JP2000241531A - 立体アレイ型海中探査ブイの開傘展張機構 - Google Patents

立体アレイ型海中探査ブイの開傘展張機構

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JP2000241531A
JP2000241531A JP11045766A JP4576699A JP2000241531A JP 2000241531 A JP2000241531 A JP 2000241531A JP 11045766 A JP11045766 A JP 11045766A JP 4576699 A JP4576699 A JP 4576699A JP 2000241531 A JP2000241531 A JP 2000241531A
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受波器間をケーブルで結び収納時はケーブル
を畳んでケースに入れ開傘時にケースが外れて開傘展張
する従来方式は、受波器間のケーブルのからみや切断、
またケースが外れないといった課題があり、また受波器
間のケーブルが張力により切断しないように受波器間の
ケーブルにたわみをもたせたことにより生じた配列の位
置変化による指向性パターンの変化があった。 【解決手段】 受波器1間がケーブルだけでなく金属体
等のロッドシャフト2で結ぶことにより、ケーブルのか
らみや切断をなくすことを可能にし、また受波器1間が
金属体であるために収納時にケーブルを畳み、受波器1
と共に覆うケースが必要なくなる。更に、受波器1間隔
を金属にすることにより受波器間隔を一定にすることを
可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海中探査ブイの開
傘展張機構に関し、特に、海中音響情報を送受信するセ
ンサを立体にアレイ化した高性能の立体アレイ型海中探
査ブイの開傘展張機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は、第1の従来技術とし
てあげられる特開平9−189757号公報および第2
の従来技術としてあげられる特開平10−170639
号公報に開示されている従来の開傘展張機構を示す斜視
図である。
【0003】従来の開傘展張機構は、上記特開平9−1
89757号公報に開示された技術においては、図4
(a)、(b)に示されるように、蓋100と、ケース
101と、受波器105と、アレイケーブル106と、
開傘用ロープ102と、アーム103と、支持ロープ1
04と、おもり107からなり、図4(a)のように浮
き108から吊下ケーブル109により海中に沈降させ
る際には、蓋100とケース101により円筒形の沈降
体110を形成し、沈降終了後におもり107により働
く張力により上部、下部の蓋100がケース101から
外れ、支持ロープ104が展張するまで上部、下部の蓋
100は上下に引っ張られ、支持ロープ104の展張後
に、開傘用ロープ102に働く張力により、海面に対し
て垂直に収納されていたアーム103が水平に倒れるこ
とによりケース101が2分割に割れ(あらかじめ2分
割されている物が蓋100により取り付けられている)
て、外れる。
【0004】アーム103は、蓋100の切りかけによ
って支持され、その結果アーム103の先端にアレイケ
ーブル106を介して接続されている受波器105が図
4(b)のように開傘展張する。
【0005】また、一方特開平10−170639号公
報においては、図5(a)、(b)に示されている如
く、外装パッケージ203と、外装パッケージ押さえ2
04と、受波器ユニット210と、ケーブル部材211
と、開傘用紐部材207と、受波器アーム206と、送
波器208からなり、図5(a)および(b)のように
浮上部201からケーブル202により海中に沈降する
際には、外装パッケージ203と外装パッケージ押さえ
204により円筒形にて沈降し、沈降終了後に、送波器
208により働く張力により外装パッケージ押さえ20
4が外れ、外装パッケージ203が分離する。
【0006】その後、図5(c)のように受波器アーム
206と、開傘用紐部材207が取り付けられているこ
とから、上部、下部の開傘用紐部材207に働く張力に
より、上部、下部の受波器アーム206が所定角度間隔
で開き、その結果ケーブル部材211で接続された受波
器ユニット210が図5(d)のように開傘展開する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
第1及び第2の従来技術には下記に示す如き欠点があっ
た。
【0008】第1の問題点は、従来の技術がアレイケー
ブル、開傘用ロープ等、紐部材の物を多用しているため
にからみや切断などが起こり、信頼性が乏しい点であ
る。
【0009】その理由は、この種の開傘展張機構は、収
納状態において、円筒形のケース内にアレイケーブルお
よび開傘用ロープなどが畳まれて収納されており、開傘
時に展張力で激しく受波器等の構成品が動作するため
に、アレイケーブルや開傘用ロープがからまったり、か
らみのために切断したりする可能性が高い。
【0010】第2の問題点は、外装円筒等のケースがア
レイケーブルなどの紐部材の構成品に引っかかり、ケー
スが外れず開傘展張ができず、信頼性が乏しい点であ
る。
【0011】その理由は、沈降終了時に働く展張力で生
じるケース内の受波器が開傘する力により、ケースが外
れる構造であるために、必要以下もしくは、必要以上の
力が働くと正常にケースが外れない可能性がある。
【0012】第3の問題点は、開傘展張後に、受波器間
のアレイケーブルのたわみにより受波器が海流によって
動き、そのために指向性が変化し、その結果、指向性パ
ターンが変化し、受信レベルの不安定及び指向性利得の
不安定を生じる可能性がある。
【0013】その理由は、アレイケーブルに働く張力に
よってアレイケーブルが切断しないように、支持ロープ
よりも長くし、張力を弱める必要がある。そのために、
アレイケーブルは張力は弱まるが、アレイケーブルにた
わみを惹き起こすからである。
【0014】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記諸欠点を解消する為になされたもので
あり、従って本発明の目的は、従来の開傘展張機構に生
じるケーブルやロープのからみ・切断およびケースが外
れないなどの問題を解消し、開傘展張の信頼性を飛躍的
に向上させることを可能とした立体アレイ型海中探査ブ
イの新規な開傘展張機構を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的はまた、開傘展張後に発
生する受波器ケーブルのたわみによる受波器位置の不安
定をなくし、指向性の安定化を図ることを可能とした立
体アレイ型海中探査ブイの新規な開傘展張機構を提供す
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る立体アレイ型海中探査ブイの開傘展張
機構は、複数の受波器を立体アレイ化する上で、前記受
波器間隔を硬質材料によって接続し、開傘展張させる機
構であって、複数の受波器と、該複数の受波器間を結び
硬質材料にて形成された棒状のロッドシャフトと、吊下
ケーブルに接続されており開傘展張した時に中心を支え
る硬質材料にて形成された棒状のロッド支持棒と、該ロ
ッド支持棒の両端に固定して取り付けられている第1ロ
クロと、前記ロッド支持棒に摺動自在に嵌合され該ロッ
ド支持棒上を前記第1ロクロまで移動可能な第2ロクロ
と、該第2ロクロと前記吊下ケーブルを結び張力によっ
て該第2ロクロを前記第1ロクロまで移動させる開傘用
ロープと、前記第2ロクロが前記第1ロクロまで達した
時に該第2ロクロをその位置に固定させる固定手段と、
前記第2ロクロが移動することにより前記のロッドシャ
フトを前記ロッド支持棒から平行のまま距離を移動させ
るアームとを備えて構成される。
【0017】張力などの力によって伸びる前記ロッドシ
ャフトと、前記吊下ケーブルに張力がかかると伸びる前
記ロッド支持棒を備えていることにより、該ロッド支持
棒及び前記ロッドシャフトが必要な長さまで展張するこ
とを特徴としている。
【0018】前記ロッドシャフトを前記ロッド支持棒か
ら平行移動させる前記アームを、親骨と、基骨と、受骨
と、支骨とから形成したことを特徴としている。
【0019】前記親骨は一端が前記ロッドシャフトの先
端に、他端が前記受骨及び支骨の一端にそれぞれ回動自
在に軸支され前記基骨は前記第2ロクロに、他端が前記
受骨及び支骨の他端にそれぞれ回動自在に軸支され、前
記受骨の他端は前記第1ロクロに回動自在に軸支されて
いる。
【0020】
【作用】開傘展張機構の沈降終了後に吊下ケーブル及び
開傘用ロープに生じる張力により第2ロクロが第1ロク
ロの位置まで移動することによって、基骨、受骨、親骨
及び支骨から成るアームにより受波器間を接続したロッ
ドシャフトがロッド支持棒と平行のまま移動することで
開傘が実施される。平行のまま移動することにより、受
波器間隔が変化しないためにケーブル等の紐部材の物で
はなく金属材料で形成されたロッドシャフトにて接続す
ることが可能である。
【0021】また、受波器間隔がケーブル等の紐部材の
物でなく金属等の硬質材料であるために、収納時の受波
器の位置を固定させるためのケースが必要なくなる。
【0022】更に、第2ロクロが第1ロクロの位置まで
移動すると、はじきを通過した後、はじきにて固定され
るために第2ロクロの位置が固定されて開傘展張後の受
波器位置が安定する。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明による一実施の形態の主要
部を示す正面図であり、図2は本発明による一実施の形
態の全体構成を示す概略斜視図である。
【0025】[実施の形態の構成]本発明が適用される
海中探査ブイは、図2に示される如く、浮き20から吊
下ケーブル30によって水中部50を海中に配置し、水
中部50より海中に音を送受信あるいは受信のみを行う
ことで探査を行ない、受信音を電気信号に変換し、吊下
ケーブル30を介して浮き20から無線にてその信号を
送信するものである。
【0026】特に水中部50の受波器1を沈降中もしく
は使用前は機動性を良くするために小型形状に形成し、
沈降終了後に立体にアレイ化する立体アレイ型の開傘展
張機構に対し、本発明の実施の形態は、図1を参照する
に、受波器1と、受波器1間を結ぶロッドシャフト2
と、ロッドシャフト2と平行に配置され、ロッドシャフ
ト2を開傘させる際の中心軸となるロッド支持棒3と、
ロッド支持棒3並びにロッドシャフト2の各々の両端ど
うしを結ぶ形に取り付けられ、ある支点の動作によりロ
ッド支持棒3とロッドシャフト2の間隔を離すことによ
って開傘させる受骨7と、基骨8と、支骨9と、親骨1
0と、第1ロクロ4と、第2ロクロ5と、開傘用ロープ
6と、開傘した際に第2ロクロ5を固定することで開傘
状態を安定化させるはじき11にて構成される。
【0027】[実施の形態の動作]次に、本発明による
一実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0028】浮き20から吊下ケーブル30によりおも
り若しくは送波器40と水中部50が沈降していく。沈
降中は、図3(a)のように金属の受骨7と基骨8と支
骨9と親骨10が畳まれた状態にある。
【0029】沈降終了時に、浮き20とおもり若しくは
送波器40、水中部50の間で、開傘用ロープ6に生じ
る張力によりロッド支持棒3の表面に上下摺動自在に配
設されている第2ロクロ5が引っ張られて第1ロクロ4
の位置まで押し上げられる(上方部のアーム60)と共
に押し下げられる(下方部のアーム60)。
【0030】押し上げられるか押し下げられた第2ロク
ロ5は、はじき11を通ることにより位置が固定され、
ロッド支持棒3の先端部に固定されている第1ロクロ4
に近接するか接触する。第2ロクロ5が第1ロクロ4ま
で押し上げられるか押し下げられることで、図3(c)
に示されるように基骨8が受骨7の支点を押し上げまた
は押し下げ、ほぼ水平となり、支骨9と基骨8および受
骨7により親骨10がほぼ水中となることで受骨7と親
骨10の長さまでロッド支持棒3とロッドシャフト2の
距離が離れる。
【0031】ここで、図1に示すように、第1ロクロ4
と、第2ロクロ5と、開傘用ロープ6と、受骨7と、基
骨8と、支骨9と、親骨10は、ロッド支持棒3及びロ
ッドシャフト2の上下の両端に設けられ、上述したよう
に同じ動作をする(上下動は逆)。
【0032】このことから、ロッドシャフト2がロッド
支持棒3を中心に複数本設けられていることにより、図
2のように受波器1が立体(円筒上)に位置することに
なる。
【0033】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0034】[実施例の構成]海中探査ブイは、航空機
や船などから投入され、海中に着水すると、浮き20が
膨らみ海中に浮き、水中部50及びおもり若しくは送波
器40は、吊下ケーブル30を繰り出しながら沈降して
いき、吊下ケーブル30の長さにて水中部50及びおも
り若しくは送波器40は静置する。その位置にておもり
若しくは送波器40より音響を送信し、その反射音を受
波器1により受信することで海中を探査するか、もしく
は単に海中にて音響を受波器1により受信することで海
中を探査する。
【0035】受信音は、受波器1にて電気信号に変換さ
れ、吊下ケーブル30を介して、浮き20に備えられて
いる無線機(図示せず)より、電波にて航空機及び船な
どに送信される。
【0036】本発明に係る立体アレイ型海中探査ブイの
開傘展張機構は、図2に示されるように、前述の受波器
1が性能向上のために複数使用され、円筒の側面上にア
レイ化して配置する立体アレイ型海中探査ブイに対し、
図1に示されるように、複数の受波器1を結び、使用前
もしくは海中を沈降中の収容時には受波器1の間隔を短
くし、沈降終了後には、吊下ケーブル30にかかる展張
力により受波器1の間隔を受信する音響周波数のλ/2
の長さまで伸びる例えばステンレス製のロッドシャフト
2と、同じく展張力により前述のロッドシャフト2と同
じ長さまで伸びる例えばステンレス製のロッド支持棒3
と、このロッド支持棒3の一端(上方部のアーム60の
場合には上端、下方部のアーム60の場合には下端)に
固定的に取り付けられたドーナツ状に形成された第1ロ
クロ4と、同様にドーナツ状で、ロッド支持棒3の周面
上に上下摺動自在に挿入されている第2ロクロ5と、第
2ロクロ5に接続されており第1ロクロ4まで押し上げ
る(または押し下げる)開傘用ロープ6と、第2ロクロ
5を固定させるはじき11と、第2ロクロ5が第1ロク
ロ4まで押し上げられまたは押し下げられることにより
ロッドシャフト2とロッド支持棒3の距離を受信する音
響の音響周波数のλ/2まで離す、例えばアルミニウム
製の受骨8と支骨9と親骨10にて構成されている。
【0037】受骨7と、基骨8と、支骨9と、親骨10
とにより図2に示されたアーム60が形成されている。
このアーム60は、図2に示された本実施例において
は、ロッド支持棒3を中心として上部及び下部にそれぞ
れ8個設けられ、上部の各アーム60は対応する下部の
各アームと複数個の受波器1を有するロッドシャフト2
を介して接続されている。
【0038】受骨7は、その一端が軸71により第1ロ
クロ4に回動自在に枢着されており、他端は軸72によ
り親骨10に回動自在に軸支されている。基骨8は、そ
の一端が軸81により第2ロクロ5に回動自在に枢着さ
れており、他端が軸82により受骨7に回動自在に軸支
されている。支骨9は、一端が軸91により親骨10の
一端に回動自在に軸支され、他端は軸92により基骨8
に回動自在に軸支されている。親骨10の他端はロッド
シャフト2の一端に軸21により回動自在に軸支されて
いる。
【0039】水中部50の下部に設けられた、受骨7、
基骨8、支骨9、親骨10から成る各アーム60も、上
部に設けられた叙上のアーム60と同様に構成され、作
用する。
【0040】[実施例の動作]次に動作について説明す
る。
【0041】浮き20から吊下ケーブル30によりおも
り若しくは送波器40と水中部50が沈降していく。沈
降中は、図3(a)のように金属の受骨7と基骨8と支
骨9と親骨10から成るアーム60は畳まれた状態にあ
る。
【0042】沈降終了時に、浮き20とおもり若しくは
送波器40、水中部50の間で吊下ケーブル30に働く
張力により、ロッド支持棒3及びロッドシャフト2が伸
びて展張する。このロットシャフト2およびロッド支持
棒3の展張後に、開傘用ロープ6に生じる張力によりロ
ッド支持棒3に摺動自在に嵌合されている第2ロクロ5
が引っ張られて第1ロクロ4まで押し上げられまたは押
し下げられ、はじき11を通ることにより第2ロクロ5
の位置が第1ロクロ4の近傍で固定される。
【0043】第2ロクロ5が第1ロクロ4まで押し上ま
たは押し下げられることで、図3(c)のように基骨8
が受骨7の支点を押し上げ、各アーム60は水平とな
り、支骨9と基骨8及び受骨7により親骨10が水平と
なることで受骨7と親骨10の長さまでロッド支持棒3
とロッドシャフト2の距離が離れる。
【0044】ここで、図1に示すように第1ロクロ4
と、第2ロクロ5と、開傘用ロープ6と、受骨7と、基
骨8と、支骨9と、親骨10は、ロッド支持棒11およ
びロッドシャフト2の上下の両端に設けられており、両
アーム部60は同じ動作をする。
【0045】このことから、ロッドシャフト2がロッド
支持棒3を中心に複数本配設されていることにより、図
2に示すように受波器1が立体(円筒上)に位置するこ
とになる。
【0046】[発明の他の実施の形態]ロッドシャフト
2およびロッド支持棒3や、受骨、基骨、支骨、親骨な
どはステンレス、アルミニウムだけでなく、引っ張り強
さなどの強度の高い物質であれば硬質プラスチック材質
なども使用することが可能である。
【0047】また、ロッドシャフトの数は、決められた
開傘展張機構の形状寸法に入る数量まで増大可能であ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば以下に示す効果が得られ
る。
【0049】第1の効果は、従来技術の課題となってい
た受波器間のケーブルのからみや切断、また収納時に受
波器および受波器間を覆うケースが外れないといったこ
とが無くなり、安定した開傘展張が得られる。
【0050】その理由は、受波器間が金属材料または他
の硬質材料で形成された棒状のロッドシャフトにて接続
されているために、からみや切断はない。また、受波器
間が金属材料であるために収納時の受波器を覆う必要が
ないので、ケースが必要なくなるからである。
【0051】第2の効果は、受波器の配列位置が変化し
ないために、指向性パターンが変化しない。よって、安
定した利得が得られる。
【0052】その理由は、指向性パターンは受波器の配
列位置によって左右されるが、従来においては、受波器
間の接続がケーブル等の紐部材であったために、開傘展
張後の受波器間隔がケーブルのたわみにより不安定であ
った。これは、開傘展張時における強い衝撃によりケー
ブルが切断するのを防ぐためにケーブルに受波器間隔以
上の余長が必要であった。しかしながら、本願発明によ
り受波器間隔を金属等の硬質材料にすることが可能にな
ったために、受波器間隔を一定にすることができ、受波
器の配列位置が変化しないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開傘展張機構の一実施の形態を示
す概略正面図である。
【図2】本発明が適用される立体アレイ型海中探査ブイ
の斜視図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明に係る開傘展張機構の
一実施の形態の動作シーケンス図である。
【図4】(a)、(b)は従来の開傘展張機構1の斜視
図である。
【図5】(a)〜(d)は従来の開傘展張機構2の斜視
図である。
【符号の説明】
1、105…受波器 2…ロッドシャフト 3…ロッド支持棒 4…第1ロクロ 5…第2ロクロ 6…開傘用ロープ 7…受骨 8…基骨 9…支骨 10…親骨 11…はじき 20、108…浮き 30、109…吊下ケーブル 40…おもりもしくは送波器 50…水中部 100…蓋 101…ケース 102…開傘用ロープ 103…アーム 104…支持ロープ 106…アレイケーブル 107…おもり 110…沈降体 201…浮上部 202…ケーブル 203…外装パッケージ 204…外装パッケージ押さえ 205…リベット 206…受波器アーム 207…開傘用紐部材 208…送波器 209…電子回路部 210…受波器ユニット 211…ケーブル部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受波器を立体アレイ化する上で、
    前記受波器間隔を硬質材料によって接続し、開傘展張さ
    せる機構であって、複数の受波器と、該複数の受波器間
    を結び硬質材料にて形成された棒状のロッドシャフト
    と、吊下ケーブルに接続されており開傘展張した時に中
    心を支える硬質材料にて形成された棒状のロッド支持棒
    と、該ロッド支持棒の両端に固定して取り付けられてい
    る第1ロクロと、前記ロッド支持棒に摺動自在に嵌合さ
    れ該ロッド支持棒上を前記第1ロクロまで移動可能な第
    2ロクロと、該第2ロクロと前記吊下ケーブルを結び張
    力によって該第2ロクロを前記第1ロクロまで移動させ
    る開傘用ロープと、前記第2ロクロが前記第1ロクロま
    で達した時に該第2ロクロをその位置に固定させる固定
    手段と、前記第2ロクロが移動することにより前記のロ
    ッドシャフトを前記ロッド支持棒から平行のまま距離を
    移動させるアームとを備えていることを特徴とする立体
    アレイ型海中探査ブイの開傘展張機構。
  2. 【請求項2】 張力などの力によって伸びる前記ロッド
    シャフトと、前記吊下ケーブルに張力がかかると伸びる
    前記ロッド支持棒を備えていることにより、該ロッド支
    持棒及び前記ロッドシャフトが必要な長さまで展張する
    ことを更に特徴とする請求項1に記載の立体アレイ型海
    中探査ブイの開傘展張機構。
  3. 【請求項3】 前記ロッドシャフトを前記ロッド支持棒
    から平行移動させる前記アームを、親骨と、基骨と、受
    骨と、支骨とから形成したことを更に特徴とする請求項
    1または2のいずれか一項に記載の立体アレイ型海中探
    査ブイの開傘展張機構。
  4. 【請求項4】 前記親骨は一端が前記ロッドシャフトの
    先端に、他端が前記受骨及び支骨の一端にそれぞれ回動
    自在に軸支され前記基骨は前記第2ロクロに、他端が前
    記受骨及び支骨の他端にそれぞれ回動自在に軸支され、
    前記受骨の他端は前記第1ロクロに回動自在に軸支され
    ていることを更に特徴とする請求項3に記載の立体アレ
    イ型海中探査ブイの開傘展張機構。
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