JP2000242232A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000242232A
JP2000242232A JP11041094A JP4109499A JP2000242232A JP 2000242232 A JP2000242232 A JP 2000242232A JP 11041094 A JP11041094 A JP 11041094A JP 4109499 A JP4109499 A JP 4109499A JP 2000242232 A JP2000242232 A JP 2000242232A
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electrodes
electrode
organic
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scanning
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JP11041094A
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Yoshihiro Saito
義広 斎藤
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、容量成分に起因する表示品位
の低下を抑制することができるようにする。 【解決手段】 表示装置は、有機EL表示器1と、走査
電極駆動部2と、データ電極駆動部3とを備えている。
表示器1は、マトリクス状に配置された走査電極12お
よびデータ電極13と、走査電極12とデータ電極13
が交差する部分に設けられ、両電極に接続された複数の
発光素子としての有機EL素子14を有している。マト
リクス状に配置された2種類の電極のうち、電極に係る
総容量成分の小さい方がデータ電極13とされ、このデ
ータ電極13が定電流で駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置された2種類の電極を有する表示器を備え、一方の電
極を定電流で駆動する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器や携帯用機器等に
おいて、フラットパネル型の表示装置が広く用いられて
いる。このフラットパネル型の表示装置には、液晶表示
装置や、有機エレクトロルミネセント(Electrolumines
cent;以下、ELと記す。)素子を用いた有機EL表示
装置等がある。
【0003】有機EL素子は自発光素子で、この有機E
L素子を用いた表示装置は、視野角が大きく、表示器自
体を薄くできること等から、次世代の表示装置として注
目されている。
【0004】一般に、多数の画素を有する表示器を備え
た表示装置には、単純マトリクス方式のものと、アクテ
ィブマトリクス方式のものとがある。単純マトリクス方
式の表示装置は、マトリクス状に配置された2種類の電
極を有し、この2種類の電極の交差する位置に画素を形
成したものである。以下、一方の電極を走査電極と言
い、他方の電極をデータ電極と言う。単純マトリクス方
式の表示装置では、走査電極を順に選択し、各走査電極
が選択されているときに、データ電極を任意に選択し、
選択された走査電極および選択されたデータ電極に接続
された画素を点灯させることにより、1枚の絵を表示さ
せるようになっている。単純マトリクス方式の表示装置
では、走査電極を駆動するための走査電極駆動部と、デ
ータ電極を駆動するためのデータ電極駆動部とが、それ
ぞれ1つ以上設けられている。一方、アクティブマトリ
クス方式の表示装置は、各画素毎に、例えば薄膜トラン
ジスタ(TFT)からなり、各画素を駆動するためのス
イッチ素子を設けたものである。なお、以下では、単純
マトリクス方式の表示装置に関して述べる。
【0005】液晶表示装置において、各画素における液
晶は、電気的な等価回路では、大きな容量(静電容量)
成分、すなわちコンデンサとして表現される。そして、
液晶表示装置では、液晶が光を透過させるモードと液晶
が光を透過させないモードとの切り替えは、走査電極と
データ電極との間の電界の変化によって行われ、モード
の切り替えに直流的な電流は関与しない。また、直流的
な電流は液晶素子(表示器)の劣化を早めるため、液晶
表示装置では、走査電極とデータ電極との間に交流電圧
を印加する方法もよく知られている。
【0006】一方、有機EL表示装置において、有機E
L素子は、電気的な等価回路では、ダイオードとして表
現される。これは、有機EL素子に整流性があるためで
ある。すなわち、有機EL素子では、順方向に発光しき
い値電圧以上の電圧を与えた場合には、有機EL素子に
流れる順方向電流に比例した発光輝度が得られ、逆方向
に電圧をかけると有機EL素子にほとんど電流が流れず
発光しない。このように、有機EL素子は、電流に依存
した輝度特性を持っており、発光ダイオード(LED)
と電気的動作が同じである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有機EL表
示装置には、以下で説明するような問題点があった。有
機EL素子を発光素子として使用し、走査電極とデータ
電極とをマトリクス状に配置した場合、有機層等の発光
に関与する層または発光に補助的に関与する層等が、マ
トリクス状に配置された電極間に挟まれる構造となる。
そのため、電極間に挟まれる材料の持つ誘電率やその他
の要因に依存する容量成分が両電極間に発生してしま
う。前述のように、有機EL素子は電流依存の輝度特性
を持っているため、これを発光素子として用いた表示装
置では、発光素子間の輝度のばらつきを抑えるために、
発光素子を定電流で駆動するのが普通である。発光素子
を定電圧で駆動する場合には、発光素子の持つ容量成分
の両端電圧が、駆動回路によって与えられる電圧値にな
るまで、駆動回路の駆動能力内で速やかに、容量成分を
充電することができる。しかし、発光素子を定電流で駆
動する場合には、電流が一定値に制限されることから、
発光素子の持つ容量成分に蓄える電荷量に制限がかかっ
てしまう。そのため、発光素子の両端電圧を、規定の輝
度を出すことのできる電圧まで上げるのに時間がかかっ
てしまう。これにより、有機EL表示装置では、輝度が
低下したり、発光させる発光素子の1つ前の発光素子の
状態に応じて輝度のばらつきが発生したりして、容量成
分に起因して表示品位が低下するという問題点がある。
【0008】特開平9−232074号公報には、選択
される走査電極の切り替わりの際に、全ての走査電極、
または全ての走査電極および全てのデータ電極を一旦、
同一電位にする技術が示されている。この技術によれ
ば、発光させる直前の状態に関わらず同一の輝度で発光
素子を発光させることが可能となる。しかしながら、こ
の技術では、全ての走査電極、または全ての走査電極お
よび全てのデータ電極を一旦、同一電位にするために、
一定時間の非表示期間が必要となり、発光させるための
期間が短くなり発光輝度の低下が生じてしまうという問
題点がある。また、この技術では、全ての走査電極、ま
たは全ての走査電極および全てのデータ電極を一旦、同
一電位にするためのタイミングを作る必要があり、タイ
ミングを作成する回路が複雑になるという問題点があ
る。あるいは、このタイミングを、CPU(中央処理装
置)、マイクロコンピュータ、DSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)等を用いた制御部において、ソフトウェ
アによって作る場合には、制御部のタスク時間を増加さ
せたり、制御部と駆動部との間の制御線の本数が増える
等の問題点がある。
【0009】また、上記の技術を、階調を有する画像の
表示を行う表示装置に適用する場合には、階調数によっ
ては、一定時間の非表示期間を設けると、走査電極の駆
動パルスの幅が非常に小さくなってしまう。そのため、
制御部および駆動部の動作周波数を高くする必要が生じ
る。しかし、制御部および駆動部の動作周波数は、制限
なく高くできるものではないので、動作周波数の制限に
より、階調数が制限される場合も生じる。
【0010】また、特開平9−281928号公報に
は、走査電極を表示器の両側から出し、走査電極を両方
から駆動することによって、走査電極駆動部の駆動能力
を向上させて、発光むらを防止する技術が示されてい
る。しかしながら、この技術では、走査電極駆動部が通
常の倍の数だけ必要になり、また、各走査電極に同一の
タイミングを与えなくてはならないので制御線の本数が
増大する。そのため、この技術では、コストが増加した
り、表示装置の各部分のレイアウトが制限される等の問
題点がある。
【0011】また、特開平9−212128号公報に
は、有機EL素子の発光立ち上がりを急峻にするため
に、有機EL素子に補助電圧を印加する技術が示されて
いる。しかしながら、この技術では、補助電源が必要に
なり、表示装置の構成が複雑になるという問題点があ
る。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構成で、容量成分に起因する
表示品位の低下を抑制することができるようにした表示
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、マ
トリクス状に配置された複数の第1の電極および複数の
第2の電極と第1の電極および第2の電極に接続された
複数の発光素子とを有する表示器と、第1の電極と第2
の電極を選択し、選択された第1の電極の選択された第
2の電極とに接続された発光素子に定電流を供給して、
発光素子を発光させる駆動手段とを備えた表示装置であ
って、駆動手段は、第1の電極と第2の電極のうち、電
極に係る総容量成分の小さい方に定電流を供給する定電
流供給手段を有するものである。
【0014】この表示装置では、定電流供給手段によっ
て、第1の電極と第2の電極のうち、電極に係る総容量
成分の小さい方に定電流が供給される。これにより、第
1の電極と第2の電極のうち、電極に係る総容量成分の
大きい方に定電流を供給する場合に比べて、発光素子の
発光の立ち上がりが速くなり、輝度のばらつきが低減さ
れる。
【0015】また、本発明の表示装置では、例えば、第
1の電極と第2の電極のうちの一方の電極は、電極に係
る総容量成分が小さくなるように、複数の部分に分割さ
れている。
【0016】また、本発明の表示装置では、例えば、第
1の電極と第2の電極のうち、電極に係る総容量成分の
小さい方の電極に係る総容量成分は、他方の電極に係る
総容量成分の4分の1以下である。この場合、例えば、
第1の電極と第2の電極のうち、電極に係る総容量成分
の小さい方の電極の数は、他方の電極の数の4倍以上で
ある。
【0017】また、本発明の表示装置では、発光素子
は、例えば、有機エレクトロルミネセント素子である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】[第1の実施の形態]図2は、本実施の形
態に係る表示装置の全体の構成の一例を示すブロック図
である。本実施の形態に係る表示装置は、マトリクス状
に配置された走査電極12およびデータ電極13と、こ
れらの電極12,13が交差する部分に設けられ、電極
12,13に接続された有機EL素子とを有する有機E
L表示器1を備えている。表示装置は、更に、有機EL
表示器1の走査電極12を駆動するための走査電極駆動
部2と、有機EL表示器1のデータ電極13を駆動する
ためのデータ電極駆動部3と、有機EL表示器1に表示
するデータや、表示に関するデータを出力する主制御部
4と、この主制御部4から与えられる表示データに応じ
て、有機EL表示器1の走査電極12を駆動するための
信号である走査電極駆動信号と有機EL表示器1のデー
タ電極13を駆動するための信号であるデータ電極駆動
信号とを生成し、走査電極駆動信号を走査電極駆動部2
に出力し、データ電極駆動信号をデータ電極駆動部3に
出力する表示制御部5と、この表示制御部5に接続さ
れ、主制御部4等から与えられる表示データをマトリク
スデータやビットマップデータ等に展開するために必要
なデータや、予め決められた表示内容のデータ等を格納
する表示データ記憶部6とを備えている。
【0020】図1は、本実施の形態に係る表示装置にお
ける表示器1、走査電極駆動部2およびデータ電極駆動
部3の構成を示す回路図である。この図に示したよう
に、表示器1は、マトリクス状に配置された複数の走査
電極12およびデータ電極13と、走査電極12とデー
タ電極13の交差する部分に配置され、走査電極12お
よびデータ電極13に接続された発光素子としての有機
EL素子14とを有している。なお、図1では、走査電
極12、データ電極13および有機EL素子14の一部
のみを示している。図1における符号n−1,n,n+
1は、走査電極12の番号を表し、符号m−1,m,m
+1,m+2,m+3は、データ電極13の番号を表し
ている。
【0021】走査電極駆動部2は、各走査電極12に対
応し、1つの可動接点と2つの固定接点を含む切換スイ
ッチ22を有している。各スイッチ22の可動接点は、
各走査電極12に接続されている。各スイッチ22の一
方の固定接点は、高電圧側の電源電圧Vccの電圧源に接
続され、他方の固定接点は、低電圧側の電源電圧Vss
(例えば接地電圧)の電圧源に接続されている。
【0022】データ電極駆動部3は、各データ電極13
に対応する開閉スイッチ23を有している。このスイッ
チ23の一端は、データ電極13の一端に接続され、ス
イッチ23の他端は、低電圧側の電源電圧Vss(例えば
接地電圧)の電圧源に接続されている。データ電極駆動
部3は、更に、各データ電極13に対応する開閉スイッ
チ24を有している。このスイッチ24の一端は、デー
タ電極13の他端に接続され、スイッチ24の他端は、
定電流源25の出力端に接続されている。定電流源25
には、電源電圧Vccの電圧源より電圧が供給されるよう
になっている。定電流源25は、本発明における定電流
供給手段に対応する。
【0023】図1では、有機EL素子14は、ダイオー
ドDと、このダイオードDに並列に接続されたコンデン
サCで表されている。有機EL素子14は、整流性を有
しているので、図1に示したように、pn接合されたダ
イオードと同一の回路記号で表記されることが多い。コ
ンデンサCは、有機EL素子14に寄生している寄生容
量、走査電極12とデータ電極13の間の容量等、1つ
の有機EL素子14に係る全ての容量成分を合成して表
したものである。有機EL素子14において、コンデン
サCに流れる電流は、ほとんど発光には寄与しない。
【0024】次に、本実施の形態に係る表示装置の動作
について説明する。走査電極駆動部2は、表示器1の複
数の走査電極12を順に選択状態とするように、走査電
極12を駆動する。具体的には、走査電極駆動部2は、
あるスイッチ22の可動接点を電源電圧Vss側の固定接
点に接続することで、そのスイッチ22に接続された走
査電極12を選択状態にし、他のスイッチ22の可動接
点を電源電圧Vcc側の固定接点に接続することで、他の
スイッチ22に接続された走査電極12を非選択状態に
する。走査電極駆動部2は、このような動作を順次繰り
返す。
【0025】データ電極駆動部3は、データ電極駆動部
3は、走査電極駆動部2のスイッチ22の動作に同期し
て、スイッチ23、24を動作させ、ある走査電極12
が選択状態のとき、所望のデータ電極13を定電流源2
5に接続して選択状態とし、他のデータ電極13を電源
電圧Vssに接続して非選択状態とする。その結果、選択
状態の走査電極12と選択状態のデータ電極13とに接
続された有機EL素子14に定電流が供給され、この有
機EL素子14が発光する。
【0026】走査電極駆動部2は、非選択状態の走査電
極12には電源電圧Vccを印加する。また、データ電極
駆動部3は、非選択状態のデータ電極には電源電圧Vss
を印加する。これにより、電流の回り込みによる誤発光
が防止される。
【0027】次に、有機EL素子14の発光時の動作に
ついて説明する。有機EL素子14が発光する際には、
データ電極駆動部3から、データ電極13、有機EL素
子14および走査電極12を経て、走査電極駆動部2に
至る電流経路が形成される。ここで、有機EL素子14
の容量成分の容量値をCとし、有機EL素子14に対す
る電流経路の全抵抗の抵抗値をRとする。
【0028】いま、仮に、走査電極駆動部2およびデー
タ電極駆動部3が共に、有機EL素子14を定電圧によ
って駆動するものとする。この場合には、有機EL素子
14が非点灯状態(有機EL素子14から見るとバイア
ス電圧が印加されていない状態)から点灯状態(有機E
L素子14から見ると順方向にバイアス電圧が印加され
ている状態)に移行するのに要する時間tは、以下の式
(1)で表される。
【0029】t=CR …(1)
【0030】なお、定電圧駆動を行う場合には、抵抗値
Rが小さくなるように表示器1が構成されるのが普通で
ある。これは、抵抗値Rが大きくなると、電流に制限が
かかってしまうからである。また、規定の電流で制限さ
れるように抵抗値を選ぶと、回路の挙動は、定電流駆動
と同じになる。
【0031】また、初期状態で逆方向のバイアス電圧が
印加されている有機EL素子14では、逆方向のバイア
ス電圧が印加されている状態からバイアス電圧が印加さ
れていない状態に移行するのに要する時間は、逆方向の
バイアス電圧の電圧値によって変化すると共に、電流が
どの経路を経て有機EL素子14の容量成分に充電され
るかによって変化する。いずれにしても、有機EL素子
14が、逆方向のバイアス電圧が印加されている状態か
ら点灯状態に移行するのに要する時間は、有機EL素子
14が、バイアス電圧が印加されていない状態から点灯
状態に移行するのに要する時間に比べて、確実に長くな
る。以下では、説明を簡単にするために、有機EL素子
14が非点灯状態から点灯状態に移行する場合には、一
般的な式(1)が適用されるように、バイアス電圧が印
加されていない状態から点灯状態に移行するものとす
る。
【0032】図3は、有機EL素子14を定電圧で駆動
する場合における1つの有機EL素子14に対する電流
経路の等価回路を詳しく示したものである。この図に示
した回路では、高電位側より順に、電圧源31、データ
電極駆動部のスイッチ部32、抵抗33、有機EL素子
14、走査電極駆動部のスイッチ部34が直列に接続さ
れている。電圧源31は、正極がスイッチ部32に接続
され、負極が接地されている。スイッチ部34における
有機EL素子14とは反対側の端部は接地されている。
【0033】スイッチ部32は、直列に接続されたスイ
ッチ41と抵抗42を有している。抵抗42は、スイッ
チ部32内の抵抗成分を表している。有機EL素子14
は、直列に接続された抵抗43およびコンデンサ44
と、コンデンサ44に並列に接続されたダイオード45
とを有している。ダイオード45は、アノードが抵抗4
3に接続され、カソードがスイッチ部34に接続されて
いる。抵抗43は、有機EL素子14内の抵抗成分を表
している。スイッチ部34は、直列に接続された抵抗4
6とスイッチ47とを有している。抵抗46は、スイッ
チ部34内の抵抗成分を表している。抵抗33は、図3
に示した電流経路における抵抗42,43,46以外の
他の抵抗成分を表している。
【0034】ここで、電圧源31の両端電圧をVcc、抵
抗42の両端電圧をVswh、抵抗42の両端電圧をVr、
有機EL素子14の両端電圧をVc、抵抗46の両端電
圧をVswlとすると、以下の関係が成り立つ。
【0035】Vcc=Vswh+Vr+Vc+Vswl
【0036】図3に示した回路では、有機EL素子14
を定電圧で駆動するために電圧を制御するので、制御さ
れる電圧と回路内の各抵抗の抵抗値等の定数とによって
決まる電流が、回路に流れる。図3に示した回路におい
て、スイッチ41,47をオフ(開)からオン(閉)に
した場合には、有機EL素子14の両端電圧が、制御し
ようとする所定の電圧になるまで、回路で許される範囲
内で回路に過渡電流が流れる。そして、有機EL素子1
4の両端電圧が、所定の電圧に安定した後は、回路に定
常電流が流れる。
【0037】一方、有機EL素子14を定電流で駆動す
る場合には、電流値を制御するため、電圧駆動時にスイ
ッチ41,47がオフからオンになったときに流れるよ
うな大きな過渡電流は流れない。そのため、定電流駆動
時には、定電圧駆動時に比べて、有機EL素子14の両
端電圧の立ち上がりが遅くなってしまう。有機EL素子
14が発光を開始するためには、有機EL素子14の両
端に所定の発光しきい値電圧がかかり、走査電極とデー
タ電極の間に所定の電界が生じる必要がある。定電流駆
動時には、定電圧駆動時に比べて、有機EL素子14の
両端電圧が発光しきい値電圧に達する時間が長くなって
しまうため、発光の立ち上がりが遅くなってしまう。ま
た、定電流駆動時には、定電圧駆動時に比べて、有機E
L素子14の両端電圧が発光しきい値電圧に達してか
ら、有機EL素子14が規定の輝度で発光するために必
要な安定電位に達するまでの時間も長くなる。
【0038】なお、マトリクス状に配置された走査電極
とデータ電極との間に形成された有機EL素子14の場
合、1素子当たりの寄生容量は、数pF程度と小さい値
である。
【0039】ところで、従来、発光素子として、半導体
で構成されたpn接合の発光ダイオードを用いた表示装
置では、実使用に耐えうる青色発光ダイオードが実現で
きなかったため、マトリクス状に配置された走査電極と
データ電極との間に、半導体材料を塗布、蒸着等によっ
て形成して表示器を構成することは少なかった。発光ダ
イオードを用いた表示装置では、一般的には、発光素子
を個別に作り、この発光素子を走査電極とデータ電極と
の間に配置し、ワイヤーボンディング等の方法によって
走査電極とデータ電極に接続するようにしていた。従っ
て、発光ダイオードを用いた表示装置では、1つの発光
素子に係る容量成分は、1つの有機EL素子14に係る
容量成分よりも小さい値である。そのため、光通信の分
野で光のオン、オフの速度を速くしたい場合等の他に
は、発光素子に係る容量成分が問題となることはなかっ
た。
【0040】しかし、有機EL素子14に係る容量成分
は、半導体で構成された発光ダイオードに係る容量成分
に比べると大きいので、有機EL表示装置では、発光素
子に係る容量成分に起因して、輝度のばらつきを生じる
という問題が発生している。
【0041】本実施の形態では、マトリクス状に配置さ
れた2種類の電極のうち、電極に係る総容量成分の小さ
い方に定電流を供給することで、上述の問題を解決す
る。
【0042】以下、本実施の形態の効果について詳しく
説明する。本実施の形態に係る有機EL表示装置におけ
る表示器1では、マトリクス状に配置された2種類の電
極の間に、少なくとも発光層が有機材料で形成された有
機EL素子14が配置されている。以下では、16×6
4画素の表示器1を用いて、150cd/m2の輝度で
発光を行う場合を例にとって説明する。
【0043】16×64画素の表示器1では、16本の
電極と64本の電極とがマトリクス状に配置されるの
で、16本の電極を走査電極とする場合と、64本の電
極を走査電極とする場合とが考えられる。有機EL素子
14を定電圧で駆動する場合には、どちらの電極を走査
電極にしても、表示自体に関しては不具合が生じない。
しかし、有機EL素子14を定電流で駆動する場合に
は、定電流源に接続された1本の電極全体に係る全容量
を、定電流源によって充電する必要がある。そのため、
この場合には、どちらの電極を走査電極にするかによっ
て、有機EL素子14が発光を開始するまでの時間が異
なるので、どちらの電極を走査電極にするかが重要とな
る。
【0044】本実施の形態では、マトリクス状に配置さ
れた2種類の電極のうち、電極に係る総容量成分の小さ
い方に定電流を供給するようにする。すなわち、上記の
例では、16本の電極を走査電極12とし、64本の電
極をデータ電極13として、このデータ電極13に定電
流を供給する。以下、その理由を説明する。16本の電
極をデータ電極13とすると、1本のデータ電極13に
64個の有機EL素子14がつながるため、1本のデー
タ電極13に係る総容量成分の大きさは、1個の有機E
L素子14の容量成分の大きさの64倍となる。これに
対し、64本の電極をデータ電極13とすると、1本の
データ電極13に16個の有機EL素子14がつながる
ため、1本のデータ電極13に係る総容量成分の大きさ
は、1個の有機EL素子14の容量成分の大きさの16
倍となる。従って、64本の電極をデータ電極13とし
た方が、定電流を供給する電極に係る総容量成分が小さ
くなる。従って、本実施の形態では、16本の電極を走
査電極12とし、64本の電極をデータ電極13とす
る。
【0045】ここで、1個の有機EL素子14の容量成
分をCLED、有機EL素子14を規定の輝度150cd
/m2で発生させるのに必要な電流、言い換えれば定電
流源25の供給電流をILED、規定輝度に達したときの
有機EL素子14の両端電圧をVLED、有機EL素子1
4にバイアス電圧が印加されていないか逆方向のバイア
ス電圧が印加されている非発光状態から、有機EL素子
14が発光を開始するのに必要な順方向のバイアス電圧
をVth、有機EL素子14が非発光状態から発光を開始
するまでの時間をtth、有機EL素子14が発光を開始
してから規定の輝度になるまでの時間をtchrgとする。
【0046】16本の電極を走査電極12とし、64本
の電極をデータ電極13とすると、以下の式(2)、
(3)が成り立つ。
【0047】 tth=16・CLED・Vth/ILED …(2) tchrg=16・CLED・(Vcc−Vth)/ILED …(3)
【0048】なお、有機EL素子14が発光を開始する
と、有機EL素子14の内部抵抗によって決まる電流値
が流れるため、有機EL素子14が発光を開始してから
規定の輝度になるまでの時間は、上記の式(3)で表さ
れる時間tchrgよりも長くなる。
【0049】次に、時間tth、tchrgの具体的な数値の
一例を挙げる。ここでは、有機EL素子14を150c
d/m2の輝度で発光させるものとし、有機EL素子1
4の内部抵抗RLEDを100kΩ、1個の有機EL素子
14の容量成分CLEDを4pFとした。また、ILEDを7
0μAとし、Vthを2.5Vとし、Vccを20Vとし
た。この場合、時間tth、tchrgは、以下のようにして
求まる。
【0050】tth=16×4pF×2.5V/70μA
=2.28μS(Sは秒を表す) tchrg=16×4pF×(20−2.5)/70μA=
16.46μS
【0051】従って、有機EL素子14が非発光状態か
ら規定の輝度になるまでの時間は、tth+tchrg=2.
28+16.46=18.74μSという時間になる。
以下、有機EL素子14が非発光状態から規定の輝度に
なるまでの時間を、輝度過渡時間と言う。
【0052】次に、輝度のばらつきを表す指標として、
1本の走査電極12が選択されている時間に対する輝度
過渡時間の占める比率を求める。
【0053】まず、1秒間に表示される映像を構成する
絵(フレーム)の枚数、すなわちフレーム周波数を考え
る。時分割表示される複数の走査線で1枚の絵を構成
し、視覚的に途切れることなく映像を表示するには、1
秒間にある程度の枚数の絵を表示する必要がある。1秒
間に最低限必要な枚数は、表示器1に用いられる材料
や、駆動方法や、駆動回路等で決まる。例えば、液晶表
示装置の場合では、その材料、駆動方法、表示させる画
像が動画か静止画か等によって変わるため一概には言え
ないが、1秒間に必要な枚数は、静止画の場合には例え
ば30枚以上、動画の場合には例えば50枚以上であ
る。
【0054】有機EL表示装置の場合では、1秒間に必
要な枚数は、通常で例えば50枚以上、細かい画像を表
示させる場合には例えば100枚以上、階調を有する画
像の表示を行わせる場合には基本フレーム周波数に階調
数を掛けた枚数となる。
【0055】本実施の形態において、走査電極12が1
6本で、フレーム周波数fframeが60Hzの場合に
は、1本の走査電極12が選択されている時間は、次の
式によって求まる。
【0056】t=1/16・1/fframe=1/16×
1/60=1.042mS
【0057】この場合、1本の走査電極12が選択され
ている時間に対する輝度過渡時間の占める比率は、次の
式によって求まる。
【0058】 18.74μS/1.042mS=17.98×10-3
【0059】この比率をパーセントで表すと、1.80
%となる。すなわち、本実施の形態では、輝度過渡時間
は、1本の走査電極12が選択されている時間の1.8
%にしか過ぎない。
【0060】一方、本実施の形態とは逆に、64本の電
極を走査電極12とし、16本の電極をデータ電極13
とすると、1本の走査電極12が選択されている時間に
対する輝度過渡時間の占める比率は、本実施の形態の場
合の4倍となり、パーセントで表すと、7.19%とな
る。
【0061】上記の例では、フレーム周波数を60Hz
としたが、小型の表示器1を駆動する場合には、低い周
波数での駆動が難しい場合があり、高い周波数での駆動
が余儀なくされる場合がある。そこで、フレーム周波数
がもっと高い場合を考える。例えば、フレーム周波数を
160Hzとする。この場合には、1本の走査電極12
が選択されている時間は、次の式によって求まる。
【0062】t=1/16・1/fframe=1/16×
1/160=0.391mS
【0063】このように、フレーム周波数が160Hz
の場合には、フレーム周波数が60Hzの場合に比べ
て、1本の走査電極12が選択されている時間は短くな
るが、輝度過渡時間は変化しないので、1本の走査電極
12が選択されている時間に対する輝度過渡時間の占め
る比率は、本実施の形態のように16本の電極を走査電
極12とし、64本の電極をデータ電極13とすると
4.80%となり、本実施の形態とは逆に64本の電極
を走査電極12とし、16本の電極をデータ電極13と
すると19.19%となる。
【0064】このように、フレーム周波数が高くなるほ
ど、1本の走査電極12が選択されている時間に対する
輝度過渡時間の占める比率が大きくなる。
【0065】1本の走査電極12が選択されている時間
に対する輝度過渡時間の占める比率が大きいほど、表示
器1の平均輝度は低下する。本実施の形態によれば、マ
トリクス状に配置された2種類の電極のうち、電極に係
る総容量成分の小さい方に定電流を供給することによ
り、輝度過渡時間を短くすることができるので、輝度の
低下を最小限に抑制することができる。
【0066】ここまでは、階調がない2値の画像の表示
を行う場合について説明したが、階調を有する画像の表
示を行う場合には、フレーム周波数をより高くする必要
がある。従って、階調を有する画像の表示を行う場合に
は、輝度の低下を抑制できるという本実施の形態の効果
が顕著になる。
【0067】また、発光させる有機EL素子14と同じ
データ電極13に接続された1つ前の有機EL素子14
が発光していた場合には輝度過渡時間がなくなる。従っ
て、1本の走査電極12が選択されている時間に対する
輝度過渡時間の占める比率が大きいと、発光させる有機
EL素子14の1つ前の有機EL素子14の状態に応じ
て輝度のばらつきを生じることになる。本実施の形態に
よれば、この輝度のばらつきを低減することが可能とな
る。以下、この効果について詳しく説明する。
【0068】ここでは、説明を簡単にするために、2値
の画像の表示を行う場合を例にとって説明する。図4
は、有機EL素子14の状態の一例を示したものであ
る。この図において、各行に記されたn−1ライン、n
ライン、n+1ラインは、それぞれn−1番目、n番
目、n+1番目の走査電極12を表している。また、列
に記されたm−1ライン、mライン、m+1ラインは、
それぞれm−1番目、m番目、m+1番目のデータ電極
13を表している。そして、図4では、各行と各列が交
差する個所に、対応する走査電極12およびデータ電極
13に接続された有機EL素子14の状態(点灯か非点
灯か)と、明るさ(明るいか、暗いか、消灯か)が記さ
れている。
【0069】図4に示したように、有機EL素子14を
定電流で駆動する場合には、点灯させる有機EL素子1
4と同じデータ電極13に接続された1つ前の有機EL
素子14が点灯していた場合には、点灯させる有機EL
素子14は明るくなるが、1つ前の有機EL素子14が
非点灯であった場合には、点灯させる有機EL素子14
は暗くなる。これは、データ電極13を非選択状態から
選択状態にしたときに生じる、有機EL素子14の両端
電圧の立ち上がりの遅れが原因している。
【0070】図5は、図4に示した例における走査電極
とデータ電極の電圧の変化を示したものである。この図
において、(a)はn−1番目の走査電極12の電圧の
変化を示し、(b)はn番目の走査電極12の電圧の変
化を示し、(c)はm−1番目のデータ電極13の電圧
の変化を示し、(d)はm番目のデータ電極13の電圧
の変化を示している。走査電極12は、選択状態のとき
にローレベルとなり、データ電極13は、選択状態のと
きにハイレベルとなる。
【0071】図5に示した例では、まず、n−1番目の
走査電極12が選択状態となり、このときm番目のデー
タ電極13が選択状態となっている。次に、n番目の走
査電極12が選択状態となり、このときm−1番目とm
番目のデータ電極13が選択状態となっている。m番目
のデータ電極13は、それに接続された2つの有機EL
素子14が連続して点灯状態となるので、電圧はハイレ
ベルが維持される。これに対し、m−1番目のデータ電
極13は、n−1番目の走査電極12に接続された有機
EL素子14が非点灯の状態から、n番目の走査電極1
2に接続された有機EL素子14が点灯状態になるの
で、n番目の走査電極12に接続された有機EL素子1
4が点灯状態になる際に、データ電極13に接続された
複数の有機EL素子14の容量成分に充電するために、
電圧の立ち上がりが遅れている。
【0072】図5には、有機EL素子14が発光を開始
するのに必要な順方向のバイアス電圧Vth、有機EL素
子14が非発光状態から発光を開始するまでの時間
th、有機EL素子14が発光を開始してから規定の輝
度になるまでの時間tchrgおよび有機EL素子14が規
定の輝度で発光している時間tconstを示している。n
番目の走査電極12とm−1番目のデータ電極13とに
接続された有機EL素子14は、時間tthの期間では発
光しておらず、時間tchrgの期間では、規定の輝度以下
で発光し、時間tconstの期間では、規定の輝度で発光
している。これに対し、n番目の走査電極12とm番目
のデータ電極13とに接続された有機EL素子14は、
n番目の走査電極12が選択されている間、規定の輝度
で発光している。従って、2つの有機EL素子14を比
較すると、前者は暗く、後者は明るくなる。
【0073】図6は、例えば特開平9−232074号
公報に示されるように、選択される走査電極12の切り
替わりの際に、全ての走査電極12および全てのデータ
電極13を一旦、同一電位にして、一定時間の非表示期
間を設けた場合の走査電極とデータ電極の電圧の変化を
示したものである。この図において、(a)はn−1番
目の走査電極12の電圧の変化を示し、(b)はn番目
の走査電極12の電圧の変化を示し、(c)は、非表示
期間を表す信号を示し、(d)はm−1番目のデータ電
極13の電圧の変化を示し、(e)はm番目のデータ電
極13の電圧の変化を示している。
【0074】この例では、図6(c)に示した信号がハ
イレベルの期間が非選択期間である。ここでは、非選択
期間の時間をtmで表している。非選択期間では、全て
の走査電極12および全てのデータ電極13が強制的に
非選択状態にされる。また、図6では、図5と同様に、
電圧Vth、時間tth,tchrg,tconstを示している。こ
の例では、非選択期間の時間tmと時間tthを合わせた
時間tnが、有機EL素子14が発光していない期間の
時間となる。
【0075】この例によれば、有機EL素子14間の輝
度のばらつきを抑えることは可能であるが、表示器1全
体の輝度が低下してしまう。本実施の形態によれば、こ
のような表示器1全体の輝度の低下を生じさせずに、有
機EL素子14間の輝度のばらつきを抑えることができ
る。
【0076】フレーム周波数60Hzの場合、本実施の
形態では、1本の走査電極12が選択されている時間に
対する輝度過渡時間の占める比率は1.8%となる。こ
れに対し、走査電極12とデータ電極13とを逆にした
場合には、上記比率は7.19%となる。
【0077】フレーム周波数160Hzの場合、本実施
の形態では、1本の走査電極12が選択されている時間
に対する輝度過渡時間の占める比率は4.80%とな
る。これに対し、走査電極12とデータ電極13とを逆
にした場合には、上記比率は19.19%となる。
【0078】上記比率は、輝度のばらつきを表す。一般
的に、輝度のばらつきを5%以下に抑えれば、普通の人
の目ではばらつきとは見られないと言われる。従って、
本実施の形態によれば、簡単な構成で、表示器1全体の
輝度を低下させることなく、輝度のばらつきを抑えるこ
とができ、容量成分に起因する表示品位の低下を抑制す
ることができる。
【0079】[第2の実施の形態]次に、図7を参照し
て、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7
は、本実施の形態に係る表示装置における表示器および
駆動部の構成を示す説明図である。
【0080】本発明では、マトリクス状に配置された2
種類の電極のうち、電極に係る総容量成分の小さい方に
定電流を供給する。しかし、例えば表示器1の配置上、
電極に係る総容量成分の小さい方の電極に定電流を供給
するのが困難であったり、各電極に係る総容量成分の差
が小さかったりする場合がある。このような場合には定
電流を供給する電極を、電極に係る総容量成分が小さく
なるように、複数の部分に分割すればよい。例えば、8
×16画素のマトリクス電極構成の表示器の場合には、
16本の電極を2分割して、それぞれをデータ電極と
し、分割後の1本のデータ電極に対して4本の走査電極
が交差するようにしてもよい。また、8×8画のマトリ
クス電極構成の表示器の場合には、一方の8本の電極を
4分割して、それぞれをデータ電極とし、分割後の1本
のデータ電極に対して2本の走査電極が交差するように
してもよい。
【0081】本実施の形態は、定電流を供給するデータ
電極13を2つに分割した例である。本実施の形態で
は、表示器1は、8行分の走査電極12と16列分のデ
ータ電極13とを有している。従って、有機EL素子
は、8×16個形成されている。各列のデータ電極13
は、それぞれ、中央で2つに分割されている。分割され
たデータ電極13の図における上側半分には、有機EL
素子を介して4本の走査電極12が接続され、分割され
たデータ電極13の図における下側半分には、有機EL
素子を介して、他の4本の走査電極12が接続されてい
る。
【0082】本実施の形態では、分割されたデータ電極
13の上側半分を駆動するためのデータ電極駆動部3
と、分割されたデータ電極13の下側半分を駆動するた
めのデータ電極駆動部3とが設けられている。また、本
実施の形態では、上側の4本の走査電極12を駆動する
ための走査電極駆動部2と、下側の4本の走査電極12
を駆動するための走査電極駆動部2とが設けられてい
る。
【0083】8本の電極と16本の電極がマトリクス状
に配置されている場合、8本の電極には、それぞれ16
個の有機EL素子が接続され、16本の電極には、それ
ぞれ8個の有機EL素子が接続される。従って、16本
の電極の方が、電極に係る総容量成分が小さくなるの
で、この電極をデータ電極13として、定電流で駆動す
るのがよい。しかしながら、この場合、8本の電極と1
6本の電極とでは、各電極に係る総容量成分の差が小さ
いので、16本の電極をデータ電極としても効果は小さ
い。
【0084】本実施の形態では、1列のデータ電極13
を2つに分割したので、1本のデータ電極13には4個
の有機EL素子が接続される。従って、本実施の形態に
よれば、データ電極13を分割しない場合に比べて、1
本のデータ電極13に係る総容量成分を小さくすること
ができ、表示器1全体の輝度を低下させることなく輝度
のばらつきを抑えることができるという効果が顕著にな
る。
【0085】また、本実施の形態によれば、構成上、電
極に係る総容量成分の小さい方の電極に定電流を供給す
るのが困難な場合でも、定電流を供給する電極を分割す
ることで、その電極に係る総容量成分を、他方の電極に
係る総容量成分よりも小さくすることが可能となるの
で、表示品位を高めながら、表示装置の構成の自由度を
高めることができる。
【0086】本実施の形態におけるその他の構成、動作
および効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0087】[第3の実施の形態]次に、図8を参照し
て、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8
は、本実施の形態に係る表示装置における表示器および
駆動部の構成を示す説明図である。
【0088】本実施の形態では、表示器1は、16行分
の走査電極12と32列分のデータ電極13とを有して
いる。従って、有機EL素子は、16×32個形成され
ている。各列のデータ電極13は、それぞれ、中央で2
つに分割されている。分割されたデータ電極13の図に
おける上側半分には、有機EL素子を介して8本の走査
電極12が接続され、分割されたデータ電極13の図に
おける下側半分には、有機EL素子を介して、他の8本
の走査電極12が接続されている。
【0089】本実施の形態では、分割されたデータ電極
13の上側半分を駆動するためのデータ電極駆動部3
と、分割されたデータ電極13の下側半分を駆動するた
めのデータ電極駆動部3とが設けられている。また、本
実施の形態では、上側の8本の走査電極12のうちの奇
数番目の走査電極12を駆動するための走査電極駆動部
2と、上側の8本の走査電極12のうちの偶数番目の走
査電極12を駆動するための走査電極駆動部2と、下側
の8本の走査電極12のうちの奇数番目の走査電極12
を駆動するための走査電極駆動部2と、下側の8本の走
査電極12のうちの偶数番目の走査電極12を駆動する
ための走査電極駆動部2とが設けられている。
【0090】16本の電極と32本の電極がマトリクス
状に配置されている場合、16本の電極には、それぞれ
32個の有機EL素子が接続され、32本の電極には、
それぞれ16個の有機EL素子が接続される。従って、
32本の電極の方が、電極に係る総容量成分が小さくな
るので、この電極をデータ電極13として、これを定電
流で駆動するのがよい。しかしながら、この場合、16
本の電極と32本の電極とでは、各電極に係る総容量成
分の差が小さいので、32本の電極をデータ電極として
も効果は小さい。本実施の形態では、1列のデータ電極
13を2つに分割したので、1本のデータ電極13には
8個の有機EL素子が接続される。従って、本実施の形
態によれば、データ電極13を分割しない場合に比べ
て、1本のデータ電極13に係る総容量成分を小さくす
ることができ、表示器1全体の輝度を低下させることな
く輝度のばらつきを抑えることができるという効果が顕
著になる。
【0091】本実施の形態におけるその他の構成、動作
および効果は、第2の実施の形態と同様である。
【0092】なお、第2の実施の形態および第3の実施
の形態において、有機EL素子14の容量が全て同一の
場合には、データ電極13に係る総容量成分と走査電極
12に係る総容量成分との比は、1:4となる。また、
これらの実施の形態において、1列のデータ電極13を
4つに分割すれば、データ電極13に係る総容量成分と
走査電極12に係る総容量成分との比は、1:8とな
る。
【0093】また、例えば表示器1の配置上、電極に係
る総容量成分の小さい方の電極に定電流を供給するのが
困難な場合には、定電流を供給する電極を、電極に係る
総容量成分が小さくなるように、複数の部分に分割して
もよい。これにより、表示装置の構成の自由度を高める
ことができる。
【0094】[第4の実施の形態]次に、図9を参照し
て、本発明の第4の実施の形態について説明する。図9
はは、本実施の形態に係る表示装置における表示器およ
び駆動部の構成を示す説明図である。
【0095】マトリクス電極構成の表示器であっても、
各画素の発光部分の面積が異なる場合には、画素毎に容
量成分の大きさが異なる。本実施の形態は、このような
場合の例である。このような場合でも、各電極に係る総
容量成分の大きさを求め、比較することで、電極に係る
総容量成分の小さい方に定電流を供給することが可能と
なる。
【0096】本実施の形態では、表示器1は、マトリク
ス状に配置された6本の走査電極12および9本のデー
タ電極13と、走査電極12とデータ電極13の交差す
る部分に設けられ、走査電極12とデータ電極13に接
続された複数の有機EL素子14a,14bとを有して
いる。図9において、有機EL素子14a,14bを表
す四角の面積は、発光部分の面積に対応している。本実
施の形態では、図における一番下の走査電極12に接続
された有機EL素子14bは、他の有機EL素子14a
に比べて、発光部分の面積が大きくなっている。有機E
L素子の場合、発光部分の面積に応じて、内部抵抗や容
量成分等の大きさが変化する。有機EL素子の容量成分
は、発光部分の面積に比例する。それは、対向する2つ
の電極との間に介挿された誘電体からなる素子の静電容
量を求める以下の一般的な式から分かる。
【0097】C=ε・s/L ただし、Cは静電容量、εは誘電体の誘電率、Sは電極
の面積、Lは電極間距離である。
【0098】有機EL素子では、対向する2つの電極間
に、発光に関与する層が存在しているので、両電極間に
存在する層の材質の誘電率や、対向する2つの電極が対
向する部分の面積や、電極間距離によって、容量成分の
大きさが決まる。そして、上記の式より、発光部分の面
積が大きくなると、有機EL素子の容量成分も大きくな
る。
【0099】ここで、例えば、有機EL素子14bの静
電容量を40pFとし、他の有機EL素子14aの静電
容量を10pFとする。この場合、一番下の走査電極1
2に係る総容量成分は、40pF×9=360pFとな
り、その他の走査電極12に係る総容量成分は、10p
F×9=90pFとなる。一方、1本のデータ電極13
に係る総容量成分は、10pF×5+40pF=90p
Fとなる。従って、図9に示したような表示器1の場
合、輝度のばらつきを抑制するためには、本実施の形態
のように、9本の電極をデータ電極13として、これを
定電流で駆動するのがよい。
【0100】本実施の形態におけるその他の構成、動作
および効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0101】最後に、図10ないし図13を参照して、
本発明において、マトリクス状に配置される2種類の電
極のうち、定電流で駆動する電極に係る総容量成分と他
方の電極に係る総容量成分との比の好ましい範囲につい
て説明する。
【0102】図10は、定電流で駆動する電極に係る総
容量成分と他方の電極に係る総容量成分との比の好まし
い範囲を求めるための特性図である。図10において、
横軸はパネル構成比を表している。このパネル構成比と
は、走査電極数/データ電極数である。また、図10に
おいて、縦軸は、輝度過渡時間/走査ライン選択時間比
率(%)を表している。輝度過渡時間/走査ライン選択
時間比率とは、1本の走査電極12が選択されている時
間に対する輝度過渡時間の占める比率であり、これは、
既に述べたように輝度のばらつきを示す。また、図10
は、フレーム周波数が60Hzの場合における特性を示
している。
【0103】図10において、菱形の印はデータ電極数
が256の場合における特性を示し、四角の印はデータ
電極数が320の場合における特性を示し、三角の印は
データ電極数が120の場合における特性を示してい
る。なお、データ電極数が256の場合における有機E
L素子としては、容量成分が10pF、内部抵抗が18
kΩのものを使用している。また、データ電極数が32
0の場合における有機EL素子としては、容量成分が2
pF、内部抵抗が50kΩのものを使用している。ま
た、データ電極数が120の場合における有機EL素子
としては、容量成分が20pF、内部抵抗が25kΩの
ものを使用している。
【0104】図10より、いずれの場合も、パネル構成
比が小さいほど、輝度過渡時間/走査ライン選択時間比
率が小さくなり、すなわち輝度のばらつきが小さくな
り、好ましいことが分かる。既に述べたように、輝度の
ばらつきを5%以下に抑えれば、普通の人の目ではばら
つきとは見られないと言われることから、本発明では、
輝度過渡時間/走査ライン選択時間比率を5%以下に抑
えることが好ましい。図10では、輝度過渡時間/走査
ライン選択時間比率が5%以下となる範囲を、太い線で
囲っている。この範囲は、おおよそ、パネル構成比が
0.25以下となる範囲である。従って、本発明では、
パネル構成比が0.25以下、すなわち、定電流で駆動
する電極に係る総容量成分と他方の電極に係る総容量成
分との比が4分の1以下となるようにするのが好まし
い。全ての有機EL素子の容量成分が等しい場合には、
定電流で駆動する電極に係る総容量成分と他方の電極に
係る総容量成分との比が4分の1以下というのは、定電
流で駆動する電極(電極に係る総容量成分の小さい方の
電極)の数が、他方の電極の数の4倍以上であることと
等価である。このように、定電流で駆動する電極に係る
総容量成分と他方の電極に係る総容量成分との比を4分
の1以下とすることにより、視覚的には輝度のばらつき
をなくすことが可能となる。
【0105】図11は、図10におけるデータ電極数が
256の場合におけるパネル構成比と輝度過渡時間/走
査ライン選択時間比率の関係を実線で示すと共に、この
場合に対してデータ電極と走査電極を逆にした場合にお
けるパネル構成比と輝度過渡時間/走査ライン選択時間
比率の関係を破線で示したものである。なお、破線の場
合におけるパネル構成比は、データ電極数/走査電極数
となる。
【0106】図12は、図10におけるデータ電極数が
320の場合におけるパネル構成比と輝度過渡時間/走
査ライン選択時間比率の関係を実線で示すと共に、この
場合に対してデータ電極と走査電極を逆にした場合にお
けるパネル構成比と輝度過渡時間/走査ライン選択時間
比率の関係を破線で示したものである。なお、破線の場
合におけるパネル構成比は、データ電極数/走査電極数
となる。
【0107】図13は、図10におけるデータ電極数が
120の場合におけるパネル構成比と輝度過渡時間/走
査ライン選択時間比率の関係を実線で示すと共に、この
場合に対してデータ電極と走査電極を逆にした場合にお
けるパネル構成比と輝度過渡時間/走査ライン選択時間
比率の関係を破線で示したものである。なお、破線の場
合におけるパネル構成比は、データ電極数/走査電極数
となる。
【0108】図11ないし図13からも、本発明によれ
ば、輝度のばらつきを抑制することができることが明ら
かに分かる。
【0109】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されず、種々変更が可能である。例えば、表示器1は、
実施の形態に挙げたものに限らず、256×64画素の
ものや、320×240画素のもの等、その他の構成の
ものであっても良い。
【0110】また、第2の実施の形態および第3の実施
の形態では、データ電極13を2分割したが、データ電
極13を3つ以上に分割してもよい。また、実施の形態
では、走査電極12を定電圧で駆動し、データ電極13
を定電流で駆動するようにしたが、走査電極12を定電
流で駆動し、データ電極13を定電圧で駆動するように
してもよい。
【0111】また、本発明は、有機EL表示装置に限ら
ず、定電流で駆動される発光素子を有する表示装置全般
に適用可能である。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし5
のいずれかに記載の表示装置によれば、マトリクス状に
配置された第1の電極および第2の電極のうち、電極に
係る総容量成分の小さい方に定電流を供給するようにし
たので、簡単な構成で、表示器全体の輝度を低下させる
ことなく、輝度のばらつきを抑えることができ、容量成
分に起因する表示品位の低下を抑制することができると
いう効果を奏する。
【0113】また、請求項2記載の表示装置によれば、
第1の電極と第2の電極のうちの一方の電極を、電極に
係る総容量成分が小さくなるように、複数の部分に分割
するようにしたので、更に、効果をより顕著にしたり、
表示装置の構成の自由度を高めたりすることができると
いう効果を奏する。
【0114】また、請求項3または4記載の表示装置に
よれば、第1の電極と第2の電極のうち、電極に係る総
容量成分の小さい方の電極に係る総容量成分が、他方の
電極に係る総容量成分の4分の1以下であるので、更
に、視覚的には輝度のばらつきをなくすことが可能とな
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置にお
ける表示器、走査電極駆動部およびデータ電極駆動部の
構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の全
体の構成の一例を示すブロック図である。
【図3】有機EL素子を定電圧で駆動する場合における
1つの有機EL素子に対する電流経路の等価回路を示す
回路図である。
【図4】有機EL素子の状態の一例を示す説明図であ
る。
【図5】図4に示した例における走査電極とデータ電極
の電圧の変化を示すタイミング図である。
【図6】選択される走査電極の切り替わりの際に一定時
間の非表示期間を設けた場合の走査電極とデータ電極の
電圧の変化を示すタイミング図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置にお
ける表示器および駆動部の構成を示す説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置にお
ける表示器および駆動部の構成を示す説明図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置にお
ける表示器および駆動部の構成を示す説明図である。
【図10】定電流で駆動する電極に係る総容量成分と他
方の電極に係る総容量成分との比の本発明における好ま
しい範囲を求めるための特性図である。
【図11】本発明の効果を示す特性図である。
【図12】本発明の効果を示す特性図である。
【図13】本発明の効果を示す特性図である。
【符号の説明】
1…有機EL表示装置、2…走査電極駆動部、3…デー
タ電極駆動部、12…走査電極、13…データ電極、1
4…有機EL素子、25…定電流源。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の第1の
    電極および複数の第2の電極と前記第1の電極および第
    2の電極に接続された複数の発光素子とを有する表示器
    と、 第1の電極と第2の電極を選択し、選択された第1の電
    極の選択された第2の電極とに接続された発光素子に定
    電流を供給して、発光素子を発光させる駆動手段とを備
    えた表示装置であって、 前記駆動手段は、第1の電極と第2の電極のうち、電極
    に係る総容量成分の小さい方に定電流を供給する定電流
    供給手段を有することを特徴する表示装置。
  2. 【請求項2】 第1の電極と第2の電極のうちの一方の
    電極は、電極に係る総容量成分が小さくなるように、複
    数の部分に分割されていることを特徴する請求項1記載
    の表示装置。
  3. 【請求項3】 第1の電極と第2の電極のうち、電極に
    係る総容量成分の小さい方の電極に係る総容量成分は、
    他方の電極に係る総容量成分の4分の1以下であること
    を特徴する請求項1または2記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 第1の電極と第2の電極のうち、電極に
    係る総容量成分の小さい方の電極の数は、他方の電極の
    数の4倍以上であることを特徴する請求項3記載の表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記発光素子は、有機エレクトロルミネ
    セント素子であることを特徴する請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の表示装置。
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