JP2000240108A - 作業車両の警報装置 - Google Patents

作業車両の警報装置

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JP2000240108A
JP2000240108A JP11040965A JP4096599A JP2000240108A JP 2000240108 A JP2000240108 A JP 2000240108A JP 11040965 A JP11040965 A JP 11040965A JP 4096599 A JP4096599 A JP 4096599A JP 2000240108 A JP2000240108 A JP 2000240108A
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Nobuyuki Hidaka
伸幸 日高
Koji Hyodo
幸次 兵藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータが後進時などでバケットを目視で
きないような状況下で、バケットのリフトアームを所要
高さ以下に下げ過ぎて地面にバケットが衝突する以前
に、所定の位置までバケットが降下したことの警報を発
し、安全で且つ確実にバケットが停止位置に近づいたこ
とをオペレータに知らせる建設機械の作業機における警
報装置の提供。 【解決手段】 掘削積込式の作業車両の前方に昇降可能
で、先端に作業用アタッチメント8を備えた作業アーム
5を設けた作業車両1において、前記作業車両1の前進
・後進を指示する前後進切換スイッチ19と、警報装置
23と、前記作業アームの先端における走行姿勢時の位
置と地上との間に設定した設定位置を検出する検出手段
22と、前記前後進切換スイッチ19の後進位置信号と
前記検出手段22による検出結果に基づいて前記警報装
置23を作動させるリレー20、21とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールローダや
フロントローダ等のような掘削積込式の建設機械である
作業車両の警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイールローダ等の掘削積込式の
建設機械である作業車両(以下、単に作業車両と云
う。)による掘削積込作業は、作業車両を前進させつつ
掘削積込用バケットのリフトアームを下げてバケットを
地山に突込んで土砂を掘削し、その後、掘削積込用のバ
ケットを後方に回動(チルト)させながら作業車両を後
進させる。次に方向転換して、この土砂等を搬送するダ
ンプトラックに積み込むためにリフトアームを上げつつ
ダンプトラックの方へ作業車両を前進させる。バケット
がダンプ荷台の上部に達したら走行を停止し、バケット
をダンプ操作により前方に回動させてバケット内の土砂
等をダンプトラックの荷台に放荷する。
【0003】その後、次の掘削姿勢に移行するためにバ
ケットのリフトアームを下ろしながら、作業車両を後退
させ、後退の後再び掘削のため作業車両を前進させ、バ
ケットを下げたまま地山に突込んで土砂を掘削し、その
後、後退、前進・放荷、後退、前進・掘削と云った作業
を反復繰り返している。このように、ローダによる掘削
積込作業は、前進・後進しながらのバケットの上げ下げ
・掘削・放荷と云った同じ作業を繰り返す作業である。
【0004】このような作業をオペレータは、掘削積込
用のバケットの上げ位置、下げ位置を目視により操作し
ている。目視によりこのような作業を行うことは、操作
も煩雑で面倒であり、特に、後進時のバケットの下げ操
作は、後進操作によって後方に対して注意力を払ってい
るため、前方のバケットの所要の下げ位置で停止させる
ために注意を払うことは、オペレータにとって大きな負
担となっている。このため、後進時であっても作業車両
のバケットを自動的に所定の下げ位置に停止させる手段
が提案されている(実公平6−43246号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の自動停止手段に
よれば、オペレータがバケットの停止位置を目視してい
なくても、自動的にバケットを所定位置に停止させるこ
とができる。しかしながら、自動的に停止させるとは云
え必ずしも静かに停止するものとは限らず、特に、オペ
レータが後進時に後方への注意を払っているときに、自
動的にバケットが停止すると自分自身の意志によらない
急な停止であることから、オペレータは過度のショック
を受けると云った問題があった。
【0006】また、このような自動停止装置が装備され
ていない作業車両の場合、バケット内の土砂をダンプト
ラックに放荷した後、作業車両を後退させながら再び掘
削するためにバケットのリフトアームを下ろす際に、後
方へ注意を払っているとバケットへの注意が行き届かず
バケットのリフトアームを下げすぎて、時には地面にバ
ケットを衝突させてしまうと云った問題も生じている。
【0007】本発明は、前述の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、オペレータが
後進時などでバケットを目視できないような状況下にお
いて、バケットのリフトアームを所要高さ以下に下げ過
ぎて地面にバケットが衝突する以前に、所定の位置まで
バケットが降下したことの警報をオペレーターに発する
ことにより、安全で且つ確実にバケットが停止位置に近
づいたことをオペレータに知らしめる建設機械の作業機
における警報装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、 掘削積込式の作業車両の前方
に昇降可能で、先端に作業用アタッチメントを備えた作
業アームを設けた作業車両において、前記作業車両の前
進・後進を指示する前後進切換スイッチと、警報装置
と、前記作業アームの先端における走行姿勢時の位置と
地上との間に設定した設定位置を検出する検出手段と、
前記前後進切換スイッチの後進位置信号と前記検出手段
による検出結果に基づいて前記警報装置を作動させるリ
レーとを備えたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明すると、図1は、本発明の作業車両の警報装
置を装備した作業車両の側面図、図2は、作業車両によ
る掘削積込方式の一例を示す図、図3は、本発明の警報
装置の回路図、図4〜6は、リフトアーム取付フレーム
に設けられたセンサスイッチと、リフトアームに取付け
た板体(検出手段)との係合関係を示す要部拡大図であ
る。
【0010】図1において、1は、ホイールローダ式の
作業車両であって、2はその車体フレーム、3は車体フ
レーム2に設けたホイール、4は該作業車両1の車体フ
レーム2に取付けられたリフトアーム取付けフレームで
ある。このリフトアーム取付けフレーム4には、リフト
アーム(作業アーム)5の一端が軸6で軸支されてい
る。このリフトアーム(作業アーム)5は、リフトアー
ム用油圧シリンダ7によって上下方向に昇降可能となっ
ている。リフトアーム(作業アーム)5の他端には、作
業用のバケット(作業用アタッチメント)8が設けられ
ている。このバケット(作業用アタッチメント)8は、
バケットリンク9を介してバケット用油圧シリンダ10
によって前後方向に回動(チルト、ダンプ)可能となっ
ている。
【0011】そして、このホイールローダ式の作業車両
の作業は、バケット用油圧シリンダ10によってバケッ
ト(作業用アタッチメント)8のエッジ81を作業対象
物である地山に向けて前進Fして突入させることにより
地山の土砂をバケット(作業用アタッチメント)8によ
って掘削する。そして、バケット(作業用アタッチメン
ト)8をチルトさせて掘削した土砂をバケット(作業用
アタッチメント)8内に積載したのち、図2に示すよう
に作業車両1をある地点まで後退Rさせ、次いで方向転
換をして、ダンプトラックTの方へ前進Fし、バケット
用油圧シリンダ10の操作によってダンプトラックTの
荷台にバケット(作業用アタッチメント)8内の土砂を
放荷する。その後、作業車両1を後退Rさせながら、リ
フトアーム用油圧シリンダ7によりリフトアーム(作業
アーム)5を降下させバケット(作業用アタッチメン
ト)8を降下させて次の前進Fしての掘削作業に備える
ものである。
【0012】次に、本発明の建設機械の作業機における
警報装置を図3に示す警報装置の回路図により説明する
と、警報回路は、次のような構成からなっている。11
は、エンジンEによって駆動される可変容量型油圧ポン
プで、走行用の油圧モータ14に送油し、油圧モータ1
4は減速機15を介してホイール3を駆動する。12
は、エンジンEによって駆動される油圧ポンプで、前後
進切換弁16に送油し、この前後進切換弁16の切換え
によって可変容量型油圧ポンプ11の圧油の吐出方向と
吐出量とを制御するようになっている。13は、エンジ
ンEによって駆動される油圧ポンプで、昇降切換弁18
に送油し、この昇降切換弁18の切換えによってリフト
アーム用油圧シリンダ7を操作し、このリフトアーム用
油圧シリンダ7によってリフトアーム(作業アーム)5
を上昇又は下降させるとともに、該アーム5の端部に設
けた作業用のバケット(作業用アタッチメント)8を上
げ下げする。
【0013】19は、前進位置Fと中立位置Nと後進位
置Rとを有する前後進切換スイッチで、前後進切換弁1
6を前進又は後進位置に切換えると共に、前進位置Fで
は、常開接点リレー20を介して昇降切換弁18による
リフトアーム(作業アーム)5を上昇位置にデテンドす
るソレノイドと接続し、また、後進位置Rでは、常閉接
点リレー21を介して警報装置23と接続している。中
立位置Nでは、いずれの配線とも接続していない中立状
態にある。
【0014】221は、近接センサ(検出手段)22の
スイッチで、図4に示すように車体フレーム2に設けた
軸6に基端部を軸支されたリフトアーム(作業アーム)
5の基端部近傍に設けられた板体(検出手段)29と近
接センサ(検出手段)22とが近接している時にのみ、
近接センサ(検出手段)22のスイッチ221がオンと
なる。従って、近接センサ(検出手段)22のスイッチ
221は、リフトアーム(作業アーム)5が上昇し過ぎ
て板体(検出手段)29の下端と近接センサ(検出手
段)22とが離れると、近接センサ(検出手段)22の
スイッチ221はオフとなる。一方、リフトアーム(作
業アーム)5が下降し過ぎて板体(検出手段)29の上
端と近接センサ(検出手段)22とが離れる場合にも、
近接センサ(検出手段)22のスイッチ221はオフと
なる。
【0015】この板体(検出手段)29には、第1、2
の切欠き孔30、31が設けられている。作業車両1
が、リフトアーム(作業アーム)5を下げながら後進す
る際、該アーム5の先端に設けられたバケット(作業用
アタッチメント)8のエッジ81が、地面に当接するま
でに未だ余裕があるものの降下停止への予備段階の注意
警報を発する必要のあるエッジ81の高さを第一段階の
設定高さとし、この設定高さでの近接センサ(検出手
段)22と合致する板体(検出手段)29の位置に、第
1の切欠き孔30が形成されている。
【0016】なお、この第一段階の設定高さは、通常の
走行姿勢時のバケット(作業用アタッチメント)8のエ
ッジ81の高さよりも下方となるように設定されてい
る。そして更に、該アーム5が下がった最終段階の注意
警報を発する必要のある位置を第二段階の設定高さと
し、この設定高さでの近接センサ(検出手段)22と板
体(検出手段)29とが合致する位置の板体(検出手
段)29に、第2の切欠き孔31が形成されている。
【0017】板体(検出手段)29に設けられた第1、
2の切欠き孔30、31の位置に近接センサ(検出手
段)22があるときは、その切欠き孔30、31によ
り、板体(検出手段)29が近接していないのと同じと
なり、近接センサ(検出手段)22のスイッチ221は
オフとなる。
【0018】24は電源であり、25は、リフトアーム
(作業アーム)5を最下降位置にデテンドするソレノイ
ドに配線44で接続したスイッチである。次に、本発明
の建設機械の作業機における警報装置の回路の機能につ
いて説明する。
【0019】(前進・掘削・上げ操作)オペレータは、
作業車両1の前進Fにより地山の土砂を掘削するため
に、作業車両1の前後進切換スイッチ19を前進位置で
あるF位置に切換えると、前進信号は配線45を経て前
後進切換弁16のソレノイド164に作用して前後進切
換弁16を前進位置Fに切換える。すると、エンジンE
で駆動される油圧ポンプ12からの圧油は油路121−
前後進切換弁16の前進位置F−油路161を経て油圧
シリンダー163を作動して、可変容量型ポンプ11の
吐出油を油路111を経て油圧モータ14を前進方向に
回転駆動し、減速機15を経て走行体3を前進駆動す
る。
【0020】その後、オペレータは、地山の土砂を掘削
するために、操作レバー17を操作して昇降切換弁18
を下げ位置Dにすると、エンジンEで駆動される油圧ポ
ンプ13からの圧油は、油路131−昇降切換弁18の
下げ位置D−油路182を経てリフトアーム用油圧シリ
ンダ7に入り、リフトアーム用油圧シリンダ7の縮小に
よりリフトアーム(作業アーム)5を下げる。これによ
り、バケット(作業用アタッチメント)8が下がる。こ
のとき、オペレータは、図示されていない操作レバーに
よりバケット用油圧シリンダ10を操作してバケット
(作業用アタッチメント)8を回動させて、そのエッジ
81を掘削姿勢にしておく。
【0021】このような状態で地山に対して前進Fし、
バケット(作業用アタッチメント)8のエッジ81を地
山に突入させてバケット(作業用アタッチメント)8内
に土砂を取込む。次に、バケット(作業用アタッチメン
ト)8を後方に回動(チルト)させながら操作レバー1
7を操作して昇降切換弁18を上げ位置Uに切換え、油
圧ポンプ13からの圧油をリフトアーム用油圧シリンダ
7に送油してリフトアーム(作業アーム)5を上昇させ
てバケット(作業用アタッチメント)8を走行可能な高
さまで上昇させる。
【0022】一方、この作業時には近接センサ(検出手
段)22のスイッチ221は、近接センサ(検出手段)
22がリフトアーム(作業アーム)5に設けられた板体
(検出手段)29と近接しているのでオンの状態にあ
り、従って、常開接点リレー20に通電して常開接点リ
レー20の接点をオンとし、昇降切換弁18を上げ位置
Uにデテンドするソレノイド183に接続する。また、
近接センサ(検出手段)22のスイッチ221のオンに
より、常閉接点リレー21に通電して常閉接点リレー2
1の接点をオフとしているので、警報装置23には通電
されず、警報装置23は作動せず警報を発することはな
い。
【0023】(後進操作)次に、バケット(作業用アタ
ッチメント)8内の土砂を別な場所のダンプトラックT
の荷台に積み込むため、作業車両1の前後進切換スイッ
チ19を後進位置であるR位置に切換える。すると、前
後進切換スイッチ19の後進位置Rへの切換えにより、
電源24からの電流は、前後進切換スイッチ19を後進
位置であるR位置−配線36を経て前後進切換弁16の
ソレノイド165に作用して、前後進切換弁16を後進
位置Rに切換える。このとき、前後進切換弁16の後進
位置Rへの切換により、エンジンEで駆動される油圧ポ
ンプ12からの圧油は、油路121−前後進切換弁16
の後進位置R−油路162を経て油圧シリンダー163
を作動し、可変容量型ポンプ11の吐出油を油路112
を経て油圧モータ14を後進方向に回転駆動し、減速機
15を経てホイール3を後進駆動する。
【0024】一方、前後進切換スイッチ19が後進位置
であるR位置にあり、また、このとき、近接センサ(検
出手段)22とリフトアーム(作業アーム)5に設けた
板体(検出手段)29とは近接しており、近接センサ
(検出手段)22はオンの状態、すなわち、近接スイッ
チ221はオンの状態にあるので、電源24−配線43
−近接センサーのスイッチ221−配線35を経て常閉
接点リレー21に通電し、常閉接点を開く。すると、電
源24−配線32−前後進切換スイッチ19のR位置−
配線37を経て常閉接点リレー21の常閉接点に至る電
流は接点開のため流れず、したがって、常閉接点リレー
21の常閉接点から警報装置23への配線38に通電さ
れないので、警報装置23は作動しない。
【0025】また同時に、配線42を経て常開接点リレ
ー20にも通電し常開接点を閉じるが、同接点に繋がっ
ている配線33には電流が流れていないので、常開接点
リレー20は何ら作動していない。
【0026】(前進・放荷操作)次に、バケット内の土
砂をダンプトラックTの荷台に放荷するために、作業車
両1は方向転換する。そして、バケット(作業用アタッ
チメント)8内に土砂を積載した状態で、バケット(作
業用アタッチメント)8をダンプトラックTへの放荷の
高さまで上昇させ、前後進切換スイッチ19を前進位置
であるF位置に切換えると、前進信号は配線45を経て
前後進切換弁16のソレノイド164に作用して前後進
切換弁16を前進位置Fに切換える。すると、エンジン
Eで駆動される油圧ポンプ12からの圧油は、油路12
1−前後進切換弁16の前進位置F−油路161を経て
油圧シリンダー163を作動して、可変容量型ポンプ1
1の吐出油を油路111を経て油圧モータ14を前進方
向に回転駆動し、減速機15を経てホイール3を前進駆
動する。
【0027】このようにして、作業車両1をダンプトラ
ックTの近くまで前進させたのち停止させ、図示されて
いない操作レバーによりバケット用油圧シリンダー10
を操作してバケット(作業用アタッチメント)8から土
砂をダンプトラックTの荷台に放荷する。
【0028】このリフトアーム(作業アーム)5が上が
った状態では、近接センサ(検出手段)22のスイッチ
221のオフにより、常閉接点リレー21に通電されず
常閉接点リレー21の接点をオンとするが、警報装置2
3には、前後進切換スイッチ19がF又はN位置にある
ために、配線37に電源24からの電流が供給されない
ため通電されず、警報装置23は作動せず警報を発する
ことはない。
【0029】(後進・下げ操作)ダンプトラックTの荷
台への土砂の放荷が終了した後、次の掘削積込作業へ移
行するため、作業車両1の後退操作と、バケット(作業
用アタッチメント)8の降下操作を行う。作業車両1を
後退させるために、作業車両1の前後進切換スイッチ1
9を後進位置であるR位置に切換えると、電源24から
の電流は、前後進切換スイッチ19を後進位置であるR
位置−配線36を経て前後進切換弁16のソレノイド1
65に作用して前後進切換弁16を後進位置Rに切換え
る。
【0030】すると、エンジンEで駆動される油圧ポン
プ12からの圧油は、油路121−前後進切換弁16の
後進位置R−油路162を経て油圧シリンダー163を
作動して、可変容量型ポンプ11の吐出油を油路112
を経て油圧モータ14を後進方向に回転駆動し、減速機
15を経てホイール3を後進駆動する。
【0031】一方、前後進切換スイッチ19が後進位置
であるR位置にあり、バケット(作業用アタッチメン
ト)8の下げ操作をすることにより、近接センサ(検出
手段)22とリフトアーム4に設けた板体(検出手段)
29とは近接することになり、近接センサーのスイッチ
221はオンの状態になり、電源24−配線43−近接
センサーのスイッチ221−配線35を経て常閉接点リ
レー21を通電し、常閉接点リレー21の常閉接点を開
く。すると、電源24−配線32−前後進切換スイッチ
19のR位置−配線37を経て常閉接点リレー21の常
閉接点に至る電流は流れず、したがって、常閉接点リレ
ー21の常閉接点から警報装置23への配線38に通電
されないので警報装置23は作動しない。
【0032】また同時に、配線42を経て常開接点リレ
ー20にも通電し常開接点リレー20の常開接点を閉じ
るが、同接点に繋がっている配線33には電流が流れて
いないので、常開接点リレー20は何ら作動していな
い。
【0033】次に、作業車両1の後退時に、操作レバー
17で昇降切換弁18を下げ位置Dに操作すると、エン
ジンEで駆動される油圧ポンプ13からの圧油は、油路
131−昇降切換弁18の下げ位置D−油路182を経
てリフトアーム用油圧シリンダー7に入り、リフトアー
ム用油圧シリンダー7の伸縮によりリフトアーム(作業
アーム)5を下げるとともにバケット(作業用アタッチ
メント)8を下げる。
【0034】しかしながら、リフトアーム用油圧シリン
ダー7によりリフトアーム(作業アーム)5を所定の下
げ位置以下に下げられて図6に示す状態、すなわち、後
進時においてリフトアーム(作業アーム)5を下げる場
合の第1注意段階であるリフトアーム(作業アーム)5
に取付けた稍扇状の板体(検出手段)29に設けた第1
切欠き孔30と、トラックフレーム27に支持された支
持部材28に取付けられた近接センサ(検出手段)22
の位置とが、合致すると、該板体(検出手段)29と近
接センサ(検出手段)22とは近接していない状態とな
るので、近接センサーのスイッチ221はオフとなる。
【0035】すると、電源24−配線43−近接センサ
(検出手段)22のスイッチ221(オフ状態)−配線
35−常閉接点リレー21の通電が遮断されるので、常
閉接点リレー21の励磁時には、オフとなっていた常閉
接点リレー21の常閉接点がオンとなり、電源24−配
線32−前後進切換スイッチ19のR位置−配線37を
経て常閉接点リレー21の常閉接点−警報装置23への
配線38に至る電流が流れ、警報装置23が作動する。
【0036】更に、リフトアーム(作業アーム)5を下
げて近接センサ(検出手段)22が、図6の板体(検出
手段)29に設けた第1切欠き孔30と第2切欠き孔3
1との間に位置すると、該板体(検出手段)29と近接
センサ(検出手段)22とは近接する状態となるので、
近接センサ(検出手段)22のスイッチ221は、オン
となる。
【0037】すると、電源24−配線43−近接センサ
(検出手段)22のスイッチ221−配線35を経て常
閉接点リレー21を通電し、常閉接点リレー21の常閉
接点を開き、電源24−配線32−前後進切換スイッチ
19のR位置−配線37を経て常閉接点リレー21の常
閉接点に至る電流は流れず、したがって、常閉接点リレ
ー21の常閉接点から警報装置23への配線38に通電
されないので警報装置23は作動しない。また同時に、
配線42を経て常開接点リレー20にも通電し常開接点
を閉じるが、同接点に繋がっている配線33には電流が
流れていないので、常開接点リレー20は何ら作動して
いない。
【0038】また、リフトアーム(作業アーム)5を下
げて近接センサ(検出手段)22が、図6の板体(検出
手段)29に設けた第2切欠き孔31の位置に合致する
と、該板体(検出手段)29と近接センサ(検出手段)
22とは近接していない状態となるので、近接センサ
(検出手段)22のスイッチ221は、オフとなる。
【0039】すると、電源24−配線43−近接センサ
(検出手段)22のスイッチ221(オフ状態)−配線
35−常閉接点リレー21の通電が遮断されるので、常
閉接点リレー21の励磁時には、オフとなっていた常閉
接点リレー21の常閉接点がオンとなり、電源24−配
線32−前後進切換スイッチ19のR位置−配線37を
経て常閉接点リレー21の常閉接点−警報装置23への
配線38に至る電流が流れ、警報装置23が作動する。
【0040】このように、リフトアーム(作業アーム)
5を作業車両1の後退時に下げていくと、警報装置23
が第一次警報段階、第二次警報段階と二段階で発せられ
るので、それぞれの警報作動時に、オペレータは注意を
喚起され、バケット(作業用アタッチメント)8が地面
に衝突する以前に操作レバー17を操作して昇降切換弁
18を下げ位置Dから停止位置Nに切換えればよく、例
えオペレータが後進時などでバケット(作業用アタッチ
メント)8を目視できないような状況下においても、バ
ケットのリフトアーム(作業アーム)を所要高さ以下に
下げ過ぎて地面にバケットが衝突する以前に、安全で且
つ確実にバケットが停止位置に近づいたことをオペレー
タに知らせることができ、オペレータの大きな負担を取
り除くことができる。
【0041】なお、警報装置23は、ブザーによる警報
音の発声、記録再生による発声、表示灯の点灯による発
光、操作レバーや座席に組込れた振動体による振動等に
よるいずれの手段でもよく、また、それらの併用による
ものでも良い。
【0042】
【発明の効果】本発明の作業車両の警報装置は、オペレ
ータにとって大きな負担となっている作業車両の後進し
つつバケットの下げ操作を行うと云った作業時におい
て、オペレータが作業具であるバケットの位置を目視し
ていなくとも、後方をみながら作業車両の後進操作にの
み注意力を払えばよく、バケットのリフトアームを所要
高さ以下に下げ過ぎて地面にバケットが衝突する以前
に、安全で且つ確実にバケットを停止させるべき位置に
近づいたことをオペレータに知らせ、オペレータの大き
な負担を軽減すると云う効果を奏する。また、従来の自
動停止装置と異なり、バケットの停止を強制的に行うこ
とがないので、オペレータが過度のショックを受けるこ
とがないと云う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業車両の警報装置を装備した作業車
両の側面図、
【図2】作業車両による掘削積込方式の一例を示す図、
【図3】本発明の警報装置の回路図、
【図4】リフトアーム取付フレームに設けられたセンサ
スイッチとリフトアームとの係合関係を示す要部拡大
図、
【図5】リフトアームを上げ過ぎて、センサスイッチと
板体(検出手段)が離れた状態を示す図、
【図6】リフトアームを下げ過ぎて、センサスイッチと
板体(検出手段)が離れた状態を示す図。
【符号の説明】
1 作業車両、 2 車体フレーム、3 ホイール、4
リフトアーム取付けフレーム、 5 リフトアーム
(作業アーム)、6 軸、 7 リフトアーム用油圧シ
リンダー、8 バケット(作業用アタッチメント)、
81 バケットのエッジ、9 バケットリンク、 10
バケット用油圧シリンダ、T ダンプトラック、 E
エンジン、 11 可変容量型油圧ポンプ、12 油
圧ポンプ、 13 油圧ポンプ、 14 走行用油圧モ
ータ、15 減速機、 16 前後進切換弁、 17
操作レバー、18 昇降切換弁、 19 前後進切換ス
イッチ、 20 常開接点リレー、21 常閉接点リレ
ー、 22 近接センサ(検出手段)、221 近接セ
ンサのスイッチ、 23 警報装置、 24 電源、2
5 スイッチ、 27 トラックフレーム、 28 支
持部材、29 板体(検出手段)、 30 第1切欠き
孔、 31 第2切欠き孔、32、33、34、35、
36、37、38、39、40、41、42、43、4
4、45 配線、111、112 油路、 121、1
22 油路、 131、132 油路、161、162
油路、 163 油圧シリンダー、164、165
ソレノイド、 183、184 ソレノイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削積込式の作業車両の前方に昇降可能
    で、先端に作業用アタッチメントを備えた作業アームを
    設けた作業車両において、前記作業車両の前進・後進を
    指示する前後進切換スイッチと、警報装置と、前記作業
    アームの先端における走行姿勢時の位置と地上との間に
    設定した設定位置を検出する検出手段と、前記前後進切
    換スイッチの後進位置信号と前記検出手段による検出結
    果に基づいて前記警報装置を作動させるリレーとを備え
    たことを特徴とする作業車両の警報装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20090099604A (ko) * 2008-03-18 2009-09-23 볼보 컨스트럭션 이키프먼트 홀딩 스웨덴 에이비 휠타입 건설장비의 경고음 제어장치
JP2016217087A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 日立建機株式会社 建設機械
KR102618232B1 (ko) * 2022-07-21 2023-12-27 양지숙 포크레인 작업 현장 안전 확보 장치

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