JP2000241994A - プロキシミティ露光装置 - Google Patents

プロキシミティ露光装置

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JP2000241994A
JP2000241994A JP11042824A JP4282499A JP2000241994A JP 2000241994 A JP2000241994 A JP 2000241994A JP 11042824 A JP11042824 A JP 11042824A JP 4282499 A JP4282499 A JP 4282499A JP 2000241994 A JP2000241994 A JP 2000241994A
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JP
Japan
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inert gas
photomask
temperature
substrate
glass substrate
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Pending
Application number
JP11042824A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Mori
順一 森
Manabu Minegishi
学 峯岸
Makoto Takenouchi
良 竹之内
Hiroyuki Aoki
弘幸 青木
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトマスクを常時所望の温度に調節できる
ようにする。 【解決手段】 基板及びフォトマスクを保持位置決めす
るアライメントステージユニットを密閉容器内に設け
る。密閉容器はアライメントステージユニットに対して
外部から露光用の光を入射する入射窓を有する。密閉容
器は基板の搬入口及び搬送口、不活性ガスをフォトマス
クの上面側から導入する導入口、並びに不活性ガスを排
出する排出口をそれぞれ有する。温度調節手段は、密閉
容器内に導入される不活性ガスの温度を所定温度に調節
する。これによって、密閉容器内には所定温度の不活性
ガスが導入され、フォトマスクは常に一定温度の不活性
ガス雰囲気中に存在することになるので、表面温度分布
が偏ることなく冷却されることになる。また、不活性ガ
ス導入口はフォトマスクの上面側に設けられているの
で、所定温度の不活性ガスが最初にフォトマスクに接触
するため、その冷却効果は大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶ディスプレ
イの製造工程においてガラス基板上にマスクのパターン
を形成するプロキシミティ露光装置に係り、特にガラス
基板やマスクを所望の温度に制御する方式に改良を加え
たプロキシミティ露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD:Liqui
d Crystal Display)は、CRT(C
athode Ray Tube)に比べて薄型化、軽
量化が可能であるため、CTV(Color Tele
vision)やOA機器等のディスプレイ装置として
採用され、画面サイズも10型以上の大形化が図られ、
より一層の高精細化及びカラー化が押し進められてい
る。液晶ディスプレイは、フォトリソグラフィ技術によ
りガラス基板の表面に微細なパターンを描画して作られ
る。
【0003】露光装置はこの微細パターンをガラス基板
上に描画するものである。この露光装置としては、マス
クパターンをレンズ又はミラーを用いてガラス基板上に
投影するプロジェクション方式と、マスクとガラス基板
との間に微小なギャップを設けてマスクパターンを転写
するプロキシミティ方式とがある。
【0004】プロキシミティ方式の露光装置は、プロジ
ェクション方式に比べてパターン解像性能が劣るもの
の、照射光学系が非常にシンプルであり、スループット
が高く、装置コストから見たコストパフォーマンスも優
れており、生産性の高い量産用装置に適したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プロキシミティ方式の
露光装置においては、露光エネルギーによってフォトマ
スク自体の温度が上昇し、熱膨張に応じてトータルピッ
チ精度を劣化させていた。従来は、図2のように、マス
クホルダ84の支持部材85に設けられたエアー吹き出
し口86からフォトマスク83の表面に温度調節用エア
ー(温調エアー)を吹きつけ、フォトマスクの表面を強
制的に冷却していた。
【0006】しかしながら、このようにフォトマスク8
3に対して一定方向から温調エアーを吹きつけた場合、
フォトマスク83の表面温度分布に偏りが生じ、トータ
ルピッチ精度を劣化させていた。また、従来は、ガラス
基板81がローダから露光チャック82上に搬送されて
保持されるまでの間は何ら温度調節を行わず、露光チャ
ック82に保持された時点で初めて露光チャック82に
よって温度調節が行われるようになっていた。しかしな
がら、露光チャック82に保持されてから露光が行われ
るまでの数秒間に露光チャック82上でガラス基板81
を所望の温度に調節(冷却)することは困難であり、ガ
ラス基板81の温度調節が不十分なまま露光を行うと、
トータルピッチ精度が劣化するという問題があった。
【0007】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、ガラス基板及びフォトマスクを常時所望の温度に
調節することのできるプロキシミティ露光装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された本
発明に係るプロキシミティ露光装置は、基板及びフォト
マスクを保持位置決めするアライメントステージユニッ
トと、前記アライメントステージユニットを内部に有
し、前記アライメントステージユニットに対して外部か
ら露光用の光を入射する入射窓を有し、前記基板の搬入
口及び搬送口、不活性ガスを前記フォトマスクの上面側
から導入する導入口、並びに前記不活性ガスを排出する
排出口をそれぞれ有する密閉容器と、前記密閉容器内に
導入される前記不活性ガスの温度を所定温度に調節する
温度調節手段とを備えたものである。密閉容器内にはア
ライメントステージユニット全体が格納され、密閉容器
内には所定温度の不活性ガスが導入されるので、フォト
マスクは常に一定温度の不活性ガス雰囲気中に存在する
ことになるので、表面温度分布が偏ることなく冷却され
ることになる。また、不活性ガス導入口はフォトマスク
の上面側に設けられているので、所定温度の不活性ガス
が最初にフォトマスクに接触するため、その冷却効果は
大きい。
【0009】請求項2に記載された本発明に係るプロキ
シミティ露光装置は、前記請求項1に記載のプロキシミ
ティ露光装置の一実施態様として、前記密閉容器内の気
圧を外気圧よりも高めに設定する圧力制御手段を備えた
ものである。密閉容器内に設けられたアライメントステ
ージユニットに対して、外部から基板を搬入したり、外
部に基板を搬出する際に、基板搬入口及び搬送口が開い
ても、密閉容器内の不活性ガスの気圧が外気圧よりも高
めに設定されているので、外部から空気やゴミなどの不
純物が侵入することはなく、密閉容器内の不活性ガスの
気温や濃度は保たれるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って説明する。図1は本発明に係るプロキシ
ミティ露光装置の概略構成を示す図であり、フォトマス
クの冷却に関するアライメントステージユニット部分の
構成について示す。
【0011】ガラス基板1の冷却は図示していないロー
ダユニットによって事前に行われる。このローダユニッ
トは、インライン対応ローラコンベア方式を採用したも
のであり、出願人が先に出願した特開平11−2636
4号にその詳細が示されている。ガラス基板1の冷却
は、ローダユニット内を上下方向に移動して、上昇時に
ガラス基板1に接触して、ガラス基板1の温度調節すな
わち冷却を行うように構成されたローダクーリングプレ
ートによって行われる。なお、このローダクーリングプ
レートの詳細は先の出願に記載されているので、ここで
は省略する。ローダクーリングプレートによって冷却さ
れたガラス基板1は、図示していない基板搬送ユニット
によってローダユニットから露光チャック3上に搬送さ
れる。なお、この基板搬送ユニットの詳細も先の出願に
記載されているので、ここでは省略する。
【0012】アライメントステージユニットは、密閉容
器2内に設けられており、露光チャック3、チルティン
グZステージ4及びガラス基板アライメントステージ
5、並びに図示していないプリアライメントなどで構成
される。密閉容器2は、露光時の光を透過させる入光窓
21を有し、フォトマスク6に露光用の光を導入するよ
うに構成されている。また、密閉容器2には、不活性ガ
スの濃度及び圧力を調節するための不活性ガス導入口2
2とガス排出口23を有する。不活性ガス導入口22に
は不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段30が温度
調節手段40を介して設けられている。不活性ガス供給
手段30は窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスを
供給する。温度調節手段40は不活性ガス供給手段30
から密閉容器2に供給される不活性ガスの温度を約23
〜26°Cに調節する恒温送風ユニットである。温度調
節手段40は、密閉容器2内の温度を検出する温度計1
1からの検出気温信号に基づいて不活性ガスの温度が所
定の温度となるように制御する。ガス排出口23には、
密閉容器2内の気圧を調節するための流量調節弁14が
設けられている。流量調節弁14は、密閉容器2内の気
圧を検出する圧力計13からの検出気圧信号に基づいて
密閉容器2内の気圧が外気圧よりも高くなるように流量
調節弁24の開度を調節する。酸素濃度計12は密閉容
器2内が不活性ガスで充満したか否か、すなわち酸素濃
度が露光を行うのに適した所定濃度値以下に達したかど
うかを検出している。
【0013】密閉容器2はその両側側面に図示していな
い基板搬送ユニットによって搬入搬送されるガラス基板
1を通過させるためのゲートバルブ24,25を有す
る。ゲートバルブ24,25は密閉容器2の密閉度を保
持するような機構で構成され、図示していない駆動機構
によって開閉するようになっている。なお、前述のよう
に密閉容器2内は不活性ガスによって外気圧よりも高め
の気圧に設定してあるので、ゲートバルブ24,25が
開いた場合でも密閉容器2内の不活性ガスが流出し、密
閉容器2内に外部から不要な空気が流入しないようにな
っている。
【0014】露光チャック3は図示していない基板搬送
用ユニットによって搬送されて来たガラス基板1を吸着
保持する。チルティングZステージ4は露光チャック3
を平行に昇降する粗動ステージと、ガラス基板1をチル
ティングしてプロキシミティギャップ制御を行う3点接
触型のチルト駆動モータとから構成される。ガラス基板
アライメントステージ5は、X・Y・θ軸を駆動して、
フォトマスク6に対してガラス基板1をアライメントす
る。なお、この実施の形態では、アライメントの前に、
エッジ検出センサ(図示せず)を用いてガラス基板のエ
ッジを非接触で検出し、その検出位置に基づいて、ガラ
ス基板アライメントステージ5を駆動させてプリアライ
メントを行うようになっている。フォトマスク6はその
外周全体に渡って設けられた吸着型のマスクホルダ7に
よって下側から吸着保持されている。
【0015】不活性ガス導入口22はフォトマスク6の
上側であって、密閉容器2の側面に設けられており、フ
ォトマスク6の表面付近に温度調節用の不活性ガスを吹
きつけてフォトマスク6自体を強制的に冷却するような
構成になっている。例えば、不活性ガス導入口22は、
フォトマスク6の表面を均一に冷却するためにその吹き
出し量(風量)や吹き出し角度などの種々の要因を制御
可能なルーバ方式の吹き出し口で構成してもよい。
【0016】プリアライメントは、エッジ検出センサ
(図示せず)でガラス基板のエッジを非接触で検出し、
その検出位置に基づいて、ガラス基板アライメントステ
ージ5を駆動させてプリアライメントを行う。なお、図
1に示すようなアライメントステージユニットには、フ
ォトマスク6を所定位置に位置決めするX・Y・θ軸を
駆動するマスクベースユニットが存在するがこれについ
ては図示を省略してある。また、このアライメントステ
ージユニットには図示してない露光ユニットからの紫外
線をガラス基板1上のフォトマスク6に照射するための
光学系などが存在するが、説明の便宜上これも省略して
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明のプロキシミティ露光装置によれ
ば、ガラス基板及びフォトマスクを常時所望の温度に調
節することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るプロキシミティ露光装置の概略
構成を示す図である。
【図2】 エアー吹き出し口がアライメントステージユ
ニット上でフォトマスクの温度調節をどのように行うか
を説明するための図である。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…密閉容器、3…露光チャック、4
…チルティングZステージ、5…ガラス基板アライメン
トステージ、6…フォトマスク、7…マスクホルダ、1
1…温度計、12…酸素濃度計、13…圧力計、14…
流量制御弁、21…入光窓、22…不活性ガス導入口、
23…ガス排出口、24,25…ゲートバルブ、30…
温度調節手段、40…不活性ガス供給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹之内 良 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 青木 弘幸 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H097 BA02 GA45 KA28 LA12 5F046 AA04 BA02 DA26 DA27

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板及びフォトマスクを保持位置決めす
    るアライメントステージユニットと、 前記アライメントステージユニットを内部に有し、前記
    アライメントステージユニットに対して外部から露光用
    の光を入射する入射窓を有し、前記基板の搬入口及び搬
    送口、不活性ガスを前記フォトマスクの上面側から導入
    する導入口、並びに前記不活性ガスを排出する排出口を
    それぞれ有する密閉容器と、 前記密閉容器内に導入される前記不活性ガスの温度を所
    定温度に調節する温度調節手段を備えたことを特徴とす
    るプロキシミティ露光装置。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器内の気圧を外気圧よりも高
    めに設定する圧力制御手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のプロキシミティ露光装置。
JP11042824A 1999-02-22 1999-02-22 プロキシミティ露光装置 Pending JP2000241994A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015201544A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 株式会社デンソー 機能膜を有する構造体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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