JP2000242328A - サーベイランス試験装置およびプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

サーベイランス試験装置およびプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2000242328A
JP2000242328A JP4504499A JP4504499A JP2000242328A JP 2000242328 A JP2000242328 A JP 2000242328A JP 4504499 A JP4504499 A JP 4504499A JP 4504499 A JP4504499 A JP 4504499A JP 2000242328 A JP2000242328 A JP 2000242328A
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English (en)
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Shigeru Odagiri
茂 小田切
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】サーベイランス試験に係わる全ての試験結果を
一元管理すること、及びサーベイランス試験効率を大幅
に向上させること。 【解決手段】試験手順データベース7に記憶された複数
の試験手順の中から試験対象機器に対応する試験手順を
選択する試験選択進行指示手段6及び試験進行制御部1
0Aと、選択された試験手順に従って計測した複数のデ
ータにおける少なくとも一部のデータが健全な値か否か
を判定して試験対象機器のサーベイランス試験を実行す
るデータ計測部、及び各試験結果データに対して、サー
ベイランス装置20内で一意に識別できる記録項目番号
を付加して、その試験日時におけるサーベイランス試験
結果の履歴を表すデータを生成する試験進行制御部10
Aと、生成された試験結果履歴データを記録項目番号お
よび試験日時毎に試験結果履歴データベース21の異な
るアドレスに保存する試験結果保存部22とを備えて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等のプラン
トにおける系統・機器の健全性を確認するために定期的
に当該系統・機器の動作確認用のサーベイランス試験を
行なうサーベイランス試験装置およびサーベイランス試
験用のプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力発電所等のプラントにお
いては、プラントの安全性確保のためにプラント緊急時
の対応を主目的とした機器・系統(以下、緊急時対応設
備機器と呼ぶ)が多数導入されており、これら緊急時対
応設備機器はプラント通常運転時においては動作しない
ため、定期的に緊急時対応設備機器に係わるプラントデ
ータを計測し、その計測結果に基づいて緊急時対応設備
機器の動作を確認する試験(サーベイランス試験)を行
なうことにより、緊急時対応設備機器が緊急時に支障無
く動作できることを確認している。
【0003】上述した緊急時対応設備機器の動作確認試
験(サーベイランス試験)を行なうために、その試験手
順のガイド表示処理、複数の緊急時対応設備機器におけ
る試験対象となる設備機器(以下、試験対象機器と呼
ぶ)の動作速度等の各計測項目に係わるデータ収集・計
測処理および計測された結果の判定処理を行なうサーベ
イランス試験装置が使用されている。
【0004】図48は、従来のサーベイランス試験装置
の概略構成を示すものである。
【0005】図48に示すように、サーベイランス試験
装置1は、プラント2の緊急時対応設備機器(設備機器
2aを代表して示す)からセンサ2bにより検出されプ
ラント監視装置3を介してオンライン入力された緊急時
対応設備機器の状態を表すデータ(以下、本明細書では
プラントデータと定義する)を取り込むプラントデータ
入力部5と、試験員の入力機器操作により複数の緊急時
対応設備機器および複数の試験手順の中からそれぞれ選
択指示された試験対象機器2aおよび試験手順を含む試
験選択進行指示を後述する試験進行制御部へ通知する試
験選択進行指示手段6と、複数の試験手順(試験手順フ
ァイル)を試験手順データベース(試験手順DB)とし
て記憶する試験手順DB記憶部(以下、単に試験手順D
Bと呼ぶ)7と、試験対象機器2aに係わる系統図(系
統画面)の情報(系統画面情報)を機器・系統画面表示
データベース(DB)として記憶する機器・系統画面表
示DB記憶部(以下、単に機器・系統画面表示DBと呼
ぶ)8とを備えている。
【0006】また、サーベイランス試験装置1は、試験
選択進行指示手段6から送られた試験選択進行指示に基
づいて、対応する試験手順を試験進行に合わせて試験手
順DB7から順次読み出して表示装置9を介してガイド
表示する処理、読み出した試験手順に基づくデータ計測
通知を後述するデータ計測部に送信する処理および試験
対象機器2aを含む系統図の表示通知を後述する機器・
系統表示部へ送信する処理をそれぞれ行なう試験進行制
御部10と、この試験進行制御部10から送信されたデ
ータ計測通知に応じて、試験手順に含まれる各計測項目
の計測処理をプラントデータ入力部5により入力された
プラントデータに基づいて実行して試験対象機器2aの
状態量等を計測するデータ計測部11とを備えている。
【0007】さらに、試験進行制御部10は、データ計
測部11により計測された試験対象機器2aに係わる計
測結果を表示装置9を介して表示する処理、計測結果に
基づく健全性判定処理、健全性判定処理に基づく判定結
果を表示装置9を介して表示する処理および試験終了時
において、上述した計測結果や判定結果等を含む試験結
果を印字装置(以下、プリンタとも呼ぶ)12を介して
印字出力する処理をそれぞれ行なうようになっている。
【0008】そして、サーベイランス試験装置1は、試
験進行制御部10から送信された系統図表示通知に基づ
いて、対応する機器・系統画面表示DB8に記憶された
系統画面情報とプラントデータ入力部2から入力された
プラントデータとを編集し、試験実施中の試験対象機器
の動作状態を模式的に表す系統図を作成して表示装置9
を介して表示出力する機器・系統表示部13を備えてい
る。
【0009】このように構成されたサーベイランス試験
装置1によれば、表示装置9を介して、試験対象機器2
aの動作状態を含む系統図、繁雑な試験手順および試験
手順中の各計測項目の自動計測結果を試験進行に合わせ
てそれぞれ表示出力することができ、さらに計測結果に
係わる試験対象機器の健全性判定結果を表示装置9およ
び印字装置10を介して出力することができるため、試
験員は、表示装置9の表示画面および印字装置10の印
字出力用紙を視認するだけで、サーベイランス試験にお
いて重要な情報を全て把握することができる。この結
果、定期的に実施されるサーベイランス試験業務を容易
にし、試験員の負担軽減に寄与している。
【0010】なお、サーベイランス試験業務としては、
試験結果を試験報告書として作成し関係部署へ報告する
必要があり、試験員は、従来のサーベイランス試験装置
にて出力された計測結果をワープロ等を用いて転記する
ことにより試験報告書を作成している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のサ
ーベイランス試験装置では、煩雑な試験手順、試験手順
中の各計測項目の自動計測結果およびその計測結果に基
づく判定結果等を試験進行に合わせて表示出力すること
により、サーベイランス試験の簡易化・合理化を実現し
ている。
【0012】しかしながら、従来のサーベイランス試験
装置においては、サーベイランス試験実施により得られ
た計測結果や判定結果等を含む試験結果は、実施した試
験の終了時にプリンタを介して印字出力するのみに止ま
っており、任意の過去の試験結果の再出力等を行なうこ
とができなかった。
【0013】したがって、過去の試験結果(試験履歴)
を参照することが難しく、例えば現在と過去の試験結果
の比較等、試験履歴を用いた効率的な運用処理を行なう
ことができなかった。
【0014】また、任意の過去のサーベイランス試験結
果を試験報告書としてまとめることが難しく、報告書作
成業務の効率を悪化させていた。
【0015】さらに、従来のサーベイランス試験装置で
は、計測結果の判定処理として、例えば試験対象機器の
現在の動作時間が機器健全性判定の基準となる予め規定
された時間以内であるか否か等、実際に試験対象機器か
ら得られた計測値と予め定められた固定値とを用いた単
純な比較判定処理のみが行なわれており、実際に計測し
た機器動作時間等の計測値と対応する過去の計測結果の
平均値との差異の評価や、過去の計測値を含めた試験対
象機器動作の経年変化傾向の評価等の付加価値の高いサ
ーベイランス試験の評価業務を行なうことができなかっ
た。
【0016】このため、従来では、サーベイランス試験
実施時にプリント出力された計測結果や過去の報告書に
基づいて、試験対象機器に係わる実際の計測値と過去の
計測値とをマニュアルでピックアップして表計算ソフト
等に対して転記することにより試験結果の評価業務を実
施するしかなく非常に面倒であり、試験評価業務の効率
化が強く望まれていた。
【0017】そして、従来のサーベイランス試験装置に
おいては、試験対象となる緊急時対応設備機器は、自動
計測等を目的とした各設備機器のセンサ値がプラント監
視装置3を介してオンライン入力される設備機器のみに
限定されており、オンライン入力の無い緊急時対応設備
機器(オフライン用設備機器)を試験対象機器としたサ
ーベイランス試験については、試験員が実際のプラント
現場を巡回してマニュアルで記録する等の方法で実現さ
れている。
【0018】すなわち、従来では、オンライン用・オフ
ライン用を含む全ての緊急時対応設備機器に対してサー
ベイランス試験を行なう場合では、サーベイランス試験
装置により得られたオンライン試験結果と試験員の現場
巡回・マニュアル記録工程により得られたオフライン試
験結果とを個別に管理することになり、オンライン試験
結果およびオフライン試験結果を用いた評価業務を行な
う際の業務効率を悪化させる要因となっていた。
【0019】したがって、現場巡回を含むサーベイラン
ス試験業務の効率化、および試験結果の一元管理による
評価業務の効率化が強く望まれていた。
【0020】一方、従来のサーベイランス試験装置にお
いては、計測ミスやセンサー故障等の事由による不正な
試験結果を訂正して適正化する手段(訂正手段、適正化
手段)がなかった。このため、ある試験対象機器の試験
が不正に終わった場合、対応する試験対象機器の全ての
試験手順を再実施することにより試験結果の適正化を図
っており、試験員に対して大きな負担をかけていた。
【0021】特に、近年では、プラントの安定運転のた
めに、試験結果の経年変化等を注意深く評価することに
より、設備機器の障害を未然に回避するという評価業務
が大変重要になってきており、その未然回避評価業務を
正確に行なうためにも、履歴管理や一元管理される試験
結果を適正化することは非常に重要な業務となってきて
いる。しかしながら、従来のサーベイランス試験装置
は、上述したように、不正な試験結果を適正化する手段
を備えていないため、この適正化手段を備えたサーベイ
ランス試験装置の開発が待望されていた。
【0022】そして、従来のサーベイランス試験装置を
用いた原子力発電所等の発電プラントにおけるサーベイ
ランス試験数は数十にも及び、さらに各試験毎に実施条
件や試験頻度が規定されていた。
【0023】したがって、これら各試験毎に規定された
実施条件・頻度に沿ったサーベイランス試験スケジュー
ルの作成や試験実績(サーベイランス試験が行なわれた
か否かを表す情報)の管理を試験員が行なうためには、
試験員は上記サーベイランス試験のノウハウを熟知する
必要があり、試験員の大きな負担となっていた。
【0024】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、その総合的な目的は、サーベイランス試験
に係わる過去の試験結果およびオンライン・オフライン
試験結果等の全ての試験結果(試験履歴)を一元管理す
ること、および従来実施されていなかったサーベイラン
ス試験の評価業務や試験管理業務を含めた総合的な試験
業務を行なうことを可能にしたサーベイランス試験装置
およびプログラムを記憶した記憶媒体を提供することに
より、サーベイランス試験効率を大幅に向上させること
にある。
【0025】すなわち、本発明の第1の目的は、サーベ
イランス試験実施により得られた計測項目・判定項目毎
のサーベイランス試験結果を、サーベイランス装置内で
一意の識別番号を付加した試験結果履歴として保存する
ことにより、試験員の報告書選択指示に応じて、任意の
過去のサーベイランス試験結果を予め設定された報告書
様式に編集出力することを可能にしたサーベイランス試
験装置およびサーベイランス試験用プログラムを記憶し
た記憶媒体を提供することにある。
【0026】本発明の第2の目的は、サーベイランス試
験結果を履歴保存し、サーベイランス試験進行中に、計
測結果とともに、過去の計測実績平均値や計測結果の履
歴グラフ等を表示したり、試験員の要求に応じて、サー
ベイランス試験実施に関わらず過去の試験結果の時系列
グラフ等の試験結果の評価を効率的に行うことが可能な
サーベイランス試験装置およびサーベイランス試験用プ
ログラムを記憶した記憶媒体を提供することである。
【0027】本発明の第3の目的は、オフライン入力用
の設備機器を試験対象機器としたサーベイランス試験用
のプラントデータを可搬型のデータ収集手段を用いて収
集かつ一時的に蓄積し、この可搬型のデータ収集手段に
より蓄積されたプラントデータを、オンライン入力用の
設備機器から収集されたプラントデータと共通の記憶手
段に記憶することにより、現場巡回時のデータ収集の効
率化、サーベイランス試験結果データの一元管理および
試験評価・報告書作成業務の効率化を可能にしたサーベ
イランス試験装置およびサーベイランス試験用プログラ
ムを記憶した記憶媒体を提供することにある。
【0028】本発明の第4の目的は、サーベイランス試
験用計測機器以外の計測器等を用いて再計測した結果に
基づいて試験結果の修正が可能なサーベイランス試験装
置およびサーベイランス試験用プログラムを提供するこ
とにある。
【0029】本発明の第5の目的は、サーベイランス試
験毎に規定された実施条件等に基づいて、サーベイラン
ス試験スケジュールの自動生成や試験実績管理を実施す
ることができるサーベイランス試験装置およびサーベイ
ランス試験用プログラムを記憶した記憶媒体を提供する
ことにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によれば、サーベイランス試験
装置によれば、プラントから入力されたプラントデータ
に基づいて前記プラント内の試験対象機器の動作を確認
するための複数のサーベイランス試験を行なうサーベイ
ランス試験装置において、前記複数のサーベイランス試
験の手順を記憶する試験手順記憶手段と、この試験手順
記憶手段に記憶された複数の試験手順の中から前記試験
対象機器に対応する試験手順を選択する選択手段と、選
択された試験手順に従って前記プラントデータから前記
試験対象機器の複数の計測項目に係わる複数のデータを
それぞれ計測し、計測した複数のデータにおける少なく
とも一部のデータが健全な値であるか否かを判定するこ
とにより前記試験対象機器のサーベイランス試験を実行
するサーベイランス試験実行手段と、このサーベイラン
ス試験実行手段により得られた試験結果を表す各試験結
果データに対して、前記サーベイランス装置内で一意に
識別できる番号を付加し、各識別番号が付加された試験
結果データに前記サーベイランス試験の実施日時を表す
試験日時情報を付加することにより、当該試験日時にお
ける前記サーベイランス試験結果の履歴を表すデータを
生成する試験結果履歴データ生成手段と、生成された試
験結果履歴データを前記識別番号および前記試験日時毎
に異なるアドレスに保存する保存手段とを備えている。
【0031】第1の発明の態様において、好適には、前
記試験対象機器に係わる系統図、前記選択された試験手
順、前記サーベイランス試験実行手段により得られた前
記試験結果データを含むサーベイランス試験用画面を、
前記試験手順に基づく前記サーベイランス試験の進行に
応じて自動的に更新可能に表示する表示手段と、前記複
数の試験手順に応じた複数の試験報告書を印字出力する
ための固定された文書形式を定める文書形式情報および
この文書形式で定まる試験報告書フォーマットの所定位
置に対して所定の識別番号を有する試験結果履歴データ
を出力するための出力情報を有する印字項目情報ファイ
ルを前記各試験手順毎にそれぞれ有し、前記保存手段に
より保存された試験結果履歴データおよび前記選択試験
手順に対応する印字項目ファイルを編集して前記試験報
告書を作成する報告書作成手段とを備えている。
【0032】第1の発明の態様において、好適には、前
記保存手段は、複数のサーベイランス試験の名称を試験
名情報ファイルとして保存する試験名情報ファイルと、
この試験名情報ファイルの各試験名情報毎に各試験名の
試験手順に対応する複数の識別番号およびこれら複数の
識別番号の試験項目名称を表す項目名称を保存する項目
情報ファイルと、この項目情報ファイルの各識別番号毎
に各識別番号に対応する試験結果データを複数の試験日
時毎に保存可能な試験結果履歴データファイルとを備え
ており、前記試験結果履歴データ生成手段から通知され
た試験結果履歴データを、前記選択された試験手順に対
応する試験名および前記識別番号をキーとして前記試験
結果履歴データファイル内に保存するようになってい
る。
【0033】第1の発明の態様において、前記試験結果
履歴データを修正するための修正用画面を表示する修正
用画面表示手段と、前記履歴保存手段に保存された互い
に異なる識別番号および試験日時を有する複数の試験結
果履歴データの中から修正対象の試験結果履歴データを
前記試験名称および前記識別番号をキーとして選択し、
前記修正用画面上に表示する選択表示手段と、前記修正
用画面上に表示された修正対象の試験結果データを、試
験員の入力操作により修正する修正手段と、修正した試
験結果履歴データを前記保存手段の前記試験結果履歴デ
ータファイルに更新保存する更新保存手段とを備えても
よい。
【0034】第1の発明の態様において、前記サーベイ
ランス試験結果を表すグラフとして表示したい試験結果
履歴データに対応する識別番号および前記試験結果グラ
フの表示期間を設定入力する設定入力手段と、設定入力
された識別番号および表示期間に基づいて、前記保存手
段の試験結果履歴データファイルにそれぞれ保存された
複数の試験結果履歴データの中から、当該識別番号およ
び表示期間に対応する試験結果履歴データを抽出し、抽
出した試験結果履歴データに基づいて前記表示期間内の
時系列のグラフを作成して表示する試験結果グラフ作成
表示手段とを備えもよい。
【0035】第1の発明の態様において、前記試験手順
には、現在の試験日時を起点とした所定の範囲内の試験
結果履歴データの平均値を算出するための識別番号が含
まれており、前記サーベイランス試験実行手段は、前記
プラントの運転期間を表す複数の運転サイクルを記憶す
る運転サイクル記憶手段と、前記試験手順に含まれた前
記平均値算出用の識別番号に基づいて、前記保存手段の
前記試験結果履歴データファイルに保存された複数の試
験結果履歴データの中から、前記平均値算出対象の識別
番号に対応する複数の試験日時を有する試験結果履歴デ
ータを抽出する抽出手段と、抽出された複数の試験日時
を有する試験結果履歴データの中から、前記平均値を算
出するための試験結果履歴データの範囲を、前記現在の
試験日時と前記運転サイクル記憶手段に記憶された複数
の運転サイクルとの関係に応じて設定し、設定した範囲
内の試験結果履歴データに基づいて前記平均値を算出す
る平均値算出手段とを備えてもよい。
【0036】第1の発明の態様において、前記試験手順
には、履歴グラフ表示対象となる識別番号および試験日
時を含む履歴表示指示情報が含まれており、前記サーベ
イランス試験実行手段は、前記試験手順に含まれた履歴
表示指示情報の識別番号および試験日時に基づいて前記
履歴保存手段の記憶領域を検索し、対応する識別番号を
有する試験結果履歴データが予め規定されたデータ表示
件数分含まれる表示期間を決定する表示期間決定手段
と、決定された表示期間およびこの表示期間に含まれる
前記試験結果履歴データに基づいて、当該試験結果履歴
データの前記表示期間内での履歴を表すグラフを作成
し、前記サーベイランス試験用画面における前記試験手
順の表示エリアの近傍に表示するグラフ表示手段とを備
えてもよい。
【0037】第1の発明の態様において、前記複数の試
験対象機器は前記プラントデータがオンライン入力され
るオンライン用の試験対象機器であり、前記複数の設備
機器における複数のオフライン用の試験対象機器に対応
するサーベイランス試験手順を記憶するオフライン用試
験手順記憶手段と、試験員が持ち運びできる構造を有す
る前記オフライン用試験対象機器の計測データ収集用の
可搬型データ収集手段と、前記オフライン用試験手順記
憶手段に記憶された複数のオフライン用試験手順の中か
ら、実施するオフライン用試験手順を選択し、選択した
オフライン用試験手順を前記可搬型データ収集手段へ送
信する手段とを備え、前記可搬型データ収集手段は、送
信されたオフライン用試験手順を表示する試験手順表示
手段と、表示されたオフライン用試験手順に基づく前記
試験員の計測処理により得られた前記オフライン用試験
対象機器の複数の計測データを入力する入力手段と、入
力された複数の計測データに対して、前記サーベランス
装置内で一意に識別できる識別番号をそれぞれ付加して
前記保存手段へ送信する手段とを備え、前記保存手段
は、送信されてきた複数の計測データに対して、前記計
測データ入力日時を表す試験日時情報をそれぞれ付加
し、試験結果履歴データとして当該識別異別番号および
試験日時情報毎に異なるアドレスに保存するように構成
されてもよい。
【0038】第1の発明の態様に係わる好適な形態とし
て、前記複数のサーベイランス試験手順に対応する複数
のサーベイランス試験それぞれの実施頻度を含む実施条
件を設定して保存する実施条件保存手段と、休日を表す
休日カレンダー情報を予め設定して保存する休日カレン
ダー情報保存手段と、前記複数のサーベイランス試験毎
の試験実施予定日を表す実施スケジュールを、前記実施
条件保存手段により保存された実施条件および前記休日
カレンダー情報保存手段に保存された休日カレンダー情
報に基づいてそれぞれ自動的に作成する試験スケジュー
ル自動作成手段と、自動的に作成された各サーベイラン
ス試験毎の試験スケジュールを異なる記憶領域にそれぞ
れ記憶する記憶手段とを備えてもよい。
【0039】前記第1の発明の態様に係わる好適な形態
において、前記試験スケジュール自動作成手段により自
動的に作成された複数のサーベイランス試験に対応する
複数の試験スケジュールの中の所定のサーベイランス試
験に対応する試験スケジュールを画面上に表示する表示
手段と、この画面上に表示された試験スケジュールを試
験員の入力操作により修正する修正手段と、この修正手
段により修正された修正試験スケジュールが対応するサ
ーベイランス試験の実施条件に適合しているか否かを前
記実施条件保存手段により保存された実施条件を参照し
て自動的に判定する自動判定手段と、この自動判定手段
により前記修正試験スケジュールが対応する実施条件に
適合していないと判定された場合に、前記画面上に前記
試験員に対して修正処理を継続して行なうか否かを指定
させる指定用画面を表示する手段と、前記自動判定手段
により適合すると判定されるか、あるいは前記指定用画
面上で前記試験員から修正処理継続が指定された際に、
前記修正試験スケジュールを前記記憶手段の対応する記
憶領域に更新保存する更新保存手段とを備えてもよい。
【0040】前記第1の発明の態様に係わる好適な形態
において、前記保存手段は、前記各識別番号毎に、その
識別番号に対応する試験結果履歴データの保存が完了す
ると、その履歴完了通知を前記識別番号とともに送信す
るようになっており、前記履歴保存手段から送信された
履歴完了通知に応じて、前記複数のサーベイランス試験
の実施の有無を表す実績スケジュールを作成して保存す
る実績スケジュール作成保存手段を備えている。
【0041】前記第1の発明の態様に係わる好適な形態
において、さらに、前記記憶手段に記憶された試験スケ
ジュールおよび前記実績スケジュール作成保存手段によ
り保存された実績スケジュールに基づいて、前記複数の
サーベイランス試験の実施予定日およびその実施予定日
における実施状況を表す試験予定画面を作成して表示す
る試験予定画面表示手段を備えている。
【0042】また、本発明の第2の態様に係わるプログ
ラムを記憶した記憶媒体によれば、プラントから入力さ
れたプラントデータに基づいて前記プラント内の試験対
象機器の動作を確認するための複数のサーベイランス試
験を行なうコンピュータが読取り可能なサーベイランス
試験用プログラムを記憶した記憶媒体において、前記サ
ーベイランス試験用プログラムは、前記コンピュータ
に、前記複数のサーベイランス試験の手順を試験手順デ
ータベースに記憶させる手順と、この試験手順データベ
ースに記憶された複数の試験手順の中から前記試験対象
機器に対応する試験手順を前記コンピュータに選択して
読み出させる手順と、読み出した試験手順に従って前記
コンピュータによりデータ計測部を制御させることによ
り、当該データ計測部を介して前記プラントデータから
前記試験対象機器の複数の計測項目に係わる複数のデー
タをそれぞれ計測させ、前記データ計測部を介して計測
された複数のデータにおける少なくとも一部のデータが
健全な値であるか否かを前記コンピュータに判定させる
ことにより当該コンピュータに前記試験対象機器のサー
ベイランス試験を実行させる手順と、このサーベイラン
ス試験実行により得られた試験結果を表す各試験結果デ
ータに対して、前記コンピュータにより当該コンピュー
タが一意に一意に識別できる番号を付加させ、各識別番
号を付加した試験結果データに前記サーベイランス試験
の実施日時を表す試験日時情報を付加させることによ
り、当該試験日時における前記サーベイランス試験結果
の履歴を表すデータを前記コンピュータに生成させる手
順と、生成された試験結果履歴データを前記コンピュー
タにより前記識別番号および前記試験日時毎に試験結果
履歴データベースの異なるアドレスに保存させる手順と
を有する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面参照して具体的に説明する。
【0044】なお、後述する各実施の形態において、互
いに共通する構成要素、および従来の技術で説明した前
掲図48に示すサーベイランス試験装置1の構成要素と
略同一の構成要素については、同一の符号を付してその
説明を省略または簡略化する。
【0045】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機能
ブロック構成を概略的に示す図である。
【0046】図1に示すように、サーベイランス試験装
置20は、前掲図48と同様に、プラント2からプラン
ト監視装置3を介してプラントデータを入力するための
プラントデータ入力部5と、サーベイランス試験の選択
および進行指示を通知するための試験選択進行指示手段
6と、複数の試験手順(ファイル)記憶用の試験手順D
B7と、系統画面情報記憶用の機器・系統画面DB8
と、試験手順や系統図を表示するための表示装置9と、
サーベイランス試験の進行制御等を含むサーベイランス
試験に関する統括的な制御を行なうための試験進行制御
部10Aと、試験対象機器に関するプラントデータ計測
用のプラントデータ計測部11と、試験結果印字出力用
の印字装置12と、系統図作成用の機器・系統表示部1
3とを備えている。
【0047】そして、本実施形態のサーベイランス試験
装置20は、プラントデータ計測部11による計測結果
(計測データともいう)や試験進行制御部10Aにおけ
る判定結果(判定データともいう)等を含む試験結果情
報(試験結果データともいう)を記憶するための試験結
果履歴データベース(試験結果履歴DB)21と、試験
進行制御部10Aから送られた上記試験結果データを試
験結果履歴DB21に保存する試験結果保存部22とを
備えている。
【0048】さらに、本実施形態のサーベイランス試験
装置20は、各サーベイランス試験毎に、そのサーベイ
ランス試験結果情報を印刷用紙上に試験報告書形式で印
字出力するための出力するための各印字項目情報{罫
線、対応するサーベイランス試験において固定されたフ
ォーマット情報(対応するサーベイランス試験名、対応
する試験対象機器名等)および試験結果履歴DBに保存
された試験結果情報の出力形式・出力位置等}を報告書
印字項目情報として記憶する報告書印字項目情報記憶部
23と、試験員により入力機器を介して試験番号および
試験日時情報等を含む報告書作成出力要求を選択入力可
能な報告書選択手段24と、試験進行制御部10A、あ
るいは報告書選択手段24から送られた試験番号および
試験日時情報等を含む報告書作成出力要求に応じて、報
告書印字項目情報記憶部23に記憶された上記報告書作
成出力要求に対応する報告書印字項目情報を読み出し、
かつ上記報告書作成出力要求および読み出した報告書印
字項目情報に対応する試験結果情報を試験結果履歴DB
21から読み出し、読み出した報告書印字項目情報およ
び試験結果情報に基づいて報告書用プリンタ出力データ
を作成して印字装置12に送る報告書作成部25とを備
えており、印字装置(プリンタ)12は、送られた報告
書用プリンタ出力データに基づく試験報告書を印字出力
するようになっている。
【0049】プラント監視装置3は、例えばA/D変換
器やメモリ、CPU等を含むコンピュータ回路を有して
おり、プラント2内の弁やポンプ等の緊急時対応機器を
含むプラント設備機器に取り付けられたセンサ(説明を
容易にするため、緊急時対応機器内の所定の設備機器2
aに取り付けられたセンサ2bのみ図示する)により検
出された各設備機器の状態量をプラントデータとして周
期的に入力し、入力したプラントデータに基づいてプラ
ント2の各設備機器の状態変化を監視しており、プラン
トデータ入力部5は、複数のプラント設備機器における
緊急時対応設備機器のプラントデータを、プラントデー
タ監視装置3から図示しない伝送手段を介して高速周期
で取り込み、サーベイランス試験装置20のデータ計測
部11へ入力するようになっている。
【0050】データ計測部11は、試験進行制御部10
Aから送信されたデータ計測通知に基づく試験対象(デ
ータ計測対象)設備機器(図1において、特に設備機器
2aとして示しているが、試験対象設備機器は少なくと
も1個以上であればよい)および試験手順に応じて、試
験対象機器における試験手順の各計測項目に対応する値
{例えば、状態量や動作速度(試験対象機器としてF0
XX弁を含む場合では、そのFOXX弁が全開状態→全
閉状態となるまでの所要時間)}を、プラントデータ入
力部2で取り込まれた試験対象機器に係わるプラントデ
ータに基づいて計測し、その計測結果を試験進行制御部
10Aへ通知するようになっている。
【0051】例えば、上述したFOXX弁の全開状態→
全閉状態までの時間計測処理は、プラントデータにおけ
るFOXX弁の全開信号→ON、および全閉信号→OF
Fにより弁の全開状態を検出してから、FOXX弁の全
開信号→OFFを検出し、さらに弁全閉信号→ONを検
出するまでの間に高速サンプリング処理を行なって時間
計測する方式にて具体的に実現されている。
【0052】試験手順DB7には、図2に示すように、
複数の試験対象機器の試験手順をそれぞれ表す複数の試
験手順ファイル(試験番号1の試験手順ファイルF1 〜
試験番号Nの試験手順ファイルFN ;図2においては試
験手順F1 〜試験手順FN と略記する)が統合化して記
憶されている。
【0053】各試験手順ファイルF1 〜試験手順ファイ
ルFN (図2においては、試験手順ファイルF1 のファ
イル構造のみ示しているが、他のファイル構造も同様で
ある)には、図2に示すように、対応する試験対象機器
の系統図(系統図番号)情報と試験対象機器に対する複
数の試験項目を表す情報(試験ステップ情報)とがシー
ケンシャルに配列された状態で記憶されている。なお、
試験対象機器の系統図が存在しない場合には、系統図番
号情報は存在せず、試験ステップ情報のみがシーケンシ
ャルに記憶されている。
【0054】複数の試験ステップ情報は、その試験項目
毎にシーケンシャルに記憶されており、例えば、試験項
目の番号(試験ステップ番号;ステップno{1}等)、そ
の試験ステップ番号の試験名(例えば“FOXX弁開試
験”等)および各試験ステップ番号の試験における実際
の計測手順情報(計測サブステップ情報)を含んでい
る。
【0055】そして、計測サブステップ情報は、そのサ
ブステップ番号毎に、例えば計測手順を表す情報(“F
OXX CS操作→全開”等)、計測機器名を表す情報
(例えばFOXX弁)、計測種別を表す情報(例えば弁
開動作)、その計測サブステップにおける計測結果を識
別するための項目番号(記録項目番号、アドレス)をそ
れぞれ有している。
【0056】また、判定処理を行なう計測サブステップ
では、上記計測手順情報、計測種別情報および記録項目
番号に加えて、計測結果の判定基準(判定値)を表す情
報(例えば、「24秒未満であれば健全に機能している
こと」を表す<24s)およびその計測サブステップに
おける判定結果を識別するための記録項目番号がさらに
含まれている。
【0057】機器・系統画面表示DB8には、各試験対
象機器に対応する各系統図番号毎に、その試験対象機器
に係わる系統画面情報を表す画像データファイル(系統
図ファイル)が統合化して記憶されている。
【0058】機器・系統表示部13は、試験進行制御部
10Aから送られた系統図番号を含む系統図表示通知に
応じて、機器・系統画面表示DB8に記憶された複数の
系統図ファイルから対応する系統図番号を有する系統画
面情報(配管等の固定表示情報から構成される)を読み
出し、その系統画面情報を表示装置9を介して表示出力
するようになっている。
【0059】また、機器・系統表示部13は、弁、ポン
プ等の系統図の構成要素の動作状態を表す可変表示情報
については、プラントデータ入力部5から弁、ポンプ等
の構成要素に対応するプラントデータを入力し、入力し
たプラントデータの値に対応する図形を周期的に表示装
置9を介して表示出力するようになっており、試験実施
中の試験対象機器を含む系統図の構成要素の動作状態を
表示するようになっている。
【0060】表示装置9はGUI機能を有しており、サ
ーベイランス試験開始に応じて予め表示エリアが設定さ
れた画面レイアウトに基づくサーベイランス試験用画像
(画面)を表示し、試験進行制御部10Aや機器・系統
表示部13から送られた計測結果、判定結果および系統
図をサーベイランス試験用画面の各表示エリアに更新表
示するようになっている。
【0061】図3は、上記表示装置9のサーベイランス
試験用画面SIの画面レイアウトの一例を示す図であ
る。図3によれば、サーベイランス試験用画面SIの図
3における向かって左半部は、機器・系統表示部8から
送られる系統画面情報を系統図として更新表示していく
系統図表示エリアA1を示しており、右半分は、試験進
行制御部10Aによる試験手順/結果表示エリアA2を
示している。
【0062】また、試験手順/表示結果エリアA2は、
異なる3つの表示エリア、すなわち、試験手順を表示す
るための試験手順表示エリアA2a、計測データを表示
するための計測データ表示エリアA2bおよび計測デー
タの判定結果を表示するための判定結果表示エリアA2
cにより構成されている。
【0063】試験進行制御部10Aは、例えばCPUお
よびメモリ等を有するコンピュータ回路により具体化さ
れ、メモリに記憶されたプログラムに従ってサーベイラ
ンス試験の進行制御に関する図4に示す処理を行う。
【0064】すなわち、試験進行制御部10Aは、試験
員により選択指示され試験選択進行指示手段6を介して
通知された試験対象機器および試験手順を含む試験選択
進行指示に基づいて、試験手順DB7から指示された試
験手順に対応する試験手順ファイル(例えば試験手順フ
ァイルF1 )を選択して読み出し(ステップS1)、そ
の試験手順ファイルF1 を参照して系統図表示に係わる
処理を行なう(ステップS2)。
【0065】すなわち、試験進行制御部10Aは、試験
手順ファイルF1 において、選択された試験対象機器の
系統図表示を表す系統図(系統図番号)情報が(“系統
図:{系統図番号=XXXX;例えば4桁の数値}”と
して存在しているか否か判断し(ステップS2a)、そ
の判断の結果存在している場合(ステップS2a→YE
S)、その系統図情報「系統図番号=XXXXの系統
図」を解釈し、その「系統図番号=XXXX」の系統図
表示通知(系統図表示通知)を機器・系統表示部8へ送
信する(ステップS2b)。機器・系統表示部8は、送
信された系統図表示通知に対応する「系統図番号=XX
XX」の系統図を機器・系統画面情報DB8から読み出
し、読み出した系統図(XXXX)を表示装置9のサー
ベイランス試験用画面SIにおける系統図表示エリアA
1に表示する。
【0066】次に、試験進行制御部10Aは、試験ステ
ップ情報における試験ステップ番号1(ステップno
{1})の試験ステップ情報を第1試験ステップ(実行試
験STEP=1)とし(ステップS3)、第1試験ステ
ップの試験手順、すなわち、第1試験ステップの“試験
名”情報、および第1試験ステップ内の全計測サブステ
ップの“手順”情報を、表示装置9のサーベイランス試
験用画面SIにおける試験手順表示エリアA2aに表示
する(ステップS4)。
【0067】続いて、試験進行制御部10Aは、試験選
択進行指示手段6から試験進行通知が送られてきたか否
かを判断しており(ステップS5、S5a)、試験進行
通知が送られていない場合には(ステップS5a→N
O)、試験進行制御部10Aは、試験進行通知が送られ
るまで次ステップの処理への進行を遅延させる(ステッ
プS5b)。
【0068】一方、試験進行通知が送られてきた場合に
は(ステップS5a→YES)、試験進行制御部10A
は、計測サブステップ情報におけるサブステップ番号1
のサブステップ情報を第1サブステップ(実行試験SU
BSTEP=1)とし(ステップS6)、その第1サブ
ステップにおける“機器(試験対象設備機器)”および
“計測種別”情報で指定された計測項目が何であるかを
判定し、判定した計測項目に基づくデータ計測通知をデ
ータ計測部11へ送信する(ステップS7)。
【0069】すなわち、ステップS7において、試験進
行制御部10Aは、上記第1サブステップにおける計測
項目判定処理を行ない(ステップS7a)、この結果、
“機器→FOXX弁”、“計測種別→弁開閉動作”であ
れば、その“FOXX弁の弁開閉動作通知”をデータ計
測部11に送信する(ステップS7b)。なお、「“機
器→FOXX弁”、“計測種別→弁開時間計測”」、
「“機器→FOXX弁”、“計測種別→弁閉時間計
測”」および「“機器→XXポンプ”、“計測種別→ポ
ンプ起動”」等の場合でも、ステップS7bの処理と同
様に、対応する計測通知がデータ計測部11に送信され
る(ステップS7c〜7e参照)。
【0070】データ計測部11は、送信された計測通知
に基づいて、対応する機器(試験対象機器)のデータ計
測を順次、例えば周期的に行ない、計測が完了するまで
の間、計測結果(データ計測値)を順次試験進行制御部
10Aに送信する。
【0071】試験進行制御部10Aは、計測が完了され
るまでの間、順次・周期的に送られた計測結果を、表示
装置9のサーベイランス試験用画面SIにおける計測デ
ータ表示エリアA2bに更新表示する(ステップS
8)。すなわち、試験進行制御部10Aは、データ計測
部11から最新のデータ計測値が送られると、表示装置
9の計測データ表示エリアA2bに表示されていた前の
データ計測値を、最新のデータ計測値に更新して表示し
て(ステップS8a)、計測完了か否か判断する(ステ
ップS8b)。ステップS8bの処理においてデータ計
測部11からデータ計測値の周期的な送信が終了する
と、試験進行制御部10Aは、計測完了と判断して(ス
テップS8b→YES)、次ステップの処理へ移行す
る。一方、データ計測値の周期的な送信が継続している
間は、試験進行制御部10Aは、ステップS8a〜S8
bの処理を繰り返し行ない、次ステップの処理への進行
を遅延させる(ステップS8c)。
【0072】データ計測部11でのデータ計測が完了す
ると、試験進行制御部10Aは、第1サブステップにお
いて“判定基準”項目が設定されているか否か判断する
(ステップS9;S9a)。今、第1サブステップでは
“判定基準”項目が設定されていないため、ステップS
9aの判断の結果はNOとなり、試験進行制御部10A
は、ステップS10の処理へ移行する。
【0073】一方、例えば、第2サブステップ(“機器
→FOXX弁”、“計測種別→弁開時間計測”)におい
ては、“判定基準→<24s”項目が設定されているた
め、ステップS9aの判断の結果はYESとなり、試験
進行制御部10Aは、計測された弁開時間と判定基準と
の比較、すなわち、計測された弁開時間が24秒未満な
のか否か(弁開時間<24s?)を判定し、その判定結
果(例えば、24s未満であれば「OK」、24s以上
であれば「NG」)を、表示装置9の計測結果判定表示
エリアA2cに表示して(ステップS9b)、ステップ
S10の処理へ移行する。
【0074】ステップS10(ステップS10a)にお
いて、試験進行制御部10Aは、第1サブステップにお
いて“記録項目番号”情報が指定されているか否か判断
する。今、第1サブステップでは“記録項目番号”情報
は指定されていないため、ステップS10aの判断の結
果はNOとなり、試験進行制御部10Aは、第1サブス
テップの計測処理は全て終了したと判断してステップS
11の処理へ移行する。
【0075】一方、例えば、第2サブステップ(“機器
→FOXX弁”、“計測種別→弁開時間計測”)におい
ては、“計測結果に対する記録項目番号”および“判定
結果に対する記録項目番号”がそれぞれ指定されている
ため、ステップS10aの判断の結果はYESとなり、
試験進行制御部10Aは、計測結果(弁開時間)および
判定結果(OK、あるいはNG)とそれらの記録項目番
号とをそれぞれ組み合わせた試験結果情報を上記試験
(計測)が実施された日時(試験日時情報)と共に試験
結果保存部22へ通知し(ステップS10b)、第1サ
ブステップの計測処理は全て終了したと判断してステッ
プS11の処理へ移行する。
【0076】ステップS11の処理において、試験進行
制御部10Aは、現在のサブステップ番号を「1」カウ
ントアップし(第1サブステップ→第2サブステッ
プ)、全てのサブステップ番号の計測処理が終了したか
否か判断する(ステップS12)。今、第1サブステッ
プの処理が終了した状態であり、カウントアップした第
2のサブステップの計測処理は実施されていないため、
ステップS12の処理はNOとなり、試験進行制御部1
0Aは、ステップS7の処理に移行して上述したステッ
プS7〜ステップS12の処理を繰り返し行なうことに
より、全てのサブステップの計測処理を実施する。
【0077】そして、全てのサブステップの計測処理が
終了すると、ステップS12の判断の結果はYESとな
り、試験進行制御部10Aは、第1試験ステップの試験
処理は全て終了したと判断して、現在の試験ステップ番
号を「1」カウントアップし(第1試験ステップ→第2
試験ステップ、ステップS13)、全ての試験ステップ
番号の試験処理が終了したか否か判断する(ステップS
14)。今、第1試験ステップの試験処理が終了した状
態であり、カウントアップした第2の試験ステップの試
験処理は実施されていないため、ステップS13の処理
はNOとなり、試験進行制御部10Aは、ステップS4
の処理に移行して上述したステップS4〜ステップS1
4の処理を繰り返し行なうことにより、全ての試験ステ
ップの試験処理(全試験ステップの全サブステップ計測
処理)を実施する。
【0078】そして、全ての試験ステップの試験処理、
すなわち、選択指示された試験手順(試験手順ファイル
F1)に関する全ての試験処理が完了すると、ステップ
S14の判断の結果はYESとなり、試験進行制御部1
0Aは、報告書作成部13へ選択指示された試験手順に
対応する試験番号(例えば、試験手順F1 →試験番号
1)および試験日時情報を含む報告書作成出力要求(指
示)を報告書作成部25に通知して(ステップS1
5)、処理を終了する。
【0079】また、試験結果保存部22は、試験進行制
御部10Aから通知された試験結果データ(計測・判定
結果およびそれらの記録項目番号)および試験日時情報
を受取り、その試験結果データを、試験結果履歴DB1
2に対して、試験結果履歴データとして試験日時および
記録項目番号毎に履歴保存する。
【0080】ここで、試験結果履歴DB21の記憶構造
を図5に示す。
【0081】図5によれば、試験結果履歴DB21は階
層型ファイル構造を有している。すなわち、試験結果履
歴DB21には、各サーベイランス試験の名称およびそ
の試験番号を表す情報(試験名−試験番号;試験名−
1、試験名−2、…、試験名−N)を互いに関連付けて
管理する試験名情報ファイルFA1 が最上位の階層に記
憶され、各サーベイランス試験名情報毎に、その各サー
ベイランス試験において設定された記録項目番号、その
記録項目番号に対応する結果記録項目の名称情報および
その単位情報を互いに対応付けて管理する試験結果履歴
項目情報ファイルFA2 が次の階層に記憶され、さら
に、各記録項目番号毎に、その試験結果データ(計測結
果、判定結果)および試験日時情報を互いに対応付けて
管理するための結果履歴データファイルFA3 が最下層
に記憶されている。
【0082】ここで、記録項目番号は、以下例の様な体
系にて設定されており、サーベイランス試験装置20内
で一意に識別可能な番号、すなわち、各記録項目番号
は、全て異なる番号となっている。したがって、各サー
ベイランス試験実施により得られた試験結果データ(計
測結果や判定結果)は、上記互いに異なる記録項目番号
に対応する結果履歴データファイルFA3 に対して、試
験日時毎に試験結果の履歴を表すデータ(試験結果履歴
データ)として記憶されるようになっている。
【0083】本実施形態の各図面においては、記録項目
番号は、その一例として、<記録項目番号:SSSS_
TT_nnn>、すなわち、記録項目番号:「試験対象
機器に係わる系統を識別する番号(SSSS;4桁の文
字・数字)_その系統内における試験番号(TT;2桁
の数字)_その試験番号の試験における記録項目を表す
一連番号(nnn;3桁の数字)」のように表されてい
る。
【0084】なお、以下では、説明を容易にするため、
複数の記録項目番号<SSSS_TT_nnn>を記録
項目番号−1、記録項目番号−2、…、記録項目番号−
Mとして表すことにする。
【0085】報告書印字項目情報記憶部23には、図6
に示すように、試験結果履歴DB21において試験名情
報ファイルFA1 として設定された各サーベイランス試
験名(試験番号;試験−1〜試験−N)毎に、その試験
番号の試験を実施した場合の報告書印字項目情報をそれ
ぞれ表す複数の報告書印字項目情報ファイルFB1 〜報
告書印字項目情報ファイルFBn (以下、印字項目情報
ファイルFB1 〜印字項目情報ファイルFBn と略記す
る)が統合化して記憶されている。
【0086】各印字項目情報ファイルFB1 〜印字項目
情報ファイルFBn (図6においては、印字項目情報フ
ァイルFB1 のファイル構造のみ示しているが、他のフ
ァイル構造も同様である)には、各試験番号に対応する
試験報告書のデータ値以外の文書形式(フォーマット)
を定めるための固定フォーマット情報と、上記固定フォ
ーマット情報により定められたフォーマットの試験報告
書における所定位置に対して試験結果情報を出力するた
めのデータ情報とが記憶されている。
【0087】すなわち、各印字項目情報ファイルFB1
〜印字項目情報ファイルFBn には、図6に示すよう
に、印刷用紙に対応する2次元座標空間内において予め
指定(設定)された位置(x、y座標)に対して、“文
字”の固定フォーマット情報(例えば、“XXXXスプ
レイ系定期試験”)を出力するための“文字”出力用フ
ォーマット構文情報と、上記2次元座標空間内において
予め指定(設定)された位置(x1 、y1 座標)から予
め設定された位置(x2 、y2 座標)へ、“罫線”の固
定フォーマット情報を出力するための“罫線”出力用フ
ォーマット構文情報と、上記2次元座標空間内において
予め設定された(x、y座標)に対して、試験結果履歴
DB21に記憶された対応する記録項目番号の試験結果
情報を予め設定された数値形式(例えば、“F4.1”
等)に変換して出力するための“数値”出力用データ構
文情報と、上記2次元座標空間内において予め設定され
た(x、y座標)に対して、試験結果履歴DB21に記
憶された対応する記録項目番号の試験結果情報を予め設
定された“良”、“不良”等の文字形式に変換して出力
するための“文字”出力用データ構文情報とがシーケン
シャルに配列された状態で記憶されている。
【0088】報告書作成部25は、例えばCPUおよび
メモリ等を有するコンピュータ回路により具体化され、
メモリに記憶されたプログラムに従って試験報告書作成
に関する図7に示す処理を行う。
【0089】すなわち、報告書作成部25は、報告書選
択手段24または試験進行制御部10Aから試験番号お
よび試験日時情報を含む報告書作成出力要求が通知され
ると、通知された報告書作成出力要求を受信し(ステッ
プS20)、受信した試験番号および試験日時情報を含
む報告書作成出力要求に基づいて、印字項目情報記憶部
23から、試験番号に対応した印字項目情報ファイルを
読み込む(ステップS21)。
【0090】次いで、報告書作成部25は、読み込んだ
印字項目情報ファイルFB1 の各フォーマット構文情報
を1構文情報ずつ解読し(ステップS22)、その解読
されたフォーマット構文に基づく文字や罫線等の固定フ
ォーマット情報をプリンタ出力データへ変換する(ステ
ップS23)。
【0091】そして、報告書作成部25は、読み込んだ
印字項目情報ファイルの各データ構文情報を1構文情報
ずつ解読し(ステップS24)、その解読されたデータ
構文情報に基づく記録項目番号に対応する試験結果履歴
データ(計測結果および判定結果)を、記録項目番号お
よび試験日時情報をキーとして試験結果履歴DB12の
試験結果履歴データファイルFA3 から抽出し(ステッ
プS25)、抽出した試験結果履歴データ(計測結果お
よび判定結果)をプリンタ出力データ(印字出力デー
タ)に変換する(ステップS26)。
【0092】そして、報告書作成部25は、ステップS
23およびステップS26の処理により変換されたプリ
ンタ出力データを印字装置12へ送信して(ステップS
27)、処理を終了する。この結果、印字装置12は、
送られたプリンタ出力データに基づいて印字出力処理を
行なうことにより、計測結果および判定結果が記載され
た試験報告書を出力するようになっている。
【0093】なお、試験進行制御部10Aや報告書作成
部25と同様に、機器・系統表示部13や試験結果保存
部22もコンピュータ回路により具体化される。また、
試験進行制御部10A、機器・系統表示部13、試験結
果保存部22および報告書作成部25を、単一のコンピ
ュータ回路の各機能モジュールとして構成することも可
能である。
【0094】さらに、試験手順DB7、機器・系統画面
表示DB8、試験結果履歴DB21および報告書印字項
目情報記憶部23は、それぞれ独立したメモリ装置(外
部記憶装置等)により具体化可能であるが、例えば単一
のメモリ装置の異なる記憶領域としても具体化可能であ
る。
【0095】そして、試験選択進行指示手段6および報
告書選択手段24は、試験進行制御部10Aを構成する
コンピュータ回路(あるいは、上記単一のコンピュータ
回路)のCPU、入力デバイス(キーボード、マウス
等)およびインタフェース回路として具体化可能であ
る。
【0096】次に本構成のサーベイランス試験装置20
の全体動作について説明する。
【0097】本構成によれば、試験員から試験選択進行
指示手段6を介して試験対象機器および試験手順(例え
ば、試験手順F1 )を含む試験選択進行指示が試験選択
進行制御部10Aに通知されると、試験選択進行制御部
10Aの図4に示すステップS2〜S4の処理および機
器・系統表示部8の処理により、通知された試験選択進
行指示に対応する系統図番号を有する系統図および試験
手順が表示装置9の系統図表示エリアA1および試験手
順表示エリアA2aにそれぞれ表示される。
【0098】そして、試験員から試験選択進行指示手段
6を介して送られた試験進行通知に応じて選択された試
験手順F1 の各サブステップに対応するデータ計測処理
がデータ計測部11を介して実行され(ステップS5〜
S7参照)、得られた計測結果は表示装置9の計測デー
タ表示エリアA2bに更新表示される(ステップS8参
照)。また、データ計測処理で得られた計測結果の判定
処理が実行され、得られた判定結果は、表示装置9の計
測結果判定表示エリアA2cに表示される(ステップS
9参照)。
【0099】そして、本実施形態では、データ計測処理
および判定処理で得られた試験結果情報、すなわち計測
結果および判定結果の中において、試験結果履歴情報と
して記憶しておきたい計測結果および判定結果に対して
は、その試験手順F1 における計測サブステップにおい
て、サーベイランス試験装置20内で一意に識別可能な
“記録項目番号”情報がそれぞれ指定されているため、
得られた計測結果および判定結果は、対応する記録項目
番号とそれぞれ組み合わされ、試験結果情報として試験
日時情報と共に試験結果保存部22に通知される(ステ
ップS10参照)。
【0100】試験結果保存部22に対して通知された試
験結果(計測結果、判定結果)および試験日時情報は、
互いに対応付けられて試験結果履歴DB21の結果履歴
データファイルFA3 に記憶(履歴保存)される(図5
参照)。
【0101】このようにして、試験番号1の試験手順F
1 に基づくサーベイランス試験が終了して、試験手順F
1 に係わる全ての試験(計測処理・判定処理)が完了す
ると、試験選択進行制御部10Aから、試験手順F1 に
対応する試験番号1および試験日時情報を含む報告書作
成出力要求が報告書作成部25に通知される(ステップ
S15参照)。
【0102】報告書作成部25では、通知された試験番
号(試験番号1)および試験日時情報を含む報告書作成
要求に対応する印字項目情報ファイルFB1 が印字項目
情報記憶部23から読み出され(ステップS20〜21
参照)、印字項目情報ファイルFB1 の各フォーマット
構文情報の解読により得られた固定フォーマット情報が
プリンタ出力データに変換される(ステップS23参
照)。
【0103】さらに、印字項目情報ファイルFB1 の各
データ構文情報の解読により得られた記録項目番号に対
応する計測結果および判定結果が、記録項目番号および
試験日付情報をキーとして試験結果履歴DB12の試験
結果履歴データファイルFA3 から抽出され(ステップ
S24〜S25参照)、プリンタ出力データに変換され
る(ステップS26参照)。
【0104】このようにして、報告書の固定フォーマッ
ト情報に基づくプリンタ出力データおよび試験結果(計
測結果・判定結果)に基づくプリンタ出力データがそれ
ぞれ生成されると、これら生成されたプリンタ出力デー
タは印字装置12へ送信され、その印字装置12を介し
て印字出力される。
【0105】この結果、図8に示すように、実施した試
験手順F1 の試験結果(計測結果および判定結果)を含
む試験報告書TRが印字装置12から自動的に印字出力
される。なお、図8における試験報告書TR内の○印の
出力内容は、報告書印字項目情報のデータ構文により試
験結果履歴DB21から読み出してプリンタ出力データ
に変換して出力された情報を表しており、他は固定フォ
ーマット情報として予め記憶された固定出力情報を表し
ている。
【0106】以上述べたように、本実施形態によれば、
サーベイランス試験を実施して得られた試験結果(計測
結果および判定結果)を試験結果履歴DB21に対して
記録項目番号および試験日付毎に履歴保存することがで
きる。
【0107】そして、試験実施時において、試験結果履
歴DB21に履歴保存された試験結果(計測結果および
判定結果)に基づく試験報告書を印字装置12を介して
自動的に印字出力することができる。
【0108】また、本実施形態によれば、上述したサー
ベイランス試験を実施して得られた試験結果および試験
日付情報は、試験結果履歴DB21において、試験番号
(試験名)および記録項目番号等と互いに対応付けられ
て階層的に記憶されている。
【0109】したがって、例えば試験員が任意の過去の
日時における所定の試験番号の試験結果(試験履歴)を
印字出力して参照したい場合、その参照したい過去の試
験日時および所定の試験番号を含む報告書作成要求を報
告書選択手段12を介して報告書作成部25に通知す
る。
【0110】このとき、報告書作成部25では、通知さ
れた報告書作成要求に基づいて、対応する試験番号の印
字項目情報ファイルが印字項目情報記憶部23から読み
出され(前掲図7、ステップS20〜21参照)、印字
項目情報ファイルFB1 の各フォーマット構文情報解読
処理に基づく固定フォーマット情報がプリンタ出力デー
タに変換され(ステップS23参照)、印字項目情報フ
ァイルFB1 の各データ構文情報解読処理に基づく記録
項目番号、および過去の試験日時に対応する計測結果お
よび判定結果が試験結果履歴DB12の試験結果履歴デ
ータファイルFA3 から抽出され(ステップS24〜S
25参照)、プリンタ出力データに変換される(ステッ
プS26参照)。
【0111】そして、変換された報告書の固定フォーマ
ット情報に基づくプリンタ出力データ、および過去の試
験日時の試験結果(計測結果・判定結果)に基づくプリ
ンタ出力データが印字装置12を介して印字出力され
る。
【0112】この結果、試験員が参照したい所望の過去
の日時の試験結果を報告書形式で出力することが可能と
なり、報告書作成業務の効率化および試験履歴の参照の
容易化が図れる。
【0113】(第2の実施の形態)図9は、本発明の第
2の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機能
ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図9にお
ける各機能ブロック構成要素において、前掲図1に示し
たサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成要素
と略同一のものについては、同一の符号を付してその説
明を省略または簡略化する。また、図9においては、図
1に示したプラント2の図示を省略している。
【0114】図9によれば、サーベイランス試験装置3
0は、試験結果履歴DB21に記録された試験結果情報
を記録項目番号および修正対象期間に基づいて検索し、
計測ミス等の不正計測値を修正して試験結果履歴DB2
1に更新記録するための試験結果修正手段31を備えて
いる。
【0115】試験結果修正手段31は、上記試験結果修
正用の処理プログラムおよび画面ファイルMFを保持す
る保持部32と、表示装置9に接続され、上記試験結果
修正用処理プログラムに従って試験結果修正処理を実行
するCPU33と、このCPU33に接続され、表示装
置9の画面上の要素を指示可能な有する例えばキーボー
ドやマウス等の入力部34とを有しており、試験員が入
力部34を操作することにより、表示装置9の表示画面
を介して上記試験結果修正指令や修正値をCPU33に
対して入力可能になっている。
【0116】試験結果修正手段31のCPU33は、試
験員の入力部34操作に基づいて、修正用画面ファイル
MFに基づく修正用画面MI表示機能、修正用画面MI
に表示された試験結果履歴データ修正機能および修正さ
れた試験結果履歴データを試験結果履歴DB21に対し
て更新保存する機能等を有している。
【0117】図10は、表示装置9に表示された修正用
画面MIを示す図である。図10に示すように、修正用
画面MIは、試験員がCPU33に対して指令・指示を
入力するための複数のグラフィカルなPB(プッシュボ
タン)が設定された指令入力用エリアA11と、修正し
たい試験結果履歴データ(計測データ、判定データ)を
含む所定の範囲の試験結果履歴データを一覧表示し、か
つ修正作業を行なうための試験結果履歴データ表示・修
正エリアA12とから構成されている。
【0118】指令入力用エリアA11における試験選択
PB35a1 は、試験結果履歴DB21に記録された全
ての試験名(試験番号)を一覧表示させる指令(イベン
ト)を入力するためのPBである。
【0119】また、指令入力用エリアA11における日
付設定PB35a2 は、試験結果履歴データ修正対象期
間としてのデータ検索期間情報(例えば、設定日付〜過
去30日間)を入力するためのPBである。
【0120】そして、指令入力用エリアA11における
更新PB35a3 は、表示装置9の試験結果表示・修正
エリアA12上で修正された試験結果履歴データD' を
試験結果履歴DB21に対して更新保存する指令を入力
するためのPBである。
【0121】以下、本実施形態のサーベイランス試験装
置30の全体動作について、特に、試験結果修正手段3
1の動作を中心に説明する。
【0122】本構成によれば、試験員は、所定の試験名
および試験番号の試験結果履歴データを修正する場合、
入力部34を操作して例えば割り込み処理により試験結
果修正指令を入力する(図11;ステップS30)。
【0123】このとき、CPU33は、入力された試験
結果修正指令を受取り、この試験結果修正指令に応じて
保持部32から修正用画面ファイルMFを読み出し(ス
テップS31)、読み出した修正用画面ファイルMFに
基づく修正用画面MIを表示装置9に表示する(ステッ
プS32および図10参照)。
【0124】試験員は、表示装置9に表示された修正用
画面MIを見ながら、その修正用画面MI上の試験選択
PB35a1 を入力部34を介して操作(クリック)す
る(ステップS33)。
【0125】CPU33は、その試験選択PB35a1
のクリックに応じて、試験結果履歴DB21から全ての
試験名(試験番号)情報を読み出し(ステップS3
4)、読み出した全ての試験名(試験番号)情報に基づ
いて、その全ての試験名(試験番号)が例えば試験番号
順に配列された試験名一覧画像を試験結果履歴データ表
示・修正エリアA12に表示する(ステップS35)。
【0126】試験結果履歴データ表示・修正エリアA1
2に試験名一覧画像が表示されると、試験員は、その試
験名一覧画像上において試験結果履歴データを修正した
い試験名(試験番号)を選択して入力する(ステップS
36)。
【0127】CPU33は、入力された試験名(試験番
号)に対応する全ての記録項目番号を試験結果履歴DB
15の試験名情報ファイルFA1 および試験結果履歴項
目情報ファイルFA2 から読み出して修正対象となる記
録項目番号を確定し(ステップS37)、試験結果履歴
項目情報ファイルFA2 から各記録項目番号に対応する
結果記録項目名称および単位を読み出し(ステップS3
8)、読み出した記録項目番号、結果記録項目名称およ
び単位を例えば横1列の表形式として表示装置9の試験
結果表示・修正エリアA12に表示する(ステップS3
9)。
【0128】試験結果履歴データ表示・修正エリアA1
2に「記録項目番号、結果記録項目名称および単位」が
表形式で表示されると、試験員は、日付設定PB35a
2 (例えば、その子ウインドウ内)に対して入力部34
を操作してデータ検索期間情報を入力する(ステップS
40)。
【0129】データ検索期間情報が入力されると、CP
U33は、試験結果履歴DB15の試験結果履歴データ
ファイルFA3 における試験結果表示・修正エリアA1
2に表示された記録項目番号に対応する全ての日時の試
験結果履歴データの中から、入力されたデータ検索期間
内の試験結果履歴データを読み出し(ステップS4
1)、読み出した試験結果履歴データを、対応する横1
列の表形式の記録項目番号(結果記録項目名称および単
位)と関連付けてそれぞれ縦方向に配列することによ
り、データ検索期間・および記録項目番号(結果記録項
目名称および単位)に対応してマトリクス配列された試
験結果履歴データDを表示装置9の修正用画面MIにお
ける試験結果表示・修正エリアA12に表示する(ステ
ップS42;図10参照)。
【0130】このように、表示装置9の試験結果表示・
修正エリアA12に試験員の修正対象となる試験名およ
び期間内の試験結果履歴データDが表示されるため、試
験員は、その表示された試験結果履歴データDを見なが
ら、試験結果履歴データDの値を入力部34を操作して
修正する(ステップS43)。
【0131】そして、試験員は、修正作業が終了した際
に、修正用画面MI上の更新PB35a3 を入力部34
を介してクリックする(ステップS44)。
【0132】更新PB35a3 のクリックに応じて、C
PU33は、修正用画面MI上で修正された試験結果履
歴データD' を読み込み(ステップS45)、読み込ん
だ試験結果履歴データD' を試験結果履歴DB21の試
験結果履歴データファイルFA3 の対応するアドレス
(対応する記録項目・日時)に更新保存して(ステップ
S46)、処理を終了する。
【0133】すなわち、本実施形態によれば、サーベイ
ランス試験の実施により記録された試験結果情報(デー
タ)における修正対象範囲を試験記録項目番号と試験日
付情報により容易に特定し(ステップS30〜41参
照)、特定した修正対象範囲内において実際に保存され
た試験結果履歴データを表示装置9の試験結果表示・修
正エリアA12に一覧表示することができる(ステップ
S42参照)ため、試験員は、修正対象となる期間およ
び範囲内の試験結果履歴データを表示装置9の画面上で
確認しながら、容易に計測ミス等の不正データを適正化
することができる。
【0134】したがって、不正データに対応する試験対
象機器の全ての試験手順を再実施することなく、非常に
容易に試験結果の適正化を行なうことができ、試験員の
適正化処理にかかる負担を大幅に軽減することができ
る。
【0135】また、上述したように、本実施形態では、
試験結果修正手段31の処理により、試験結果履歴DB
21内に管理・保存された現在および過去の試験結果履
歴データ(試験結果履歴)を容易に適正化することがで
きるため、プラントに対する未然回避評価業務を正確に
行なうことができ、本実施形態に係わるサーベイランス
試験装置の性能の向上およびプラントの信頼性のさらな
る向上に寄与できる。
【0136】(第3の実施の形態)図12は、本発明の
第3の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図12
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素と略同一のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略または簡略化する。また、図12において
は、図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0137】図12によれば、サーベイランス試験装置
40は、試験結果履歴DB21に記録された試験結果情
報を記録項目番号および表示対象期間に基づいて検索
し、対応する記録項目番号および表示対象期間内の試験
結果履歴データをグラフ(例えば時系列グラフ)として
表示装置9に表示するための試験結果グラフ表示手段4
1を備えている。
【0138】試験結果グラフ表示手段41は、上記試験
結果グラフ表示用の画面ファイルGF、試験結果グラフ
として表示する項目(記録項目番号、記録項目名等)の
選択用の画面ファイルSFおよび試験結果グラフとして
表示する試験結果履歴データの期間を設定するための画
面ファイルPF、および試験結果グラフ表示用の処理プ
ログラムを保持する保持部42と、表示装置9に接続さ
れ、試験結果グラフ表示用の処理プログラムに従った試
験結果グラフ表示処理を実行するCPU43と、このC
PU43に接続され、表示装置9の画面上の要素を指示
可能な例えばキーボードやマウス等の入力部44とを有
しており、試験員が入力部44を操作することにより、
表示装置9の表示画面を介して上記グラフデータ表示指
令等をCPU43に対して入力可能になっている。
【0139】表示項目選択用画面ファイルSFおよび表
示期間設定用画面ファイルPFは、例えば試験結果グラ
フ表示用画面ファイルGFに対する階層的な子ウインド
ウとして設定されており、試験結果グラフ表示用画面フ
ァイルGF上における後述する表示項目選択用イベント
および表示期間設定用イベントに応じて表示されるよう
になっている。
【0140】試験結果グラフ表示手段41のCPU43
は、試験員の入力部44操作に基づいて、グラフ表示用
画面ファイルGFに基づくグラフ表示画面GI表示機
能、画面ファイルSFに基づく表示項目選択画面LI表
示機能、画面ファイルPFに基づく表示期間設定画面P
I表示機能およびグラフ表示画面MIに対して試験結果
グラフデータを表示する機能等を有している。
【0141】図13は、表示装置9に表示されたグラフ
表示用画面GIを示す図である。図13において、グラ
フ表示用画面GIは、試験員がCPU43に対して指令
・指示を入力するための複数のグラフィカルなPB(プ
ッシュボタン)が設定された指令入力用エリアA21
と、表示項目選択画面LI、表示期間設定画面PIおよ
び試験結果グラフを表示するための表示エリアA22と
から構成されている。
【0142】指令入力用エリアA21における表示項目
選択PB45a1 は、表示項目選択画面LIを表示装置
9へ表示させる指令(イベント)を入力するためのPB
である。
【0143】また、指令入力用エリアA21における表
示期間設定PB45a2 は、表示期間設定画面PIを表
示装置9へ表示させる指令(イベント)を入力するため
のPBである。
【0144】そして、表示エリアA22には、選択され
た表示項目(記録項目番号、記録項目名等)を表示する
複数の表示項目表示エリアA22a、および各表示項目
表示エリアA22aに並設された上記表示項目に係わる
試験結果履歴データに基づく試験結果グラフを表示する
複数のグラフ表示エリアA22bから構成されている。
【0145】以下、本実施形態のサーベイランス試験装
置40の全体動作について、特に、試験結果グラフ表示
手段41の動作を中心に説明する。
【0146】本構成によれば、試験員は、所定の試験名
および試験番号の試験結果履歴データのグラフを表示し
たい場合、入力部44を操作して例えば割り込み処理に
より試験結果グラフ表示指令を入力する(図14;ステ
ップS50)。
【0147】このとき、CPU43は、入力された試験
結果グラフ表示指令を受取り、この試験結果グラフ表示
指令に応じて保持部42から試験結果グラフ表示用画面
ファイルGFを読み出し(ステップS51)、読み出し
たグラフ表示用画面ファイルGFに基づくグラフ表示用
画面GIを表示装置9に表示する(ステップS52およ
び図13参照)。
【0148】試験員は、表示装置9に表示されたグラフ
表示用画面GIを見ながら、そのグラフ表示用画面GI
上の表示項目選択PB45a1 を入力部44を介してク
リックする(ステップS53)。
【0149】CPU43は、その表示項目選択PB45
a1 のクリックに応じて、保持部42から表示項目選択
用画面ファイルSFを読み出し(ステップS54)、次
いで試験結果履歴DB21から全ての試験名(試験番
号)情報を読み出し(ステップS55)、読み出した全
ての試験名(試験番号)情報および表示項目選択用画面
ファイルSFに基づいて、全ての試験名(試験番号)が
例えば試験番号順に配列された試験名一覧情報を含む表
示項目選択用画面LIを表示装置9に表示する(ステッ
プS56)。
【0150】図15は、CPU43のステップS56の
処理により表示装置9のグラフ表示用画面GI上に重畳
(オーバーラップ)表示された表示項目選択用画面LI
を示す図である。図15によれば、表示項目選択用画面
LIには、上記試験名一覧情報を表示するための試験名
一覧情報表示エリアS1 と、記録項目番号・結果記録項
目名称・単位を含む試験記録項目名一覧情報表示エリア
S2 と、この表示エリアS2 内における記録項目番号を
選択するための選択エリアS3 と、選択エリアS3 内に
おいて選択された記録項目番号を確定するイベントを入
力するための確定PB45a3 とがそれぞれ表示されて
いる。そして、ステップS56の処理により、試験名一
覧情報表示エリアS1 には、全ての試験名(試験名−1
〜試験名−N)から構成された試験名一覧画像が表示さ
れる。
【0151】表示項目選択用画面LIの試験名一覧情報
表示エリアS1 に試験名一覧画像が表示されると、試験
員は、その試験名一覧画像上において試験結果グラフを
表示したい試験名を選択して入力する(ステップS5
7)。
【0152】CPU43は、入力された試験名(試験番
号)に対応する全ての記録項目番号を試験結果履歴DB
15の試験名情報ファイルFA1 および試験結果履歴項
目情報ファイルFA2 から読み出し(ステップS5
8)、試験結果履歴項目情報ファイルFA2 から各記録
項目番号に対応する結果記録項目名称および単位を読み
出し(ステップS59)、読み出した記録項目番号、結
果記録項目名称および単位から成る記録項目名一覧情報
を表示項目選択用画面LIの試験記録項目名一覧情報表
示エリアS2 に表示する(ステップS60)。
【0153】表示項目選択用画面LIの表示エリアS2
に「記録項目番号、結果記録項目名称および単位」から
成る記録項目名一覧情報が表示されると、試験員は、グ
ラフ表示対象となる記録項目番号を記録項目名一覧情報
の中から例えば複数個選択して表示項目選択用画面LI
の選択エリアS3 に入力し、確定PB45a3 をクリッ
クする(ステップS61)。
【0154】確定PB45a3 のクリックに応じて、C
PU43は、表示項目選択用画面LIを消去し、選択し
た各「記録項目番号、結果記録項目名称および単位」を
表示装置9のグラフ表示用画面GIにおける表示項目表
示エリアA22aに表示する(ステップS62)。
【0155】グラフ表示用画面GIの表示項目表示エリ
アA22aに表示項目情報を表す「記録項目番号、結果
記録項目名称および単位」がそれぞれ表示されると、試
験員は、グラフ表示用画面GI上の表示期間設定PB4
5a2 を入力部44を介してクリックする(ステップS
63)。
【0156】表示期間設定PB45a2 のクリックに応
じて、CPU43は、保持部42から表示期間設定用画
面ファイルPFを読み出し(ステップS64)、読み出
した表示期間設定用画面ファイルPFに基づく表示期間
設定用画面PIを表示装置9に表示する(ステップS6
5)。
【0157】図16は、CPU43のステップS65の
処理により表示装置9のグラフ表示用画面GI上にオー
バーラップ表示された表示期間設定用画面PIを示す図
である。図16によれば、表示期間設定用画面PIに
は、表示期間を設定するための開始日付および終了日付
を入力するためのエリアと、入力された開始日付および
終了日付を確定するイベントを入力するための確定PB
45a4 とが設けられており、試験員は、表示期間設定
用画面PIの開始日付および終了日付入力用エリアに対
して、入力部44を操作して開始日付および終了日付を
それぞれ入力して表示期間を設定し、確定PB45a4
をクリックする(ステップS66)。
【0158】確定PB45a4 のクリックに応じて、C
PU43は、表示期間設定用画面PIを消去し、試験結
果履歴DB15の試験結果履歴データファイルFA3 に
おける表示項目表示エリアA22aに表示された各記録
項目番号(結果記録項目名称および単位)に対応する全
ての日時の試験結果履歴データの中から、設定された表
示期間(開始日付〜終了日付)に対応した試験結果履歴
データをそれぞれ読み出し(ステップS67)、読み出
した各試験結果履歴データに基づく試験結果グラフを、
対応する各表示項目(各記録項目番号、結果記録項目名
称および単位)に並設された各グラフ表示エリアA22
bに対してそれぞれ表示して(ステップS68)処理を
終了する。
【0159】このステップS68の試験結果グラフ表示
処理は、例えば次の手順で行なわれる。
【0160】処理(1)試験結果履歴DB15から読み
出された表示期間に対応した複数の試験結果履歴データ
の最大値、最小値を算出し、グラフ表示エリアA22b
内の2次元座標空間内{(X、Y)座標空間内}のY軸
に対応する上下限値を自動的に決定する。
【0161】処理(2)表示期間を構成する試験日時情
報をX座標、その試験日時に対応する試験結果履歴デー
タをY座標として、読み出した複数の試験結果履歴デー
タ数分のデータプロットを(X、Y)座標空間内で実行
することにより、表示装置9のグラフ表示エリアA22
b内に試験結果グラフを表示する。
【0162】この結果、試験員は、自ら選択・設定した
表示項目および表示期間内に応じて表示装置9のグラフ
表示エリアA22b内に表示された試験結果グラフを視
認することができる。
【0163】すなわち、本実施形態によれば、サーベイ
ランス試験の実施により記録された試験結果履歴データ
に基づく試験結果グラフ(時系列グラフ)を、試験結果
グラフ表示手段の処理により容易に表示装置9に表示す
ることができるため、試験員は、表示された時系列グラ
フを視認することにより、一目でサーベイランス試験結
果の経年変化傾向等の評価業務を非常に容易かつ効率良
く行なうことができる。
【0164】(第4の実施の形態)図17は、本発明の
第4の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図17
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素と略同一のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略または簡略化する。また、図17において
は、図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0165】図17によれば、サーベイランス試験装置
50は、図18に示すように、プラント2の運転期間
{運転サイクル;プラント運転起動日(開始日)〜停止
日(終了日);以下、プラントサイクル情報PCとす
る}を記憶するプラントサイクル情報記憶部51と、メ
モリやCPU等を含むコンピュータ回路により具体化さ
れ、メモリに記憶された実績平均値演算用処理プログラ
ムに従って、試験実施日時およびそれ以外の期間(例え
ば、プラント2の運転サイクルに係わる期間)に計測さ
れた試験結果履歴データの平均値を演算する処理を実行
する実績平均値演算部52とを備えている。
【0166】また、本実施形態の試験手順DB7Bの各
試験手順ファイルF1 〜試験手順ファイルFN の複数の
計測サブステップ情報における所定の計測サブステップ
情報には、図2に示した情報に加えて、図19に示すよ
うに、対応する計測サブステップが終了した際に、実績
平均値確認手順を指示するための情報を試験進行制御部
10Bに対して与える手順指示情報Ia1と、実績平均値
演算部52に対して、実績平均値の算出指示を、その実
績平均値算出対象となる記録項目番号と共に通知するた
めの実績平均値算出指示情報Ia2とが記録されている。
【0167】本実施形態における試験進行制御部10B
は、図4に示すステップS10bの試験結果情報および
試験日時情報を試験結果保存部22へ通知する処理を行
なった後、この計測サブステップ情報の試験結果に対す
る実績平均値を算出するための手順指示情報Ia1が記録
されているか否かを判断する(図20;ステップS10
c)。
【0168】例えば、図19に示す第1サブステップで
は、手順指示情報Ia1が記録されていないため、ステッ
プS10cの判断の結果はNOとなり、試験進行制御部
10Bは、第1実施形態と同様に、ステップS11の処
理へ移行する。
【0169】一方、第2サブステップにおいては、手順
指示情報Ia1が記録されているため、ステップS10c
の判断の結果はYESとなり、試験進行制御部10B
は、実績平均値算出対象となる記録項目番号を含む実績
平均値算出指示情報Ia2を試験手順DB7Bから読み出
し(ステップS10d)、記録項目番号を含む実績平均
値算出指令を実績平均値演算部52に通知して(ステッ
プS10e)、ステップS11の処理に移行する。
【0170】このとき、実績平均値演算部52は、通知
された記録項目番号を含む実績平均値算出指令に応じ
て、プラントサイクル情報記憶部51に記憶されたプラ
ントサイクル情報PCを参照して各プラント運転サイク
ルの開始日情報〜終了日情報を入力するとともに、以下
の<実績平均値算出条件>に従って、実績平均値算出対
象となる記録項目番号に対応する試験結果履歴データを
試験結果履歴DB21から抽出して実績平均値を算出す
る。
【0171】<実績平均値算出条件> (1) 試験実施日がプラント運転サイクルに含まれな
い場合 試験実施日時を起点として、直前のプラント運転サイク
ル期間に含まれる演算対象記録項目番号の全試験結果履
歴データを用いて平均値を算出する。
【0172】(2) 試験実施日がプラント運転サイク
ルに含まれ、当該サイクル期間内に2件以上の試験結果
履歴データ値が存在する場合 試験実施日を含むプラント運転サイクル期間に含まれる
演算対象記録項目番号の全試験結果履歴データを用いて
平均値を算出する。
【0173】(3) 試験実施日がプラント運転サイク
ルに含まれ、当該サイクル期間内に2件未満の試験結果
履歴データ値が存在する場合 試験実施日を起点として、直前の運転サイクル期間、お
よび試験実施日が含まれるサイクル期間内に該当する演
算対象記録項目番号の全試験結果履歴データを用いて平
均値を算出する。
【0174】このようにして、上記算出条件により算出
された実績平均値は、試験進行制御部10Bへ通知され
る。
【0175】試験進行制御部10Bは、ステップS9b
と同様の処理を行なうことにより、通知された実績平均
値を、表示装置9の試験手順表示エリアA2aおよび計
測データ表示エリアA2bにおける計測結果表示位置の
近傍に対して、例えば図21の符号AVに示す様な形式
で表示する。
【0176】この結果、試験員は、試験実施日時におい
て計測した試験結果履歴データだけではなく、その試験
実施日時が含まれるプラント運転サイクルにおける試験
結果履歴データの実績平均値、その直前のプラント運転
サイクルにおける試験結果履歴データの実績平均値、お
よび試験実地日時が含まれるプラント運転サイクルおよ
び試験結果実施日時の直前のプラント運転サイクルにお
ける試験結果履歴データの平均値を表示装置9を介して
視認することができるため、実際の試験により得られた
試験結果履歴データと、プラント運転サイクルにおいて
実際に動作している際の実績データ(その平均値)とを
容易に比較することができる。
【0177】すなわち、従来装置では、サーベイランス
試験により計測される試験対象機器の動作時間等の機器
性能を表す試験結果履歴データに対し、試験実施時点に
おいて機器異常か否かを判定する規定値での判定処理の
みを行い、試験終了後の試験結果評価処理として、過去
の試験報告書等を参照して過去の計測実績値との差異評
価を別途実施していた。
【0178】しかしながら、本実施形態によれば、試験
進行と共に上記試験実施により得られた試験対象機器の
動作時間等の機器性能を表す試験結果履歴データと、実
際のプラント運転時に計測された計測実績データとの比
較処理を瞬時に確認・評価可能となり、試験業務の効率
化が図れる。
【0179】(第5の実施の形態)図22は、本発明の
第5の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図22
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素と略同一のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略または簡略化する。また、図22において
は、図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0180】図22によれば、サーベイランス試験装置
60は、メモリやCPU等を含むコンピュータ回路によ
り具体化され、メモリに記憶された履歴グラフ作成表示
処理用プログラムに従って、試験結果履歴DB21に記
憶された試験結果履歴データ群の中から履歴グラフ表示
対象となる試験結果履歴データを抽出し、その試験結果
履歴データに基づく履歴グラフを含むポップアップ画面
UIを、表示装置9のサーベイランス試験用画面SIに
おける例えば系統図表示エリアA1内に子ウインドウ画
面として系統図とオーバーラップするように表示する履
歴グラフ処理部61を備えている。
【0181】また、本実施形態の試験手順DB7Cの各
試験手順ファイルF1 〜試験手順ファイルFN の複数の
計測サブステップ情報における所定の計測サブステップ
情報には、図6に示した情報に加えて、図23に示すよ
うに、対応する計測サブステップが終了した際に、履歴
グラフ確認手順を指示するための情報を試験進行制御部
10Cに対して与える履歴グラフ確認手順指示情報Ib1
と、履歴グラフ処理部61に対して、履歴グラフの表示
指示を、履歴グラフ表示対象となる記録項目番号と共に
通知するための履歴表示指示情報Ib2とが記録されてい
る。
【0182】本実施形態における試験進行制御部10C
は、図4に示すステップS10bの試験結果情報および
試験日時情報を試験結果保存部22へ通知する処理を行
なった後、この計測サブステップ情報の試験結果に対す
る履歴グラフを表示するための手順指示情報Ib1が記録
されているか否かを判断する(図24;ステップS10
h)。
【0183】例えば、図23に示す第1サブステップで
は、手順指示情報Ib1が記録されていないため、ステッ
プS10hの判断の結果はNOとなり、試験進行制御部
10Cは、第1および第4実施形態と同様に、ステップ
S11の処理へ移行する。
【0184】一方、第2サブステップにおいては、手順
指示情報Ib1が記録されているため、ステップS10h
の判断の結果はYESとなり、試験進行制御部10C
は、履歴グラフ表示対象となる記録項目番号および試験
日時を含む履歴表示指示情報Ib2を試験手順DB7Bか
ら読み出し(ステップS10i)、記録項目番号を含む
履歴グラフ表示指令を履歴グラフ処理部61に通知する
(ステップS10j)。
【0185】そして、試験進行制御部10Cは、ステッ
プS9bと同様の処理を行なうことにより、“履歴グラ
フ確認”手順指示情報を、表示装置9の試験手順表示エ
リアA2aにおける計測結果表示位置の近傍に対して表
示し(ステップS10k)、ステップS11の処理に移
行する。
【0186】このとき、履歴グラフ処理部61は、通知
された履歴グラフ表示指令におけるグラフ表示対象の記
録項目番号および試験日時を起点として試験結果履歴D
B7Cを検索し、今回の試験結果履歴データを含む予め
規定されるデータ表示件数(例えば8件)の試験結果履
歴データ値が含まれる期間(表示期間)を決定する。な
お、この検索・表示期間決定処理において、全ての試験
結果履歴データの保存期間(全ての試験日時から構成さ
れた期間;全履歴保存期間)を検索しても、規定される
データ表示件数分のデータが存在しない場合は、表示期
間は全履歴保存期間と同一とし、表示データ件数は、存
在する数分とする。
【0187】次に、履歴グラフ処理部61は、上記表示
期間内の複数(例えば8件分)の表示対象試験結果履歴
データの最大値および最小値を算出し、グラフ表示エリ
アGA内の2次元座標空間内{(X、Y)座標空間内}
のY軸に対応する上下限値を算出する。そして、履歴グ
ラフ処理部61は、表示期間を構成するグラフ表示対象
となる試験結果履歴データの検出日付情報(試験実施日
時情報)をX軸(X座標)、その試験実施日時に対応す
る試験結果履歴データ値をY軸(Y座標)として複数の
試験結果履歴データ毎のデータプロットを(X、Y)座
標空間内で実行することにより、表示装置9の系統図表
示エリアA1内に履歴グラフHGを含むポップアップ画
面UIを系統図上にオーバーラップ表示する。
【0188】図25は、表示装置9に表示されたポップ
アップ画面UIを含むサーベイランス試験用画面SIを
示す図である。図25において、ポップアップ画面UI
には、(X、Y=試験結果履歴データの検出日付、試験
結果履歴データ値)として表された履歴グラフHGと、
試験員が試験進行制御部10Cに対してポップアップ画
面を消去するための指令・指示を入力するための確認P
B62とから構成されている。
【0189】この確認PB62は、試験員から図示しな
い入力部を介してポップアップ画面UIを消去させる指
令(イベント)を入力するためのPBである。また、図
25における符号MHは、サーベイランス試験用画面S
Iの試験手順表示エリアA2aに表示された“履歴グラ
フ確認”指示情報を示している。
【0190】すなわち、試験進行制御部10Cは、試験
員における確認PB62のクリック、あるいは試験選択
進行指示手段6からの試験進行要求で試験実施ステップ
が変更となった場合、履歴グラフ処理部61に対して履
歴グラフ取消し指令を通知する。このとき、履歴グラフ
処理部61は、通知された履歴グラフ取消し指令に応じ
て、サーベイランス試験用画面UIのポップアップ画面
UIを消去するようになっている。
【0191】以上述べたように、本実施形態によれば、
試験員は、サーベイランス試験により計測された試験対
象機器の動作時間等の機器性能を表す試験結果履歴デー
タと過去に試験(計測)された試験結果履歴データとの
差異や、その試験結果履歴データの経年変化傾向を、表
示装置9に表示された履歴グラフにより、試験進行とと
もに瞬時に確認することができる。この結果、サーベイ
ランス試験実施時点での計測結果を含む試験結果履歴デ
ータの健全性評価および確認を非常に容易に行なうこと
ができ、サーベイランス試験の精度を向上させることが
できる。
【0192】(第6の実施の形態)図26は、本発明の
第6の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図26
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素と略同一のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略または簡略化する。また、図26において
は、図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0193】図26によれば、サーベイランス試験装置
70は、プラント2のオフライン用試験対象機器からプ
ラントデータを収集・計測するための複数のオフライン
用試験手順を記憶するデータ収集用試験手順データベー
ス(データ収集用試験手順DB)71と、試験員が持ち
運びできる(可搬型の)構造を有しており、データ収集
用試験手順DB71に記憶された試験手順に基づいて、
プラント2のオンライン用試験対象機器以外のオフライ
ン用試験対象機器からマニュアルで計測されたプラント
データ(計測結果、計測データ)を収集し、かつ必要に
応じて上記収集した計測結果に対する判定処理を行なう
ための例えば携帯型パーソナルコンピュータ等の可搬型
データ収集手段72と、データ収集用試験手順DB71
に記憶された試験手順を可搬型データ収集手段72に送
信(ロード)し、かつ可搬型データ収集手段72により
収集された計測結果・判定結果を含む試験結果データを
試験結果保存部22Dに送信するデータ送受信手段73
と、試験員の入力機器操作により上記複数のオフライン
用試験手順の中から試験手順(以下、データ収集手順と
も呼ぶ)を選択するためのデータ収集手順選択手段74
とを備えており、試験結果保存部22Dは、試験進行制
御部10Aから送られた試験結果履歴データに加えて、
データ送受信手段73から送信された試験結果データを
試験結果履歴DB21に保存するようになっている。
【0194】データ収集用試験手順DB71には、図2
7に示すように、複数のオフライン用試験対象機器の試
験手順をそれぞれ表す複数の試験手順ファイル(試験番
号1の試験手順ファイルF1a〜試験番号Nの試験手順フ
ァイルFNa;図27においては試験手順F1a〜試験手順
FNaと略記する)が統合化して記録されている。
【0195】各試験手順ファイルF1a〜試験手順ファイ
ルFNa(図27においては、試験手順ファイルF1aのフ
ァイル構造のみ示しているが、他のファイル構造も同様
である)には、図27に示すように、対応するオフライ
ン用試験対象機器に対する複数の試験項目(データ収集
項目)を表す情報(試験ステップ情報)がシーケンシャ
ルに配列された状態で記録されている。
【0196】複数の試験ステップ情報は、その試験項目
毎にシーケンシャルに記録されており、例えば、試験ス
テップ番号の試験名(例えば“XXX系充電器切替え前
確認”等)および各試験ステップ番号の試験における実
際のデータ収集手順情報(データ収集サブステップ情
報)を含んでいる。
【0197】そして、データ収集サブステップ情報は、
そのサブステップ番号毎に、例えば試験員がマニュアル
で計測・測定する際の項目名を表す情報{“XX充電器
(切替え前)電圧測定”}、試験員が上記計測項目を計
測した結果を可搬型データ収集手段72を介して入力し
た際のその入力された計測結果を識別するための項目番
号(記録項目番号、アドレス)をそれぞれ有している。
【0198】また、判定処理を行なうデータ収集サブス
テップでは、上記計測項目情報および記録項目番号に加
えて、入力された計測結果の判定値を表す情報(入力デ
ータ判定情報;例えば、「ある数値(例えば、3桁・小
数点一桁の数XXX.X)未満であれば健全に機能して
いること」を表す<XXX.X)がさらに含まれてい
る。
【0199】ここで、可搬型データ収集手段72の機能
ブロック構成を図28に示す。図28によれば、可搬型
データ収集手段72は、試験手順・試験結果データ表示
用および試験結果データ入力用の画面ファイルRFを保
持する画面ファイル保持部80と、例えばGUI機能を
有するモニタ81aおよび図示しないメモリを有し、こ
のメモリに記憶された処理プログラムに従って、画面フ
ァイル保持部80aから画面ファイルRFを読み出し、
表示・入力用画面RIとしてモニタ81aに表示する処
理、表示・入力用画面RI上に試験手順を表示する処理
および試験員から表示・入力用画面RI上で入力された
試験結果データをその表示・入力用画面RI上に表示
し、かつ当該試験結果データを一時試験結果データベー
ス(一時試験結果DB)82に記憶する処理をそれぞれ
実行する試験手順表示/計測結果入力手段(以下、単に
表示入力手段と呼ぶ)81と、データ送受信手段73か
ら送信(ロード)されてきた試験手順を受信し、受信し
た試験手順を一時データ収集試験手順データベース(一
時データ収集試験手順DB)83に記憶する機能、およ
び一時試験結果DB82に記憶された試験結果データを
読み出してデータ送受信手段73へ送信する機能を有す
る一時データ送受信手段84とを備えている。
【0200】図29は、表示入力手段81のモニタ81
aに表示された表示・入力用画面RIを示す図である。
図29に示すように、表示・入力用画面RIは、グラフ
ィカルな数値入力キーKと、データ収集手順を表示する
ためのデータ収集手順表示エリアR1 と、試験員が数値
入力キーKを操作して入力された計測データを表示する
ためのデータ入力エリアR2 と、判定値を表示するため
の判定値表示エリアR3 とをそれぞれ有しており、デー
タ収集手順表示エリアR1 、データ入力エリアR2 およ
び判定値表示エリアR3 は、データ収集手順表示エリア
R1 に表示される各計測項目毎にその入力データ値およ
び判定値が並ぶように配置されている。
【0201】また、表示・入力用画面RIには、試験員
のクリックにより試験手順(データ収集手順)ロード指
令(イベント)を入力するためのグラフィカルな手順ロ
ードPB81b1 と、試験結果データ転送指令を入力す
るためのデータ転送PB81b2 とが形成されている。
【0202】以下、本実施形態のサーベイランス試験装
置70の全体動作について、特に、可搬型データ収集手
段72の動作を中心に説明する。
【0203】本構成において、オフライン用の試験対象
機器に対してサーベイランス試験を実施する場合、試験
員は、可搬型データ収集手段72の表示入力手段81の
モニタ81aに表示された表示入力用画面RIにおける
手順ロードPB81b1 をクリックする。このクリック
により、表示入力手段81を介して一時データ送受信手
段84に手順ロード指令が通知され、一時データ送受信
手段84はデータ収集手順の受信が可能な状態となる。
【0204】そして、試験員は、データ収集手順選択手
段74を介してサーベイランス試験を実施する複数の試
験手順(データ収集試験手順)の中から試験対象機器に
関するデータ収集試験手順(例えば、試験手順F1a)を
選択してデータ送受信手段73へ選択したデータ収集手
順情報の送信要求を通知する。データ送受信手段73
は、データ収集手順情報の送信要求に応じて、データ収
集用試験手順DB26より、送信要求のあったデータ収
集試験手順情報を読み出し、可搬型データ収集手段72
の一時データ送受信手段84に対して送信する。一時デ
ータ送受信手段84は、送信されたデータ収集試験要求
情報を一時データ収集試験手順DB83へ保存する。
【0205】このとき、一時データ収集試験手順DB8
3には、図27に示すデータ収集用試験手順DB71内
の選択された1試験分の試験手順(例えば、試験手順F
1a)と同一の情報が保存される。
【0206】一時データ収集試験手順DB83に試験手
順が保存されると、表示入力手段81は、一時データ収
集試験手順DB83に保存された試験手順情報に基づい
て、まず、試験ステップ毎の“試験名”情報と、サブス
テップ内の“計測項目”情報を読み出し、図29に示す
ように、試験ステップ番号およびサブステップ番号に沿
ってシーケンシャルにモニタ81aの表示入力用画面R
Iにおけるデータ収集手順表示エリアR1 へ表示する。
【0207】次に、サブステップ内に各計測項目の計測
データ入力を表す“記録項目番号”情報がある場合、デ
ータ入力エリアR2 の各“計測項目”に対応する領域に
入力データ表示欄“( )”を表示し、また、所定の
計測データ入力を表す記録項目番号に対して“入力デー
タ判定”情報が設定されている場合には、判定値表示エ
リアR3 の上記“入力データ判定”情報が設定された記
録項目番号に対応する領域に判定値を表示する処理を全
ステップ、全サブステップについて実施する。
【0208】このようにして、モニタ81aの表示入力
用画面RIにデータ収集手順がステップ番号およびサブ
ステップ番号毎にシーケンシャルに表示され、かつ入力
データ表示欄や判定値がそれぞれ表示されると、試験員
は、上記表示入力用画面RIを見ながら、最初に第1試
験ステップの第1サブステップのデータ収集手順に応じ
てプラント2の上記第1サブステップに対応するオフラ
イン用試験対象機器からプラントデータを計測し、計測
結果(計測データ)を数値入力キーKを操作して入力す
る。
【0209】表示入力手段81は、表示入力用画面RI
上において数値入力キーK操作により入力された数値を
計測データ値として、第1サブステップに対応するデー
タ入力エリアR2 の入力データ表示欄“( )”に表
示するとともに、“入力データ判定”情報が設定されて
いる場合には、入力された計測データ値と判定値との比
較処理を実施し、入力された計測データ値が判定値に基
づく許容範囲から外れている場合に、判定異常表す情報
を、例えば入力された計測データ値の表示色を変更して
出力すること、警音を出力すること等の出力処理を実行
することにより、試験員へ判定異常を通知する。
【0210】したがって、試験員は、通知された判定異
常により入力した計測データ値の誤りを簡単に認識する
ことができ、仮に計測データ値に入力ミスがあっても、
確実に修正して正しい計測データ値を入力することがで
きる。
【0211】試験員は、上記データ入力エリアR2 の入
力データ表示欄“( )”に自ら入力した計測データ
値が表示され、かつ判定異常が通知されない際には、数
値入力キーKにおける“エンター(Enter )”キーを操
作して計測データ値を確定する。表示入力手段81は、
数値入力キーKの“エンター(Enter )”キーが操作さ
れると、入力された計測データ値を対応する記録項目番
号と共に一時試験結果DB82へ保存する。
【0212】以下、上述した数値(計測データ値)入力
処理、判定処理および確定計測データ値保存処理を各サ
ブステップおよび各試験ステップ毎に順次(シーケンシ
ャル)に行なうことにより、一時試験結果DB82に
は、全てのオフライン用試験対象機器の計測値データ
(試験結果データ)が対応する記録項目番号毎にそれぞ
れ保存される。すなわち、試験員に対して現場等におけ
る試験手順(データ収集手順)のガイド表示して計測項
目を明確に示し、全ての計測項目のサーベイランス試験
に必要な計測データの収集が完了する。
【0213】可搬型データ収集手段72の表示入力手段
81および一時試験結果DB82を介して一連のサーベ
イランス試験の試験結果データの収集が完了した段階に
おいて、試験員は、表示入力用画面RIにおけるデータ
転送PB81b2 をクリックする。このクリックによ
り、表示入力手段81から一時データ送受信手段84に
試験結果送信要求が通知され、一時データ送受信手段8
4により、一時試験結果DB82に保存された試験結果
データは、対応する記録項目番号と共にデータ送受信手
段73を介して試験結果保存部11に通知される。試験
結果保存部22Dにより、通知された試験結果データ
は、データ収集日時(試験日時情報)および記録項目番
号毎に試験結果履歴データとして試験結果履歴DB21
に履歴保存される(図5参照)。
【0214】すなわち、オフライン用の試験対象機器か
ら収集された試験結果データは、第1〜第5実施形態で
述べたオンライン用試験対象機器からオンラインで計測
された試験結果データと共に試験結果履歴DB21に履
歴保存される。したがって、試験結果履歴DB21にオ
ンライン用・オフライン用を含む全ての試験対象機器か
ら得られた試験結果データが試験日時および記録項目番
号毎に試験結果履歴データとして履歴保存された状態に
おいて、第1実施形態で説明した報告書作成処理、第3
実施形態で説明した試験結果グラフ作成表示処理、第4
実施形態で説明した実績平均値算出処理および第5実施
形態で説明した履歴グラフ作成・表示処理をそれぞれ実
行することにより、オンライン用・オフライン用を含む
全ての試験対象機器の報告書、試験結果グラフおよび履
歴グラフを作成表示することができ、また、実績平均値
と試験結果履歴データとの比較に基づく試験結果評価を
行なうことができる。
【0215】以上述べたように、本実施形態によれば、
プラントデータのオンライン入力が無い現場機器等のオ
フライン用試験対象機器に対するサーベイランス試験を
行なう際において、可搬型データ収集手段72に試験手
順のガイド表示機能および入力計測データ値の入力ミス
の判定機能を加えたため、試験員は、ガイド表示された
試験手順を見ながらプラントデータを計測することがで
き、オフライン試験対象機器に対するサーベイランス試
験を非常に効率よく実行することができる。また、上記
判定機能により、試験員の入力ミスにより誤った計測デ
ータ値が試験結果履歴DB21に保存されることを防止
することができ、サーベイランス試験装置70のオフラ
イン試験対象機器に対するサーベイランス試験の正確性
をより向上させることができる。
【0216】さらに、本実施形態によれば、可搬型デー
タ収集手段72を用いて収集した計測データ値(試験結
果データ)をオンライン系のサーベイランス試験結果と
同様に試験結果履歴DB21に対して履歴的に一元管理
することが非常に容易に実現できる。したがって、上記
オフライン用試験対象機器に対するサーベイランス試験
の効率化および正確性の向上という効果に加えて、オフ
ライン用試験対象機器を含む全ての試験対象機器に関す
る試験報告書作成や、試験結果グラフ・履歴グラフ等を
用いた試験結果評価業務の効率化が図れる。
【0217】(第7の実施の形態)図30は、本発明の
第7の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図30
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素と略同一のものについては、同一の符号を付してそ
の説明を省略または簡略化する。また、図30において
は、図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0218】図30によれば、サーベイランス試験装置
90は、メモリやCPU等を含むコンピュータ回路によ
り具体化され、メモリに記憶された試験スケジュール作
成用処理プログラムに従って、サーベイランス試験の実
施スケジュールを自動的に作成する試験スケジュール作
成手段91を備えている。
【0219】図31は、試験スケジュール作成手段91
の機能ブロック構成を示している。
【0220】図31によれば、試験スケジュール作成手
段91は、各サーベイランス試験毎の実施頻度等や休日
カレンダー情報等の試験実施条件を入力する試験実施条
件入力手段92と、入力された試験実施条件を記憶する
試験実施条件データベース(試験実施条件DB)93
と、国民の休日を含むプラント運営管理会社の休日を記
憶する休日カレンダ情報記憶部94と、第4実施形態に
おいて説明したプラントサイクル情報記憶部51と、試
験スケジュールの作成および印字を指示するスケジュー
ル作成指示手段95と、このスケジュール作成指示手段
95からのスケジュール作成要求に応じて起動して、各
サーベイランス試験毎の実施条件、休日カレンダ情報お
よびプラントサイクル情報に基づく試験スケジュール作
成処理を上記試験スケジュール作成用処理プログラムに
従って実行する試験スケジュール作成部96と、作成さ
れた試験スケジュールを記憶する試験スケジュールデー
タベース(試験スケジュールDB)97と、スケジュー
ル作成指示手段95から送られた印刷指示に応じて、印
字装置12を介して試験スケジュールを印刷出力するス
ケジュール印刷部98とを備えている。
【0221】また、試験スケジュール作成手段91は、
各試験頻度毎に予め設定された試験候補日数をテーブル
Tとして記憶する試験候補日算出テーブル記憶部99を
備えている。
【0222】なお、試験スケジュール作成手段91の試
験実施条件入力手段92、スケジュール作成手段95、
試験スケジュール作成部96およびスケジュール印刷部
98は、コンピュータ回路のCPU、入力デバイス(キ
ーボード、マウス等)およびインタフェース回路として
具体化可能であり、また、プラントサイクル情報記憶部
51、試験実施条件DB93、休日カレンダ情報記憶部
94および試験スケジュールDB97は、それぞれ独立
したメモリ装置(外部記録装置等)によるか、あるいは
単一のメモリ装置の異なる記録領域として具体化可能で
ある。
【0223】図32は、試験実施条件DB93に記憶さ
れた試験実施条件情報93Dの構成例を示すもので、各
サーベイランス試験毎に、その試験番号{XXXX_0
1、XXXX_02、…)、その試験名称(XXXX系
電動弁 手動開閉試験等)、その試験頻度{1D(休日
以外毎日)、1W(一週間毎)、2W(2週間毎)、1
M(1カ月毎)、3M(3カ月毎)、6M(6カ月
毎)}、その試験実施時の実施起点日(プラント起動日
/プラント停止日)、その試験の実施範囲{運転中(プ
ラント運転中に行なう試験)、停止中(プラント停止中
に行なう試験)、運転/停止(プラント運転中および停
止中の双方に行なう試験)}および実施起点日を基準と
して初回試験を当該実施起点日から何日目に実施するか
を指定する初回バイアス日数が互いに表形式で対応付け
られて試験実施条件DB93に保存されている。
【0224】試験頻度情報としては、図32に拡大して
示すように、その試験頻度種別、各試験頻度種別毎に、
前回の試験日からの許容範囲、および過去3回の試験の
許容範囲が互いに対応付けられている。
【0225】図33は、休日カレンダ情報記憶部94に
記憶された休日カレンダ−情報94Dの構成例を示すも
ので、各年月日を記憶領域(アドレス)とした1年毎
{例えばyyyy(4桁の西暦)年、yyyy−1(y
yyy+1年)、…}の表形式カレンダーファイルCF
1、CF2、…の集まりとして構成されており、各年月
日が国民の休日等を含むプラント運営会社等の試験休日
である場合には“1”、それ以外の平日である場合には
“0”が各カレンダーファイルCF1、CF2、…に格
納されている。
【0226】図34は、試験候補日算出テーブルTの構
成例を示すもので、各試験頻度(1W、2W、…毎に、
試験候補日を算出するための候補日数が設定されてい
る。
【0227】次に、本実施形態のサーベイランス試験装
置90の全体動作について、特に、試験スケジュール作
成手段91の動作を中心に説明する。
【0228】まず、試験員は、試験実施条件入力手段9
2を介して、例えば図32に示すようなサーベイランス
試験毎の試験名称、試験頻度等を含む試験スケジュール
決定用の試験実施条件情報93Dを作成し、試験実施条
件DB93に予め保存しておく、また、同様に、試験実
施条件入力手段92を介して、国民の休日を含む試験除
外日の情報を、図33に示すようなファイル構造を有す
る休日カレンダー情報データベースとして作成し、休日
カレンダ情報記憶部94に予め保存しておく。
【0229】次に、試験スケジュール作成を実施する場
合、試験員から試験スケジュール作成要求がスケジュー
ル作成指示手段95を介して試験スケジュール作成部9
6へ通知される。
【0230】このとき、試験スケジュール作成部96
は、試験スケジュール作成要求月(通常では、試験スケ
ジュール作成が要求された現在の月日の翌月、例えばZ
Z月とする)の1ヶ月分の試験スケジュールを図35に
示す処理を行なうことにより自動的に生成し、生成した
試験スケジュールを試験スケジュールDB306へ月単
位で保存するようになっている。
【0231】ここで、試験スケジュール作成部96にお
けるスケジュール作成処理を図35を参照して説明す
る。
【0232】最初に、試験スケジュール作成部96は、
試験インデックス(index)を1(初期値)に設定
し(ステップS70)、試験スケジュール作成要求に応
じて、試験実施条件DB934から1試験分(例えば、
試験番号XXXX_01)の全ての試験条件(第1の試
験条件)を試験インデックス1の第1の試験条件とし
て、プラントサイクル情報記憶部51からプラント運転
期間(起動日〜停止日)をそれぞれ読み込み、試験スケ
ジュール作成要求月と第1の試験条件における“実施範
囲”情報およびプラントサイクル情報23のプラント運
転期間とを比較し、試験スケジュール作成要求月が実施
範囲か否か判定する(ステップS71)。
【0233】例えば、第1の試験条件においては、試験
実施範囲は“運転中”であるため、試験スケジュール作
成要求月がプラント運転期間内に入っていれば、実施範
囲(ステップS71→YES)と判定され、次ステップ
へ移行する。また、試験スケジュール作成要求月がプラ
ント運転期間外であれば、実施範囲ではない(ステップ
S71→NO)と判定され、後述するステップS93の
処理へ移行する。
【0234】試験スケジュール作成要求月が試験実施範
囲である際において、試験スケジュール作成部96は、
試験スケジュールDB97を参照して過去の試験スケジ
ュールが存在するか否か判断し(ステップS72)、過
去の試験スケジュールがある場合においては(ステップ
S72→YES)、その試験スケジュールにおける最終
の試験予定日を試験日算出基準日DDに設定し(ステッ
プS73)、過去の試験スケジュールがない場合には
(ステップS72→NO)、第1の試験条件の“実施起
点日”がプラント起動日であるか否かさらに判断し(ス
テップS74)、“実施起点日”がプラント起動日であ
る場合には(ステップS74→YES)、その「プラン
ト起動日+“初回バイアス日数”」により試験日算出基
準日DDを決定し(ステップS75)、実施起点日”が
プラント起動日でない場合には(ステップS74→N
O)、「プラント停止日+“初回バイアス日数”」によ
り試験日算出基準日DDを決定する(ステップS7
6)。
【0235】ステップS73、ステップS75およびス
テップS76の何れか1つの処理により試験日算出基準
日DDが決定されると、試験スケジュール作成部96
は、第1の試験条件の“試験頻度”が1D、すなわち、
休日以外の毎日試験が実施されるように設定されている
か否か判断する(ステップS77)。
【0236】ステップS77により、“試験頻度”が1
Dに設定されていると判断された場合には(ステップS
77→YES)、試験スケジュール作成部96は、試験
候補日KKを「試験算出基準日DD+1日」に設定し
(ステップS78)、設定した試験候補日KKが休日か
否か判断し(ステップS79)、試験候補日KKが休日
でない場合には(ステップS79→NO)、当該試験候
補日KKを仮の試験実施日に設定して後述するステップ
S90の処理に移行する。
【0237】また、試験候補日KKが休日の場合には
(ステップS79→YES)、試験候補日KKを1日イ
ンクリメントし(試験算出基準日KK=KK+1日;ス
テップS80)、ステップS79〜ステップS80の処
理を繰り返し行なうことにより、休日以外の日に試験候
補日KKを仮設定する。
【0238】一方、ステップS77により、“試験頻
度”が1D以外に設定されていると判断された場合には
(ステップS77→NO)、試験スケジュール作成部9
6は、予め設定された試験候補日算出テーブル記憶部9
9の試験候補日算出テーブルTを参照し、その1D以外
の所定の“試験頻度”{例えば、1W(1週間毎に試験
を行なう)}に対応する候補日数を選択して読み出す
(ステップS81)。
【0239】そして、試験スケジュール作成部96は、
候補index(インデックス)を初期値=1に設定
し、かつ休日を無効にセットし(ステップS82)、複
数の候補日{1W→(7日、8日、6日、9日、5日、
4日、3日、2日、1日)}の中から何れか1つの候補
日を、候補インデックス1の候補日として試験日算出基
準日DDに加算することにより、試験候補日KKを算出
する(“KK=DD+候補インデックスの候補日”;ス
テップS83)。
【0240】次いで、試験スケジュール作成部96は、
算出した試験候補日KKが休日か否か判定し(ステップ
S84)、休日でない場合には(ステップS84→N
O)、試験スケジュール作成部96は、算出した試験候
補日KKが前回試験日からの許容範囲内であるか否かを
第1の試験条件の“試験頻度”を参照して判断し(ステ
ップS85)、試験候補日KKが許容範囲内である場合
(ステップS85→YES)、試験スケジュール作成部
96は、さらに試験候補日KKが過去3回前の試験許容
範囲内であるか、あるいは対応する試験候補日KKの試
験頻度が6Mであるか否かを判断する(ステップS8
6)。
【0241】ステップS86により、試験候補日KKが
過去3回前の試験許容範囲内であるか、あるいは試験候
補日KKの試験頻度が6Mである場合(ステップS86
→YES)、試験スケジュール作成部96は、試験候補
日KKを試験予定日として確定してステップS90の処
理に移行する。
【0242】一方、試験候補日KKが休日以外、前回の
試験日からの許容範囲内、過去3回前の試験許容範囲内
の条件を満たさない場合(ステップS84→YES、ス
テップS85→NO、ステップS86→NO)、試験ス
ケジュール作成部96は、候補インデックスを1インク
リメント(カウントアップ)し(候補インデックス1+
1→候補インデックス2;ステップS87)、全ての候
補日を用いて試験候補日を算出したか否か判断する(ス
テップS88)。今、9個存在する候補日の最初の1個
を用いた算出処理が終了しているため、ステップS88
の判断はNOとなり、ステップS83の処理に戻って残
りの候補日の中から候補インデックス2の候補日を用い
て上述した試験候補日算出処理ステップS83〜88の
処理を繰り返し行なう。
【0243】そして、全ての試験候補日が上記休日以
外、前回の試験日からの許容範囲内、過去3回前の試験
許容範囲内の条件を満たさない場合(ステップS88→
YES)、試験スケジュール作成部96は、候補インデ
ックスを初期値=0に設定し、かつ休日を有効にセット
して(ステップS89)、ステップS83〜88の処理
を繰り返し行なう。すなわち、上記3つの試験候補日確
定条件の中から「休日以外」の条件をバイパスして再度
試験候補日を検索する。
【0244】上述した処理により試験予定日として確定
した試験候補日KKがスケジュール作成要求月内であれ
ば(ステップS90の判断の結果YES)、試験スケジ
ュール作成部96は、その試験候補日KKを試験実施日
MMとして試験スケジュールDB97に記録(確定保
存)する(ステップS91)。
【0245】図36は、試験スケジュールDB97に記
憶された試験スケジュール情報97Dの構成例を示すも
ので、例えばyyyy年の各月日を記憶領域(アドレ
ス)とした各月毎{mm月、mm+1月、…}の表形式
の試験スケジュールファイルMF1、MF2、…の集ま
りとして構成されており、通常、各ファイルMF1、M
F2、…の月日を表す記憶アドレスには全て“0”が格
納されており、上記ステップS91の処理により確定さ
れた試験スケジュール作成要求月に対応するファイル
(例えばMF1)の試験実施日MMに対応する記憶アド
レスに“1”が格納される。なお、上記試験スケジュー
ルファイルMF1、MF2は、休日カレンダーファイル
CF1、CF2、…に対応する全ての年毎に存在する。
【0246】そして、試験スケジュール作成部96は、
記録した試験実施日MMを試験日算出基準日DDに設定
して次回の試験日算出基準を更新して(ステップS9
2)、ステップS77の処理に戻り、更新した試験日算
出基準DDに基づく次の試験予定日の作成を実施する。
【0247】一方、前記ステップS70の判断の結果N
O、すなわち、試験スケジュール作成要求月が第1の試
験条件の実施範囲外である場合、あるいはステップS9
0の判断の結果NO、すなわち、試験予定日として確定
した試験候補日KKが試験スケジュール作成要求月から
外れた場合、試験スケジュール作成部96は、全試験イ
ンデックス、すなわち、全試験番号に対応する全試験条
件に対する試験実施日確定処理(試験スケジュール作成
処理)が終了したか否か判断する(ステップS93)。
今、試験インデックス1(試験番号XXXX_01)の
第1の試験条件に関する試験スケジュール作成処理が終
了した状態であるため、ステップS93の判断の結果は
NOとなり、試験スケジュール作成部96は、試験イン
デックスを1インクリメントし(試験インデックス1→
試験インデックス2;ステップS94)、試験インデッ
クス2に対応する試験番号(例えば、XXXX_02)
の第2の試験条件に対して上述した試験スケジュール作
成処理(ステップS71〜ステップS93)の処理を行
なう。以下、試験インデックスを1ずつインクリメント
しながら、試験スケジュール作成要求月に対する全ての
試験条件(全ての試験番号)の試験実施日、すなわち試
験スケジュールが作成されると、ステップS93の判断
の結果はYESとなり、試験スケジュール作成処理が終
了する。
【0248】このようにして、試験員の試験する作成要
求月の試験スケジュールが試験スケジュールDB97に
記録されると、試験スケジュール作成部96は、スケジ
ュール印刷部98に対して試験スケジュール作成要求月
の試験スケジュール印刷指示を通知する。
【0249】スケジュール印刷部98は、通知された試
験スケジュール印刷指示に応じて試験スケジュール作成
要求(印刷要求)月ZZに対応する試験スケジュールフ
ァイル(例えば、MF1)を試験スケジュールDB97
から読み出し、休日カレンダー情報記憶部94の休日カ
レンダ−情報94Dから対応する年月の休日情報を読み
出す。そして、スケジュール印刷部98は、読み出した
試験スケジュール作成要求月ZZの試験スケジュールフ
ァイルMF1および作成要求月ZZの休日情報に基づい
て試験スケジュール用プリンタ出力データを作成して印
字装置12を介して印字出力する。
【0250】この結果、図37に示すように、試験スケ
ジュール作成要求月ZZにおける各サーベイランス試験
名称、その各サーベイランス試験名称毎の試験実施日
(図中“○”印で示す)および休日を識別するカレンダ
ー情報(図中○で囲まれた日付で示す)が所定のフォー
マットで配置された試験スケジュールTSが印字装置1
2から印刷出力される。
【0251】以上述べたように、本実施形態によれば、
サーベイランス試験毎に規定される実施条件(試験頻
度、試験間隔、試験起点日等)や休日情報等に合致した
試験スケジュールを、予め設定・作成した試験実施条件
情報、休日カレンダー情報データベースおよび試験候補
日算出テーブルを利用して自動的に作成して印刷出力す
ることができる。したがって、従来、試験員のノウハウ
に頼って作成していた試験スケジュール作成業務の大幅
な効率化が図れる。
【0252】(第8の実施の形態)図38は、本発明の
第8の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図38
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素および前掲図30に示した機能ブロック構成と略同
一のものについては、略同一の符号を付してその説明を
省略または簡略化する。また、図38においては、図1
に示したプラント2の図示を省略している。
【0253】図38によれば、サーベイランス試験装置
100は、図30に示す機能ブロック構成に加えて、試
験スケジュール作成手段91Aにより作成された試験ス
ケジュールTSを修正するための試験スケジュール修正
手段101を備えている。
【0254】試験スケジュール修正手段101は、図3
9に示すように、上記試験スケジュール修正用の処理プ
ログラムおよび画面ファイルCFを保持する保持部10
2と、画面ファイルCFに基づく試験スケジュール修正
画面CIを表示するための表示部103と、CPU等に
より具体化され、保持部102に記憶された試験スケジ
ュール修正用処理プログラムに従って試験スケジュール
修正処理を実行する試験スケジュール修正部104と、
この試験スケジュール修正部104に接続された例えば
キーボードやマウス等の入力部105とを有しており、
試験員が入力部10を操作することにより、表示部10
3の表示画面を介して上記試験スケジュール修正指令や
修正値を試験スケジュール修正部104に対して入力可
能になっている。
【0255】試験スケジュール修正部104は、試験員
の入力部105操作に基づいて、スケジュール修正用画
面ファイルCFに基づくスケジュール修正用画面CI表
示機能、スケジュール修正用画面CIに表示された試験
スケジュール修正機能、修正された試験スケジュールが
適切か否かを検査する検査機能および修正部分以外のス
ケジュールの再設定を要求する再スケジュール要求機能
等を有している。
【0256】図40は、表示部103に表示されたスケ
ジュール修正用画面CIを示す図である。図40に示す
ように、スケジュール修正用画面MIは、試験員が試験
スケジュール修正部104に対して指令・指示を入力す
るための複数のグラフィカルなPB(再スケジュールP
B106a1 、試験日修正PB106a2 )と、修正し
たい試験スケジュールTSを表示し、かつ修正作業を行
なうための試験スケジュール表示・修正エリアA40と
を備えている。
【0257】再スケジュールPB106a1 は、試験ス
ケジュールにおける修正した部分(例えば試験日)以降
の試験スケジュールの再設定(再スケジュール)を要求
する指令(イベント)を入力するためのPBである。
【0258】また、試験日修正PB106a2 は、試験
日修正を要求するための指令を入力するためのPBであ
る。
【0259】次に、本実施形態のサーベイランス試験装
置100の全体動作について、特に、試験スケジュール
修正手段101(特に、試験スケジュール修正部10
4)の動作を中心に説明する。
【0260】試験スケジュール修正手段101の試験ス
ケジュール修正部104は、試験員から例えば入力部1
05を介して、所定の試験名(修正対象試験名)におけ
る、ある月の試験スケジュールの修正指令が送られる
と、その試験スケジュール修正指令に応じて、画面ファ
イル保持部102からスケジュール修正用画面ファイル
CFを読み出し(図41;ステップS100)、読み出
したスケジュール修正用画面ファイルCFに基づくスケ
ジュール修正用画面CIを表示部103に表示する(ス
テップS101および図40参照)。
【0261】続いて、試験スケジュール修正部104
は、試験スケジュール修正指令に対応するスケジュール
修正対象試験名のスケジュール修正対象月(例えば、y
yyy年ZZ月)の試験スケジュールファイルMF1を
試験スケジュールDB97から読み出し、スケジュール
修正対象ZZ月の休日情報を休日カレンダ−情報記憶部
94の休日カレンダー情報94Dから読み出し、読み出
した試験スケジュール作成要求月ZZの試験スケジュー
ルファイルMF1および作成要求月ZZの休日情報に基
づいて試験スケジュール(工程表画面)TSを試験スケ
ジュール表示・修正エリアA40に表示する(ステップ
S102)。
【0262】このとき、試験員は、試験スケジュールT
S上において、試験実施予定日が“○”で表示された試
験日の中から、試験日を修正したい試験日V1を入力部
105を操作して選択し、[試験日修正]PB106a
2 をクリックして試験日修正要求を行ない、さらに、移
動したい試験日V2を入力部115により選択すること
により、試験スケジュール修正部104に対して試験日
修正要求が指示される(ステップS103)。
【0263】試験スケジュール修正部104は、指示さ
れた試験日修正要求に基づく修正対象試験名情報および
試験日修正情報{修正前試験日V1、修正後試験日(修
正予定日)V2}を取り込み、その試験日修正処理が、
サーベイランス試験毎の実施条件の規定に適合している
か、また、試験日修正処理により当該月内の後続試験日
への影響があるか否かを判断するための試験日検査処理
を実行する。
【0264】すなわち、試験スケジュール修正部104
は、修正対象試験名の試験実施条件を試験実施条件DB
93から読み出し(ステップS104)、読み出した試
験実施条件の試験頻度が“1D(休日以外毎日)”であ
るか否かを判断する(ステップS105)。
【0265】修正対象試験名の試験実施条件の試験頻度
が“1D”である場合(ステップS105→YES)、
試験スケジュール修正部104は、“試験スケジュール
変更不可”を表すガイドメッセージ(メッセージ画像)
を試験スケジュールTS上にオーバーラップ表示して
(S106)、試験スケジュール修正処理を終了する。
【0266】一方、試験頻度が“1D”以外の場合(ス
テップS105→NO)、試験スケジュール修正部10
4は、試験修正予定日を試験日チェック日(CC)に設
定し(ステップS107)、この試験日チェック日CC
が前回試験日からの許容範囲内であるか否かを、対応す
る“試験頻度を参照して判断する(ステップS10
8)。
【0267】ステップS108により試験日チェック日
が許容範囲内であると判断された場合(ステップS10
8→YES)、試験スケジュール修正部104は、試験
日チェック日CCが過去3回前の試験許容範囲内である
か、あるいは対応する試験チェック日CCの試験頻度が
6Mであるか否かを判断する(ステップS109)。
【0268】ステップS109により試験日チェック日
CCが許容範囲内であると判断された場合(ステップS
109→YES)、試験スケジュール修正部104は、
試験日V1を修正予定日V2に修正可能と判断してステ
ップS114の処理へ移行する。
【0269】一方、ステップS108により試験日チェ
ック日CCが許容範囲外であると判断された場合(ステ
ップS108→NO)、あるいはステップS109によ
り試験日チェック日CCが許容範囲外であると判断され
た場合(ステップS109→NO)、試験スケジュール
修正部104は、“実施条件に適合しない”内容を表す
ガイドメッセージ(メッセージ画像)GMを試験スケジ
ュールTS上にオーバーラップするように表示出力して
(ステップS110、ステップS111)、試験員の確
認を促す。
【0270】図40においては、“試験日チェック日C
Cが過去3回前の試験許容範囲内を越えている”内容を
表すガイドメッセージ(メッセージ画像)GMが表示さ
れた状態を示しており、ガイドメッセージGMには、試
験員に対して試験日修正処理を継続して行なうか否かを
表すグラフィカルなPB{継続して行なう→実行PB1
07a1 、取り消す(終了する)→取消しPB107a
2 }が表されている。
【0271】このとき、試験員は、上記試験許容範囲を
越えている場合であっても試験日を修正させる場合にお
いては、実行PB107a1 をクリックし、試験日修正
を取消す場合には、取消しPB107a2 をクリックす
る。
【0272】試験スケジュール修正部104は、ステッ
プS110およびステップS111のガイドメッセージ
表示出力処理の後において、試験員から修正続行指示、
すなわち、実行PB107a1 のクリックによる修正続
行指示が実行されたか否か判断しており(ステップS1
12、ステップS113)、取消しPB107a2 がク
リックされた場合には(ステップS112、ステップS
113→NO)、試験スケジュール修正処理を終了す
る。
【0273】一方、実行PB107a1 がクリックされ
た場合には(ステップS112、ステップS113→Y
ES)、試験スケジュール修正部104は、上記修正予
定日V2に基づく試験日修正を行なうと判断してステッ
プS114の処理に移行する。
【0274】ステップS114において、試験スケジュ
ール修正部104は、試験修正対象月ZZ内における上
記試験修正予定日V2以降に試験修正予定日(例えば予
定日V3)があるか否かを判断し、さらに、試験修正予
定日がある場合には(ステップS114→YES)、試
験スケジュール修正部104は、その試験予定日V3を
試験日チェック日CCに設定して(ステップS11
5)、ステップS108の処理に戻り、新たな試験予定
日V3(試験日チェック日CC)に基づく試験修正予定
日検査処理(ステップS108〜ステップS114)を
行なう。
【0275】一方、試験修正対象月ZZ内における全て
の試験修正予定日に対する試験修正予定日検査処理が終
了すると、ステップS114の判断の結果はNOとな
り、試験スケジュール修正部104は、修正した試験修
正予定日を新たな試験日に確定して試験スケジュールD
B97に対して更新保存して(S116)、試験スケジ
ュール修正処理を終了する。
【0276】このようにして、試験スケジュール修正処
理が終了すると、試験員は、[再スケジュール]PB1
06a2 をクリックして、試験日修正を実施した試験の
修正試験日以降の再スケジュール設定要求を、試験スケ
ジュール作成部96Aへ通知する。この結果、試験スケ
ジュール作成部96Aは、前掲図35に示した処理を行
なうことにより、試験日変更による後続試験日の再スケ
ジュール設定処理を実施し、再設定された試験スケジュ
ールを試験スケジュールDB97に保存するようになっ
ている。
【0277】以上述べたように、本実施形態によれば、
上述した第7実施形態においてサーベイランス試験毎に
規定された実施条件(試験頻度、試験間隔、試験起点日
等)および休日情報等に合致するように自動生成された
試験スケジュールに対して、予め判断可能なプラント運
転上のイベントや人員予定、試験器材等の要因等に伴う
試験日変更等の試験スケジュール修正を行なう場合で
も、その修正予定の試験スケジュールがサーベイランス
試験毎の実施条件に適合しているかを容易に判断可能と
なる。また、修正予定の試験スケジュールが実施条件に
適合しない場合でも、試験員に対して上記修正予定試験
スケジュールに基づく修正処理を継続するか否かを試験
員に判断させることにより、試験員のリソース管理ノウ
ハウをも取り込むことができるため、実際の運用に則し
た精度の高いサーベイランス試験スケジュール作成が可
能となる。
【0278】(第9の実施の形態)図42は、本発明の
第9の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置の機
能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図42
における各機能ブロック構成要素において、前掲図1に
示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック構成
要素および前掲図38に示した機能ブロック構成と略同
一のものについては、略同一の符号を付してその説明を
省略または簡略化する。また、図42においては、図1
に示したプラント2の図示を省略している。
【0279】図42によれば、サーベイランス試験装置
110は、図38に示す機能ブロック構成に加えて、試
験結果保存部22Bから送られた試験完了通知に応じ
て、サーベイランス試験を実施したか否かを表す試験実
績を管理するための実績スケジュール管理手段111を
備えている。
【0280】実績スケジュール管理手段111は、図4
3に示すように、CPUおよびメモリ等により具体化さ
れ、メモリに記憶された実績スケジュール管理用処理プ
ログラムに従って、試験結果保存部22Bから送られた
記録項目番号および試験番号(記録項目番号より判別さ
れる)を含む試験完了通知を受信し、この試験完了通知
における試験番号および現在日付(試験日付)に基づい
て、対応する日付に対応する試験番号の試験が行なわれ
たことを表す試験実績スケジュールを作成し、その実績
スケジュールを試験実績スケジュールデータベース(試
験実績スケジュールDB)112に対して記憶する処理
を行なう実績スケジュール管理部113を備えている。
【0281】試験実績スケジュールDB112に記憶さ
れた試験実績スケジュール情報は、図36に示す試験ス
ケジュール情報97Dと同様に、月単位での各試験実績
スケジュールファイルとして構成されており、その日付
を表す各記憶領域には、各試験番号毎に試験実施の有無
を表す情報{“1”(有)、“0”(無)}がそれぞれ
格納可能になっており、実績スケジュール管理部113
は、試験完了通知の試験番号および現在日付に対応する
試験実績スケジュールファイルの記憶アドレスに“1”
を格納するようになっている。
【0282】また、本実施形態のスケジュール印刷部9
8Bは、試験実績スケジュールDB112を参照し、ス
ケジュール作成指示手段95からの試験実績スケジュー
ル印刷要求に応じて、対応する印刷要求月のサーベイラ
ンス試験実績スケジュールを試験実績スケジュールDB
112から読み出し、印字装置12を介して印刷出力可
能になっている。
【0283】さらに、本実施形態の試験スケジュール作
成部96Bは、試験スケジュール作成時の過去の試験実
施日の検索する際に、スケジュール作成時の現在日より
も過去の試験日付の試験スケジュールについては、試験
スケジュールDB97ではなく、試験実績スケジュール
DB112を参照するように構成されている。
【0284】すなわち、本構成によれば、試験実績スケ
ジュールDB112には、サーベイランス試験完了毎に
試験結果保存部22Bから送られた試験完了通知に基づ
く実績スケジュール管理部113の処理により、対応す
る試験番号(試験名)かつ日付の記憶アドレスに“試験
実施”を表す“1”が自動的に格納される。
【0285】したがって、試験実績スケジュールDB1
12には、各試験番号の試験が行なわれたか否か(試験
実績)を表す情報が記憶されるため、スケジュール作成
指示手段95を介してスケジュール印刷部98Bに印刷
要求を送信することにより、スケジュール印刷部98B
および印字装置12を介して試験実績スケジュールを印
刷出力することができる。
【0286】また、試験スケジュール作成部96Bは、
スケジュール作成指示手段95からの試験スケジュール
作成要求に応じて、第7実施形態で説明した試験スケジ
ュール作成処理における過去の試験実施日検索処理(図
35、ステップS72参照)を行なう際に、現在日より
過去の試験スケジュールについては、試験実績スケジュ
ールDB112を参照して行ない、その結果、得られた
試験スケジュール作成要求月の試験スケジュールを試験
スケジュールDB97に保存するようになっている。
【0287】以上述べたように、本実施形態によれば、
サーベイランス試験の実施とともに、試験実績スケジュ
ールを自動的に作成することができ、実施条件等に規定
されるサーベイランス試験が規定に適合して正しく実施
されているか否かを、作成された試験実績スケジュール
を参照することにより容易に把握することができる。し
たがって、試験管理業務の効率化が図れるとともに、第
7実施形態で説明した試験スケジュール作成処理におい
ても、過去の試験日を試験予定日ではなく、自動的に作
成された実際に試験が実施された実績試験日に基づいて
試験スケジュールを作成することが可能になり、作成さ
れた試験スケジュールの精度をさら向上させることがで
きる。
【0288】(第10の実施の形態)図44は、本発明
の第10の実施の形態に係わるサーベイランス試験装置
の機能ブロック構成を概略的に示す図である。なお、図
44における各機能ブロック構成要素において、前掲図
1に示したサーベイランス試験装置20の機能ブロック
構成要素および前掲図42に示した機能ブロック構成と
略同一のものについては、略同一の符号を付してその説
明を省略または簡略化する。また、図44においては、
図1に示したプラント2の図示を省略している。
【0289】図44によれば、サーベイランス試験装置
110は、図42に示す機能ブロック構成に加えて、試
験スケジュール作成手段91Cにより作成された試験ス
ケジュール情報および実績スケジュール管理手段111
Cにより作成された実績スケジュール情報に基づいて、
サーベイランス試験の予定日および実施状況を表すサー
ベイランス試験予定表示画面データを作成し、その画面
データを表示装置9に通知することにより表示装置9を
介して表示するための試験予定画面表示手段121を備
えている。
【0290】試験予定画面表示手段121は、図45に
示すように、一定の周期の信号(例えばクロックや時刻
信号等)を出力する計時部122と、CPUやメモリ等
により具体化されており、計時部122から送られる定
期的な信号に応じて起動し、メモリに記憶されたサーベ
イランス試験予定表示画面作成表示用の処理プログラム
に従って試験スケジュールDB97Cおよび試験実績ス
ケジュールDB112をそれぞれ参照して上記サーベイ
ランス試験予定表示画面データを作成し、表示装置9を
介して表示する処理を実行する試験予定表示画面表示部
123とを備えている。
【0291】次に、本実施形態のサーベイランス試験装
置120の全体動作について、特に、試験予定画面表示
手段121(特に、試験予定画面表示部123)の動作
を中心に説明する。
【0292】サーベイランス試験装置120の起動およ
び計時部122送られた定期的な要求信号に応じて、試
験予定画面表示部123は、現在の年月日における予め
指定された試験番号・試験名称に対応する試験スケジュ
ールDB97Cに保存された試験スケジュールおよび試
験実績スケジュールDB112に保存された実績スケジ
ュールをそれぞれ参照し(図46;ステップS12
0)、予定日超過試験(現在の年月日を基準として、前
日までの試験予定日に対して試験実績が記録されていな
い試験)を検索する(ステップS121)。このステッ
プS121の検索の結果、予定日超過試験に対応する試
験予定日、すなわち、試験実績が記録されていない試験
予定日が検索された場合、その試験予定日の試験状況を
表す情報“未実施”を、試験予定日および試験番号・試
験名称に加えた第1の試験状況データを作成する(ステ
ップS122)。
【0293】次に、現在日(本日)の分の試験予定、お
よび予め設定された予定表示期間{例えば、翌日〜所定
日(例えば8日)後までの間(例えば7日間)}に該当
する試験予定日の試験を検索し(ステップS123)、
本日分の試験実施予定を表す“本日予定”および予定表
示期間の試験実施予定を表す“予定”等の試験状況を表
す情報を、対応する試験予定日および試験番号・試験名
称にそれぞれ加えた第2および第3の試験状況データを
それぞれ作成する(ステップS124)。
【0294】次いで、試験予定画面表示部123は、作
成された第1〜第3の試験状況データに基づいて、当該
第1〜第3の試験状況データが試験予定日毎に配列され
たサーベイランス試験予定表示画面データを作成し(ス
テップS125)、表示装置9を介して表示出力する
(ステップS126)。
【0295】試験予定画面表示部123は、上述したス
テップS120〜126の処理を計時部122から定期
的に送られる要求信号に応じて実行しており、この結
果、表示装置9には、試験予定表示画面データに基づく
試験予定表示画面TPIが更新表示される(図47参
照)。
【0296】以上述べたように、本実施形態によれば、
現在の日付よりも過去の予定日において実施されず超過
された試験名称、その超過を表す試験実施状況、現在の
日付を含む予定表示期間内の当面のサーベイランス試験
予定日およびその試験実施状況が表示装置9に試験予定
表示画面TPIとして表示されるため、試験員は、その
試験予定表示画面TPIを視認することにより、上述し
た超過試験実施状況、試験予定日、およびその試験実施
状況を容易に把握することができ、サーベイランス試験
実施効率をさらに向上させることができる。
【0297】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1〜3および
13記載の発明によれば、サーベイランス試験実施毎に
計測された計測結果(計測データ)および判定結果(判
定データ)を含む試験結果データは、履歴保存手段によ
り、互いに識別できる識別番号とサーベイランス試験実
施日時を表す試験日時情報とがそれぞれ付加された試験
結果履歴データとして保存されるため、試験実施時、あ
るいは試験員の要求に応じて過去の任意の日時の試験結
果履歴データ(計測結果・判定結果)を読み出して試験
報告書形式で出力することが可能となり、報告書作成業
務の効率化および任意の試験日時における試験結果履歴
の参照が容易になる。
【0298】請求項4記載の発明によれば、サーベイラ
ンス試験の実施により記録された試験結果履歴データ
を、識別番号と試験日時情報により特定して修正するこ
とができるため、測定ミス等の不正データの適正化を容
易に行なうことができる。
【0299】請求項5記載の発明によれば、サーベイラ
ンス試験の実施毎に記録された試験結果履歴データを、
容易に識別番号毎の時系列グラフとして表示することが
でき、サーベイランス試験計測結果の経年変化等の評価
業務の効率化が図れる。
【0300】請求項6記載の発明によれば、サーベイラ
ンス試験により計測された試験対象機器の動作時間等の
機器性能を表す試験結果履歴データについて、過去の測
定実績値との比較評価を、前記サーベイランス試験進行
と同時に行なうことができ、試験業務・評価業務の効率
化が図れる。
【0301】請求項7記載の発明によれば、サーベイラ
ンス試験により計測された試験対象機器の動作時間等の
機器性能を表す試験結果履歴データの履歴グラフを表示
することができるため、経年変化の傾向を、表示された
履歴グラフにより前記サーベイランス試験進行と同時に
確認することができ、試験実施段階における計測データ
の健全性評価が容易となり、試験精度を向上させること
ができる。
【0302】請求項8記載の発明によれば、プラントデ
ータのオフライン用試験対象機器に対するサーベイラン
ス試験において、その試験手順のガイド表示によるオフ
ライン試験対象機器に対するサーベイランス試験の効率
化と、オンライン・オフライン試験結果履歴データの一
元管理とをそれぞれ容易に行なうことができ、試験業
務、報告書作成業務および試験結果評価業務の効率化が
図れる。
【0303】請求項9記載の発明によれば、サーベイラ
ンス試験毎に規定される実施条件(試験頻度等)や休日
スケジュールに合致した試験スケジュールを自動的に生
成することができ、試験スケジュール作成業務の効率化
が図れる。
【0304】請求項10記載の発明によれば、自動生成
された試験スケジュールに対するプラントイベント等の
事由による試験予定日等の試験スケジュール変更(修
正)を行なう場合でも、その修正試験スケジュールが対
応するサーベイランス試験の実施条件に適合しているか
否かを自動的に判定することができるため、試験実施条
件に則した予定日変更等の試験スケジュール修正を容易
に行なうことができ、また、仮に、修正試験スケジュー
ルが対応する実施条件に適合していなくても、試験員に
対して修正処理を継続するか否かの指示を促すことで、
実運用に対応した精度の高い試験スケジュール作成が可
能になる。
【0305】請求項11記載の発明によれば、サーベイ
ランス試験の実施とともに試験実績スケジュールを自動
的に生成することができるため、規定に適合して正しく
試験が実施されているかを容易に把握可能となり、試験
管理業務の効率化が図れる。また、試験スケジュール作
成においても、過去の試験日を試験予定日ではなく、自
動生成される実績試験日をもとにスケジュール作成する
ことが可能となり、作成試験スケジュールの精度向上が
図れる。
【0306】請求項12記載の発明によれば、試験員
は、表示装置を介して表示された試験予定表示画面を視
認することにより、サーベイランス試験予定日や実施状
況の把握が容易となり、試験管理業務の効率化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるサーベイラ
ンス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図2】図1における試験手順データベース記憶部にお
けるデータ記憶構造を示す図。
【図3】図1に示す表示装置のサーベイランス試験用画
面の画面レイアウトの一例を示す図。
【図4】図1に示す試験進行制御部の処理を中心に示す
概略フローチャート。
【図5】図1に示す試験結果履歴データベースにおける
データ記憶構造を示す図。
【図6】図1に示す報告書印字項目情報記憶部における
データ記憶構造を示す図。
【図7】図1に示す報告書作成部の処理の一例を中心に
示す概略フローチャート。
【図8】試験報告書の一例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わるサーベイラ
ンス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図10】図9に示す表示装置に表示された修正用画面
を示す図。
【図11】図9に示す試験結果修正手段の処理の一例を
中心に示す概略フローチャート。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図13】図12に示す表示装置に表示されたグラフ表
示用画面を示す図。
【図14】図12に示す試験結果修正手段の処理の一例
を中心に示す概略フローチャート。
【図15】図12に示す表示装置のグラフ表示用画面上
にオーバーラップ表示された表示項目選択用画面LIを
示す図。
【図16】図12に示す表示装置のグラフ表示用画面上
にオーバーラップ表示された表示期間設定用画面を示す
図。
【図17】本発明の第4の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図18】図17に示すプラントサイクル情報記憶部に
記憶されたプラントサイクル情報の概略構成を示す図。
【図19】図17における試験手順データベースにおけ
るデータ記憶構造を示す図。
【図20】図17に示す試験進行制御部の処理の一例を
中心に示す概略フローチャート。
【図21】図17に示す表示装置に表示された実績平均
値を示す図。
【図22】本発明の第5の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図23】図22における試験手順データベースにおけ
るデータ記憶構造を示す図。
【図24】図22に示す試験進行制御部の処理の一例を
中心に示す概略フローチャート。
【図25】図22に示す表示装置に表示されたポップア
ップ画面を含むサーベイランス試験用画面を示す図。
【図26】本発明の第6の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図27】図26におけるデータ収集用試験手順データ
ベースにおけるデータ記憶構造を示す図。
【図28】図26に示す可搬型データ収集手段の機能ブ
ロック構成を示す図。
【図29】図28に示す表示入力手段のモニタに表示さ
れた表示・入力用画面を示す図。
【図30】本発明の第7の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図31】図30に示す試験スケジュール作成手段の機
能ブロック構成を示す図。
【図32】図31に示す試験実施条件データベースに記
憶された試験実施条件情報の構成例を示す図。
【図33】図31に示す休日カレンダ情報記憶部に記憶
された休日カレンダ−情報の構成例を示す図。
【図34】図31に示す試験候補日算出テーブルの構成
例を示す図。
【図35】図31に示す試験スケジュール作成部を中心
としたスケジュール作成処理の一例を示す概略フローチ
ャート。
【図36】図31に示す試験スケジュールデータベース
に記憶された試験スケジュール情報の構成例を示す図。
【図37】本発明の第7の実施の形態において印刷出力
された試験スケジュールを示す図。
【図38】本発明の第8の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図39】図38に示す試験スケジュール作成手段およ
び試験スケジュール修正手段の機能ブロック構成をそれ
ぞれ概略的に示す図。
【図40】図39に示す表示部に表示されたスケジュー
ル修正用画面を示す図。
【図41】図39に示す試験スケジュール修正部を中心
としたスケジュール修正処理の一例を示す概略フローチ
ャート。
【図42】本発明の第9の実施の形態に係わるサーベイ
ランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す図。
【図43】図42に示す試験スケジュール作成手段、試
験スケジュール修正手段および実績管理スケジュール管
理手段の機能ブロック構成をそれぞれ概略的に示す図。
【図44】本発明の第10の実施の形態に係わるサーベ
イランス試験装置の機能ブロック構成を概略的に示す
図。
【図45】図44に示す試験スケジュール作成手段、試
験スケジュール修正手段、実績管理スケジュール管理手
段および試験予定画面表示手段の機能ブロック構成をそ
れぞれ概略的に示す図。
【図46】図45に示す試験予定画面表示部を中心とし
た試験予定画面表示処理の一例を示す概略フローチャー
ト。
【図47】図44に示す表示装置で表示される試験予定
表示画面を示す図。
【図48】従来のサーベイランス試験装置の機能ブロッ
ク構成を概略的に示す図。
【符号の説明】
5 プラントデータ入力部 6 試験選択進行指示手段 7、7B、7C 試験手順データベース 8 機器・系統画面表示データベース 9 表示装置 10A、10B、10C 試験進行制御部 11 データ計測部 12 印字装置 13 機器・系統表示部 20、30、40、50、60、70、90、100、
110、120 サーベイランス試験装置21 試験結
果履歴データベース 22、22B、22D 試験結果保存部 23 報告書印字項目情報記憶部 24 報告書選択手段 25 報告書作成部 31 試験結果修正手段 32、42 保持部 33、43 CPU 34、44 入力部 41 試験結果グラフ表示手段 51 プラントサイクル情報記憶部 52 実績平均値演算部 61 履歴グラフ処理部 71 データ収集用試験手順データベース 72 可搬型データ収集手段 73 データ送受信手段 74 データ収集手順選択手段 80 画面ファイル保持部 81 試験手順表示/測定結果入力手段 81a モニタ 82 一時試験結果データベース 83 一時データ収集試験手順データベース 84 一時データ送受信手段 91、91A、91C 試験スケジュール作成手段 92 試験実施条件入力手段 93 試験実施条件データベース 94 休日カレンダー情報記憶部 95 スケジュール作成指示手段 96 試験スケジュール作成部 97 試験スケジュールデータベース 98 スケジュール印刷部 99 試験候補日算出テーブル記憶部 101 試験スケジュール修正手段 102 保持部 103 表示部 104 試験スケジュール修正部 105 入力部 111C 実績スケジュール管理手段 112 試験実績スケジュールデータベース 113 実績スケジュール管理部 121 試験予定画面表示手段 122 計時部 123 試験予定画面表示部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントから入力されたプラントデータ
    に基づいて前記プラント内の試験対象機器の動作を確認
    するための複数のサーベイランス試験を行なうサーベイ
    ランス試験装置において、 前記複数のサーベイランス試験の手順を記憶する試験手
    順記憶手段と、この試験手順記憶手段に記憶された複数
    の試験手順の中から前記試験対象機器に対応する試験手
    順を選択する選択手段と、選択された試験手順に従って
    前記プラントデータから前記試験対象機器の複数の計測
    項目に係わる複数のデータをそれぞれ計測し、計測した
    複数のデータにおける少なくとも一部のデータが健全な
    値であるか否かを判定することにより前記試験対象機器
    のサーベイランス試験を実行するサーベイランス試験実
    行手段と、このサーベイランス試験実行手段により得ら
    れた試験結果を表す各試験結果データに対して、前記サ
    ーベイランス装置内で一意に識別できる番号を付加し、
    各識別番号が付加された試験結果データに前記サーベイ
    ランス試験の実施日時を表す試験日時情報を付加するこ
    とにより、当該試験日時における前記サーベイランス試
    験結果の履歴を表すデータを生成する試験結果履歴デー
    タ生成手段と、生成された試験結果履歴データを前記識
    別番号および前記試験日時毎に異なるアドレスに保存す
    る保存手段とを備えたことを特徴とするサーベイランス
    試験装置。
  2. 【請求項2】 前記試験対象機器に係わる系統図、前記
    選択された試験手順、前記サーベイランス試験実行手段
    により得られた前記試験結果データを含むサーベイラン
    ス試験用画面を、前記試験手順に基づく前記サーベイラ
    ンス試験の進行に応じて自動的に更新可能に表示する表
    示手段と、前記複数の試験手順に応じた複数の試験報告
    書を印字出力するための固定された文書形式を定める文
    書形式情報およびこの文書形式で定まる試験報告書フォ
    ーマットの所定位置に対して所定の識別番号を有する試
    験結果履歴データを出力するための出力情報を有する印
    字項目情報ファイルを前記各試験手順毎にそれぞれ有
    し、前記保存手段により保存された試験結果履歴データ
    および前記選択試験手順に対応する印字項目ファイルを
    編集して前記試験報告書を作成する報告書作成手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のサーベイランス
    試験装置。
  3. 【請求項3】 前記保存手段は、複数のサーベイランス
    試験の名称を試験名情報ファイルとして保存する試験名
    情報ファイルと、この試験名情報ファイルの各試験名情
    報毎に各試験名の試験手順に対応する複数の識別番号お
    よびこれら複数の識別番号の試験項目名称を表す項目名
    称を保存する項目情報ファイルと、この項目情報ファイ
    ルの各識別番号毎に各識別番号に対応する試験結果デー
    タを複数の試験日時毎に保存可能な試験結果履歴データ
    ファイルとを備えており、前記試験結果履歴データ生成
    手段から通知された試験結果履歴データを、前記選択さ
    れた試験手順に対応する試験名および前記識別番号をキ
    ーとして前記試験結果履歴データファイル内に保存する
    ようになっていることを特徴とする請求項2記載のサー
    ベイランス試験装置。
  4. 【請求項4】 前記試験結果履歴データを修正するため
    の修正用画面を表示する修正用画面表示手段と、前記履
    歴保存手段に保存された互いに異なる識別番号および試
    験日時を有する複数の試験結果履歴データの中から修正
    対象の試験結果履歴データを前記試験名称および前記識
    別番号をキーとして選択し、前記修正用画面上に表示す
    る選択表示手段と、前記修正用画面上に表示された修正
    対象の試験結果データを、試験員の入力操作により修正
    する修正手段と、修正した試験結果履歴データを前記保
    存手段の前記試験結果履歴データファイルに更新保存す
    る更新保存手段とを備えたことを特徴とする請求項3記
    載のサーベイランス試験装置。
  5. 【請求項5】 前記サーベイランス試験結果を表すグラ
    フとして表示したい試験結果履歴データに対応する識別
    番号および前記試験結果グラフの表示期間を設定入力す
    る設定入力手段と、設定入力された識別番号および表示
    期間に基づいて、前記保存手段の試験結果履歴データフ
    ァイルにそれぞれ保存された複数の試験結果履歴データ
    の中から、当該識別番号および表示期間に対応する試験
    結果履歴データを抽出し、抽出した試験結果履歴データ
    に基づいて前記表示期間内の時系列のグラフを作成して
    表示する試験結果グラフ作成表示手段とを備えたことを
    特徴とする請求項3記載のサーベイランス試験装置。
  6. 【請求項6】 前記試験手順には、現在の試験日時を起
    点とした所定の範囲内の試験結果履歴データの平均値を
    算出するための識別番号が含まれており、 前記サーベイランス試験実行手段は、前記プラントの運
    転期間を表す複数の運転サイクルを記憶する運転サイク
    ル記憶手段と、前記試験手順に含まれた前記平均値算出
    用の識別番号に基づいて、前記保存手段の前記試験結果
    履歴データファイルに保存された複数の試験結果履歴デ
    ータの中から、前記平均値算出対象の識別番号に対応す
    る複数の試験日時を有する試験結果履歴データを抽出す
    る抽出手段と、抽出された複数の試験日時を有する試験
    結果履歴データの中から、前記平均値を算出するための
    試験結果履歴データの範囲を、前記現在の試験日時と前
    記運転サイクル記憶手段に記憶された複数の運転サイク
    ルとの関係に応じて設定し、設定した範囲内の試験結果
    履歴データに基づいて前記平均値を算出する平均値算出
    手段とを備えたことを特徴とする請求項3記載のサーベ
    イランス試験装置。
  7. 【請求項7】 前記試験手順には、履歴グラフ表示対象
    となる識別番号および試験日時を含む履歴表示指示情報
    が含まれており、 前記サーベイランス試験実行手段は、前記試験手順に含
    まれた履歴表示指示情報の識別番号および試験日時に基
    づいて前記履歴保存手段の記憶領域を検索し、対応する
    識別番号を有する試験結果履歴データが予め規定された
    データ表示件数分含まれる表示期間を決定する表示期間
    決定手段と、決定された表示期間およびこの表示期間に
    含まれる前記試験結果履歴データに基づいて、当該試験
    結果履歴データの前記表示期間内での履歴を表すグラフ
    を作成し、前記サーベイランス試験用画面における前記
    試験手順の表示エリアの近傍に表示するグラフ表示手段
    とを備えたことを特徴とする請求項3記載のサーベイラ
    ンス試験装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の試験対象機器は前記プラント
    データがオンライン入力されるオンライン用の試験対象
    機器であり、 前記複数の設備機器における複数のオフライン用の試験
    対象機器に対応するサーベイランス試験手順を記憶する
    オフライン用試験手順記憶手段と、試験員が持ち運びで
    きる構造を有する前記オフライン用試験対象機器の計測
    データ収集用の可搬型データ収集手段と、前記オフライ
    ン用試験手順記憶手段に記憶された複数のオフライン用
    試験手順の中から、実施するオフライン用試験手順を選
    択し、選択したオフライン用試験手順を前記可搬型デー
    タ収集手段へ送信する手段とを備え、 前記可搬型データ収集手段は、送信されたオフライン用
    試験手順を表示する試験手順表示手段と、表示されたオ
    フライン用試験手順に基づく前記試験員の計測処理によ
    り得られた前記オフライン用試験対象機器の複数の計測
    データを入力する入力手段と、入力された複数の計測デ
    ータに対して、前記サーベランス装置内で一意に識別で
    きる識別番号をそれぞれ付加して前記保存手段へ送信す
    る手段とを備え、 前記保存手段は、送信されてきた複数の計測データに対
    して、前記計測データ入力日時を表す試験日時情報をそ
    れぞれ付加し、試験結果履歴データとして当該識別異別
    番号および試験日時情報毎に異なるアドレスに保存する
    ように構成されたことを特徴とする請求項3記載のサー
    ベイランス試験装置。
  9. 【請求項9】 前記複数のサーベイランス試験手順に対
    応する複数のサーベイランス試験それぞれの実施頻度を
    含む実施条件を設定して保存する実施条件保存手段と、
    休日を表す休日カレンダー情報を予め設定して保存する
    休日カレンダー情報保存手段と、前記複数のサーベイラ
    ンス試験毎の試験実施予定日を表す実施スケジュール
    を、前記実施条件保存手段により保存された実施条件お
    よび前記休日カレンダー情報保存手段に保存された休日
    カレンダー情報に基づいてそれぞれ自動的に作成する試
    験スケジュール自動作成手段と、自動的に作成された各
    サーベイランス試験毎の試験スケジュールを異なる記憶
    領域にそれぞれ記憶する記憶手段とを備えたことを特徴
    とする請求項3記載のサーベイランス試験装置。
  10. 【請求項10】 前記試験スケジュール自動作成手段に
    より自動的に作成された複数のサーベイランス試験に対
    応する複数の試験スケジュールの中の所定のサーベイラ
    ンス試験に対応する試験スケジュールを画面上に表示す
    る表示手段と、この画面上に表示された試験スケジュー
    ルを試験員の入力操作により修正する修正手段と、この
    修正手段により修正された修正試験スケジュールが対応
    するサーベイランス試験の実施条件に適合しているか否
    かを前記実施条件保存手段により保存された実施条件を
    参照して自動的に判定する自動判定手段と、この自動判
    定手段により前記修正試験スケジュールが対応する実施
    条件に適合していないと判定された場合に、前記画面上
    に前記試験員に対して修正処理を継続して行なうか否か
    を指定させる指定用画面を表示する手段と、前記自動判
    定手段により適合すると判定されるか、あるいは前記指
    定用画面上で前記試験員から修正処理継続が指定された
    際に、前記修正試験スケジュールを前記記憶手段の対応
    する記憶領域に更新保存する更新保存手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載のサーベイランス試験装
    置。
  11. 【請求項11】 前記保存手段は、前記各識別番号毎
    に、その識別番号に対応する試験結果履歴データの保存
    が完了すると、その履歴完了通知を前記識別番号ととも
    に送信するようになっており、 前記履歴保存手段から送信された履歴完了通知に応じ
    て、前記複数のサーベイランス試験の実施の有無を表す
    実績スケジュールを作成して保存する実績スケジュール
    作成保存手段を備えたことを特徴とする請求項10記載
    のサーベイランス試験装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段に記憶された試験スケジ
    ュールおよび前記実績スケジュール作成保存手段により
    保存された実績スケジュールに基づいて、前記複数のサ
    ーベイランス試験の実施予定日およびその実施予定日に
    おける実施状況を表す試験予定画面を作成して表示する
    試験予定画面表示手段を備えたことを特徴とする請求項
    11記載のサーベイランス試験装置。
  13. 【請求項13】 プラントから入力されたプラントデー
    タに基づいて前記プラント内の試験対象機器の動作を確
    認するための複数のサーベイランス試験を行なうコンピ
    ュータが読取り可能なサーベイランス試験用プログラム
    を記憶した記憶媒体において、 前記サーベイランス試験用プログラムは、前記コンピュ
    ータに、前記複数のサーベイランス試験の手順を試験手
    順データベースに記憶させる手順と、この試験手順デー
    タベースに記憶された複数の試験手順の中から前記試験
    対象機器に対応する試験手順を前記コンピュータに選択
    して読み出させる手順と、読み出した試験手順に従って
    前記コンピュータによりデータ計測部を制御させること
    により、当該データ計測部を介して前記プラントデータ
    から前記試験対象機器の複数の計測項目に係わる複数の
    データをそれぞれ計測させ、前記データ計測部を介して
    計測された複数のデータにおける少なくとも一部のデー
    タが健全な値であるか否かを前記コンピュータに判定さ
    せることにより当該コンピュータに前記試験対象機器の
    サーベイランス試験を実行させる手順と、このサーベイ
    ランス試験実行により得られた試験結果を表す各試験結
    果データに対して、前記コンピュータにより当該コンピ
    ュータが一意に一意に識別できる番号を付加させ、各識
    別番号を付加した試験結果データに前記サーベイランス
    試験の実施日時を表す試験日時情報を付加させることに
    より、当該試験日時における前記サーベイランス試験結
    果の履歴を表すデータを前記コンピュータに生成させる
    手順と、生成された試験結果履歴データを前記コンピュ
    ータにより前記識別番号および前記試験日時毎に試験結
    果履歴データベースの異なるアドレスに保存させる手順
    とを有することを特徴とするプログラムを記憶した記憶
    媒体。
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