JP2000240152A5 - - Google Patents
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Description
本発明は上記課題を解決すべく以下に掲げる構成とした。請求項1記載の発明の要旨は、梁がとりつく近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分(P1)と、リングとリング近傍の鋼管板の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分(P2)との和から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、請求項1に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法において、前記P 1 および前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θA ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、
ν:鋼管のポアソン比
D:鋼管の直径
t c :鋼管の板厚
σ yt :鋼管の降伏耐力
S:有効周長
X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
請求項3記載の発明の要旨は、梁がとりつく近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分(P1)と、リングとリング近傍の鋼管板の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分(P2)とに分解し、該成分(P2)から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法に存する。
請求項4記載の発明の要旨は、請求項3に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法において、前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θA ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
請求項5記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、リングダイアフラム付鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項6記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、前記梁との取合部分が増厚された鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項7記載の発明の要旨は、請求項1乃至6記載の耐力を求める方法を用いた、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法に存する。
請求項8記載の発明の要旨は、請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により設計された鋼管柱に存する。
請求項9記載の発明の要旨は、請求項8に記載の鋼管柱により築造された構造物に存する。
請求項10記載の発明の要旨は、請求項1乃至6のいずれかに記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体に存する。
請求項11記載の発明の要旨は、請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、請求項1に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法において、前記P 1 および前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θA ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、
ν:鋼管のポアソン比
D:鋼管の直径
t c :鋼管の板厚
σ yt :鋼管の降伏耐力
S:有効周長
X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
請求項3記載の発明の要旨は、梁がとりつく近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分(P1)と、リングとリング近傍の鋼管板の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分(P2)とに分解し、該成分(P2)から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法に存する。
請求項4記載の発明の要旨は、請求項3に記載の鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法において、前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θA ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク
請求項5記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、リングダイアフラム付鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項6記載の発明の要旨は、前記鋼管柱は、前記梁との取合部分が増厚された鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法に存する。
請求項7記載の発明の要旨は、請求項1乃至6記載の耐力を求める方法を用いた、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法に存する。
請求項8記載の発明の要旨は、請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により設計された鋼管柱に存する。
請求項9記載の発明の要旨は、請求項8に記載の鋼管柱により築造された構造物に存する。
請求項10記載の発明の要旨は、請求項1乃至6のいずれかに記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体に存する。
請求項11記載の発明の要旨は、請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体に存する。
M θp ,T Rpは、リング部分のみを有効と見做して(鋼管部分を無視して)、それぞれ(25)式並びに(26)および(27)式で求める。
Claims (11)
- 梁がとりつく近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分(P1)と、リングとリング近傍の鋼管板の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分(P2)との和から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
- 前記P 1 および前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする請求項1に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、
ν:鋼管のポアソン比
D:鋼管の直径
t c :鋼管の板厚
σ yt :鋼管の降伏耐力
S:有効周長
X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク - 梁がとりつく近傍の鋼管壁面が曲げ変形し鋼管軸方向に伝達される力の流れ成分(P1)と、リングとリング近傍の鋼管板の曲げによりリング周方向に伝達される力の流れ成分(P2)とに分解し、該成分(P2)から、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
- 前記P 2 は、以下に掲げる式から求められたことを特徴とする請求項3に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力(P)を求める方法。
M=M A ・P 2 ,N=N A ・P 2 ,Q=Q A ・P 2 ,M θ =M θ A ・P 2 ,T R =T RA ・P 2
ここで、X 1 〜X 5 :係数
M:検討箇所における曲げモーメント
N:検討箇所における軸力
Q:検討箇所における剪断力
M θ :検討箇所における面外曲げモーメント
T R :検討箇所におけるトルク
上記M〜T R の添え字p付:それぞれのパラメータにおけるリング体の全塑性耐力
M A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における曲げモーメント
N A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における軸力
Q A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における剪断力
M θ A :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所における面外曲げモーメント
T RA :P 2 =1(単位荷重)としたときの検討箇所におけるトルク - 前記鋼管柱は、リングダイアフラム付鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
- 前記鋼管柱は、前記梁との取合部分が増厚された鋼管柱であることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法。
- 請求項1乃至6記載の耐力を求める方法を用いた、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法。
- 請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法により設計された鋼管柱。
- 請求項8に記載の鋼管柱により築造された構造物。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の耐力を求める方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体。
- 請求項7に記載の、鋼管柱における柱梁接合部分の設計方法を実行可能なプログラムが記録された記録媒体。
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