JP3498891B2 - クロック同期遅延制御回路 - Google Patents
クロック同期遅延制御回路Info
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Description
いて同期制御するものに適したクロック同期遅延制御回
路に関する。
は、処理の高速化の要求からシンクロナスDRAM等の
クロック同期型のメモリを採用することがある。同期型
のメモリは、メモリ回路を制御するクロックに対して同
期したクロックをメモリ内部でも使用するようになって
いる。
部クロックという)とメモリ回路を制御するクロック等
の外部クロックとの間に遅延が生じると、特に動作速度
が高速である場合には遅延量が僅かであっても、回路の
誤動作が発生しやすくなってしまう。
期させるためのクロック同期遅延制御回路が半導体集積
回路内に設けられる。
9−182634号明細書で提案した従来のクロック同
期遅延制御回路を示すブロック図である。
が入力される。この外部クロックEXTCLKはレシー
バ162を介して取り込まれる。この取り込みの際にレ
シーバ162によって遅延が生じる。更に、レシーバ1
62の出力はパルス生成回路163、ディレイモニタ1
65、前進パルス用遅延線6、後退パルス用遅延線7、
パルス幅復元回路168及びクロックデリバラ169を
介して内部クロックINTCLKとして出力される。こ
れらの回路によっても遅延が生じる。
の周期をτとして、各回路の遅延時間の総和をτの整数
倍にすることによって、外部クロックEXTCLKに同
期した内部クロックINTCLKを得るようにしてい
る。
とし、クロックデリバラ169の遅延時間をΔtdeli と
する。また、パルス生成回路163及びパルス幅復元回
路168の遅延時間をτdとする。これらの遅延時間は
既知であり、ディレイモニタ165の遅延時間Δtmonを
Δtmon=Δtrec+Δtdeli に設定すると、前進パルス用
遅延線6及び後退パルス遅延線7を除く遅延量はΔtrec
+2τd+Δtmon+Δtdeli=2(Δtmon+τd)とな
る。
ルス用遅延線7の和の遅延量を2{τ−(Δtmon+τ
d)}とすることにより、外部クロックEXTCLKに
対して2τ遅延して同期した内部クロックINTCLK
を生成することができる。
延制御回路の動作を説明するための波形図である。
0%の外部クロックEXTCLK(図24(a))が入
力される。この外部クロックEXTCLKはレシーバ1
62に与えられ、図24(b)に示すように、Δtrecだ
け遅延されてクロックCLKとして出力される。このク
ロックCLKはパルス生成回路163及び制御信号生成
回路4に与えられる。制御信号生成回路4は、図24
(c)に示すように、入力されたクロックCLKを反転
させた制御信号STOPを出力する。
の具体的な構成を示す回路図である。
延回路52及びアンド回路53によって構成されてい
る。パルス幅調整用遅延回路52は端子51を介して入
力されたクロックCLKをτdだけ遅延させてアンド回
路53に与える。これにより、アンド回路53からはク
ロックCLKの立ち上がりからτd遅延して立ち上が
り、クロックCLKの立ち下がりで立ち下がるパルスA
(図24(d))が得られる。即ち、パルスAのパルス
幅αは、外部クロックEXTCLKのパルス幅よりも狭
く、τ/2−τdである。
れてΔtmonだけ遅延された後、パルスSTART(図2
4(e))として前進パルス用遅延線6に供給される。
及び後退パルス用遅延線7の具体的な構成を示す回路図
である。前進パルス用遅延線6及び後退パルス用遅延線
7は、1乃至L段の単位遅延素子11-1乃至11-L,1
2-1乃至12-Lによって構成されている。各単位遅延素
子は、図26に示すように、クロックドインバータ31
によって構成されている。クロックドインバータ31に
よる単位遅延素子を縦続接続することによって、前進パ
ルス用遅延線6及び後退パルス用遅延線7が構成され
る。
延素子11の出力端は、後退パルス用単位遅延線7の各
段の単位遅延素子12の入力端に接続されている。前進
パルス用単位遅延線6のクロックドインバータ31は制
御信号STOPによって制御され、後退パルス用単位遅
延線7のクロックドインバータ31はクロックCLKに
よって制御される。
“H”という)の場合には、前進パルス用単位遅延線6
の各インバータ31は導通状態であり、初段のインバー
タ31に入力されたパルスSTARTが順次後段のイン
バータ31を伝播する。制御信号STOPの“H”期間
には、クロックCLKはローレベル(以下、“L”とい
う)であるので、後退パルス用遅延線7の各クロックド
インバータ31は信号を伝播しない。パルスSTART
のパルス幅は狭く、クロックCLKが“L”の期間に入
力されるので、パルスSTARTが立ち上がって次にク
ロックCLKが“H”になるまで前進パルス用遅延線6
を伝播する。
て、パルスSTARTが伝播されていない段、即ち、パ
ルスSTARTの立ち上がりエッジが到達していない段
においては、その出力は“H”又は“L”に固定されて
いる。単位遅延素子がインバータで構成されているの
で、隣り合う段同士の出力は相互に異なる論理レベルと
なっている。パルスSTARTのエッジ部分が伝播する
と、その段では、出力が異なる論理レベルに変換し、パ
ルスSTARTのパルス幅に対応する期間だけそのレベ
ルを維持する。パルスSTARTの立ち下がりエッジが
通過すると、その段の出力は元の論理レベルに戻る。
CLKが“H”になると、パルスSTARTの伝播は停
止し、後退パルス用遅延線7の各クロックドインバータ
31が伝播を開始する。
の出力は後退パルス用遅延線7の各インバータの入力と
して供給されているので、パルスSTARTの立ち上が
りエッジがN段まで伝播していたとすると、このエッジ
に対応する出力が後退パルス用遅延線7のN段の入力端
に現れる。この立ち上がりエッジ部分に対応する出力
は、後退パルス用遅延線7を初段側にN段伝播して出力
される。
前進パルス用遅延線6を伝播する時間と後退パルス用遅
延線7に入力されたパルスが後退パルス用遅延線7を伝
播する時間とは等しい。図24に示すように、パルスS
TARTは、ディレイモニタ165の出力から制御信号
が“L”になるまでの間、即ち、τ−(τd+Δtmon)
だけ伝播し、更に同じ時間だけ後退パルス用遅延線7を
伝播する。こうして、後退パルス用遅延線7からは図2
4(f)に示すパルスOUTが出力される。
供給される。図27は図23中のパルス幅復元回路16
8の具体的な構成を示す回路図である。
ように、遅延回路72、ノア回路73,78、インバー
タ74,76及びnMOSトランジスタ57,77によ
って構成されている。遅延回路72の遅延時間はτdで
ある。端子71にはパルス幅がαのパルスOUTが入力
される。遅延回路72は、端子71を介して入力された
パルスOUTをτdだけ遅延させて出力する。
ると、オア回路73,78によって端子79は“H”とな
る。パルスOUTが時間αの後に“L”となる前に、パ
ルスOUTの“H”によってトランジスタ77が導通
し、インバータ76の出力は“H”となる。これによ
り、時間αの後にパルスOUTが“L”になっても、端
子79は“H”を維持する。
後に遅延回路72の出力が“H”となる。これにより、
トランジスタ75が導通し、インバータ76の出力は
“L”となる。しかし、遅延回路72の出力が立ち上が
ってから時間αの間は遅延回路72の出力は“H”であ
り、端子79はこの間“H”を維持する。結局、端子7
9からはパルスOUTの立ち上がりで立ち上がり、パル
ス幅がτd+α=クロックCLKのパルス幅のパルスC
(図24(g))が得られる。
72としては、例えば図31(A),(B)に示す回路
が用いられる。図31(A)に示す回路はインバータ6
2を縦続接続して構成したものであり、図31(B)に
示す回路は、抵抗66及びコンデンサ65による回路を
縦続接続して構成したものである。
は、図24(h)に示すように、クロックデリバラ16
9によってΔtdeli だけ遅延されて内部クロックINT
CLKとして出力される(図24(i))。
レシーバ162とクロックデリバラ169の遅延時間の
和Δtrec+Δtdeli に等しくなるように設計されている
ので、外部クロックEXTCLKに対する内部クロック
INTCLKの総遅延量Δtotal は、下記(1)式にて
表される。
部クロックEXTCLKに対して2周期遅れて同期す
る。
用遅延線7のパルスの伝播動作について図28の動作波
形図を参照して更に詳細に説明する。
生成回路163によってパルス化され、パルスSTAR
Tとして前進パルス用遅延線6に供給される。パルスS
TARTがL段の単位遅延素子11-Lまで伝播したと
き、N−1段目、N段目及びL段目の動作波形を図28
(e),(f),(g)に示している。
を用いているので、隣り合う単位遅延素子の出力D(N
−1),D(N)は図28(e)、(f)に示すように
相互に反転している。パルスが伝播したとき、N−1段
目の単位遅延素子は正のパルスを出力し、N段目の単位
遅延素子は負のパルスを出力する。また、クロックCL
Kが“H”のときに前進パルス用遅延線6をパルスが伝
播し、後退パルス用遅延線7では制御信号STOPが
“H”(CLKが“L”)のときにパルスが伝播する。
前進パルス用遅延線6を構成する単位遅延素子11の出
力端と後退パルス用遅延線7を構成する単位遅延素子1
2の入力端とが接続されているので、図28(f)の出
力D(N)のパルス1は前進パルス用遅延線6を伝播す
るパルスであり、パルス2は後退パルス用遅延線7を伝
播するパルスである。
スSTARTをクロックCLK立ち上がりのτd+Δtm
on後から次のクロックCLKの立ち上がりまでの間だけ
前進パルス用遅延線6を伝播させ、この伝播終了から同
じ時間後に後退パルス用遅延線7からパルスOUTを出
力することによって、同期をとっていることから、動作
周波数帯域が制限されるという欠点がある。
τでデューティが50%であり、レシーバ162の出力
信号CLKの周期及びデューティは外部クロックEXT
CLKの周期及びデューティと等しいものとする。
RTの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとが前進パ
ルス用遅延線6を伝播する必要がある。立ち下がりにつ
いては、エッジ部分がクロックCLKの“L”(制御信
号STOPの“H”)期間に、前進パルス用遅延線6に
入力されればよい。図29はこの場合の限界を示す波形
図である。
RTは立ち下がりエッジがクロックCLKの立ち上がり
に一致している。即ち、限界は下記(2)式にて表され
る。
波数の上限を示している。
がクロックCLKの“L”(制御信号STOPの
“H”)期間に、前進パルス用遅延線6に入力されれば
よい。図30はこの場合の限界を示す波形図である。
RTは立ち上がりエッジがクロックCLKの立ち下がり
に一致している。即ち、この場合の限界は下記(3)式
にて表される。
波数の下限を示している。
ス生成回路163においてパルスAが生成される条件
は、 である。
延線6の最終段(L段)まで伝播する前にパルスの伝播
が停止しなければ、同期を確立することはできないの
で、単位遅延素子11,12の遅延量をΔdu として、
下記(5)式の条件が必要である。
回路における周波数帯域fは、下記(6)式にて表すこ
とができる。
方を示し、min{a,b}はa,bの小さい方を示す
ものとする。
ous Traced BackwardsDelay)を採用したものは、一般
的に、遅延線を構成する単位遅延素子の個数Lを多くす
ることで、動作周波数帯域の下限を上限とは独立に低周
波側に拡大することができる。
(6)式に示すように、動作周波数帯域の下限について
もパルス生成回路163を構成する遅延線とパルス幅復
元回路168を構成する遅延線の遅延時間τdとディレ
イモニタ165の遅延時間Δtmonとに依存することか
ら、動作周波数帯域が他のクロック同期遅延制御回路に
比べて狭いという欠点があった。
従来のクロック同期遅延制御回路は、動作周波数帯域の
下限と上限とを独立して設定することができないことか
ら、動作周波数帯域が狭いという問題点があった。
換え可能にすることによって、動作周波数帯域を広げる
ことができるクロック同期遅延制御回路を提供すること
を目的とする。
クロック同期遅延制御回路は、外部クロックを受信して
出力する入力手段と、前記外部クロックのパルス幅より
も狭幅のパルス信号であって、前記入力手段からの外部
クロックに対して第1の遅延時間だけ遅延した第1のパ
ルス信号を生成するパルス生成手段と、前記第1のパル
ス信号を第2の遅延時間だけ遅延させて前進用パルス信
号を出力する遅延手段と、縦続接続された複数段の単位
遅延素子によって構成され、初段から入力した前記前進
用パルス信号を後段の単位遅延素子に伝播させる前進パ
ルス用遅延線と、前記前進用パルス信号が所定の段まで
伝播したかを検出する前記前進パルス用遅延線のパルス
検出手段と、縦続接続された複数段の単位遅延素子によ
って構成され、前記単位遅延パルス検出手段の出力に基
づいて、前記前進用パルス信号が前記前進パルス用遅延
線を伝播した段数に対応する段数分だけ、後進用パルス
信号を単位遅延素子に伝播させて出力する後退パルス用
遅延線と、前記後退パルス用遅延線から出力されたパル
ス信号のエッジを前記第1の遅延時間だけ遅延させるこ
とにより前記入力手段からの外部クロックのパルス幅と
同一のパルス幅に復元して出力するパルス幅復元手段
と、前記パルス幅復元手段の出力を前記第2の遅延時間
から前記入力手段における遅延時間を引いた遅延時間だ
け遅延させて内部クロックとして出力する出力手段と、
前記第1の遅延時間と前記入力手段、前記遅延手段及び
前記出力手段による遅延時間との少なくとも一方を前記
パルス検出手段の検出結果に基づいて制御する遅延時間
制御手段とを具備したものである。
を介して入力され、入力手段の出力から第1のパルス信
号が生成される。第1のパルス信号は遅延手段によって
遅延された後、前進パルス用遅延線に供給されて伝播す
る。伝播が停止すると、前進パルス用遅延線を伝播した
時間の同一の時間後にパルスが後退パルス用遅延線から
出力される。このパルスはパルス幅復元回路によって元
のパルス幅に復元された後、出力手段によって内部クロ
ックとして出力される。第1のパルス信号が前進パルス
用遅延線を伝播した段数はパルス検出手段によって検出
されており、この検出結果に基づいて第1の遅延時間と
入力手段、遅延手段及び出力手段による遅延時間との少
なくとも一方が制御される。これにより、これらの回路
は外部クロックの周波数に対応した設定となり、動作周
波数範囲が広がる。
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
クロック同期遅延制御回路の一実施の形態を示すブロッ
ク図である。図1において図23と同一の構成要素には
同一符号を付してある。
遅延時間を変更可能にすることによって、動作周波数帯
域を拡大するようになっている。
が入力される。外部クロックの周期はτであるものとす
る。この外部クロックEXTCLKはレシーバ2に供給
され、レシーバ2は、外部クロックを波形整形して増幅
したクロックCLKを出力する。本実施の形態において
は、レシーバ2は、後述するパルス検出回路13からの
検出信号Dctl に制御されて、遅延量が変化するように
なっている。
を示すブロック図である。
クロックEXTCLKが入力される。レシーブ部100
は従来例におけるレシーバ162と同一構成であり、外
部クロックを波形成形して増幅して出力する。レシーブ
部100の出力は遅延回路102に供給されると共にマ
ルチプレクサ103に供給される。遅延回路102は入
力されたクロックを所定の遅延量で遅延させてマルチプ
レクサ103に出力する。マルチプレクサ103は、検
出信号Dctl に基づいて、2入力の一方を選択して端子
104にクロックCLKとして出力するようになってい
る。レシーブ部100による遅延量がΔtrecであり、遅
延回路102による遅延量がΔtrec2 であるものとする
と、端子104からは外部クロックEXTCLKに対す
る遅延量がΔtrec又はΔtrec+Δtrec2 のクロックCL
Kが出力される。
生成回路3、制御信号生成回路4及び後退パルス用遅延
線7に供給されるようになっている。制御信号生成回路
4は、クロックCLKを反転させた制御信号STOPを
生成して前進パルス用遅延線6に出力するようになって
いる。パルス生成回路3は、クロックCLKを所定の遅
延量で遅延させ、クロックCLKの立ち下がりで立ち下
がるパルスAを生成する。本実施の形態においては、パ
ルス生成回路3は、パルス検出回路13からの検出信号
Dctl に制御されて、遅延量が変化するようになってい
る。
な構成を示すブロック図である。
ックCLKが入力される。このクロックCLKは遅延回
路112,113及びアンド回路116に供給される。
遅延回路112,113は、夫々入力されたクロックC
LKをτd-h又はτd-lだけ遅延させてマルチプレクサ
114に出力する。マルチプレクサ114は端子115
を介して入力された検出信号Dctl に基づいて2入力の
一方を選択してアンド回路116に出力する。アンド回
路116は2入力のアンド演算を行って出力端子117
にパルスAとして出力するようになっている。
の立ち上がりからτd-h又はτd-l後に立ち上がり、ク
ロックCLKの立ち下がりで立ち下がるパルスが現れる
ことになる。
イモニタ5に供給される。図4は図1中のディレイモニ
タ5の具体的な構成を示すブロック図である。
のパルスAが入力される。このパルスAはディレイ部1
20に供給される。ディレイ部120は従来例における
ディレイモニタ165と同様の構成であり、入力された
パルスAをΔtmonだけ遅延させてマルチプレクサ123
及び遅延回路122に供給する。遅延回路122は入力
されたパルスAをΔtmon2 だけ遅延させてマルチプレク
サ123に出力する。マルチプレクサ123は、パルス
検出回路13からの検出信号Dctl に基づいて、2入力
の一方を選択して端子125にパルスSTARTとして
出力するようになっている。これにより、端子125に
は、パルスAがΔtmon又はΔtmon+Δtmon2だけ遅延し
て現れる。
延線6に供給されるようになっている。前進パルス用遅
延線6は、所定の遅延時間で動作するL個の単位遅延素
子11(単位遅延素子11-1乃至11-L)が縦続接続さ
れて構成されており、各単位遅延素子11は制御信号S
TOPの“H”によって、前段の単位遅延素子11の出
力を次段に伝播するようになっている。制御信号STO
Pの“L”時には、パルスSTARTの伝播は行われな
い。
で動作するL個の単位遅延素子12(単位遅延素子12
-1乃至12-L)が縦続接続されて構成されており、各単
位遅延素子12はクロックCLKの“H”によって、後
段の単位遅延素子12の出力を前段に伝播するようにな
っている。クロックCLKの“L”時には、後退パルス
用遅延線7においてパルスの伝播は行われない。
子11-1乃至11-Lの出力端は夫々後退パルス用遅延線
7の各段の単位遅延素子12-1乃至12-Lの入力端に接
続される。前進パルス用遅延線6及び後退パルス用遅延
線7としては、図26と同様にクロックドインバータに
よる回路を用いることができる。
は、制御信号STOPの“H”期間に前進パルス用遅延
線6の各単位遅延素子11を伝播する。制御信号STO
PとクロックCLKとは相互に反転しており、制御信号
STOPが“L”になると、前進パルス用遅延線6にお
けるパルスの伝播は停止し、クロックCLKが“H”に
なることによって、前進パルス用遅延線6に伝播したパ
ルスは、後退パルス用遅延線7に現れて前段側に伝播す
る。パルスのエッジ部分は、前進パルス用遅延線6を伝
播した時間と同じ時間だけ、後退パルス用遅延線7を伝
播して初段の単位遅延素子12からパルスOUTとして
出力される。
Tとしてパルス幅復元回路8に供給されるようになって
いる。図5は図1中のパルス幅復元回路8の具体的な構
成を示すブロック図である。
れる。このパルスOUTは遅延回路133,134、オ
ア回路137及びnMOSトランジスタ132のゲート
に供給されるようになっている。遅延回路133,13
4は、夫々入力されたパルスOUTをτd-h又はτd-l
だけ遅延させてマルチプレクサ135に出力する。マル
チプレクサ135は端子136を介して入力される検出
信号Dctl に基づいて、2入力の一方を選択してオア回
路137及びnMOSトランジスタ138のゲートに出
力するようになっている。オア回路137は2入力のオ
ア演算を行って演算結果をオア回路1311に出力す
る。
138,132のソース・ゲート路が直列に接続されて
おり、トランジスタ138,132の接続点は、インバ
ータ139の出力端及びインバータ1310の入力端に
接続される。インバータ1310の出力端は、インバー
タ139の入力端に接続されると共に、オア回路131
1の入力端にも接続される。オア回路1311は2入力
のオア演算を行って、演算結果を出力端子1312にパ
ルスCとして出力するようになっている。
においては、入力端子131に所定のパルス幅のパルス
OUTが入力される。端子136に入力される検出信号
Dctl によって、マルチプレクサ135は、遅延回路1
33,134のうちパルス生成回路3において用いられ
た遅延量τd-h又はτd-lと同一の遅延量で動作する遅
延回路の出力を選択する。
なると、オア回路137,1311によって端子131
2は“H”となる。パルスOUTが所定時間後に“L”
になる前に、パルスOUTの“H”によってトランジス
タ132が導通し、インバータ1310の出力は“H”
となる。これにより、所定時間後にパルスOUTが
“L”になっても、端子1312は“H”を維持する。
又はτd-lの後にマルチプレクサ135の出力が“H”
となる。これにより、トランジスタ138が導通し、イ
ンバータ1310の出力は“L”となる。しかし、マル
チプレクサ135の出力が立ち上がってからパルスOU
Tのパルス幅に相当する時間はマルチプレクサ135の
出力は“H”であり、端子1312はこの間“H”を維
持する。結局、端子1312からはパルスOUTの立ち
上がりで立ち上がり、パルス幅がクロックCLKのパル
ス幅と同一のパルスCが得られる。
ックデリバラ9に与えられる。図6は図1中のクロック
デリバラ9の具体的な構成を示すブロック図である。
らのパルスCが入力される。このパルスCは出力バッフ
ァ140に与えられる。出力バッファ140は、従来例
におけるクロックデリバラと同様の構成であり、入力さ
れたパルスCをΔtdeli だけ遅延させて、遅延回路14
2及びマルチプレクサ143に出力する。遅延回路14
2は出力バッファ140の出力をΔtdeli2だけ遅延させ
てマルチプレクサ143に出力する。マルチプレクサ端
子144を介して入力される検出信号Dctl に基づい
て、2入力の一方を選択して出力端子10に内部クロッ
クINTCLKとして出力するようになっている。従っ
て、内部クロックINTCLKは、パルスCをΔtdeli
又はΔtdeli +Δtdeli2だけ遅延させたものである。な
お、Δtmon=Δtrec+Δtdeli ,Δtmon2 =Δtrec2 +
Δtdeli2に設定されている。
レシーバ2の遅延時間とクロックデリバラ9の遅延時間
との和の時間に設定するようになっている。
13によって、前進パルス用遅延線6の所定の段までパ
ルスSTARTが伝播したか否かを検出して、検出信号
Dctl を出力するようになっている。
的な構成を示すブロック図である。
延線7をパルスSTARTが伝播する段数は、外部クロ
ックEXTCLKの周波数によって変化する。外部クロ
ックEXTCLKの周波数が高い(τが小さい)場合に
はパルスSTARTが伝播する段数は少なく、外部クロ
ックEXTCLKの周波数が低い(τが大きい)場合に
はパルスSTARTが伝播する段数は多い。動作周波数
帯域を低域に広げるためには、前進パルス用遅延線6及
び後退パルス用遅延線7の段数を多くする必要がある。
しかし、高い周波数帯域で使用される場合には、前進パ
ルス用遅延線6及び後退パルス用遅延線7の段数に拘わ
らずパルスSTARTが伝播する段数は少ない。伝播す
る段数は動作周波数帯域に依存するので、パルスSTA
RTが伝播した段数を調べることによって、現在の動作
周波数帯域を把握することができる。
素子11-NにパルスSTARTが伝播したか否かを検出
するようになっている。図7において、入力端子41に
はN段目の単位遅延素子11-Nの出力パルスD(N)が
入力される。このパルスD(N)はフロップフロップ4
7を構成するナンド回路42の一方入力端に供給され
る。
に1回だけ発生するパルス信号が入力される。マルチプ
レクサ45は端子46からのパルスが入力されたときに
のみ“L”をナンド回路44の一方入力端に与え、他の
場合には“H”をナンド回路44の一方入力端に与える
ようになっている。
44によって構成されており、ナンド回路44に“L”
が与えられることによってリセットされて出力が“L”
となり、ナンド回路44に“H”が入力された後に、最
初にパルスD(N)が“L”となった以降に、“H”の
出力を出力するようになっている。フリップフロップ4
7のナンド回路42の出力は検出信号Dctl として端子
43から出力される。
においては、N段までパルスSTARTが伝播すると、
パルスD(N)が立ち下がって、検出信号Dctl が
“H”となる。以後、パルスD(N)の変化に拘わら
ず、検出信号Dctl は“H”を維持する。
ctl に基づいて、パルス生成回路3及びパルス幅復元回
路8の遅延時間を共通に制御すると共に、レシーバ2、
クロックデリバラ9及びディレイモニタ5の遅延時間を
関連させて制御するようになっている。
素子11の出力パルスD(N)を用いて検出信号Dctl
を発生させる例を示したが、複数の段の単位遅延素子の
複数の出力を用いて検出信号Dctl を発生させるように
してもよい。
動作について図8の動作波形図を参照して説明する。図
8(a)はN段目の単位遅延素子11の出力パルスD
(N)を示し、図8(b)は検出信号Dctl を示してい
る。
動作に対応した設定になっている。即ち、τd-h<τd
-lとして、パルス生成回路3及びパルス幅復元回路8
は、いずれも遅延時間τd-hで動作する遅延回路11
2、遅延回路133が選択されているものとする。ま
た、初期状態では、レシーバ2、クロックデリバラ9及
びディレイモニタ5の遅延時間も短く設定するようにな
っている。即ち、レシーバ2、クロックデリバラ9及び
ディレイモニタ5の遅延時間は夫々、Δtrec,Δtdeli
,Δtmonであり、Δtmon=Δtrec+Δtdeli である。
波数が比較的高い(τが比較的短い)クロックが入力さ
れるものとする。この外部クロックEXTCLKはレシ
ーバ2によってΔtrecだけ遅延され、クロックCLKと
してパルス生成回路3、制御信号生成回路4及び後退パ
ルス用遅延線7に供給される。
-hだけ遅延させ、クロックCLKの立ち下がりで立ち下
がるパルスAを生成して、ディレイモニタ5に出力す
る。パルスAのパルス幅は(τ/2)−τd-h であ
る。ディレイモニタ5は、パルスAをΔtmonだけ遅延さ
せて、パルスSTARTとして前進パルス用遅延線6に
供給する。
って反転され、制御信号STOPとして前進パルス用遅
延線6に与えられている。前進パルス用遅延線6の各単
位遅延素子11は、制御信号STOPの“H”期間にパ
ルスSTARTを伝播する。この場合には、τが比較的
小さいので、パルスSTARTが伝播する段数は少な
い。
間τ−(τd-h+Δtmon)だけ前進パルス用遅延線6を
伝播する。この時間ではパルスSTARTはN段目の単
位遅延素子11まで伝播しないものとする。制御信号S
TOPが“L”になると、前進パルス用遅延線6の伝播
は停止して、パルスSTARTに対応するパルスが後退
パルス用遅延線7の対応する段に現れて、順次前段側に
伝播する。このパルスが後退パルス用遅延線7を伝播す
る段数はパルスSTARTが前進パルス用遅延線6を伝
播した段数と同一であり、伝播の開始から時間τ−(τ
d-h+Δtmon)後に、初段の単位遅延素子12からパル
スOUTとして出力される。
OUTのパルス幅を元のパルス幅まで延ばして、クロッ
クデリバラ9にパルスCとして出力する。クロックデリ
バラ9は、パルスCをΔtdeliだけ遅延させて内部クロ
ックINTCLKとして出力する。
に対する内部クロックINTCLKの総遅延量Δtotal
は下記(7)式にて表すことができる。
Δtotal は Δtotal =2τ となる。こうして、外部クロックEXTCLKに同期し
た内部クロックINTCLKが得られる。
XTCLKが入力され、パルスSTARTがN段目の単
位遅延素子11まで伝播するものとする。パルス検出回
路13は、例えば、電源投入時に発生するパルスによっ
てリセットされており、検出信号Dctl は“L”となっ
ている。また、このリセット処理終了後に、図7のマル
チプレクサ45の出力は“H”となっている。
タイミング、例えば、図8のタイミングt0 において
は、N段目の単位遅延素子11-Nの出力パルスD(N)
は“H”である。従って、このタイミングでは検出信号
Dctl のレベルは変化しない。タイミングt1 におい
て、パルスSTARTがN段目の単位遅延素子11-Nに
伝播すると、パルスD(N)は“L”に変化する(図8
(a))。そうすると、フリップフロップ47の出力は
“H”となり、“H”の検出信号Dctl が端子43から
出力される(図8(b))。
を維持するので、以後、タイミングt3 に示すように、
パルスD(N)のレベルが変化しても、検出信号Dctl
は“H”を維持する。
号は、レシーバ2、パルス生成回路3、ディレイモニタ
5、パルス幅復元回路8及びクロックデリバラ9に供給
される。レシーバ2は、図2に示すマルチプレクサ10
3が遅延回路102の出力を選択する。これにより、レ
シーバ2の遅延時間はΔtrec+Δtrec2 となる。同様
に、パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復
元回路8及びクロックデリバラ9のマルチプレクサ11
4,123,135,143によって、遅延時間が夫
々、τd-l,Δtmon+Δtmon2 ,τd-l,,Δtdeli +
Δtdeli2に設定される。
る。
に対する内部クロックINTCLKの総遅延量Δtotal
は下記(8)式にて表すことができる。
eli2であるので、結局、総遅延量Δtotal は Δtotal =2τ となる。こうして、外部クロックEXTCLKに同期し
た内部クロックINTCLKが得られる。
が、大きくなることになり、より低周波帯域に対応した
動作が可能となる。
部クロックEXTCLKの周波数が高い場合、即ち周期
τが小さい場合には、パルスが伝播する単位遅延素子1
1の段数が少なくなることを利用して、所定の段までパ
ルスが伝播しない場合にはパルス検出回路13の出力信
号Dctl によって、高周波帯域での動作に適した設定と
なるように、パルス生成回路3及びパルス幅復元回路8
の遅延時間を制御すると共に、ディレイモニタ5の遅延
時間を制御して、レシーバ2とクロックデリバラ9との
遅延時間の和がディレイモニタ5の遅延時間に等しくな
るように制御する。逆に、外部クロックEXTCLKの
周波数が低く周期τが長い場合には、パルスが伝播する
単位遅延素子11の段が所定の段よりも多くなることを
利用して、パルス検出回路13の出力信号Dctl によ
り、低周波帯域での動作に適した設定となるように、各
回路の遅延時間を制御している。これにより、動作周波
数帯域を広げることが可能になる。
ック図である。図9において図1と同一の構成要素には
同一符号を付して説明を省略する。
STARTが所定の段に伝播すると、パルス検出回路1
3は低い動作周波数に対応した設定にするための検出信
号Dctl を出力し続ける。従って、この後に外部クロッ
クEXTCLKが高周波に変化した場合でも、高い動作
周波数に対応した設定に変更することができない。
可能にしたものであり、外部クロックが低周波から高周
波に変わったときに、パルス生成回路3、パルス幅復元
回路8とディレイモニタ5の遅延量を高周波帯域での動
作に適した値に変更し、レシーバ2とクロックデリバラ
9については遅延時間の和をディレイモニタ5の遅延時
間に等しくなるように制御するようになっている。
を設けると共に、パルス検出回路13に代えてパルス検
出回路60を採用した点が図1の実施の形態と異なる。
0の具体的な構成を示すブロック図である。
CLKが入力される。クロックCLKは、インバータ6
14及びナンド回路616に供給される。インバータ6
14はクロックCLKを反転させて遅延回路615に入
力される。遅延回路615はクロックCLKの反転信号
を所定時間だけ遅延させてナンド回路616に出力す
る。
行う。即ち、ナンド回路616からは、クロックCLK
の立ち上がりで立ち下がり、遅延回路615の遅延時間
後に立ち上がる制御パルス/P が得られる。なお、/P
はPの反転信号を示す。ナンド回路616の出力はイン
バータ617によって反転され、出力端子618,61
9には夫々制御パルスP及びその反転信号/P が得られ
る。
同等の機能を有する制御パルス生成回路627を採用し
てもよい。図11はこの制御パルス生成回路627を示
すブロック図である。
CLKが入力される。クロックCLKは、遅延回路62
1及びインバータ622に供給される。遅延回路621
はクロックCLKを初手時間遅延させてノア回路623
に出力する。インバータ622はクロックCLKを反転
させてノア回路623に出力する。
う。即ち、ノア回路623からは、クロックCLKの立
ち上がりで立ち上がり、遅延回路621の遅延時間後に
立ち下がる制御パルスPが得られる。ノア回路623の
出力はインバータ624によって反転され、出力端子6
25,626には夫々制御パルス/P 及び制御パルスP
が得られる。
体的な構成を示すブロック図である。
1-Nの出力パルスD(N)が入力される。また、端子6
2には制御信号STOPが入力される。パルスD(N)
はナンド回路63に供給され、制御信号STOPはナン
ド回路64に供給される。ナンド回路63,64によっ
てRSフリップフロップ611が構成される。
STOPが“L”となることによってリセットされて
“L”を出力し、制御信号STOPの“H”期間に最初
にパルスD(N)が“L”となった以後、“H”の出力
を出力し続けるようになっている。フリップフロップ6
11の出力は遅延回路65に供給される。遅延回路65
はフリップフロップ611の出力を所定の遅延時間だけ
遅延させてD型フリップフロップ612を構成するクロ
ックドインバータ66に出力するようになっている。
ドインバータ66,68及びインバータ67,69によ
って構成されている。クロックドインバータ66の出力
端はインバータ67,69の入力端に接続されると共
に、クロックドインバータ68の出力端に接続される。
インバータ67の出力はクロックドインバータ68に供
給されるようになっている。
が“H”の期間に導通し、入力された信号を反転させて
出力する。制御パルスPは、レシーバ出力CLKの立ち
上がりに同期して立ち上がり、パルス幅が遅延回路65
の遅延時間より短いパルスである。また、クロックドイ
ンバータ68は、制御パルスPが“L”の期間に導通し
て入力された信号を反転させて出力する。
ータ66が導通すると、反転してインバータ69に与え
られ、インバータ69で反転して端子610に出力され
る。クロックドインバータ66の出力はインバータ67
にも供給されており、クロックドインバータ66が非導
通の期間には、インバータ67の出力がクロックドイン
バータ68及びインバータ69を介して端子610から
出力される。
制御パルスPの“H”期間に、遅延回路65の出力と同
一論理レベルの出力を出力すると共に、この出力を制御
パルスPの“L”期間に維持する。D型フリップフロッ
プ612の出力は検出信号Dctl として、レシーバ2、
パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復元回
路8及びクロックデリバラ9に出力されるようになって
いる。
動作について図13の動作波形図を参照して説明する。
図13(a)は外部クロックEXTCLKを示し、図1
3(b)はクロックCLKを示し、図13(c)は制御
信号STOPを示し、図13(d)はパルスAを示し、
図13(e)はパルスSTARTを示し、図13(f)
はN段目の単位遅延素子の出力パルスD(N)を示し、
図13(g)はフリップフロップ611の出力R1 を示
し、図13(h)は遅延回路65の出力R2 を示し、図
13(i)は制御パルスPを示し、図13(j)はD型
フリップフロップ612からの検出信号Dctl を示して
いる。
ロックEXTCLKの最初の1クロックC1 と2番目の
クロックC2 は周期τl が長く、前進パルス用遅延線6
を構成する単位遅延素子のN段目までパルスSTART
が伝播するものとし、3番目以降のクロックC3 ,C4
,…は周期τs が短くなってパルスSTARTがN段
目まで伝播しないものとする。なお、初期状態では、レ
シーバ2,パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パル
ス幅復元回路8及びクロックデリバラ9の遅延時間は、
夫々、高周波に対応したΔtrec,τd-h ,Δtdeli ,
τd-h,Δtmonであるものとする。
D(N)はパルスが伝播しない状態では“H”である。
外部クロックEXTCLKがレシーバ2に入力され、レ
シーバ2の出力CLKが制御信号生成回路4及びパルス
生成回路3に入力されて、制御信号生成回路4からはク
ロックCLKの反転信号STOPが生成され、パルス生
成回路3からはパルス化された信号Aが生成される。
で伝播せず、t0 からt1 の範囲ではパルス生成回路3
とパルス幅復元回路8の遅延回路とディレイモニタの遅
延時間は高周波帯域での動作に適するように制御されて
いる。ここで、N段目以降まで伝播する低周波の外部ク
ロックEXTCLKが入力されると、図13(d),
(e)のタイミングt1 近傍のパルスAとパルスSTA
RTのように、パルスSTARTの立ち上がりは、制御
信号STOPが“H”の期間、即ち前進パルス用遅延線
6が動作する期間中に前進パルス用遅延線6にかろうじ
て入力している状態になり、これ以上クロックの周期が
低くなるとパルスSTARTの立ち上がりが伝播しなく
なる可能性がある。
元回路8の遅延回路とディレイモニタの遅延時間が低周
波帯域での動作に適するように制御する必要がある。パ
ルスがN段目の単位遅延素子11-Nに伝播すると、N段
目の単位遅延素子11-Nの出力パルスD(N)は、図1
3(f)のタイミングt1 に示すように、“H”から
“L”に変化する。
リップフロップ611の出力R1は、図13(g)に示
すように、タイミングt1 から次に制御信号STOPが
“L”になるタイミングt2 までの期間、“H”に保た
れる。タイミングt2 でクロックCLKが“H”になる
と制御パルスPも“H”になり、D型フリップフロップ
612はt2 直前のR1 の値、即ち、“H”の出力を遅
延回路65を介して取り込む。
Kが立ち上がるタイミングt4 まで検出信号Dctl とし
て出力される。検出信号Dctl が“H”になることによ
って、パルス生成回路3、パルス幅復元回路8及びディ
レイモニタ5の遅延回路が低周波帯域での動作に適した
値に制御され、レシーバ2及びクロックデリバラ9は遅
延時間の和がディレイモニタ5の遅延時間に等しくなる
ように制御される。即ち、レシーバ2,パルス生成回路
3、ディレイモニタ5、パルス幅復元回路8及びクロッ
クデリバラ9の遅延時間は、夫々、低周波に対応したΔ
trec+Δtrec2,τd-l ,Δtdeli +Δtdeli2,τd-
l,Δtmon+Δtmon2 となる。
クロックEXTCLKは高周波になり、周期τs は短く
なっている。図13(e)に示すように、パルスSTA
RTはタイミングt5 〜t6 の期間にはN段まで伝播し
ていないので、この期間にD(N)は“H”に保たれた
ままである。従って、フリップフロップ611の出力R
1 は“L”に保たれるので、タイミングt6 においてク
ロックCLKが立ち上がったとき“L”がD型フリップ
フロップ612に取り込まれる。こうして、タイミング
t6 以降には“L”の検出信号Dctl が出力される。
復元回路8及びディレイモニタ5は、高周波の動作に適
した遅延時間に制御され、レシーバ2及びクロックデリ
バラ9の遅延時間の和はディレイモニタ5の遅延時間に
等しくなるように制御される。即ち、レシーバ2,パル
ス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復元回路8
及びクロックデリバラ9の遅延時間は、夫々、高周波に
対応したΔtrec,τd-h ,Δtdeli ,τd-h,Δtmon
となる。
部クロックの周波数の変動に対応できるようになり、外
部クロックが高周波から低周波に変わった場合でも、ま
た、低周波から高周波に変わった場合であっても、周波
数帯域での動作に適した遅延時間が設定される。これに
より、広い周波数帯域において確実な同期制御が可能で
ある。
ロック図である。図14において図9と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
クロックEXTCLKの変動によって、パルスSTAR
TがN段目まで伝播する状態と伝播しない状態とを頻繁
に繰り返す場合には、各回路の遅延時間が頻繁に変化し
て動作が不安定となってしまうことがある。
あり、外部クロックEXTCLKにジッタがある場合で
あっても、安定した制御を可能にするものである。
てパルス検出回路80を採用した点が図9の実施の形態
と異なる。パルス検出回路80にはN段目の単位遅延素
子11-Nの出力パルスD(N)だけでなく、N段目より
もM段前(Mは偶数)の(N−M)段目の単位遅延素子
11-(N-M)の出力パルスD(N−M)も入力されるよう
になっている。なお、Mが奇数の場合には、パルスD
(N−M)を反転させて用いればよい。
具体的な構成を示すブロック図である。
の検出部87,88を有している。検出部87の入力端
子61,62には、夫々パルスD(N−M)及び制御信
号STOPが入力され、検出部88の入力端子61,6
2には、夫々パルスD(N)及び制御信号STOPが入
力されるようになっている。
ド回路81及びオア回路82に供給され、検出部88の
出力CTL(N)もナンド回路81及びオア回路82に
供給される。ナンド回路81は2入力のナンド演算によ
って出力N1 を発生してナンド回路83に出力する。ま
た、オア回路82は2入力のオア演算によって出力N2
を発生してナンド回路84に出力する。
部87,88からの出力CTL(N−M),CTL
(N)がいずれも“H”の場合にのみ“L”となる。ま
た、オア回路82の出力N2 は、検出部87,88から
の出力CTL(N−M),CTL(N)のいずれか一方
が“H”の場合に“H”となる。
プフロップ86が構成されており、RSフリップフロッ
プ86は、出力N2 が“L”となることによってリセッ
トされて“L”を出力し、出力N2 の“H”期間に最初
に出力N1 が“L”となった以後、“H”の出力を出力
し続けるようになっている。RSフリップフロップ86
の出力が検出信号Dctl として端子85から出力される
ようになっている。この検出信号Dctl がレシーバ2、
パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復元回
路8及びクロックデリバラ9に供給されて各回路の遅延
時間が制御されることは図9の実施の形態と同様であ
る。
動作について図16の動作波形図を参照して説明する。
図16(a)は外部クロックEXTCLKを示し、図1
6(b)はクロックCLKを示し、図16(c)は制御
信号STOPを示し、図16(d)はパルスAを示し、
図16(e)はパルスSTARTを示し、図16(f)
はN−M段目の単位遅延素子の出力パルスD(N−M)
を示し、図16(g)はN段目の単位遅延素子の出力パ
ルスD(N)を示し、図16(h)は検出部87の出力
CTL(N−M)を示し、図16(i)は検出部88の
出力CTL(N)を示し、図16(j)はナンド回路8
1の出力N1 を示し、図16(k)はオア回路82の出
力N2 を示し、図16(l)はRSフリップフロップ8
6からの検出信号Dctl を示している。
ロックEXTCLKの最初の1クロックC1 は周期τm
が少し長く、前進パルス用遅延線6を構成する単位遅延
素子のN−M段目まではパルスSTARTが伝播する
が、N段目までは伝播しないものとし、2番目のクロッ
クC2 は周期τl が長く、前進パルス用遅延線6を構成
する単位遅延素子のN段目までパルスSTARTが伝播
するものとし、3番目のクロックC3 は周期τm である
ものとし、4番目以降のクロックC4 ,C5 ,…は周期
τs が短くなってパルスSTARTがN−M段目まで伝
播しないものとする。なお、初期状態では、レシーバ
2,パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復
元回路8及びクロックデリバラ9の遅延時間は、夫々、
高周波に対応したΔtrec,τd-h ,Δtdeli ,τd-
h,Δtmonであるものとする。
パルスD(N),D(N−M)はパルスSTARTが伝
播しない状態では“H”である。外部クロックEXTC
LKがレシーバ2に入力され、図16(b)に示すクロ
ックCLKが生成される。クロックCLKはパルス生成
回路3に入力され、クロックCLKからτd-hだけ遅延
して立ち上がるパルス幅が{(τm /2)−τd-h}の
パルスAが出力される。
スは伝播しなかったとすると、N−M段目の単位遅延素
子11-(N-M)の出力パルスD(N−M)及び単位遅延素
子11-Nの出力パルスD(N)は、いずれも“H”のま
まである(図16(f),(g))。このため、タイミ
ングt0 でクロックCLKが立ち上がったときに、パル
スD(N−M)が供給されている検出部87の出力CT
L(N−M)及びパルスD(N)が供給されている検出
部88の出力CTL(N)はいずれも“L”である(図
16(h),(i))。出力CTL(N),CTL(N
−M)は、いずれも次にクロックCLKが立ち上がるま
で、即ちタイミングt2 まで“L”を維持する。
入力されるので、タイミングt0 〜t2 の期間は、ナン
ド回路81の出力N1 は“H”であり、オア回路82の
出力N2 は“L”である。このため、フリップフロップ
86の出力Dctl はタイミングt0 〜t2 の期間には
“L”に保持される。
成回路3、パルス幅復元回路8及びディレイモニタ5は
高周波帯域での動作が可能になるように遅延時間が制御
され、レシーバ2とクロックデリバラ9の遅延時間の和
がディレイモニタ5の遅延時間に等しくなるように制御
される。
立ち上がるときの動作について説明する。タイミングt
1 で前進パルスがN−M段に伝播しているので、N−M
段目の単位遅延素子の出力パルスD(N−M)は“L”
になっている。タイミングt2 以前にはパルスは1度も
N段まで伝播していないので、N段目の単位遅延素子の
出力パルスD(N)はタイミングt0 〜t2 の期間に
“H”に維持される。
Kが立ち上がったとき、パルスD(N−M)が供給され
る検出部87には“H”が取り込まれ、パルスD(N)
が供給される検出部88には“L”が取り込まれる。図
16(h),(i)に示すように、タイミングt2 以
降、出力CTL(N−M)は“H”になり、出力CTL
(N)は“L”になる。よって、ナンド回路81の出力
N1 は“H”となり、オア回路82の出力N2 は“H”
となる。
t2 のときの値を保持するので、検出信号Dctl は、図
16(l)に示すように、タイミングt2 〜t4 の期間
には“L”に保持される。
が1度も伝播しないが、N−M段までは伝播する場合に
は、検出信号Dctl は“L”に維持されるので、各回路
は高周波帯域での動作に適した遅延時間の設定を維持す
る。
立ち上がるときの動作について説明する。タイミングt
3 でパルスSTARTはN段目の単位遅延素子11-Nま
で伝播している。このためパルスD(N−M),D
(N)はいずれも“L”である。従って、次のタイミン
グt6 でクロックCLKが“H”になるまで、出力CT
L(N−M),CTL(N)はいずれも“H”に維持さ
れる。
“L”となり、オア回路82の出力N2は“H”となる
ので、RSフリップフロップ86の出力Dctl は“H”
となる。検出信号Dctl が“H”になるので、パルス生
成回路3、パルス幅復元回路8及びディレイモニタ5は
低周波帯域での動作が可能になるように遅延時間が制御
され、レシーバ2とクロックデリバラ9とは、遅延時間
の和がディレイモニタ5の遅延時間に等しくなるように
制御される。
た後、ジッタ等の影響によってパルスの伝播する段数が
N±M段からN段の間で変動するものとする。
M段、N段の単位遅延素子11にパルスSTARTが伝
播するので、各回路は低周波帯域で動作するように遅延
時間が制御される。
た後、図16(f),(g)のタイミングt5 に示すよ
うに、N−M段からN段の間の段までしか伝播しなくな
った場合には、図16(g)に示すように、パルスD
(N)は“H”を維持し、パルスD(N−M)は“L”
になる。このため、図16(h),(i)に示すよう
に、検出部87の出力CTL(N−M)は“H”とな
り,検出部88の出力CTL(N)は“L”になる。
回路82“H”が入力されるので、各出力N1 ,N2
は、図16(j),(k)のタイミングt5 に示すよう
に、いずれも“H”となる。フリップフロップ86は、
2入力が“H”であるので、出力を変化させない。即
ち、このタイミングでは、検出信号Dctl として“H”
の出力が維持される。
波数帯域での動作が可能なように遅延時間の設定が維持
される。
ように、N−M段にもパルスSTARTが伝播しなくな
ると、タイミングt0 〜t2 の期間と同様の動作とな
る。即ち、タイミングt7 でクロックCLKが立ち上が
ったときに、パルスD(N−M),D(N)は、“H”
を維持しているので、タイミングt7 でクロックCLK
が“H”になったとき、出力CTL(N−M),CTL
(N)はいずれも“L”になる。このため、タイミング
t7 以降においては、ナンド回路81の出力N1は
“H”となり、オア回路82の出力N2 は“L”になる
ので、フリップフロップ86からの検出信号Dctl は
“L”になる。即ち、各回路は、高周波帯域での動作が
可能なように遅延時間が設定される。
ルスSTARTがN段まで伝播した後に、ジッタ等の影
響によってパルスが伝播する段数がN−M段とN段との
間で変化しても、パルスSTARTが1度N段まで伝播
していれば、各回路を低周波帯域での動作に適した遅延
時間に設定し続けるので、同期制御動作を安定させるこ
とができる。
ロック図である。図17において図1と同一の構成要素
には同一符号を付して説明を省略する。
回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復元回路8及びク
ロックデリバラ9に夫々代えてレシーバ152、パルス
生成回路153、ディレイモニタ155、パルス幅復元
回路158及びクロックデリバラ159を採用すると共
に、複数のパルス検出回路90-1乃至90-vを採用した
点が図1の実施の形態と異なる。
2、パルス生成回路3、ディレイモニタ5、パルス幅復
元回路8及びクロックデリバラ9は、低周波用と高周波
用の2種類の遅延時間を設定であった。
生成回路153、ディレイモニタ155、パルス幅復元
回路158及びクロックデリバラ159は、複数の遅延
時間に設定可能であって、複数の周波数帯域に適した設
定にすることができるようになっている。
て制御することによって、より広い周波数帯域に対応可
能である。このために、前進パルス用遅延線6及び後退
パルス用遅延線7の複数の段においてパルスSTART
が伝播したか否かを検出するようになっている。図17
では前進パルス用遅延線6及び後退パルス用遅延線7を
複数の段毎にブロック化し、ブロック単位でパルスST
ARTの伝播を検出するようになっている。
出力パルスがパルス検出回路90-1乃至90-vに供給さ
れる。パルス検出回路90-1乃至90-vとしては、図
7、図12及び図15のいずれのパルス検出回路を用い
てもよいことは明らかである。図7及び図12のパルス
検出回路を用いる場合には、各ブロックの所定の段の単
位遅延素子の出力パルスを用い、図15のパルス検出回
路を用いる場合には、各ブロックの所定の2つの段の単
位遅延素子の出力パルスを用いる。
スが伝播されたことを示す検出信号Dctl をレシーバ1
52、パルス生成回路153、ディレイモニタ155、
パルス幅復元回路158及びクロックデリバラ159に
出力するようになっている。
的な構成を示すブロック図である。図18において図2
と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略す
る。
延回路251-1乃至251-vを採用すると共に、マルチ
プレクサ103に代えてマルチプレクサ252を用いた
点が図2と異なる。
251-1乃至251-vに供給されると共にマルチプレク
サ252に供給される。遅延回路251-1乃至251-v
は入力されたクロックを相互に異なる所定の遅延量で遅
延させてマルチプレクサ252に出力する。マルチプレ
クサ252は、検出信号Dctl に基づいて、v入力の1
つを選択して端子104にクロックCLKとして出力す
るようになっている。遅延回路251-1乃至251-vの
遅延量は、夫々パルス検出回路90-1乃至90-vがパル
スの伝播を検出する段に対応した各周波数帯域に基づく
値となっている。従って、251-1,251-2,…の順
に遅延量が大きくなるようになっている。
90-1によってパルスが所定の段まで伝播していないこ
とが示された場合には、レシーブ部100の出力を選択
する。また、マルチプレクサ252は、パルス検出回路
90-1乃至90-vによってパルスが所定の段まで伝播し
たことが検出された場合には、対応する遅延回路の出力
を選択して出力するようになっている。
の具体的な構成を示すブロック図である。図19におい
て図3と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
複数の遅延回路261-1乃至261-(v+1)を採用すると
共に、マルチプレクサ114に代えてマルチプレクサ2
62を用いた点が図3と異なる。
クCLKは遅延回路261-1乃至261-(v+1)及びアン
ド回路116に供給される。遅延回路261-1乃至26
1-(v+1)は、夫々入力されたクロックCLKを各周波数
帯域に応じた遅延量で遅延させてマルチプレクサ262
に出力する。マルチプレクサ262は端子115を介し
て入力された検出信号Dctl に基づいて(v+1)入力
の1つを選択してアンド回路116に出力する。アンド
回路116は2入力のアンド演算を行って出力端子11
7にパルスAとして出力するようになっている。
の立ち上がりから検出信号Dctl に基づく遅延時間後に
立ち上がり、クロックCLKの立ち下がりで立ち下がる
パルスが現れることになる。
の具体的な構成を示すブロック図である。図20におい
て図4と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省
略する。
延回路271-1乃至271-vを採用すると共に、マルチ
プレクサ123に代えてマルチプレクサ272を用いた
点が図4と異なる。
プレクサ272及び遅延回路271-1乃至271-vに供
給される。遅延回路271-1乃至271-vは、夫々入力
されたパルスAを各周波数帯域に応じた遅延量で遅延さ
せてマルチプレクサ272に出力する。マルチプレクサ
272は端子124を介して入力された検出信号Dctl
に基づいてv入力の1つを選択して端子125に出力す
る。従って、端子125には、検出信号Dctl に基づい
て、各周波数帯域に応じた遅延時間だけ遅延されたパル
スSTARTが現れる。
8の具体的な構成を示すブロック図である。図21にお
いて図5と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
複数の遅延回路261-1乃至261-(v+1)を採用すると
共に、マルチプレクサ135に代えてマルチプレクサ2
81を用いた点が図5と異なる。
OUTは遅延回路261-1乃至261-(v+1)及びオア回
路137に供給される。遅延回路261-1乃至261-
(v+1)は、夫々入力されたパルスOUTを各周波数帯域
に応じた遅延量で遅延させてマルチプレクサ281に出
力する。マルチプレクサ281は端子136を介して入
力された検出信号Dctl に基づいて(v+1)入力の1
つを選択してオア回路137及びnMOSトランジスタ
138のゲートに出力する。
58においては、端子136に入力される検出信号Dct
l によって、マルチプレクサ281は、遅延回路261
-1乃至261-(v+1)のうちパルス生成回路153におい
て用いられた遅延量と同一の遅延量で動作する遅延回路
の出力を選択する。こうして、端子1312からはパル
スOUTの立ち上がりで立ち上がり、パルス幅がクロッ
クCLKのパルス幅と同一のパルスCが得られる。
9の具体的な構成を示すブロック図である。図22にお
いて図6と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
省略する。
延回路291-1乃至291-vを採用すると共に、マルチ
プレクサ143に代えてマルチプレクサ292を用いた
点が図6と異なる。
チプレクサ292及び遅延回路291-1乃至291-vに
供給される。遅延回路291-1乃至291-vは、夫々入
力されたパルスCを各周波数帯域に応じた遅延量で遅延
させてマルチプレクサ292に出力する。マルチプレク
サ292は端子144を介して入力された検出信号Dct
l に基づいてv入力の1つを選択して端子145に出力
する。従って、端子145には、検出信号Dctl に基づ
いて、各周波数帯域に応じた遅延時間だけ遅延された内
部クロックINTCLKが現れる。
動作について説明する。
7に示すパルス検出回路13と同一の構成であって、前
進パルス用遅延線6のs段目の単位遅延素子11-sの出
力が5番目のパルス検出回路90-5に供給されているも
のとする。
TCLKが入力され、パルスSTARTがs段目まで伝
播し、パルス検出回路90-6が接続されている単位遅延
素子の段までは伝播しないものとする。そうすると、パ
ルス検出回路90-1乃至90-5からの検出信号Dctl-1
乃至Dctl-5 は“H”となり、他の検出信号Dctl-6,
Dctl-7 ,…は“L”のままである。
2の遅延回路251-5、パルス生成回路153の遅延回
路261-6、ディレイモニタ155の遅延回路271-
5、パルス幅復元回路158の遅延回路261-6及びク
ロックデリバラ159の遅延回路291-5の出力が選択
される。なお、レシーバ152の遅延量とクロックデリ
バラ159の遅延量の和はディレイモニタ155の遅延
量に設定されている。
のs段目までの段数に対応した動作周波数に適したもの
である。こうして、外部クロックEXTCLKの周波数
に適した設定にすることができる。
波数帯域を細分化しているので、動作周波数の制御を高
精度に行うことができ、対応可能な周波数帯域を図1の
実施の形態よりも一層広げることができる。
の単位遅延素子11にのみパルス検出回路が接続されて
おり、パルス検出回路が接続された単位遅延素子11
は、駆動する負荷容量が他の単位遅延素子と異なり、遅
延時間が他の単位遅延素子の遅延時間と異なってしま
う。そこで、各単位遅延素子の出力にパルス検出回路と
同じ容量を有する容量を付加することで、全ての単位遅
延素子の遅延時間を同一にすることができる。
るときに、パルス生成回路163を構成するアンド回路
53の遅延時間とパルス幅復元回路168の遅延時間
(オア2段分)を0として説明している。これらの遅延
時間と同じ遅延時間を持つ回路をディレイモニタに付加
するなどの方法でパルス生成回路163を構成するアン
ド回路53の遅延時間とパルス幅復元回路168の遅延
時間が同期精度に与える影響をなくすことが出来る。こ
れは各実施の形態でも同様である。
おいて、レシーバ2、パルス生成回路3、ディレイモニ
タ5、パルス幅復元回路8、クロックデリバラ9を構成
するマルチプレクサの遅延時間を0として説明してい
る。ディレイモニタ5のマルチプレクサの遅延時間がレ
シーバ2のマルチプレクサの遅延時間とクロックデリバ
ラ9のマルチプレクサの遅延時間の和になるように構成
したり、レシーバ100、ディレイ部120、出力バッ
ファ140の遅延時間を、レシーバ100、ディレイ部
120、出力バッファ140と各回路で用いられるマル
チプレクサの遅延時間の和がそれぞれΔtrec、Δtmon、
Δtdeliになるようにすることで、レシーバ2とディレ
イモニタ5とクロックデリバラ9がマルチプレクサの遅
延時間が同期精度に与える影響をなくすことができる。
パルス生成回路3とパルス幅復元回路8のマルチプレク
サの遅延時間を同じにするか、マルチプレクサの遅延時
間をみこんで遅延回路の遅延時間を決めることでパルス
生成回路3とパルス幅復元回路8のマルチプレクサが同
期精度に与える影響をなくすことができる。
ことがいえる。
波帯域で動作しているときも低周波帯域で動作している
ときも、全ての回路は動作可能な状態であるので、スト
レス試験が行われる場合でも問題はない。
信号によってパルス生成回路及びパルス幅復元回路の遅
延時間を制御すると共に、レシーバ、ディレイモニタ及
びクロックデリバラの遅延時間も制御する例を示した
が、パルス生成回路及びパルス幅復元回路のみの遅延時
間を制御してもよく、また、レシーバ、ディレイモニタ
及びクロックデリバラの遅延時間のみを制御するように
してもよい。
路各部の遅延線の遅延量を切換え可能にすることによっ
て、動作周波数帯域を広げることができるという効果を
有する。
施の形態を示すブロック図。
ック図。
すブロック図。
すブロック図。
示すブロック図。
示すブロック図。
示すブロック図。
波形図。
な構成を示すブロック図。
図。
を示すブロック図。
作波形図。
成を示すブロック図。
動作波形図。
示すブロック図。
構成を示すブロック図。
構成を示すブロック図。
な構成を示すブロック図。
な構成を示すブロック図。
ック図。
構成を示すブロック図。
ルス用遅延線7の具体的な構成を示すブロック図。
な構成を示すブロック図。
図。
図。
成を示す回路図。
回路、5…ディレイモニタ、6…前進パルス用遅延線、
7…後退パルス用遅延線、8…パルス幅復元回路、9…
クロックデリバラ、11,12…単位遅延素子、13…
パルス検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 外部クロックを受信して出力する入力手
段と、 前記外部クロックのパルス幅よりも狭幅のパルス信号で
あって、前記入力手段からの外部クロックに対して第1
の遅延時間だけ遅延した第1のパルス信号を生成するパ
ルス生成手段と、 前記第1のパルス信号を第2の遅延時間だけ遅延させて
前進用パルス信号を出力する遅延手段と、 縦続接続された複数段の単位遅延素子によって構成さ
れ、初段から入力した前記前進用パルス信号を後段の単
位遅延素子に伝播させる前進パルス用遅延線と、前記前進用パルス信号が所定の段まで伝播したかを検出
する前記前進パルス用遅延線のパルス検出手段と、 縦続接続された複数段の単位遅延素子によって構成さ
れ、前記単位遅延パルス検出手段の出力に基づいて、前
記前進用パルス信号が前記前進パルス用遅延線を伝播し
た段数に対応する段数分だけ、後進用パルス信号を単位
遅延素子に伝播させて出力する後退パルス用遅延線と、 前記後退パルス用遅延線から出力されたパルス信号のエ
ッジを前記第1の遅延時間だけ遅延させることにより前
記入力手段からの外部クロックのパルス幅と同一のパル
ス幅に復元して出力するパルス幅復元手段と、前記パルス幅復元手段の出力を前記第2の遅延時間から
前記入力手段における遅延時間を引いた遅延時間だけ 遅
延させて内部クロックとして出力する出力手段と、 前記第1の遅延時間と前記入力手段、前記遅延手段及び
前記出力手段による遅延時間との少なくとも一方を前記
パルス検出手段の検出結果に基づいて制御する遅延時間
制御手段とを具備したことを特徴とするクロック同期遅
延制御回路。 - 【請求項2】 前記パルス検出手段は、前記前進パルス
用遅延線の指定の段まで前記第1のパルス信号が伝播し
たら前記遅延時間制御手段による遅延時間の制御を行わ
せるための検出結果を出力することを特徴とする請求項
1に記載のクロック同期遅延制御回路。 - 【請求項3】 前記パルス検出手段は、第1の段まで前
記第1のパルス信号が伝播したら前記遅延時間制御手段
による遅延時間の制御によって低周波動作に対応させる
ための検出結果を出力し、第2の段まで前記第1のパル
ス信号が伝播しなくなったら前記遅延時間制御手段によ
る遅延時間の制御によって高周波動作に対応させるため
の検出結果を出力することを特徴とする請求項1に記載
のクロック同期遅延制御回路。 - 【請求項4】 前記パルス検出手段は、前記第1の段と
第2の段とは相互に異なる段であることを特徴とする請
求項3に記載のクロック同期遅延制御回路。 - 【請求項5】 前記前進パルス用遅延線を構成する単位
遅延素子の入力側からの各段は、前記後退パルス用遅延
線を構成する単位遅延素子の出力側からの各段と順次接
続されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1
つに記載のクロック同期遅延制御回路。
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JP06906198A JP3498891B2 (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | クロック同期遅延制御回路 |
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