JP2000241891A - マウントキャリア - Google Patents

マウントキャリア

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JP2000241891A
JP2000241891A JP11046251A JP4625199A JP2000241891A JP 2000241891 A JP2000241891 A JP 2000241891A JP 11046251 A JP11046251 A JP 11046251A JP 4625199 A JP4625199 A JP 4625199A JP 2000241891 A JP2000241891 A JP 2000241891A
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弘明 田村
Junichi Owaki
淳一 大脇
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、操作性に優れ、且つ、小型化を図
ることができると共に、マウント押さえ機構の構造を簡
素化することができるマウントキャリアを提供すること
を課題とする。 【解決手段】 本発明に係るマウントキャリアは、マウ
ントXを投入する投入部3と、マウントXに所定の処理
を施す処理部4と、処理を終えたマウントXを取り出す
排出部5とが搬送経路10によって連絡され、該搬送経
路10に沿って移動する搬送手段15によりマウントX
が投入部3から処理部4を通って排出部5に移動するよ
う構成されたマウントキャリアにおいて、前記マウント
Xの搬送方向を変更すべく、前記搬送経路10を形成す
る、投入部3から処理部4までの搬入経路10aと、処
理部4から排出部5までの搬出経路10bとが交差し、
且つ、前記搬入経路10aおよび搬出経路10bに、そ
れぞれ搬送手段16,19が設けられてなることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライド用フィル
ム、化学分析フィルム等のピース状フィルムを単独もし
くはマウントに収容した状態で、焼付処理エリアもしく
は側光処理エリア等の所望の処理エリアに搬送、位置決
めするためのマウントキャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スライド用フィルム、化学分析フィルム
等のように短尺な紙片状のフィルムは、整理の容易化お
よびフィルム面の傷つき防止の観点から、フィルムのコ
マ画像面と一致する開口を有し、一端縁部が折り曲げ可
能に互いに接続された二枚のフレームからなるマウント
内に収容して保管するのが一般的である。
【0003】そして、かかるフィルムを処理する場合、
例えば、スライド用フィルムの焼付処理を行う場合に
は、写真処理装置本体に装着されたマウントキャリア内
の搬送経路上の投入部にマウントを投入し、該マウント
を写真処理装置本体内に配置された露光用光源の光軸上
にて開口するマウントキャリアの焼付処理エリア(処理
部)に搬送、位置決めする。そして、光源からマウント
に向けて光を照射して、その光軸上に位置決めされた感
光材料にスライド用フィルムの画像を焼付け、しかる
後、処理を終えたマウントを焼付処理エリアから搬出し
て、排出部から取り出すのである。尚、焼付処理された
感光材料は、写真処理装置内に設けられた現像処置部に
て現像処理されて、スライド用フィルムの写真となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マウントキャリアは、投入部、処理部、排出部とが直線
的に配置され、直線的な搬送経路に沿って移動する搬送
手段により、マウントは直線的に搬送される態様である
ため、マウントキャリアが横方向に長くなり、大型化、
重量化すると共に、排出部が作業者の立ち位置から離間
するため、操作性が悪いという問題があった。
【0005】また、従来のマウントキャリアは、搬送経
路の途中に処理部が設けられているため、マウントを処
理部に位置決めするのにセンサ等を採用しているが、か
かるセンサ等では、マウントの位置決め精度が低下する
という問題があった。
【0006】さらに、従来のマウントキャリアでは、処
理部に位置決めされたマウントの浮き上がりによる画像
取り込み時のフォーカス不良を防止するため、ソレノイ
ド等を駆動源としたマウントを押さえる機構を設けてい
るが、かかるマウント押さえ機構を別途設けることで、
機構が複雑になって場所を取ると共に、コストが悪化す
るという問題があった。
【0007】そこで、本発明はかかる上記の問題点を解
消すべく、操作性に優れ、且つ、小型化を図ることがで
きると共に、マウント押さえ機構の構造を簡素化するこ
とができるマウントキャリアを提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るマウントキャリアは、マウントXを投
入する投入部3と、マウントXに所定の処理を施す処理
部4と、処理を終えたマウントXを取り出す排出部5と
が搬送経路10によって連絡され、該搬送経路10に沿
って移動する搬送手段15によりマウントXが投入部3
から処理部4を通って排出部5に移動するよう構成され
たマウントキャリアにおいて、前記マウントXの搬送方
向を変更すべく、前記搬送経路10を形成する、投入部
3から処理部4までの搬入経路10aと、処理部4から
排出部5までの搬出経路10bとが交差し、且つ、前記
搬入経路10aおよび搬出経路10bに、それぞれ搬送
手段16,19が設けられてなることを特徴とする。
【0009】上記構成からなるマウントキャリアによれ
ば、マウントXは、搬送手段16により投入部3から搬
入経路10aを介して処理部4に搬送され、該処理部4
にて所定の処理が施された後、搬入経路10aの搬送方
向に対して搬送方向が転換された状態で、搬送手段19
により処理部4から搬出経路10bを介して排出部5に
搬送されるものである。
【0010】尚、ここでいう「マウント」とは、スライ
ド用フィルム、化学分析フィルム等のピース状フィルム
を収容可能な枠状からなる、いわゆる従来からの「マウ
ント」の他、フィルム単体を含む概念である。即ち、フ
ィルムをそのままの状態で搬送経路4上を流通させる場
合、このフィルムは「マウント」に相当し、また、厚地
の台紙の一面にフィルムを貼り付けたものも「マウン
ト」の概念に含まれる。
【0011】また、本発明に係るマウントキャリアは、
請求項2記載の如く、搬入経路10aおよび搬出経路1
0bの両側端所定位置に、マウントXの幅に対応したガ
イド面25が立設されると共に、前記搬出経路10b上
に、搬入経路10aの搬出経路10b側のガイド面25
の延長線上に補助ガイド面31を有する第一可動体30
が出退自在に設けられてなる構成を採用することができ
る。
【0012】上記構成からなる請求項2記載のマウント
キャリアによれば、マウントXが、両端のガイド面2
5,25に横触れを規制された状態で、平行移動して投
入部3から処理部4、そして、処理部4から排出部5に
移動される。しかも、投入部3から処理部4に搬送され
るに際して、マウントXは、第一可動体30の補助ガイ
ド面31によっても横触れが規制されるものである。さ
らに、マウントXが、処理部4から排出部5に搬送され
るに際して、第一可動体30は退避しているので、干渉
することはなく、搬送は阻害されない。
【0013】さらに、本発明に係るマウントキャリア
は、請求項4記載の如く、位置決めされたマウントXの
浮き上がりを防止すべく、第一可動体30に、マウント
Xの一端縁側上面に当接可能な突片37が突設され、且
つ、第一可動体30が下方に付勢されてなる構成を採用
することができる。
【0014】上記構成からなる請求項4記載のマウント
キャリアによれば、ガイド手段としての機能を有する第
一可動体30が、マウントXの浮き上がりを防止する押
さえ手段としての機能を有するものである。
【0015】また、本発明に係るマウントキャリアは、
請求項5記載の如く、第一可動体30に対向してマウン
トXの対向端縁側上面を下方に押圧する保持体40が設
けられてなる構成を採用することが好ましい。
【0016】さすれば、マウントXは、第一可動体3
0、および、保持体40の両者により対向する二辺が押
さえ付けられ、マウントXの浮き上がりを防止すること
ができる。但し、マウントXの一側端縁のみを押さえ付
ける構成であっても、第一可動体30の突片37の下面
形状を、例えば、コの字状にすれば問題はない。
【0017】さらに、本発明に係るマウントキャリア
は、請求項6記載の如く、マウントXを平行移動させる
べく、搬入経路10a上に、搬出経路10bの搬入経路
10a側のガイド面25の延長線上に補助ガイド面31
を有する第二可動体45が出退自在に設けられてなる構
成を採用することができる。
【0018】上記構成からなる請求項6記載のマウント
キャリアによれば、マウントXが投入部3から処理部4
に搬送されるに際して、第二可動体45が退避して、マ
ウントXの搬送が阻害されない一方、マウントXが処理
部4から排出部5に搬送されるに際して、マウントX
は、第二可動体45の補助ガイド面31によっても横触
れが規制されるものである。
【0019】また、請求項7記載の如く、本発明に係る
マウントキャリアに、第一可動体30が、搬送手段16
により出退操作されてなる構成を採用すれば、構造を簡
素化することができる。
【0020】さらに、本発明に係るマウントキャリア
は、請求項8記載の如く、マウントXを投入する投入部
3と、マウントXに所定の処理を施す処理部4と、処理
を終えたマウントXを取り出す排出部5とが搬送経路1
0によって連絡され、該搬送経路10に沿って移動する
搬送手段15により、マウントXが搬送経路10上を移
動するよう構成されたマウントキャリアにおいて、前記
処理部4におけるマウントXを搬送経路10に沿って平
行移動させるためのガイド手段30が設けられ、しか
も、処理部4におけるマウントXの浮き上がりを防止す
べく、ガイド手段30に、マウントXの上面と当接可能
な突片37が形成され、且つ、ガイド手段30が下方に
付勢されてなることを特徴とする。
【0021】上記構成からなる請求項8記載のマウント
キャリアによれば、投入部3から搬送経路10を介し
て、搬送手段15により処理部4に搬送されるマウント
Xが、ガイド手段30により横触れを規制されて平行移
動すると共に、該処理部4に位置決めされたマウントX
が、突片37により浮き上がりを防止される。従って、
従来の如く、ソレノイド等を駆動源としたマウントを押
さえる機構を設ける必要がなく、機構を簡素化して装置
の小型化を図ることができると共に、製造コストを低減
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマウントキャ
リアの一実施形態について図面を参酌しつつ説明する。
【0023】本実施形態に係るマウントキャリア1は、
図1乃至図3に示す如く、マウント内のフィルムの画像
を感光材料に露光処理し、写真を得ることを目的とした
写真処理装置の露光部に装着されるものであり、マウン
トキャリア1の外観を構成するキャリア本体2に、マウ
ントキャリア1を写真処理装置に装着した際、写真処理
装置内の測光装置の側光中心軸、及び、露光用光源の光
軸と一致する測光処理エリア、および、露光処理エリア
としての処理部4が設けられている。
【0024】また、キャリア本体2には、投入用マウン
トストッカー6a内のマウントを処理部4に搬送するた
めの搬送経路10としての搬入経路10aと、処理部1
0にて処理の終わったマウントを取り出し用マウントス
トッカー6b内に収納すべく、該マウントを搬送するた
めの搬送経路10としての搬出経路10bとが設けられ
ており、本実施形態においては、投入用マウントストッ
カー6aを装着する位置である投入部3から処理部4ま
での搬入経路10aと、処理部4から取り出し用マウン
トストッカー6bを装着する位置である排出部5までの
搬出経路10bとが処理部4を中心として直交する。
【0025】また、前記キャリア本体2には、カバー1
3が外嵌されており、投入部3近傍、処理部4、排出部
5近傍のみが開口されており、該カバー13が外嵌され
た状態でも、マウントストッカー6を着脱自在であり、
また、測光処理、露光処理が可能となる。
【0026】前記マウントストッカー6は、三つの側板
からなり、内部をマウントXと略同一の形状と設定した
角柱筒状のストッカー本体7と、該ストッカー本体7の
開口側面を覆う蓋板8とを備えてなり、該蓋板8は、上
下に移動(スライド)可能にしてストッカー本体7に支
持されている。
【0027】しかも、前記蓋体8は、上方に移動させ、
斜めにした状態で、ストッカー本体7に保持される構成
にされており、かかる状態にて、開口側面からマウント
Xを取り出し、あるいは、マウントXを収容することが
できる。
【0028】従って、本実施形態においては、マウント
Xを二通りの態様にて取り扱うことができる。
【0029】即ち、第一の態様は、二つのマウントスト
ッカー6,6をキャリア本体2に装着した状態で、投入
用マウントストッカー6a内に複数のマウントXを収容
しておき、該マウントストッカー6aから搬入経路10
aを介して処理部4に連続的に搬送し、処理部4にて処
理を終えたマウントXを搬出経路10bを介して順次連
続的に取り出し用マウントストッカー6b内に収容する
態様である。尚、二つのマウントストッカー6,6は、
マウントキャリア1の手前(P方向)に立つ作業者がマ
ウントXの取り扱いを容易にすべく、同一方向(P方
向)に開口面が配されるようにして、ストッカー本体2
に装着される。
【0030】第二の態様は、マウントストッカー6,6
をキャリア本体2から離脱させた状態で、マウントXを
投入部3に直接的に投入して、搬入経路10aを介して
処理部4に搬送し、処理部4にて処理を終えたマウント
Xを搬出経路6bを介して排出部5から直接的に取り出
すというマニュアル的な態様である。尚、前記投入部3
の手前には、該投入部3側ほど低位置となる傾斜面3a
が形成されており、該傾斜面3aに載置したマウントX
を奥方向に押し出すようにして、投入部3に装着する。
【0031】また、マウントXを自動搬送するため、キ
ャリア本体2には、搬送手段15が設けられている。か
かる搬送手段15は、搬入経路10aに対応した第一搬
送手段16と、搬出経路10bに対応した第二搬送手段
21とからなり、それぞれ搬送経路10に沿って平行移
動する構成である。
【0032】即ち、前記第一搬送手段16は、搬入経路
10aに沿って平行に配設され、無端回動するベルト体
17と、該ベルト体17を回動させるモータ18と、ベ
ルト体17に固定され、マウントXを係止させて一枚単
位で搬送する搬送フック19とからなり、前記第二搬送
手段21も、同様に、無端回動するベルト体22と、該
ベルト体22を回動させるモータ23と、ベルト体23
に固定され、マウントXを係止させて一枚単位で搬送す
る搬送フック24とからなる。
【0033】また、前記搬入経路10aの両側端所定位
置には、マウントXの幅に対応したガイド面25が形成
されている。該ガイド面25は、搬入経路10aの一側
端に沿って配設された帯状体26の側面と、搬入経路1
0bの他側端に沿って配設された壁体27の側面と、前
記傾斜面3aの投入部3側の側面と、後述する保持体4
0を支持する突体2aの内側の側面とにより構成され、
マウントXは、搬入経路10aの何れの位置にあって
も、その両側端がガイド面25に接触した状態となり、
搬送方向に対して傾くことはなく、平行的に移動可能で
ある。
【0034】同様に、前記搬出経路10bの両側端所定
位置にも、マウントXの幅に対応したガイド面25が形
成されている。該ガイド面25は、前記カバー体13の
裏面側に付設された壁体28,28の側面と、搬入経路
10aの搬送方向上に位置する係止体29の側面とによ
り構成され、マウントXは、搬出経路10bの何れの位
置にあっても、その両側端がガイド面25に接触した状
態となり、搬送方向に対して傾くことはなく、平行的に
移動可能である。
【0035】また、前記処理部4(搬出経路10b)に
は、搬入経路10aから処理部4に搬送されるマウント
Xの位置ずれを防止すべく、搬入経路10aの搬出経路
10b側のガイド面25(搬入経路10bの他側端に沿
って配設された壁体27の側面)の延長線上に補助ガイ
ド面31を有する第一可動体30が、搬送面に対して出
退自在に設けられている。
【0036】前記第一可動体30は、図4乃至図6に示
す如く、搬出経路10bの幅方向に配置されたブロック
体であり、該第一可動体30の、処理部4側の側面が、
マウントXの端縁と接触する補助ガイド面31をなす。
尚、補助ガイド面31の投入部3側は、マウントXの進
入を容易ならしめるべく、テーパ状に拡開されている。
【0037】そして、前記第一可動体30の両側端に
は、該第一可動体30の両側端に配置されたガイド体3
2,32に形成されたガイド溝32a,32a内に挿入
されるピン33,33が突設されている。そして、該ガ
イド溝32aは、所定区間にて水平に形成され、そこか
ら斜め下方に形成されることで、ガイド溝32aに沿っ
て移動する第一可動体30は、まず、水平に移動した
後、斜め下方に移動することで、搬出経路10bの搬送
面に対して出退自在となる。尚、ガイド溝32aの水平
部にピン33が位置する際に、第一可動体30のある程
度の上下動が可能とすべく、ガイド溝32aの水平部
は、ピン33の直径よりも幅広に形成されている。
【0038】また、前記第一可動体30は、搬出経路1
0b方向に可動な基板35から突設された支持ピン35
aに挿通され、且つ、該支持ピン35aにコイルバネか
らなる弾性体36が介装されることで、第一可動体30
は、下方に付勢されるが、ピン33,33がガイド溝3
2a,32aの下面に係止されることで、第一可動体3
0の下方への移動が規制されている。
【0039】さらに、前記第一可動体30には、補助ガ
イド面31から処理部4側に突設する突片37が形成さ
れ、ピン33,33がガイド溝32a,32aの下面に
係止された状態にあって、突片37の下面と搬送面Qと
の間隔が、マウントXの厚みより狭くなるよう設定され
ている。
【0040】また、かかる状態にあっては、前記第一可
動体30の一部は、前記搬送フック24に形成された凹
部24a内に係入されており、第一可動体30と搬送フ
ック24とは、同期的に移動するものである。
【0041】さらに、前記第一可動体30の上面には、
該第一可動体30が搬送面Qから退避して、該第一可動
体30の上方をマウントXが通過する際、ガイド面25
としての機能を有する突起体38が形成されている。
尚、ガイド面25の処理部4側は、マウントXの進入を
容易ならしめるべく、テーパ状に拡開されている。
【0042】前記保持体40は、第一可動体30に対向
してマウントXの対辺側に配置されたものであり、キャ
リア本体2上の突体2aから突設された支持ピン2bに
挿通され、且つ、該支持ピン2bにコイルバネからなる
弾性体41が介装されることで、保持体40は下方に付
勢されるが、該保持体40の下面が突体2aの上面に係
止されることで、保持体40の下方への移動は規制され
ている。
【0043】さらに、前記保持体40には、下方に突設
する突片42が形成され、保持体40の下面が突体2a
の上面に係止された状態にあって、突片42の下面と搬
送面Qとの間隔が、マウントXの厚みより狭くなるよう
設定されている。尚、突体2aの第一可動体30側側面
よりなるガイド面の投入部3側は、マウントXの進入を
容易ならしめるべく、テーパ状に拡開されている。
【0044】そして、前記第一可動体30の突片37、
および、前記保持体40の突片42の下面は、上流Rか
ら搬送されるマウントXの進入を可能とすべく、図7に
示す如く、投入部3側はテーパ状に拡開されている。
【0045】また、前記処理部4(搬入経路10a)に
は、処理部4から排出部5に搬送されるマウントXの位
置ずれを防止すべく、搬出経路10bの搬入経路10a
側のガイド面25(カバー体13に付設された係止体2
9,29のうち、投入部3側の係止体29の内側面)の
延長線上に補助ガイド面31を有する第二可動体45
が、搬送面Qに対して出退自在に設けられている。
【0046】前記第二可動体45は、図8に示す如く、
搬入経路10aに埋入されたピン状体であり、該第二可
動体45の、処理部4側の側面が、平面状に形成されて
マウントXの端縁と接触する補助ガイド面31をなす。
また、前記補助ガイド面31と反対側の面は、投入部3
側ほど低位置となる傾斜面48をなす。
【0047】そして、前記第二可動体45と搬入経路1
0aの凹部との間には、コイルバネからなる弾性体46
が介装されることで、第二可動体45は、搬入経路10
aから進出する方向に付勢されている。尚、第二可動体
45の不用意な傾動を防止すべく、第二可動体45の側
方と搬入経路10aの凹部との間には、コイルバネから
なる弾性体47が介装されている。
【0048】本実施形態に係るマウントキャリアは、以
上の構成からなり、以下、マウントXの処理態様につい
て説明する。尚、マウントストッカー6を採用する場
合、投入用マウントストッカー6aから搬送手段15が
マウントXを取り出す態様、および取り出し用マウント
ストッカー6bにマウントXを収容する態様について
は、本件出願人が先に出願した特願平10−36210
2に開示している。
【0049】そこで、投入部3から第一搬送手段16の
搬送フック19に係止されたマウントXは、搬入経路1
0a上を搬送される。そして、図9(イ)に示す如く、
マウントXの先頭側端縁が第二可動体45の傾斜面48
に接触した状態から、マウントXをさらに搬送すると、
図9(ロ)に示す如く、第二可動体40は、マウントX
の押圧により搬送面Qから退避する。従って、マウント
Xは、退避した第二可動体45の上方を通過して処理部
3に搬送されることとなる。
【0050】そして、図10に示す如く、マウントXの
先頭側端縁が係止体29のガイド面25との当接を受
け、係止された状態において、第二可動体45は、マウ
ントXによる押圧が解除されて、再び搬送面Qから進出
し、第二可動体45の補助ガイド面31がマウントXの
後端側端縁と接触して、マウントXは、搬入経路10a
方向の移動が規制される。
【0051】また、マウントXが処理部4内に進入する
際、マウントXは、その一側端縁が、第一可動体30の
突片37の下面と搬送面Qとの間に進入すると共に、他
側端縁が、保持体40の突片42の下面と搬送面Qとの
間に進入することで、第一可動体30および保持体40
による下方への付勢を受けて、処理部4における浮き上
がりが防止される。
【0052】しかも、前記マウントXは、その一側端縁
が、第一可動体30の補助ガイド面31と接触すると共
に、他側端縁が、保持体40を上下動可能に支持する突
体2aの内側面からなるガイド面25と接触して、マウ
ントXは、搬出経路10b方向の移動が規制される。
【0053】かかるマウントXが完全に位置決めされた
状態において、マウントXに対して測光処理、および焼
付処理が行われるものである。
【0054】そして、処理を終えた後は、マウントX
は、搬送方向を90度転換されて、搬出経路10bを介
して排出部5に搬送されることとなる。このため、搬送
手段15の制御は、第一搬送手段16から第二搬送手段
21へと移行する。
【0055】そこで、図11に示す如く、第二搬送手段
21が移動すると、マウントXは未だ第二搬送手段21
により係止された状態ではないため、そのままの状態を
維持し、しかる後、第二搬送手段21の突起21aの内
面がマウントXの他側端縁と当接して係止状態となる。
尚、第一可動体30は、第二搬送手段21と係合してお
り、該第二搬送手段21と同期して移動する。かかる場
合、第一可動体30のピン33は、ガイド体32のガイ
ド溝32aの水平部を移動するため、第一可動体30
は、水平移動すると共に、この移動に伴って、マウント
Xと突片37との係合状態が解除される。
【0056】さらに、第二搬送手段21が移動すると、
マウントXは第二搬送手段21により搬出経路10bに
沿って移動する。しかも、図12に示す如く、第二搬送
手段21の移動に伴って移動する第一可動体30は、ガ
イド溝32aに沿って次第に沈下していくこととなり、
マウントXは、第一可動体30と干渉することなく、該
第一可動体30の上方を通過することとなり、しかる
後、排出部5に搬送される。
【0057】尚、かかる間、マウントXの一側端縁が、
まず、第二可動体45の補助ガイド面31の当接を受
け、そして、該補助ガイド面31の当接が解除された後
も、第一可動体30の突起体38のガイド面25の当接
を受けることで、マウントXは、処理部4から搬出経路
10bを移動する際、不用意に傾くのが防止される。
【0058】従って、以上の態様により、マウントX
は、投入部3から処理部4、そして、処理部4から排出
部5に至る間、好適に平行状態が維持されて搬送される
ため、マウントXの処理の完全自動化を図ることができ
る。
【0059】しかも、マウントXを、搬送途中にて搬送
方向を約90度転換することで、処理を終えたマウント
Xを作業者側に移動させることができるので、作業性を
飛躍的に向上することができるばかりでなく、マウント
キャリアを小型化することができる。
【0060】さらに、投入用マウントストッカー6a、
および、取り出し用マウントストッカー6bの何れも
が、その蓋体8を作業者側に向けているので、マウント
ストッカー6にマウントXを収容する作業、および、マ
ウントストッカー6からマウントXを取り出す作業を極
めて容易に行うことができる。
【0061】また、投入部3から搬送されて、処理部4
に搬送されるマウントXは、係止体29によりその移動
が規制されるが、係止体29により機械的に位置決めさ
れる態様であるので、従来のセンサ等による位置決めに
比して、位置決め精度を向上することができる。
【0062】尚、本発明は、上記実施形態にのみ限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計的事項の
変更は可能である。特に、ガイド面25の配置態様、配
置位置は限定されない。
【0063】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るマウントキャ
リアは、マウントの搬送方向を変更すべく、投入部から
処理部までの搬入経路と、処理部から排出部までの搬出
経路とが交差するものであるため、所望の方向に搬送方
向を変更することで、操作性に優れ、且つ、小型化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すマウントストッカー
の外観斜視図。
【図2】同実施形態のマウントストッカーであって、カ
バーを外した状態の斜視図。
【図3】同実施形態のマウントストッカーであって、カ
バーを外した状態の平面図。
【図4】同実施形態のマウントキャリアの要部平面図。
【図5】図4のA−A線断面図。
【図6】図4のB−B線断面図。
【図7】(イ)は、図4のL方向から見た要部側面図、
(ロ)は、図4のM方向から見た要部側面図。
【図8】図4のC−C線断面図。
【図9】図4のC−C線における断面図であって、
(イ)は、マウントが通過する前の状態、(ロ)は、マ
ウントが通過する状態。
【図10】同実施形態のマウントが処理部に装着された
状態であって、(イ)は、要部正面図、(ロ)は、
(イ)のE−E線断面図、(ハ)は、(イ)のF−F線
断面図。
【図11】図10(イ)のF−F線における断面図であ
って、マウントに第二搬送手段が係合した状態。
【図12】図10(イ)のF−F線における断面図であ
って、マウントに第二搬送手段により搬送される状態。
【符号の説明】
1…マウントキャリア、2…キャリア本体、3…投入
部、3a…傾斜面、4…処理部、5…排出部、6…マウ
ントストッカー、10…搬送経路、10a…搬入経路、
10b…搬出経路、15…搬送手段、16…第一搬送手
段、21…第二搬送手段、30…第一可動体、31…補
助ガイド面、40…保持体、45…第二可動体、X…マ
ウント

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウント(X)を投入する投入部(3)
    と、マウント(X)に所定の処理を施す処理部(4)
    と、処理を終えたマウント(X)を取り出す排出部
    (5)とが搬送経路(10)によって連絡され、該搬送
    経路(10)に沿って移動する搬送手段(15)により
    マウント(X)が投入部(3)から処理部(4)を通っ
    て排出部(5)に移動するよう構成されたマウントキャ
    リアにおいて、前記マウント(X)の搬送方向を変更す
    べく、前記搬送経路(10)を形成する、投入部(3)
    から処理部(4)までの搬入経路(10a)と、処理部
    (4)から排出部(5)までの搬出経路(10b)とが
    交差し、且つ、前記搬入経路(10a)および搬出経路
    (10b)に、それぞれ搬送手段(16,19)が設け
    られてなることを特徴とするマウントキャリア。
  2. 【請求項2】 前記搬入経路(10a)および搬出経路
    (10b)の両側端所定位置に、マウント(X)の幅に
    対応したガイド面(25)が立設されると共に、前記搬
    出経路(10b)上に、搬入経路(10a)の搬出経路
    (10b)側のガイド面(25)の延長線上に補助ガイ
    ド面(31)を有する第一可動体(30)が出退自在に
    設けられてなる請求項1記載のマウントキャリア。
  3. 【請求項3】 前記ガイド面(25)および補助ガイド
    面(31)により位置決めされたマウント(X)に対し
    て、所定の処理を施すものである請求項2記載のマウン
    トキャリア。
  4. 【請求項4】 前記位置決めされたマウント(X)の浮
    き上がりを防止すべく、前記第一可動体(30)に、マ
    ウント(X)の一端縁側上面に当接可能な突片(37)
    が突設され、且つ、第一可動体(30)が下方に付勢さ
    れてなる請求項3記載のマウントキャリア。
  5. 【請求項5】 前記第一可動体(30)に対向してマウ
    ント(X)の対向端縁側上面を下方に押圧する保持体
    (40)が設けられてなる請求項3又は4記載マウント
    キャリア。
  6. 【請求項6】 前記マウント(X)を平行移動させるべ
    く、前記搬入経路(10a)上に、搬出経路(10b)
    の搬入経路(10a)側のガイド面(25)の延長線上
    に補助ガイド面(31)を有する第二可動体(45)が
    出退自在に設けられてなる請求項2乃至5の何れかに記
    載のマウントキャリア。
  7. 【請求項7】 前記第一可動体(30)が、前記搬送手
    段(16)により出退操作されてなる請求項2乃至6の
    何れかに記載のマウントキャリア。
  8. 【請求項8】 マウント(X)を投入する投入部(3)
    と、マウント(X)に所定の処理を施す処理部(4)
    と、処理を終えたマウント(X)を取り出す排出部
    (5)とが搬送経路(10)によって連絡され、該搬送
    経路(10)に沿って移動する搬送手段(15)によ
    り、マウント(X)が搬送経路(10)上を移動するよ
    う構成されたマウントキャリアにおいて、前記処理部
    (4)におけるマウント(X)を搬送経路(10)に沿
    って平行移動させるためのガイド手段(30)が設けら
    れ、しかも、処理部(4)におけるマウント(X)の浮
    き上がりを防止すべく、ガイド手段(30)に、マウン
    ト(X)の上面と当接可能な突片(37)が形成され、
    且つ、ガイド手段(30)が下方に付勢されてなること
    を特徴とするマウントキャリア。
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