力する制御回路と、上記制御回路から出力される第2
のクロックが入力される第2の同期回路とを具備してい
る。
【0034】この発明の同期回路システムは、第1のク
ロックが入力される第1のディレイモニタ回路と、第1
の前進パルス遅延線と第1の後退パルス遅延線とを有
し、上記第1のクロックと上記第1のディレイモニタ回
路からの出力クロックとが入力され、第1のサイクルの
上記第1のクロックが入力された後の上記第1のディレ
イモニタ回路からの出力クロックを第1の前進パルス遅
延線で所定時間遅延し、上記第1のサイクルの次のサイ
クルである第2のサイクルの第1のクロックの到達後に
この次の第2のサイクルの第1のクロックを上記第1の
前進パルス遅延線で遅延された上記第1のディレイモニ
タ回路からの出力クロックの遅延時間に相当する時間も
しくはそのn/m(ただし、n、mはそれぞれ正の整
数)の時間だけ上記第1の後退パルス遅延線で遅延して
出力する第1の同期型調整遅延回路とを有し、第1のク
ロックに応じた第2のクロックを出力する第1の同期回
路と、上記第1のクロックの入力ノードと上記第1の同
期回路における第1の同期型調整遅延回路との間に挿入
され、上記第1のクロックのうち少なくとも最初に入力
される1個の第1のクロックは遮断し、その後、上記入
力ノードに与えられる第1のクロックを順次出力する制
御回路と、上記第1の同期回路から出力される第2のク
ロックが入力される第2の同期回路とを具備している。
【0035】この発明の同期回路は、クロックが入力さ
れる入力バッファと、上記入力バッファの出力が入力さ
れ、所定の信号遅延量を有するディレイモニタ回路と、
多段縦続接続された複数個の第1の単位遅延素子からな
り、上記ディレイモニタ回路の出力を多段縦続接続され
た複数個の第1の単位遅延素子で順次遅延する第1の遅
延線と、上記ディレイモニタ回路の出力が入力され、上
記ディレイモニタ回路から第1のサイクルのクロックが
出力された後からこの第1のサイクルの次のサイクルで
ある第2のサイクルのクロックが出力されるまでの1周
期の期間に、上記第1のパルス遅延線において上記ディ
レイモニタ回路の出力が通過した第1の単位遅延素子を
検出する検出回路と、多段縦続接続された複数個の第2
の単位遅延素子からなり、上記検出回路の検出結果に応
じた段の第2の単位遅延素子で上記ディレイモニタ回路
から出力される上記第2サイクルのクロックを選択し、
この選択したクロックをそれよりも後段に位置する複数
個の第2の単位遅延素子を介して順次遅延する第2の遅
延線と、上記第2の遅延線の出力が入力される出力バッ
ファとを具備し、上記ディレイモニタ回路における上記
信号遅延量が上記入力バッファと上記出力バッファにお
ける各信号遅延量の和に相当する信号遅延量に設定さ
れ、かつ上記第2の遅延線における少なくとも最終段の
第2の単位遅延素子には上記ディレイモニタ回路の出力
が入力されずかつその前段の第2の単位遅延素子からの
出力を遅延する構成を有している。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明を
実施の形態により説明する。
【0037】図1は、この発明の第1の実施の形態によ
る同期回路システムのブロック図である。この実施の形
態による同期回路システムは、第1の同期回路11及び
第2の同期回路12と、上記両同期回路11、12相互
間に設けられた制御回路13とから構成されている。こ
れらの各回路は、例えば同一チップ内に集積化されてい
る。
【0038】上記第1の同期回路11は、入力クロック
に同期してクロックT1を出力する。また、この第1の
同期回路11は、同期が取れるまでの間に、同期が取れ
ていない少なくとも1つ以上のパルスを出力する。上記
制御回路13は、第1の同期回路11から出力されるパ
ルスのうち、入力クロックに対して同期が取れていない
パルスは遮断し、同期が取れているパルス以降のパルス
群をクロックT2として順次出力する。第2の同期回路
12はクロックT2に同期してクロックを出力する。こ
の第2の同期回路12からの出力クロックは他の同期回
路などに入力される。
【0039】この実施の形態の同期回路システムによれ
ば、第2の同期回路12には、第1の同期回路11で外
部クロックに対して同期が取れたクロックのみが供給さ
れるので、同期クロックが必要になるよりも早い時間か
ら動作させる必要がなくなり、この結果、同期クロック
が不要な時間に動作をさせる必要がなくなり、チップ全
体の待機電力の上昇を避けることができる。
【0040】なお、図1の実施の形態では、2個の同期
回路11、12を設け、その相互間に同期が取れていな
いパルスを遮断するための制御回路13を設ける場合に
ついて説明したが、これは2個以上の同期回路を直列接
続して同期回路システムが構成される場合には、各同期
回路相互間に同期が取れていないパルスを遮断するため
の制御回路をそれぞれ設けるようにすればよい。
【0041】図2は、この発明の第2の実施の形態によ
る同期回路システムのブロック図である。図1の実施の
形態では、同期回路12の出力を直接他の同期回路など
に入力する場合について説明したが、これは同期回路1
2の出力が直接入力されると不都合な場合には、図2に
示すように、この同期回路12の出力側にも、同期が取
れていないパルスを遮断するための制御回路14を設け
てもよい。
【0042】図3(a)、(b)は、この発明の第3の
実施の形態による同期回路システムのブロック図であ
る。図1の実施の形態では、同期が取れていないパルス
を遮断するための制御回路を同期回路とは別に設けてい
るが、これは図3(a)に示すように、同期回路11内
に含めてしまい、同期が取れていないパルスを遮断する
ための制御回路13をその出力部に設けた構成、または
図3(b)に示すように、同期回路12内に含めてしま
い、同期が取れていないパルスを遮断するための制御回
路13をその入力部に設けた構成としてもよい。
【0043】また、上記第3の実施の形態による同期回
路システムの場合とは逆に、クロックT2が入力される
同期回路12内に含めてしまい、同期が取れていないパ
ルスを遮断するための先の制御回路13をその入力部に
設けた構成としてもよい。
【0044】なお、上記第1ないし第3の実施の形態に
おいて、第1及び第2の同期回路11、12としてそれ
ぞれSAD方式の同期回路を用いてもよいが、他の方式
の同期回路、例えばPLL回路やDLL回路を用いるよ
うにしてもよい。
【0045】ところで、上記第1ないし第3の各実施の
形態で使用される制御回路13、14としては、同期が
取れていないパルスは遮断し、同期が取れたパルスのみ
を通過させる機能が必要である。また、動作周波数や動
作電圧により、非同期パルスの数が変動する場合や、回
路方式の差により非同期パルスの数が異なる場合には、
遮断するパルスの数を設定できるようにする必要があ
る。
【0046】図4は、同期が取れたクロック群の前に1
パルスだけ同期が取れていないパルスが発生する同期回
路に使用される先の制御回路13、14の具体的構成を
示している。この場合の制御回路は、入力クロックをカ
ウントするカウンタ21と、入力クロックと出力クロッ
クとの間の経路に挿入されたスイッチ回路22とから構
成されている。
【0047】上記カウンタ21が、入力クロックの経路
から入力するパルスを1個カウントすると、このカウン
タ21の出力により上記スイッチ回路22が閉じるよう
に制御される。
【0048】従って、この図4のような構成の制御回路
によれば、外部クロックに対して同期が取れていないパ
ルスは出力されずに、同期が取れた2個目以降のパルス
群がクロックとして前記同期回路12などに入力され
る。
【0049】図5は、同期回路から出力される同期が取
れていないパルスの数が変動する場合に適した先の制御
回路13、14の具体的構成を示している。この場合の
制御回路は、図4のカウンタ21の代わりに、カウント
値が設定可能なプリセット型のカウンタ23が使用され
る点が、図4とは異なっており、その他の点は図4と同
様である。
【0050】この場合、カウンタ23が、入力クロック
の経路から入力するパルスを、予めプリセットされた個
数カウントすると、このカウンタ23の出力により上記
スイッチ回路22が閉じるように制御される。
【0051】従って、この図5のような構成の制御回路
の場合にも、外部クロックに対して同期が取れていない
パルスは出力されずに遮断され、予めプリセットされた
パルスの個数以降の同期が取れたパルス群がクロックと
して前記同期回路12などに入力される。
【0052】図6は、同期が取れたクロック群の前に1
パルスだけ同期が取れていないパルスが発生する同期回
路に使用される先の制御回路13、14の他の具体的構
成を示している。
【0053】この制御回路は、2個のシフトレジスタ3
1、32と、2入力のANDゲート33及びインバータ
34から構成されている。上記一方のシフトレジスタ3
1のデータ入力端にはリセット信号bRESETが入力
される。また、この一方のシフトレジスタ31のデータ
出力端には他方のシフトレジスタ32のデータ入力端が
接続されている。他方のシフトレジスタ32のデータ出
力端における信号は、この制御回路に対する入力クロッ
クT1と共に上記ANDゲート33に入力される。ま
た、上記一方のシフトレジスタ31にはシフト制御信号
として入力クロックT1が入力され、上記他方のシフト
レジスタ32にはシフト制御信号として入力クロックT
1が上記インバータ34を介して入力される。
【0054】次に、図6の制御回路の動作の一例を、図
7に示すタイミングチャートを参照して説明する。
【0055】まず、リセット信号bRESETが“H”
レベルとなって、リセット状態が解除された後に、図7
に示すようなタイミングで入力クロックT1が入力する
とする。このとき、T1の1個目のパルスは、外部クロ
ックと同期が取れていないパルスであるとする。そし
て、T1の1個目のパルスが“H”レベルに立ち上がっ
た後に、一方のシフトレジスタ31に“H”レベルのリ
セット信号bRESETが読み込まれ、このシフトレジ
スタ31の出力R1が“L”レベルから“H”レベルに
反転する。
【0056】次に、T1の1個目のパルスが“H”レベ
ルから“L”レベルに下がり、インバータ34の出力が
“L”レベルから“H”レベルに反転した後に、一方の
シフトレジスタ31の“H”レベル出力R1が他方のシ
フトレジスタ32に読み込まれ、その出力R2が“L”
レベルから“H”レベルに反転する。ANDゲート33
は、R2が“H”レベルの期間に入力クロックT1を出
力するので、図7に示すように、入力クロックT1の1
個目のパルスはANDゲート33から出力されずに遮断
される。
【0057】従って、クロックT2は、同期が取れてい
る2個目以降のパルス群となる。
【0058】ところで、図6に示したシフトレジスタを
用いた制御回路として、同期が取れていない最初のパル
スのみを遮断する場合の例を示したが、連続した複数個
のパルスを遮断するためには、シフトレジスタの個数を
追加すればよい。
【0059】すなわち、図8は、連続した複数個のパル
スを遮断する制御回路の具体的構成を示している。この
制御回路は、2個以上の偶数個のシフトレジスタ35−
1〜35−nを設けて直列接続し、初段のシフトレジス
タ35−1のデータ入力端にはリセット信号bRESE
Tを入力し、各奇数段目のシフトレジスタ35−1、3
5−3、…にはシフト制御信号として入力クロックT1
をそれぞれ入力し、各偶数段目のシフトレジスタ35−
2、、…35−nにはシフト制御信号として入力クロッ
クT1を各インバータ36を介してそれぞれ入力し、最
終段のシフトレジスタ35−nのデータ出力端における
信号を入力クロックT1と共にANDゲート37に入力
するように構成されている。
【0060】図8のような制御回路によれば、シフトレ
ジスタ35−1〜35−nの個数の半数に相当する数の
連続した入力パルスを遮断することができる。
【0061】ところで、上記第1ないし第3の各実施の
形態では、同期回路の相互間または同期回路の出力部あ
るいは同期回路の入力部に、同期が取れていないパルス
を遮断する制御回路を設けることによって、同期が取れ
ていないパルスを同期回路に入力しないようにしていた
が、次に、同期回路そのものに同期が取れていないパル
スを出力しない機能を持たせた場合の実施の形態につい
て説明する。
【0062】先の図19に示すSAD方式の同期回路で
は、始めにクロックCLKが入力された後のディレイモ
ニタ回路42からの出力が前進パルス遅延線44で所定
時間遅延され、次にクロックCLKが到達した後に、こ
の次のクロックCLKが、前進パルス遅延線44で遅延
されたディレイモニタ回路42からの出力クロックの遅
延時間に相当する時間だけ、後退パルス遅延線46で遅
延して出力されるようになっている。
【0063】このような動作を実現するために、後退パ
ルス遅延線46内の複数の各単位遅延素子45はそれぞ
れ図9に示すような論理動作を行う。後退パルス遅延線
46内の各単位遅延素子45は、制御回路47の状態と
クロックCLKが伝達されるCLKラインの値とに応じ
て、後段からのパルスを通過するか、または出力を
“H”レベルにするか、あるいは出力を“L”レベルに
する。すなわち、制御回路47の状態がセット状態のと
きは、CLKラインの値にかかわらずに各単位遅延素子
45は前段からの出力パルスを後段側に伝播する。他
方、制御回路47の状態がリセット状態のとき、CLK
ラインの値が“H”レベルであれば、対応する単位遅延
素子45はその出力を“H”レベルにし、CLKライン
の値が“L”レベルであれば“L”レベルにする。
【0064】従来のSAD回路では、パルスが伝播して
いる前進パルス遅延線44内の単位遅延素子43の次の
段の、パルスが伝播していない単位遅延素子43に対応
する後退パルス用遅延線46内の単位遅延素子44にお
いてパルスCLKを選択して後段の単位遅延素子44に
出力するという動作により、後退パルス用遅延線46に
おけるパルスCLKの遅延が行われている。
【0065】図10は、従来のSAD回路を含む図19
の同期回路において、電源投入直後や、パワーダウンモ
ード(power down mode)からの復帰時
などのように、予めリセット状態にされている時から動
作を開始した場合の動作の一例を示すタイミングチャー
トである。制御回路47はリセット状態にされているの
で、最初のクロックCLKが制御回路47に入力する
と、この最初のクロックCLKは後退パルス用遅延線4
6内の最後段の単位遅延素子46で選択され、Dout
として出力される(図10中の遅延線を通過せずに発生
されたパルス)。
【0066】一方、最初のクロックCLKは、ディレイ
モニタ回路42を通過した後にDinとして前進パルス
遅延線44に入力される。そして、最初のクロックCL
Kに対応したDinの立上がりからτ−Aの時間が経過
した後に、後退パルス遅延線46によって次のクロック
CLKの遅延が開始され、この次のクロックCLKがτ
−Aの時間だけ遅延されてDoutとして出力される
(図10中の遅延線を通過して発生されたパルス)。
【0067】すなわち、最初のクロックCLKに対応し
て互いにタイミングが異なる2個のパルスがDoutと
して出力され、これに応じて内部クロックCK′には、
外部クロックに同期する前に1個のパルスが出力され、
これが同期が取れていないパルスとして他の同期回路に
入力される。
【0068】図11は、同期回路そのものに同期が取れ
ていないパルスを出力しない機能を持たせた場合の、こ
の発明の第4の実施の形態による同期回路の構成を示す
ブロック図である。
【0069】この実施の形態による同期回路には、前記
図19に示す同期回路と同様に、入力バッファ41、デ
ィレィモニタ回路42、前進パルス用遅延線44及び後
退パルス用遅延線46を含むSAD回路SAD11及び
出力バッファ18が設けられている上に、さらに入力バ
ッファ41の出力とSAD回路SAD11との間のクロ
ックCLKの伝播経路(CLKライン)の途中に制御回
路50が追加挿入されている。
【0070】この制御回路50は、入力バッファ41か
ら出力されるクロックCLKの最初のパルスを遮断し、
この最初のパルス以降のパルスを出力する機能を有する
ものであり、例えば先の図4、図5に示すカウンタを用
いたものや、図6に示すシフトレジスタを用いたものが
使用できる。
【0071】また、ディレイモニタ回路42は、入力バ
ッファ41における遅延時間と、出力バッファ48にお
ける遅延時間との和に等しい遅延時間を持つように、入
力バッファ41と等価な回路構成を有するバッファ51
と、出力バッファ48と等価な回路構成を有するバッフ
ァ52とから構成されている。
【0072】このように、図11の同期回路では、入力
バッファ41の出力とSAD回路SAD11との間のク
ロックCLKの伝播経路の途中に、同期が取れていない
パルスを遮断するための制御回路50を挿入したので、
先の図10のタイミングチャート中にC1で示されるク
ロックCLKがこの制御回路50によって遮断され、S
AD回路SAD11に入力されなくなるので、内部クロ
ックCK′には同期の取れていないパルスは出力されな
くなる。
【0073】ところで、SAD回路のCLKラインに制
御回路50を挿入する、上記第4の実施の形態の同期回
路では、制御回路50によって生じるクロックCLKの
遅延時間によっては出力クロック(CK′)に誤差が生
じる。
【0074】この誤差がチップの動作上、問題となる場
合は、制御回路50に対応した信号遅延時間を有する回
路をディレイモニタ回路42内に設けることにより、C
LKラインに制御回路50を挿入したことによって生じ
る出力誤差をキャンセルさせることができる。
【0075】図12は、制御回路50を設けたことによ
って生じる出力誤差をキャンセルするようにした、この
発明の第5の実施の形態による同期回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0076】この実施の形態による同期回路では、ディ
レイモニタ回路42内に、それぞれ制御回路50と等価
な回路構成を有し制御回路50と等価な信号遅延時間を
有する2個の模倣回路53、54が先のバッファ51及
び52に対して直列に接続されている。
【0077】また、図13のブロック図に示す、この発
明の第6の実施の形態による同期回路のように、それぞ
れ制御回路50と等価な回路構成を有し制御回路50と
等価な信号遅延時間を持つ2個の模倣回路53、54を
ディレイモニタ回路42内に設ける代わりに、制御回路
50の信号遅延時間に対して2倍の信号遅延時間を持つ
1個の模倣回路55を設けるようにしてもよい。
【0078】次に、上記図12、図13に示した同期回
路の動作を、図14のタイミングチャートを用いて説明
する。なお、図12中の2個の模倣回路53、54また
は図13中の1個の模倣回路55における信号遅延時間
を2cとする。
【0079】最初の外部クロックが入力されると、入力
バッファ41による遅延時間D1の後にクロックCLK
が出力される。このクロックCLKはディレイモニタ回
路42により、A+2cの時間だけ遅延され、Dinと
してSAD回路SAD11に入力される。SAD回路S
AD11に入力されたDinはその後、前進パルス遅延
線43によってτ−A−cだけ遅延され、その後、次の
クロックCLKが後退パルス遅延線46によってτ−A
−cだけ遅延され、DoutとしてSAD回路SAD1
1から出力される。さらに、このDoutが出力バッフ
ァ48における信号遅延時間D2だけ遅延され、内部ク
ロックTuが発生される。
【0080】このように、図12、図13の実施の形態
による同期回路によれば、ディレイモニタ回路42に模
倣回路53と54あるいは55を設けることによって、
制御回路50における信号遅延時間の影響を無くすこと
ができ、内部クロックTuの誤差を無くすことができ
る。
【0081】なお、図11ないし図13の各実施の形態
では、外部クロックと同期した内部クロックTuを発生
する場合について説明したが、これは前進パルス遅延線
における遅延量に対して位相が90°や180°など、
前進パルス遅延線における遅延量のn/m(ただし、
n、mは正の整数)に設定された後退パルス遅延線を持
つような構成に変更し、外部クロックに対して位相が3
60°×n/mずれた内部クロックを発生させるように
してもよい。
【0082】ところで、直列接続された上記2個の模倣
回路53、54あるいは1個の模倣回路55は、制御回
路50における信号遅延時間と等価な信号遅延時間を持
つ回路であり、例えば、制御回路50として先の図6に
示すようにシフトレジスタを用いたものを使用した場合
には、図15に示すように、図6の制御回路のANDゲ
ート33のみを取出した回路を用いることができる。す
なわち、図6の制御回路において、クロックT2とT1
との間の信号遅延時間はANDゲート33のみによって
決定されるからである。なお、模倣回路としてANDゲ
ート33を使用する場合、T1以外の他方の入力には
“H”レベルに対応した電源電位Vddを常時入力してお
く。
【0083】なお、上記図12の実施の形態では、ディ
レイモニタ回路42内に、それぞれ制御回路50と等価
な信号遅延時間を有する2個の模倣回路53、54を設
ける場合について説明したが、これは合計して制御回路
50の遅延量の2倍の遅延量と等価な信号遅延時間を持
つようになるならば、3個以上の模倣回路を設けてこれ
らを直列に接続してもよい。
【0084】上記第4、第5及び第6の各実施の形態で
は、CLKラインに制御回路50を挿入することによっ
て、同期が取れていないクロックを出力しないように同
期回路を構成する場合について説明したが、次に、後退
パルス遅延線46を工夫することによって、同期が取れ
ていないクロックを出力しないようにした、この発明の
第7の実施の形態による同期回路について説明する。
【0085】図16は、先の図9に示すような論理動作
を行う、後退パルス遅延線の単位遅延素子の従来例の具
体的な構成を示している。
【0086】この単位遅延素子は、前段からの出力が入
力され、制御信号Qが“L”レベルでかつその反転信号
bQが“H”レベルのときに動作し、入力を反転して出
力するクロックドインバータ(同期型信号反転回路)6
1と、前記クロックCLKが入力され、制御信号bQが
“L”レベルでかつその反転信号Qが“H”レベルのと
きに動作し、入力を反転して出力するクロックドインバ
ータ(同期型信号反転回路)62と、上記両クロックド
インバータ61、62の出力が共に入力に接続されたイ
ンバータ63とから構成されている。
【0087】このような構成の単位遅延素子では、先の
図9に示すように、制御回路47の状態がリセット状態
のときでも、CLKラインの値が“H”レベルになる
と、出力が“H”レベルになってしまう。すなわち、制
御回路47の状態がリセット状態のときは、制御信号b
Qが“L”レベルでかつ信号Qが“H”レベルとなり、
クロックドインバータ61が動作するので、出力はCL
Kラインの値に対応したレベルとなる。
【0088】このため、リセット直後に最初にクロック
CLKが“H”レベルになると、後退パルス遅延線46
における最後段の単位遅延素子45から非同期のパルス
が出力されてしまう。
【0089】これを避けるためには、この実施の形態に
よる同期回路では、後退パルス遅延線46の最後段の単
位遅延素子45として図17に示すような動作論理を有
するものを用いる。すなわち、この図17に示したよう
な論理動作を有する単位遅延素子によれば、制御回路4
7の状態がリセット状態のときに、CLKラインの値が
“H”レベルになっても、出力は“H”レベルとはなら
ず、“L”レベルのままとなる。
【0090】図17に示すような論理動作を行う後退パ
ルス遅延線46の最後段の単位遅延素子45の回路構成
を図18に示す。
【0091】この単位遅延素子が、前記図16に示す従
来のものと異なる点は、前記クロックドインバータ62
の入力としてクロックCLKを入力する代わりにVssの
電位を常に入力し“L”レベルの信号が入力するように
したことである。
【0092】このような構成によれば、制御信号bQが
“L”レベルでかつ信号Qが“H”レベルのとき、クロ
ックドインバータ62が動作しても、その出力は入力の
“L”レベルを反転した“H”レベルとなり、この信号
が入力されるインバータ63の出力は“L”レベルとな
る。
【0093】すなわち、後退パルス遅延線46の最後段
の単位遅延素子45として図18に示すような構成のも
のを用いれば、先に説明したように、この最後段の単位
遅延素子でクロックCLKが選択されて出力されること
がなくなる。なお、後退パルス遅延線46の最後段以外
の単位遅延素子としては、図16に示す従来のものが使
用される。
【0094】従って、このような後退パルス遅延線46
を有する同期回路では、外部クロックに対して非同期の
クロックは出力されなくなる。
【0095】ところで、SAD回路を有する同期回路に
入力される外部クロックの周波数の上限が、後退パルス
遅延線46における最終段の単位遅延素子でクロックC
LKが選択されるような場合には、出力される内部クロ
ックの周期が単位遅延素子分だけ長くなるだけであり、
問題はない。例えば、動作可能周波数が100MHz
(周期は10ns)の場合、単位遅延素子1段当たりの
信号遅延時間を例えば400psとすると、図17のよ
うな単位遅延素子を後退パルス遅延線に用いたこの実施
の形態の同期回路では、1周期が10ns+400ps
=10.4nsとなり、96MHzまで動作可能とな
る。すなわち、その影響は10%以下と非常に小さい。
【0096】また、SAD回路の実際の動作周波数は、
動作可能な周波数よりも十分低いため、問題は全くな
い。
【0097】また、後退パルス遅延線46の最後段の単
位遅延素子45として図18に示すような構成のものを
用いたとしても、前段からのパルスを通過する際の信号
遅延時間は最後段以外の単位遅延素子と全く変りがない
ため、正確に同期動作を行うことができる。
【0098】なお、上記説明では、後退パルス遅延線4
6の最後段のみの単位遅延素子として図18に示すよう
な構成のものを用いる場合について説明したが、これは
必ずしも最終段のみである必要はなく、動作周波数に問
題の及ぼさない範囲であれば、パターン等の都合により
最終段を含む複数の単位遅延素子としてそれぞれ図18
に示すような構成のものを用いるように変更してもよ
い。
【0099】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
システム全体の同期を高速に取ることを可能であり、こ
れにより不要な期間では動作を停止させることができて
待機電力の上昇を防止することができる同期回路システ
ムを提供することができる。
【0100】また、この発明によれば、システム全体の
同期を高速に取ることを可能にし、これにより不要な期
間では動作を停止させることができて待機電力の上昇を
防止することができる同期回路を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による同期回路シ
ステムのブロック図。
【図2】この発明の第2の実施の形態による同期回路シ
ステムのブロック図。
【図3】この発明の第3の実施の形態による同期回路シ
ステムのブロック図。
【図4】図1ないし図3の各同期回路システムで使用さ
れる制御回路の具体的構成を示す回路図。
【図5】図1ないし図3の各同期回路システムで使用さ
れる制御回路の他の具体的構成を示す回路図。
【図6】図1ないし図3の各同期回路システムで使用さ
れる制御回路のさらに他の具体的構成を示す回路図。
【図7】図6の制御回路の動作の一例を示すタイミング
チャート。
【図8】図1ないし図3の各同期回路システムで使用さ
れる制御回路の別の具体的構成を示す回路図。
【図9】図1ないし図3の各同期回路システムで使用さ
れる後退パルス遅延線内の単位遅延素子の論理動作をま
とめて示す図。
【図10】従来のSAD回路を含む同期回路の動作の一
例を示すタイミングチャート。
【図11】この発明の第4の実施の形態による同期回路
の構成を示すブロック図。
【図12】この発明の第5の実施の形態による同期回路
の構成を示すブロック図。
【図13】この発明の第6の実施の形態による同期回路
の構成を示すブロック図。
【図14】図13に示した同期回路の動作を示すタイミ
ングチャート。
【図15】第4ないし第6の各同期回路で使用される制
御回路の回路図。
【図16】図9に示す論理動作を行う後退パルス遅延線
内の単位遅延素子の従来の具体的な構成を示す回路図。
【図17】この発明の第7の実施の形態による同期回路
で使用される後退パルス遅延線内の単位遅延素子の論理
動作をまとめて示す図。
【図18】この発明の第7の実施の形態による同期回路
で使用される後退パルス遅延線内の単位遅延素子の具体
的な構成を示す回路図。
【図19】SAD方式の同期回路のブロック図。
【図20】図19に示した同期回路の動作の一例を示す
タイミングチャート。
【図21】図19の同期回路を用いて構成されたクロッ
ク発生回路の構成を示すブロック図。
【図22】図21のクロック発生回路の一方の同期回路
をSAD回路を用いて構成した場合の回路図。
【図23】図21のクロック発生回路の他方の同期回路
をSAD回路を用いて構成した場合の回路図。
【図24】図22、図23に示す同期回路を用いたクロ
ック発生回路の動作の一例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
11…第1の同期回路、 12…第2の同期回路、 13、14…制御回路、 21、23…カウンタ、 22…スイッチ回路、 31、32、35−1〜35−n…シフトレジスタ、 33、37…ANDゲート、 34、36…インバータ、 41…入力バッファ、 42…ディレィモニタ回路、 43、45…単位遅延素子、 44…前進パルス用遅延線、 46…後退パルス用遅延線、 47、50…制御回路、 48…出力バッファ、 51、52…バッファ、 53、54、55…模倣回路、 61、62…クロックドインバータ、 63…インバータ、 SAD11…SAD回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B024 AA01 AA15 BA21 CA07 CA15 5B079 BA06 BB10 BC01 CC02 CC05 CC08 CC14 DD06 DD17 5K047 AA00 GG08 GG29 KK04 MM27 MM36 MM56

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロックが入力され、第2のクロ
    ックを出力する第1の同期回路と、 上記第1の同期回路から出力される第2のクロックのう
    ち少なくとも最初に出力される1個のパルスは遮断し、
    その後、上記第1の同期回路から出力されるパルス群を
    第2のクロックとして順次出力する制御回路と、 上記制御回路から出力される第2のクロックが入力され
    る第2の同期回路とを具備したことを特徴とする同期回
    路システム。
  2. 【請求項2】 前記制御回路がカウンタを含んで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の同期回路シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記制御回路がシフトレジスタを含んで
    構成されていることを特徴とする請求項1に記載の同期
    回路システム。
  4. 【請求項4】 前記制御回路が、 多段接続されかつ初段にカウント開始信号が入力され、
    シフト制御信号として前記第1のクロックが入力される
    複数個のシフトレジスタと、 上記複数個のシフトレジスタのうち終段のシフトレジス
    タの出力と前記第1の同期回路から出力される前記第1
    のクロックとが入力される論理回路とを有して構成され
    ることを特徴とする請求項3に記載の同期回路システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2の同期回路の少なくとも
    一方が、 クロックが入力されるディレイモニタ回路と、 前進パルス遅延線と後退パルス遅延線とを有し、上記ク
    ロックと上記ディレイモニタ回路からの出力クロックと
    が入力され、第1のサイクルの上記クロックが入力され
    た後の上記ディレイモニタ回路からの出力クロックを前
    進パルス遅延線で所定時間遅延し、上記第1のサイクル
    の次のサイクルである第2のサイクルのクロックの到達
    後にこの次の第2のサイクルのクロックを上記前進パル
    ス遅延線で遅延された上記ディレイモニタ回路からの出
    力クロックの遅延時間に相当する時間もしくはそのn/
    m(ただし、n、mはそれぞれ正の整数)の時間だけ上
    記後退パルス遅延線で遅延して出力する同期型調整遅延
    回路とを有して構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の同期回路システム。
  6. 【請求項6】 前記ディレイモニタ回路には、前記制御
    回路における信号遅延量の2倍の信号遅延量を有する前
    記制御回路の模倣回路が設けられていることを特徴とす
    る請求項5に記載の同期回路システム。
  7. 【請求項7】 前記模倣回路は、前記制御回路と等価な
    回路構成及び回路パターンを有する第1及び第2の模倣
    回路で構成されていることを特徴とする請求項6に記載
    の同期回路システム。
  8. 【請求項8】 第1のクロックが入力される第1のディ
    レイモニタ回路と、第1の前進パルス遅延線と第1の後
    退パルス遅延線とを有し、上記第1のクロックと上記第
    1のディレイモニタ回路からの出力クロックとが入力さ
    れ、第1のサイクルの上記第1のクロックが入力された
    後の上記第1のディレイモニタ回路からの出力クロック
    を第1の前進パルス遅延線で所定時間遅延し、上記第1
    のサイクルの次のサイクルである第2のサイクルの第1
    のクロックの到達後にこの次の第2のサイクルの第1の
    クロックを上記第1の前進パルス遅延線で遅延された上
    記第1のディレイモニタ回路からの出力クロックの遅延
    時間に相当する時間もしくはそのn/m(ただし、n、
    mはそれぞれ正の整数)の時間だけ上記第1の後退パル
    ス遅延線で遅延して出力する第1の同期型調整遅延回路
    とを有し、第1のクロックに応じた第2のクロックを出
    力する第1の同期回路と、 上記第1のクロックの入力ノードと上記第1の同期回路
    における第1の同期型調整遅延回路との間に挿入され、
    上記第1のクロックのうち少なくとも最初に入力される
    1個の第1のクロックは遮断し、その後、上記入力ノー
    ドに与えられる第1のクロックを順次出力する制御回路
    と、 上記第1の同期回路から出力される第2のクロックが入
    力される第2の同期回路とを具備したことを特徴とする
    同期回路システム。
  9. 【請求項9】 前記第2の同期回路が、 前記第2のクロックが入力される第2のディレイモニタ
    回路と、 第2の前進パルス遅延線と第2の後退パルス遅延線とを
    有し、前記第2のクロックと上記第2のディレイモニタ
    回路からの出力クロックとが入力され、第1のサイクル
    の上記第2のクロックが入力された後の上記第2のディ
    レイモニタ回路からの出力クロックを第2の前進パルス
    遅延線で所定時間遅延し、上記第1のサイクルの次のサ
    イクルである第2のサイクルの第3のクロックの到達後
    にこの次の第2のサイクルの第3のクロックを上記第2
    の前進パルス遅延線で遅延された上記第2のディレイモ
    ニタ回路からの出力クロックの遅延時間に相当する時間
    もしくはその半分の時間だけ上記第2の後退パルス遅延
    線で遅延して出力する第2の同期型調整遅延回路とを有
    して構成されることを特徴とする請求項8に記載の同期
    回路システム。
  10. 【請求項10】 前記制御回路がカウンタを含んで構成
    されていることを特徴とする請求項8に記載の同期回路
    システム。
  11. 【請求項11】 前記制御回路がシフトレジスタを含ん
    で構成されていることを特徴とする請求項8に記載の同
    期回路システム。
  12. 【請求項12】 前記制御回路が、 多段接続されかつ初段にカウント開始信号が入力され、
    シフト制御信号として前記第1のクロックが入力される
    複数個のシフトレジスタと、 上記複数個のシフトレジスタのうち終段のシフトレジス
    タの出力と前記第1の同期回路から出力される前記第1
    のクロックとが入力される論理回路とを有して構成され
    ることを特徴とする請求項11に記載の同期回路システ
    ム。
  13. 【請求項13】 前記第1のディレイモニタ回路には、
    前記制御回路における信号遅延量の2倍の信号遅延量を
    有する前記制御回路の模倣回路が設けられていることを
    特徴とする請求項8に記載の同期回路システム。
  14. 【請求項14】 前記模倣回路は、前記制御回路と等価
    な回路構成及び回路パターンを有する第1及び第2の模
    倣回路で構成されていることを特徴とする請求項13に
    記載の同期回路システム。
  15. 【請求項15】 クロックが入力される入力バッファ
    と、 上記入力バッファの出力が入力され、所定の信号遅延量
    を有するディレイモニタ回路と、 多段縦続接続された複数個の第1の単位遅延素子からな
    り、上記ディレイモニタ回路の出力を多段縦続接続され
    た複数個の第1の単位遅延素子で順次遅延する第1の遅
    延線と、 上記ディレイモニタ回路の出力が入力され、上記ディレ
    イモニタ回路から第1のサイクルのクロックが出力され
    た後からこの第1のサイクルの次のサイクルである第2
    のサイクルのクロックが出力されるまでの1周期の期間
    に、上記第1のパルス遅延線において上記ディレイモニ
    タ回路の出力が通過した第1の単位遅延素子を検出する
    検出回路と、 多段縦続接続された複数個の第2の単位遅延素子からな
    り、上記検出回路の検出結果に応じた段の第2の単位遅
    延素子で上記ディレイモニタ回路から出力される上記第
    2サイクルのクロックを選択し、この選択したクロック
    をそれよりも後段に位置する複数個の第2の単位遅延素
    子を介して順次遅延する第2の遅延線と、 上記第2の遅延線の出力が入力される出力バッファとを
    具備し、 上記ディレイモニタ回路における上記信号遅延量が上記
    入力バッファと上記出力バッファにおける各信号遅延量
    の和に相当する信号遅延量に設定され、 かつ上記第2の遅延線における少なくとも最終段の第2
    の単位遅延素子には上記ディレイモニタ回路の出力が入
    力されずかつその前段の第2の単位遅延素子からの出力
    を遅延する構成を有することを特徴とする同期回路。
  16. 【請求項16】 前記第2の単位遅延素子のそれぞれ
    は、 前段からの出力が入力される第1の同期型信号反転回路
    と、 第2の同期型信号反転回路と、 上記第1及び第2の同期型信号反転回路の出力が共に入
    力に接続され、その出力が後段の第2の単位遅延素子に
    入力される信号反転回路とから構成され、 少なくとも最終段の第2の単位遅延素子の上記第2の同
    期型信号反転回路には固定されたレベルの論理信号が入
    力され、それ以外の第2の単位遅延素子の上記第2の同
    期型信号反転回路には前記ディレイモニタ回路の出力が
    入力されることを特徴とする請求項15に記載の同期回
    路。
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