JP2000241989A - ホトリソグラフィー構造の製造方法 - Google Patents

ホトリソグラフィー構造の製造方法

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JP2000241989A
JP2000241989A JP2000038346A JP2000038346A JP2000241989A JP 2000241989 A JP2000241989 A JP 2000241989A JP 2000038346 A JP2000038346 A JP 2000038346A JP 2000038346 A JP2000038346 A JP 2000038346A JP 2000241989 A JP2000241989 A JP 2000241989A
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photoresist
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acid
etch
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Paul Schroeder Uwe
パウル シュレーダー ウヴェ
Kunkel Gerhard
クンケル ゲルハルト
Gutman Alois
グートマン アロイス
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Infineon Technologies North America Corp
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に構成でき、遠紫外線範囲のパターン化
に適しているホトリゾグラフィー構造を提供する。 【解決手段】 脱保護下で反応性部位を生じる保護活性
部位を含んでいる基体樹脂と化学線照射に感応し易い光
活性成分とを含有するホトレジストを生成し、前記ホト
レジストを基板に塗布し、前記ホトレジストの選択的に
パターン化された部分を前記の化学線照射の有効線量に
露光させ、前記ホトレジストを現像剤にさらしてパター
ン化ホトレジストを創り出し、前記基体樹脂の保護活性
部位を脱保護して化学的に反応性部位を生成させ、前記
工程で生じる反応性部位を芳香族環含有のエッチ保護剤
と反応させてエッチ保護剤を基体樹脂の構造中に組み入
れ、当該基板をエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路製造の分
野におけるホトリソグラフィーに関し、より詳細には、
前述のホトリソグラフィーに用いられるホトレジストの
エッチング耐性を改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホトリソグラフィーは、コンピュータ及
びその他の関連用途に使用される集積回路の製造におい
て共通に用いられる技術である。ホトリソグラフィーで
は、例えば、シリコンウェハのような基板上にホトレジ
スト層を形成する。次いで、基板上に蝕刻(エッチン
グ)すべきである、透明及び不透明部分のパターンを包
含しているマスクでそのホトレジストを覆う。次いで、
そのマスクは、マスクの透明部分を透過してホトレジス
トの対応領域で化学反応を生じる、紫外線(UV)、x
−線、電子ビーム、等のような、化学線照射に露光させ
る。ネガ型ホトレジストでは、ホトレジストの照射を受
けた部分は現像溶媒に不溶となる。例えば、照射によっ
て、架橋、連鎖成長、光凝結、又はその他ホトレジスト
中に化学変化を生じるような反応が起こり得る。ポジ型
ホトレジストでは、照射を受けた部分は現像溶媒に比較
的可溶になる。例えば、その照射は、ホトレジストの分
子構造の光劣化を引き起こす可能性がある。照射露光
後、ホトレジストを現像溶剤にさらして現像する。この
処理でホトレジストの可溶部分が洗い流されてパターン
が残る。このパターン化処理の後、例えば、ウェットエ
ッチ処理では、酸に、又は、例えば、ドライエッチ処理
では、イオンビームに、その基板をさらして行うエッチ
ングプロセスを実行する。残存ホトレジストで覆われて
いる基板の部分は、エッチングされないで残る。最後
に、適当な溶剤又はその他従来の除去方法によって残存
しているホトレジストを除去すれば、パターンがエッチ
ングされた基板を得ることができる。
【0003】より強力なマイクロプロセッサ類を開発す
るためには、そのチップにより多くの電子コンポーネン
トを組み込まなければならない。チップの物理的面積は
制限される故、このことは、基板にエッチングされるパ
ターンが、より高い分解能をもってますます微細になら
ざるを得ないことを意味する。現在の技術では、パター
ンは、ホトレジストを露光するのに使用される光の波長
が重要な要因となっているような微細さであり、波長が
短ければ短いほど、より高い分解能の画像が得られる。
【0004】別の要因は、ホトレジスト層の厚みであ
る。ホトレジストが薄い程、画像はシャープになる。し
かし、ホトレジストが比較的薄くなればなるほど、エッ
チングプロセスに耐えることがますますできなくなる。
ホトレジストは、それらの組成中にある種の芳香族化合
物を含有させることにより、エッチングに比較的強くす
ることができる。しかし、これらの化合物は、露光処理
で望まれる比較的短い照射波長に対するホトレジストの
感度を低減させる。例えば、1930Å UV照射用に
設計されたホトレジストは芳香族含量を含み得ない。
【0005】Sezi等に対する米国特許第5,17
3,393号は、アミン基を有する試薬でホトレジスト
を処理することによりハロゲン含有プラズマに対する高
いエッチング耐性が与えられるホトレジスト系を開示し
ている。Sezi等は、試薬のアミン基と反応し得ると
ころの、無水物の官能性のような、特殊な反応性基がそ
の分子構造中に組み込まれたホトレジストを使用してい
る。
【0006】必要とされるものは、ホトレジストのエッ
チング耐性を高めて、様々な種類のホトレジストの使用
を可能にするシステムである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ホト
リゾグラフィー構造を製造する方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、 (a)脱保護下で反応性部位を生成するところの保護活
性部位を含んでいる基体樹脂(base resin)
と化学線照射に感応し易い光活性成分とを含有するホト
レジストを生成することと; (b)そのホトレジストを基板に塗布することと; (c)そのホトレジストの選択的にパターン化された部
分を前記の電磁的照射の有効線量に露光させることと; (d)そのホトレジストを現像剤にさらしてパターン化
ホトレジストを創り出すことと; (e)基体樹脂の保護活性部位を脱保護して反応性部位
を生成させることと; (f)工程(e)で生じる反応性部位を芳香族環含有の
エッチ保護剤と反応させてエッチ保護剤を基体樹脂の構
造中に組み入れることと; (g)当該基板をエッチングすること を包含するホトリゾグラフィー構造を製造する方法によ
り解決される。
【0009】本発明の方法は、パターン化照射に対する
ホトレジストの感度を維持しながらそのホトレジストの
エッチング耐性を有利に改善する。さらに、同方法は、
任意の種類のホトレジストの使用も可能にする。ホトレ
ジストの脱保護は、当該方法のプロセス処理で達成さ
れ、従って、特別調製のホトレジストの必要性を排除す
るものである。
【0010】ここに記載の、エッチング耐性のあるホト
レジスト系は、適切に構造化でき且つ約2500Åを下
回る波長を有する電磁照射に応答するホトレジストを包
含する。現像後、ホトレジストと反応させるのにエッチ
保護剤を用いて、ホトレジスト中に芳香族基を組み込ん
でそのエッチング耐性を高める。エッチ保護剤は、好ま
しくは、水に溶解して水溶液を生成する、芳香族ポリカ
ルボン酸、無水酸、又は酸クロリドの反応物である。
【0011】より詳細には、ホトレジストは、ポジ型又
はネガ型ホトレジストであってよい。ホトレジストは、
基体樹脂と光反応性成分(即ち、光酸発生子(phot
oacid generator)とを包含していて、
通常、適当な溶剤に溶けた基体樹脂と光反応性成分の溶
液の形で提供される。ホトレジストをマスクを通して画
像様(imagewise)に化学線照射(例えば、U
V照射、X−線、又は電子ビーム照射)露光すると、ホ
トレジストの露光部分において光酸発生子から酸が放出
される。ネガ型ホトレジストでは、露光部分は、例え
ば、基体樹脂の高分子鎖の架橋結合のため、現像剤中で
溶解しにくくなる。ポジ型ホトレジストでは、露光部分
は、例えば、減成(degradation)により即
ち分子鎖上で比較的可溶性の基が生成するため、より可
溶性になる。芳香族基は、特に比較的短波長の、UV照
射の透過を阻止する傾向がある。故に、2000Å〜2
500ÅのUV照射で使用するには、芳香族含量で0%
〜約20質量%の範囲の低量の芳香族基を含んでいなけ
ればならない。2000Å未満の波長を有するUV照射
で使用するには、ホトレジスト中の基体樹脂は、実質的
に、芳香族基を含んでいないことが必要である。
【0012】基体樹脂は、活性部位、又は活性基を含ん
でおり、これらの部位は、ここでのプロセスの後の脱保
護処理で除去されて反応基を生じる、保護基によって最
初は保護されているものである。有用な反応基には、ヒ
ドロキシル(−OH)、カルボキシル(−COOH)、
メルカプト(−SH)、アミノ(−NH2)、アルキル
アミノ(−NHR)、イミノ(−NH−)、ホルミル
(−CHO)、スルホ(−SO3H)、及びホスホノ
(−P(O)(OH)2)がある。ヒドロキシル及びカ
ルボキシルが望ましい。その活性部位を、保護基を有す
る適当なブロック剤で保護することができる。適当な保
護基には、例えば、ベンジルオキシカルボニル、トリフ
ルオロアセチル、ベンジルエステル、t−ブチルエステ
ル、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル、等があ
る。ここに記載の方法に好ましいブロック剤には、te
rt−ブトキシカルボニル基(t−BOC)が含まれ
る。
【0013】例として、ポジ型又はネガ型ホトレジスト
用の基体樹脂は、ポリヒドロキシスチレン、ポリメタク
リル酸メチル、ポリ(t−ブチル)メタクリル酸、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルフェノール、ポリノルボ
ルネン、ポリ(p−ホルミル)オキシスチレン、ポリ
(t−ブトキシカルボニルオキシスチレン)、ポリビニ
ルピロリドン、ポリメチルイソプレニルケトン、フェノ
ールーホルムアルデヒド高分子類、メラミンーホルムア
ルデヒド高分子類、及びこれらの樹脂の共重合体、混合
体及び誘導体から選択してよい。市販のポジ型ホトレジ
ストの例としては、日本のJSR Co.から入手可能
なM2OGとShipley Co.から市販されてい
るUV2HSがある。市販のネガ型ホトレジストの例に
は、Shipley Co.から入手可能なDV30N
がある。
【0014】光反応性成分は、例えば、ジアリールヨー
ドニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、及び置換ア
リールジアゾニウム塩のような光酸発生子を含み、前記
塩は、テトラフルオホウ酸塩、ヘキサフルオロアンチモ
ン酸塩、ヘキサフルオロヒ酸塩、及びヘキサフルオロリ
ン酸塩のような対イオンを含むものである。その他の光
酸発生子は、ハロメタン類、トリクロロトリアジン、a
−ナフトール、ニトロベンズアルデヒド及びポリビニル
クロリドである。ホトレジストは、従来のレジスト調剤
に用いられる補充物質を含んでもよい。これらの補充物
質は、例えば、さらなる高分子類、増感剤類、架橋結合
剤類、速度エンハンサー類、屈曲性エンハンサー類、粘
性エンハンサー類、熱抵抗エンハンサー類、及び界面活
性剤類を包含してよい。前述の成分は、当分野で周知で
ある。増感剤類の例は、ナフトキノン−(1,2)−ジ
アジドスルホン酸エステル類のようなジアゾキノン類で
あり、特に、ジアゾナフトキノンの5−スルホン酸エス
テルである。調合済みのホトレジスト及びホトレジスト
成分は、市場の供給会社から広く入手することができ
る。
【0015】使用される化学線照射は、好ましくは、約
2480Åの波長を有する短波紫外線であり、より好ま
しくは、約2000Å未満の波長を有する遠紫外線(例
えば、1930Å UV)である。(約100Å未満の
波長を有する)X−線、及び電子ビーム照射も有用であ
る。
【0016】
【実施例】本発明の方法は、以下の工程に従い実現され
る。
【0017】ホトレジストは、従来法でシリコンのよう
な基板に塗布する。通常、ホトレジスト溶液をシリコン
ウェハに塗布し、その後、それを回転させてホトレジス
トをウェハ上に平坦層の形で分布させる。次いで、ホト
レジストを軽く加熱して溶剤を蒸発させる。ホトレジス
ト層の好ましい厚さは、好ましくは、約1ミクロン以
下、より好ましくは、約0.8ミクロン以下、さらによ
り好ましくは、0.5ミクロン以下、そして最も好まし
くは、約0.3ミクロン以下である。図1は、シリコン
ウェハ基板1の上に堆積したホトレジスト層2を示した
ものである。
【0018】その後、ホトレジストは、以下のようにパ
ターン化する。最初に、ホトレジストにマスクを載せ
る。そのマスクは、1.0ミクロン未満、好ましくは、
0.5ミクロン未満、そしてより好ましくは、0.3ミ
クロン未満の分解能以内の線及びその他の特徴点を含ん
でいてよい。次いで、そのホトレジストは、マスクのパ
ターンを通して、典型的には、約50〜200 mJ/
cm2の、十分な線量の化学線照射で電磁照射露光させ
る。次に、現像剤にさらしてそのホトレジストをパター
ン化する。適当な現像溶液の例は、(Hoechst
AGから入手可能な)現像液 AZ 400Kとアンモ
ニアの水溶液である。パターン化したホトレジストは、
その後、軽く加熱して乾燥させる。
【0019】現像後、パターン化したホトレジストを脱
保護処理にかけて、エッチ保護剤と反応できるよう基体
樹脂の活性部位を露出させる。脱保護は、(2500Å
未満の)深UV照射に対するパターン化ホトレジストの
潤沢露光、それに続く加熱処理、又はベーキング処理に
よって達成される。UVの適用量は、例えば、約20m
J/cm2〜約50mJ/cm2であってよいが、その他
の適用量も適当と見なされる場合は用いてもよい。深U
V照射の下で、当該組成の光酸成分から酸が発生され
る。その酸が、今度は、加熱処理中、活性基(例えば、
ヒドロキシル、カルボキシル、等)を露出させることに
より基体樹脂を脱保護する。このようにして、露出活性
基は、エッチ保護剤との反応に使えるようになり、そし
て後者は、活性基との反応に続いて、基体樹脂の高分子
構造中に化学的に組み込まれた状態になる。脱保護を達
成する熱活性化は、約100℃〜約150℃の温度で且
つ約1分〜約5分に及ぶ時間の間、実行される。図2
は、基板1上にパターン化構造3を有するこのプロセス
段階でのパターン化ホトレジストを示す。
【0020】次に、反応性エッチ保護剤を水に溶解して
製造した反応溶液でホトレジストを処理する。エッチ保
護剤は、基体樹脂上の活性な、即ち、脱保護された、化
学基との反応に適した基で官能化された芳香性環を含有
している化合物である。ここで使用する場合に、用語”
芳香性”(aromatic)は、単環及び複合環含有
化合物を表し、その分子構造に芳香性環(群)と脂肪族
化合物(群)の両方を有するものも含む。芳香性環含有
エッチ保護剤は、基体樹脂の活性基と反応することにな
る少なくとも1つの基を含むことになろう。従って、例
えば、基体樹脂が遊離ヒドロキシル基を含む時、エッチ
保護剤上の反応性基は、エステル結合によってエッチ保
護剤をそこに結合するべく基体樹脂のヒドロキシル基と
反応することになる、例えば、カルボン酸、無水カルボ
ン酸又はカルボン酸クロリド基であってよい。適当なエ
ッチ保護剤には、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、フタル酸クロリド、ナフタル酸、無
水ナフタル酸、ナフチル酢酸及びアントラセンジプロピ
オン酸が含まれる。多官能性酸は、ホトレジスト構造に
芳香族構造を与えることと、架橋結合を強化することに
より高いエッチング耐性をもたらすものである。適当な
水性反応溶液は、典型的に、約0.2〜約20質量%
の、より好ましくは、約0.5〜約5質量%の、エッチ
保護剤を含有する。
【0021】この処理には付加的な手段を何ら必要とし
ない故、この処理は、例えば、スプレー、こね混ぜ(p
uddle)、又は浸漬現像機のような簡単な装置で、
室温で、行ってよい。エッチ保護基の反応基は、ホトレ
ジストの反応部位と化学反応を始め、その結果、エッチ
保護剤がホトレジストへ結合されることになる。エッチ
保護剤の芳香族構造の結果として、ホトレジストは、特
に、ハロゲン含有プラズマに対する、高いエッチング耐
性が付与されることになる。
【0022】次に、図3を参照して説明すると、パター
ン化ホトレジスト構造3は、芳香性基が組み込まれる化
学的に改質された表面領域4を包含する。表面領域4
は、未改質領域より大きいエッチング耐性を有する。
【0023】次いで、ホトレジストと基板は、ウェット
エッチング又は、好ましくは、プラズマエッチングのよ
うな既知のエッチング工程にかけられる。ウェットエッ
チングは、通常、フッ化水素酸のような酸性エッチング
用腐食液を使って達成される。しかし、ウェットエッチ
ングは、それが等方性プロセスである故、約3ミクロン
未満の線及び空間のエッチングには向いていない。即
ち、エッチングは、基板を通して側面にも進行し、従っ
て、ホトレジストをアンダーカットすることになる。こ
れが、高分子ホトレジストの膨潤又はリフトオフの原因
となることがある。
【0024】プラズマエッチングは、それがシャープな
エッジプロフィルを残す異方性プロセスで実施し得る
故、好ましいものである。プラズマエッチングは、ハロ
ゲン含有のエッチングガスを使って達成することができ
る。ハロゲンは、基板と反応してエッチング処理を増進
する。従って、フッ素含有のエッチングガスは、シリコ
ン基板をエッチングするのに使われ、そして塩素含有ガ
スは、アルミニウム基板のエッチングに使用される。図
4は、基板にトレンチ群5がエッチングされた基板1を
示したものである。
【0025】すでに述べたように、プラズマエッチング
もホトレジストを劣化させることがある。しかし、ホト
レジスト中の芳香性構造は、プラズマエッチングには比
較的耐性がある。故に、芳香性ホトレジストをより薄い
層に形成することができ、これがまた、よりシャープな
像を作り出し得るのである。
【0026】反応物での処理もまた、レジスト構造の膨
潤を生じる。反応物処理に起因する膨潤は、それが、比
較的厚い層厚のためエッチング留保領域(reserv
e)を作り出す制御可能な成長層をもたらすという点に
おいて、さらなるプラスの利益となり得るものである。
このように、レジストは、十分な分解能をもった薄膜層
に構成させることができ且つ反応物により適切なエッチ
ング耐性まで厚くすることができる。又、ホトマスク
は、プリント構造の目標サイズに対してマイナス側に偏
らせて設定することができる。ホトレジストを故意に過
度露光し且つ芳香族基を付加することによって、プリン
ト構造の最終目標サイズを得ることができる。この処置
は、プロセス手順により大きい柔軟性を付与するもので
ある。
【0027】ここに記載の実施例に対して種々の修正を
行い得ることは、理解されるであろう。それ故、上記の
記述は、制限するものではなく、単に好ましい実施例の
例証と解釈されるべきである。熟練した当業者は、ここ
に添付された特許請求の範囲の範囲内でその他の修正を
考えるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法の第1の処理後の構造の断面
図である。
【図2】本発明による方法の第2の処理後の構造の断面
図である。
【図3】本発明による方法の第3の処理後の構造の断面
図である。
【図4】本発明による方法の第4の処理後の構造の断面
図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399035836 1730 North First Stre et、San Jose、CA、USA (72)発明者 ウヴェ パウル シュレーダー アメリカ合衆国 ニューヨーク ポーキー プシー ヴァルキル ドライヴ 29 (72)発明者 ゲルハルト クンケル アメリカ合衆国 ニューヨーク フィッシ ュキル ホースローン コート 22 (72)発明者 アロイス グートマン アメリカ合衆国 ニューヨーク ポーキー プシー ゲリー ロード 23

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホトリゾグラフィー構造を製造する方法
    において: (a)脱保護下で反応性部位を生じる保護活性部位を含
    んでいる基体樹脂と化学線照射に感応し易い光活性成分
    とを含有するホトレジストを生成する工程と; (b)前記ホトレジストを基板に塗布する工程と; (c)前記ホトレジストの選択的にパターン化された部
    分を前記の化学線照射の有効線量に露光させる工程と; (d)前記ホトレジストを現像剤にさらしてパターン化
    ホトレジストを創り出す工程と; (e)前記基体樹脂の保護活性部位を脱保護して化学的
    に反応性部位を生成させる工程と; (f)工程(e)で生じる反応性部位を芳香族環含有の
    エッチ保護剤と反応させてエッチ保護剤を基体樹脂の構
    造中に組み入れる工程と; (g)当該基板をエッチングする工程とから成ることを
    特徴とするホトリゾグラフィー構造を製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記化学線照射が、2500Åを下回る
    波長を有するUV照射であることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記化学線照射が、2000Åを下回る
    波長を有するUV照射であることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記基体樹脂が、0〜20質量%の芳香
    族含量を有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記基体樹脂が、実質的に芳香族基を含
    有していないことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ホトレジストがポジ型ホトレジスト
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ホトレジストがネガ型ホトレジスト
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ホトレジストが、ポリヒドロキシス
    チレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルフェノー
    ル、ポリビニルアルコール、ポリノルボルネン、ポリ
    (p−ホルミル)オキシスチレン、ポリ(t−ブトキシ
    カルボニルオキシスチレン)、ポリビニルピロリドン、
    ポリメチルイソプレニルケトン、フェノール−ホルムア
    ルデヒド高分子、メラミン−ホルムアルデヒド高分子及
    びこれらの物理的及び化学的組合せから成る群から選択
    される基体樹脂を包含することを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 化学反応性部位が、ヒドロキシル基、カ
    ルボキシル基、メルカプト基、アミノ基、アルキルアミ
    ノ基、イミノ基、ホルミル基、スルホ基及びホスホノ基
    から成る群から選択されることを特徴とする請求項1記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ホトレジストの光活性成分が、ジ
    アリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム
    塩、置換アリールジアゾニウム塩、ハロメタン類、トリ
    クロロトリアジン、a−ナフトール、ニトロベンズアル
    デヒド及びポリビニルクロリドから成る群から選択され
    る光酸発生子であることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 ホトレジストを脱保護する前記工程
    が、前記ホトレジストを第二の電磁照射に露光させる工
    程と前記ホトレジストを100℃〜150℃の温度に加
    熱する工程とを包含することを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記エッチ保護剤が、芳香族ポリカル
    ボン酸、芳香族ポリカルボン酸無水物及び芳香族ポリカ
    ルボン酸クロリドから成る群から選択される成分を包含
    することを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記エッチ保護剤が、フタル酸、無水
    フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸クロ
    リド、ナフタル酸、無水ナフタル酸、ナフチル酢酸及び
    アントラセンジプロピオン酸から成る群から選択される
    化合物を含有することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 前記エッチ保護剤を水に溶解して水溶
    液を生成させることを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記基板をエッチングする前記工程
    が、プラズマエッチングから成ることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記プラズマエッチングが、ハロゲン
    含有エッチングガスを使って達成されることを特徴とす
    る請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 さらに、エッチング処理後に前記ホト
    レジストを除去する工程を包含することを特徴とする請
    求項1記載の方法。
  18. 【請求項18】 ホトリゾグラフィー構造を製造する方
    法において: (a)0〜20質量%の芳香族含量を有し且つ脱保護下
    で反応性部位を生成する保護活性部位を含んでいる基体
    樹脂と約2500Å以下の波長を有する電磁照射に感応
    し易い光活性成分とを含有するホトレジストを生成する
    ことと; (b)前記ホトレジストを基板に塗布することと; (c)前記ホトレジストの選択的にパターン化された部
    分を前記の電磁照射の第一有効線量に露光させること
    と; (d)前記ホトレジストを現像剤にさらしてパターン化
    ホトレジストを創り出すことと; (e)前記パターン化ホトレジストを電磁照射の第二線
    量にさらし且つその後で前記パターン化ホトレジストを
    100℃〜150℃の温度に加熱することにより基体樹
    脂の保護活性部位を脱保護して反応性部位を生成させる
    ことと; (f)工程(e)で生じる反応性部位を、芳香族ポリカ
    ルボン酸、芳香族ポリカルボン酸無水物及び芳香族ポリ
    カルボン酸クロリドから成る群から選択される化合物で
    ある芳香族環含有のエッチ保護剤と反応させてエッチ保
    護剤を基体樹脂の構造中に組み入れることと; (g)当該基板をエッチングすることからなることを特
    徴とするホトリゾグラフィー構造を製造する方法。
  19. 【請求項19】 前記ホトレジストが、実質的に芳香族
    基を含有しないことを特徴とする請求項18記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 前記電磁照射が、2000Å未満の波
    長を有することを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記エッチ保護剤が、フタル酸、無水
    フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、フタル酸クロ
    リド、ナフタル酸、無水ナフタル酸、ナフチル酢酸及び
    アントラセンジプロピオン酸から成る群から選択される
    化合物であることを特徴とする請求項18記載の方法。
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