JP2000240616A - 固定装置 - Google Patents

固定装置

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JP2000240616A
JP2000240616A JP11043788A JP4378899A JP2000240616A JP 2000240616 A JP2000240616 A JP 2000240616A JP 11043788 A JP11043788 A JP 11043788A JP 4378899 A JP4378899 A JP 4378899A JP 2000240616 A JP2000240616 A JP 2000240616A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャナとプリンタとを位置決めして取付け
る時に、両者を固定する作業を簡単に行えるようにす
る。 【解決手段】 プリンタ3上部にスキャナ2を搭載させ
デジタル複写機1を構成するため、両者を固定する固定
装置Aは、スキャナ2側に設けた被固定部材32と、プ
リンタ3本体上部に設けた締結部材33とで構成され
る。締結部材33は、弾性変形する弾性部材38の上部
に被固定部材32の凸部35に一致する溝部41を設
け、これらの嵌まり込みにてスキャナ2をプリンタ3に
位置決めして半固定状態に載置する。締結部材33には
軸ピン37を中心に回動する可動固定レバー39を設
け、可動固定レバー39に設けた凸部42が被固定部材
32上の窪み34に嵌まり込み、弾性部材38を圧縮さ
せて強固に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第1の装置及び第2
の装置を互いに固定し、一つの装置を構成するようにし
てなる固定装置であって、例えば透明な載置台、つまり
原稿台(透明プラテン)上の原稿に対して、その画像を
光学的に読取るようにしたスキャナを所望の画像を形成
するプリンタ等とを一体化して複写装置(印刷装置)機
等を構成するようにした固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置(プリンタ)は、原稿の画
像データ、他の装置から入力されてくる画像データ等を
目視できる状態に可視像化し、これをハードコピーとし
て出力するよにしている。この画像形成装置は、例えば
電子写真方式を用いた複写機であれば、像担持体である
光導電層を備え均一帯電された感光体上に、原稿の画像
を結像するための走査光学系等を備えてなるスキャナが
設けられている。
【0003】また、そして、デジタル複写機によれば、
主にガラス等の透明な部材で構成される原稿台面上に置
かれた原稿に対して、これを光源から発せられる光で光
走査し、得られた反射光を読取素子であるCCD等の光
電変換素子(読取素子)の受光部に結像し読取るための
走査光学系を備えたスキャナが搭載されている。
【0004】上述したような画像を読取るための装置
は、一般的にはスキャナと称されており、原稿と一部の
光学系を相対的に移動させて所望の位置に1ライン毎に
結像するようにしている。そのため、原稿台上に原稿を
静止させた状態で、光学系を移動走査させて画像を所望
の位置、例えば感光体や読取素子(CCD)に順次結像
させるようにしている。また、上記光学系を静止させ
て、原稿台上の原稿を決められた速度で移動、つまり搬
送することで、上述した所望の位置に順次結像するよう
にしている。これは、原稿と光学系を相対的に移動させ
て画像を順次走査するものであり、静止した原稿の画像
を一度に所望の位置に全体を露光、つまり結像するよう
なものもある。
【0005】上述したスキャナを備えることで、原稿の
画像を結像させることで、均一帯電された感光体上に
は、その画像に応じた静電潜像が形成され、その静電潜
像が現像装置にて可視像化され、これがシート等に転写
され排出処理されることでハードコピーを得る画像形成
装置を得ることができる。
【0006】このような画像形成装置は、上述したよう
に電子写真方式によるアナログやデジタル複写機に限ら
れることなく、例えばパーソナルコンピュータや、ワー
ドプロセッサ等の情報処理装置にて作成された画像デー
タを目視できるように再生し、これをハードコピーとし
て出力するプリンタ、例えばレーザプリンタや、インク
ジェットプリンタ、サーマルプリンタ等が存在する。
【0007】上述したように画像形成装置は、ユーザが
所望する再生画像を提供できるように構成されている。
これに対して、画像形成装置等に画像データを入力する
ための装置としては、上述したように透明なガラス等に
て形成された載置台、つまり原稿台に原稿を載置し、こ
の載置された原稿の画像をスキャナを介して提供するよ
うにしている。この場合、画像形成装置にて再生できる
ように画像処理等が行われ、これが感光体上に投影され
る。
【0008】上述したスキャナは、複写機、ファクシミ
リ等に常設されており、スキャナとしてデータ等の通信
を行う回線等を介して接続され、所望の画像を読取り、
画像編集処理されるようになっている。
【0009】そこで、従来においては、複写機を目的の
場所へと輸送、運搬させる時に、画像形成装置本体(プ
リンタ本体)とスキャナとを別々に梱包して輸送するこ
とがよくある。これは、スキャナを含む装置全体が大き
くなる場合、あるいは輸送時の振動等にてスキャナとプ
リンタ本体とが互いに干渉することでの支持筺体等に歪
み等が生じ、読取や画像形成に不具合が生じる虞れがあ
る場合、それぞれを個別に梱包するようにしている。
【0010】そのため、複写機を目的の位置に設置する
場合、輸送されてきたものの梱包を解き、互いに組み立
て、固定する必要がある。組み立てについては、プリン
タ本体の上部にスキャナを搭載するようにし、その位置
決め等を行うべく、位置決め部分に固定部材等を設け、
互いに固定するようにしている。この場合、スキャナ等
は精密部材により構成されるいるため、組み立て段階に
て支持筺体や、互いを連結固定する箇所に損傷を与える
危険性を含んでいる。これを防止するためには、輸送先
での組み立て作業を専門に行う専門員を派遣するように
している。これでは、人件費が嵩み、装置自身のコスト
アップにつながる。このような問題を解消するために、
さまざまな技術が提案されている。
【0011】例えば、特開平4−280158号公報に
は、画像形成装置だあるプリンタ本体の上部に配置する
スキャナをゴム等の弾性部材を介して締結部材(ビスや
ボルトとナット等)にて所定の位置に固定するようにし
ている。このように弾性部材を介して取り付けるように
することで、互いの干渉及び損傷等を低減できるため、
両者を固定した状態で輸送しても、支持筺体等の歪みの
を抑制できる。また、別々に梱包を行い、現地で組み立
て互いに固定しても、互いの振動が弾性部材にて吸収、
緩和され、読取り又は画像形成において互いに悪影響が
生じるのを防止できる。また、輸送時や移動時において
も、上述したように予め両者を固定していても、干渉に
よる筺体等が歪みが防止できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の固定
装置においては、プリンタ本体及びスキャナの間を弾性
部材を介して、締結部材にて互いを固定しているため、
固定部材が紛失する虞れがある。つまり、プリンタ本体
とスキャナとを別々に梱包して輸送する場合、ビス等が
紛失することが考えられる。
【0013】また、締結部材にて固定する作業が非常に
面倒になる。つまり、スキャナ等をプリンタ本体の上部
の決められた位置に載置し、ビス穴やナット等を位置合
わせる時にスキャナが重い場合には、その位置合わせが
うまくいかず、非常に面倒な作業が強要されることにな
る。
【0014】さらに、特開平4−280158号公報等
に記載の固定装置によれば、互いを連結する時の連結力
が作用する方向に垂直な方向からの力に対して、固定部
材の保持力が少なくなる。そのため、両者を固定した状
態で、輸送する場合、輸送時の振動に十分に対処できな
いことが考えられる。そのため、別々に梱包して輸送す
ればよいが、組み立て及び位置決め等が非常に面倒にな
る。
【0015】また、従来の装置において、輸送時と使用
時で、装置の連結状態を変えて固定することを行えない
か、非常に面倒な調整作業が強要される。特に、輸送時
には、その互いの保持姓の高い連結、あるいは剛性の高
い連結状態としておき、互いの干渉をなくし、使用時は
弾性的、緩衝性のよい連結状態とすることで互いの装置
の動作時に互いの振動の影響を無くすように、輸送時と
使用時て適した連結状態とする必要があり、非常に使い
勝手が悪くなる。
【0016】本発明は、上述したような不具合、つまり
第1の装置と第2の装置を互いに固定する装置におい
て、この固定を簡単にすると同時に、輸送時、及び使用
時において互いが緩衝することのない固定状態を実現可
能な固定装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための請求項1記載の本発明による固定装置は、第1の
装置に載置した第2の装置を第1の装置に固定するよう
にした固定装置であって、第1又は第2の装置側のいず
れかに設けられた被固定部材と、上記被固定部材を設け
る側と反対側の第2の又は第1の装置側に設けられ、圧
縮変形可能な弾性部材を備え、該弾性部材を圧縮させて
上記被固定部材を任意の固定し、第1と第2の装置を固
定する締結部材と、から構成されたことを特徴とする。
【0018】このような構成の固定装置においては、例
えば図1及び図2に示すように第1の装置(2)側に設
けた被固定部材(32)に対応して第1の装置(3)側
に設けた締結部材(33)の弾性部材38上に載置さ
れ、互いに位置決めを行うための凸部(35)と凹部
(41)との嵌まり込みにより行われる。これにより、
第1の装置の重量にて弾性部材(38)が多少圧縮さ
れ、弾性部材(38)の下部の平面が第2の装置の上部
フレーム(3a)面に圧接され固定、特に半固定状態と
なる。このような固定状態において、両者の装置が動作
しても、その振動が互いに伝播されることなく、弾性部
材で吸収、緩和され互いに影響されず、良好なる動作を
実行できる。
【0019】また、上述した構成を特徴とする固定装置
において、請求項2記載の発明によれば、上記被固定部
材が弾性部材と当接する部分を、互いに湾曲するように
して一致するように形成され、その湾曲部分に両者を位
置決めする凹部と凸部をそれぞれに形成したことを特徴
とする。すなわち、図2に示すように弾性部材(38)
の被固定部材(32)を載置する上部に突出するように
半円形状(湾曲)され、被固定部材(32)は下部が凹
部となるように半円形状に湾曲され、互いに一致するよ
うに形成されている。そして、互いが接触する部分に凹
部(41)、凸部(35)を設けることで、第1及び第
2の装置の位置決めを確実に行うこができる。
【0020】さらに、上述した構成を特徴とする固定装
置において、請求項3記載の発明によれば、上記締結部
材には、弾性部材を圧縮変形させるために回動可能な可
動固定レバーを備え、該可動固定レバーにて上記被固定
部材を介して上記弾性部材を圧縮変形されて固定するよ
うにしたことを特徴とする。このように、締結部材に可
動固定レバーを設けることで、被固定部材の上部よりさ
らに弾性部材を圧縮させて、例えば第2の装置側との弾
性部材の圧縮による密着させ、その固定を強固に行うこ
とができる。このようにすることで、強固な固定、また
第1の装置が第2の装置に弾性弾性部材を圧縮させて載
置した半固定状態とを状態において使い分けることがで
き、輸送時と装置の動作時とで固定状態を簡単に変える
ことが可能となる。
【0021】また、第1及び第2の装置を一体化して輸
送する場合には、強固な固定状態を維持させ、振動等に
よる歪み等の損傷に対処でき、また別に梱包して輸送す
るよな場合において互いの位置決めによる固定を簡単に
行え、専門員等を派遣するようなことも不要となる。
【0022】また、上述した構成を特徴とする固定装置
において、請求項4記載の発明によれば、上記弾性部材
が第1と第2の装置との間に介在され、締結部材が被固
定部材に係合可能なように回動可能に設けた可動固定レ
バーを備え、該可動固定レバーの係合状態において上記
弾性部材を圧縮させて固定するようにした構成を特徴と
する。この構成においても、同様に、図6や図7に示す
ように第1の装置(2)を第2の装置(3)の上部に位
置決めした載置すれば、弾性部材53は、第1の装置
(2)の重量により多少圧縮され半固定状態となる。そ
して、可動固定レバー(46)を回動させて被固定部材
(ピン45)と係合することで弾性部材(53)は、寸
法H1の状態から寸法H2の状態に圧縮(H1>H2)
される。これにより、互いの装置が強固に固定される。
【0023】そして、この構成において、請求項5記載
の発明によれば、図7に示すように上記弾性部材(5
3)は第2の装置上に載置される第1の装置側に設けら
れ、第2の装置側には弾性部材(53)の載置位置を決
める位置決め部(54)が設けられ、上記弾性部材に非
固定状態で設けられ、該弾性部材が圧縮された状態で弾
性部材より突出するようにした軸(55)を設け、該軸
に対応して上記位置決め部側に突出した軸が嵌まり込む
ように貫通口(56)を設けて締結部材を構成したもの
である。このような構成において、可動固定レバー(4
6)を回動させて被固定部材(45)と係合させれば、
上述したように弾性部材(53)が圧縮され、これによ
り弾性部材側に設けられた軸(55)が弾性部材より突
出し、位置決め部(54)の貫通口(56)に嵌まり込
み、可動固定レバー(46)側と軸(55)及び貫通口
(56)とで第1及び第2の装置を互いに強固に固定で
き、大きな振動等による互いの歪みを防止できるように
対処できる。
【0024】
【本発明の実施の形態】本発明の実施形態について以下
に図面を参照に詳細に説明する。図1は本発明の第1の
実施形態を説明するためのもので、第1の装置であるス
キャナと第2の装置であるプリンタ本体とを互いに固定
するための本発明による固定装置にて固定した状態を示
す断面図、図2は本発明の固定装置による固定操作の動
作説明に供する説明図である。また、図3は本発明にお
ける第1の装置であるスキャナ及び第2の装置であるプ
リンタ本体とを結合して複写機を構成しててなるデジタ
ル複写機の内部構造を示す構成図である。
【0025】まず、図3を参照して本発明における固定
装置てに互いが固定されて構成されるデジタル複写機を
一例として説明するが、これに本発明が限定されるもの
ではなく、第1及び第2の装置本体とを結合させること
で一つの装置を構成するようなものにおいてそれぞれに
適用できることは勿論である。
【0026】そこで、デジタル複写機1本体は、上部に
本発明にかかる画像を読取ためのスキャナ2を備え、そ
の下部にスキャナ2にて読取られた画像データを、ハー
ドコピーとして再現するためのプリンタ3を備えて構成
されている。プリンタ3本体上部には、スキャナ2が搭
載され、デジタル複写機1が構成される。
【0027】まず第2の装置を構成するプリンタ3は、
中央に矢印方向に回転される像担持体であるドラム形状
の感光体4の周囲に画像形成を行うための複数のプロセ
ス手段が対向配置されている。最初に、感光体4を均一
に帯電する帯電器5、レーザ照射装置6からの画像デー
タに応じた光像を照射する露光位置7、光像に応じて形
成された静電潜像を可視像化する現像装置8、現像像
(一般にはトナー像)を適宜搬送されてくるシートPに
転写する転写ベルト9、転写後に残留するトナーを除去
し感光体を再使用するためのクリーニング装置10等
が、説明した順序で設けられている。
【0028】上記シートPは、上述したプロセス手段の
下部に複数設けられた給紙カセット11のいずれかに収
容されている。複数の給紙カセット11は、それぞれに
サイズの異なるシートPを収容している。シートPは、
サイズ選択された給紙カセット11より最上部のものが
1枚ずつ給紙され、搬送路12を経由して転写ベルト9
の手前に配置されたレジストローラ13に送られる。こ
のシートPは、一旦レジストローラ13で停止され、上
記感光体4の回転に合わせてレジストローラ14にて、
転写ベルト9と感光体4と対向する転写位置へと搬送制
御される。
【0029】転写位置へと送り込まれたシートPは、転
写ベルト9に保持(吸着)され、感光体4に形成された
トナー像が転写電圧の供給により転写される。そして、
転写後に、転写ベルト9上を搬送されて定着装置14へ
と送られる。
【0030】定着装置14は、ヒートローラ及び加圧ロ
ーラとからなり、シートPを挟持して搬送する時に、ヒ
ートローラの熱にてトナーを溶融し、圧力によりシート
Pに融着させて定着を行う。定着装置14を通過するシ
ートPは、画像データに応じた再生画像を表面に形成さ
れ、排紙ローラ15を介して画像形成装置の外部に位置
する排出トレイ16への排紙処理される。
【0031】また、定着装置14と排紙ローラ15との
間にはシートPの両面に画像形成するための再搬送経路
18とを分岐する切換爪17が設けられている。再搬送
経路18は、シートPの搬送方向を反転させるスイッチ
バック搬送経路を有し、上述したレジストローラ13へ
と連通されるように設けられている。
【0032】なお、図において符号19は、給紙カセッ
ト11とは別に任意のサイズのシートを使用して画像形
成を行うための手差し給紙台である。この給紙台19上
に載置されるシートについても、給送手段の作用により
レジストローラ13へと送り込まれるように構成されて
いる。
【0033】そこで、上述した画像形成装置であるデジ
タル複写機1のプリンタ3を構成するレーザ照射装置6
へと画像データを送るための本発明にかかるもう一つの
装置、つまり第1の装置であるスキャナ2の構成につい
て以下に説明する。
【0034】スキャナ2は、プリンタ3本体の上部に本
発明による後に詳細に説明する固定装置Aにて載置さ
れ、固定保持されている。このスキャナ2は、原稿の画
像を読取るために、画像面が下にして載置するための透
明ガラス等からなる原稿台20を有し、この原稿台20
に対して上部に開閉可能なシート状の原稿を原稿台20
へと自動的に送り込む原稿搬送装置21、また原稿台2
0の下部に設けられた画像を読取るための走査光学系2
2を備えている。
【0035】原稿搬送装置21は、原稿を原稿台20に
手動にて載置し、読取りを可能にするために、原稿台2
0に対応して開閉されるもので、その一側端部が、スキ
ャナ2本体に軸支され、該軸支部分を中心にして、図3
において奥側に開閉可能になっている。
【0036】そして、原稿搬送装置21は、シート原稿
を載置するための原稿トレイ23、原稿台20へと原稿
を搬送する搬送ベルト24を含む搬送手段、図において
左側には原稿の読取面の反対面を原稿台20へと提示す
るために原稿の表裏を反転するための反転経路25、読
取後の原稿を原稿の搬送側と反対側より排出する排出経
路26及び排出された原稿を受ける排出トレイ27を備
えている。
【0037】また、原稿台20の下部に設けられている
読取光学系22は、周知の通りであり原稿に光照射する
露光ランプ28、原稿からの反射光を本発明にかかる読
取手段であるCCD29へと導くための複数の反射ミラ
ー30a〜30c、及び反射光をCCD29の受光面に
結像するための結像レンズ31を備えている。
【0038】特に走査光学系22は、載置された原稿を
光学的に走査するための図に示すように露光ランプ28
と反射ミラー30aとを一体的に支持した第1の走査手
段と、反射ミラー30b,30cを一体的に支持した第
2の走査手段とを有し、これら第1走査手段を原稿台2
0に平行に速度Vで走査した時に、第2の走査手段をV
/2の速度で走査させて、CCD29の受光面に1ライ
ン毎に順次結像するようにしている。
【0039】CCD29は、周知の通り、多数の読取素
子が読取ライン方向に並設されており、その受光面に上
記原稿からの反射光を結像するために結像レンズ31が
光路中に配置されている。CCD29の各読取素子(セ
ル)に受光された像は、その光量に応じた電気信号(ア
ナログ信号)に変換出力され、その信号をデジタル信号
に変換することで読取データとして出力される。この読
取データ(画像データ)は、さらに必要に応じて画像形
成装置のプリンタ3にて再生出力でいるデータに処理さ
れ、画像データとして、上述したレーザ照射装置6へと
送られる。
【0040】(本発明の第1の実施形態)以下に本発明
における第1の装置であるスキャナ2を第2の装置であ
るプリンタ3本体の上部に搭載し、固定保持するために
図3に示す装置固定装置Aが設けられている。この固定
装置Aの構成について以下に詳細に説明する。
【0041】固定装置Aは、図1に示すように、スキャ
ナ2側に設けられた被固定部材32と、プリンタ3本体
の上部に設けられた締結部材33とで構成されている。
【0042】被固定部材32は、スキャナ2を構成する
上述した走査光学系22等を収容し保持するための支持
筺体2a、あるいはスキャナ2本体の外装にて一体的に
設けられている。この被固定部材32は、図2に示すよ
うにプリンタ3本体との対向する部分が凹部となるよう
に円弧(下に湾曲した)形状に設けられており、その中
央部の上面側に窪み(円弧形状の溝/凹部)34が設け
られ、その反対側の下面側には半円形状の凸部35が設
けられている。
【0043】そして、プリンタ3本体の上部に設けられ
る締結部材33は、プリンタ3本体に固定するためのL
字形状の固定アングル36、該固定アングル36に片持
ち支持された軸ピン37、該軸ピン37に設けられプリ
ンタ本体の上部と対向する面を平面に、上述した被固定
部材32に対向する面を上部に湾曲した円弧形状に形成
したゴム等からなる圧力にて圧縮変形可能な弾性部材3
8、上記軸ピン37に回転可能に支持され被固定部材3
2を弾性部材38に位置決めして締結するための可動固
定レバー39とから構成されている。
【0044】上記固定アングル36は軸ピン37を支持
する片と異なるもう一つの片が、ビス40等にてプリン
タ3本体の上部フレーム3aに固定されている。これに
より、弾性部材38の平面部分がプリンタ3本体の上部
フレーム3a面に軽く接触されている状態にある。この
弾性部材38には、上記被固定部材32に対応する面側
に、被固定部材の凸部35に対応して、該凸部35が嵌
まり込むようにした半円形状の溝部(凹部)41が予め
形成されている。
【0045】また締結部材33を構成する可動固定レバ
ー39には、被固定部材32の窪み34に対応し、該窪
み34に嵌まり込む凸部42が設けられている。この締
結部材33には、図2に示すように回動操作を容易に行
うために、摘まみ43が一体的に設けられている。
【0046】以上のように固定装置Aが構成されてお
り、プリンタ3本体にスキャナ2を載置し、固定装置A
にて固定することでデジタル複写機1を構成することが
できる。なお、画像データ及び電源の供給用のリード線
等はコネクタ等を介して電気的に接続され、この接続に
おいては本発明には直接関係ないため、その説明は省略
している。
【0047】そこで、上記プリンタ3本体にスキャナ2
を載置し、固定する手順を図2を参照して説明する。ま
ず、プリンタ3本体の上部フレーム3aには、締結部材
33がビス40にてL字アングル36を介して固定され
ている。
【0048】この締結部材33の弾性部材38の上部に
設けられた溝部41に、スキャナ2と一体となっている
被固定部材32を載せる。この時、被固定部材32下部
の凸部35を弾性部材38上部の溝部41に嵌め込むよ
うにして載置する。これにより、両者の位置関係を確保
することができる。この状態は、図2(a)に示す通り
であり、(c)に載置状態を示すように、弾性部材41
の溝部41に被固定部材32の凸部35が嵌まり込んで
いる。
【0049】また、このようにスキャナ2側に設けられ
た被固定部材32を下に湾曲した形状とし、それに対応
する締結部材33側の弾性部材38を上部に湾曲した形
状としいることで、載置するスキャナ2の被固定部材3
2が弾性部材38にガイドされるようにしてプリンタ3
本体の上部に載置できる。そいて、互いの凹部と凸部で
もって互いの位置合わせが良好に行える。
【0050】上述したように載置状態においては、被固
定部材32と弾性部材38とは、スキャナ2の重量によ
り押さえ付けられた状態で、かつ凸部35と溝部(凸
部)41とが嵌まり込んだ状態であるため、スキャナ2
はプリンタ3本体に対して位置決められ、半固定状態と
なっている。このような状態であるにしもて、運送等の
大掛かりな移動ではなく、デジタル複写機1の配置位置
の移動等による振動であれば、半固定状態においても特
に支障ない。また、地震やユーザによりプリンタ3へ与
えられた振動は、弾性部材38が半固定状態であるた
め、上部のスキャナ2への振動伝播を吸収でき、スキャ
ナ2での画像読取り動作時の誤動作や、故障を防止する
ことができる。
【0051】そして、スキャナ2を強固に剛性状態で固
定するために、可動固定レバー39を図において軸ピン
37を中心に矢印方向、つまり図2において時計方向に
回動させる。この回動操作により、可動レバー39の凸
部42が、被固定部材32の窪み34に嵌まり込み、こ
の状態で固定装置Aにより強固な固定が完了する。つま
り、被固定部材32が可動レバー39にてプリンタ3本
体の上部フレーム3aに固定されている弾性部材38を
圧縮した状態で固定される。
【0052】この場合、弾性部材38は、スキャナ2の
重量にて押下される以外に、可動レバー39にてさらに
上部から押下され、その平面が上部フレーム3aに強固
に密着され、スキャナ2がプリンタ3本体に固定され
る。
【0053】上述したように固定されることで、スキャ
ナ2及びプリンタ3は互いに弾性部材38が圧縮された
状態で固定されているため、互いの動作が実行されて
も、その振動等が弾性部材38に吸収され、振動等が互
いの動作を干渉することがなく、安定した動作を実行さ
せることができる。
【0054】以上説明したように両者を固定すること
で、スキャナ2及びプリンタ3を一体化したデジタル複
写機1を運搬する場合においても、その運搬時の振動等
の影響を軽減し、互いに歪みが生じるのを防止できる。
また、スキャナ2及びプリンタ3本体を個別に梱包させ
て運搬(輸送)するようにしても、上述した通り、スキ
ャナ2のプリンタ3本体への位置決め、さらに取り付け
が非常に簡単になり、取付け時に破損等が生じるのを防
止することができる。
【0055】ここで、被固定部材32を円弧形状にし、
締結部材33側の弾性部材38を円弧形状に突出するよ
うに設けることで、互いの位置合わせを容易に行うこと
ができ、上述したようにスキャナ2本体の重量にてプリ
ンタ3本体に固定された弾性部材38と固定状態を良好
に行えることができる。
【0056】また、締結部材33にて強固に固定する場
合には、可動レバー39にて被固定部材32を上部より
弾性部材38側へと押下し圧縮できるように、弾性部材
38の円弧形状部分の径や、可動固定レバー39の軸3
7と凸部42との回転半径等の長さが適宜設定されてい
る。
【0057】また、可動固定レバー39の形状として
は、図1及び図2に示すようなものでなく、図4に示す
ように、凸部42を円柱形状のピン43にて構成したも
のであってもよい。このピン43が可動固定レバー39
の回動により被固定部材32の窪み34に嵌まり込むこ
とで固定できる。この可動固定レバー39によれば、形
状を簡素化でき、固定装置A、特に可動固定レバー39
を安価に実現できる。
【0058】なお、スキャナ2とプリンタ3との固定状
態の解除は、可動固定レバー39を固定操作と逆方向に
回動させることで被固定部材32の固定が解除される。
これによりスキャナ2をプリンタ3本体より分離可能な
状態となる。この場合、スキャナ2をプリンタ3本体に
回動可能に軸支持するようにしておけば、例えば図3に
おける前2カ所の固定装置Aの固定を解除することで、
軸支持された奥側にスキャナを回動させ、プリンタ3上
部を開放することが可能となる。
【0059】(本発明の第2の実施形態)以上説明した
第1の実施形態によれば、スキャナ2をプリンタ3本体
上部に位置決めして配置し、載置した状態でスキャナ2
の重量を利用して反固定状態にし、この状態から最終的
に強固に固定し、デジタル複写機1の運搬等による振動
による歪み等に対処できるように構成したものである。
【0060】上述した第1の実施形態とは別にスキャナ
2をプリンタ3本体に載置した状態で固定する別の実施
形態を以下に図5を参照して説明する。
【0061】図5に示す固定装置Aは、スキャナ2本体
側に設けられている被固定部材であるピン45と、プリ
ンタ3本体側に設けられた締結部材を構成する可動固定
レバー46とから構成されている。そして、締結部材を
構成するための弾性部材についてはスキャナ2とプリン
タ3との間に介在されるようにし、固定状態において圧
縮変形させるように構成している。
【0062】まず、締結部材を構成する可動固定レバー
46は、プリンタ3本体の上部フレーム3a上にビス等
にて固定されたL字アングル47に取付けられた軸ピン
48に回動可能に設けられている。そして可動固定レバ
ー46には、スキャナ2側のピン45との間で固定する
ための係合する開口49が形成されている。この開口4
9は、ピン45との係合を良好に行うために、上部が大
きく開口し徐々に傾斜する上ガイド部分50と、係合時
に上部フレーム3aに平行となる下ガイド部分51とが
形成されるように可動固定レバー46に切り欠かれてお
り、最終的にピン45と係合する係合口52とで構成さ
れている。
【0063】また、上述した固定装置Aの特に締結部材
を構成するゴム等からなる弾性部材53は、可動固定レ
バー46、ピン45等の近傍で、スキャナ2とプリンタ
3との間に介在されるように設けられている。弾性部材
53は、スキャナ2あるいはプリンタ3本体側に取付け
られている。この弾性部材43は、第1の実施形態にお
いて説明した弾性部材38と同様の役割を担うものであ
って、振動等の吸収、緩和を行い、強固な固定において
圧縮されるように設けられている。
【0064】以上説明した構成の固定装置Aにおいて、
スキャナ2及びプリンタ3本体を固定する場合を図6を
参照して説明すれば、スキャナ2がプリンタ3の上部フ
レーム3a上に弾性部材53を介して載置される。その
載置位置、特に弾性部材53の上部フレーム3aの位置
に位置決められた状態で載置される。
【0065】そして、図6(a)の状態で、可動固定レ
バー46を図において時計方向に回動させる。そして、
可動固定レバー46に設けられた係合用の開口49がス
キャナ2側のピン45に嵌まるり込む。この時、開口4
9の上ガイド部分50とピン45との当接によりスキャ
ナ2がプリンタ3側へと押下され、徐々に開口49の係
合口52へと案内される。そして、徐々にピン45の下
部が下ガイド部分51に近づき、そのガイド部分51に
案内されるようにして最終的に図6(b)に示すように
ピン45が係合口52に係合される。これによりスキャ
ナ2とプリンタ3との強固な固定が完了する。
【0066】この場合、弾性部材53は圧縮されその弾
性変形により固定前の寸法H1に対して、固定後にはそ
の寸法がH2まで縮まる。つまり、寸法の関係はH2<
H1である。この関係を達成するために、軸ピン48と
ピン45との中心間の非固定状態での距離D1が、強固
な固定状態においては上記弾性部材53の圧縮により距
離D2に縮まり、D2<D1の関係となるように設定さ
れている。特に、距離D1,D2の関係において、D1
−D2=H1−H2の関係を満足するように上記距離D
1及びD2が設定される。
【0067】ここで、距離D2は、軸ピン48の中心か
ら開口49の下部ガイド51までの最短距離であり、こ
の距離を適宜設定することで、上述したように非固定状
態での寸法H1に対して固定状態での寸法H2に弾性部
材53を圧縮変形させ、その固定を強固に、かつ安定さ
せることができる。
【0068】なお、図6(b)に示すように固定した状
態において、弾性部材53は、スキャナ2とプリンタ3
との間に圧縮されている。もし、この固定状態において
弾性部材34で吸収できないくらいの比較的大きな振動
や衝撃が伝播した場合、その引導や衝撃力は直接固定装
置A、特にスキャナ2の固定部材であるピン45と、可
動固定レバー46に作用する。しかし、スキャナ2のピ
ン45や可動固定レバー46に、衝撃等による耐久力を
持たせるには各部材の素材の検討も必要となり、また設
計等も面倒になりコスト的に高くなる。
【0069】それを解消するようにするために、図7に
示すように弾性部材53をスキャナ2側に取付け、該弾
性部材53の配置位置を規定する位置決め用の凹部54
をプリンタ3の上部フレーム3aに設ける。また、弾性
部材53には、その中心に軸55を貫通するようにして
設けている。この軸55に対応して、上部フレーム3a
に設けられた位置決め用の凹部54には、貫通口56が
設けられている。軸55は、弾性部材53に固着された
ものではなく、弾性部材の圧縮時に弾性部材53の下面
より突出可能となり、圧縮されない時には弾性部材53
内に位置する長さに設けられている。
【0070】このようなに固定装置Aの構成において、
スキャナ2をプリンタ3の上部フレーム3aの決められ
た位置、特に弾性部材53が嵌まり込む凹部54に対応
させて載置する。そして、図6において説明したように
可動固定レバー46を回動させることで、図7(b)に
示すようにスキャナ2がプリンタ3上部に強固に固定さ
れ、弾性部材53が圧縮される。これにより、弾性部材
53の中心に設けられた軸55が、凹部54の貫通口5
6に嵌まり込む。
【0071】したがって、図7(a)に示すようにスキ
ャナ2はプリンタ3の上部に凹部54にて位置決めして
載置された状態となる。この状態は図2(a)で示す状
態と同一であるといえる。特に、弾性部材53はスキャ
ナ2の重量にて多少圧縮されるとしても、軸55は貫通
口56まで突出しておらず、弾性部材53の持つ機能を
効果的に発揮でき、デジタル複写機の動作による振動等
の吸収、緩和を行うことができ、プリンタ3側に損傷を
与えることはない。
【0072】そして、図7(b)に示すように固定レバ
ー46を回動させて固定すれば、弾性部材53が圧縮さ
れ、軸55が貫通口56に嵌まり込む。これにより、ス
キャナ2のプリンタ3本体への固定が強固になり、固定
装置Aの特にピン45や固定レバー46の負担を抑制で
き、上述した比較的大きな振動や衝撃に対処するための
手段として安価に実現可能となる。
【0073】また、図7(b)に示すように、軸55は
位置決め用の凹部54に設けた貫通口56に嵌まり込む
ように構成している。この場合、プリンタ3の上部フレ
ーム3aに上記凹部54を一体成型している。しかし、
この凹部54を別体にて形成し、これを上部フレーム3
aに設置するように構成しても、同様の効果を達成でき
る。そのため、デジタル複写機1等を製造する場合にお
いて、位置決め用の凹部54を直接上部フレーム3aに
設けるか、別構成として上部フレーム3aに配置するか
は、コスト比較において、それぞれを選択的に採用すれ
ばよいことである。
【0074】以上説明したように、本発明における固定
装置Aは、弾性部材38又は53を介してスキャナ2と
プリンタ3とをそれぞれの状態に応じて固定するように
したものである。例えば、図1及び図2に示すような固
定装置Aにおいては、スキャナ2をプリンタ3上に搭載
してデジタル複写機1として使用する場合、弾性部材3
8上にスキャナ2の被固定部材32が位置決めされて半
固定状態となる。そのため、その固定を強固に行うため
に可動固定レバー39を回動させて固定を行うことで、
振動や衝撃等から保護し、運搬等を可能にできる。
【0075】また、図6や図7の構成においても弾性部
材53を圧縮させるようにして固定しているため、その
固定を強固に行えることができ、また図7に示すような
構成とすることで、強固な固定が助長されることにな
る。
【0076】しかもスキャナ2及びプリンタ3本体を別
梱包で輸送する場合において、両者を一体化する時に
は、それらの位置決め等が容易に行うことが可能とな
る。
【0077】なお、本発明の実施形態の説明において
は、スキャナ2及びプリンタ3本体を一体化することで
デジタル複写機1を完成するようにして説明したが、こ
のようなものでなく、第1の装置の上部に第2の装置を
搭載し、これらの固定を行うようにして新たな機能を持
った装置を構成するようなものにおいても、上述の第1
及び第2の実施形態において説明した固定装置Aをそも
まま利用できることは勿論である。そのため、本発明の
実施形態においてスキャナ2は、例えば第1の装置を、
プリンタ3は第2の装置を構成することになる。
【0078】また、本発明の固定装置Aにおいては、そ
れぞれに被固定部材32やピン45、締結部材33を構
成する弾性部材38や53、可動固定レバー39,46
をそれぞれの装置側に取り付けた状態にしている。その
ため、半固定状態や、強固な固定において、それぞれの
部材、特に締結部材が紛失することはない。固定装置A
を構成する被固定部材32、締結部材33は、スキャナ
2等の第1の装置やプリンタ3等の第2の装置のそれぞ
れに取り付ければよく、実施形態において説明したもの
に限定されず、適宜設ける位置を決めればよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明した本発明の固定装置によれ
ば、第1及び第2の装置を位置決めして固定する場合、
互いを弾性部材を介在して固定するようにしていおり、
その弾性部材を圧縮させて簡単な操作にて固定できる固
定装置であり、第1及び第2の装置の固定を容易に行え
る。
【0080】そのため、輸送時や使用時における固定状
態を適宜選択でき、その操作も簡単であり、締結部材等
が紛失するようなこともなくなる。しかも、第1及び第
2の装置を分離して梱包されるような場合、それたを一
つの組み合わせる時に、専門員が行うことなく、簡単な
作業で行える。
【0081】また、位置決めした状態で上部に載置され
る第1の装置の重力を利用して半固定状態としたり、強
固な固定を行うことができ、場合によってそれぞれを使
い分けることができ非常に使い勝手のよい固定装置とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するための固定
装置を示すもので、特にデジタル複写機を構成する第1
の装置としてのスキャナと、第2の装置としてのプリン
タ本体との固定状態を示す固定装置の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による固定動作を説明
するために供する説明図である。
【図3】本発明の固定装置を用いてスキャナとプリンタ
本体とを固定してなるデジタル複写機の内部構成の概略
を示す構成図である。
【図4】本発明の第1の実施形態による固定装置の他の
例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を説明するための固定
装置を示すもので、第1の装置であるスキャナと、第2
の装置であるプリンタ本体とを固定するようにした固定
装置の斜視図である。
【図6】図5に示す固定装置の固定操作による説明に供
する動作説明図である。
【図7】図5に示す固定装置の他の構成例を説明するた
めのもので、またその固定装置による固定動作を含めて
説明するための図である。
【符号の説明】
1 デジタル複写機 2 スキャナ(第1の装置) 3 プリンタ(第2の装置) 32 被固定部材 33 締結部材 34 窪み(凹部) 35 凸部 37 軸ピン 38 弾性部材 39 回動固定レバー 41 溝部(凹部) 42 凸部 43 ピン(凸部) 45 ピン(被固定部材) 46 可動固定レバー(締結部材) 48 軸ピン 49 係合用の開口 50 上ガイド部分 51 下ガイド部分 52 係合口 53 弾性部材 54 位置決め用の凹部 55 軸 56 貫通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 京介 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 芳本 光晴 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 岡橋 義孝 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H071 AA22 DA00 DA01 EA04 EA06 2H076 EA24 5C062 AA02 AA05 AB21 AB22 AD05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置に載置した第2の装置を第1
    の装置に固定するようにした固定装置であって、 第1又は第2の装置側のいずれかに設けられた被固定部
    材と、 上記被固定部材を設ける側と反対側の第2の又は第1の
    装置側に設けられ、圧縮変形可能な弾性部材を備え、該
    弾性部材を圧縮させて上記被固定部材を任意の固定し、
    第1と第2の装置を固定する締結部材と、から構成され
    たことを特徴とする固定装置。
  2. 【請求項2】 上記被固定部材が弾性部材と当接する部
    分を、互いに湾曲するようにして一致するように形成さ
    れ、その湾曲部分に両者を位置決めする凹部と凸部をそ
    れぞれに形成したことを特徴とする請求項1記載の固定
    装置。
  3. 【請求項3】 上記締結部材には、弾性部材を圧縮変形
    させるために回動可能な可動固定レバーを備え、該可動
    固定レバーにて上記被固定部材を介して上記弾性部材を
    圧縮変形されて固定するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の固定装置。
  4. 【請求項4】 上記弾性部材が第1と第2の装置との間
    に介在され、締結部材が被固定部材に係合可能なように
    回動可能に設けた可動固定レバーを備え、該可動固定レ
    バーの係合状態において上記弾性部材を圧縮させて固定
    するようにした請求項1記載の固定装置。
  5. 【請求項5】 上記弾性部材は第2の装置上に載置され
    る第1の装置側に設けられ、第2の装置側には弾性部材
    の載置位置を決める位置決め部が設けられ、上記弾性部
    材に非固定状態で設けられ、該弾性部材が圧縮された状
    態で弾性部材より突出するようにした軸を設け、該軸に
    対応して上記位置決め部側に突出した軸が嵌まり込むよ
    うに貫通口を設けて締結部材を構成したことを特徴とす
    る請求項4記載の固定装置。
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